JP2006205859A - 巻込防止装置 - Google Patents

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JP2006205859A
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side guard
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JP2005019563A
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Yukio Yokoyama
幸生 横山
Masakatsu Kagawa
正勝 香川
Akimori Watanabe
亮衛 渡辺
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

【課題】サイドガードの位置を任意に設定可能な巻込防止装置を提供する。
【解決手段】リヤボディ3の下側に配置され且つ上向きに延びるピラー5を有するサイドガード4と、リヤボディ3に付帯し且つピラー5を上下方向へ導くガイド部材6と、正逆双方向に回転可能なモータ10と、モータ10の回転を上下動に変換したうえピラー5に伝えるリンケージ11とを備え、ピラー5の上方への変位を弾性変形によって許容し得るロッド18,19をリンケージ11に組み込んでいる。
よって、モータ10の回転量に応じた上下方向位置にサイドガード4が移動し、また、縁石などの段差にサイドガード4の下縁が触れると、ロッド18,19が撓んでピラー5の上方への変位が許容され、サイドガード4下縁の地上高が一時的に拡がる。
【選択図】図1

Description

本発明は巻込防止装置に関するものである。
トラックやトレーラなどのように車側下部がボディパネルで覆われていない車両では、当該車両の後側の車輪に歩行者や二輪車及び搭乗者が巻き込まれないようにするために、板状、すのこ状、網状、あるいは棒状のサイドガードを前後の車輪の間に設けて巻込防止装置としている。
通常の巻込防止装置では、サイドガード下縁の地上高を道路運送車両法の規定を満たすように400mm程度に設定してあるが、路上に倒れた歩行者の巻き込みを確実に防ぐことは困難であった。
また、サイドガードと車両のボディの間に伸縮型アクチュエータを介在させて、車両の走行速度が所定値以下で且つ運転者がターンシグナルスイッチを付勢したときに、伸縮型アクチュエータでサイドガードを押し下げるような構成とし、サイドガード下縁の地上高を調整することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものでは、左折、あるいは右折に際して、走行速度が所定値を下まわっているときに運転者がターンシグナルスイッチを付勢すると、伸縮型アクチュエータの作動によりサイドガード下縁の地上高が狭まる。
実願昭58−11567号(実開昭59−117562号)のマイクロフィルム
しかしながら特許文献1のものでは、サイドガードの上下方向の位置を任意に設定することは特に考慮されておらず、サイドガード下縁の地上高を狭めた状態の車両が縁石などの段差を乗り越える場合に、当該段差との接触によってサイドガードやアクチュエータが損傷してしまう。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、サイドガードの位置を任意に設定可能な巻込防止装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、車側下部に配置され且つ上向きに延びるピラーを有するサイドガードと、ピラーを上下方向へ導くガイド部材と、モータの回転を上下動に変換してピラーに伝えるリンケージとを備えている。
また、ピラーの上方への変位を弾性変形によって許容し得るロッドをリンケージに組み込み、あるいは、下降途中のサイドガードが止まった際に、サイドガードが上昇する方向へモータを回転させる制御手段を設ける。
本発明においては、モータの回転がリンケージにより上下動としてピラーに伝えられ、モータの回転量に応じた上下方向位置にサイドガード下縁が移動する。
リンケージにロッドを組み込んだ場合は、段差にサイドガード下縁が触れると、ロッドが弾性変形してピラーの上方への変位が許容され、サイドガード下縁の地上高が一時的に拡がる。
この後、サイドガードが段差を通り過ぎると、サイドガードの重量によりピラーが下方へ変位するとともに、ロッドが初期形状に復原してサイドガード下縁の地上高が狭まり、段差通過前の状態に戻る。
制御手段を設けた場合は、下降途中のサイドガードの下縁が物体に触れて停止すると、当該制御手段がサイドガード上昇方向へモータを回転させ、物体とサイドガード下縁との干渉を解消する。
本発明の巻込防止装置によれば、下記のような優れた効果を奏し得る。
(1)モータの回転量に応じた分だけサイドガードが上下方向に移動するので、サイドガードの昇降範囲やサイドガード下縁の地上高を車両転向時の巻込防止や車両の段差通過に適した状態に設定できる。
(2)リンケージにロッドを組み込めば、サイドガードが突き上げられた際にロッドが弾性変形してサイドガードの上方への変位が許容されるので、サイドガードやリンケージなどに大きな衝撃力が作用せず、段差との接触に起因した損傷を回避できる。
(3)制御手段を設ければ、物体との接触によりサイドガードの下降が中断した場合にモータがサイドガード上昇方向へ回転するので、サイドガード、リンケージ、及びモータの損傷を回避できる。
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。
図1乃至図4は本発明の巻込防止装置の実施の形態の一例を示すもので、この巻込防止装置は、前後の車輪1,2間に位置するようにトラックのリヤボディ3の下側に配置した棒状のサイドガード4と、該サイドガード4から上向きに且つ互い平行に突出する3本のピラー5と、リヤボディ3に装着され且つそれぞれがピラー5を上下方向へ案内するためのガイド部材6を有するパネル7,8,9と、正逆双方向へ回転可能なモータ10と、該モータ10の回転を上下動に変換してピラー5に伝達するリンケージ11と、モータ10の制御手段12など備えている。
ガイド部材6は、サイドガード4前端寄りのパネル7、サイドガード4前後方向中間のパネル8、サイドガード4後端寄りのパネル9ごとに2つずつ設けてあり、これらガイド部材6とピラー5の嵌め合わせによってサイドガード4の上下動を許容する。
モータ10はパネル8に取り付けてあり、その回転は車両幅方向へ突出した出力軸13を有する減速機14に伝達される。
リンケージ11は、駆動側のリンク15、従動側のリンク16,17、並びに車両前後方向に延びて弾性撓み変形し得るロッド18,19などで構成されている。
リンク15は中心部が前記減速機14の出力軸13に嵌着され、中心部から上下双方へ延びる短いアーム20,21と、中心部から後方へ延びる長いアーム22とを有している。
リンク16は、中間部がサイドガード4の前端寄りのパネル7に枢支され、中間部から上方へ延びる短いアーム23と、中間部から前方へ延びる長いアーム24とを有している。
アーム24の先端に穿設した長孔25には、上下のガイド部材6の間に位置するようにピラー5に設けたピン26が係合している。
リンク17は、中間部がサイドガード4の前端寄りのパネル9に枢支され、中間部から下方へ延びる短いアーム27と、中間部から前方へ延びる長いアーム28とを有している。
アーム28の先端に穿設した長孔29には、上下のガイド部材6の間に位置するようにピラー5に設けたピン30が係合している。
ロッド18の前端部は、リンク16のアーム23に枢支され、ロッド18の後端部は、リンク15のアーム20に枢支してある。
ロッド19の前端部は、リンク15のアーム21に枢支され、ロッド19の後端部は、リンク17のアーム27に枢支してある。
リンク15,16,17及びロッド18,19の形状と寸法比は、駆動側のリンク15のアーム20が後方へ傾き且つアーム21が前方へ傾いたときに、これに追従して従動側のリンク16のアーム23が後方へ傾き、同時にリンク17のアーム27が前方へ傾いてアーム24,28の先端が上昇した状態(図1参照)になり、また、駆動側のリンク15のアーム20が前方へ傾き且つアーム21が後方へ傾いたときに、これに追従して従動側のリンク16のアーム23が前方へ傾き、同時にリンク17のアーム27が後方へ傾いてアーム24,28の先端が下降した状態(図2参照)になるように設計してある。
つまり、モータ10の運転方向に対応して駆動側のリンク15と従動側のリンク16,17が一斉に傾動し、ピラー5とサイドガード4を任意の位置へ上昇もしくは下降させることができる。
トラックが縁石などの段差を乗り越えるときに、下限位置(図2参照)に設定していたサイドガード4の下縁が段差により突き上げられると、ロッド18,19が撓んでピラー5の上昇やリンク16,17の回動が許容され、サイドガード4が上方へ退いてその下縁の見掛けの地上高が一時的に拡がる。
よって、サイドガード4、リンケージ11、減速機14などに大きな衝撃力が作用せず、段差との接触に起因した損傷を回避できる。
サイドガード4が段差を通り過ぎると、自重によってサイドガード4とピラー5が下限位置へ移動するとともにリンク16,17が回動してロッド18,19の撓みが解消し、段差通過前の状態に戻る。
下降中のサイドガード4と地表との間に物体が挟まったときには、ロッド18,19が撓んでピラー5の下降やリンク16,17の回動が抑制され、リンク15から減速機14やモータ10に外力が加わることを防げる。
更に、リンク15とパネル8の間には、アーム20の先端を後方側へ付勢するバランサスプリング(図示せず)が介装してあり、サイドガード4を上昇させるときのモータ10の負荷軽減を図っている。
また、リヤボディ3には、サイドガード4の上側に並ぶように棒状のサイドガード31(図3参照)が固定してある。
制御手段12は、サイドガード4が下限位置に到達したときに信号を発信する位置検出センサ32と、サイドガード4が上限位置(図1参照)に到達したときに信号を発信する位置検出センサ33と、リンケージ11の変位に応じた信号を発信するストロークセンサ34、これらセンサ32〜34の信号に基づきモータ10を作動させる演算ユニット35などで構成され(図4参照)、該演算ユニット35はトラックのキャブ36(図3参照)内部に設置してある。
一方の位置検出センサ32はパネル8の後端部位に装着したリミットスイッチで、その検出レバーがサイドガード4を下限位置に到達させたリンク15のアーム22で押されたとき(図2参照)に信号を発信する。
他方の位置検出センサ33はパネル8に後端部位に装着したリミットスイッチで、その検出レバーがサイドガード4を上限位置に到達させたリンク15のアーム22で押されたとき(図1参照)に信号を発信する。
ストロークセンサ34はパネル8の中央部位に装着され、下向きに突出して前後へ傾動可能な検出アーム37がロッド38を介してリンク15のアーム21の先端に連結され、この検出アーム37の傾動角度に応じた信号を発信する。
演算ユニット35は、サイドガード4が下限位置に到達して位置検出センサ32が信号を発信したとき、またはサイドガード4が上限位置に到達して位置検出センサ33が信号を発信したときにモータ10への通電を停止することにより、サイドガード4の過下降や過上昇を防ぐ機能と、下降中のサイドガード4と地表との間に物体が挟まってストロークセンサ34の信号が一定時間以上変わらない場合に、モータ10を逆回させるように通電して、物体とサイドガード4の干渉を解消する機能とを具備しており、サイドガード4、リンケージ11、減速機14及びモータ10の損傷を回避できる。
なお、本発明の巻込防止装置は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の巻込防止装置は、様々な形態のリヤボディを装備したトラックに適用することができる。
本発明の巻込防止装置の実施の形態の一例を車両中心から見たサイドガード上昇状態を示す概念図である。 図1に関連する巻込防止装置のサイドガード下降状態を示す概念図である。 図1に関連する巻込防止装置を装備したトラックの左側面図である。 図1に関連する巻込防止装置に用いる制御手段のブロック図である。
符号の説明
4 サイドガード
5 ピラー
6 ガイド部材
10 モータ
11 リンケージ
12 制御手段
16 ガイド部材

Claims (3)

  1. 車側下部に配置され且つ上向きに延びるピラーを有するサイドガードと、ピラーを上下方向へ導くガイド部材と、モータの回転を上下動に変換してピラーに伝えるリンケージとを備えてなることを特徴とする巻込防止装置。
  2. ピラーの上方への変位を弾性変形によって許容し得るロッドをリンケージに組み込んだ請求項1に記載の巻込防止装置。
  3. 下降途中のサイドガードが止まった際に、サイドガードが上昇する方向へモータを回転させる制御手段を設けた請求項1あるいは請求項2のいずれかに記載の巻込防止装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110001563A (zh) * 2019-03-18 2019-07-12 江苏大学 一种货车侧面防护装置及其自动调节方法

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