JP2006208975A - 転写装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写装置側フレームを高剛性化・高精度化することなく、転写ベルトと感光体ドラムとのニップを感光体ドラムの軸線方向に沿って一定にできる転写装置を提供する。
【解決手段】転写前ローラ22の両軸端部30がそれぞれアーム25によって回動可能に支持され、転写ローラ23の両軸端部38がそれぞれアーム25に対して独立して移動可能な軸受け部材40によって回動可能に支持され、アーム25が感光体ドラム2側にばね32で付勢されて位置決めされることにより、転写前ローラ22が感光体ドラム2に位置決めされ、また、軸受け部材40が感光体ドラム2側にばね46で付勢され位置決めされることにより、転写ローラ23が感光体ドラム2に対して位置決めされるため、転写ベルト11と感光体ドラム2とのニップを感光体ドラム2の軸線方向に沿って一定にすることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、感光体の表面に形成されたトナー像を転写ベルトに一次転写した後、転写ベルトに転写したトナー像を記録材に二次転写する転写装置、及びこの転写装置を備えたプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関するものである。
一般に、単一ドラム型のカラー画像形成装置は、画像情報に応じて感光体ドラムの表面に静電潜像が形成された後、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの現像部によって順次現像が行われ、その感光体ドラム表面に形成されたトナー像(カラー画像)が転写装置の転写ベルト表面に一次転写されて順次重ね合わされ、この転写ベルト表面に形成されたカラー画像が給紙トレイ等から給紙・搬送される記録材に二次転写され、この二次転写された記録材上のカラー画像が定着装置によって定着処理された後、記録材は排紙トレイ上に排出されるようになっている。
このような画像形成装置は、感光体ドラムの表面に転写ベルトが押圧され、感光体ドラムと転写ベルトが所定のニップ量で接するようになっているが、このニップ量が感光体ドラムの軸方向で均一でないと、転写ベルトの両端部に作用する摩擦力が不均衡な状態となり、転写ベルトの斜行、及び転写ベルトの斜行に起因する転写画像の歪みを生じる虞がある。
そこで、図6に示すような転写装置100が案出された。この図6に示す転写装置100は、転写装置側フレーム101にアーム102が回動可能に取り付けられ、このアーム102の先端に転写ローラ103が回動可能に支持されており、転写ローラ103がアーム102を介して図示しないばねによって感光体ドラム104側に付勢されるようになっており、この転写ローラ103と共に転写ベルト105を感光体ドラム2側に押圧するサポートローラ(転写前ローラ)106が転写装置側フレーム101に固定されるようになっている。そして、この従来の転写装置100は、感光体ドラム104に転写ローラ103を押し付けることにより、感光体ドラム104と転写ベルト105を低圧で接触させるように構成されている(特許文献1参照)。
特開2004−163503号公報
しかしながら、このような従来の転写装置100は、転写前ローラ106が転写装置側フレーム101に位置決めされているため、転写装置側フレーム101がねじれや歪みを生じているような場合、又は転写装置側フレーム101の寸法精度が低い場合に、転写前ローラ106と感光体ドラム104との間の寸法が転写前ローラ106の軸方向両端部側で異なり、転写ベルト105の通紙幅方向(回動方向に直交する方向であって、感光体ドラム104の軸線方向に沿った方向)の両端部側における感光体ドラム104との接触圧が異なってしまうことがあった。この結果、感光体ドラム104と転写ベルト105とのニップ圧が感光体ドラム104の軸線方向において不均一となってしまう。このような従来構造の転写装置100において、上記のような不具合を解消するためには、転写装置側フレーム101の剛性を高め、転写装置側フレーム101の寸法精度を高める必要がある。しかし、限られたスペース内に設置しなければならず、小型化・軽量化が求められる設計条件下でそのような対策を施すことは容易なことではない。
そこで、本発明は、転写装置側フレームを高剛性化・高精度化することなく、転写ベルトと感光体ドラムとのニップを感光体ドラムの軸線方向に沿って一定にできる転写装置、及びこの転写装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、感光体の表面に転写ベルトを複数のローラで押圧し、回転する感光体の表面に形成されたトナー像を回動する無端状の転写ベルトの表面に転写するようになっている転写装置であって、前記感光体が感光体側フレームに回動可能に支持され、前記転写ベルトが転写装置側フレームに回動可能に支持され、前記転写装置側フレームが前記感光体に対して所定位置に保持される転写装置に関するものである。この発明の転写装置において、前記複数のローラは、転写ローラと、この転写ローラよりも転写ベルトの回動方向上流側に位置する転写前ローラとからなっている。また、前記転写ローラと前記転写前ローラは、それぞれ独立した押圧部材によって前記転写ベルトを前記感光体側に向けて押圧するように付勢されている。また、前記転写ローラと前記転写前ローラは、前記感光体に対して位置決め手段によって位置決めされる。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る転写装置において、前記転写前ローラに特徴を有するものである。すなわち、前記転写前ローラの両軸端部は、前記転写装置側フレームの通紙幅方向両端部にそれぞれ回動可能に支持されたアームによって回動可能に支持されている。そして、前記アームは、前記転写前ローラを前記感光体に近づける方向にアーム側ばねで押圧されている。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る転写装置において、前記転写ローラに特徴を有するものである。すなわち、前記転写ローラの両軸端部は、前記感光体側方向にスライド移動できるように軸受け部材によって回動可能に支持されている。そして、前記軸受け部材は、前記転写ローラを前記感光体に近づける方向に軸受け側ばねで押圧されている。
請求項4の発明は、感光体の表面に形成されたトナー像が転写装置の転写ベルトに転写された後、前記転写装置の前記転写ベルトのトナー像が記録材に転写され、このトナー像が転写された記録材が定着装置で加熱・加圧されるようになっている画像形成装置に関するものである。そして、この発明に係る画像形成装置において、前記転写装置が前記請求項1乃至3の発明のいずれかの転写装置であることを特徴としている。
以上のように、本発明の転写装置によれば、転写前ローラの両軸端部がそれぞれアームによって回動可能に支持され、転写ローラの両軸端部がそれぞれアームに対して独立して移動可能な軸受け部材によって回動可能に支持され、アームが感光体側にアーム側ばねで付勢されて位置決めされることにより、転写前ローラが感光体に対して位置決めされ、また、軸受け部材が感光体側に軸受け側ばねで付勢され位置決めされることにより、転写ローラが感光体に対して位置決めされるため、転写装置側フレームを高剛性化・高精度化することなく、転写ベルトと感光体とのニップを感光体の軸線方向に沿って一定にすることができる。
また、本発明の転写装置を使用した画像形成装置は、感光体と転写ベルトとのニップを感光体の軸線方向に沿って一定にすることができるため、感光体の軸線方向に沿ったニップ幅の不均一に伴う転写ベルトの斜行を効果的に防止でき、転写ベルトの斜行に伴う転写画像の色ズレや画像の歪みという画質の低下を効果的に防止できる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。
(画像形成装置の概略構成)
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。この図において、ドラム状の感光体(以下、感光体ドラムと略称する)2は、その表面2aが帯電装置3によって一様に帯電された後、レーザーユニット等からなる描画装置4によって表面2aに静電潜像が形成され、次に、この静電潜像が形成された表面2aに現像装置5からトナーが供給され、表面2aの静電潜像がトナー像として可視化される。
現像装置5は、ロータリーラック6の回動方向(図1の矢印a方向)下流側に向かってブラック現像器5a、イエロー現像器5b、マゼンタ現像器5c、シアン現像器5dの順に周方向に等間隔で配置されている。そして、この現像装置5は、中心軸7の回りを回動するロータリーラック6が図示しない駆動装置によって図中時計回り方向(矢印a方向)に回動させられ、各現像器5a〜5dが感光体ドラム2に対向する現像位置8に順次移動させられ、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各トナーを順次感光体ドラム2の表面2aに供給し、各カラーのトナー像を感光体ドラム2の表面2aに順に形成するようになっている。なお、感光体ドラム2は、各カラー(K〜C)毎に一次転写が終了すると、その一次転写終了後にそれぞれ表面2aに残留するトナーがクリーニング装置9で除去されるようになっている。
感光体ドラム2の表面2aに形成された各色(K〜C)のトナー像が順に転写装置10の転写ベルト11上に重ねて一次転写される。この転写装置10の転写ベルト11の表面に各色のトナー像が重ねて一転写されると、転写ベルト11の表面にカラーのトナー像が形成されることなる。そして、この感光体ドラム2から転写ベルト11への一次転写が終了すると、一次転写の間は転写ベルト11から離間していた二次転写ローラ12が転写ベルト11に当接し、転写ベルト11と二次転写ローラ12との間(二次転写位置)に給紙部13から記録材(シート状のコピー用紙、プラスチックフィルム等)Pが送り込まれ、この記録材Pに転写ベルト11のカラーのトナー像が二次転写される。
カラーのトナー像が転写された記録材Pは、搬送路14に沿って定着装置15に搬送され、この定着装置15によって定着処理された後、搬送路16に沿って上方に搬送され、排紙ローラ17によって排紙トレイ18上に排出されるようになっている。
(転写装置)
定着装置10は、図1に示すように、無端状の転写ベルト11が駆動ローラ20とテンションローラ21に巻き掛けられており、感光体ドラム2に対向するように配置された転写前ローラ22と転写ローラ23とによって転写ベルト11を感光体ドラム2に押し付けるようになっている。
この図1において、転写前ローラ22は、一次転写位置よりも転写ベルト11の回動方向上流側に位置し、感光体ドラム2と所定の隙間をもって対向するように位置決めされる。この転写前ローラ22は、例えば、金属又は硬質樹脂材料で形成されている。
また、転写ローラ23は、転写前ローラ22よりも転写ベルト11の回動方向下流側に位置している。そして、この転写ローラ23は、感光体ドラム2に対して転写ベルト11を介して突き当てられるか、又は感光体ドラム2と所定の隙間をもって対向するように位置決めされる。転写ローラ23は、少なくとも表面側が導電性を有する軟質のウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等であり、例えば、スポンジ状であって転写前ローラ22に比較して容易に弾性変形する材料で形成されるか、又は、導電性の金属又は硬質樹脂材料(表面が金属同様、容易に弾性変形しない樹脂材料)で形成される。そして、この転写ローラには、所定の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。
ここで、転写ローラ23を転写ベルト11を介して感光体ドラム2に突き当てる場合には、転写ローラ23の少なくとも表面を軟質のゴム材料で形成した弾性ローラであることが好ましい。このように構成することにより、例えば感光体ドラム2がOPC感光体である場合であっても、感光体ドラム2の摩耗を抑え、長期間安定した画像形成が可能になる。
また、転写ローラ23を硬質の金属又は樹脂材料で形成する場合には、感光体ドラム2に対して所定の隙間をもって対向するように位置決めし、転写前ローラ22と転写ローラ23とで転写ベルト11のみを感光体ドラム2に所定のニップ幅で押圧することが好ましい。このように構成することにより、感光体ドラム2及び転写ローラ23の耐久性を損なうことなく、長期間安定した転写作業が行われる。
なお、転写ローラ23を転写ベルト11を介して感光体ドラム2に突き当てる場合には、転写ローラ23の両軸端部に転写ローラ23の外径寸法よりも小径の位置決めコロ(位置決め手段)24を嵌合し、この位置決めコロ24を感光体ドラム2の軸端部に転接させることにより、転写ローラ23と感光体ドラム2との間のニップ幅を一定にするようにしてもよい(図3、図4参照)。
また、転写ローラ23を感光体ドラム2に対して所定寸法だけ隙間をもって配置する場合には、転写ローラ23の両軸端部に転写ローラ23の外径寸法よりも大径の位置決めコロ(位置決め手段)24を嵌合し、この位置決めコロ24を感光体ドラム2の軸端部に転接させ、転写ローラ23を感光体ドラム2から所定寸法だけ離間した位置に配置するようにしてもよい。
転写ベルト11は、導電制御された単層構成ベルト又は積層構成ベルトを使用することができる。この転写ベルト11の材料としては、ポリイミド(PI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリーレンスルフィド(PAS)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、熱可塑性ポリイミド(TPI)等が用いられるが、耐熱性や機械的強度を考慮して、ポリイミドが多く用いられる。そのほか、転写ベルト11としては、フッ素系ベルトETFE、PVDFの単層構成ベルト、又は積層構成ベルトも使用可能である。また、各種エラストマーを用いた単層構成ベルト、又は積層構成ベルトを使用することも可能である。なお、本実施形態の転写ベルト11は、例えば、カーボンブラックを添加した厚さ80μmの樹脂ベルトを用い、表面抵抗率を表面側及び裏面側ともに1E+10Ω/□に調整し、静電的に画像の乱れを起こさずに転写できるように工夫してある。
図2乃至図4は、転写装置10の転写前ローラ22及び転写ローラ23の支持構造を説明するための図である。このうち、図2は、転写装置10の正面図である。また、図3は、転写装置10の転写前ローラ22及び転写ローラ23の支持構造を示す要部外観斜視図である。また、図4は、転写ベルト11を取り外して示す転写前ローラ22及び転写ローラ23の支持構造の外観斜視図である。
これらの図2乃至図4に示すように、転写装置10は、転写前ローラ22及び転写ローラ23の両端部を回動可能に支持するアーム25が転写装置側フレーム26の両側(通紙幅方向両端部であって、転写ベルトの回動方向に直交する方向の両側端部)にそれぞれ揺動可能に取り付けられている。
このアーム25は、合成樹脂材料で形成されており、一端側が支持軸27で転写装置側フレーム26に回動できるように支持され、アーム25の他端側に設けられた軸支持部28が転写前ローラ22の軸端部30を回動可能に支持するようになっている。また、このアーム25には、軸支持部28の下面31側を感光体ドラム2側に向けて(アーム25を時計回り方向に)付勢するばね32を収容するばね受け凹部33が形成されている。このばね受け凹部33に収容されるばね32は、駆動ローラ20とテンションローラ21に転写ベルト11が巻き掛けられた状態において、その一端(下端)が転写装置側フレーム26に支持され、その他端(上端)がアーム25の下面31側に当接し、転写ベルト11を感光体ドラム2側に向けて常時付勢するように圧縮された状態で収容されている。なお、アーム25及びばね32が、転写前ローラ22を感光体ドラム2側に押圧する押圧部材を構成している。
また、このアーム25の先端側下端には、転写装置側フレーム26に形成されたストッパ突起収容穴34に係合するストッパ突起35が一体形成されている。このアーム25のストッパ突起35は、アーム25から延びる脚部36と、この脚部36の先端に形成されたフック部37とからなり、脚部36を図2の右側方向に撓み変形させた状態で転写装置側フレーム26のストッパ突起収容穴34に差し込んだ後、脚部36を元の姿勢に弾性復帰させることにより、フック部37がストッパ突起収容穴34の下面側開口縁に引っ掛かり、アーム25の最大回動量が規制されるようになっている。
また、アーム25は、転写ローラ23の軸端部38を回動可能に支持する軸受け部材40が感光体ドラム2側に向かってスライド移動できるように、軸受け部材収容溝41が形成されている。この軸受け部材収容溝41は、図2に示すように、略L字形状になるように張り出し壁42が形成されており、この張り出し壁42の下面側に凹み43が形成され、この凹み43に軸受け部材40の抜け止め突起44のフック部45が係合し、その凹み43の端縁にフック部45が引っ掛かることにより、軸受け部材40が軸受け部材収容溝41の上方に抜け出てしまうのを防止している。そして、この軸受け部材収容溝41内には、軸受け部材40の下面側を感光体ドラム2側に向けて押圧するばね46が圧縮された状態で収容されるようになっている。なお、軸受け部材40及びばね46が、転写ローラ23を感光体ドラム2側に向けて押圧する押圧部材を構成している。
軸受け部材40は、図5に詳細を示すように、張り出し壁42の側面を両側から抱きかかえるように張り出し壁42に係合する一対のガイド突起47,47と、転写装置側フレーム25の側壁を両側から抱きかかえるように軸受け部材収容溝41の開口縁に係合する一対のガイド壁48,48とを備えており、上述した抜け止め突起44が一対のガイド突起47,47の基部50の下面側に突出形成されている。なお、一対のガイド突起47,47は張り出し壁42の側面に僅かな隙間をもって係合し、また、一対のガイド壁48,48はアーム25の側壁に僅かな隙間をもって係合し、軸受け部材40が軸受け部材収容溝41に沿って円滑にスライド移動できるようになっている。
ここで、軸受け部材40を軸受け部材収容溝41に係合するには、抜け止め突起44の板状の脚部51を撓み変形させ、フック部45の先端を軸受け部材収容溝41内のガイド面52に沿ってスライドさせ、フック部45の先端が凹み43に係合するまで軸受け部材40をばね46の力に抗して軸受け部材収容溝41の内部に(図2の上方から下方に向かって)押し込む。軸受け部材40が軸受け部材収容溝41の所定位置まで押し込まれると、抜け止め突起44の脚部51が元の姿勢に弾性復帰し、フック部45が凹み43にはまり込む。
以上のように構成されたアーム25は、ばね32によって常時時計回り方向(転写前ローラ22を感光体ドラム2に近づける方向)に回動付勢されており、転写前ローラ22が感光体ドラム2に対して最適の位置に達すると、転写前ローラ22の近傍上面53が感光体ドラム側フレーム54の位置決め部(例えば、感光体ドラム側フレームの位置決め突起)55にばね32の力で当接し、その位置にばね32の弾性力で保持される(図2参照)。その結果、転写前ローラ22は、感光体ドラム2に対して所定の位置に位置決めされる。なお、このように、転写前ローラ22が感光体ドラム2に対して所定の位置に位置決めされた状態において、ストッパ突起35のフック部37とストッパ突起収容穴34の下面側開口縁との間には隙間が生じるようになっており、ばね32の力でアーム25が感光体ドラム側フレーム54に確実に押し付けられて保持されるようになっている。なお、アーム25及び感光体ドラム側フレーム54が、転写前ローラ22の位置決め手段を構成している。
また、アーム25にスライド可能に取り付けられた軸受け部材40は、ばね46によって感光体ドラム2側に常時付勢されることになるが、転写ローラ23の軸端部に取り付けられた位置決めコロ24が感光体ドラム2の軸端部又は感光体ドラム側フレーム54の位置決め部56にばね46の力で突き当てられ、感光体ドラム2に対して所定の位置に位置決めされた状態で保持される(図2参照)。なお、このように、転写ローラ23が感光体ドラム2に対して所定の位置に位置決めされた状態において、抜け止め突起44のフック部45と凹み43の上面(張り出し壁42の下面)との間に隙間が生じるようになっており、軸受け部材40を介して作用するばね46の力で位置決めコロ24が感光体ドラム2の軸端部又は感光体ドラム側フレーム54の位置決め部56に確実に押し付けられて保持されるようになっている。
(本実施形態の作用・効果)
以上のように、本実施形態の転写装置10によれば、転写前ローラ22の両軸端部30がそれぞれアーム25によって回動可能に支持され、転写ローラ23の両軸端部38がそれぞれアーム25に対して独立して移動可能な軸受け部材40によって回動可能に支持され、アーム25が感光体ドラム2側にばね32で付勢されて位置決めされることにより、転写前ローラ22が感光体ドラム2に位置決めされ、また、軸受け部材40が感光体ドラム2側にばね46で付勢され位置決めされることにより、転写ローラ23が感光体ドラム2に対して位置決めされるため、転写装置側フレーム26を高剛性化・高精度化することなく、転写ベルト11と感光体ドラム2とのニップを感光体ドラム2の軸線方向に沿って一定にすることができる。
また、このような本実施形態の転写装置10を使用した画像形成装置1は、感光体ドラム2と転写ベルト11とのニップを感光体ドラム2の軸線方向に沿って一定にすることができるため、感光体ドラム2の軸線方向に沿ったニップ幅の不均一に伴う転写ベルト11の斜行を効果的に防止でき、転写ベルト11の斜行に伴う一次転写画像の色ズレや画像の歪みという画質の低下を効果的に防止できる。
(本実施形態の転写装置の変形例)
なお、上述の実施形態に係る転写装置10は、ばね32で回動付勢されたアーム25を感光体ドラム側フレーム54に突き当てて、アーム25を感光体ドラム2に対して位置決めするように構成されているが、転写前ローラ22の軸端に位置決めコロ(図示せず)を嵌合し、この位置決めコロを感光体ドラム側フレーム54に押し当てるか、又は感光体ドラム2に押し当てて、アーム25及び転写前ローラ22を感光体ドラム2に対して位置決めしてもよい。
また、上述の実施形態に係る転写装置10は、軸受け部材40をばね46で感光体ドラム2側に付勢し、その軸受け部材40に回動可能に支持された転写ローラ23の軸端部38に嵌合された位置決めコロ24を感光体ドラム2に押し付けて、転写ローラ23を感光体ドラム2に対して位置決めするように構成されているが、ばね46で付勢された軸受け部材40を感光体ドラム側フレーム54に押し当てて、軸受け部材40を感光体ドラム2に対して位置決めすると共に、転写ローラ23を感光体ドラム2に位置決めするようにしてもよい。
また、転写前ローラ22と転写ローラ23は、それぞれ転写装置側フレーム26に独立して取り付けられた押圧部材(ただし、上述の実施形態の押圧部材に限られない構成のもの)によって感光体ドラム2側に押圧されるものであってもよい。
この発明は、画像形成装置として、プリンタ、ファクシミリ、複写機、これらの複合機等に広く適用される。また、転写装置として、カラーの転写装置に限られず、モノクロの転写装置として使用することも可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る転写装置の正面図である。 本発明に係る転写装置の転写前ローラ及び転写ローラの支持構造を示す要部外観斜視図である。 本発明に係る転写装置の転写ベルトを取り外して示す転写前ローラ及び転写ローラの支持構造の外観斜視図である。 本発明の転写装置を構成する軸受け部材の外観斜視図である。 従来の転写装置の概略構成図である。
符号の説明
1……画像形成装置、2……感光体ドラム(感光体)、2a……表面、10……転写装置、11……転写ベルト、15……定着装置、22……転写前ローラ、23……転写ローラ、24……位置決めコロ、25……アーム、26……転写装置側フレーム、30……軸端部、32……ばね(アーム側ばね)、38……軸端部、40……軸受け部材、46……ばね(軸受け側ばね)、54……感光体ドラム側フレーム(感光体側フレーム)、P……記録材

Claims (4)

  1. 感光体の表面に転写ベルトを複数のローラで押圧し、回転する感光体の表面に形成されたトナー像を回動する無端状の転写ベルトの表面に転写するようになっており、
    前記感光体が感光体側フレームに回動可能に支持され、前記転写ベルトが転写装置側フレームに回動可能に支持され、前記転写装置側フレームが前記感光体に対して所定位置に保持される転写装置において、
    前記複数のローラは、転写ローラと、この転写ローラよりも転写ベルトの回動方向上流側に位置する転写前ローラとからなり、
    前記転写ローラと前記転写前ローラは、それぞれ独立した押圧部材によって前記転写ベルトを前記感光体側に向けて押圧するように付勢され、
    前記転写ローラと前記転写前ローラは、前記感光体に対して位置決め手段によって位置決めされることを特徴とする転写装置。
  2. 前記転写前ローラの両軸端部は、前記転写装置側フレームの通紙幅方向両端部にそれぞれ回動可能に支持されたアームによって回動可能に支持され、
    前記アームは、前記転写前ローラを前記感光体に近づける方向にアーム側ばねで押圧されていることを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
  3. 前記転写ローラの両軸端部は、前記感光体側方向に向かってスライド移動できるように軸受け部材によって回動可能に支持され、
    前記軸受け部材は、前記転写ローラを前記感光体に近づける方向に軸受け側ばねで押圧されていることを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
  4. 感光体の表面に形成されたトナー像が転写装置の転写ベルトに転写された後、前記転写装置の前記転写ベルトのトナー像が記録材に転写され、このトナー像が転写された記録材が定着装置で加熱・加圧されるようになっている画像形成装置において、
    前記転写装置が前記請求項1乃至3のいずれかの転写装置であることを特徴とする画像形勢装置。
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