JP2006205314A - 回転研削砥石 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】研削面1において、研削部2が回転研削砥石の回転方向に沿って複数設けられている。研削部2は、ダイヤモンド等からなる砥粒3を、ろう付けまたは電着により半径方向に放射状に連続的に固着してなる砥粒列4を、回転方向に連続して2列以上設けて形成されている。研削部2は、湾曲する曲線状に形成してもよく、あるいは、直線状に形成してもよい。
【選択図】 図1
Description
例えば、特許文献1には、ダンヤモンド粒片を配列したディスク面において、隣り合う回転軌跡上にあって互いに近接して前後するダンヤモンド粒片間に形成される隙間が、内側端を回転方向に先行させて放射方向に傾斜するアーチ状にした研削用ダイヤディスクが記載されている。このダイヤディスクによると、研削作業中にディスク面中央部に生じる切削粉は、前後するダンヤモンド粒片間に形成される隙間から無理なく自然にディスク外周部に向けて誘導されて外部に排出されるので、ディスク面に残留して目詰まりを生じることなく、研削効率を高めることができる、とされている。
また、特許文献2に記載のものは、砥粒を集合させて固着し、島状に配置して砥粒の固着強度を高めている。しかし、島状に配置されているため、やはり砥粒は断続的に被削材に当たり、加工時に砥粒が受ける衝撃が大きい。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、加工時に砥粒が受ける衝撃を抑制し、切粉の排出効果を高めることが可能な回転研削砥石を提供することを目的とする。
研削部の長さが、その幅に対して2.5倍未満であると、研削部の長さ方向に切粉を排出する効果が小さくなり、また、被削材に断続的に当たるようになるため好ましくない。
また、砥粒が互いにろう材等によって結合されて研削部の強度が維持されるようにするために、砥粒同士の間隔を砥粒の粒径の2倍以下としている。なお、ここでの砥粒同士の間隔とは、砥粒の中心同士の間隔をいう。
図1に、本発明の実施形態に係る回転研削砥石の研削面における砥粒配列を示す。
図1(a)、(b)に示す研削面1において、研削部2が回転研削砥石の回転方向に沿って複数設けられている。研削部2は、ダイヤモンド等からなる砥粒3を、ろう付けまたは電着により半径方向に放射状に連続的に固着してなる砥粒列4を、回転方向に連続して2列以上設けたものである。研削面1の中心には、取り付け穴5が設けられている。
図1(a)に示す曲線状の砥粒列4を形成すると、研削面1の外周側で砥粒占有面積が大きくなるため、寿命を高めることができ、軟質被削材の研削に適する。隣り合う研削部2同士の間隔は、最外周に位置する砥粒3と研削面1の中心とを結んだ線A上に、その隣の研削部2の最内周に位置する砥粒3が存在するようにすることが好ましい。このように砥粒列4を形成すると、研削面1が回転して研削がなされる際に、常にいずれかの砥粒3が被削材に当たっていることとなり、研削時の振動を抑制することができる。
また、砥粒3は互いにろう材6によって結合されていることが研削部2の強度を維持するためには必要であるが、砥粒3の間隔が広すぎると、砥粒3はろう材6によって結合されなくなる。この点を考慮して、(c)に示すように、砥粒3同士の間隔を、最大で砥粒3の粒径の2倍としている。
研削部2の長さがその幅の2.5倍未満のときは、被削材に断続的に当たるようになるため振動が大きくなるのに対して、2.5倍以上では被削材への砥粒の当たりが連続的になるため振動が小さくなる。
2 研削部
3 砥粒
4 砥粒列
5 取り付け穴
6 ろう材
Claims (4)
- 円形状の研削面に砥粒を固着した回転研削砥石において、前記研削面の半径方向に放射状に砥粒を連続的に固着してなる砥粒列を回転方向に連続して2列以上設けた研削部が、回転方向に間隔を置いて設けられていることを特徴とする回転研削砥石。
- 前記研削部の長さを、その幅に対して2.5倍以上とし、前記研削部における隣り合う砥粒同士の間隔を砥粒の粒径の2倍以下としたことを特徴とする請求項1記載の回転研削砥石。
- 前記研削部を、湾曲する曲線状に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の回転研削砥石。
- 前記研削部を、直線状に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の回転研削砥石。
Priority Applications (1)
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JP2005022058A JP2006205314A (ja) | 2005-01-28 | 2005-01-28 | 回転研削砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005022058A JP2006205314A (ja) | 2005-01-28 | 2005-01-28 | 回転研削砥石 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006205314A true JP2006205314A (ja) | 2006-08-10 |
Family
ID=36962679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005022058A Pending JP2006205314A (ja) | 2005-01-28 | 2005-01-28 | 回転研削砥石 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006205314A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008229820A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Elpida Memory Inc | Cmp加工用のドレッサ及びcmp加工装置並びにcmp加工用の研磨パッドのドレッシング処理方法 |
WO2014206967A1 (de) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | Robert Bosch Gmbh | Schleifmittel |
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2005
- 2005-01-28 JP JP2005022058A patent/JP2006205314A/ja active Pending
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