JP2006208952A - 光スイッチ装置 - Google Patents

光スイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006208952A
JP2006208952A JP2005023426A JP2005023426A JP2006208952A JP 2006208952 A JP2006208952 A JP 2006208952A JP 2005023426 A JP2005023426 A JP 2005023426A JP 2005023426 A JP2005023426 A JP 2005023426A JP 2006208952 A JP2006208952 A JP 2006208952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
output
heating
input
branching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005023426A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ujiie
裕幸 氏家
Yoichi Itagaki
洋一 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2005023426A priority Critical patent/JP2006208952A/ja
Publication of JP2006208952A publication Critical patent/JP2006208952A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】導波路を加熱することにより導波路の光を分岐させる光スイッチ装置及び光スイッチ方法に関し、低消費電力で、確実に分岐が行える光スイッチ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、入力光を伝搬する入力導波路と、入力導波路からの光を伝搬する複数の出力導波路と、入力導波路と出力導波路との間に設けられ、入力導波路からの光を複数の出力導波路に入射する分岐導波路と、入力導波路及び出力導波路並びに分岐導波路を加熱する加熱手段とを有し、入力導波路及び出力導波路並びに分岐導波路を加熱手段により加熱することにより入力導波路の光を複数の出力導波路のうち所望の出力導波路に選択的に伝搬する光スイッチ装置であって、加熱手段は分岐導波路と複数の出力導波路との境界部分から出力導波路側に、複数の出力導波路に沿って配置されたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は光スイッチ装置、及び、光スイッチング方法に係り、特に、導波路を加熱することにより導波路の光を分岐させる光スイッチ装置及び光スイッチ方法に関する。
近年、ネットワークを光ファイバ化し、ユーザ宅まで引き込むFTTH(fiber to the home)構想が具象化されつつある。FTTHでは、各所で光分岐などを行うための光通信用モジュールが使用されている。FTTHの進展に伴って、光通信用モジュールの需要も増大傾向にある。光通信用モジュールとして用いられる光デバイスとして熱光学式光スイッチがある。
熱光学式光スイッチは、分岐した導波路上に薄膜ヒータを配置した構成とされており、一方の導波路をその上部に配置された薄膜ヒータにより加熱することにより、熱光学効果によって分岐した一方の導波路のコア部の屈折率を他方の導波路のコア部の屈折率に比べて低下させることにより光路の切換を行う光デバイスである(特許文献1〜4参照)。
特開2000−241838号公報 特開2001−290181号公報 特開2003−5232号公報 特開2000−241774号公報
しかるに、従来の熱光学式光分岐スイッチでは、確実にスイッチングを行わせるために、薄膜ヒータの長さを必要以上に長く設定していたため、消費電力が大きくなるなどの問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、低消費電力で、確実に分岐が行える光スイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明は、入力光を伝搬する入力導波路(121)と、入力導波路(121)からの光を伝搬する複数の出力導波路(123、124)と、入力導波路(121)と出力導波路(123、124)との間に設けられ、入力導波路(121)からの光を複数の出力導波路(123、124)に入射する分岐導波路(122)と、入力導波路(121)及び出力導波路(123、124)並びに分岐導波路(122)を加熱する加熱手段(125、126)とを有し、入力導波路(121)及び出力導波路(123、124)並びに分岐導波路(122)を加熱手段(125、126)により加熱することにより入力導波路(121)の光を複数の出力導波路(123、124)のうち所望の出力導波路(123、124)に選択的に伝搬する光スイッチ装置であって、加熱手段(125、126)は分岐導波路(122)と複数の出力導波路(123、124)との境界部分から出力導波路(123、124)側に、複数の出力導波路(123、124)に沿って配置されたことを特徴とする。
加熱手段(125、126)は、複数の出力導波路(123、124)の各々に、複数の出力導波路(123、124)に沿って300〜800μmの長さに形成されていることを特徴とする。
また、加熱手段(125、126)は、薄膜ヒータから構成されたことを特徴とする。薄膜ヒータは、幅が20μm程度であることを特徴とする。
なお、上記参照符号はあくまでも請求の範囲の理解を容易にするためのものであり、これによって請求の範囲が限定されるものではない。
本発明によれば、加熱手段を分岐導波路と複数の出力導波路との境界部分から出力導波路側、すなわち、導波路の分岐以降に、複数の出力導波路に沿って配置し、導波路を加熱することにより、効率良く、かつ、確実にスイッチングを行うことができ、低消費電力で、確実に分岐が行えるようになる。
図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は光学素子101の平面図、図3は光学素子101の平面図、図4は光学素子101の模式図、図5は光学素子101の要部の断面図を示す。
本実施例の光スイッチ装置100は、熱光学式光スイッチである光学素子101及びその両端に結合されたファイバアレイ部102、103から構成されている。
光学素子101は、図5に示すように基板111、コア部112、クラッド部113、加熱部114から構成されている。基板111は、例えば、シリコン基板から構成されている。
コア部112は、例えば、フッ素化ポリイミドなどの透明樹脂から構成されており、例えば、ポリアミド酸などの層をスピンコート法などにより形成した後、加熱処理することでイミド化させることにより形成される。なお、コア部112は、断面形状が光ファイバの直径程度、例えば、一辺が略5μm程度となるように形成されている。
クラッド部113は、コア部112と同様に、フッ素化ポリイミドなどの透明樹脂から構成されており、下部クラッド層113a及び上部クラッド層113bから構成されており、コア部112を囲むように形成されている。
このとき、コア部112、及び、クラッド部113は、クラッド部113の屈折率をn1、コア部112の屈折率をn2としたとき、
n1<n2
となるように構成樹脂の成分調整が行われている。屈折率n1、n2は、例えば、n1=1.525、n2=1.531に設定される。コア部112とクラッド部113との屈折率の違いによって、コア部112が導波路として作用する。
光学素子101に形成される導波路は、入力導波路121、分岐導波路122、第1の出力導波路123、第2の出力導波路124から構成されている。なお、光学素子101には、上部クラッド層113b上に第1のヒータ125、第2の126を搭載した構成とされている。
入力導波路121は、一端にファイバアレイ部102により光ファイバ131が結合されており、入力光が供給される。入力導波路121の一端に供給された光は、入力導波路121の他端に供給される。入力導波路121の他端は、分岐導波路122の一端に結合されている。入力導波路121は、一端に供給された入力光を他端に配置された分岐導波路122に伝搬する。
分岐導波路122は、一端が入力導波路121の他端に結合されており、他端が第1の出力導波路123の一端及び第2の出力導波路124の一端に結合されている。分岐導波路122は、入力導波路121の他端から供給された光を第1の出力導波路123及び第2の出力導波路124の一端に分配する。
第1の出力導波路123は、一端が分岐導波路122の他端に接続され、他端がファイバアレイ部103を介して光ファイバ132に結合されており、分岐導波路122から供給された光を光ファイバ132に供給する。第2の出力導波路124は、一端が分岐導波路122の他端に接続され、他端がファイバアレイ部103を介して光ファイバ133に結合されており、分岐導波路122から供給された光を光ファイバ133に供給する。
第1のヒータ125は、ニクロム系、クロム系の金属を成膜した薄膜ヒータから構成されており、分岐導波路122と第1の出力導波路123及び第2の出力導波路124との境界部分から第1の出力導波路123側、すなわち、導波路の分岐以降に、第1の出力導波路123に沿って、略500μmの長さに亘って、略20μmの幅で配置され、第1の導波路123を加熱する。
なお、膜厚は、100nm程度である。第1のヒータ125の両端は、接続パッド141、142に接続されている。また、第1のヒータ125と第1の出力導光路123とは、最短距離が略10μm以上となるように設定されている。
第2のヒータ126は、ニクロム系、クロム系の金属を成膜した薄膜ヒータから構成されており、分岐導波路122と第1の出力導波路123及び第2の出力導波路124との境界部分から第2の出力導波路124側、すなわち、導波路の分岐以降に、第2の出力導波路124に沿って、略500μmの長さに亘って、略20μmの幅で配置され、第2の導波路124を加熱する。
なお、膜厚は、100nm程度である。第2のヒータ126の両端は、接続パッド151、152に接続されている。また、第2のヒータ126と第2の出力導光路124とは、最短距離が略10μm以上となるように設定されている。
〔作用〕
図6は第1及び第2ヒータ125、126の加熱位置に対するスイッチング特性の関係を説明するための図を示す。図6(A)は加熱領域を示す図、図6(B)は加熱領域に対する第1の出力導波路123と第2の出力導波路124の光強度を示す図である。なお、図6(B)において白地は加熱側の導波路、斜線は非加熱側の導波路の光強度を示している。
入力導波路121は、4000μmに亘って形成されている。加熱領域WG1、WG2、WG3は入力導波路121に沿った領域である。分岐導波路122は500μmに亘って形成されている。加熱領域WG4は分岐導波路122に沿った領域である。
第1及び第2の出力導波路123、124は、入力直線部123a、124a、S字曲線部123b、124b、出力直線部123c、124cとから構成されている。入力直線部123a、124aは、導波路の分岐以降、500μmに亘って形成されている。また、S字曲線部123b、124bは3500μmに亘って形成されている。さらに、出力直線部123c、124cは1500μmに亘って形成されている。
加熱領域WG5は、入力直線部123a、124aに沿った領域である。加熱領域WG6はS字曲線部123b、124bに沿った領域である。加熱領域WG7は、出力直線部123c、124cに沿った領域である。
図6(B)に示すように加熱領域WG5のみを加熱した場合には、(1)加熱領域WG4及び加熱領域WG5、(2)加熱領域WG5及び加熱領域WG6、(3)加熱領域WG3及び加熱領域WG4並びに加熱領域WG5、(4)加熱領域WG4及び加熱領域WG5並びに加熱領域WG6、(5)加熱領域WG2及び加熱領域WG3及び加熱領域WG4並びに加熱領域WG5、(6)加熱領域WG3及び加熱領域WG4及び加熱領域WG5並びに加熱領域WG6、(7)加熱領域WG2及び加熱領域WG3及び加熱領域WG4及び加熱領域WG5並びに加熱領域WG6を加熱した場合と同等のスイッチング特性を得ることができる。
一方、図7は第1及び第2のヒータ125、126の長さをパラメータとしたときの消費電力に対する消光比の関係を示す図である。なお、このとき、第1及び第2のヒータ125、126は図6(A)において加熱領域WG5から加熱領域WG7への方向に500μm、1500μm、2000μmと延長した場合の消費電力に対する消光比を測定したものである。
図7に示すように第1及び第2のヒータ125、126の長さが2000μmと、消費電力360mW程度まで大きくしなければ、所望の消光比20dBを得ることはできない。一方、第1及び第2のヒータ125、126の長さを1500μmにした場合には、所望の消光比20dBを得るのに必要な消費電力は300mW程度で済み。第1及び第2のヒータ125、126の長さを500μmとした場合には、所望の消光比20dBを得るのに必要な消費電力は170mW程度で済む。なお、第1及び第2のヒータ125、126の長さを300μm程度未満にした場合には、図7に破線で示すようにピーク値の消費電力は低下するものの、消光比も低下してしまい、所望の消光比20dBを得ることはできなくなる。
このように、第1及び第2のヒータ125、126の長さを500μmとした場合に、最も効率よく、かつ、確実にスイッチングを行うことが可能となる。なお、第1及び第2のヒータ125、126の長さは300〜800μm程度であれば、第1及び第2のヒータ125、126の長さを500μmとした場合と略同等の性能を実現できる。
〔効果〕
本実施例によれば、ヒータを分岐導波路と複数の出力導波路との境界部分から出力導波路側、すなわち、導波路の分岐移行に、複数の出力導波路に沿って配置し、導波路を加熱することにより、効率良く、かつ、確実にスイッチングを行うことができ、低消費電力で、確実に分岐が行えるようになる。
〔その他〕
なお、本実施例では、第1のヒータ125及び第2のヒータ126の長さを500μmとしたが、300〜800μmの範囲内に納まっていれば、低消費で、かつ、確実に経路の切り換えを行うことが可能となる。
また、本実施例では、2分岐を例に説明を行ったが、二分岐に限定されるものではなく、複数分岐の経路切り換えに適用できることは言うまでもない。
本発明の一実施例の斜視図である。 本発明の一実施例の平面図である。 本発明の一実施例の要部の平面図である。 本発明の一実施例の要部の模式図である。 本発明の一実施例の要部の断面図である。 第1及び第2ヒータ125、126の加熱位置に対するスイッチング特性の関係を説明するための図である。 第1及び第2のヒータ125、126の長さをパラメータとしたときの消費電力に対する消光比の関係を示す図である。
符号の説明
100 光スイッチ装置
101 光学素子、102、103 ファイバアレイ部
111 基板、112 コア部、113 クラッド部、114 ヒータ部
113a 下部クラッド層、113b 上部クラッド層
121 入力導波路、122 分岐導波路
123 第1の出力導波路、124 第2の出力導波路
125 第1のヒータ、126 第2のヒータ
131、132、133 光ファイバ
141、142、151、152 接続パッド

Claims (4)

  1. 入力光を伝搬する入力導波路と、該入力導波路からの光を伝搬する複数の出力導波路と、該入力導波路と該出力導波路との間に設けられ、該入力導波路からの光を該複数の出力導波路に入射する分岐導波路と、該入力導波路及び該出力導波路並びに該分岐導波路を加熱する加熱手段とを有し、該入力導波路及び該出力導波路並びに該分岐導波路を該加熱手段により加熱することにより該入力導波路の光を該複数の出力導波路のうち所望の出力導波路に選択的に伝搬する光スイッチ装置であって、
    前記加熱手段は、前記分岐導波路と前記複数の出力導波路との境界部分から前記出力導波路側に、前記複数の出力導波路に沿って配置されたことを特徴とする光スイッチ装置。
  2. 前記加熱手段は、前記複数の出力導波路の各々に、前記複数の出力導波路に沿って300〜800μmの長さに形成されていることを特徴とする請求項1記載の光スイッチ装置。
  3. 前記加熱手段は、薄膜ヒータから構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の光スイッチ装置。
  4. 前記薄膜ヒータは、幅が20μm程度であることを特徴とする請求項3記載の光スイッチ装置。
JP2005023426A 2005-01-31 2005-01-31 光スイッチ装置 Withdrawn JP2006208952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005023426A JP2006208952A (ja) 2005-01-31 2005-01-31 光スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005023426A JP2006208952A (ja) 2005-01-31 2005-01-31 光スイッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006208952A true JP2006208952A (ja) 2006-08-10

Family

ID=36965858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005023426A Withdrawn JP2006208952A (ja) 2005-01-31 2005-01-31 光スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006208952A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bamiedakis et al. Cost-effective multimode polymer waveguides for high-speed on-board optical interconnects
EP0905546A2 (en) Stacked thermo-optic switch, switch matrix and add-drop multiplexer having the stacked thermo-optic switch
US8494023B2 (en) Composite optical waveguide, variable-wavelength laser, and method of oscillating laser
JP2006208518A (ja) 熱光学効果型光導波路素子およびその製造方法
SE9800757D0 (sv) Optoelectric multichip module
JP2003240991A (ja) 光導波路、光学部品及び光スイッチ
JP2003177368A5 (ja)
JP3952696B2 (ja) 光結合構造
JP3512712B2 (ja) 熱光学スイッチ、その製作方法及びそれを用いた光線路変更方法
JP2006058858A (ja) 導波路型熱光学位相シフタおよびその光回路
JP2006251563A (ja) 導波路型可変光減衰器
JP2002162654A (ja) 可変光減衰器が結合されたデジタル熱光学スイッチ
JP2006235379A (ja) 熱光学位相変調器及びその製造方法
ATE335214T1 (de) Kopplerschaltkreis für optische wellenleiter
JP3835906B2 (ja) ポリマー光導波路、光集積回路、及び光モジュール
JP2006259104A (ja) 光回路及び導波路型光可変減衰器
JP2006208952A (ja) 光スイッチ装置
JP3644037B2 (ja) 導波路型光素子の製造方法
JP2010085564A (ja) 光導波路回路及び光回路装置
JP2006119659A (ja) ポリマー光導波路、及びその製造方法
Kremmel et al. Polymer optical waveguide based thermo-optical switch on a metal-core PCB-substrate
JP2008158411A (ja) 導波路型光スイッチ及びアレイ導波路型光スイッチ
JP3937218B2 (ja) プログラマブル光回路
JP3478751B2 (ja) デジタル熱光学光スイッチ
JP2003075788A (ja) 光デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071220

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100210