JP2006198583A - 水系の電解処理方法及び装置 - Google Patents

水系の電解処理方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006198583A
JP2006198583A JP2005015719A JP2005015719A JP2006198583A JP 2006198583 A JP2006198583 A JP 2006198583A JP 2005015719 A JP2005015719 A JP 2005015719A JP 2005015719 A JP2005015719 A JP 2005015719A JP 2006198583 A JP2006198583 A JP 2006198583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
scale
electrolytic treatment
cathode
electrolytic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005015719A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Nagai
達夫 永井
Hideyuki Komori
英之 小森
Takashi Iyasu
隆志 居安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2005015719A priority Critical patent/JP2006198583A/ja
Publication of JP2006198583A publication Critical patent/JP2006198583A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】水系の水を電解装置に通水して電解処理する方法において、系内のスケール成分を適正量除去すると共に、電解装置からの流出水中に塩素系酸化剤が適正量含有されるように電解処理することができる電解処理方法及び装置を提供する。
【解決手段】電解処理工程にあっては、陽極3、陰極4間に電圧を印加し、第1の電解装置1あるいはさらに第2の電解装置1Bに貯水槽51からの水を循環通水し、電解処理する。陰極4の近傍では水素が発生してアルカリ性となる。陰極4の近傍で重炭酸イオンが炭酸イオンに解離し、Caイオン及びMgイオンより炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムが生成し、これらが電極表面に析出することからスケール化傾向が低減される。第2の電解装置1Bは、スケール析出専用のものである。循環水中の酸化還元電位が所定範囲となるように第1の電解装置1を制御し、pHが所定範囲となるように第2の電解装置1Bを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は循環型冷却水系などの水系におけるスケール析出を防止するための電解処理方法及び装置に係り、特に、電解装置内にてスケールを析出させて水系から除去すると共に、塩素系酸化剤を生成させるようにした電解処理方法及び装置に関する。
工場、ビルなどのコンプレッサー、冷凍機で発生した廃熱は、熱交換器を介して冷却水(冷却媒体)で冷却されている。熱交換器において、廃熱との熱交換で温度が上昇した冷却水は開放型冷却塔で空気と接触することで蒸発して放熱、冷却され、再び熱交換器に循環される。従って、このような循環型冷却水系では、冷却塔で蒸発ないし飛散して減少した水量に相当する補給水が補給されて運転が行われている。
しかし、そのままでは補給水中に含有されるスケール成分が冷却水系内で濃縮されて、その溶解度を超え、熱交換器の伝熱面、冷却塔の充填材や底部或いは配管にスケールとして析出して付着し、熱交換効率の低下、通水抵抗の増加といった様々な運転障害を引き起こす。
そこで、系内をスケール析出が起こらない濃縮倍率に相当する導電率を上限とし、その導電率に達したならば、冷却塔の底部から、濃縮された冷却水をブロー水として系外へ排出し、補給水で全体を希釈することにより、循環冷却水を一定の水質で運転管理することが行われている。ここで、ブロー水量を多くして、系内のスケール成分濃度を低くして運転すると、補給水を多く必要として上下水道料金が過大となる。反対に、ブロー水量を少なくして高濃縮運転を行うと、冷却水中のスケール成分が溶解度を超え難溶塩のスケールが析出することとなる。
従来、このような冷却水系内のスケール析出を防止するために、リン酸系薬剤やカルボン酸系など各種ポリマーよりなるスケール防止剤を添加することが行われている。
これら薬剤処理は効果が認められる一定濃度で連続注入するので、補給水濃度に負荷変動が生じた場合、季節によって塩素消費速度が変動した場合には、処理効果が不足する場合や過剰処理となる場合が生じる。一般的には処理不足でスケール付着やスライム付着が生じて、問題となる場合が多いので、薬品注入量は過剰気味とする。したがって、薬剤コストが過大となるばかりか、薬剤が溶存したブロー水はCODやリン化合物を含有しており、放流域に住む水生生物へ影響を与える可能性があることから、下水道放流又は水処理が必要となるという問題もあった。
このようなスケール防止剤を使用しない方法として、物理的スケール防止技術が提案されている。
例えば、特開2003−190988号公報には、冷却水系の補給水または循環水を、極性が変わるバイポーラ電極を有する電解装置に通水し、補給水または循環水に含まれるスケール成分を微小な結晶として析出させることにより、冷却水系におけるスケール付着、特に伝熱面におけるスケール付着を防止する方法が記載されている。
この電解装置においては、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等の陽イオンは導電性粒子の陰極側に集まり、炭酸イオン、シリカなどは陽極側に集まる。陰極付近が高pHのため、陰極付近でスケールが析出する。正負の極性を逆に変換すると陰極は陽極となり、電極表面のpHが低下する。このため、析出したスケールは電極近傍で溶解して溶液中へ流れ出る。この結果、非常に微細な結晶が冷却水中に分散したものとなる。この微細結晶が核となってスケール成分が析出する。極性を変換しながら電解を継続することにより、被処理水中のスケール成分がこの微細結晶上に析出することにより、循環水のスケール傾向が低減され、伝熱面等へのスケール付着が防止される。
即ち、上記特開2003−190988号公報の電解装置を備えた冷却水系において、電解装置で生じた微粒子を含んだ冷却水は熱交換器や冷却塔へ送り込まれ、その部位において溶解度が過飽和状態になる。過飽和状態において新たに結晶核を生成するために必要なエネルギーと既に存在する結晶を元に結晶成長するために必要なエネルギーでは既に存在する結晶を元に成長する方がはるかに必要なエネルギーが小さいので、流れてきたスケール成分の微粒子を種晶としてその上にスケール成分が析出する。そして、微細結晶は堆積するまでは成長せずにブローラインより排出される。
また、特表2001−502229号公報には、円筒形容器内に黒鉛よりなる1対の電極を配置すると共に、該電極間に黒鉛等の炭素質材料よりなる導電性の粒子と、シリカ、ガラス、プラスチック等の非導電性の粒子とを混合充填し、この電極間に通電しつつ円筒形容器に水を通水させてスケール生成を低減する方法が記載されている。同号の記載によると、この通電処理によりアルカリが生成し、このアルカリによって結晶核が生成し、スケール生成傾向が低下する。このスケール防止方法では、アルカリ領域でスケール微細結晶の生成と共に電極へのスケール付着も起こり、定期的な洗浄が必要となる。この洗浄方法として、一定時間で電極を極性転換し、アルカリ側でスケール付着した電極が酸性領域となりスケールを剥離・溶解させる技術がある。
しかしながら、電極の極性を転換させる方法では、極性転換によって陽極と陰極が反転するために電極自体の酸化・還元が繰り返され、電極が劣化し易い。電極の多くは酸化・還元どちらかの用途で用いられるが、両極で用いる場合、極性転換の時間によっては電極としての機能を果たす時間が非常に短くなる。例えば、グラファイト電極の場合、陽極で電極自身が酸化され、グラファイト粉末が流出して劣化する。不溶性電極としてよく使用される白金酸化物やイリジウム酸化物を被覆したチタン電極では、陽極での酸化には耐性を有するが、陰極では酸化物が剥離して劣化が進み易い。電極の交換を頻繁に行うことで上記問題は解決されるが、それに要する電極費が過大となる。
特開2000−140849号公報には、凹凸の金属電極ユニットを備えた電解装置に被処理水を通してスケール成分を陰極面に析出させ、さらに極性反転して析出したスケール成分を系外へ除去する装置および方法が記載されている。この方法の問題点は、極性転換により電極が劣化し易いこと、及び、極性転換のみでは、付着したスケールの除去性が不十分なことである。即ち、一定量のスケールが電極に付着してから極性転換したときには、スケールが付着した部分が非導電性となり、電流に分布が生じる。従って、スケールが溶解する酸性領域が形成されるのはスケールが付着していない部分からとなり、スケールの剥離・溶解に時間がかかる。
特開2004−132592号公報には、電解により循環水を処理し、電極表面にスケールが付かないように被処理水中の電気伝導度を計測しながら、CaCO換算で250mg/L以下となるように保持する方法が記載されている。しかしながら、この方法では塩素の発生量を制御することができず、被処理水の塩素消費量が著しく低い場合には配管、熱交換器が腐食する恐れがある。
特開2003−190988号公報 特表2001−502229号公報 特開2000−140849号公報 特開2004−132592号公報
陽極での塩素系酸化剤の生成と陰極でのスケールの析出とを同時に行う水系の電解による水処理方法及び装置においては、補給水質、濃縮倍率等の運転条件、あるいは季節による塩素必要量が様々に変化するため、スケール析出能力が足りない場合が生じることがある。
スケール析出能力が不足して水系のスケール成分濃度が過度に高くなると、水系にスケールが析出する。一方、水系からスケール成分を過剰に除去すると、水系の機器や配管に腐食が生じ易くなる。
本発明は、水系の水を電解装置に通水して電解処理する方法及び装置において、系内のスケール成分を適正量除去すると共に、電解装置からの流出水中に塩素系酸化剤が適正量含有されるように電解処理することができる電解処理方法及び装置を提供することを目的とする。
請求項1の水系の電解処理装置は、第1の陰極及び第1の陽極を有する第1の電解装置に被処理水を通水して電解し、該第1の陰極表面にスケールを析出させると共に、該第1の陽極で塩素系酸化剤を生成させる水系の電解処理装置において、第2の陰極及び第2の陽極を有し、前記被処理水が通水され、実質的に該第2の陽極で塩素系酸化剤を生成させることなく該第2の陰極の表面にスケールを析出させる第2の電解装置を備えたことを特徴とするものである。
請求項2の水系の電解処理装置は、請求項1において、前記第2の電解装置の陽極は、少なくとも表面が白金よりなることを特徴とするものである。
請求項3の水系の電解処理装置は、請求項1又は2において、水系のpHが所定範囲となるように少なくとも第2の電解装置への通電を制御する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項4の水系の電解処理方法は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水系の電解処理装置を用いて被処理水の電解処理を行うことを特徴とするものである。
請求項5の水系の電解処理方法は、請求項4において、水系の酸化還元電位及びpHを検出し、酸化還元電位が所定範囲に入るように前記第1の電解装置への通電を制御し、pHが所定範囲に入るように前記第2の電解装置への通電を制御することを特徴とするものである。
本発明方法及び装置によって水系におけるスケール析出を防止する場合には、水系の水を電解装置に通水して電解処理する。この電解処理により、スケールが陰極に析出し、これにより水系へのスケール析出を防止できる。
即ち、この電解装置において水は以下のように電解される。
陽極:2HO→O+4H+4e
陰極:4HO+4e→4OH+2H
この反応により陰極近傍では水素及び水酸化物イオンが発生してアルカリ性となる。このため、陰極近傍で重炭酸イオンが炭酸イオンに解離し、Caイオン及びMgイオンより炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムが生成し、これらがスケールとして陰極表面に析出することから水系のスケール化傾向が低減される。従って、被処理水をこの電解装置に通水することにより、水のスケール生成傾向が低下する。
本発明の電解処理方法及び装置によると、薬品を使用せずに水中のスケール成分を所定濃度で運転することができるため、熱交換部や冷却塔にスケールが析出することが防止ないし抑制されると共に、腐食の低減が可能となる。また、補給水の硬度が高い地方においては高濃縮運転が可能となり、節水に繋がる。
また、補給水には塩化物イオンなどの塩素成分が含まれているので、電解処理により陽極で次亜塩素酸などの酸化剤が発生する。これにより、水系における水の殺菌を行うことができる。
本発明では、第1の電解装置が、電解処理によりスケール析出と塩素系酸化剤生成との双方を行うものである。また、第2の電解装置は、電解処理により実質的に、即ち主として又は専らスケール析出のみを行うものである。第2の電解装置は、陽極単位面積当りの塩素系酸化剤発生能力が塩素換算で0.01mol/dm/hr以下であることが好ましい。
従って、本発明の一態様においては、水の酸化還元電位が所定範囲となるように第1の電解装置への通電を制御し、水系のpHが所定範囲となるように第2の電解装置への通電を制御する。
一般に、溶液の腐食・スケール傾向を計るインデックスであるランジェリア指数(以下LSIと記載する。)は、正の値になるほどスケール析出傾向となり、負の値になるほど腐食傾向となり、0のときにどちらの傾向も示さない。本発明では、第1の電解装置により硬度成分と重炭酸イオンの両方を除去してpHを下げることにより、LSIを正の値、特に0.5〜1.5となるようにコントロールするのが好ましい。LSIを正の値、特に0.5〜1.5に管理しておくと、循環水中のスケール成分は析出しにくい。
なお、水系の水質に大きな変動がない場合、LSIは水系のpHによってほぼ定まるので、実際は水系のpHのみを制御することによりLSIを上記範囲に収めることができる。
本発明では、第1の電解装置で電解を行うと、陽極側では、水中の塩化物イオンが酸化されて、塩素ガスが発生する。pH4以上ではその塩素ガスが水に溶解して次亜塩素酸となる。この次亜塩素酸はpHが8以上となると80%が次亜塩素酸イオンに解離していく。これらは酸化力が強いために水中のスライムやカビなどの殺菌をすることができる。この塩素発生量は電流密度によって操作することができる。
第1の電解装置における電流密度と塩素発生速度及びスケール析出速度との間には、概略的に図3に示される関係がある。即ち、電流密度と塩素発生速度とはほぼ比例する。スケール析出速度は、電流密度が小さい範囲では略比例するが、やがて電流密度がaの範囲になると頭打ちとなり、さらに電流密度がaの範囲よりも大きくなると、逆にスケール析出速度が低下してくる。電流密度とスケール析出速度との間にこのような頭打ち、あるいは逆比例の関係があるのは、電流密度を上げすぎると水素ガスが陰極近傍に多く発生しすぎてスケール成分の接近を妨げ、その結果、陰極表面で生じたスケールの核が電極表面に付着せずに系内に流れてしまうため、スケール析出速度は下がるためである。
この塩素発生量の制御を行うには、水系内の残留塩素濃度と酸化還元電位(ORP)値との相関を予め把握しておき、残留塩素濃度が所定範囲となるようにORP検出値に基づいて電解装置への通電を制御するのが好ましい。
なお、水系の濃縮倍数を所定範囲、好ましくは略一定となるように濃縮管理を行うことにより、補給水コストの低減と共に、スケール析出防止、腐食防止、スライム付着防止を図ることができる。濃縮倍数の管理は、循環水の導電率が所定範囲となるように行ってもよいが、補給水量に対するブロー水量を調整して濃縮倍数の管理を行うことが、正確な濃縮倍数管理を行う上で好ましい。
本発明で用いる第2の電解装置は、前記の通り、主として、又は専らスケールを生成させるものである。このスケール析出用の第2の電解装置は、第1の電解装置と同様の構成を有し、陽極の少なくとも表面が白金にて構成されたものが好ましい。
本発明は循環冷却水系に適用するのに好適であるが、逆浸透膜分離装置で濃縮排水(ブライン)を給水側へ循環させるようにした水系などにも適用可能である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1(a)は実施の形態に用いられた第1の電解装置の系統図、図1(b)は同(a)のB−B線断面図であり、図2は冷却水系の概略的な系統図である。図4は第2の電解装置の構成図である。
図2の通り、水はクーリングタワー50で冷却され、貯水槽51に貯留される。この冷却水が循環ポンプ52を介して熱交換器53へ送られ、熱交換後、クーリングタワー50で冷却され、貯水槽51に戻される。
この貯水槽51内の水をポンプ55及び配管56を介して第1の電解装置1あるいはこれと共に第2の電解装置1Bに通水し、電解処理した後、配管57を介して貯水槽51に戻す。
図示はしないが、貯水槽51には導電率計が備えられており、また、ブロー弁を有したブローラインと、給水弁(例えばボールタップ)を有した補給水ラインとが接続されている。この導電率計の検出値が制御器60に入力されている。制御器60は、予め設定された導電率の範囲になるように補給水量に対するブロー量の割合を調整して冷却水系の濃縮倍数が所定範囲、好ましくは略一定となるようにブロー弁及び給水弁を制御する。
貯水槽51にはpH計58とORP計(酸化還元電位計)59とが設けられ、これらの検出値が制御器60に入力されている。この制御器60は、これらの検出値に基づいて電解装置1,1B及びそれらへの通水用の弁56a,56b,57a,57bを制御する。
なお、図2では電解装置1,1Bがいずれも1基ずつ設置されているが、これらは2基以上並列に設置されてもよいし、直列に設置されてもよい。
次に、図1を参照して第1の電解装置1の構成について説明する。
電解装置1は、ケーシング2内に2個の陽極3と3個の陰極4とを交互に配置し、陽極3と陰極4との間の通水スペース5に貯水槽51からの水を通水して電解処理するよう構成している。この実施の形態では、多孔質の板よりなる陰極4が3枚、相互間に間隔をあけて配置され、各陰極4,4間にそれぞれ板状の陽極3が配置されている。ただし、陰極4は多孔体に限定されず、板状やスケールを捕捉しやすい形であれば特に限定されない。
陰極4を構成する多孔体の材料としては、導電性を有し、酸に不溶な材料が好ましく、具体的にはガラス質炭素、不溶性金属、金属酸化物、SUSなどの金属複合物が好適である。なお、多孔体電極の空隙率は30〜97%の範囲が好ましく、特に80〜97%が好適である。陽極には不溶性の金属電極、耐酸化性のある電極を使うのが好ましく、具体的には、イリジウムを被覆したチタン電極が好ましい。なお、電解処理工程において、陽極3と陰極4とに印加する電圧を反転させないので、イリジウムを被覆したチタン電極を陽極に用いることができる。
なお、スケール析出用の第2の電解装置2の陽極の素材としては、塩素を発生しない電極であれば特に限定されず、例えば、白金をチタンまたはステンレスに被覆したもの、あるいはチタン、SUS、マグネシウム合金、グラファイト、ダイヤモンドなどが挙げられるが、特に白金をチタンまたはステンレスに被覆したものは、溶出せず、寿命が長いため適している。
陽極3と陰極4との間隔は3〜20mm特に5〜10mmが好適である。
ケーシング2の下端側の流入口は、前記被処理水導入用の配管56に対し弁56aを介して接続されている。ケーシング2の上端側の流出口は、電解処理水流出用の配管57に対し弁57aを介して接続されている。
ケーシング2内の該下端側にパンチングメタル等よりなる2枚の多孔板6,6が板面を略水平として配置され、配管56からの流入水を各スペース5に分散させて流入させるようにしている。なお、この多孔板6,6間が炭酸ガス溶解水の流入スペース7となっている。
ケーシング2内の上端側にパンチングメタル等よりなる多孔板8が板面を略水平として配置されており、この多孔板8の上側に炭酸ガス溶解水の集合用スペース9が形成されている。このように流出側にも多孔板8を配置することにより、各スペース5の流れをより均等なものとすることができる。
陰極4に付着したスケールを溶解させるために炭酸ガス溶解水を該ケーシング2内に供給する炭酸ガス溶解水供給装置が設置されている。この炭酸ガス溶解水供給装置は、液化炭酸ボンベ21が弁22を介して接続された溶解タンク23と、該溶解タンク23内から炭酸ガス溶解水を送り出すポンプ24と、該ポンプ24の吐出側に接続されたエゼクタ25と、該エゼクタ25の吸気口と溶解タンク23の上部とを連通する炭酸ガス供給用配管26等を有する。溶解タンク23には圧力ゲージ27が設けられている。
このエゼクタ25の吐出側は前記ケーシング2の流入スペース7に三方弁29及び配管28を介して接続されている。ケーシング2の前記集合用スペース9と溶解タンク23の上部とは、配管30及び三方弁31を介して接続されている。
この溶解タンク23内の上部のガス圧が所定圧となるようにボンベ21から炭酸ガスが供給される。弁29,31を操作してタンク23を各室7,9に連通させてポンプ24を作動させると、溶解タンク23内の水がエゼクタ25に供給され、配管26を介して吸い込まれた炭酸ガスがエゼクタ25の吐出水中に巻き込まれ、その一部は水中に溶解する。この炭酸ガス溶解水が配管28からケーシング2内を通った後、配管30を介して溶解タンク23に循環される。このときの循環流速は0.05〜3m/sec、好適には1〜2m/secとする。流速が速いほど、スケール表面上の拡散層が薄くなり、かつ表面への剪断力が強くなり、水中のCOがスケールに到着し易くなる。
第2の電解装置1Bは、上記電解装置1と同一の構成となっており、陽極はチタン又はステンレスを白金で被覆したものを用いている。この陽極の電流密度を低くする(例えば5A/dm以下とする)ことにより、陽極では電解時に塩素は殆ど発生しないようになる。
図2の通り、この第2の電解装置1Bの下端側の流入口は、弁56bを介して配管56に接続され、上端側の流出口は弁57bを介して配管57に接続されている。第2の電解装置1Bのスペース7,9は図1(a)の通り三方弁29,31に対し接続されている。
次に、この電解装置1,1Bを用いた電解処理工程と、そのスケール除去工程について各々詳細に説明する。
この実施の形態では、循環水中のORP値が所定範囲に納まるように第1の電解装置1への通電を行うと共に、循環水中のpHが所定範囲に納まるように第2の電解装置1Bへの通電を制御(例えばON/OFF)する。
[電解処理工程]
電解処理工程において各電解装置1,1Bを稼動させる場合は、各電解装置1,1Bの陽極3、陰極4間に電圧を印加すると共に、弁56a,57a及び56b,57bを開とする。三方弁29,31は各電解装置1,1Bの流入スペース7及び集合用スペース9とタンク23とをいずれも遮断するように操作される。貯水槽51からの水は、前記ポンプ55、配管56を介して各電解装置1,1Bに通水され、電解処理された後、配管57を介して貯水槽51に戻される。
この電解処理工程にあっては、各電解装置1,1Bの通水スペース5内の陰極4の近傍では水素及び水酸化物イオンが発生してアルカリ性となる。このため、陰極4の近傍で重炭酸イオンが炭酸イオンに解離し、Caイオン及びMgイオンより炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムが生成し、これらがスケールとして電極表面に析出する。
従って、貯水槽51内の水をこの電解装置1,1Bに通水することにより、循環冷却水のスケール生成傾向が低下する。また、スケールが主に炭酸塩として析出することにより、系内の硬度成分だけでなく重炭酸イオンも除去して循環水のpHが低下する。
なお、循環水中のpHが所定範囲に納まっているときには、第2の電解装置1Bを停止(弁56b,57bを開のままとし、通電を停止)し、第1の電解装置1のみを上記のように稼動させる。
上記電解を行うと、第1の電解装置1の陽極3側では、循環水中の塩化物イオンが酸化されて、塩素ガスが発生する。pH4以上ではその塩素ガスが循環水に溶解して次亜塩素酸となる。この次亜塩素酸はpHが8以上となると80%が次亜塩素酸イオンに解離していく。これらは酸化力が強いために循環水中のスライムやカビなどの殺菌をすることができる。この塩素発生量は、第1の電解装置1をON,OFFさせるか、又は第1の電解装置1の電流密度を調整することによって操作することができる。なお、第2の電解装置1Bでは、電解時に塩素を発生させない陽極を用いるため、塩素系酸化剤は全く又は殆ど発生しない。
第1の電解装置1での塩素発生量の制御を行うには、具体的には、冷却水系内の残留塩素濃度とORP値との相関を予め把握しておき、残留塩素濃度が0.05〜1.0mgCl/L特に0.1〜0.5mgCl/LとなるようにORP計59の検出値に基づいて、第1の電解装置1をON,OFFさせるか、電流密度の制御を行う。後者の電流密度制御方式の場合、例えば、残留塩素濃度が0.05mgCl/Lよりも低くなれば電流密度を上げて塩素発生速度を調整し、1.0mgCl/L以上となれば、電流密度を下げて塩素発生速度を低下させる。0.1〜1.5A/dm特に0.3〜1.0A/dmの範囲ならば、電流密度が変化しても、図3の通りスケール析出速度に影響は殆ど無いので、スケール・スライムの同時自動管理が可能となる。
一般に、スケール析出速度は、図3のaの範囲、例えば電流密度0.1〜1.5A/dmの間で略一定速度となる。この理由は、スケール析出は循環水中の硬度成分の陰極表面への拡散が律速となっているからである。流速を上げることで硬度成分を陰極表面に到達させ易くすることができるが、流速を上げすぎるとアルカリ雰囲気となっている陰極表面で生じた炭酸塩の核が、陰極4の表面に付着せずに配管57に流れてしまい、電極へのスケール付着速度は下がる。従って、流速は、塩素発生速度にも関連するが、0.01〜1m/secが好ましく、特に0.05〜0.1m/secが好適である。
水質及び流速が一定であると、電流密度が図3のaの範囲では電流密度を変化させても単位電極面積あたりのスケール析出速度が一定となるので、第1の電解装置1だけでは水系のスケール成分濃度を所定濃度以下に低下させるのに能力不足となることがある。このような場合には、スケール析出用の第2の電解装置1Bを稼動させる。この第2の電解装置1Bは、塩素系酸化剤を発生させる機能は全く又は殆ど無いので、水系の塩素系酸化剤濃度については第1の電解装置1によって調整することになる。
第1の電解装置1あるいは必要に応じさらに第2の電解装置1Bを稼動させて、循環水中に、スケールが析出しない過飽和に近い濃度でスケール成分を残存させておくことにより、系内配管や熱交換器への腐食速度の低減が可能となる。循環水中のカルシウム硬度は冷却水系の熱交換部や配管、冷却塔の充填材などにスケールを析出させない80〜120mgCaCO/Lで運転することが望ましく、さらにはMアルカリ度を80〜120mgCaCO/Lに制御して、飽和指数LSIを正の値、特に0.5〜1.5にすることが好ましい。
従って、循環水中のカルシウム硬度及びLSIがこの範囲の上限値より高いときには、第1及び第2の電解装置1,1Bを稼動させる。上限値以下のときには第1の電解装置1のみを稼動させ、第2の電解装置1Bには通電を行わないようにするのが好ましい。
一般に、溶液の腐食・スケール傾向を計るインデックスであるランジェリア指数(LSI)は、正の値になるほどスケール析出傾向となり、負の値になるほど腐食傾向となり、0のときにどちらの傾向も示さない。第1の電解装置1により硬度成分と重炭酸イオンの両方を除去してpHを下げると共に、必要に応じさらに第2の電解装置1Bを稼動させることにより、LSIを正の値、特に0.5〜1.5の若干スケール傾向となるようにpHをコントロールするのが好ましい。LSIを0.5〜1.5程度の値で管理しておくと、循環水中のスケール成分は過飽和に達することがない。なお、前述の通り、水系の水質に大幅な変動が無い限り、pHを制御することによりLSIを調整することができる。
冷却水系のMアルカリ度を一定に保つために第1の電解装置1あるいはさらに第2の電解装置1Bで除去すべき硬度成分量は、補給水と共に冷却水系に流入する硬度成分からブロー水と共に排出される硬度成分量を引いた値である。即ち、冷却水系への硬度成分の蓄積がないように、[除去すべき硬度成分量]=[補給水からの硬度成分量]−[ブロー水中の硬度成分量]とする。
例えば、Mアルカリ度120mgCaCO/Lとなるように電解装置1,1Bの制御を行うには、Mアルカリ度120mgCaCO/Lとなる場合のpHを測定しておき、その範囲に入るように電解装置1,1Bを制御する。具体的には、Mアルカリ度120mgCaCO/LのときのpHが8.6の場合、pH8.5〜8.7を目標pH範囲として設定し、pHが8.7より高いときは第2の電解装置1Bを作動させてpHを8.7以下とする。pHが8.5よりも低いときには第2の電解装置1Bを停止する。第2の電解装置1Bを停止してもpHが8.5以上に回復しないときには、第1の電解装置1も停止するか、その通電量を減少させる。
かかる制御により、補給水の負荷変動が生じても、pH管理によってスケールが析出することなく、また腐食を起こすことなくランジェリア指数を管理することができる。
[スケール除去工程]
この電解処理を継続すると、電解装置1及び/又は1Bの陰極4のスケール付着量が増加してくるので、電解処理工程を停止し、スケール除去工程を行う。このスケール除去工程にあっては、弁56a,57a及び56b,57bのうち、洗浄しようとする電解装置のものを閉とし、三方弁29,31については洗浄しようとする電解装置が溶解タンク23に連通するように操作する。次いで、ポンプ24を起動し、エゼクタ25へタンク23内の水を供給する。
エゼクタ25からの炭酸ガス気泡を巻き込んだ炭酸ガス溶解水は、通水スペース5へ流入し、陰極4に付着していたスケールを溶解させる。この際、この水に含まれていた気泡がスケールと接触して陰極4から剥離させる作用も奏される。
このスケールの除去工程が終了した後は、ポンプ24を停止し、三方弁29,31を操作し、溶解タンク23内の水を該タンク23に設けられている排出ライン(図示略)を介して排出する。一般に、水道水に二酸化炭素を飽和させた水ではpH4.8以下になることはなく、炭酸カルシウムを溶解させた放流水のpHは5.8以上となるので、この排出ラインからの排出水は中和処理することなく放流することができる。
なお、溶解タンク23内の水は、スケール除去工程に繰り返し使用可能である。溶解タンク23内の水が汚れてきたときに、一部又は全部を排出し、代わりに水を該タンク23に供給するようにしてもよい。
[実施例1]
図2に示す開放系循環冷却水ラインに図1の電解装置1と図4に示す電解装置1Bとを設置した。なお、この実施例では、2基の電解装置1と5基の電解装置1Bとの合計7基の電解装置を並列設置した。
この循環ラインは厚木市水5倍濃縮で500冷凍トンの開放系循環冷却水ラインである。補給水カルシウム硬度は40mgCaCO/Lであり、5倍濃縮理論カルシウム硬度は200mgCaCO/Lである。5倍濃縮となるように、補給水量に対するブロー量の割合を制御した。
電解装置1における炭酸カルシウムスケール析出速度が20gCaCO/m/hrとなり、循環水中の残留塩素濃度0.3mgCl/Lとなるように電流密度を1.0A/dmに設定した。冷却水のORPが300mVよりも低いときには、第1の電解装置1を作動させ、400mVを超えるときには第1の電解装置1を停止した。
第2の電解装置1Bも電流密度を1.0A/dmに設定した。循環水のpHが8.6±0.1となるようにpHが8.7を上回ると第2の電解装置1Bを作動させ、8.5を下回ると第2の電解装置1Bを停止した。これにより、循環冷却水中のMアルカリ度を120mgCaCO/L前後で維持しながら、5倍濃縮を維持することができた。残留塩素濃度は0.2〜0.4mgCl/Lの範囲で安定した。
[比較例1]
実施例1において、第2の電解装置1Bは全く稼動させず、第1の電解装置1のみを上記と同様に稼動させたところ、循環水中の残留塩素濃度は0.2〜0.5mgCl/Lであったが、Mアルカリ度は150mgCaCO/Lと高く、2週間後には熱交換チューブにスケール析出が発生し、熱交換チューブの効率は実施例1の75%であった。
[比較例2]
実施例1において、第1の電解装置1は全く稼動させず、第2の電解装置1Bのみを上記と同様に稼動させた。
その結果、Mアルカリ度は120mgCaCO/Lで一定であったが、残留塩素濃度は検出されなかった。残留塩素濃度が高いため腐食が生じ、熱交換チューブの効率は実施例1の90%であった。
実施の形態に用いられる電解装置の断面図である。 循環型冷却水系の系統図である。 電流密度とスケール析出速度及び塩素発生速度との模式的な相関図である。
符号の説明
1,1B 電解装置
2 ケーシング
3 陽極
4 陰極
23 溶解タンク
25 エゼクタ
58 pH計
59 ORP計

Claims (5)

  1. 第1の陰極及び第1の陽極を有する第1の電解装置に被処理水を通水して電解し、該第1の陰極表面にスケールを析出させると共に、該第1の陽極で塩素系酸化剤を生成させる水系の電解処理装置において、
    第2の陰極及び第2の陽極を有し、前記被処理水が通水され、実質的に該第2の陽極で塩素系酸化剤を生成させることなく該第2の陰極の表面にスケールを析出させる第2の電解装置を備えたことを特徴とする水系の電解処理装置。
  2. 請求項1において、前記第2の電解装置の陽極は、少なくとも表面が白金よりなることを特徴とする水系の電解処理装置。
  3. 請求項1又は2において、水系のpHが所定範囲となるように少なくとも第2の電解装置への通電を制御する制御手段を備えたことを特徴とする水系の電解処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水系の電解処理装置を用いて被処理水の電解処理を行うことを特徴とする水系の電解処理方法。
  5. 請求項4において、水系の酸化還元電位及びpHを検出し、
    酸化還元電位が所定範囲に入るように前記第1の電解装置への通電を制御し、
    pHが所定範囲に入るように前記第2の電解装置への通電を制御することを特徴とする水系の電解処理方法。
JP2005015719A 2005-01-24 2005-01-24 水系の電解処理方法及び装置 Pending JP2006198583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005015719A JP2006198583A (ja) 2005-01-24 2005-01-24 水系の電解処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005015719A JP2006198583A (ja) 2005-01-24 2005-01-24 水系の電解処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006198583A true JP2006198583A (ja) 2006-08-03

Family

ID=36957033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005015719A Pending JP2006198583A (ja) 2005-01-24 2005-01-24 水系の電解処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006198583A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100191A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Sanyo Electric Co Ltd スケール除去システム
JP2009006220A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Takenaka Komuten Co Ltd 流水式電気分解装置用のスケール抑制型電解ユニット及びスケール抑制型電極対
CN103866345A (zh) * 2012-12-07 2014-06-18 石福金属兴业株式会社 杀菌水生成装置
JP2014131792A (ja) * 2012-12-07 2014-07-17 Ishifuku Metal Ind Co Ltd 殺菌水生成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100191A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Sanyo Electric Co Ltd スケール除去システム
JP2009006220A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Takenaka Komuten Co Ltd 流水式電気分解装置用のスケール抑制型電解ユニット及びスケール抑制型電極対
CN103866345A (zh) * 2012-12-07 2014-06-18 石福金属兴业株式会社 杀菌水生成装置
JP2014131792A (ja) * 2012-12-07 2014-07-17 Ishifuku Metal Ind Co Ltd 殺菌水生成装置
CN103866345B (zh) * 2012-12-07 2017-04-12 石福金属兴业株式会社 杀菌水生成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007090267A (ja) スケール成分除去装置及び方法
JP2006098003A (ja) 循環型冷却水系の電解処理方法及び電解処理装置
EP1860071B1 (en) Method for cleaning circulation water
JP3716042B2 (ja) 酸性水の製造方法及び電解槽
JP4790778B2 (ja) 冷却水のスケール除去装置及びそのスケール除去装置を用いたスケール除去方法
JP2008049317A (ja) 電解水の生成方法及びそれに用いる電解水生成装置
JP2007144258A (ja) 水の電解処理方法及び電解装置
US8475645B2 (en) Cooling water circulation apparatus and method of removing scale from cooling water circulation apparatus
JP2006255653A (ja) 水系の電解処理方法
WO2008026462A1 (fr) Procédé de purification de l'eau et système associé
JP2010125353A (ja) 軟水化方法及びその装置
JP2010194402A (ja) 水処理システム、及び冷却系循環水の処理方法
JP2006198583A (ja) 水系の電解処理方法及び装置
JP2007253114A (ja) 水の電解処理方法及び電解装置
KR101352887B1 (ko) 수전해 이온수 발생장치
JP2006198547A (ja) 水系の電解処理方法及び装置
JP4126904B2 (ja) 冷却水系の水処理方法及び装置
JP2006095426A (ja) 循環型冷却水系の電解処理方法及び電解処理装置
JP2005177671A (ja) 電解式オゾナイザ
JP2006218353A (ja) 電解処理方法
JP2007075738A (ja) スケール防止装置及び方法
JP2009022868A (ja) 電気分解処理の異常検出方法、及び電気分解処理の異常検出装置、並びに水処理システム
JP2007098355A (ja) 電解装置
JP2002143861A (ja) スライム処理装置及びスライム処理方法
WO2008018317A1 (fr) Procédé d'épuration de l'eau et épurateur d'eau