JP2006205021A - 複合酸化物触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動車、工場などからの排出ガスを浄化する触媒として用いることのできるSOx被毒に対して低温で迅速に再生可能な複合酸化物触媒を提供する。
【解決手段】 一般式:L1-xBaxCoOyの材料を含有する複合酸化物触媒とする。ただし、L成分はランタノイド(La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu)を構成する元素のうち少なくとも一種であり、0<x≦1であり、2≦y≦4とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複合酸化物触媒に関し、例えば自動車、工場などからの排ガスを浄化する排気ガス浄化触媒として用いることができる。
従来、種々の排気ガス浄化触媒が開発されている。しかしながら、従来の排気ガス浄化触媒は、耐硫黄性が低いため、例えば硫黄成分を含有する燃料が燃焼して排出された排気ガスを処理する場合には、触媒性能が劣化する問題がある。
例えば、排気ガス中にSOx(硫黄酸化物)が含まれている場合には、排気ガス浄化触媒であるNOx(窒素酸化物)吸収剤に吸収されるガス成分には、NOxだけではなくSOxも含まれる。NOx吸収剤に吸収されたSOxは、NOx吸収剤への流入排気ガスの空燃比を単にリッチにしただけではNOx吸収剤から放出されないため、NOx吸収剤に吸収されたSOxの量は次第に増大する。この結果、NOx吸収剤が吸収することができるNOxの量が低下し、最終的にはNOxをほとんど吸収できなくなってしまう。
NOx吸収剤に吸収されたSOxを除去する技術としては、NOx吸収剤に硫酸塩(BaSO4)の形態で安定化した硫黄酸化物を、600℃以上に加熱して分解し、この際にNOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比をリッチ状態としてNOx吸収剤からSOxを放出させる技術が知られている(下記、特許文献1〜3を参照。)。
また、NOx吸収剤の前段にSOx吸脱剤を配置し、NOx吸収剤によるSOx吸収(硫黄被毒)を抑制する技術が知られている(下記、特許文献4を参照。)。さらに、排気ガス浄化触媒の担体として、酸化チタンなど酸性度の高い担体を用いてSOxを近接しにくくする技術が知られている。これによれば、酸化チタンなどの担体はSOxを吸収しにくく、また吸収されたSOxは担体に担持されるNOx吸収剤に吸収された場合に比べて低温で脱離しやすいため、硫黄被毒を防止することができる(下記、特許文献5を参照。)。
特開2000−34943号公報 特開2002−161781号公報 特開2003−166415号公報 特開2002−188435号公報 特開平8−99034号公報
上述するように、排気ガス浄化触媒に吸収されたSOxを除去するためには、例えば、600℃以上の高温で触媒を加熱し、SOxを除去する方法が採用されているが、この際の加熱温度はNOx処理(除去)温度より高いため、別途の外部熱源又は非常に高温な排気ガスを必要とする。また、触媒を高温で加熱することにより、触媒が劣化してしまったり、触媒の劣化防止のための非常に高価な耐熱材料が必要となったりする。
また、例えば、NOx吸収剤を硫黄被被毒から保護するためのSOx吸脱剤が特別に必要となる。さらに、酸化チタンなど酸性度の高い担体を用いても、担体に担持されるNOx吸収剤に排気ガスが接触することには変わりはなく、経時劣化を完全に抑制することはできない。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、SOx被毒から低温で迅速に再生することが可能であり、この結果、耐硫黄特性について高い耐久性を有する複合酸化物触媒を提供することを目的とする。本発明に係る複合酸化物触媒は、例えば自動車、工場などからの排ガスを浄化する排気ガス浄化触媒として用いることができる。
上記課題を解決する本発明に係る複合酸化物触媒は、
一般式:L1-xBaxCoOyの材料を含有することを特徴とする複合酸化物触媒である。
ただし、L成分はランタノイド(La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu)を構成する元素のうち少なくとも一種であり、0<x≦1であり、2≦y≦4である。
一般式:L1-xBaxCoOyの材料とは、一般的にABO3(酸素量は、Aサイト又はBサイトの成分により変動する場合がある。)で示されるペロブスカイト系材料である。本発明では、Bサイトをコバルト(Co)とすると共に、Aサイトをランタノイド系元素のみで形成するのではなく一部をバリウム(Ba)により置換した。
NOx除去性能はバリウム置換量に依存し、0.5≦x≦1.0の置換量のときが好ましく、特にxが約0.7のときに優れたNOx除去性能を有する。
上記課題を解決する本発明に係る複合酸化物触媒は、
一般式:BaBxyの材料を含有することを特徴とする複合酸化物触媒である。
ただし、B成分はTi,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ce,Zr及びWからなる群のうち少なくとも一種であり、0<x≦1であり、1≦y≦4である。
一般式:BaBxyの材料とは、一般的にABO3(酸素量は、Aサイト又はBサイトの成分により変動する場合がある。)で示されるペロブスカイト系材料である。本発明では、Aサイトをバリウム(Ba)とすると共に、Bサイトを上記種々の金属元素とした。Bサイトの係数xが、0<x≦1であるため、Bサイトを構成する金属元素の量に比べてAサイトを構成するバリウム元素が過剰となり、バリウム元素が酸化物や炭酸塩などとして存在している場合がある。
上記課題を解決する本発明に係る複合酸化物触媒は、
一般式:BaBxyの材料を含有することを特徴とする複合酸化物触媒である。
ただし、B成分はTi,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ce,Zr及びWからなる群のうち少なくとも一種であり、xは1より大きく、1≦y≦4である。
本発明では、Bサイトの係数xが、1より大きいため、Aサイトを構成するバリウム元素の量に比べてBサイトを構成する金属元素の量が過剰となり、Bサイトを構成する金属元素が酸化物などとして存在している場合がある。
NOx除去性能はAサイトを構成する元素の量に対するBサイトを構成する元素の量に依存(すなわち、xに依存する。)し、xが大きいほど優れたNOx除去性能を有する。
また、上記複合酸化物触媒において、
Au,Ag,Pt,Pd,Ir,Rh及びRuからなる群のうち少なくとも一種の元素が、当該複合酸化物触媒に担持されているか、又は当該複合酸化物触媒中に含有されていることを特徴とする複合酸化物触媒である。
触媒に担持されているとは、複合酸化物触媒の表面に付着している状態や、マクロレベルの塊として触媒内部に存在する状態をいう。また、触媒中に含有されているとは、ミクロレベルで触媒内部に存在する状態をいい、例えば、上記種々の元素が、Aサイト又はBサイト内に含まれて、ペロブスカイト結晶構造の一部を形成している場合などである。
なお、上記複合酸化物触媒はペロブスカイト相に限定されるものではなく、調製条件によっては、ペロブスカイト相以外に各構成元素の出発原料物質(酸化物、水酸化物、塩化物、炭酸塩、硝酸塩など)、各構成元素の酸化物、ペロブスカイト相以外の複合酸化物などの状態を含む場合もある。
また、上記複合酸化物触媒において、
排気ガス浄化用の触媒であることを特徴とする。
上記複合酸化物触媒は、SOx被毒から低温で迅速に再生することが可能という優れた特徴を有しており、例えば、液体中の硫黄成分が触媒作用を阻害する液系で用いる場合など、排気ガス浄化用の触媒以外に種々の用途が考えられる。しかしながら、上記複合酸化物触媒は、NOx除去性能をも有しているため、特に、排気ガス浄化用の触媒として用いることにより、効果的な使用方法とすることができる。
本発明に係る複合酸化物触媒によれば、SOx被毒から低温(600℃以下)で迅速に再生することが可能であり、耐硫黄特性について高い耐久性を有する複合酸化物触媒とすることができる。また、低温かつ短時間で再生することができるため、触媒に対する再生時の熱ダメージを格段に抑制することができ、長寿命の複合酸化物触媒とすることができる。更に、従来触媒と比較し、短時間で再生できるため、燃料ガスの無駄を少なくすることができる。このような効果を有する本発明に係る複合酸化物触媒は、例えば自動車、工場などからの排ガスを浄化する排気ガス浄化触媒として用いることができる。
実施形態に係る複合酸化物触媒を以下に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。第1の実施形態として、一般式:L1-xBaxCoOyの材料の複合酸化物触媒について説明する。また、第2の実施形態として、一般式:BaBxyの材料の複合酸化物触媒について説明する。
<複合酸化物触媒の調製方法>
これらの複合酸化物触媒は、各金属元素の酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩又は塩化物などを所定の割合で混合し、最終的に600〜1000℃、好ましくは700〜900℃で2〜10時間程度焼成して調製することができる。
更に、Au,Ag,Pt,Pd,Ir,Rh及びRuなどの金属元素を担持又は含有させる場合には、上記焼成後の複合酸化物触媒にこれらの金属元素を含ませてから更に焼成して調製したり、上記種々の金属塩とともに混合して同時に焼成して調製したりすればよい。
上記各金属元素の塩の混合法としては、それぞれの金属塩を固体状態で混合する方法、それぞれの金属塩の溶液(水溶液など)を混合した後、蒸発乾固する方法、それぞれの金属塩の混合溶液をアンモニア水等のアルカリ溶液で加水分解する共沈法などを用いることができる。具体的には、ボールミル混合による固相法、共沈法、熱分解法などが採用できる。
より具体的には、例えばL1-xBaxCoOyの材料の複合酸化物触媒を調製するに当たり、原料物質として、水酸化ランタン、炭酸バリウム及び酸化コバルトを用意する。これらの原料物質を所望のバリウム置換量やAサイト及びBサイトの最適バランスが得られるような割合で仮混合する。更に溶媒(エタノールや分散剤など)を加えて、ボールミルで20時間混合する。その後、120℃で乾燥させ、850℃で10時間焼成することにより複合酸化物触媒を得た。
更に、得られた複合酸化物触媒にロジウム(Rh)を担持させるため、複合酸化物触媒に硝酸ロジウム溶液を含浸(ロジウム量として1wt%)させた後、500℃で5時間焼成した。
<複合酸化物触媒の性能の評価方法>
複合酸化物触媒の性能の評価方法としては、まず、NOx除去性能(初期性能)を測定してある複合酸化物触媒を硫黄被毒させた後、Sパージ再生を実施し、再生後の複合酸化物触媒のNOx除去性能を測定する。そして、硫黄被毒により劣化したNOx除去性能が、初期のNOx除去性能の約50%にまで回復(回復率が50%)するのに必要とされるSパージ再生時間を求めて、該再生時間の長さにより評価した。すなわち、Sパージ再生によりNOx除去性能が回復する時間が短時間な触媒ほど、優れた触媒という評価になる。
硫黄被毒の条件としては、硫黄分(SO2)が200ppm、酸素(O2)及び水分(H2O)がそれぞれ10%のガスを、温度350℃、ガス流量500ml/分、空塔速度SV(=通ガス流量(m3/h)/触媒容量(m3))30000h-1で8時間、複合酸化物触媒に接触させた。
また、Sパージ再生の条件としては、一酸化窒素(NO)が500ppm、一酸化炭素(CO)が4%、炭化水素(C36)が100ppm、二酸化炭素(CO2)が6%のガスを、温度475℃、ガス流量350ml/分で所定時間、複合酸化物触媒に接触させた。
また、NOx除去性能の評価条件としては、NOを500ppm、COを4%、C36を100ppm、CO2を6%含むリッチガスと、NOを500ppm、COを240ppm、C36を100ppm、CO2を4.8%、O2を10%含むリーンガスとを交互(リーンガス57秒、リッチガス3秒)に、ガス流量350ml/分、空塔速度SV300000h-1で、複合酸化物触媒に接触させた。そして、触媒を通過する前のNO量と、触媒通過後のNO量とを比較することによりNOx除去性能を測定した。
<第1の実施形態>
第1の実施形態に係る複合酸化物触媒は、一般式:L1-xBaxCoOyの材料の複合酸化物触媒であり、具体的には、1wt%Rh/La0.3Ba0.7CoOyである。すなわち、x=0.7とし、ロジウム(Rh)を1wt%担持させた複合酸化物触媒である。
なお、L成分はランタン(La)に限られず、ランタノイド(La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu)を構成する元素のうち少なくとも一種であればよく、0<x≦1であり、2≦y≦4であればよい。また、担持又は含有させる金属元素としては、Au,Ag,Pt,Pd,Ir,Rh及びRuが挙げられる。
また、比較例に係る従来触媒としては、Pt−Rh/Ba/金属酸化物を用意した。すなわち、Al23、CeO2、ZrO2、TiO2等の金属酸化物の担体に、アルカリ土類金属であるバリウム(Ba)と、貴金属である白金(Pt)及びロジウム(Rh)とを担持させた触媒である。
図1は、第1の実施形態に係る複合酸化物触媒と従来の触媒とのNOx除去性能の回復速度を比較した図である。同図に示すように、硫黄被毒により劣化したNOx除去性能が、初期のNOx除去性能の約50%にまで回復(回復率が50%)するのに必要とされるSパージ再生時間は、従来の触媒では30分であるのに対して、第1の実施形態に係る複合酸化物触媒では3分であった。
すなわち、第1の実施形態に係る複合酸化物触媒は、475度という低温のSパージ再生であっても、極めて短時間にNOx除去性能が回復する触媒であることが分かる。
図2は、第1の実施形態に係る複合酸化物触媒のNOx除去性能の回復速度と触媒組成に係る係数xとの関係図である。同図に示すように、硫黄被毒により劣化したNOx除去性能が回復する速度は、複合酸化物触媒のAサイトにおけるランタン成分のバリウム置換量により変化することが分かる。
詳細に説明すれば、x=0.2のときに回復率50%に必要とされるSパージ再生時間は約7分であり、x=0.7まではxの増加に伴って再生時間が徐々に短くなり、x=0.7のときに約3分となる。一方、x=0・7よりバリウム置換量が多くなると再生時間が徐々に長くなり、x=1.0のときに約5分となる。したがって、バリウム置換量としては、好ましくは0.5≦x≦1.0であり、特にxが約0.7のときに優れたNOx除去性能を有する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係る複合酸化物触媒は、一般式:BaBxyの材料の複合酸化物触媒であり、具体的には、1wt%Rh/BaBxyである。すなわち、ロジウム(Rh)を1wt%担持させた複合酸化物触媒である。
なお、B成分はTi,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ce,Zr及びWからなる群のうち少なくとも一種であればよく、0<x≦1またはxは1よりも大きく、1≦y≦4であればよい。また、担持又は含有させる金属元素としては、Au,Ag,Pt,Pd,Ir,Rh及びRuが挙げられる。
Bサイトの係数xが、0<x≦1の場合には、Bサイトを構成する金属元素の量に比べてAサイトを構成するバリウム元素が過剰となり、バリウム元素が酸化物や炭酸塩などとして存在している場合がある。一方、Bサイトの係数xが、1より大きい場合には、Aサイトを構成するバリウム元素の量に比べてBサイトを構成する金属元素の量が過剰となり、Bサイトを構成する金属元素が酸化物などとして存在している場合がある。
図3は、第2の実施形態に係る複合酸化物触媒のNOx除去性能の回復速度と触媒組成に係る係数xとの関係図である。同図に示すように、硫黄被毒により劣化したNOx除去性能が回復する速度は、複合酸化物触媒のBサイトを構成する元素の係数xにより変化することが分かる。
詳細に説明すれば、x=1のときに回復率50%に必要とされるSパージ再生時間は約9分であり、xの増加に伴って再生時間が徐々に短くなり、x=4のときに約5分となる。係数xがいずれの値であっても再生時間は10分以下であり、再生に30分も必要とされる従来の触媒と比較して、優れたNOx除去性能を有することが分かる。
第1の実施形態に係る複合酸化物触媒と従来の触媒とのNOx除去性能の回復速度を比較した図である。 第1の実施形態に係る複合酸化物触媒のNOx除去性能の回復速度と触媒組成に係る係数xとの関係図である。 第2の実施形態に係る複合酸化物触媒のNOx除去性能の回復速度と触媒組成に係る係数xとの関係図である。

Claims (5)

  1. 一般式:L1-xBaxCoOyの材料を含有することを特徴とする複合酸化物触媒。
    ただし、L成分はランタノイド(La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu)を構成する元素のうち少なくとも一種であり、0<x≦1であり、2≦y≦4である。
  2. 一般式:BaBxyの材料を含有することを特徴とする複合酸化物触媒。
    ただし、B成分はTi,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ce,Zr及びWからなる群のうち少なくとも一種であり、0<x≦1であり、1≦y≦4である。
  3. 一般式:BaBxyの材料を含有することを特徴とする複合酸化物触媒。
    ただし、B成分はTi,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ce,Zr及びWからなる群のうち少なくとも一種であり、xは1より大きく、1≦y≦4である。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載する複合酸化物触媒において、
    Au,Ag,Pt,Pd,Ir,Rh及びRuからなる群のうち少なくとも一種の元素が、当該複合酸化物触媒に担持されているか、又は当該複合酸化物触媒中に含有されていることを特徴とする複合酸化物触媒。
  5. 排気ガス浄化用の触媒であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載する複合酸化物触媒。
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