JP2006209910A - 光ディスク記録再生装置の非点収差量検出方法および非点収差補正方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置の非点収差量検出方法および非点収差補正方法 Download PDF

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【課題】 光学式ピックアップに組み込まれているレーザーダイオードから照射されるレーザー光にて信号の記録動作を行う光ディスク記録再生装置の非点収差量検出方法を提供する。
【解決手段】 フォーカスサーボのデフォーカス値を変更する毎に光ディスクに記録されている長さの異なるピットを再生して得られるRF信号のレベルを比較することによって信号トラック方向のスポット径である第1スポット径を検出するとともにトラッキングサーボを不動作状態にさせた状態において、光ディスクから得られる再生信号のRF信号のレベルを比較することによって信号トラックに対して直角方向のスポット径である第2スポット径を検出し、第1スポット径が最小となるデフォーカス値である第1デフォーカス値と第2スポット径が最小となるデフォーカス値である第2デフォーカス値の差に基づいて非点収差量を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学式ピックアップに組み込まれているレーザーダイオードから照射されるレーザー光にて光ディスクに信号の記録動作を行う光ディスク記録再生装置の非点収差量検出方法及び非点収差補正方法に関する。
レーザーダイオードから照射されるレーザー光によって光ディスクへの信号の記録動作を行う光ディスク記録再生装置が普及している。光ディスク記録再生装置としては、CDと呼ばれる光ディスクを使用するものやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般的である。
光ディスクへの信号の記録動作は、レーザー光にてピットを光ディスクに設けられているトラック上に形成することによって行われるが、斯かるピットの長さは、CDディスクでは、3T、4T…11Tと規定され、DVDディスクでは、3T、4T…14Tと規定されている。
そして、光ディスクへの記録動作は、レーザーダイオードに記録信号に対応した駆動パルス、即ち図3に示すようなパルス信号を供給することによって行われるが、斯かる駆動パルスの間隔等は、光ディスクの記録特性に応じて設定されている記録ストラテジに基いて設定される。
斯かる記録ストラテジは、光学式ピックアップより照射されるレーザー光のスポットの形状が真円やトラックの接線方向、即ちタンジェンシャル方向の径が一定であるとして設定されている。しかしながら、レーザー光のスポットの方向は、一定ではなく光学式ピックアップ毎に相違するので、最適な記録動作が行われることにはならない。
斯かる点を改良するためにレーザー光のスポット方向を光ディスク上のトラックに対して調整する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、光ディスクへの信号の記録動作を正確に行うためには、レーザーダイオードから照射されるレーザー光を信号面に合焦させる必要があり、斯かる合焦動作を行うためにフォーカスオフセット信号のレベルを設定する技術が開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
そして、光学式ピックアップでは、光学式ピックアップに組み込まれている光学部品の精度、組み立て誤差及び光軸のズレによって非点収差と呼ばれる収差が発生し、この非点収差に起因してレーザー光のスポット形状が変化するという特性がある。この非点収差による影響が大の場合には、光ディスクの記録再生動作に悪影響があるという問題がある。斯かる問題を解決するために非点収差を補正する機能が組み込まれた光学式ピックアップに関する技術が開発されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平8−63777号公報 特開2004−119013号公報 特開2000−40249号公報
特許文献1に記載されている技術は、光学式ピックアップの製造時に正確に調整する必要があるため、製造コストの高騰を招くという問題がある。また、このように調整された光学式ピックアップを使用しても光ディスク記録再生装置へ組み込まれた場合においては、取付位置のズレやフォーカス制御動作に伴うスポット形状の変化によりトラックに対するスポット形状との関係を一定にすることは困難である。
このように光ディスク上のトラックとレーザー光のスポット形状との関係が一定でないため、光ディスクの記録特性に合わせて前もって設定されている記録ストラテジでは、該光ディスクへの記録動作を最適な状態にて行うことが出来ないという問題がある。
また、特許文献3に記載されている技術は、非点収差を補正することが出来るものの収差量の検出を容易に行うことが出来ないという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る非点収差量検出方法及び非点収差補正方法を提供しようとするものである。
本発明は、フォーカスサーボのデフォーカス値を変更する毎に光ディスクに記録されている長さの異なるピットを再生して得られるRF信号のレベルを比較することによって信号トラック方向のスポット径である第1スポット径を検出するとともにトラッキングサーボを不動作状態にさせた状態において、光ディスクから得られる再生信号のRF信号のレベルを比較することによって信号トラックに対して直角方向のスポット径である第2スポット径を検出し、第1スポット径が最小となるデフォーカス値である第1デフォーカス値と第2スポット径が最小となるデフォーカス値である第2デフォーカス値の差に基づいて非点収差量を検出するように構成されている。
また、本発明は、フォーカスサーボのデフォーカス値を変更する毎に光ディスクに記録されている長さの異なるピットを再生して得られるRF信号のレベルを比較することによって信号トラック方向のスポット径である第1スポット径を検出するとともにトラッキングサーボを不動作状態にさせた状態において、光ディスクから得られる再生信号のRF信号のレベルを比較することによって信号トラックに対して直角方向のスポット径である第2スポット径を検出し、第1スポット径が最小となるデフォーカス値である第1デフォーカス値と第2スポット径が最小となるデフォーカス値である第2デフォーカス値の差に基づいて非点収差量を検出し、検出された非点収差量に応じた制御信号を光学式ピックアップに組み込まれている収差補正素子に供給することによって非点収差を補正するように構成されている。
本発明は、フォーカスサーボのデフォーカス値を変更する毎に光ディスクに記録されている長さの異なるピットを再生して得られるRF信号のレベルを比較することによって信号トラック方向のスポット径である第1スポット径を検出するとともにトラッキングサーボを不動作状態にさせた状態において、光ディスクから得られる再生信号のRF信号のレベルを比較することによって信号トラックに対して直角方向のスポット径である第2スポット径を検出し、第1スポット径が最小となるデフォーカス値である第1デフォーカス値と第2スポット径が最小となるデフォーカス値である第2デフォーカス値の差に基づいて非点収差量を検出するようにしたので、特別な収差検出手段を設ける必要がなく、コストの増加を招くことがないという利点を有している。
また、本発明は、第1スポット径を検出するために行うレベル比較動作を光ディスクに記録されている最短ピットと最長ピットを再生して得られるRF信号にて行うようにしたので、即ち比較するレベル差が最も大きくなるピットより得られるRF信号のレベルを比較するようにしたので、第1スポット径の検出動作を正確に行うことが出来る。
そして、本発明は、RF信号の最小レベルと最大レベルに基づいて第2スポット径を検出するようにしたので、第2スポット径の検出動作を正確に行うことが出来る。
また、本発明は、フォーカスサーボのデフォーカス値を変更する毎に光ディスクに記録されている長さの異なるピットを再生して得られるRF信号のレベルを比較することによって信号トラック方向のスポット径である第1スポット径を検出するとともにトラッキングサーボを不動作状態にさせた状態において、光ディスクから得られる再生信号のRF信号のレベルを比較することによって信号トラックに対して直角方向のスポット径である第2スポット径を検出し、第1スポット径が最小となるデフォーカス値である第1デフォーカス値と第2スポット径が最小となるデフォーカス値である第2デフォーカス値の差に基づいて非点収差量を検出し、検出された非点収差量に応じた制御信号を光学式ピックアップに組み込まれている収差補正素子に供給することによって非点収差を補正するようにしたので、光ディスク記録再生装置における信号の記録再生動作を正確に行うことが出来る。
そして、本発明は、デフォーカス値を第1デフォーカス値と第2デフォーカス値の中間値に設定した状態にて非点収差を補正するようにしたので、光ディスク記録再生装置における信号の記録再生動作を最適な状態にて行うことが出来る。
本発明は、レーザー光のスポット形状の変化を検出することによって非点収差量を検出するようにされている。
図1は、本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施例を示すブロック図であり、同図において、1はスピンドルモーター(図示せず)によって回転駆動される光ディスクであり、例えば線速度一定になるように回転制御されるように構成されている。
2はレーザー光を照射するレーザーダイオード3が組み込まれている光学式ピックアップであり、レーザーダイオード3から照射されるレーザー光を光ディスク1の信号面に合焦させる対物レンズ4、光ディスク1から反射されるレーザー光を受光し電気信号に変換する光検出器5、対物レンズ4を光ディスク1の径方向に変位させるトラッキングコイル6及び対物レンズ4を光ディスク1の信号面に対して垂直方向に変位させるフォーカシングコイル7が組み込まれている。
8は光学式ピックアップ2に組み込まれているとともに液晶パネル等に構成されている収差補正素子であり、特開2000−40249号公報に記載されているように液晶を制御することによって非点収差の補正を行うことが出来るように構成されている。
斯かる構成において、光学式ピックアップ2の本体は、ピックアップ送り用モーター(図示せず)によって光ディスク1の径方向に変位せしめられるように構成されている。斯かる駆動機構は周知の機構を利用すればよいので、その説明は省略する。
9は前記光検出器5から得られる電気信号が光信号として入力される光出力信号処理回
路であり、レーザー光の信号トラックに対するズレを示すトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成回路(図示せず)が組み込まれている。また、前記光出力信号処理回路9には、レーザー光の記録層に対するフォーカスのズレを示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー信号生成回路(図示せず)が組み込まれている。
そして、前記光出力信号処理回路9には光ディスク1に記録されている信号の再生信号を2値化した信号を生成する信号再生回路(図示せず)が組み込まれている。また、前記光出力信号処理回路9には光ディスク1から読み出される再生信号であるRF信号を出力するRF信号再生回路(図示せず)が組み込まれている。斯かる光出力信号処理回路9による各種信号の生成動作は周知の回路にて行われるので、その説明は省略する。
10は前記光出力信号処理回路9から出力されるトラッキングエラー信号が入力されるトラッキングサーボ回路であり、入力されるトラッキングエラー信号に基くトラッキングコイル駆動信号を前記トラッキングコイル6に供給することによってトラッキング制御動作を行うように構成されている。
11は前記光出力信号処理回路9によって生成されて出力されるフォーカスエラー信号が入力されるフォーカスサーボ回路であり、入力されるフォーカスエラー信号に基くフォーカシングコイル駆動信号を前記フォーカシングコイル7に供給することによってフォーカス制御動作を行うように構成されている。
前記フォーカスサーボ回路11からフォーカシングコイル7に供給されるフォーカシングコイル駆動信号は、対物レンズ4を光ディスク1の記録層に合焦させる位置である動作位置に変位させる直流電圧と光ディスク1の面振動に伴うフォーカスズレを補正するために対物レンズ4を高速で変位させる高周波信号とより構成されているが、斯かる信号は周知であるので説明は省略する。
12は前記光出力信号処理回路9内に設けられている2値化回路によって2値化された再生信号が入力されるとともにデジタル信号処理を行うデジタル信号処理回路であり、光ディスク1に記録されている同期信号、位置情報データ及び記録信号等の各種の信号を復調するように構成されている。13は光ディスク記録再生装置の各動作を制御するシステム制御回路であり、前記デジタル信号処理回路12より生成される同期信号を利用してスピンドルモーターによる光ディスク1の回転制御動作や再生信号及び記録信号の処理動作、そして外部に設けられているパーソナルコンピューター等のホスト機器との信号の送受信動作を制御するように構成されている。
斯かるシステム制御回路13は、マイクロコンピューターにて構成されており、内部に設けられているフラッシユROM等に記憶されているプログラムソフトに基いて各種の制御動作を行うように構成されている。
14は前記光出力信号処理回路9から出力されるRF信号が入力されるとともに該信号のレベルを検出するRF信号レベル検出回路であり、光ディスク1に記録されている最短ピット、例えば3Tの信号及び最長ピット、例えば14Tの信号より得られるRF信号等のレベルを検出するように構成されている。
斯かる3T信号及び14T信号を再生して得られるRF信号レベルを検出する動作は、デジタル信号処理回路12によって得られる信号から3Tの信号及び14Tの信号が認識されたとき、前記システム制御回路13から出力されるレベル検出制御信号に基づいて行うことが出来るように構成されている。
15は前記システム制御回路13によって動作が制御される第1レベルメモリー回路であり、前記RF信号レベル検出回路14によって検出される3Tに対応したRF信号のレベルL1が記憶されるように構成されている。16は前記システム制御回路13によって動作が制御される第2レベルメモリー回路であり、前記RF信号レベル検出回路14によって検出される14Tに対応したRF信号のレベルL2が記憶されるように構成されている。
前記システム制御回路13は、前記第1レベルメモリー回路15及び第2レベルメモリー回路16にRF信号のレベルL1及びL2が記憶されると、その比率RtをL2/L1から演算するように構成されている。
17は前記システム制御回路13によって動作が制御される最小レベルメモリー回路であり、前記RF信号レベル検出回路14によって検出される最小レベルL3が記憶されるように構成されている。18は前記システム制御回路13によって動作が制御される最大レベルメモリー回路であり、前記RF信号レベル検出回路14によって検出される最大レベルL4が記憶されるように構成されている。
前記システム制御回路13は、前記最小レベルメモリー回路17及び最大レベルメモリー回路18にRF信号のレベルL3及びL4が記憶されると、その比率RrをL4/L3から演算するように構成されている。
19はパーソナルコンピューター等から入力される記録信号やシステム制御回路13にて生成されるテスト信号が入力される信号記録用回路であり、光ディスク1の規格に合わせて記録信号をインターリーブ等のエンコード処理する作用を有している。斯かる信号記録用回路19によるエンコード処理は、周知であるのでその説明は省略する。
20は前記信号記録用回路19によってエンコード処理された記録信号が入力されるレーザー駆動信号生成回路であり、記録信号に対応して3T、4T…14Tのピットを形成するために適した駆動信号、即ち図3に示すようなパルス信号を生成するように構成されている。21は前記レーザー駆動信号生成回路20より生成出力される駆動信号に応じてレーザーダイオード3を駆動する信号を出力するレーザー駆動回路である。
22は前記システム制御回路13内に組み込まれているとともにデータの書き込み動作及び読み出し動作が制御されるべく接続されている第1スポット径データメモリー回路であり、前記RF信号レベル検出回路14によって検出された3T及び14Tのピットに対応して得られたRF信号のレベルL1及びL2に基いて演算される比率Rtの値に応じた信号トラック方向のスポット径、即ちタンジェンシャル方向のスポット径S1(図2)の値がテーブルデータとして記憶されている。
23は前記システム制御回路13内に組み込まれているとともにデータの書き込み動作及び読み出し動作が制御されるべく接続されている第2スポット径データメモリー回路であり、前記RF信号レベル検出回路14によって検出されたRF信号の最小レベルL3及び最大レベルL4に基いて演算される比率Rrの値に応じた信号トラックに対して直角方向のスポット径、即ちラジアル方向のスポット径S2(図2)の値がテーブルデータとして記憶されている。
24は前記フォーカスサーボ回路11からフォーカシングコイル7に供給する制御電圧であるデフォーカス値を設定するデフォーカス値設定回路であり、前記システム制御回路13による制御動作によって前記フォーカスサーボ回路11に設定するデフォーカス値の変更動作及び設定動作を行うように構成されている。
25は前記光学式ピックアップ2に組み込まれている収差補正素子8の動作を制御する収差補正素子制御回路であり、システム制御回路13から出力される制御信号に基づいて該収差補正素子8による収差補正動作を制御するように構成されている。
前記レーザー駆動信号生成回路20による記録パルス信号の生成動作は、後述する動作にて設定されるスポット径に応じて設定されている記録ストラテジに基づいて行われるように構成されている。即ち、レーザー駆動信号生成回路20からレーザー駆動回路21に供給される駆動信号は、図3に示すようなパルス信号であり、3Tのピットを形成する場合には、先頭パルスP1のみの信号、4Tのピットを形成する場合には、先頭パルスP1及びP2よりなる信号、そして5Tのピットを形成する場合には、先頭パルスP1、P2及びP3より成る駆動信号をレーザー駆動回路21に対して出力するように行われ、パルスP1、P2、P3の幅や各パルス間の間隔を記録ストラテジメモリー回路(図示せず)より得られるテーブルデータに基いて変更設定するように構成されている。
斯かる構成において、トラッキングサーボ回路10の動作不動作は、システム制御回路13によって選択制御可能に構成されており、後述するラジアル方向のスポット径を検出するために行われるRF信号のレベル検出動作は、トラッキングサーボ回路10を不動作状態にさせた状態にて行うように構成されている。
また、記録用の光ディスク1には、プリグルーブと呼ばれる溝が形成されており、このプリグルーブから得られるウォブル信号を復調して得られる同期信号や位置情報データに基いて光ディスク1の回転駆動動作や光学式ピックアップ2の変位動作等を制御するように構成されている。
そして、RF信号レベル検出回路14によるRF信号のレベル検出動作は、例えば光ディスク1の内周側にレーザー出力の設定動作を行うために設けられている試し書き領域に例えば3T及び14Tのテスト信号を記録し、その記録された信号を再生することによって行うように構成されている。
また、システム制御回路13によるデフォーカス値設定回路24に対する制御動作によってフォーカスサーボ回路11に対して設定されるデフォーカス値を段階的に変更することが出来るように構成されている。
以上に説明したように本発明に係る光ディスク記録再生装置は構成されているが、次に動作について説明する。光ディスク1に記録されている信号の再生動作を行う場合には、スピンドルモーターの回転制御動作が行われ、光ディスク1は所定の線速度一定の状態にて回転駆動されることになる。斯かる線速度を一定にするための制御動作は、光ディスク1から読み出される同期信号とシステム制御回路13により制御されるべく接続されている同期信号生成回路(図示せず)から生成される同期信号とを同期させることによって行われるが、斯かる動作は周知であるのでその説明は省略する。
光ディスク1に記録されている信号を再生するためにレーザー駆動回路21からレーザーダイオード3に供給される駆動信号は、再生動作を行うために必要なレーザー出力が得られる値になるように設定されている。前記レーザーダイオード3から照射されるレーザー光は、対物レンズ4によって集光されて光ディスク1の信号面に合焦されることになるが、斯かる合焦動作は、フォーカスサーボ回路11によるサーボ動作によって行われる。
前記フォーカスサーボ回路11によるフォーカス制御動作は、光ディスク1の信号面から反射されるレーザー光が照射される光検出器5より得られる信号を利用して行われる。
前記光検出器5より得られる信号は、光出力信号処理回路9に入力され、その信号に基いてフォーカスエラー信号が生成され、そのフォーカスエラー信号はフォーカスサーボ回路11に入力される。斯かるフォーカスエラー信号がフォーカスサーボ回路11に入力されると、該フォーカスサーボ回路11からフォーカシングコイル7に対してフォーカスエラー信号のレベルを小さくする方向に対物レンズ4を変位させる駆動信号が供給される。斯かる駆動信号がフォーカシングコイル7に供給される結果、レーザー光を光ディスク1の信号面に合焦させる動作、即ちフォーカス制御動作を行うことが出来る。
前述したようにフォーカス制御動作は行われるが、トラッキング制御動作も同様に行うことが出来る。即ち、レーザーダイオード3から照射されるレーザー光のスポットが光ディスク1上の信号トラックより外れると、その外れの大きさに対応したレベルのトラッキングエラー信号が光出力信号処理回路9から出力される。
斯かるトラッキングエラー信号がトラッキングサーボ回路10に入力されると、該トラッキングサーボ回路10からトラッキングコイル6に対してトラッキングエラー信号のレベルを小さくする方向に対物レンズ4を変位させる駆動信号が供給される。斯かる駆動信号がトラッキングコイル6に供給される結果、レーザー光を光ディスク1の信号面に設けられている信号トラックに追従させる動作、即ちトラッキング制御動作を行うことが出来る。
前述したフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作が行われる結果、光ディスク1の信号トラック上に記録されている信号の読み取り動作を行うことが出来る。光ディスク1の信号トラックには、長さの異なる複数のピットにより信号が記録されており、斯かるピットの長さに応じたRF信号が光出力信号処理回路9にて生成されるとともに2値化された信号が出力される。
前記光出力信号処理回路9より出力される2値化信号は、デジタル信号処理回路12に入力され、該デジタル信号処理回路12によって復調動作が行われる。前記デジタル信号処理回路12によって復調されたデータ信号は、システム制御回路13を介してパーソナルコンピューター等へ出力されることになる。
以上に説明したように本実施例における再生動作は行われるが、次に記録動作について説明する。記録動作時におけるスピンドルモーターによる光ディスク1の回転制御動作、トラッキングサーボ回路10によるトラッキング制御動作及びフォーカスサーボ回路11によるフォーカス制御動作は前述した再生動作時と同様に行われる。
パーソナルコンピューターより出力される記録信号は、信号記録用回路19に入力されるとともに該信号記録用回路19によってエンコード処理される。前記信号記録用回路19によってエンコード処理された記録信号は、レーザー駆動信号生成回路20に入力されるので、該レーザー駆動信号生成回路20は、入力される記録信号に応じた長さのピットを光ディスク1の信号トラックに形成するための駆動信号をレーザー駆動回路21に対して出力する。
斯かる場合にレーザー駆動回路21に供給される駆動信号のパルス波形は、記録ストラテジメモリー回路から選択されたストラテジデータに基いて生成されることになる。このようにして生成制御されたパルス波形の駆動信号がレーザー駆動回路21に供給されると、そのパルス波形に対応した駆動信号が該レーザー駆動回路21からレーザーダイオード3に対して供給される。
斯かる駆動信号がレーザーダイオード3に供給されると、該レーザーダイオード3から
パルスに応じたレーザー光が照射され、光ディスク1の信号トラックにピットが形成されることになる。斯かる動作によって形成されるピットの長さは、光ディスク1の信号規格に対応した3T、4T…14Tとなる。
以上に説明したように本実施例における再生及び記録動作は行われるが、次に本発明の要旨について説明する。
図2は、光ディスク1の信号トラックに形成されているピットPとレーザー光のスポットSとの関係を示すものである。図2(A)は、スポットSの形状が楕円であり、トラック方向に対して長径方向が直角にある場合、図2(B)は、スポットSの形状が楕円であり、トラック方向に対して長径方向が45度程度傾いた状態にある場合、図2(C)は、スポットSの形状が楕円であり、トラック方向と長径方向が一致している場合である。
光ディスク1にピットPを形成するために作用するレーザー光のスポットSは、図2において、ピットPと重なっている部分であり、各状態より明らかなようにピットPの長さ方向、即ちタンジェンシャル方向の長さである有効長が相違することになる。
また、光ディスク1に記録されている信号の読み出し動作を行う場合や該光ディスク1に信号を記録する場合には、光ディスク1に形成されているプリグルーブからウォブル信号を読み出す動作が行われるが、斯かる動作を行う場合のスポットSとしては、信号トラックに対して直角方向、即ち光ディスク1の径方向であるラジアル方向の長さが重要になる。
そして、斯かる構成において、フォーカスサーボのデフォーカス値を変化させるとスポットSの形状が変化する。即ち、図2において、信号トラック方向のスポット径S1と信号トラックに対して直角方向であるラジアル方向のスポット径S2の値、その比率及び楕円を構成する長径の方向が変化する。デフォーカス値を変化させることによってスポットSの形状等が変化する理由は、光学式ピックアップ2の光学系に非点収差が存在するからである。
本発明は、デフォーカス値を変更させたときにスポットSの形状等が変化することを利用して非点収差の大きさを検出し、また検出された非点収差量に応じて非点収差を補正するようにしたものである。
次に記録動作を行う場合における有効長を相違させる原因となるスポットSの形状を検出する動作について説明する。光ディスク1に設けられている試し書き領域にレーザー出力の調整時に記録されるテスト信号を再生する動作を行うと、前述したように光出力信号処理回路9からRF信号及び2値化信号が出力される。
前記光出力信号処理回路9から出力されるRF信号は、RF信号レベル検出回路14に入力された状態にあり、該RF信号レベル検出回路14は、入力されるRF信号のレベルを検出する動作を行う状態にある。また、斯かる状態にあるとき、前記光出力信号処理回路9から出力される2値化信号は、デジタル信号処理回路12に入力されるので、入力される信号の中から3T信号及び14T信号の検出動作を行うことが出来る。
3T信号が検出されると、システム制御回路13による制御動作が行われ、そのときRF信号レベル検出回路14にて検出されたRF信号のレベルL1を第1レベルメモリー回路15に記憶させる動作が行われる。同様に14T信号が検出されると、システム制御回路13による制御動作が行われ、そのときRF信号レベル検出回路14にて検出されたRF信号のレベルL2を第2レベルメモリー回路16に記憶させる動作が行われる。
前記第1レベルメモリー回路15へのレベルL1の記憶動作及び第2レベルメモリー回路16へのレベルL2の記憶動作が行われると、システム制御回路13による演算処理動作によってRF信号のレベル比RtがL2/L1にて求められる。
光出力信号処理回路9から出力されるRF信号のレベルは、最短ピット長である3T信号から得られるレベルL1が最も小さく、最長ピット長である14Tから得られるレベルL2が最も大きくなる。また、RF信号のレベルは、スポットSのピットPに対する有効長に対応して変化することになる。即ち、有効長の長さが短くなるほど大きな反射光の変化を得ることが出来るので、RF信号のレベルは大きくなる。
一方、ピットPの長さに対するスポットSの有効長の比率は、有効長の大きさに応じて変化するが、ピットの長さは、光ディスク1の記録規格によって規定されているので、3T及び14Tの長さは一定となる。その結果、3T及び14Tのピットから得られるRF信号のレベルは、スポットSの有効長によって変化することになるとともにその変化率も相違することになる。
スポットSの有効長の長さがSAの場合におけるL1の値をLA1、L2の値をLA2とすると、比率RAはLA2/LA1となり、スポットSの有効長の長さがSBの場合におけるL1の値をLB1、L2の値をLB2とすると、比率RBはLB2/LB1となる。そして、このようにして得られる比率RA及びRBは、スポットSの有効長の相違に伴って相違することになる。
従って、レベル比Rtと有効長との関係を前もって設定しておけば、ピットの長さが一定で3T及び14Tから得られるRF信号のレベルの比Rtが求められると、ピットに対するレーザー光のスポットSの有効長を検出することが出来る。また、光学式ピックアップ2におけるレーザー光のスポットSの形状は、光学式ピックアップ2の製造時に決定されているので、前記有効長を検出することによってレーザー光の信号トラックに対するスポットSの信号トラック方向のスポット径S1を第1スポット径データメモリー回路22に記憶されているテーブルデータから求めることが出来る。尚、斯かる第1スポット径データメモリー回路22に記憶されているテーブルデータは、RF信号のレベル比Rtとスポット径との関係を実験的に測定して得られたデータである。
次に、このRF信号のレベル比Rtとレーザー光の照射形状であるスポットSのタンジェンシャル方向のスポット長L、即ちラジアル方向のスポット径との関係について図4を参照して説明する。
図4はデフォーカス値、RF信号のレベル比である信号レベル比較値Rtとスポット長Lとの関係を示すものである。同図において、実線Tは、フォーカスサーボ回路11のデフォーカス値の変化に対するRF信号のレベル比Rtの変化を示し、実線Lは、フォーカスサーボ回路11のデフォーカス値の変化に対するスポット長Lの変化を示すものである。信号レベル比較値Rtとスポット長Lとの関係を実測した場合、信号レベル比較値Rtが最大のときスポット長Lが最小になるという関係にあり、その場合におけるデフォーカス値DTがデフォーカス値メモリ回路(図示せず)に記憶される。
以上に説明したようにスポットSの信号トラック方向のスポット径S1を検出する動作は行われるが、次にスポットSの信号トラックに対して直角方向のスポット径S2を検出する動作について説明する。
斯かる検出動作は、光ディスク1に設けられている試し書き領域にレーザー出力の調整
時に記録されているテスト信号を再生することにより行われるが、斯かる再生動作は、トラッキングサーボ回路10を不動作状態にさせた状態にて行われる。
光学式ピックアップ2の試し書き領域への移動動作は、周知のサーチと呼ばれる動作によって行うことが出来る。即ち、光ディスク1の信号トラックに記録されている位置情報を光学式ピックアップ2のトラックジャンプ動作を繰り返し行うことによって読み取り、該光学式ピックアップ2を所望のトラック、即ちテスト信号が記録されている位置に移動させることが出来る。
斯かる動作によって光学式ピックアップ2が所望の位置まで移動したことが認識されると、フォーカスサーボ回路11によるフォーカス制御動作を行った状態のままで、トラッキングサーボ回路10を不動作状態にする制御動作がシステム制御回路13によって行われる。斯かる状態にあるとき、光ディスク1の試し書き領域に記録されているテスト信号の読み出し動作が行われ、その読み出された信号であるRF信号が光出力信号処理回路9から出力される。
前記光出力信号処理回路9から出力されるRF信号は、RF信号レベル検出回路14に入力され、該RF信号レベル検出回路14によってそのレベルが検出される。トラッキングサーボ回路10が不動作状態にある状態では、レーザー光のスポットSの信号トラックに対する追従制御動作が行われないので、スポットSが光ディスク1の信号トラックに対して直角方向であるラジアル方向、即ち光ディスク1の径方向に大きく変位することになる。
スポットSが径方向に変位すると、トラック上にスポットSがある場合には大きなレベルのRF信号が得られ、トラック間にスポットSがある場合は、クロストーク分のみの小さなレベルのRF信号が得られるので、前記光出力信号処理回路9から出力されるRF信号のレベルが大きく変動することになる。前記光出力信号処理回路9から出力されるRF信号は、RF信号レベル検出回路14に入力され、該RF信号レベル検出回路14によってそのエンベロープのレベルが検出される。
この場合における前記RF信号レベル検出回路14によるレベル検出動作は、入力されるRF信号の最小レベルと最大レベルとを検出する動作を行っており、斯かる検出動作が所定時間行われると、その間に得られた最小レベルL3を最小レベルメモリー回路17に記憶させるとともに最大レベルL4を最大レベルメモリー回路18に記憶させる動作が行われる。
前記最小レベルメモリー回路17への最小レベルL3の記憶動作及び最大レベルメモリー回路18への最大レベルL4の記憶動作が行われると、システム制御回路13による演算処理動作によってRF信号のレベル比RrがL4/L3にて求められる。
光出力信号処理回路9から出力されるRF信号の最大レベルL4と最小レベルL3とのレベル比Rrの値は、スポットSのラジアル方向の長さであるスポット径S2が大きくなるに従って大きくなるという特性がある。従って、レーザー光の信号トラックに対するスポットSの信号トラックに対して直角方向であるラジアル方向のスポット径S2を第2スポット径データメモリー回路23に記憶されているレベル比Rrに対応して設定されているテーブルデータから求めることが出来る。尚、斯かる第2スポット径データメモリー回路23に記憶されているテーブルデータは、RF信号のレベル比Rrとスポット径S2との関係を実験的に測定して得られたデータである。
次に、このRF信号のレベル比Rrとレーザー光の照射形状であるスポットSのラジア
ル方向のスポット長L、即ちラジアル方向のスポット径との関係について図5を参照して説明する。
図5はデフォーカス値、RF信号のレベル比である信号レベル比較値Rrとスポット長Lとの関係を示すものである。同図において、実線Rは、フォーカスサーボ回路11のデフォーカス値の変化に対するRF信号のレベル比Rrの変化を示し、実線Lは、フォーカスサーボ回路11のデフォーカス値の変化に対するスポット長Lの変化を示すものである。
RF信号のレベル比Rrとスポット長Lとの関係を実測した場合、レベル比Rrが最大のときスポット長Lが最小になるという関係にあり、その場合におけるデフォーカス値DRがデフォーカス値メモリ回路(図示せず)に記憶される。
前述したように信号トラック方向のスポット径S1及び信号トラックに対して直角方向のスポット径S2の検出動作は行われるが、本発明では、斯かる検出動作をフォーカスサーボ回路11のデフォーカス値を変更させる毎に行うように構成されている。即ち、フォーカスサーボのデフォーカス値を変更させると、トラック上のスポットSの形状が変化する。
例えば、デフォーカス値を基準値に対して+15%から−15%まで変化させると、スポットSの形状が変化するが、デフォーカス値の値を基準値に対して、例えば3%ずつ段階的に変更しながら前述したスポット径S1及びS2の検出動作を行う。
フォーカスサーボのデフォーカス値を変更すると、スポットSの形状が変化するので、スポット径S1及びS2が変化し、デフォーカス値に対する信号レベル比較値Rt及びスポット長Lが図4に示すように変化するとともにデフォーカス値に対する信号レベル比較値Rr及びスポット長Lが図5に示すように変化する。
デフォーカス値を変更させることによって図4及び図5に示す特性図が得られるが、スポット長が最小となる場合のデフォーカス値DT及びDRを求めることが出来る。そして、このデフォーカス値DTとデフォーカス値DRとが一致している場合には、光学式ピックアップ2に非点収差は無く、その差が大きくなるに従って非点収差量が大きくなることが確かめられた。
従って、デフォーカス値DTとデフォーカス値DRの差に対応する非点収差量をテーブルデータとしてメモリー回路に記憶させておけば、光学式ピックアップ2に存在する非点収差量を検出することが出来る。
このようにして、光学式ピックアップ2に存在する非点収差量が検出されると、その収差量に応じた制御信号がシステム制御回路13から収差補正素子制御回路25に対して出力されることになる。斯かる制御信号は、デフォーカス値DTとデフォーカス値DRの差から非点収差の大きさを認識することが出来るとともにデフォーカス値DTとデフォーカス値DRの大小関係により収差の方向を認識することが出来るので、これらの非点収差を補正するために適した信号が収差補正素子制御回路25から収差補正素子8に対して出力されることになる。
前述したように収差補正素子制御回路25による収差補正素子8に対する制御動作は行われるが、斯かる補正動作をデフォーカス値設定回路24によって設定されるデフォーカス値をデフォーカス値DTとデフォーカス値DRとの中間値に設定した後に行うようにするとスポットの形状が中間の形状になるので、収差補正動作を容易に行うことが出来るこ
とになる。この場合には、収差補正素子制御回路25による収差補正素子8に対する制御動作は、中間値のデフォーカス値に基づいて補正するように構成されることになる。
前述したように非点収差の補正動作を行う結果、スポットSの形状を記録動作を行うために適した形状にすることが出来るので、斯かるスポット形状のレーザー光を使用して光ディスク1に信号を記録する場合に適したパルス波形のレーザー駆動信号をレーザー駆動信号生成回路20から生成させることが出来る。従って、光ディスク1への信号の記録動作を正確に行うことが出来る。
尚、本実施例では、光ディスク1に設けられている試し書き領域に記録されている信号を再生して得られるRF信号のレベルを検出するようにしたが、信号の記録領域に記録されている信号を再生して得られるRF信号のレベルを検出するようにすることも出来る。また、光ディスク1に記録されている最短ピットと最長ピットを再生して得られるRF信号のレベルを検出するようにしたが、その他のピットを利用することは勿論可能である。
また、試し書き領域に記録されている信号から得られるRF信号のレベルを検出する場合には、該試し書き領域に検出対象となる最短ピット及び最長ピットの信号のみを記録するようにすると、検出動作を容易に行うことが出来る。更に、斯かる検出対象となるピットの信号を繰り返し記録するようにすると、レベル検出動作を正確に行うことが可能となる。
本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施例を示すブロック回路図である。 光ディスクの信号トラックに形成されているピットとレーザー光のスポットとの関係を示す説明図である。 本発明の動作を説明するための信号波形図である。 本発明の動作を説明するための特性図である。 本発明の動作を説明するための特性図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 光学式ピックアップ
3 レーザーダイオード
5 光検出器
6 トラッキングコイル
7 フォーカシングコイル
8 収差補正素子
9 光出力信号処理回路
10 トラッキングサーボ回路
11 フォーカスサーボ回路
13 システム制御回路
14 RF信号レベル検出回路
15 第1レベルメモリー回路
16 第2レベルメモリー回路
17 最小レベルメモリー回路
18 最大レベルメモリー回路
19 信号記録用回路
20 レーザー駆動信号生成回路
21 レーザー駆動回路
22 第1スポット径データメモリー回路
23 第2スポット径データメモリー回路
24 デフォーカス値設定回路
25 収差補正素子制御回路

Claims (5)

  1. 光学式ピックアップから照射されるレーザー光により長さの異なる複数のピットを光ディスクに形成することによって光ディスクに信号を記録するように構成された光ディスク記録再生装置の非点収差量検出方法であり、フォーカスサーボのデフォーカス値を変更する毎に光ディスクに記録されている長さの異なるピットを再生して得られるRF信号のレベルを比較することによって信号トラック方向のスポット径である第1スポット径を検出するとともにトラッキングサーボを不動作状態にさせた状態において、光ディスクから得られる再生信号のRF信号のレベルを比較することによって信号トラックに対して直角方向のスポット径である第2スポット径を検出し、第1スポット径が最小となるデフォーカス値である第1デフォーカス値と第2スポット径が最小となるデフォーカス値である第2デフォーカス値の差に基づいて非点収差量を検出するようにしたことを特徴とする光ディスク記録再生装置の非点収差量検出方法。
  2. 第1スポット径を検出するために行うレベル比較動作を光ディスクに記録されている最短ピットと最長ピットを再生して得られるRF信号にて行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の非点収差量検出方法。
  3. 第2スポット径を検出するために行うレベル比較動作をRF信号の最小レベルと最大レベルとによって行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の非点収差量検出方法。
  4. 収差を補正する収差補正素子が組み込まれている光学式ピックアップを使用し、該光学式ピックアップから照射されるレーザー光により長さの異なる複数のピットを光ディスクに形成することによって光ディスクに信号を記録するように構成された光ディスク記録再生装置の非点収差補正方法であり、フォーカスサーボのデフォーカス値を変更する毎に光ディスクに記録されている長さの異なるピットを再生して得られるRF信号のレベルを比較することによって信号トラック方向のスポット径である第1スポット径を検出するとともにトラッキングサーボを不動作状態にさせた状態において、光ディスクから得られる再生信号のRF信号のレベルを比較することによって信号トラックに対して直角方向のスポット径である第2スポット径を検出し、第1スポット径が最小となるデフォーカス値である第1デフォーカス値と第2スポット径が最小となるデフォーカス値である第2デフォーカス値の差に基づいて非点収差量を検出し、検出された非点収差量に応じた制御信号を収差補正素子に供給することによって非点収差を補正するようにしたことを特徴とする光ディスク記録再生装置の非点収差補正方法。
  5. デフォーカス値を第1デフォーカス値と第2デフォーカス値の中間値に設定した状態にて非点収差を補正するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の非点収差補正方法。
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