JP2006198467A - 油分含有液の油分分離装置 - Google Patents

油分含有液の油分分離装置 Download PDF

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Abstract

【課題】油分含有液中の油分の除去能力及び除去率を高く、油分の目詰まりをより少なくして長寿命の油分分離装置を提供する。
【解決手段】処理槽2内に、油分吸着層4及び充填層5が交互に積層し、油分吸着層4は、ポリプロピレンからなる平板状のシート4aが10枚積層されており、これらのシート4aの各積層側表面にはゲル状の水酸化アルミニウム15が一様に付着されている。この平板状シート4aは親油性かつ疎水性を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、油分含有液中から油分を除去する油分分離装置に関する。この油分含有液とは、油水混合液、水に混合した油、油に混合した水、水に分散した油、、コンプレッサーなどから排出されるエマルジョン化した水等を指す。
一般の工場で多数用いられているコンプレッサーなどからドレン廃液が排出される。このドレン廃液は、主に装置内に飛散する潤滑油のミストと水分が空中で結合し、水と油が混在して容易には分離しないエマルジョン状の白濁した液体である。多量の油分を含むこうしたドレン廃液は、環境保全上の問題から油分を除去した後に排水することが求められている。
本出願人は、特許文献1によってこうした油分含有液から油分を除去する技術を開示している。
この技術では、図8に示すように、油分分離装置100は、処理槽110の底部112の内面にシート状簀の子104が設けられ、このシート状簀の子104上に油分吸着材層102および充填層103が交互に積層された構造となっている。
油分吸着材層102は、高さ方向を軸として一定の厚みのポリプロピレンなどの不織布をロール状に巻いた油分吸着材である。一方、充填層103層は、粒体の表面に凝集剤を付着して一体化したものである。
また、油分吸着材層102の表面及び充填層103の中には、凝集剤として水酸化アルミニウム、水酸化第二鉄などの無機系ゲル剤が付着されている。
このような構造の油分分離装置100によって、ドレン廃液を自然落下によりあるいは、エア圧をかけながら処理することにより、微細なコロイド状油分を吸引、凝縮させ、粗大化することができる。これにより、最終的に油分を分離できるようになっている。
特開2004−008888号公報
本発明は上記技術に対し、さらに改良を加えた発明であり、油分吸着剤層及び充填層における油分の目詰まりをより少なくでき、油分含有液中の油分の除去能力および除去率を高い状態に維持しながら、しかも分離装置の寿命を長くすることができ、安いランニングコストで油分含有液を処理できる油分分離装置を提供することを目的とする
上記した目的を達成するため、本発明の油分含有液の油分分離装置は、油分含有液の流入口と油分分離処理後の処理水の流出口が対向して設けられた処理槽の内部に、複数の平板状シートが積層され、かつ、その平板状シート外周が上記槽内壁に密着した状態とされた油分吸着層と、凝集剤が粒体間に充填された充填層とが交互に積層された油分分離層が設けられており、この油分分離層最上面と当該流入口との間の処理槽内が所定空間とされていることによって特徴付けられる。
この構成において、各シートあるいは所定数おきの上記複数の平板状シートの表面には、凝集剤が一様に付着されているのが好ましく、この凝集剤はゲル状の水酸化アルミニウムまたは水酸化第二鉄が好ましい。
また、上記処理槽の流出口には連通管が接続され、この連通管は上記処理槽の高さ方向に設けられているとともに、この連通管には上記所定空間の所定高さに対応する位置で外方に開放された処理水取出口が設けられていることが好ましい。
さらに、上記処理槽の直上にはバッファタンクが設けられ、このバッファタンク内が微圧とされるようタンク内の気圧が調整されている構成としてもよい。
この場合、上記所定空間には、浮遊油分を吸着するチップが混入されており、このチップは不織布からなることが好ましい。
また、上記平板状シートが親油性かつ疎水性を有する有機高分子シート又は無機系繊維の網目状シートであることが好ましく、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、綿、レーヨン、ガラスウールのうちいずれかが選択される。
この油分吸着材の網目孔の大きさは、油分を流通させ、油分を有効に吸着するのに適した1〜100μmの大きさのものであることが好ましい。疎水性繊維状高分子の場合は、凝集剤処理をスムーズに行うため、予め、当該高分子表面を例えば、界面活性剤等で親水処理されていることが好ましい。親水処理されていないと、凝集剤処理をする場合、同処理剤含有液をはじいてしまい処理できないことになる。
また、上記粉体が活性炭、ゼオライト、ケイソウ土、活性白土、アンスラサイト、ベントナイト、アルミナ、活性アルミナ、砂、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンのいずれかからなり、粒径が0.1〜3mmであることが好ましい。
さらにまた、処理槽の流出口と油分分離層との間に、シート状簀の子が設けられている構造としてもよい。
油分含有液は油分吸着層を構成する平板状シート及び充填層における粒体間の凝集剤中を複数回にわたって通過することにより、油分含有液中の油分、特にコロイド状油分を充填層中で粗大化し、油分吸着材層で吸着分離を連続して繰り返すこととなる。従って、油分含有液中の油分を高い精度で除去できる。こうした油分吸着層における平板状シートを積層する構造は空隙率が大きいため、疎構造となり、油分含有液が通りやすい。従って、油による目詰まりに対し目詰まりしにくい構造となっており、長寿命とすることができる。
また、1μm以下の粒径の小さな油は互いに引き合う力(ファンデルワールス力)よりも、ゼータ電位の方が高いので自然には凝集することはない。しかし、複数の平板状シートにおいて各シートあるいは所定数おきにそのシート表面に一様に付着されたゲル状の水酸化アルミニウムまたは水酸化第二鉄の存在により、ゼータ電位の電荷を中和する機会が多くあり、効率よく且つ確実に中和するので、1 μm以下の粒子である乳化油は10〜100μm 程度に凝集、粗大化し、吸着可能となる。従って、粒径の大きな油分のみを吸着できる無処理の吸着剤層とは異なり、本願の油分分離層ではすべての油分の吸着が可能となり、高性能となる。
連通管に上記所定空間の所定高さに対応する位置に処理水取出口を設けたことにより、処理槽に流入された油分含有液の液面を油分分離層最上面から所定の高さ位置に保つことができる。
また、処理槽の直上に設けられたバッファタンク内が微圧とされる構成により、例えばドレン廃液が空気とともに押し出されたときの圧力(例えば、7kg/cm2)が、そのまま直に処理槽内の油分分離層上の液面に負荷されることがなく、エアー圧を効率よく抜く為のリリーフ弁の機能を主として、バッファタンク内の空気が緩衝材となることを従とするエアー圧調整機能を使って、液面には微圧が負荷される。これにより、ドレン廃液を自然落下の原理で流通させる場合の欠点が解消されることになる。
さらに、この油分分離層最上面と流入口の間の所定空間に、不織布からなるチップを混入することにより、このチップは浮遊油分を吸着するので、油分の除去効率を高めることができる。
上記粉体が活性炭、ゼオライト、ケイソウ土、活性白土、アンスラサイト、ベントナイト、アルミナ、活性アルミナ、砂、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンのいずれかからなり、粒径が0.1〜3mmとすることにより、充填層では、粒子を核として凝集剤により一体化されているから、各粒体間の凝集剤に油分含有液を比較的容易かつ迅速に流通させることが可能であると共に、たとえ油分含有液が圧入された場合にも、充填層の一体化状態が容易に破損してしまうことが少ない。この充填層では、粒径0.001〜1μmの広範囲の大きさのコロイド状油分を吸引、凝集できる。
また、処理槽の流出口と上記油分分離層との間に、シート状簀の子を設けたことにより、シート状簀の子の高さ分の空間(処理槽の流出口と油分分離層との間)が確保されるので、流出口からの処理水排出が滞留なくスムーズに実行可能となる。
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の油分分離装置の実施形態を示す要部縦断面図であり、図2はその油分分離層を示す縦断面図である。
この油分分離装置1は、油分含有液の流入口21と油分分離処理後の処理水の流出口22が対向して設けられたステンレス製の処理槽2内の底部2a上にシート状簀の子3が設けられており、このシート状簀の子3上に、油分吸着層4及び充填層5が交互に積層されている。本実施形態では、油分吸着層4が5層、充填層が4層形成されており、最上層は油分吸着層4とされている。油分吸着層4は、図2に示すように、ポリプロピレン(有機高分子)からなる平板状のシート4aが10枚積層されており、これらのシート4aの各積層側表面にはゲル状の水酸化アルミニウム15が一様に付着されている。この平板状シート4aは親油性かつ疎水性を有する。
この積層されたシート4a…4aと処理槽2の側壁との間に隙間ができると油分含有液が漏れるので、この隙間はシリコン系の接着剤によって封止されている。この場合、シート4a毎あるいはシート4aが2層毎に接着剤で封止されていてもよい。
充填層5は凝集剤が粒体間に充填された構造をなす。この粉体としては粒径が0.1〜3mmの活性炭5aが用いられ、凝集剤としてはゲル状水酸化アルミニウム5bが用いられている。このように、充填層5は活性炭5aの粒子を核として凝集剤により一体化された構造となっている。この充填層5上には、それぞれゲル状の水酸化アルミニウム15が付着されている。
以上の構造の油分分離層10において、本実施の形態では、各充填層5の積層側表面にもゲル状の水酸化アルミニウム15が一様に付着されている。
また、処理槽2の直上にはバッファタンク30が設けられ、流入口21を介して処理槽2と連通した構造となっている。このバッファタンク30は、流入管31が接続されており、コンプレッサー( 図3参照)からこの流入管31を介してドレン廃液がエアとともに流入する。このときエアを逃がすためのリリーフ弁32がバッファタンク30に設けられている。この構成により、バッファタンク30内が微圧となるよう調整され、油分含有液の液面上昇を抑えている。また、バッファタンク30は、処理槽内の目詰まりによる油分含有液の液面上昇があった場合でも、液面上昇を受け入れるためのバッファ容器としての役割も果たしている。更に油分分離層最上面と流入口の間の所定空間には、浮遊油分を吸着するチップ(図示せず)が混入されており、このチップは、ポリプロピレン不織布からなる。このように、処理槽上部空間にチップを入れておくことで浮遊油分を取るために処理層を別途設ける必要がなく、こうした前処理の必要もない。
処理槽2の流出口22には連通管6が接続され、この連通管6は処理槽2の高さ方向に設けられているとともに、この連通管6には上記所定空間の所定高さに対応する位置で外方に開放された処理水取出口61が設けられている。連通管6の最上端部にはエアー抜き孔6aが設けられており、サイホン止め用である。連通管6がこのように底部から上方に延びた構造とすることにより、油分含有液を処理槽2内で均一に流れるようにすると共に、油分含有液を処理水取出口61と同等の高さに維持できるので、油分吸着層4を常に油分含有液に浸すことができ、平板状シートが疎水性の場合でも通液性が確保される。
次に、以上の構造の油分分離層10を備えた油分分離装置1を用いた油分分離システムを図3を参照しながら説明する。
コンプレッサー7から油分含有液としてドレン廃液19がダクト13を介して自動でドレン廃液を排出する装置であるドレントラップ12に落下するようになっている。このダクト13及びドレントラップ12間には冷却機40が接続されており、高温のエアは冷却され、飛散する油分のミストと水分が結合しドレン廃液となる。
さらに、このドレントラップ12から、ドレン廃液19が油分分離装置1に自動的に供給される。この供給動作を行うための構成として、ドレントラップ12には液面の高さを検知する液面センサ8と、この液面センサ8の出力によってソレノイドバルブ11の開閉を制御するコントローラ9を備えている。この構成では、液面センサ8により液面の高さが所定の高さに到達したことが検知されると、コントローラ9はソレノイドバルブ11を開とする。このソレノイドバルブ11を開状態とする時間はタイマなどで予め設定され、適宜コントロール可能である。このような電子式の排出機構のほか、フロート式やディスク式といった機械式の自動排出機構を備えることもできる。
このようにして、ドレン廃液19がドレントラップ12から流入管31を介してバッファタンク30内に流入するが、このときドレン廃液19はエアとともに流入する。このときリリーフ弁32によって、エアを逃がすようにしているのでバッファタンク30内は微圧とされる。バッファタンク30内の圧力は、リリーフ弁32のエアー通路の断面積、又はおもりの重量によって調整可能とされている。
このリリーフ弁について、図4、図5を参照しながら更に詳しく説明する。
リリーフ弁は、ドレン廃液を導入する際に、ドレン廃液とともに入ってくるエアーを逃がすためのものであって、これと同時に処理槽内に微圧をかけ、油による目詰まりを出来るだけなくし、長期にわたり安定的にドレン処理ができるように設計されている。すなわち、ドレン廃液を自動的に排出する装置であるドレントラップのうち、ディスク式又は電子タイマー式ドレントラップの場合は、ドレン廃液とともに入ってくるエアー量が多い為、図4に示すように、エアー抜き穴57が設けられ、この穴57を介してエアーが大気開放される構造となっている。このとき大半のエアーはこのエアー抜き穴57から逃げるが、一部は処理槽内に残留し、微圧を生成する。一方、フロート式ドレントラップの場合は、エアー量が少ないので、上記のエアー抜き穴57の構造では処理槽内に微圧を生成をできない。従って、図5に示す構造では、上記エアー抜き穴57はテープ56で塞がれており、上下にスライドする一体型おもり60(蓋状おもり53とスライドおもり59が一体となった構造である。蓋状おもり53下面には平ゴム55が設けられ、一体型おもり60は、装着時には、この平ゴム55を介してドレントラップ上面に密着される)を僅かに押し上げることによりエアー抜き穴58を形成し、このエアー抜き穴58を介して大気開放される。このとき、少ないエアー量でおもりが持ち上げられ、この持ち上げる力によって微圧を生成する。
なお、油分分離層最上面と流入口の間の所定空間には、浮遊油分を吸着するために、ポリプロピレン不織布からなるチップ(図示せず)が混入されている。このチップはシート4aの製造において、シートを円形に切断する工程でできるシートの切れ端を用いることで原料を無駄なく活用している。
このようにして、ドレン廃液19は油分分離層最上面と流入口の間の所定空間で浮遊油分がある程度除去された状態で油分分離層に流入する。このドレン廃液19は油分吸着層4、充填層5と順に流通する。この流通の過程で、凝集剤15中で微細なコロイド状油分が凝集、粗大化され、確実に吸着、除去される。これによって、環境基準や水質汚濁防止法に合致する高い精度で、油分含有液中の油分が除去され、コンプレッサーのドレン廃液が清水化される。
以上説明したように、本願の実施の形態では処理槽に流入された油分含有液に微圧をかけることが大きな特徴である。ドレン廃液の油分濃度を300ppmとし、コンプレッサーの稼動時間を1日当り10時間とする運転条件で、微圧をかける場合と、かけない場合について、それぞれ処理水の油分濃度、目詰まりが起こるまでの時間を検証するため実験を行い、性能の比較を行った。それらの結果を表1に示す。
Figure 2006198467
表1に示すように、処理水の油分濃度について、微圧をかけない場合には1〜2ppmであるのに対し、微圧をかけた場合には0.1〜0.3ppmとなり、微圧をかけた場合にはより低い値を示した。このように、微圧をかけた場合には環境基準の5ppmを大幅に下回ることが確認された。
さらに、微圧をかけない場合には目詰まりが起こるまで5ヶ月〜7ヶ月であったのに対し、微圧をかけた場合には1.5年〜2年であった。このように微圧をかけた場合には微圧をかけない従来の装置に比べ、耐久性に富み、長寿命であることが確認された。
なお、本実施の形態では、油分吸着層4はポリプロピレンからなる平板状の有機高分子シートとしたが、これに限ることなく、親油性かつ疎水性を有する有機高分子シート又は無機系繊維の網目状シートであればよく、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、綿、レーヨン、ガラスウールのうちいずれかであってもよい。また、シート4aの枚数は10枚としたが、これに限ることなく、5枚〜15枚の範囲であればよい。
また、凝集剤を水酸化アルミニウムとしたが、これに限ることなく、水酸化第二鉄であってもよい。
無機系ゲル剤については、水又は薄い食塩水中でアルミニウム板や鉄板等を電極として電気分解して得られる電解液を使用することができる。この電解液は、電極としてアルミニウム板を使用した場合、溶出したアルミニウムの水酸化物が含有される。電解液中の水酸化アルミニウムは、白色のゲル状沈殿物として観察される。また、電極として鉄板を使用する場合は、溶出した鉄の水酸化物が含有される。電解液中の水酸化第二鉄は、褐色のゲル状沈殿物として観察される。また、硫酸アルミニウム水溶液又はポリ塩化アルミニウム水溶液を水酸化ナトリウムなどのアルカリで中和することによって、不溶性のゲル状沈殿物である水酸化アルミニウムを析出させ、同溶液を無機系ゲル剤として使用することもできる。さらに、硫酸第二鉄水溶液又はポリ塩化第二鉄水溶液を水酸化ナトリウム等のアルカリで中和することによって、不溶性のゲル状沈殿物である水酸化第二鉄を析出させ、同溶液を無機系ゲル剤として使用することもできる。
またこの場合、補助的に有機高分子型凝集剤、例えば、アクリルアミドの重合体、アクリル酸ナトリウムとアクリルアミドの重合体、ジメチルアミノエチルアクリレートメチルクロライド4級塩とアクリルアミドの重合体、ジメチルアミノエチルアクリレートメチルクロライド4級塩とアクリル酸及びアクリルアミドの重合体などを使用することも可能である。
さらに、粉体を活性炭としたが、これに限ることなく、ゼオライト、ケイソウ土、活性白土、アンスラサイト、ベントナイト、アルミナ、活性アルミナ、砂、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンのいずれでもよい。
本実施の形態では、処理槽を1槽設けた1段式を説明したが、必要に応じて処理槽を2槽設け、2段式としてもよい。
上記実施の形態では、ドレン廃液を自然落下させるシステムを説明したが、これに限ることなく、下からドレン廃液を送液するシステムに応用可能である。図6にそのシステム例を示す。この場合はバッファタンクは不要である。この送液には送液速度を50〜300ml/分程度に調整できるチューブポンプ又はエアー駆動式のポンプなどが使用できる。
図6に示すシステムで使用される油分分離装置120は、油分分離装置70と比重分離装置69を連結パイプ65で接続したものである。比重分離装置69は、取出口69aが側面に有する貯留処理槽62を備えている。貯留処理槽62の内部には油分含有液19が貯留される。この貯留量が一定量以上になると、センサー68が上動して制御装置66を動作状態にする。制御装置66の動作信号が送液ポンプ67に伝達されると、送液ポンプ67の駆動により、油分含有液19が排液パイプ64から流出して、連結パイプ65を介して油分分離装置70の内部に圧入される。この油分分離装置70は、図1に示した装置とは上記したようにバッファタンクがないこと、また、簀の子上に積層された層が充填層5であることが相違する。この構造では図示していないが、簀の子と充填層5の間には、粒子の漏れを防ぐために目の細かい網(隔壁)を介在させる。
また、このシステムでは、図7に示すように、図1に示す積層構造と同様の油分分離装置79が適用可能である。
[実施例1]
図1に示す態様で、ステンレス製の槽(直径26cm×高さ40cm)の底部の内面にシート状簀の子(ポリエチレン製で厚さ15mm)を設け、この上に油分吸着層(4cm)、更に充填層を順に積層した。この順で交互に積層を繰り返し、油分吸着層を5層、充填層を4層とし、最上層を油分吸着層とした。更にこの上に、浮上油を吸着する為のポリプロピレン繊維のチップをランダム挿入、積層した。これを実施例1の油分分離装置とした。
油分吸着層:親水性処理を施した1〜100μm の通水孔を有するポリプロピレン繊維の平板シート(直径26mm×厚み4mm)をその各表面に不溶性の水産化アルミニウムを含有する電解液を1.5L通水することによりゲル状水酸化アルミニウム(凝集剤)を均一に塗布しながら10枚重ね、40mmの厚みとした。
充填層:粒体として0.3〜1mmφの活性炭500gに不溶性の水酸化アルミニウムを含有する電解液5Lを添加し、各粒体を一体化し、20mmの厚さの層とした。この不溶性の水酸化アルミニウムが粒体間にゲル状に残り、電解液中の水は通過、排出される。
凝集剤:30cm×30cmのアルミニウム板を電極として、0.1%の食塩水中に浸漬し、電極間距離1cm、電流密度3Admで10分間、攪拌しながら電気分解を行い、陽極からのアルミニウムイオンと陰極からの水酸化イオンの反応による不溶性の白色ゲル状沈殿物である水酸化アルミニウムを含有する電解液を作成し、これを使用した。
[比較例1:吸着処理タイプ]
合成樹脂製の槽(20l容量、30cmφ×39cm)の内底にシート状簀の子(ポリエチレン製で厚さ15mm)を設け、この上面に実施例2と同質材で油分吸着層(25cm厚)を積層し、これに粒径0.3〜1mmφの活性炭の粒体層(7cm厚)を堆積させた。これを比較例1の油分分離装置とした。
[比較例2:比重分離タイプ、吸着タイプ]
槽(巾50×長さ50×高さ80cm、160L容量)にの側部に浮上油の取出口を設け、この取出口から水上に浮上した油分を除去できるようにし、さらに、この油分除去液を実施例2と同質材の油分吸着材に流通するようにした。これを比較例2の油分分離装置とした。
実施例1および比較例1〜2の油分分離装置に、それぞれコンプレッサードレン排水(油分含有量432ppm)を処理量10L/時間で槽内に圧入又は自然落下させることにより流入させる。そして、槽の最終流出口から処理水を採取し、含有油分量をノルマルヘキサン抽出物質測定法(JIS K0102−24.1、2)により測定し、その結果を表2に示した。なお、比較例2の比重分離装置において、貯留槽内での滞留時間は16時間であった。
Figure 2006198467
なお、当該実施例に使用した油分含有液は、エマルジョン(乳液)状態がきつく、1週間静置しても、同じ状態を保持していた。
表2に示した結果から、実施例1の油分分離装置によれば、比較例1、2の装置による場合との対比において、コンプレッサードレン排水における油分を高い精度で迅速に排除できることが分かる。
以上のように、本実施形態の油分分離装置によれば、粒体を凝集剤により一体化して充填層を形成してから、粒体間の凝集剤に油分含有液を迅速に流通させて、微細なコロイド状油分を吸引、凝縮させ、粗大化することが可能である。油分吸着層では、充填層や凝縮剤層で油分を凝集、粗大化して、一次処理した液中の油分を最終的に確実に吸着分離する。
この凝集剤層は、充填層と油分吸着層との間に形成されており、この凝集剤層に流通することにより、充填層においてコロイド状油分の粗大化を免れた油分があれば、この表層部分において、確実に粗大化され油分吸着層で完全に吸着除去される。このように充填層及び凝集剤層において、微細なコロイド状油分が確実に凝集、粗大化されるため、油分吸着層で完全に油分を吸着分離し、除去できる。油分吸着層の油分吸着保持能力は、実施例1では、約10Lであることから、油分含有液の油分濃度が、例えば、432ppmであれば、23,000Lの油分含有液を処理できることになり、コンプレッサードレンの場合、長期間に亘り油分分離効果を発揮するように使用することができる。
上記した装置における油分吸着層と充填層とからなる油分分離層を二層以上積層した油分分離装置とすることにより、油分分離層における上記した油分分離作用を繰り返すことができる。従って、油分分離を確実に実行することができると共に、設置面積がより小さくて済む。さらに、各油分分離層を薄厚に形成することにより、各層間を速やく流通させることができ、処理時間を全体として縮めることができるから、処理を迅速に行うことができる。
上記した油分分離層が単層の装置と二以上の装置とを連結した油分分離装置によれば、狭い設置面にコンパクトに配置できると共に、上記した効果を相乗的に発揮させることができる。
また、比重分離装置を前処理として使用することにより、上記した油水分離装置による油水分離性能と耐久性をより一層高め、かつ迅速に処理することが可能となる。
本発明の油分分離装置は、環境保全のために必須の装置であり、大掛かりな装置構成を伴わず、また耐久性に富む経済性を備えており、しかも環境基準に十分対応できる信頼性の高い装置として有益である。。
本発明の油分分離装置の実施形態を示す要部縦断面図である。 本発明の油分分離装置の実施形態の油分分離層を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の油分分離装置を用いた油分分離システムを示す図である。 本発明の実施形態の油分分離装置に適用されるリリーフ弁の構造を示す図である。 本発明の実施形態の油分分離装置に適用可能な他のリリーフ弁の構造を示す図である。 本発明の実施形態の油分分離装置を用いた別の油分分離システムを示す図である。 本発明の実施形態の油分分離装置の変形例を用いた別の油分分離システムを示す図である。 従来の油分分離装置の要部縦断面図である。
符号の説明
1 油分分離装置
2 処理槽
3 シート状簀の子
4 油分吸着層
5 充填層
6 連通管
61 処理水取出口
10 油分分離層
15 ゲル状水酸化アルミニウム
19 油分含有液
21 流入口
22 流出口
30 バッファタンク
31 流入管
32 リリーフ弁

Claims (10)

  1. 油分含有液の流入口と油分分離処理後の処理水の流出口が対向して設けられた処理槽の内部に、複数の平板状シートが積層され、かつ、その平板状シート外周が上記槽内壁に密着した状態とされた油分吸着層と、凝集剤が粒体間に充填された充填層とが交互に積層された油分分離層が設けられており、この油分分離層最上面と当該流入口との間の処理槽内が所定空間とされていることを特徴とする油分含有液の油分分離装置。
  2. 上記複数の平板状シートの各シートあるいは所定数おきの表面には、凝集剤が一様に付着されていることを特徴とする請求項1に記載の油分含有液の油分分離装置。
  3. 上記凝集剤は、ゲル状の水酸化アルミニウムまたは水酸化第二鉄であることを特徴とする請求項1または2に記載の油分含有液の油分分離装置。
  4. 上記処理槽の流出口には連通管が接続され、この連通管は上記処理槽の高さ方向に設けられているとともに、この連通管には上記所定空間の所定高さに対応する位置で外方に開放された処理水取出口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の油分含有液の油分分離装置。
  5. 上記処理槽の直上にはバッファタンクが設けられ、このバッファタンク内が微圧とされるようタンク内の気圧が調整されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の油分含有液の油分分離装置。
  6. 上記所定空間には、浮遊油分を吸着するチップが混入されており、このチップは不織布からなることを特徴とする請求項5に記載の油分含有液の油分分離装置。
  7. 上記平板状シートが親油性かつ疎水性を有する有機高分子シート又は無機系繊維の網目状シートであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の油分含有液の油分分離装置。
  8. 上記平板状シートがポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、綿、レーヨン、ガラスウールのうちいずれかであることを特徴とする請求項7に記載の油分含有液の油分分離装置。
  9. 上記粉体が活性炭、ゼオライト、ケイソウ土、活性白土、アンスラサイト、ベントナイト、アルミナ、活性アルミナ、砂、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンのいずれかからなり、粒径が0.1〜3mmであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の油分含有液の油分分離装置。
  10. 上記処理槽の流出口と上記油分分離層との間に、シート状簀の子が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の油分含有液の油分分離装置。
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