JP2006209984A - 避雷針装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】支柱2と該支柱の上端部に配置された避雷突針4と避雷部材C1とを有する避雷針装置Cにおいて、避雷部材を、リング状ロッド9と傾斜ロッド10と直線状水平ロッド11とにより構成するとともに、直線状水平ロッドを、リング状ロッドの外側に突出させるように構成したものである。
【効果】避雷部材を大きく設計変更せずに、直線状水平ロッドを長くするだけで、落雷等の雷サージの受雷範囲を大きくすることができ、従って、被保護体であるアンテナの保護範囲を、容易に拡大することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、落雷等の雷サージ等から、人体や建造物を含む設備機器等を保護するための避雷針装置に関するものである。
落雷等の雷サージから、人体や設備機器等を保護するために、設備機器等の設置箇所に避雷針装置が設けられている。特に、所定以上の高さを有する建造物には、建築基準法により、避雷針装置の設置が義務付けられている。このような避雷針装置の一例が、特許文献1に記載されている。特に、特許文献1には、携帯電話、自動車電話、ページャ等の無線通信端末のための中継基地局として、アンテナが配置されていることが開示されており、また、中継基地局は、支持体等により地上より高所にアンテナが設置されており、このアンテナより高い位置には、避雷突針からなる避雷針装置が配置されている。そして、この避雷針装置が、雷サージを受雷することで、雷サージからアンテナを保護している。
特開平11−168311号公報
しかしながら、従来の避雷針装置において、避雷針の設計手法に基づく避雷針装置を構築しても、雷サージによる被保護体の損傷が生じるという問題があった。このことは、従来の避雷針の設計手法が保護角法による手法、即ち、所定の角度以内の保護範囲に設置された被保護体は保護されるという設計手法に、検討を加える必要が生じた。
そして、近年、この避雷針装置の従来から用いられた保護角法では、必ずしも、被保護体であるアンテナの保護を満足することができないということが判り、対策の検討が上がっていた。その結果、避雷針装置の設計手法として、新たに回転球体法を採用するようになってきた。
図8に示すように、保護角法による設計手法により配設された避雷針装置100では、被保護体であるアンテナ101は、保護角法に基づいて引かれた、避雷突針102の先端から所定の角度θで延在する保護限界線L1、L1’の下方に位置し、従って、被保護体であるアンテナ101は保護範囲内にあり、雷サージから保護されることになる。
一方、新たに採用された設計手法である回転球体法においては、被保護体であるアンテナ101は、回転球体法に基づいて引かれた保護限界線L2、L2’の保護範囲外にあり、従って、被保護体であるアンテナ101を、雷サージから保護できない恐れがある。このため、保護対策として、避雷針装置100の高さ、即ち、設計を変更して避雷突針102を高い位置に設置して、被保護体であるアンテナ101を、保護限界線L2、L2’の保護範囲内に入るようにすることが必要である。しかしながら、既設の避雷針装置100の避雷突針102を高くすることは、避雷突針102の長さが長尺となることであり、避雷突針102の長尺化に伴って、気候上の問題や耐震性等を考慮する必要があり、結果的には、避雷針装置100の大形化を惹起することになる。また、避雷針装置100を支えている鉄塔等の支持体103の設計変更、即ち、建替えを必要とすることもあり、莫大な時間と費用が掛かることになる。試算によると、避雷突針102の長さを10m近くも高くする必要がある場合もあることが判明し、既存の支持体103では、避雷針装置100を変更し設置することが事実上不可能であるという問題があった。
更に、避雷針装置100の新規設置において、新設計手法である回転球体法に基づく保護限界線L2、L2’の保護範囲内に被保護体であるアンテナ101を設置するには、従来の避雷突針102からなる避雷針装置100では、避雷突針102の高さを、従来の高さより、更に高い位置に設置する必要があり、従って、支持体103を高くし、また、気候条件、地震対策等の設計を考慮すると、避雷針装置100の新規設置には、長時間の建設時間と莫大な建設費がかかるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の避雷針装置が有する問題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、支柱と該支柱の上端部に配置された避雷突針と避雷部材とを有する避雷針装置において、第1には、避雷部材を、リング状ロッドと傾斜ロッドと直線状水平ロッドとにより構成するとともに、直線状水平ロッドを、リング状ロッドの外側に突出させるように構成したものであり、第2には、直線状水平ロッドを、伸縮自在に構成したものである。
避雷部材を、リング状ロッドと傾斜ロッドと直線状水平ロッドとにより構成したので、新たに採用された設計手法である回転球体法に、避雷針装置の大形化や支持体の建替え等の大規模な変更を加えることなく、対応することができる。
また、避雷部材を構成する直線状水平ロッドを、リング状ロッドの外側に突出させるように構成したので、避雷部材を大きく設計変更せずに、直線状水平ロッドを長くするだけで、落雷等の雷サージの受雷範囲を大きくすることができ、従って、被保護体であるアンテナの保護範囲を、容易に拡大することができる。
避雷部材を構成する直線状水平ロッドを、その長さが、適宜、調整できるように伸縮自在に構成したので、雷サージの受雷範囲を、任意に設定することができ、従って、被保護体であるアンテナの保護の設定範囲を、確実に、且つ、容易に設定変更することができるとともに、直線状水平ロッドの運搬や保管等が容易になり、更には、直線状水平ロッドの設置作業の作業性が向上する。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本発明に限定されるものではない。
図1において、1は、鉄塔等の支持体であり、支持体1は、大地に、直接、建立されているか、或いは、建物の上に建立されている。2は、高絶縁性の絶縁体3を介して、支持体1の上端部に設置された支柱であり、支柱2の上端部には、避雷突針4が取り付けられている。C1は、後述する避雷部材であり、5は、支柱2と大地とを接続する引下げ線であり、ケーブル等の絶縁線路からなり、支持体1から絶縁されて大地に接地接続されている。
6は、被保護体であるアンテナであって、アンテナ6は、取付具7を介して、支持体1の上端部に1個以上が取り付けられているとともに、避雷部材C1の下方に取り付けられており、雷サージから保護されるように配置されている。8は、引下げ線5を、支持体1に固定するための締結バンドである。なお、支持体1には、適宜、工事用のプラットフォームを取り付けることもできる。
なお、図1において、アンテナ6を挟んで左右に位置する点線は、回転球体法における雷サージの保護範囲(JISA4201 建築物等の雷保護の保護レベル)の限界を示す保護限界線L2、L2’であり、被保護体であるアンテナ6が、点線で示された保護限界線L2(図1において右側に位置する)の左側及び保護限界線L2’(図1において左側に位置する)の右側に配置されていれば、避雷部材C1が受雷して、アンテナ6が雷サージから保護されることを示している。また、アンテナ6を挟んで左右に位置する一点鎖線は、後述する避雷部材C1の直線状水平ロッド部を、リング状ロッドの外側方向に飛び出して設置した場合における雷サージの保護範囲の限界を示す保護限界線L3、L3’である。
本発明の避雷針装置Cは、主として、上述した支柱2と避雷突針4と避雷部材C1等とから構成されている。
図2に示されているように、支柱2は、管状の下部支柱部2aと管状の上部支柱部2bとを有しており、下部支柱部2aの上端には、下部支柱側連結フランジ2cが固着されており、また、上部支柱部2bの下端には、下部支柱側連結フランジ2cと略同一形状の上部支柱側連結フランジ2dが固着されている。下部支柱側連結フランジ2cに穿設されたボルト孔2c1及び上部支柱側連結フランジ2dに穿設されたボルト孔2d1に、ボルトBを挿入し、ボルトBに、ナットNを螺合させることにより、下部支柱部2aと上部支柱部2bとが連結されるように構成されている。なお、2eは、上部支柱部2bと上部支柱側連結フランジ2dとにより形成される隅部に取着された補強板である。
2fは、下部支柱側連結フランジ2cより外径の大きな直線状水平ロッド用取付フランジであり、直線状水平ロッド用取付フランジ2fは、下部支柱側連結フランジ2cと一体的に、下部支柱部2aの上端に固着されている。また、直線状水平ロッド用取付フランジ2fには、外周に沿って等間隔に、適当数(本実施例においては、8個)のボルト孔2f1が穿設されている。更に、2gは、下部支柱部2aの下端に固着された下端連結フランジであり、下端連結フランジ2gが、絶縁体3を介して、支持体1に取着されるように構成されている。なお、2hは、下部支柱部2aと下端連結フランジ2gとにより形成される隅部に取着された補強板である。
2iは、上部支柱部2bの上端に固着された上端連結フランジであり、4aは、避雷突針4の下端に固着された避雷突針連結用フランジであり、上端連結フランジ2iと避雷突針連結用フランジ4aとは、同一形状に形成されている。避雷突針連結用フランジ4aには、ボルト孔4a1が穿設されており、同様に、上端連結フランジ2iにも、図示されていないボルト孔が穿設されている。
次に、図2〜図7を用いて、避雷部材C1の構成部材について説明する。
9は、避雷部材C1を構成するリング状ロッドであり、リング状ロッド9は、管状体からなる弧状水平ロッドを、複数本の連結することにより、リング状に形成されている。弧状水平ロッドの端部同士を鑞付けしたり、溶接したり、或いは、弧状水平ロッドの小径な外径を有する一方の端部を、該一方の端部の外径より大きな内径のもう一方の端部に嵌入することにより、複数の弧状水平ロッドを連結して、リング状ロッド9を形成することができる。
10は、避雷部材C1を構成する傾斜ロッドであり、傾斜ロッド10は、管状体からなる直線状のロッド本体10aと、ロッド本体10aの一端に固着されているとともに、ロッド本体10aの軸線に対して、所定の角度傾斜した板状の上部連結片10bと、ロッド本体10aの他端に固着されているとともに、ロッド本体10aの軸線に沿って形成された板状の下部連結片10cとから構成されている。また、上部連結片10bには、適当数(本実施例においては、1個)のボルト孔10b1が穿設されているとともに、下部連結片10cには、複数個(本実施例においては、2個)のボルト孔10c1が穿設されている。
11は、避雷部材C1を構成する、複数の直線状の管状体を、カメラの三脚の伸縮自在な望遠鏡のように、入れ子式に連結した直線状水平ロッドであり、直線状水平ロッド11は、1本の取付けロッド部11aと1本以上(本実施例においては、2本)の嵌合ロッド部11bとから構成されている。取付けロッド部11aは、その一端に、板状の連結片11a1が取着されており、連結片11a1には、適当数(本実施例においては、2個)のボルト孔11a2が穿設されている。また、所定の嵌合ロッド部11bの一端は、取付けロッド部11aの連結片11a1が形成されていない他端に、出し入れ自在に嵌合連結されており、また、他の嵌合ロッド部11bの一端は、取付けロッド部11aの他端に嵌合連結されていない上記嵌合ロッド部11bの他端に、出し入れ自在に嵌合連結されている。このように、一本の取付けロッド部11aに、1本以上の嵌合ロッド部11bを、入れ子式に連結することにより、直線状水平ロッド11は伸縮自在に構成されている。
次に、避雷部材C1を構成するリング状ロッド9、傾斜ロッド10及び直線状水平ロッド11の支柱2に取着された直線状水平ロッド用取付フランジ2fや上端連結フランジ2iへの取り付け等について説明する。
先ず最初に、図4を用いて、上述した取り付けに使用されるU字状ボルトM及び取付け基板Pについて説明する。
U字状ボルトMは、湾曲部m1aを有するU字状基部m1を有しており、U字状基部m1の両先端部には、それぞれネジ部m2が形成されている。また、U字状基部m1の湾曲部m1aには、リング状ロッド9が嵌合可能なように構成されている。
取付け基板Pは、略方形状の金属板等により形成されており、取付け基板Pの4つの辺p1付近には、各辺p1に沿って、上述したU字状ボルトMのU字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2が挿入可能な一対の透孔p2が穿設されている。従って、取付け基板Pには、取付け基板Pの各辺p1に沿って、2個ずつ、合計8個の透孔p2が穿設されている。
上部支柱部2bの上端に固着された上端連結フランジ2iの上に、避雷突針4の下端に固着された避雷突針連結用フランジ4aを載置し、また、上端連結フランジ2iの下に、傾斜ロッド10の上部連結片10bを配置するとともに、傾斜ロッド10の上部連結片10bに穿設されているボルト孔10b1と、上部支柱部2bの上端に固着された上端連結フランジ2iに穿設された図示されていないボルト孔と、避雷突針4の下端に固着された避雷突針連結用フランジ4aに穿設されたボルト孔4a1とに、ボルトBを挿入し、ボルトBに、ナットNを螺合させることにより、上部支柱部2bの上端に、避雷突針4を取り付けるとともに、上端連結フランジ2iに、傾斜ロッド10の上端側連結片10bを連結する。このようにして、複数本(本実施例においては、4本)の傾斜ロッド10の上端側連結片10bを、平面的に見て略等間隔に、上端連結フランジ2iに取り付ける。
次いで、U字状ボルトMのU字状基部m1の湾曲部m1aに、リング状ロッド9を嵌合するとともに、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2を、傾斜ロッド10の下部連結片10cに穿設されたボルト孔10c1に挿入し、その後、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2に、ナットNを螺合させることにより、U字状ボルトMを介して、リング状ロッド9に、傾斜ロッド10の下部連結片10cを取り付ける。このようにして、上部支柱部2bの上端に固着された上端連結フランジ2iとリング状ロッド9との間に、傾斜ロッド10が架橋されることになる。
上述したようにして、複数本の傾斜ロッド10を、上端連結フランジ2iとリング状ロッド9との間に架橋することにより、傾斜ロッド10の下端部に、水平状にリング状ロッド9が取り付けられるように構成されている。本実施例には、平面的に見て略等間隔に配設された4本の傾斜ロッド10により、U字状ボルトMを介して、リング状ロッド9が、平面的に見て略等間隔の4箇所において支持されている例が示されている。
次いで、図4に示されているように、リング状ロッド9の適当な個所、例えば、リング状ロッド9の周方向に沿って隣接する傾斜ロッド10の略中央に位置するリング状ロッド9の上に、取付け基板Pを配置する。また、リング状ロッド9の下方に、U字状ボルトMを配置するとともに、U字状ボルトMを上昇させて、U字状ボルトMのU字状基部m1の湾曲部m1aに、リング状ロッド9を嵌合するとともに、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2を、取付け基板Pの1つの辺p1に沿って穿設された一対の透孔p2に挿入し、その後、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2に、ナットNを螺合させることにより、リング状ロッド9に取付け基板Pを取り付ける。同様にして、もう一つのU字状ボルトMのU字状基部m1の湾曲部m1aに、リング状ロッド9を嵌合するとともに、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2を、上記取付け基板Pの1つの辺p1と相対する辺p1に沿って穿設された一対の透孔p2にも挿入し、その後、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2に、ナットNを螺合させることにより、リング状ロッド9に取付け基板Pを取り付ける。このように、2個のU字状ボルトMを用いて、リング状ロッド9に取付け基板Pを取り付ける。
次いで、図2に示されているように、直線状水平ロッド11を構成する取付けロッド部11aの一端に形成された連結片11a1を、直線状水平ロッド用取付フランジ2fの下方に配置するとともに、上記取付けロッド部11aの連結片11a1に穿設されたボルト孔11a2及び直線状水平ロッド用取付フランジ2fに穿設されたボルト孔2f1に、ボルトBを挿入し、ボルトBに、ナットNを螺合させることにより、直線状水平ロッド用取付フランジ2fに、直線状水平ロッド11を構成する取付けロッド部11aの一端を取り付ける。
次いで、直線状水平ロッド11を構成する取付けロッド部11aの他端部を、リング状ロッド9に取り付けられた取付け基板Pを載置するとともに、リング状ロッド9の上方に、U字状ボルトMを配置するとともに、U字状ボルトMをを下降させて、U字状ボルトMのU字状基部m1の湾曲部m1aに、リング状ロッド9を嵌合するとともに、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2を、取付け基板Pの1つの辺p1に沿って穿設された一対の透孔p2に挿入し、その後、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2に、ナットNを螺合させることにより、リング状ロッド9に取着されている取付け基板Pに、直線状水平ロッド11を構成する取付けロッド部11aの他端を取り付ける。同様にして、もう一つのU字状ボルトMのU字状基部m1の湾曲部m1aに、リング状ロッド9を嵌合するとともに、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2を、上記取付け基板Pの1つの辺p1と相対する辺p1に沿って穿設された一対の透孔p2にも挿入し、その後、U字状基部m1の両先端部に形成されたネジ部m2に、ナットNを螺合させることにより、リング状ロッド9に取着されている取付け基板Pに、直線状水平ロッド11を構成する取付けロッド部11aの他端部を取り付ける。このように、図6に示されているように、2個のU字状ボルトMを用いて、直線状水平ロッド11を構成する取付けロッド部11aの他端部を、リング状ロッド9に取着されている取付け基板Pに取り付ける。
本実施例には、リング状ロッド9の周方向に隣接する傾斜ロッド10の略中央に位置するリング状ロッド9に、平面的に見て等間隔に4枚の取付け基板Pが取り付けられ、4枚の取付け基板Pに、それぞれ、1本ずつ、合計4本の直線状水平ロッド11が取り付けられている例が示されている。傾斜ロッド10や直線状水平ロッド11は、この数に限定されるものではなく、適宜、適当数の傾斜ロッド10や直線状水平ロッド11を配設することができる。
上述したように、避雷部材C1は、1個のリング状ロッド9と適当数の傾斜ロッド10と適当数の直線状水平ロッド11により構成されており、避雷部材C1を、上述したように、その先端に避雷突針4が取着された支柱2に取り付けることにより、避雷針装置Cが構成されており、支柱2は、高絶縁性の絶縁体3を介して、支持体1の上端部に設置されるとともに、支柱2には、大地に接地された引下げ線5が接続されることになる。
上述した避雷部材C1を構成する直線状水平ロッド11は、伸縮自在に構成されているので、取付けロッド部11aからの嵌合ロッド部11bの引き出し長さ及び/又は一方の嵌合ロッド部11bからの他方の嵌合ロッド部11bの引き出し長さ、適宜、調整することにより、適宜、受雷範囲を調整することができるように構成されている。
また、避雷部材C1を構成するリング状ロッド9の径を小さくすることにより、避雷部材C1を小型化することができるとともに、直線状水平ロッド11の取付けロッド部11aからの嵌合ロッド部11bの引き出し長さ及び/又は一方の嵌合ロッド部11bからの他方の嵌合ロッド部11bの引き出し長さを長くすることにより、同一範囲の受雷の場合における、避雷部材C1を小型化することができる。
上述したように、支柱2を囲むように、リング状ロッド9と傾斜ロッド10と直線状水平ロッド11とからなる略傘状の避雷部材C1を配設することにより、新たに採用された設計手法である回転球体法に、避雷針装置Cの大形化や支持体1の建替え等の大規模な変更を加えることなく対応することができる。また、新規の避雷針装置Cの建設においても、従来の設計が同様に生かされ、従来の支持体の高さで避雷針装置Cを設置することができ、従って、安価に、且つ、短時間に、避雷針装置Cを設置することができる。
また、避雷針装置Cを、避雷突針4と避雷部材C1とにより構成したので、受雷範囲を拡大することができ、従って、被保護体であるアンテナ6を確実に保護することができ、避雷針装置Cの信頼性を向上することができる。
更に、直線状水平ロッド11を伸縮自在に構成したので、直線状水平ロッド11を取付けロッド部11aの長さまで短くすることができ、従って、直線状水平ロッド11の運搬や持ち運びや保管が便利になる。
なお、上述した実施例においては、直線状水平ロッド11を伸縮自在に構成し、直線状水平ロッド11を構成する嵌合ロッド部11bを、リング状ロッド9の外側に飛び出して配置した例が示されているが、直線状水平ロッド11を伸縮自在に構成することなく、その先端が、リング状ロッド9の外側に位置するように構成することもできる。このように構成することにより、直線状水平ロッド11を伸縮自在に構成する場合に比べて、直線状水平ロッド11の製造コストを低減することができ、ひいては、避雷針装置Cの設置コストを低減化することができる。
図1は、本発明の避雷針装置等の全体正面図である。 図2は、本発明の避雷針装置を構成する避雷部材の分解斜視図である。 図3は、本発明の避雷針装置を構成する避雷部材の部分拡大分解斜視図である。 図4は、同じく、本発明の避雷針装置を構成する避雷部材の部分拡大分解斜視図である。 図5は、同じく、本発明の避雷針装置を構成する避雷部材の部分拡大分解斜視図である。 図6は、本発明の避雷針装置を構成する避雷部材の部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の避雷針装置を構成する避雷部材の斜視図である。 図8は、避雷針装置の設計手法に対する保護範囲を説明するための避雷針装置の正面図である。
符号の説明
C・・・・・・・・・・避雷針装置
C1・・・・・・・・・避雷部材
P・・・・・・・・・・取付け基板
1・・・・・・・・・・支持体
2・・・・・・・・・・支柱
3・・・・・・・・・・絶縁体
4・・・・・・・・・・避雷突針
9・・・・・・・・・・リング状ロッド
10・・・・・・・・・傾斜ロッド
11・・・・・・・・・直線状水平ロッド



Claims (2)

  1. 支柱と該支柱の上端部に配置された避雷突針と避雷部材とを有する避雷針装置において、前記避雷部材を、リング状ロッドと傾斜ロッドと直線状水平ロッドとにより構成するとともに、前記直線状水平ロッドが、前記リング状ロッドの外側に突出するように構成されていることを特徴とする避雷針装置。
  2. 上記直線状水平ロッドが、伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の避雷針装置。
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