JP2006203613A - 等化器 - Google Patents

等化器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006203613A
JP2006203613A JP2005013662A JP2005013662A JP2006203613A JP 2006203613 A JP2006203613 A JP 2006203613A JP 2005013662 A JP2005013662 A JP 2005013662A JP 2005013662 A JP2005013662 A JP 2005013662A JP 2006203613 A JP2006203613 A JP 2006203613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
series
coefficient setting
tap
speed
setting unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005013662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006203613A5 (ja
Inventor
Takeshi Miyano
健 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2005013662A priority Critical patent/JP2006203613A/ja
Publication of JP2006203613A publication Critical patent/JP2006203613A/ja
Publication of JP2006203613A5 publication Critical patent/JP2006203613A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

【課題】 等化器におけるシンボル方向の補間を、ハードウェア規模を増大させることなく、FIRフィルタを用いて行えるようにする。
【解決手段】 移動体の各運転状態(車速)にそれぞれ対応させた一連のタップ係数を用意しておいて、該移動体の運転状態を検出部13によって検出して、その検出した運転状態に対応した上記一連のタップ係数をタップ係数設定部12より、デジタルフィルタ11に対して設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば地上デジタル放送用受信装置、特にその中の等化器に関する。
受信装置において受信した信号を等化するに際し、パイロットシンボルを用いるという等化方法が知られている。一例として上記の地上デジタル放送用受信装置について見ると、この地上デジタル放送の場合は送信信号の変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を採用し、マルチキャリア位相変調されたデータシンボル群の中に所定間隔でパイロットシンボルを挿入する。そしてこの挿入されたパイロットシンボルを入力とする受信装置の等化器では、これらパイロットシンボルを用いて伝送路特性すなわち伝送路応答(H)を推定し、この推定した伝送路応答に基づいてデータシンボル群に対する等化を行う。
なお本発明に関連する公知技術としては、例えば下記の〔特許文献1〕〜〔特許文献3〕がある。しかしこれらの特許文献には、本発明の特徴である、「移動体の運転状態毎に予め設定した一連のタップ係数を保持しておいて、現在の運転状態が変わる毎に、その保持しておいた対応する一連のタップ係数を選択して、FIR(有限長インパルス応答)フィルタに対し、その選択された一連のタップ係数を設定する」といった技術思想は開示されていない。
ちなみに、特許文献1には、マルチパス伝搬路において希望波に対する遅延波の遅延時間がガードインターバル時間を超えた場合においても、シンボル間干渉の影響を取り除くことを開示しており、特許文献2には、伝送路におけるマルチパス干渉の影響による歪を補正すると共に、伝送特性の時間変動にも追従し、なおかつ耐雑音性を改善するOFDM伝送方式が開示されており、特許文献3には、デジタル通信においてマルチキャリア信号を復調するマルチキャリア変調方式用復調回路に関し、残留キャリア周波数誤差や位相雑音に起因する位相回転に対し、高精度にその補正を行うことが記載されている。
特許第2934225号公報 特開平10−75226号公報 特開2002−152167号公報
後に図を参照して説明するとおり、上記等化器では、パイロットシンボルに作用する伝送路応答を推定し、シンボル方向(時間方向)ならびにキャリア方向(周波数方向)の各々について「補間」を行って全てのデータシンボルについての伝送路応答を求め、さらに所定の複素除算を行うことにより、等化が行われる。
この場合、上記の「補間」について見てみると、上記シンボル方向については「直線補間」を行い、一方上記キャリア方向については「フィルタ補間」とりわけ「FIRフィルタ補間」を行っている。このFIRフィルタを用いた補間によれば高精度な補間が行えて理想的である。
ところが、キャリア方向に比べてシンボル方向の演算データ量は遙かに大であることから、FIRフィルタによるフィルタ補間はシンボル方向の補間には不向きである。もしあえて、このFIRフィルタをシンボル方向の補間に用いるならば、最大ドップラー周波数幅(移動体の走行速度に比例する値であって、例えば、UHF帯の770MHzのもとで、100km/hで走行したとき、80Hz程度)に応じて、FIRフィルタの通過帯域幅を、連続的に可変にする必要がある。
この結果、各走行速度に対応させて多数のFIRフィルタが用意されなければならないことになり、等化器のハードウェア規模が膨大になってしまう、という問題がある。また、このようにFIRフィルタを用いたとき、移動体の停車時つまり固定受信となる場合には、FIRフィルタがある通過帯域幅を有することから、雑音による受信品質の劣化が現れる、という問題もある。
したがって本発明は、シンボル方向の補間について、ハードウェア規模を増大させることなしに、FIRフィルタ補間の導入を可能とすると共に、固定受信時において雑音による受信品質の劣化を防止することのできる等化器を提供することを目的とするものである。
図1は本発明に係る等化器の基本構成図である。本図において、等化器10は、シンボルフィルタをなすデジタルフィルタ11と、該フィルタ11に対してそのタップ係数を設定するためのタップ係数設定部12と、その設定に際して必要となる当該移動体の運転状態を検出するための検出部13と、を備えて構成される。
すなわち、本発明による等化器10は、移動体に搭載され、シンボル方向の補間をパイロットシンボルを用いてデジタルフィルタにより行う等化器であって、上述したデジタルフィルタ11と、タップ係数設定部12と、検出部13と、からなる。タップ係数設定部12は移動体の運転状態毎に対応させた一連のタップ係数を、その運転状態に応じてデジタルフィルタ11に対して設定するものであり、検出部13はその移動体の運転状態がいずれの上記運転状態に属するかを検出するものであって、このタップ係数設定部12は、検出部13により検出された上記の運転状態に対応する一連のタップ係数を、デジタルフィルタ11に対して設定する。なお、上記のデジタルフィルタ11は、典型的にはFIRフィルタであるが、これに限定するものではない。
等化器10におけるシンボル方向の補間は前述のとおり、通常、直線補間やステップ補間により行われており、キャリア方向の補間において用いられているFIRフィルタによる補間は、理想的な補間が行えるにも拘らず、シンボル方向の補間には採用されていない。これは、前述したように、移動体の走行速度に応じてFIRフィルタの通過帯域幅を連続的に可変にする必要があり、そのために多数のFIRフィルタを設けなければならないというハードウェア上の問題があるからである。
そこで本発明は、移動体の走行速度毎に応じたデジタルフィルタ(FIRフィルタ)11を連続的に設けるのではなく、例えば30km/h帯、60km/h帯および100km/h帯、といったように、離散的な代表FIRフィルタを数個用意し、現在の走行速度に最も適した1組のタップ係数を適宜選択するようにする。
このために、上記の30km/h帯、60km/h帯および100km/h帯にそれぞれ対応した第1、第2および第3の「一連のタップ係数」のいずれかを上記タップ係数設定部12から出力して、FIRフィルタ(11)に対し設定するようにする。このようにすれば、FIRフィルタ(11)それ自体は原理的に1つあればよいことになり、ハードウェア規模の増大といった問題は生じさせない。
また、固定受信時において雑音による受信品質の劣化、といった問題については、上記タップ係数設定部12から出力する一連のタップ係数を、全て「1」とするだけで解決される。この理由については後述する。
本発明をより一層理解しやすいようにするために、まず、従来の等化器について説明する。
図5はOFDM信号のフォーマットの一例を示す図である。本図の例は、欧州や日本のOFDMシステムにおけるOFDM信号の例であり、本図の縦軸はシンボル方向すなわち時間方向を示し、横軸はキャリア方向すなわち周波数方向を示す。
本図中の白丸はデータシンボルDS、すなわちデータ信号を表し、黒丸はパイロットシンボルPSすなわちパイロット信号を表す。パイロットシンボルPSは、12本毎のサブキャリアによって伝送されていて、かつ、4シンボル後に同一のサブキャリアに戻るように、巡回的に配列されている。
等化器10は、キャリア方向の補間とシンボル方向の補間のうち、特に後者のシンボル方向の補間に注目するものであるが、ここで従来の等化器全体の構成について示しておく。
図6は従来の等化器10の一構成例を示す図である。なお全図を通じて同様の構成要素には、同一の参照番号または記号を付して示す。
本図の等化器10は、データシンボル抽出部15とパイロットシンボル抽出部16と等化部17とからなり、この等化部17は、図示する構成要素21〜25を含む。
受信側でパイロットシンボル生成部21により生成したパイロットシンボルと、送信側より受信して抽出したパイロットシンボル抽出部16からのパイロットシンボルと、をパイロットシンボル複素除算部22に入力し、ここで両者間の複素除算を行うことにより、受信ベクトルの変動分を算出する。この変動分を、直線補間あるいはステップ補間を行うシンボル補間部23に通すことにより、シンボル方向でのパイロットシンボルの補間(図7)が行われ、さらに、典型的にFIRフィルタよりなるキャリアフィルタ24を通すことによりキャリア方向でのパイロットシンボルの補間(図8)が行われて、これがパイロットシンボルによって推定した伝送路応答Hとなる。
この推定した伝送路応答Hによって、データシンボル複素除算部25にて、データシンボル抽出部15からのデータシンボルDSに対して複素除算を行う。ここに、受信したデータシンボルDSに対する等化が行われたことになる。さらにデータシンボル復調部26を通して、求めるデータシンボルDSすなわち“1,0”の伝送データを得る。
図7はシンボル補間部23による補間の様子を示す図であり、
図8はキャリアフィルタ24による補間の様子を示す図である。
図7および図8において、白丸(DS)と黒丸(PS)は前述と同様、データシンボルDSおよびパイロットシンボルPSである。図7においては、直線補間によって補間されたパイロットシンボルが生成され、また図8においては、FIRフィルタを通して上記の補間されたパイロットシンボルが生成される。つまり時間軸方向および周波数軸方向のそれぞれにおける受信ベクトルの位相回転ならびに振幅変動が検出されて、伝送路応答Hが推定される。
本発明は、図7に示す補間を行う図6に示すシンボル補間部23を、一般的な直線補間に代えて、理想的なデジタルフィルタ(FIRフィルタ)により実現しようとするものであり、しかもこれをハードウェアの増大を伴わずに実現するのが、図1のデジタルフィルタ(FIRフィルタ)11およびタップ係数設定部12である。なお、以下の説明では、このデジタルフィルタ11をFIRフィルタ(11)と称する。
ここで、図1に示すFIRフィルタ(11)とタップ係数設定部12についてさらに具体的に説明する。
図2は図1に示すFIRフィルタ(11)の詳細な構成例を示す図である。ただし、この構成自体は周知である。本図において、FIRフィルタ(11)は、パイロットシンボル複素除算部22からの出力を入力とする縦属接続された複数の遅延部31と、これら遅延部31の各入出力段からの信号を入力として、所定のタップ係数(T0,T1…Tn−1)がそれぞれ乗算される複数の複素乗算部32と、これらの出力の総和をとる加算部33と、からなり、この加算部33の出力が、さらに図6のキャリアフィルタ24に入力される。本発明の特徴の1つは、上記複素乗算部32に設定すべき各タップ係数(T0,T1…Tn−1)を生成するタップ係数設定部12にあり、これについてさらに詳しく説明する。
図3はタップ係数設定部12の概略構成を示す図である。本図において、タップ係数設定部12は、第1のタップ係数設定部41と、第2のタップ係数設定部42と、切替部43とからなる。この切替部43は、当該移動体の運転状態を検出する検出部13によって切替え制御される。検出部13は、最も簡単には、当該移動体にもともと設けられている速度センサの出力を入力情報とするものでよい。
ここに、第1のタップ係数設定部41は、運転状態が、固定受信となる停車状態(速度=0)であるときに、この状態に対応させた一連のタップ係数(T0,T1…)をFIRフィルタ(11)に設定するものであり、第2のタップ係数設定部42は、その運転状態が走行状態であるときに、この状態に対応させた一連のタップ係数(T0,T1…)をFIRフィルタ(11)に設定するものである。なお、これら設定部41,42は、タップ係数記憶手段(メモリ)を内部に備えている。
さらに具体的には、上記第1のタップ係数設定部41は、全て「1」とした一連のタップ係数(T0,T1…)を、FIRフィルタ(11)に対して設定することを特徴とするものである。
前述したように、FIRフィルタ(11)を用いたとき、移動体の停車時つまり固定受信となる場合には、FIRフィルタ(11)がある通過帯域幅を有することから、雑音による受信品質の劣化が現れる、という問題がある。そこで、その雑音を消去するために、該雑音のホワイトノイズ性に着目し、FIRフィルタ(11)に入力される一連の信号を全て加算してその平均値をとり、その雑音を0に近付けるようにする。これはFIRフィルタ(11)のカットオフ周波数を0に近付けてDC成分のみを通過させることを意味する。このことは複素除算部32の各々に与えるタップ係数(T0,T1…Tn−1)を全て「1」にすることにより達成される。
一方第2のタップ係数設定部42は、上述した走行状態における走行速度に対する最大ドップラー周波数を通過させるような一連のタップ係数(T0,T1…)を、FIRフィルタ(11)に対して設定することを特徴とするものである。この場合、この第2のタップ係数設定部42は、上記の走行速度を複数の速度帯に区分して各速度帯に対応する一連のタップ係数を出力するようにする。そして検出部13により検出された現在の走行速度に応じて1つの速度帯を特定しこの速度帯に対応する一連のタップ係数を、FIRフィルタ(11)に対して設定するのが最も好ましい。図4は図3に示す第2のタップ係数設定部42の好ましい態様例を示す図であり、上記の複数の速度帯を、一例として、3つの速度帯、すなわち30km/h帯(I)と、60km/h帯(II)と、100km/h帯(III)と、に区分し、それぞれに対応したタップ係数設定部42−I,42−IIおよび42−IIIから、上記第2のタップ係数設定部42を構成する。タップ係数設定部42−Iは、例えば30km/hのときの最大ドップラー周波数を通過させることのできる帯域幅をFIRフィルタ(11)が有するような一連のタップ係数を出力する。他のタップ係数設定部42−IIおよび42−IIIも同様に、60km/hおよび100km/hのときの最大ドップラー周波数に見合う一連のタップ係数をそれぞれ出力する。
この場合、当該移動体の速度検出部13は、検出された現在の走行速度に最も近くかつ高速側にある速度帯に対応する一連のタップ係数を、FIRフィルタ(11)に対して設定するようにする。例えば、現在の走行速度が大体45km/hであったとすると、この速度に最も近く(30km/hまたは60km/h)、かつ、高速側にある速度帯(60km/h)に対応するタップ係数設定部42−IIからの一連のタップ係数を、FIRフィルタ(11)に与えるように、検出部13は選択部44を選択制御する。同様に、その走行速度が例えば大体80km/hならば、タップ係数設定部42−IIIからの一連のタップ係数を選択する。
第2のタップ係数設定部(42−I,42−II,42−III)は、それぞれ選択部44によって選択されたとき、それぞれの一連のタップ係数(T0,T1…Tn−1)を一度に複数の複素乗算部32に対して与えることができる。あるいは、それぞれの一連のタップ係数を、T0→T1→…Tn−1のように、順次、複数の複素乗算部32に対して与えることもできる。
すなわち後者の場合、第2のタップ係数設定部(42−I,42−II,42−III)は、一連のパイロットシンボルPSが1つずつ入力される毎に上記一連のタップ係数を1つずつ順次出力するようにする。このようにすると、例えばタップ係数設定部42−Iから42−IIへ遷移するに際して、伝送路応答の切り替えは滑らかとなって、その切り替え時における不快なチラツキ等が緩和される。このことは、例えばタップ係数設定部42−IIIから42−IIへの遷移に際しても同様に当てはまる。なお、現在の走行速度の変動に伴って、隣接する2つの速度帯のいずれか一方に遷移する際、その遷移にヒステリシス特性を持たせるのが好ましい。
最後に、本発明に基づく等化器10の等化動作を、数式を用いながらさらに詳しく説明する。
欧州や日本のOFDMシステムの信号フォーマット(パイロット信号配置)は、図5,7および8に示したとおりであり、Kはキャリア番号、1はシンボル番号である。パイロットシンボルは、受信側で既知のシンボルであって、そのパイロットシンボルの受信ベクトルの大きさYは、
Y=H・C+N
となる。ここで、Hは伝送路応答、Cはパイロットシンボルの値、Nは雑音を示す。
このYを、受信側で既知なパイロットシンボルの値Cで割ると
H′=Y/C=H+N/C
となり、雑音が小さい(N≒0)場合、H′=Hとして伝送路特性(伝送路応答)が推定できる。全てのパイロットシンボルについて伝送路特性を推定し、シンボル方向およびキャリア方向にてそれぞれ補間することで(図7および図8参照)、全てのデータシンボルに対する伝送路特性が明らかとなる。復調部では、受信されたデータシンボルの値を、この伝送路特性値で割ることにより、正しいデータを復調することができる。
なお、パイロットシンボルに対して推定した上述の伝送路応答の補間は、シンボル方向には最大ドップラー周波数により、キャリア方向にはガードインターバル期間内の遅延波を通過させる理想低域フィルタにより、フィルタリング補間を行うことができる。一般に、キャリア方向にのみ低域フィルタとしてFIRフィルタが用いられるが、本発明ではシンボル方向においてもFIRフィルタを用いて補間が行われる。
既に述べたとおり、最大ドップラー周波数(移動速度に比例する)に応じて、FIRフィルタの帯域幅を連続的に可変する、つまり多数のFIRフィルタを用意するのはハードウェア規模が大きくなりかつ困難である。また、固定受信の場合は、雑音の影響による劣化が現れる。そのためシンボルフィルタには、移動速度に応じたFIRフィルタのタップ係数を用意する。上述の例では、時速30km/h,60km/h,100km/hの最大ドップラー周波数を通過させる一連のタップ係数を用意しておき、移動速度に応じてFIRフィルタの特性を切り替える。また既に述べたとおり、固定受信(停車時)はタップ係数を全て「1」にする。
FIRフィルタのn番目のシンボルに対する出力、つまり伝送路応答は、
Figure 2006203613
である。ここでNはタップ数、H(n)はパイロットシンボルに対する伝送路応答である。
gt(n)=1(1=0〜N)にすると、固定受信つまり停車の場合は、雑音の影響による劣化が現れる問題に対して、FIRフィルタのタップ係数を1にすることにより、雑音の影響の低減を図ることができる。またタップ係数を切り替える構成にすることにより、ハードウェア規模の低減と雑音の影響の低減を図ることができる。
また既に述べたとおり、固定受信時はパイロットシンボル自身を数シンボル加算平均化することにより雑音を無くすことができる。
本発明に係る等化器の基本構成図である。 FIRフィルタ(11)の詳細な構成例を示す図である。 タップ係数設定部12の概略構成を示す図である。 第2のタップ係数設定部42の好ましい態様例を示す図である。 OFDM信号のフォーマットの一例を示す図である。 従来の等化器の一構成例を示す図である。 シンボル補間部による補間の様子を示す図である。 キャリアフィルタによる補間の様子を示す図である。
符号の説明
10 等化器
11 デジタルフィルタ
12 タップ係数設定部
13 検出部
15 データシンボル抽出部
16 パイロットシンボル抽出部
21 パイロットシンボル生成部
22 パイロットシンボル複素除算部
23 シンボル補間部
24 キャリアフィルタ
25 データシンボル複素除算部
32 複素乗算部
41 第1のタップ係数設定部
42 第2のタップ係数設定部
43 切替部
44 選択部

Claims (9)

  1. 移動体に搭載され、受信装置にて受信した信号におけるシンボル方向の補間をパイロットシンボルを用いてデジタルフィルタにより行う等化器であって、
    前記移動体の運転状態毎に対応させた一連のタップ係数を、該運転状態に応じて前記デジタルフィルタに対して設定するタップ係数設定部と、前記移動体の運転状態がいずれの前記運転状態に属するかを検出する検出部と、を備え、前記タップ係数設定部は、前記検出部により検出された前記運転状態に対応する前記一連のタップ係数を、前記デジタルフィルタに対して設定することを特徴とする等化器。
  2. 前記フィルタは、FIRフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の等化器。
  3. 前記タップ係数設定部は、
    前記運転状態が、固定受信となる停車状態であるときに、この状態に対応させた前記一連のタップ係数を前記デジタルフィルタに設定する第1のタップ係数設定部と、
    前記運転状態が走行状態であるときに、この状態に対応させた前記一連のタップ係数を前記デジタルフィルタに設定する第2のタップ係数設定部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の等化器。
  4. 前記第1のタップ係数設定部は、全て「1」とした前記一連のタップ係数を、前記デジタルフィルタに対して設定することを特徴とする請求項3に記載の等化器。
  5. 前記第2のタップ係数設定部は、前記走行状態における走行速度に対する最大ドップラー周波数を通過させるような前記一連のタップ係数を、前記デジタルフィルタに対して設定することを特徴とする請求項3に記載の等化器。
  6. 前記第2のタップ係数設定部は、前記走行速度を複数の速度帯に区分して各該速度帯に対応する前記一連のタップ係数を出力するようになし、検出された現在の走行速度に応じて1つの該速度帯を特定しこの速度帯に対応する前記一連のタップ係数を、前記デジタルフィルタに対して設定することを特徴とする請求項5に記載の等化器。
  7. 前記検出された現在の走行速度に最も近くかつ高速側にある前記速度帯に対応する前記一連のタップ係数を、前記デジタルフィルタに対して設定することを特徴とする請求項6に記載の等化器。
  8. 前記第2のタップ係数設定部は、一連の前記パイロットシンボルが1つずつ入力される毎に前記一連のタップ係数を1つずつ順次出力することを特徴とする請求項6に記載の等化器。
  9. 前記現在の走行速度の変動に伴って、隣接する2つの前記速度帯のいずれか一方に遷移する際、その遷移にヒステリシス特性を持たせることを特徴とする請求項6に記載の等化器。
JP2005013662A 2005-01-21 2005-01-21 等化器 Withdrawn JP2006203613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013662A JP2006203613A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 等化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013662A JP2006203613A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 等化器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006203613A true JP2006203613A (ja) 2006-08-03
JP2006203613A5 JP2006203613A5 (ja) 2008-02-28

Family

ID=36961208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005013662A Withdrawn JP2006203613A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 等化器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006203613A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008023539A1 (fr) * 2006-08-21 2008-02-28 Panasonic Corporation Récepteur, circuit intégré et procédé de réception
JP2010118920A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Mitsubishi Electric Corp Ofdm復調装置
JP2014090475A (ja) * 2009-05-27 2014-05-15 Qualcomm Incorporated 通信システムにおける移動センサの使用
US9380519B2 (en) 2013-03-13 2016-06-28 Qualcomm Incorporated Using motion to improve local wireless network connectivity
US9380520B2 (en) 2013-03-13 2016-06-28 Qualcomm Incorporated Using motion to improve local wireless network connectivity

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008023539A1 (fr) * 2006-08-21 2008-02-28 Panasonic Corporation Récepteur, circuit intégré et procédé de réception
JP5020246B2 (ja) * 2006-08-21 2012-09-05 パナソニック株式会社 受信装置、集積回路及び受信方法
US8275056B2 (en) 2006-08-21 2012-09-25 Panasonic Corporation Receiver, integrated circuit, and reception method
JP2010118920A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Mitsubishi Electric Corp Ofdm復調装置
JP2014090475A (ja) * 2009-05-27 2014-05-15 Qualcomm Incorporated 通信システムにおける移動センサの使用
US9380519B2 (en) 2013-03-13 2016-06-28 Qualcomm Incorporated Using motion to improve local wireless network connectivity
US9380520B2 (en) 2013-03-13 2016-06-28 Qualcomm Incorporated Using motion to improve local wireless network connectivity

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4600559B2 (ja) 受信装置、受信方法、およびプログラム
EP2264922B1 (en) Receiver, integrated circuit, digital television receiver, reception method, and reception program
EP2166721B1 (en) Receiving device, method and program
EP1533961A2 (en) OFDM reception apparatus
WO2007055042A1 (ja) 直交周波数分割多重信号の受信装置および受信方法
US20060146690A1 (en) Methods, circuits and computer program products for estimating frequency domain channel in a DVB-T receiver using transform domain complex filtering
JP2006203613A (ja) 等化器
JP4412387B2 (ja) 受信装置、受信方法、およびプログラム
JP2007151097A (ja) 遅延プロファイル解析回路及びそれを用いた装置
EP1821407B1 (en) OFDM channel estimation systems
JP5320198B2 (ja) 伝送路推定器及びofdm復調器
EP2101465A2 (en) Multicarrier reception
US8139664B2 (en) Reception apparatus, reception method and program
US9036724B2 (en) Data signal correction circuit, receiver, and data signal correction method
JP5099148B2 (ja) 受信装置、受信方法、およびプログラム
JP5995703B2 (ja) 等化装置及び等化方法並びに受信装置
EP2169891A2 (en) Information processor and corresponding method, display device and program
EP2169892B1 (en) Information processing apparatus, information processing method, display apparatus and information processing program
WO2011132299A1 (ja) 受信装置及び受信方法
JP5812827B2 (ja) 受信装置
WO2006018034A1 (en) Filter apparatus and method for frequency domain filtering
JP2009044443A (ja) 受信装置及び受信方法
JP2010118920A (ja) Ofdm復調装置
JP2010114883A (ja) Ofdm受信装置および中継装置
JP5896393B2 (ja) 受信装置および受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080109

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090128