JP2006208550A - 電子写真装置 - Google Patents

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Hironori Kinoshita
博宣 木下
Masakazu Aoki
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Abstract

【課題】電子写真装置の小型化を実現でき、感光体の膜削れを低減できるクリーニングブレードを具備した長寿命の画像形成ユニットを提供する。
【解決手段】クリーニング幅を帯電幅より狭くすることにより、画像形成ユニットを小型化して、クリーニングブレードの端部をクリーニング部に対し135度〜175度の鈍角形状にすることにより、画像形成ユニットの長寿命化を達成する。
【選択図】図3

Description

本発明は複写機、レーザプリンタ、普通紙FAX、カラーPPC、カラーレーザプリンタやカラーFAX及びこれらの複合機に用いられる帯電部材および感光体のクリーニングブレードを用いた電子写真装置に関するものである。
電子写真装置等の画像形成装置において、ユーザーのメンテナンスフリーおよび印刷のランニングコスト低減の為、画像形成ユニット部の長寿命化の取組みがなされている。また、電子写真装置の普及に伴い、少人数のオフィスでの需要も増える中、装置の小型化が望まれている。本発明は、画像形成ユニットの小型化を達成しつつ、長寿命化につながるものである。
電子写真感光体等の被帯電体を所定の極性・電位に一様に帯電させる装置として、コロナ帯電器が多く使用されている。コロナ帯電器は非接触の帯電装置で、放電電極とシールドを備え、帯電対象部を開口して被帯電体に対向させ非接触で配置し、放電電極とシールド電極間に高電圧を印加することにより生じる放電電流により被帯電体を所定に帯電させている。近年では、中低速機用の帯電装置として、ローラ型の接触帯電帯電装置が多く用いられるようになった。ローラ帯電は、接触帯電部材として帯電ローラを用いている。この帯電ローラは導電あるいは中抵抗のゴム材あるいは発泡体を用いている。帯電の機構としては、帯電ローラのニップ前後の微小空隙領域で放電が発生してイオンの発生により被帯電体が所定電位に帯電される。この接触帯電方式は、前記非接触帯電方式に比べ、放電発生領域が狭く、オゾンの発生が少なく低電力化も図れる為、多くの電子写真装置に採用されてきている。
また、電子写真感光体は、近年の電子写真装置の普及と小型化に伴い、低価格化も進み、有機感光体が多用されている。しかしながら、有機感光体はa-Siと異なり、クリーニングブレード等に削られ易い為、削れに対する様々な対策が為されてきた。その結果、感光体そのものの耐刷性は向上してきており、いわゆる、中、低速機において、画像形成ユニットの一般的な寿命(5〜15k枚)は満足する様になった。ところが、更に寿命を延ばそうと試みると、40〜50k枚でクリーニングブレードの端部に相当する部分の削れが顕在化してきて、削れが進行した場合、感光層が無くなり、帯電部材から感光体素管にリークが発生し、長寿命化の大きな妨げとなっている。同様に、感光体素管に接触する現像ローラの場合、及び感光体に対峙してトナー像を転写する転写ローラの場合、感光層が削れた部分でリークが発生し、長寿命化の大きな妨げとなっている。
従来、上記課題の対策として、帯電部材の場合、クリーニング幅を帯電幅より大きくとることによりこれを回避していた(特許文献1 参照)。また、現像ローラの場合、クリーニング幅を現像ローラ幅より大きくとることによりこれを回避し、同様に転写ローラの場合、クリーニング幅を転写ローラ幅より大きくとることによりこれを回避していた。しかし前記対策はいずれも装置の大型化につながる。よって、装置の小型化を維持しつつ上記課題を解決することは、電子写真装置の汎用性拡大に貢献できる。
特許第2131393号公報
本発明は、帯電装置を用いて電子写真感光体を帯電させ電子写真装置において、装置の小型化を実現しつつ、画像形成ユニットの長寿命化の妨げとなる感光体のクリーニング領域端部の感光層の膜削れを防ぐ。
この課題を解決するために、請求項1記載の発明は、光導電体を有する電子写真感光体と、
前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを有する電子写真装置において、現像装置が感光体に対して所定電圧を印加した現像剤保持部材を接触させる接触型現像装置であり、前記クリーニングブレードの幅は、前記現像剤保持部材が感光体に接触する現像幅よりも長く設定されており、前記クリーニングブレードの両端部における前記現像幅を超える部位には、切り欠き部が設けられ、前記切り欠き部は、前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が135度以上180度未満となるように設定されている電子写真装置である。
そして、請求項2記載の発明は、光導電体を有する電子写真感光体と、前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを有する電子写真装置において、前記感光体がクリーニングブレードによりクリーニングされる長手方向の幅が、前記帯電部材による帯電幅未満であり、前記クリーニングブレードの両端部に切り欠き部を有し、前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線とクリーニングブレード中央部稜線とがなす角度が135度以上180度未満となるように設定されている電子写真装置である。
そして、請求項3記載の発明は、光導電体を有する電子写真感光体と、前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを有する電子写真装置において、転写装置が、感光体に対して所定電圧または電流を印加した転写ローラを接触させ感光体上のトナー像を用紙上に転写する転写装置であり、感光体がクリーニングブレードによりクリーニングされる長手方向の幅が、転写ローラが感光体に接触する幅未満であり、前記クリーニングブレードの両端部に切り欠き部を有し、前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線とクリーニングブレード中央部稜線とがなす角度が135度以上180度未満となるように設定されている電子写真装置である。
そして、請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が135度以上175度以下の角度となるように設定されている電子写真装置である。
そして、請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、クリーニグブレード自体の前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が120度以上170度以下に設定されることにより、クリーニング動作時における、前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が135度以上175度以下に設定される電子写真装置である。
そして、請求項6記載の発明は、光導電体を有する電子写真感光体と、前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを有する電子写真装置において、前記クリーニングブレードは、クリーニング動作時に、前記感光体に接触し、感光体表面のトナーを除去する中央部と、前記中央部に連続して設けられ、クリーニング動作時に、前記感光体に接触することがない両端部と、を有する電子写真装置である。
そして、請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記クリーニングブレードの両端部は、その稜線と前記中央部の稜線となす角度が135度以上170度以下に設定されることにより、クリーニング動作時に、前記感光体に接触することがないように構成されている電子写真装置である。
従来、クリーニングブレード端部において、感光体の膜を削る作用が大きく、印刷枚数が多くなると削れが進行し、感光体表面の電荷輸送層さらには電荷発生層が剥げ、最終的には感光体のアルミ素管が露出してしまう。この時点もしくはその直前でクリーニング幅が帯電幅より小さい場合は、帯電装置から感光体へのリークが発生し、絶縁破壊に至る。そこで従来は、クリーニング幅を帯電幅より大きくとることによりこれを回避していたが、装置の大型化につながる。そこで、クリーニングブレード端部形状を鈍角化することにより、クリーニング幅<帯電幅で寿命を大幅に延ばすことができた。すなわち、従来のエッジ形状を持つクリーニングブレードを使用した場合、A4用紙、45〜50k枚でクリーニングブレード端部に対向する感光層が削れて、リークが発生していたが、前記鈍角形状のクリーニングブレードを使用することにより、従来に比べ2〜3倍の寿命が確保できた。
装置の小型化を実現しつつ、長寿命の感光体を持つ電子写真装置を得ることが可能となる。
また、同様に非磁性一成分の現像方式で現像ローラを用いた場合や、モノクロプリンタで転写ローラを用いた場合、すなわち、感光体に対し、接触して電圧を印加させる方式において、接触部材から感光体へのリークを防止でき、これ等の場合も長寿命の感光体をもつ電子写真装置を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における画像形成装置の概略を示す要部断面図であり、図2は画像形成ユニットの概略を示す要部断面図であり、図3は画像形成ユニット中の帯電ローラ、感光体、クリーニングブレードの概略、及びそれぞれの有効機能幅の関係を示す図であり、図4は、図3のクリーニングブレードを矢印S方向から示した要部断面図で、図Aが感光体への接触前、図Bが感光体へ接触した状態の図であり、図5は従来のクリーニングブレード端部と感光層の状態を表した図である。
本発明の実施の形態1における画像形成装置は、図1に示すように感光体ドラム1Y、1Mの間に、支持具2Yによって保持され上流側の感光体ドラム1Yの周面に接触して感光体ドラム1Y表面に残存するトナーの除去を行うクリーニングブレード3Yを配置し、隣接下流の感光体ドラム1Mの周面にトナーを付着させる現像ローラ4Mを、その軸芯が支持具2Yの上方であって隣接上流の感光体ドラム1Yの軸芯から支持具2Y側に傾斜する線分上に位置するように配置しており、他色の部材についても同様に配置している。このような配置にすることにより、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K間のピッチを短くして、装置の小型化を実現している。
以下、マゼンタの現像装置8Mを用いて、その構成について説明するが、他の色の現像装置8Y、8C、8Kについても同様であるので、それらの説明は省略する。感光体ドラム1Mは外径24mmの積層型有機感光体で、周速度100mm/sで回転している。感光体ドラム1Mには、感光体ドラム1Mに従動回転しながら感光体ドラム1Mの帯電を行う帯電ローラ5M、及び、感光体ドラム1Mに形成されたトナー像を中間転写ベルト11に転写する為の第一転写ローラ6Mが配置されている。帯電ローラ5Mは外径10mmで金属シャフトにエピクロルヒドリンゴムを形成したもので、感光体とのニップ圧を均一にする為、中央部のゴムローラ直径を端部直径より大きいものを使用した。第一転写ローラ6Mは外径12mmで金属シャフトに導電性ウレタンスポンジを形成したものを使用している。中間転写ベルト11は電気抵抗が1×10Ω・cmのポリカーボネートシートを使用した。
帯電ローラ5Mにより一様に帯電された感光体ドラム1M表面に、画像情報に応じてレーザー光(図示せず)を照射して静電潜像が形成された後、現像ローラ4Mによって現像域(現像ローラ4Mと感光体ドラム1Mとの間)に搬送された現像剤の磁気ブラシが静電潜像に摺擦され、トナーのみが感光体ドラム1Mの表面に移行しトナー像が形成される。レーザーパワーは280μWで、帯電ローラ5Mには1.2kVのDC電圧が印加されており、感光体ドラム1Mの帯電電位V0と露光後電位VLを測定したところ、それぞれ−650Vと−100Vであった。現像ローラ4Mには、−500VのDC電圧に、周波数3kHzでピーク・トゥ・ピーク電圧が1.5kVの矩形波のAC電圧を重畳したバイアス電圧を印加している。
感光体ドラム上1Mに形成されたトナー像は、+600Vの電圧が印加された第一転写ローラ6Mにより、中間転写ベルト11表面に転写される。以上の動作をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像装置8Y、8M、8C、8Kと感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kからなる画像形成ユニットについて行い、中間転写ベルト11上に4色の合成トナー像を形成する。その後合成トナー像は記録紙トレイ9から搬送されてきた記録紙10上に第二転写ローラ7により一括転写され、記録紙10の排出経路上に設けられている定着器12により、熱、圧力等の公知の手段により、記録紙10表面に定着される。一方、トナー像の転写が終了した後のそれぞれの感光体ドラム1Mの表面は、ウレタンゴムをシート状に成形したクリーニングブレード3Mにより感光体ドラム1M表面に残存するトナーが除去され、これにより、画像形成の1サイクルが完了する。
また、トナーは、ポリエステル樹脂86重量%に各色の顔料を5重量%、離型剤カルナウバワックス6重量%、および、サルチル酸系亜鉛からなる電荷制御剤3重量%を予備混合、溶融混練し、粗粉砕後に微粉砕、分級し、体積平均粒径が7.1μmの非磁性のトナー母体粒子を得た。このトナー母体粒子98.5重量%に外添剤として疎水性シリカ1.0重量%と疎水性のチタニア0.5重量%を外添(混合)処理したものである。
以下、図3を用いて帯電幅、感光層幅、感光体クリーニング幅について説明する。図3左図は画像形成ユニット中の帯電ローラ、感光体、クリーニングブレードの概略位置を示す側面図であり、右図は、それぞれの長手方向の位置及び感光層幅、帯電幅、有効クリーニング幅の関係を示す図である。本発明で用いるそれぞれのユニット有効幅の関係は、感光層幅>帯電幅>クリーニング幅とすることを特徴とする。ここで、従来多く使用されてきた、帯電幅≦クリーニング幅の関係で画像形成ユニットを設計した場合、図3中に示す感光層幅を更に大きくする必要があり、画像形成ユニット、更にはこれを用いた電子写真装置の小型化の妨げになる。
更に、クリーニングブレードに関して、クリーニングブレード端部に対応する感光体の膜削れを低減させる為、鋭意努力して検討を行った結果、従来の端部がエッジ状のものではなく、図4に示す、端部が感光体面に対して鈍角を成す形状のものを使用した場合、大幅に寿命が延びることを発見した。詳しくは、従来のエッジ形状から端部を鈍角に徐変して、クリーニングブレード端部に対応する感光層の膜厚を測定すると共に、感光体へのトナー付着やリークを観察した。図4Aに示す鈍角の角度αに関して、概ね135度以上175度以下の範囲が適切であることを確認できた。これは、クリーニングブレードが感光層に接触した状態で図4Bに示す様に鈍角の角度が更に広がりβとなる為、クリーニングブレード材料や接触圧によっては再度エッジ部で当接してしまうので、水平位置から概ね5度の角度を持つ、即ち175度以下であることが好ましい。また、(表1)に示す実験結果より、鈍角の角度は135度以上が効果的であることが確認できた。
Figure 2006208550
(表1)は、クリーニングブレード端部の鈍角形状と感光層摩耗の関係を示す表である。
なお、(表1)の実験条件として、クリーニングブレードは、ウレタンゴムで、硬度70°(JIS A)、反発弾性40%(at 25°C)であり、感光体への接触圧は2.5gf/mmとした。感光体の感光層の膜厚は概ね23μmで表面粗さはRz0.4μmのものを用いた。前記鈍角形状のクリーニングブレードを得る手段として、ゴム成型タイプのクリーニングブレードで金型にて成形する方法と、ゴムシートをカットして成形する方法が主に用いられるが、今回はゴムシートを用いて、端部を斜めにカットした。
また、図5に従来のエッジ形状をなすクリーニングブレードが感光体に密着した場合の概略形状および端部での感光層削れの模式図を示す。ここで、ニップ両端部のクリーニングブレードがエッジ形状である為、感光層にとって鋭利な刃物となる。更に印刷時にはクリーニング部と感光層とが摺擦することによる発熱でクリーニングブレードが温度上昇することにより軟化するが、端部では冷却作用が働きエッジによる刃物の効果が加速される。
以上より前記鈍角形状のクリーニングブレードは、クリーニング幅の端部における刃物の効果を低減すると同時に、クリーニング端部とクリーニングブレード端部の距離を離すことにより、クリーニング端部における印刷時の冷却作用を緩和することで、感光層の削れを大幅に低減することが可能となる。
更に、帯電プロセスの印加電圧としてAC重畳方式でも同様の長寿命効果が確認できた。
(実施の形態2)
図6は本発明の、第2の実施形態の画像形成装置における画像形成ユニット中の帯電部材、感光体、クリーニングブレードの概略位置を示す側面図であり、実施の形態1において、図2中の5Mに示す画像形成ユニット内の帯電器部分の帯電方式に、図6中の5に示す、シールドケース内の所定方向に張設され、放電により被帯電体を帯電する放電部材を備えるコロナ帯電器を用いる。以下、図6を用いて帯電幅、感光層幅、感光体クリーニング幅について説明する。図6左図は画像形成ユニット中のコロナ帯電器、感光体、クリーニングブレードの概略位置を示す側面図であり、右図は、それぞれの長手方向の位置及び感光層幅、帯電幅、有効クリーニング幅の関係を示す図である。本発明で用いるそれぞれのユニット有効幅の関係は、感光層幅>帯電幅>クリーニング幅とすることを特徴とする。
このような構成にすれば、非接触型の帯電装置においても感光体の長寿命化が達成可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態1において、図2中の4Mに示す画像形成ユニット内の現像器部分の現像方式に非磁性一成分現像を用いた実施の形態について説明する。
現像部はシリコンゴムローラを接触させる、もしくは金属スリーブローラを用いて非接触の現像方式の何れにも適用できる。
以下、図7を用いて現像ローラ幅、感光層幅、感光体クリーニング幅について説明する。図7左図は画像形成ユニット中の現像ローラ、感光体、クリーニングブレードの概略位置を示す側面図であり、右図は、それぞれの長手方向の位置及び感光層幅、現像ローラ幅、有効クリーニング幅の関係を示す図である。本発明で用いるそれぞれのユニット有効幅の関係は、感光層幅>現像ローラ幅>クリーニング幅とすることを特徴とする。
かかる構成では、現像器からのトナー漏れを防止する為、現像領域外でトナーシール材を設け、現像領域外まで現像ローラを長くする必要が有り、この場合、従来から両端のトナーシール材の内側迄の幅でクリーニングブレードを設置する。さらに、前記実施の形態1のクリーニングブレードを用いることにより、寿命で感光体端部が削れることによる、現像ローラからのリークを防止することが可能となり、画像形成ユニットの長寿命化を達成できる。
(実施の形態4)
図8は本発明の、第4の実施形態の画像形成装置における要部断面図であり、従来のモノクロプリンタに多く用いられる構成である。図8において、21は露光装置、22は感光体ドラム、23は現像器、24はレジストローラ、25は転写ローラ、26は帯電器、27はクリーニングブレード、28は定着器を示す。
帯電器によって、感光体を所定の電位に帯電させて、露光装置で画像パターンの潜像を感光体上に形成し、現像器でトナー像を現像し、送られた印刷用紙にトナー画像を転写して、定着器で加熱、加圧して紙に定着せしめる。印刷済みの用紙は搬送ロールによって排紙トレイに排出される。特に、感光体に対向した位置に転写ローラを配置し、感光体上のトナー像を用紙上に直接転写するモノクロプリンタである。この場合、転写ローラは感光体とのニップ圧を均一にする為、中央部のローラ直径を端部直径より大きいものを使用した。
以下、図9を用いて転写ローラ幅、感光層幅、感光体クリーニング幅について説明する。図9左図は画像形成ユニット中の転写ローラ、感光体、クリーニングブレードの概略位置を示す側面図であり、右図は、それぞれの長手方向の位置及び感光層幅、転写ローラ幅、有効クリーニング幅の関係を示す図である。本発明で用いるそれぞれのユニット有効幅の関係は、感光層幅>転写ローラ幅>クリーニング幅とすることを特徴とする。
さらに、前記実施の形態1同様のクリーニングブレードを用いることにより、寿命で感光体端部が削れて、転写ローラからのリークを防止することが可能となり、画像形成ユニットの長寿命化を達成できる。
本発明の画像形成ユニットは、複写機、ファクシミリ、レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に適用が可能である。
本発明の実施の形態1における画像形成装置の概略を示す要部断面図 本発明の実施の形態1における画像形成ユニットの概略を示す要部断面図 画像形成ユニット中の帯電ローラ、感光体、クリーニングブレードの概略、及びそれぞれの有効機能幅の関係を示す図 図3のクリーニングブレードを矢印S方向から示した要部断面図 従来のクリーニングブレード端部と感光層表面の状態を表す図 画像形成ユニット中のコロナ帯電器、感光体、クリーニングブレードの概略、及びそれぞれの有効機能幅の関係を示す図 画像形成ユニット中の非磁性1成分現像器、感光体、クリーニングブレードの概略、及びそれぞれの有効機能幅の関係を示す図 モノクロ画像形成装置の要部断面図 モノクロ画像形成装置画中の転写ローラ、感光体、クリーニングブレードの概略、及びそれぞれの有効機能幅の関係を示す図
符号の説明
1M 感光体ドラム
2M クリーニングブレード保持板金
3M クリーニングブレード
4M 現像ローラ
5M 帯電ローラ
6M 一次転写ローラ
7 二次転写ローラ
8M 現像装置
11 中間転写ベルト
12 定着装置
5 コロナ帯電器
4 2成分現像ローラ
21 露光装置
22 感光体
23 現像器
24 レジストローラ
25 転写ローラ
26 スコロトロン帯電器
27 クリーニングブレード
28 定着機

Claims (7)

  1. 光導電体を有する電子写真感光体と、
    前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、
    一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、
    前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、
    前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを有する電子写真装置において、
    現像装置が感光体に対して所定電圧を印加した現像剤保持部材を接触させる接触型現像装置であり、
    前記クリーニングブレードの幅は、前記現像剤保持部材が感光体に接触する現像幅よりも長く設定されており、
    前記クリーニングブレードの両端部における前記現像幅を超える部位には、切り欠き部が設けられ、
    前記切り欠き部は、前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が135度以上180度未満となるように設定されている、
    ことを特徴とする電子写真装置。
  2. 光導電体を有する電子写真感光体と、
    前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、
    一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、
    前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、
    前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードと
    を有する電子写真装置において、
    前記感光体がクリーニングブレードによりクリーニングされる長手方向の幅が、前記帯電部材による帯電幅未満であり、
    前記クリーニングブレードの両端部に切り欠き部を有し、
    前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線とクリーニングブレード中央部稜線とがなす角度が135度以上180度未満となるように設定されている、
    ことを特徴とする電子写真装置。
  3. 光導電体を有する電子写真感光体と、
    前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、
    一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、
    前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、
    前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを有する電子写真装置において、
    転写装置が、感光体に対して所定電圧または電流を印加した転写ローラを接触させ感光体上のトナー像を用紙上に転写する転写装置であり、
    感光体がクリーニングブレードによりクリーニングされる長手方向の幅が、転写ローラが感光体に接触する幅未満であり、
    前記クリーニングブレードの両端部に切り欠き部を有し、
    前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線とクリーニングブレード中央部稜線とがなす角度が135度以上180度未満となるように設定されている、
    ことを特徴とする電子写真装置。
  4. 前記クリーニングブレードが前記感光体に接触するクリーニング動作時に、前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が135度以上175度以下の角度となるように設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子写真装置。
  5. クリーニグブレード自体の前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が120度以上170度以下に設定されることにより、
    クリーニング動作時における、前記切り欠き部稜線と前記クリーニングブレードの中央部稜線とがなす角度が135度以上175度以下に設定されることを特徴とする請求項4記載の電子写真装置。
  6. 光導電体を有する電子写真感光体と、
    前記感光体に対峙かつ所定の電圧を印加し、前記感光体の表面を一定電位に帯電させる帯電部材と、
    一定電位に帯電された感光体表面に光露光により静電潜像を形成し、その後前記静電潜像をトナーにより可視化する現像装置と、
    前記感光体上の可視化されたトナーを紙または転写材に転写する転写装置と、
    前記転写装置による転写後に前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードと
    を有する電子写真装置において、
    前記クリーニングブレードは、
    クリーニング動作時に、前記感光体に接触し、感光体表面のトナーを除去する中央部と、
    前記中央部に連続して設けられ、クリーニング動作時に、前記感光体に接触することがない両端部と、
    を有する、ことを特徴とする電子写真装置。
  7. 前記クリーニングブレードの両端部は、その稜線と前記中央部の稜線となす角度が135度以上170度以下に設定されることにより、クリーニング動作時に、前記感光体に接触することがないように構成されていることを特徴とする請求項6記載の電子写真装置。
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