JP2006211195A - スピーカ装置 - Google Patents

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JP2006211195A
JP2006211195A JP2005019414A JP2005019414A JP2006211195A JP 2006211195 A JP2006211195 A JP 2006211195A JP 2005019414 A JP2005019414 A JP 2005019414A JP 2005019414 A JP2005019414 A JP 2005019414A JP 2006211195 A JP2006211195 A JP 2006211195A
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bass reflex
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elastic body
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JP2005019414A
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Kiyoshi Yamagishi
清 山岸
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明はスピーカ装置の音質向上に関するものであり、特に小型バスレフボックスにおけるエアーノイズの低減を目的とするものである。
【解決手段】本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットが装着されたボックス1と、上記ボックスに固定されたバスレフポート部2と、上記バスレフポート部2の開口部に設けられた通気性のある弾性体3と、上記弾性体中央部にバスレフポート部と平行に設けられた開口4により構成されるものである。
これにより、バスレフ効果を保ちながら、小型バスレフボックスにおける小径バスレフポート部が発生するエアーノイズの低減が図れるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は音響機器に用いられる小型バスレフボックスを用いたスピーカ装置の特性、音質の改善に関するものである。
バスレフボックスは低温を増強しようとするスピーカシステムに有効で、広く使われている。従来の技術を図3および図4により説明する。図3は従来のバスレフボックスの断面図である。同図によると、6はスピーカユニット、7はバスレフポート部、8はボックス本体である。バスレフポート部7の空気速度は中心部で速く、ポート壁面では最終ゼロとなるため、壁面近くの空気はその粘性で摩擦を起こし、エアーノイズ(空気炸裂音)を発生する。特にボックス本体8が小型の場合、バスレフポート部7も小径となり、同じ空気量でも流速が増して摩擦が大きく、エアーノイズが無視できなくなる。この改善には、図4のごとくバスレフポート部11内に吸音材12を設けて制動するのが効果的である。
図4は他の従来のスピーカ装置の要部であるバスレフポート部の断面図であり、同図によると、10はボックス本体、11はバスレフポート部、12は線状材料による球状の吸音材、13はネットであり、吸音材12がバスレフポート部11の中を空気流と一緒に動くことによって、必要な低音は吸収せず、エアーノイズのみを低減することを狙ったものである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開昭63−2906949号公報
しかしながら、前述のような構成では、吸音材12自体がバスレフポート部11との間で新たな摩擦音を発生するとともに、長期間の使用で吸音材12の材料が抜けて痩せてしまい、吸音効果が低下するといった問題があった。
以上従来のような課題を解決するために、本発明のスピーカ装置はスピーカユニットが装着されたボックスと、上記ボックスに固定されたバスレフポート部と、上記バスレフポート部の開口部に設けられた通気性のある弾性体と、上記弾性体中央部にバスレフポート部と平行に設けられた開口により構成されるものである。
以上のように、本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットが装着されたボックスと、上記ボックスに固定されたバスレフポート部と、上記バスレフポート部の開口部に設けられた通気性のある弾性体と、上記弾性体中央部にバスレフポート部と平行に設けられた開口により構成することで、小径のバスレフポート部においても、バスレフ効果を保ちながら、エアーノイズを効果的に低減することができる。これによって、小型バスレフボックスによるスピーカ装置の実用価値が大きく上がるものである。
本発明のスピーカの一実施の形態について、図1および図2により説明する。
(実施の形態1)
図1により本発明のスピーカ装置の一実施の形態について説明する。図1は本発明のスピーカの一実施の形態の要部であるバスレフポート部の断面図であり、主に請求項1について説明するものである。同図において1はボックス本体、2はバスレフポート部、3は通気性を持つ弾性体で、連続気泡のスポンジ等が考えられる。4は弾性体3にバスレフポート部と平行に設けられた開口である。上記構成により、バスレフポート部2の中心部では、速度の速い空気が開口4を通して流れ、バスレフ効果を保つ。バスレフポート部2の内壁近くでは、弾性体3の適度な抵抗が、空気の速度変化を緩やかなものとするため、壁面と空気との摩擦が低下してエアーノイズが減少する。また、発生したエアーノイズも、弾性体3が微振動してエネルギーを吸収するため、耳に付き易い高周波成分が低減される。通常バスレフポート部出口付近では、気圧の急激な変化で空気が乱れるため、エアーノイズ発生が特に激しい。従って、弾性体3は本図のように、バスレフポート部出口部分に設けることが一番効果的である。本実施形態において、開口4の大きさや、弾性体3の通気度はどちらも、大き過ぎるとエアーノイズ低減効果が小さく、小さ過ぎるとバスレフ効果が不足する。また、弾性体3の長さも、短過ぎるとエアーノイズ低減効果が小さく、長過ぎるとバスレフ効果が低い。従って、これらを最適値に設定することが重要である。なお、弾性体3を設けることで、バスレフポート部2の動作は、実際の寸法より短いものとなるため、補正が必要な場合がある。
(実施の形態2)
本発明のスピーカ装置の他の実施の形態を図2の要部であるバスレフポート部分の断面図により説明する。なお、実施の形態1と同一部分は同一番号を付し、説明を省略する。同図における実施の形態1との相違点は、バスレフポート部5の開口面積を長さ方向に徐変させたことである。このように開口部をラッパ状に開くことで、空気流の乱れを抑えてエアーノイズを低減することが従来知られている。実施の形態2は、実施の形態1にバスレフポート部5を組合せることで、エアーノイズ低減をより図ったものである。
以上のように、本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットが装着されたボックスと、上記ボックスに固定されたバスレフポート部と、上記バスレフポート部の開口部に設けられた通気性のある弾性体と、上記弾性体中央にバスレフポート部と平行に設けられた開口により構成することで、小径のバスレフポート部においても、バスレフ効果を保ちながら、エアーノイズを効果的に低減することができる。これによって、小型バスレフボックスによるスピーカ装置の実用価値が大きく上がるものである。
本発明のスピーカ装置の一実施の形態における要部であるバスレフポート部の断面図 同他の実施の形態における要部であるバスレフポート部の断面図 従来のバスレフボックスの断面図 同他のバスレフボックスの要部であるバスレフポート部の断面図
符号の説明
1 ボックス本体
2 バスレフポート部
3 弾性体
4 開口
5 バスレフポート部

Claims (2)

  1. スピーカユニットが装着されたボックスと、前記ボックスに固定されたバスレフポート部と、前記バスレフポート部の開口部に設けられた通気性のある弾性体と、前記弾性体中央部にバスレフポート部と平行に設けられた開口により構成されるスピーカ装置。
  2. バスレフポート部の開口面積が長さ方向に徐変した請求項1記載のスピーカ装置。
JP2005019414A 2005-01-27 2005-01-27 スピーカ装置 Pending JP2006211195A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156619A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Audio Technica Corp スピーカ用エンクロージャおよびスピーカシステム
US11290796B2 (en) 2019-10-14 2022-03-29 Sharp Kabushiki Kaisha Speaker device and display device
WO2022102360A1 (ja) * 2020-11-13 2022-05-19 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 音響装置

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