JP2006200841A - 携帯用冷凍装置およびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 氷やドライアイスなどを用いず、太陽光で発電した直流電圧を交流電圧に変換するなく、スペースを取らず、軽量で自由に携帯でき、生鮮食品などを急速に冷凍できる携帯用冷凍装置の提供。
【解決手段】 不使用時には巻き取ったり折り畳むことにより小さくでき、使用時には拡げることができる太陽電池パネル2を備えた太陽光発電装置4と、太陽光発電装置4で発電した電気エネルギーにより作動する冷媒回路を有する機械室5を設置した冷凍容器6を備え、冷凍容器6の内部に収納した収容物を急速に冷凍できるようにした携帯用冷凍装置1により課題を解決できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生鮮食品などを急速に冷凍できる太陽電池パネルを備えた携帯用冷凍装置およびその使用方法に関するものである。
従来、クーラーボックスなどの保冷庫は、氷やドライアイスなどを入れて庫内の温度を下げて生鮮食品や予め冷凍した生鮮食品などを保存していたが、氷やドライアイスなどを用いる必要があるので、重くなったり、大型になってスペースを取るなどの問題があった。
トラックなどの車両の荷台に冷凍コンテナを積載し、この冷凍コンテナの外側壁面に太陽電池パネルを設置し、太陽光で発電した直流電圧を交流電圧に変換して冷却装置の冷媒回路の電動圧縮機を駆動して前記冷凍コンテナ内を冷却するようにした車載用冷却装置の電源装置が提案されている(特許文献1参照)。
一方、冷凍回路には、冷媒としてフロン(R11、R12、R134aなど)が一般的に用いられていた。しかしながら、フロンは大気中に放出されると大きな温暖化効果やオゾン層破壊などの問題を有している。このため、近年、環境に与える影響の少ない他の自然冷媒、例えば、酸素(O2 )、二酸化炭素(CO2)、ハイドロカーボン(HC)、アンモニア(NH3 )、水(H2 O)を冷媒として用いる研究が行われている。
これら自然冷媒の内、酸素と水は、圧力が低くて冷凍回路の冷媒としては用いることが困難であり、アンモニアやハイドロカーボンは可燃性であるため、取り扱いが難しい問題がある。このため、二酸化炭素(CO2 )を冷媒として用いた冷却装置が開発されてきている(特許文献2、特許文献3参照)。
特開平6−135222号公報 特開平10−19401号公報 特公平7−18602号公報
従来のトラックなど車両の荷台に積載した冷凍コンテナは、大型で重量も大きいため自由に携帯できず、また太陽光で発電した直流電圧を交流電圧に変換するため複雑になる問題があった。
本発明の第1の目的は、氷やドライアイスなどを用いる必要がなく、また太陽光で発電した直流電圧を交流電圧に変換することは必ずしも必要でなく、小型でスペースを取らず、軽量であって自由に携帯でき、そして生鮮食品などを急速に冷凍できる携帯用冷凍装置を提供することであり、
本発明の第2の目的は、携帯用冷凍装置を誰でも容易に使用できる方法を提供することである。
上記課題を解消するための本発明の請求項1に記載の携帯用冷凍装置は、不使用時には巻き取ったり折り畳むことにより小さくでき、使用時には拡げることができる太陽電池パネルを備えた太陽光発電装置と、前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより作動する冷媒回路を有する機械室を設置した冷凍容器を備え、前記冷媒回路を作動させて発生する冷熱により前記冷凍容器の内部に収納した収容物を急速に冷凍することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の携帯用冷凍装置は、請求項1記載の携帯用冷凍装置において、前記冷媒回路の冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の携帯用冷凍装置は、請求項1あるいは請求項2記載の携帯用冷凍装置において、前記収納物が生鮮食品であることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の携帯用冷凍装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯用冷凍装置において、前記冷凍容器に設置した前記機械室が、前記冷凍容器から着脱可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項5は、巻き取ったり折り畳んで小さくしてある太陽電池パネルを拡げて太陽光発電装置を所定の箇所に連結し、前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより冷媒回路を作動させて発生する冷熱により冷凍容器内を冷却して、前記冷凍容器の内部に収納した収容物を急速に冷凍し、必要に応じて冷凍した収容物を他の大型の保冷庫に入れて保管することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯用冷凍装置の使用方法である。
本発明の請求項1に記載の携帯用冷凍装置は、不使用時には巻き取ったり折り畳むことにより小さくでき、使用時には拡げることができる太陽電池パネルを備えた太陽光発電装置と、前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより作動する冷媒回路を有する機械室を設置した冷凍容器を備え、前記冷媒回路を作動させて発生する冷熱により前記冷凍容器の内部に収納した収容物を急速に冷凍することを特徴とするものであり、
小型でスペースを取らず、軽量であって自由に携帯でき、使用時には、巻き取ったり折り畳んで小さくしてある前記太陽電池パネルを拡げて前記太陽光発電装置を所定の箇所に連結し、そして、電源のない場所などであっても、太陽光により前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより冷媒回路を作動させることができ、そして発生する冷熱により前記冷凍容器内を冷却して、前記冷凍容器の内部に収納した生鮮食品などの収容物を急速に冷凍できるので、氷やドライアイスなどを用いる必要がなく、収容物の鮮度などの品質を維持したまま省スペースで保存でき、また太陽光で発電した直流電圧を交流電圧に変換することは必ずしも必要でないという、顕著な効果を奏する。
本発明の請求項2に記載の携帯用冷凍装置は、請求項1記載の携帯用冷凍装置において、前記冷媒回路の冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とするものであり、環境に与える影響を少なくできるという、さらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項3に記載の携帯用冷凍装置は、請求項1あるいは請求項2記載の携帯用冷凍装置において、前記収納物が生鮮食品であることを特徴とするものであり、冷凍することにより鮮度を維持できるという、さらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項4に記載の携帯用冷凍装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯用冷凍装置において、前記冷凍容器に設置した前記機械室が、前記冷凍容器から着脱可能に構成されていることを特徴とするものであり、持ち運び時に、取り外して分割でき、持ち運び易くなるという、さらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項5は、巻き取ったり折り畳んで小さくしてある太陽電池パネルを拡げて太陽光発電装置を所定の箇所に連結し、前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより冷媒回路を作動させて発生する冷熱により冷凍容器内を冷却して、前記冷凍容器の内部に収納した収容物を急速に冷凍し、必要に応じて冷凍した収容物を他の大型の保冷庫に入れて保管することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯用冷凍装置の使用方法であり、携帯用冷凍装置を誰でも容易に使用できる上、必要に応じて一旦冷凍した収容物を取り出して他の大型の保冷庫に入れて保管するようにすれば多数の収容物を次々に効率よく冷凍、保管できるという、顕著な効果を奏する。
次に本発明を図を用いて実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の携帯用冷凍装置の1例を模式的に説明する説明図である。
図2は、図1に示した本発明の携帯用冷凍装置の冷媒回路の1例を説明する説明図である。
図3は、図2の冷媒回路のp−h線図である。
図1に示したように本発明の携帯用冷凍装置1は、不使用時には巻き取ったり折り畳んんであったものを拡げた太陽電池パネル2と、太陽電池パネル2を冷凍容器6や機械室5の所定の箇所に連結する電気回路3などを備えた太陽光発電装置4と、図2に示した圧縮機10などを有する冷媒回路を有する機械室5を区画して設置した冷凍容器6を備えている。圧縮機10などは太陽光発電装置4で発電した直流電圧を交流電圧に変換することなく作動する。
そして、太陽光発電装置4で発電した電気エネルギーは電気回路3を経て、前記冷媒回路の圧縮機10や各ファン151、152などに入力されて、図示しない制御装置により、それぞれの目的に合わせて制御して作動するようになっている。
前記機械室5内には、圧縮機10などを有する冷媒回路の部品の大部分が設置されている。冷凍容器6は、断熱性に優れており、生鮮食品などの収容物20を出し入れするための開閉密閉可能な扉8を備えるとともに、内部の空間に収容物20を載せる図示しない棚などを備えており、前記冷媒回路の蒸発器157で発生する冷熱により冷凍容器6内を急速に冷却し、収容した生鮮食品などの収容物20を急速に冷凍できるように構成されている。9は扉8を開閉するための把手である。
巻き取ったり折り畳むことができる太陽電池パネル2は光電変換効率が高く、耐久性、信頼性の高いものであれば特に限定されるものではなく、市販品を使用することもできる。
太陽電池パネル2の面積などは、収容物20の急速冷凍に要求される充分の電気エネルギーを出力するように設計されている必要があるが、太陽電池パネル2は、巻き取ったり折り畳むことができる構造、構成としてあるので、太陽電池パネル2単独であっても、取り外して、携帯して移動することができ、誰でも容易に運搬することができ取り扱い性に優れている。勿論、太陽電池パネル2を本発明の携帯用冷凍装置1に連結した状態でも容易に運搬することができ取り扱い性に優れる。
本発明の携帯用冷凍装置1を電源のない場所などで使用する際は、巻き取ったり折り畳んで小さくしてある太陽電池パネル2を拡げ、太陽光のよく当たる場所に設置した太陽光発電装置4を電気回路3を経て前記冷媒回路の圧縮機10などを作動できるように所定の箇所に連結する。
太陽光発電装置4で発電した電気エネルギーにより前記冷媒回路の圧縮機10などを作動させて、発生する冷熱により冷凍容器6内を冷却できるように構成する。
そして冷凍容器6の内部に生鮮食品などの収容物20を収容すると急速に冷凍することができる。冷凍容器6は、収容物20を急速に冷凍できるように構成するとともに、携帯して移動するなどの際には誰でも容易に運搬できるように、例えば約1リットル程度の内容積の小型とすることが好ましく、したがって多量の収容物20を入れることはできない。機械室5も冷凍容器6とほぼ同等の大きさかあるいはやや小さい構成とすることが望ましい。
そこで、図1に示すように一旦冷凍した収容物20を冷凍容器6から出して、別に準備した他の大型の保冷庫7に入れて保管するようにすれば、多数の収容物20を次々に効率よく冷凍、保管できる。
図2において、二酸化炭素(CO2 )を冷媒として使用する内部中間圧型多段(2段)圧縮式ロータリ圧縮機10は冷媒回路の一部を構成する。
圧縮機10は、例えばアルミニウム系金属からなる円筒状の密閉容器12内の電動要素14とこの電動要素14の回転軸16で駆動される下段の回転圧縮要素32および上段の回転圧縮要素34を備えて構成されており、密閉容器12は底部を各摺動部へ潤滑油を送って潤滑するための潤滑油の溜めとしている。
圧縮機10は冷媒導入管94から吸い込まれた冷媒ガスを1段目の下段の回転圧縮要素32で圧縮して、密閉容器12内に吐出し、この密閉容器12内の中間圧の冷媒ガスを冷媒導入管92から一旦中間冷却回路150に吐出し、中間冷却用熱交換器(インタークーラ)159を通過することにより、冷媒ガスはファン151により空冷され、2段目の上段の回転圧縮要素34に吸い込まれて圧縮され、2段目の圧縮にて高圧となった冷媒ガスは、冷媒吐出管96から吐出され、ファン151によりガスクーラ154で空冷される。中間冷却用熱交換器(インタークーラ)159およびガスクーラ154に接触して熱交換して加熱された空気は機械室5から外部に排出される。
二酸化炭素を冷媒として用いたので、例えば冷媒圧力は高圧側で約10MPaに達し、外部に吐出された冷媒ガスの温度は例えば約130℃となる。
このガスクーラ154から出た冷媒は、第1熱交換器160にて蒸発器157を出た冷媒と熱交換した後、膨張弁156を経て蒸発器157に入り、蒸発し、冷却作用を発揮する。
そしてファン152により送風され蒸発器157に接触して熱交換して冷却された空気は冷風として冷凍容器6内に送られ冷凍容器6の冷却に利用され、冷凍容器6内部に収納した収容物20を冷却して急速に凍結する。
この際、冷凍容器6内の空気をファン152により蒸発器157に送風して接触させて熱交換させ、冷却された空気を冷凍容器6内に送り、そして繰り返して冷凍容器6内の空気をファン152により蒸発器157に送風して接触させて熱交換させ、冷却された空気を冷凍容器6内に循環して送り、冷凍容器6内を急速に冷却し、収納した収容物20を急速に凍結する構成とすることが好ましい。
蒸発器157で蒸発した冷媒は、再度内部熱交換器160を経て、前記高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受け、完全に気体の状態となって冷媒導入管94から下段の回転圧縮要素32に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
この場合の動作を図3のp−h線図を参照して説明する。
下段の回転圧縮要素32で圧縮されて(エンタルピーをΔh3得て)中間圧となり、密閉容器12内に吐出された冷媒は(図3の(2)の状態)、冷媒導入管92から出て中間冷却回路150に流入する。そして、この中間冷却回路150が通過する中間冷却用熱交換器159に流入し、そこで空冷方式により放熱される(図3の(3)の状態)。ここで中間圧の冷媒は中間冷却用熱交換器159にて図3に示すようにエンタルピーをΔh1失う。
その後、上段の回転圧縮要素34に吸い込まれて2段目の圧縮が行われて高圧高温の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管96より外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている(図3の(4)の状態)。
冷媒吐出管96から吐出された冷媒ガスはガスクーラ154に流入し、そこで空冷方式により放熱された後(図3の(5’)の状態)、第1熱交換器160を通過する。冷媒はそこで低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される(図3の(5)の状態)(エンタルピーをΔh2失う)。その後冷媒は膨張弁156にて減圧され、その過程でガス/液混合状態となり(図3の(6)の状態。)、次に、蒸発器157に流入して蒸発する(図3の(1’)の状態)。蒸発器157から出た冷媒は第1熱交換器160を通過し、そこで前記高圧側の冷媒から熱を奪って加熱される(図3の(1)の状態)(エンタルピーをΔh2得る)。
そして、第1熱交換器160で加熱された冷媒は冷媒導入管94からロータリ圧縮機10の下段の回転圧縮要素32内に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
回転軸16にはその中央に圧縮要素32、34や軸受などの各摺動部に潤滑油を供給する図示しない給油孔が設けられているとともに、回転軸16の下端に前記給油孔に連通するオイルピックアップが取付けられており、その下端を潤滑油溜の潤滑油中に浸漬させてある。オイルピックアップはオイル供給能力を向上させる図示しないパドルと一体に形成されている。
回転軸16が回転されると潤滑油溜中の潤滑油は回転軸16の回転により生じる遠心力により回転軸16の下端に取付けられたオイルピックアップから前記給油孔を経て軸受や圧縮要素32、34の各摺動部に供給され、各摺動部を潤滑した後、潤滑油溜中に戻り、循環して使用される。
一方、冷媒吐出管96から吐出された冷媒ガス中に同伴された潤滑油は冷媒とともに冷媒回路を経て冷媒導入管94から圧縮機10の下段の回転圧縮要素32内に吸い込まれ摺動部を潤滑する。
なお、上記実施形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
上記説明においては2段圧縮式ロータリ圧縮機について説明したが、圧縮機の形式は特に限定されず、具体的には、レシプロ式圧縮機、振動式圧縮機、マルチベーン式ロータリ圧縮機、スクロール式圧縮機などであってもよく、また圧縮段数は少なくとも1段以上であればよい。
また上記説明においては蒸発器を出た冷媒を第1熱交換器を通過させて高圧側の冷媒と熱交換させることで完全に気体の状態とする例について説明したが、第1熱交換器を用いる代わりに蒸発器の出口側と圧縮機の吸込側との間の低圧側にレシーバタンクを配設してもよい。
例えば前記の実施の形態においては、太陽光発電装置4で発電した直流電圧を交流電圧に変換することなく使用して発電する例を示したが、圧縮機10などが交流電圧を用いる仕様になっている場合は、太陽光発電装置4で発電した直流電圧を所定の交流電圧に変換するインバーターなどの変換装置を電気回路3に組み込み、交流電圧により発電することができる。
また、前記の実施の形態においては、機械室5内に圧縮機10などを有する冷媒回路の大部分が設置されている例を示したが、各機器の配置は特に限定されるものではなく、例えば、冷熱を発生する蒸発器157は冷凍容器6内の上方に固定して設置することもでき、また温風を発生する中間冷却用熱交換器(インタークーラ)159およびガスクーラ154は機械室5の外部に接して設置することもできる。
本発明の携帯用冷凍装置1において、冷凍容器6に設置した機械室5を、冷凍容器6から着脱可能に構成することができる。機械室5が、冷凍容器6から着脱可能に構成されていると、持ち運び時に、機械室5を取り外して分割でき、持ち運びが容易になる。
そして、冷凍容器6内の冷却方法として機械室5側の冷凍容器6内の冷却は前記蒸発器157で直接冷却する直冷方式で冷却し、前記蒸発器157から離れた側の冷凍容器6内の冷却は前記蒸発器157から図示しない冷気通路で冷気が供給される方式とすると、機械室5と冷凍容器6の分割が容易になり持ち運びが容易になる。前記蒸発器157から離れた側の冷凍容器6の冷却を前記蒸発器157から図示しない冷気通路で冷気を供給する方式とすると、冷凍容器6の容積を大きくできるなど、機械室5と冷凍容器6の容積比を容易に変更できる利点がある。
また前記の実施の形態においては、本発明の携帯用冷凍装置1の冷凍容器6の側部に機械室5を設置した例を示したが、冷凍容器6の下部に機械室5を設置することも可能である。冷凍容器6の下部に機械室5を設置すれば設置面積を小さくでき、船など狭い所に置く際などに設置場所の自由度が広がる。
また本発明の携帯用冷凍装置1において、冷凍容器6と機械室5が一体化されていてもよい。冷凍容器6と機械室5を一体化した場合ば、冷凍容器6の冷却は前記蒸発機157で直接冷却する直冷方式とすることができるので、冷凍容器6内を素早く冷却でき、収容物20をより急速に凍結できる利点がある。
また、電気回路3に図示しない蓄電装置を組み込んでおけば、日中天気のよい時に太陽光発電装置4で発電した電気エネルギーを一旦この蓄電装置に蓄え、蓄えた電気エネルギーを利用して夜間、雨や曇りの日にも本発明の携帯用冷凍装置1を使用することができる。
本発明の携帯用冷凍装置は、不使用時には巻き取ったり折り畳むことにより小さくでき、使用時には拡げることができる太陽電池パネルを備えた太陽光発電装置と、前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより作動する冷媒回路を有する機械室を設置した冷凍容器を備え、前記冷凍容器の内部に収納した収容物を急速に冷凍するものであり、
小型でスペースを取らず、軽量であって自由に携帯でき、使用時には、巻き取ったり折り畳んで小さくしてある前記太陽電池パネルを拡げて前記太陽光発電装置を所定の箇所に連結し、そして、電源のない場所などであっても、太陽光により前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより冷媒回路を作動させることができ、発生する冷熱により前記冷凍容器内を冷却して、前記冷凍容器の内部に収納した生鮮食品などの収容物を急速に冷凍できるので、氷やドライアイスなどを用いる必要がなく、収容物の鮮度などの品質を維持したまま省スペースで保存でき、また太陽光で発電した直流電圧を交流電圧に変換することは必ずしも必要でないという顕著な効果を奏するので、産業上の利用価値が高い。
本発明の携帯用冷凍装置の1例を模式的に説明する説明図である。 図1に示した本発明の携帯用冷凍装置の冷媒回路の1例を説明する説明図である。 図2の冷媒回路のp−h線図である。
符号の説明
1 携帯用冷凍装置
2 太陽電池パネル
3 電気回路
4 太陽光発電装置
5 機械室
6 冷凍容器
7 保冷庫
8 扉
9 把手
20 収容物

Claims (5)

  1. 不使用時には巻き取ったり折り畳むことにより小さくでき、使用時には拡げることができる太陽電池パネルを備えた太陽光発電装置と、前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより作動する冷媒回路を有する機械室を設置した冷凍容器を備え、前記冷媒回路を作動させて発生する冷熱により前記冷凍容器の内部に収納した収容物を急速に冷凍することを特徴とする携帯用冷凍装置。
  2. 前記冷媒回路の冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とする請求項1記載の携帯用冷凍装置。
  3. 前記収納物が生鮮食品であることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の携帯用冷凍装置。
  4. 前記冷凍容器に設置した前記機械室が、前記冷凍容器から着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯用冷凍装置。
  5. 巻き取ったり折り畳んで小さくしてある太陽電池パネルを拡げて太陽光発電装置を所定の箇所に連結し、前記太陽光発電装置で発電した電気エネルギーにより冷媒回路を作動させて発生する冷熱により冷凍容器内を冷却して、前記冷凍容器の内部に収納した収容物を急速に冷凍し、必要に応じて冷凍した収容物を他の大型の保冷庫に入れて保管することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯用冷凍装置の使用方法。
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