JP2006197517A - 携帯パネルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 第三者による不正な利用や重要なデータの取得等の不都合の発生を低減することのできる携帯パネルシステムを提供すること。
【解決手段】 CPU102と、シートディスプレイ115及びサブディスプレイ111と、無線LANモジュール125と、電池とを具備し、通信エリア内への入圏を検知する無線通信処理と、通信エリア内に入圏することにより基本プログラムを実行可能に記憶するとともに、通信エリア外に出たことを検知する圏外処理を備え、該圏外処理より通信エリア外に出たことを条件に記憶している基本プログラムを消去する携帯パネル端末100と、無線LANアンテナ51にデータ通信可能に接続され、該無線LANアンテナ51を通じて携帯パネル端末100の動作に必要な基本プログラムを入圏が検知されたことを条件に携帯パネル端末100に配信するパネル制御コンピュータ50と、からなる携帯パネルシステム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者が携行可能な携帯パネル端末と、当該携帯パネル端末の動作に必要な基本プログラムを前記携帯パネル端末に配信するプログラム配信装置とから成る携帯パネルシステムに関する。
近年、携帯電話機やPDA等の携帯可能な情報端末が急速に普及してきている。
これらの携帯可能な情報端末では、動作に必要となる基本プログラムが全て情報端末内部に記憶されているので、これら情報端末を利用者が紛失した場合や、不正に盗まれた場合において、第三者が該情報端末を不正に利用できてしまい、これら情報端末が動作することにより、該情報端末に記憶されている利用者の個人情報や知人や友人の連絡先などの重要なデータを第三者が容易に取得できてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、第三者による不正な利用や重要なデータの取得等の不都合の発生を低減することのできる携帯パネルシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の携帯パネルシステムは、
プログラムを実行するためのプログラム実行部と、該プログラム実行部にて実施されるプログラムに基づく表示内容を表示するための表示部と、外部機器との間において無線によるデータ通信を実施するための無線通信部と、前記各部に動作電力を供給するための電源部とを具備し、利用者が携行可能とされた携帯パネル端末と、
前記無線通信部とのデータ通信が可能な通信エリアを形成するアンテナ装置と、
前記アンテナ装置にデータ通信可能に接続され、該アンテナ装置を通じて前記携帯パネル端末の動作に必要な基本プログラムを前記携帯パネル端末に配信するプログラム配信装置と、
から成る携帯パネルシステムであって、
前記通信エリア内への前記携帯パネル端末の入圏を検知する入圏検知手段と、
前記プログラム配信装置は、前記入圏検知手段により入圏が検知されたことを条件に、該入圏した携帯パネル端末に前記基本プログラムを配信し、
前記携帯パネル端末は、前記通信エリア内に入圏することにより前記プログラム配信装置から送信される基本プログラムを実行可能に記憶するとともに、当該携帯パネル端末が前記通信エリア外に出たことを検知する圏外検知手段を備え、該圏外検知手段により通信エリア外に出たことを条件に記憶している基本プログラムを消去することを特徴としている。
この特徴によれば、携帯パネル端末が通信エリア内に入圏することで、該携帯パネル端末の動作に必要となる基本プログラムが配信されて携帯パネル端末が起動可能となる一方、通信エリア外では基本プログラムが消去されることで、携帯パネル端末が動作不能とされるので、例えば携帯パネル端末を利用者が紛失した場合や不正に盗まれた場合でも、第三者により携帯パネル端末が起動される可能性を大幅に低減でき、よって、これら携帯パネル端末の不正な利用や重要なデータの取得等の不都合の発生を低減することができる。
本発明の請求項2に記載の携帯パネルシステムは、請求項1に記載の携帯パネルシステムであって、
前記プログラム実行部は、前記プログラム配信装置から送信されて記憶した基本プログラムを実行し、該基本プログラムに基づいて当該携帯パネル端末において利用可能なアプリケーションのメニュー一覧を表示するためのメニュー一覧情報を前記プログラム配信装置から取得するメニュー一覧情報取得処理と、当該取得したメニュー一覧情報に基づくメニュー一覧を表示部に表示して利用者からアプリケーションの選択を受付ける選択受付け処理と、当該受付けたアプリケーションの配信要求を前記プログラム配信装置に送信する配信要求送信処理とを実施し、
前記プログラム配信装置は、前記配信要求の受信に基づいて配信要求されたアプリケーションプログラムを該配信要求の送信元の携帯パネル端末に配信し、
前記携帯パネル端末は、前記プログラム配信装置から送信されるアプリケーションプログラムを実行可能に記憶することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者は、プログラム配信装置から逐次必要なアプリケーションプログラムを取得することができる一方、アンテナ装置が設置されている通信エリアに該当する例えば店舗や企業は、該通信エリアに入圏した携帯パネル端末に対して、店舗情報や商品情報を提供するためのアプリケーションプログラムのメニューを含むメニュー一覧情報を配信することで、これらの情報を利用者に提供する機会を得ることができる。
本発明の請求項3に記載の携帯パネルシステムは、請求項1または2に記載の携帯パネルシステムであって、
前記アンテナ装置は、店舗に対応して設けられ、
前記プログラム配信装置は、前記アンテナ装置が対応している店舗の会員登録を実施するための会員登録アプリケーションのメニューを含むメニュー一覧情報を配信するとともに、該会員登録アプリケーションの配信要求の受信に基づいて会員登録アプリケーションを配信し、
前記プログラム実行部は、前記プログラム配信装置から送信されて記憶した会員登録アプリケーションを実行し、該会員登録アプリケーションに基づいて当該店舗への会員登録処理を実施する会員登録処理装置に対して会員登録に必要となる情報を送信する会員登録情報送信処理を実施することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者は、メニュー一覧情報から会員登録アプリケーションのメニューを選択することで煩雑な会員登録の手続きをすることなく簡便に会員登録を実施することができ、利用者の利便性を向上できる一方、店舗側は、効率良く新規の会員を獲得することができる。
本発明の請求項4に記載の携帯パネルシステムは、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯パネルシステムであって、
前記携帯パネル端末は、開閉機構を有するとともに、開状態において比較的大容量の表示を実施するメイン表示部と、閉状態において比較的小容量の表示を実施するサブ表示部とを備え、
前記プログラム実行部は、前記メニュー一覧を前記サブ表示部に表示することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者は、携帯パネル端末を開くことなくメニュー一覧を確認できるので、利用者の利便性を向上できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の携帯パネル端末100を適用したサービス提供システム(以下、システムと略称する)の構成を示す図である。
本実施例のシステムは、図1に示すように、携行者(操作者)が利用する無線LAN(Local Area Network、構内通信網)通信機能を備えた携帯パネル端末100と、これら携帯パネル端末100と無線LANを介してデータ通信可能にされ、店舗(本実施例では、○○百貨店)に設置されたパネル制御コンピュータ50と、これらパネル制御コンピュータ50とインターネット網を介して接続された複数の一般ASP(Application Service Provider、サービス提供事業者)サーバ(例えば、電子ブックデータを販売する電子ブックASP)と、これらパネル制御コンピュータ50と専用通信網を介してデータ通信可能に接続された複数のTAP(タップ)サーバ(本実施例では、利用者管理ASP、○○百貨店ASP、銀行ASP)と、から主に構成されており、前記携帯パネル端末100は、前記パネル制御コンピュータ50を介して前記一般ASPサーバ20及び前記TAPサーバ10とIP(Internet Protocol)を用いたデータ通信が可能とされている。
尚、本実施例の無線LANは、図1に示すように、パネル制御コンピュータ50にデータ通信可能に接続された無線LANアンテナ51に基づく無線通信の通信エリアとして、店舗毎に形成されており、該無線LANアンテナ51によって本発明におけるアンテナ装置が形成されている。また、無線LANアンテナ51は、本実施例においては各店舗毎に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら通信エリアを形成するための無線LANアンテナ51を店舗以外の場所、例えば市街地等の屋外に配置して通信エリアを形成しても良い。尚、本発明における店舗とは、商品を販売する店舗を含むとともに、代金を支払って入場する競技場や演劇場や映画館等も、本発明における店舗に含まれるものである。
また、パネル制御コンピュータ50には、図1に示すように、店舗の入り口の店舗内側に左右に備え付けられた入店検知ポスト53と、店舗の入り口の店舗外側に左右に備え付けられた退店検知ポスト54と、が接続されており、各々のポストは、当該ポスト間を通過する携帯パネル端末100を無線通信に基づいて検知可能とされている。これら入店検知ポスト53と退店検知ポスト54により、パネル制御コンピュータ50は、携帯パネル端末100が店舗に入店した旨と、店舗から退店した旨を特定できるようになっている。具体的には、パネル制御コンピュータ50は、入店検知ポスト53から退店検知ポスト54の順で携帯パネル端末100の通過を検知したときに、該通過した携帯パネル端末100を退店したと特定し、退店検知ポスト54から入店検知ポスト53の順で携帯パネル端末100の通過を検知したときに、該通過した携帯パネル端末100を入店したと特定するようになっている。
また、パネル制御コンピュータ50には、図1に示すように、携帯パネル端末100との無線を介した非接触な短距離通信を、通信内容を傍受困難に実施することが可能とされた決済用端末52が接続されており、該決済用端末52によりパネル制御コンピュータ50は携帯パネル端末100と秘匿性の高い短距離通信が可能とされている。
また、本実施例のインターネット網は、オープンコンピュータネットワークとされており、これらインターネット網に接続された前記パネル制御コンピュータ50や前記一般ASPサーバ20は、前記携帯パネル端末100以外の通常のコンピュータ等からもアクセス可能とされている。すなわち、パネル制御コンピュータ50が備えるインターネット網と接続するための通信インターフェイス、及び、一般ASPサーバ20が備えるインターネット網と接続するための通信インターフェイスには、各々グローバルIPアドレスが付与されている。
また、本実施例の専用通信網は、クローズドコンピュータネットワークとされており、これら専用通信網に接続された前記TAPサーバ10は、携帯パネル端末100からのみアクセス可能、言い換えると、携帯パネル端末100以外の通常のコンピュータ等からはアクセス不可能なコンピュータとされている。本実施例においては、パネル制御コンピュータ50が備える専用通信網と接続するための通信インターフェイス、及び、TAPサーバ10が備える専用通信網と接続するための通信インターフェイスには、各々プライベートIPアドレスが付与されている。
また、本実施例の携帯パネル端末100について以下に説明すると、本実施例の携帯パネル端末100は、図11(a)に示すように、その外観は、観音開き状に折り畳み開閉可能な手帳形状の端末とされており、その外表面は、通常の手帳と同様に合成皮革ケース200にて覆われており、これら合成皮革ケース200内部に、各種のデバイス等が実装された基板や、各種のユニット、並びにこれら各種のデバイスや基板の動作電力を供給するための本発明における電源部となるリチウムイオン電池が内装または装着されている。
そして、その合成皮革ケース200の表面には、図11(a)に示すように、後述するように、当該携帯パネル端末100が、店舗等に設置されたパネル制御コンピュータ50に接続された無線LANアンテナ51による通信エリアに入圏した場合に(図1参照)、該パネル制御コンピュータ50から送信されるメニューアプリケーションプログラム(以下、メニューアプリと略称する)による利用可能な機能のメニューが選択可能に一覧表示される小型のサブディスプレイ111と、後述する電子紙幣を使用する際に、携行者(操作者)の本人確認を実施するために携行者(操作者)の指紋を取得するためのCCD等から成る指紋センサ122が設けられている。
また、小型のサブディスプレイ111の表面には薄型の透明タッチパネルフィルム110が累重されており、サブディスプレイ111上において携行者(操作者)により押圧操作された位置を特定することで、該サブディスプレイ111に表示されたメニューのどの内容が選択されたかを特定できるようになっている。
また、携帯パネル端末100には図12に示すように、その両面に枚葉状のシートディスプレイ115を有する複数(本実施例では5枚)のディスプレイシート118が、合成皮革ケース200の折り畳み中央部にその一辺が固設されることで、個々のディスプレイシート118をめくり操作して、任意のディスプレイシート118のシートディスプレイ115を露出させる(開く)ことができるようになっている。
尚、本実施例のシートディスプレイ115の表面にも、サブディスプレイ111と同様に、薄型の透明タッチパネルフィルム114が累重されており、シートディスプレイ115上において携行者(操作者)により押圧操作された位置を特定することで、対話型の入力操作ができるようになっている。
この本実施例の携帯パネル端末100の機器構成に関して、図13を用いてより詳細に説明すると、携帯パネル端末100内部にてデータの送受を行うバスコントロールLSI109にて制御されたデータバス101に、プログラムに基づいて携帯パネル端末100が実施する各種処理を実行するための央演算処理装置(CPU)102や、メモリカードや各種のインターフェイスカード等を接続するためのカードインターフェイス(I/F)103や、前記サブディスプレイ111や各シートディスプレイ115に累重された透明タッチパネルフィルム114の動作制御を行うタッチパネルドライバ113、117に接続されて各タッチパネルドライバ113、117から出力される押圧位置データを受付けるためのパネル入力用インターフェイス(I/F)104や、前記サブディスプレイ111や各シートディスプレイ115の表示制御を行う表示ドライバ112、116に接続されて各表示ドライバ112、116に表示データを出力するための表示用インターフェイス(I/F)105や、各種の入出力デバイスやセンサ等が接続される入出力インターフェイス(I/F)106や、各種の通信用モジュールが接続される通信インターフェイス(I/F)107や、ROMやEEPROMやRAM等から成る記憶装置108が接続された通常のコンピュータと同様の構成とされている。
尚、パネル入力用I/F104や表示用I/F105は、各シートディスプレイ115に割り当てられたパネル番号が、当該シートディスプレイ115または該シートディスプレイ115に累重された透明タッチパネルフィルム114のタッチパネルドライバ117や表示ドライバ116が接続された接続ポートに割り当てられていることで、これらタッチパネルドライバ117から入力される操作位置情報にパネル番号がパネル入力用I/F104にて付与されてデータバス101を介してCPU102に出力されるとともに、CPU102からパネル番号が付与された表示データが表示用I/F105に出力されることで該付与されているパネル番号に該当する表示ドライバ116に対して、当該表示データが出力されるようになっている。
つまり、CPU102は、本発明の第1項におけるプログラム実行部に該当する。また、サブディスプレイ111及び各シートディスプレイ115は、本発明の表示部に該当する。
これらシートディスプレイ115としては、シート状で高精細なドットマトリックス表示が可能なフィルムディスプレイ等を好適に使用することができ、本実施例においては、これら薄型に対応でき、且つ、有る程度屈曲しても表示性能が大幅に低下することがなく、且つ自発光型であるためにバックライトが必要ない等のことから、白黒の有機ELディスプレイを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、当然マルチカラーやフルカラー表示の有機ELディスプレイを使用しても良いし、近年開発が進捗しつつある低温ポリシリコン形成技術にて可撓性を有するプラスチックフィルム等にトランジスタを形成したアクティブマトリックス型の液晶パネル等を好適に使用することができる。
また、透明タッチパネルフィルム114としては、公知の透明タッチパネル、例えば、透明なポリエステルフィルム等に透明電極を形成したもの等を好適に使用することができる。
尚、本実施例では、その両面にシートディスプレイ115を備えるディスプレイシート118を5枚、つまり、シートパネル1(パネル番号1)〜シートパネル10(パネル番号10)までの合計10枚のシートディスプレイ115を有する構成とし、これらディスプレイシート118の数が固定とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらディスプレイシート118を、携帯パネル端末100本体と、コネクタ等により着脱自在として、携行者(操作者)がその数を利用状況に応じて増減自在としても良い。
この本実施例の各ディスプレイシート118の一辺には、図12並びに図14に示すように、各ディスプレイシート118から突出するタブ115’が、互いのディスプレイシート118のタブ115’同士が重ならないように設けられているとともに、これら各ディスプレイシート118のタブ115’の近接を入光の有無にて検出するためのS1〜S10の10個のホトスイッチから成るページ選択センサ120が携帯パネル端末100の本体側に設けられており、図14に示すように、これら各ホトスイッチの光の検出状況(スイッチのON、OFF)の状況に対応付けて、当該検出状況において露出状況となっていることでアクティブ状態(表示動作状態)とするパネル番号が前述のROMに記憶されていることで、その時点において開かれている(露出している)シートディスプレイ115のパネル番号が特定されるとともに、当該特定されたパネル番号のシートディスプレイ115がアクティブ状態(表示動作状態)とされる一方、その他のパネル番号のシートディスプレイ115が非アクティブ状態(表示停止状態)とされることで、無駄な表示による電池の消耗等を防止できるようになっている。
また、本実施例の携帯パネル端末100では、該携帯パネル端末100が入圏した場合に前述のようにサブディスプレイ111に表示されて携行者(操作者)により選択されることでダウンロードされた各アプリケーションプログラム(以下、アプリと略称する)毎にパネル番号が、図15に示すように割り当てられるようになっており、該パネル番号のシートディスプレイ115がアクティブ状態(表示動作状態)となったことに基づいて、当該パネル番号に割り当てられたアプリが実行されて、該実行されたアプリに基づく表示がアクティブ状態(表示動作状態)となったシートディスプレイ115に表示される。
尚、本実施例では、5枚目のディスプレイシート118となるパネル番号9とパネル番号10のシートディスプレイ115は、予め所定のアプリ、具体的に本実施例では、パネル番号9に電子紙幣用アプリ、パネル番号10に電子ブック用アプリが割り当てられるように予約されることで、他のアプリへの割り当てが禁止されている。尚、これらの電子紙幣用アプリや電子ブック用アプリは、本実施例の携帯パネル端末100ではダウンロードにより後述するTAPサーバ10から取得されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ROMに後述するベースプログラムに含まれる形態にて予め記憶しておくようにしても良い。
これらページ選択センサ120は、図13に示すように、前述の入出力I/F106に接続されているとともに、該入出力I/F106にはこれらページ選択センサ120に加えて、携帯パネル端末100の配置状況(横配置されているか、縦配置されているかの配置形態)を検出するためのジャイロセンサ121や、前述の指紋センサ122や、各シートディスプレイ115へのアプリの割り当てが実施されていない場合等において、アプリが起動されずに透明タッチパネルフィルム114からの入力がされない場合等において入力を実施するための図示しない携帯電話機の入力キーとほぼ同様とされたキーボード(KB)パネル123や、増幅アンプ等を含む音声出力部124が接続されている。
また、前記通信I/F107には、図1に示すように、前述の無線LANアンテナ51を介してパネル制御コンピュータ50、更には、該パネル制御コンピュータ50を経由して該パネル制御コンピュータ50に接続されている専用通信網上に設けられた携帯パネル端末100の利用者向けの専用ASPを提供するためのTAPサーバ10や、該パネル制御コンピュータ50に接続されているインターネット網上の一般ASPを提供するサーバコンピュータとのデータ通信を実施するための無線LANモジュール125や、店舗(本実施例では、○○百貨店)等に設置された決済用端末52との間において近距離の無線通信を実施するための近距離通信モジュール126とが接続されている。尚、本実施例では、これら通信I/F107に無線LANモジュール125や近距離通信モジュール126を接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの各モジュール以外に、有線による接触式通信モジュールまたは光(例えば赤外線)による非接触通信モジュールを接続しても良く、これら通信I/F107には、携帯パネル端末100が必要とするプログラムデータ等の各種データを外部、例えばパネル制御コンピュータ50や決済端末等との間において送受信できるものであれば接続することができる。
また、記憶装置108は、ROMやEEPROMやRAMから構成されており、これらROMやEEPROMやRAMの記憶領域には、共通したメモリアドレスが付与された単一アドレス体系とされており、最下位アドレスとなるROMの記憶領域には、該携帯パネル端末100に搭載されている各機器やデバイス(ハードウエア)の制御を行うためのBIOS(Basic Input/Output System、基本入出力システム)プログラムを含み、前記パネル制御コンピュータ50との無線LAN通信により当該携帯パネル端末100が正常動作するためのオペレーティングシステムとなる基本プログラムを取得するための最小限のベースプログラムのみが記憶されている。
ここで、本実施例の携帯パネル端末100におけるベースプログラムについて説明すると、ベースプログラムは、図1に示すように、パネル制御コンピュータ50と無線LANを介してデータ通信を行うための無線通信処理と、無線LAN内において携帯パネル端末100を特定可能なIPアドレスを、パネル制御コンピュータ50から無線LANを介して取得するためのIPアドレス要求処理と、前記基本プログラムをパネル制御コンピュータ50から無線LANを介して取得して実行するための基本プログラムの要求処理並びに実行処理等から構成されている。
ここで、携帯パネル端末100のベースプログラムに含まれる無線通信処理について説明すると、無線通信処理においては、まず、店舗に設置された無線LANアンテナ51からの出力信号の検知に基づいて、具体的には、所定周波数の制御チャンネルの利得が所定値以上となったことを条件に、該無線LANアンテナ51により形成され、後述の無線LANIDにより識別される無線LANの通信エリアに入っている(入圏している)旨を検知する。その後、携帯パネル端末100は、無線通信処理の実行に基づいて、前記出力信号を検知した無線LANアンテナ51に対して、処理状況に応じた各種データを含む信号を送信するようになっている。
また、記憶装置108におけるROMの記憶領域の上位アドレスは、金庫データ領域と固有データ領域から成るEEPROMの記憶領域とされており、固有データ領域には、図2(a)に示すように、当該携帯パネル端末100に固有に付与されたパネルID(本実施例では、12桁の通し番号)や、前記IPアドレス要求処理(ベースプログラム)にてパネル制御コンピュータ50から取得した自IPアドレスや、当該携帯パネル端末100が入圏を検知した無線LANを識別可能な無線LANIDや、該無線LANIDにより識別される無線LANに入圏している旨を検知した最新時刻としての無線LANID検出日時等のデータが記憶されている。
尚、本実施例におけるパネルIDは、携帯パネル端末100の出荷時点で予め記憶されたデータとされている。
また、本実施例における無線LANIDは、例えば、ESSID(Extended Service Set IDentifier)が適用可能であり、無線LANアンテナ51の出力信号は、これらESSID等の無線LANIDを特定可能な情報を含む信号とされており、携帯パネル端末100においては、無線LANアンテナ51の出力信号の受信に基づいて無線LANIDを特定可能とされている。
また、EEPROMの金庫データ領域には、図2(b)に示すように、当該携帯パネル端末100の携行者(操作者)に固有に付与された利用者ID、当該利用者IDを送信する送信先のプライベートIPアドレス、これら利用者ID等の送受信において送受信データの暗号化に使用される暗号鍵データ、本人確認に使用される指紋データや、後述する銀行ASPにより発行された電子紙幣を特定可能な紙幣ID等のデータが記憶されており、該金庫データ領域は、特定のアプリである電子紙幣用アプリのみがアクセスを許諾されるように制限されている。つまり、利用者IDを送信する送信先のプライベートIPアドレスとは、電子紙幣用アプリを配信する銀行ASPのIPアドレスとされている。
尚、本実施例における紙幣IDは、電子紙幣の種別を特定可能な紙幣種別ID(本実施例では、2桁の数値)と、該紙幣種別IDにて特定される種別の電子紙幣ごとの通し番号(本実施例では、10桁の通し番号)とからなる。これら本実施例における紙幣種別IDは、図2(c)に示すように、紙幣の種別に対応付けて定義されており、具体的には、「00」は「1000円」、「01」は「2000円」、「02」は「5000円」、「03」は「10000円」と定義されている。
また、記憶装置108におけるEEPROMの記憶領域の上位アドレスは、RAMの記憶領域とされており、該RAMの記憶領域の下位アドレス領域は、無線LANアンテナ51による通信エリアに入圏する毎にダウンロードされるオペレーティングシステムから成る基本プログラムが記憶される基本プログラム領域とされ、上位アドレス領域は、ダウンロードされた各アプリが記憶されるアプリ領域とされている。
この基本プログラム領域には、オペレーティングシステムが使用するデータ領域を含むとともに、該基本プログラム領域に記憶される基本プログラムには、図1に示すように、携帯パネル端末100に搭載されている各種の機器やデバイス等とのデータの入出力のための入出力制御処理や、一般ASPサーバ20やTAPサーバ10から取得した各ASP固有のアプリを1つもしくは複数実行させるためのアプリ制御処理等を含む各種OS(Operating System、オペレーティングシステム)処理や、当該基本プログラムを実行している携帯パネル端末100が無線LANアンテナ51による通信エリアに入圏した後、圏外に出圏したかを検出するための圏外処理等が含まれている。
次いで、本実施例のパネル制御コンピュータ50について説明すると、パネル制御コンピュータ50は、図1に示すように、携帯パネル端末100と非接触なデータ通信をIPに基づいて行うための決済用端末52及び無線LANアンテナ51とが接続されているとともに、携帯パネル端末100の店舗への入店及び店舗からの退店を検知するための入店検知ポスト53及び退店検知ポスト54が接続されている。
また、詳細なブロック図は省略するが、CPUやRAMやROM等からなる制御部や、ハードディスクやフラッシュメモリ等からなる記憶部を備えるとともに、グローバルIPアドレスが付与された一般ASPサーバ20とのデータ通信をインターネット網を介してIPに基づいて行うための通信インターフェイスと、プライベートIPアドレスが付与されたTAPサーバ10とのデータ通信を専用通信網を介してIPに基づいて行うための通信インターフェイスを備えている。
このように、パネル制御コンピュータ50は、携帯パネル端末100を含み店舗内に形成された構内通信網と、一般ASPサーバ20を含むインターネット網と、TAPサーバ10を含む専用通信網とからなる3つのコンピュータネットワークを、IPに基づくデータ通信が可能に相互接続するためのルータ機能を備えたコンピュータとされている。
ここで、パネル制御コンピュータ50のルータ機能について説明すると、パネル制御コンピュータ50は、構内通信網(携帯パネル端末100、プライベートIPアドレス)からインターネット網(一般ASPサーバ20、グローバルIPアドレス)並びに専用通信網(TAPサーバ10、プライベートIPアドレス)へのデータ通信、及び、専用通信網(TAPサーバ10、プライベートIPアドレス)から構内通信網(携帯パネル端末100、プライベートIPアドレス)並びにインターネット網(一般ASPサーバ20、グローバルIPアドレス)へのデータ通信は通過させるが、インターネット網(一般ASPサーバ20、グローバルIPアドレス)から構内通信網(携帯パネル端末100、プライベートIPアドレス)並びに専用通信網(TAPサーバ10、プライベートIPアドレス)へのデータ通信は通過させないようになっている。
すなわち、パネル制御コンピュータ50は、データ通信の送信元並びに宛先とされるIPアドレスに基づいて、データの配送(ルーティング)制御を行っており、特には、不特定多数の利用者からアクセスが可能なインターネット網に接続された情報端末からは、構内通信網に接続された携帯パネル端末100並びに専用通信網に接続されたTAPサーバ10にアクセスできないようにすることで、不正アクセスによる情報流出等の発生を抑制できるようになっている。
また、パネル制御コンピュータ50の記憶部には、図1に示すように、携帯パネル端末100にIPアドレスを取得させるためのIPアドレス割当処理と、前記基本プログラムを生成して携帯パネル端末100に送信するための基本プログラムの生成処理並びに送信処理と、前記基本プログラムに基づいて携帯パネル端末100にて実行される後述する当該パネル制御コンピュータ50用メニューアプリを生成して携帯パネル端末100に送信するためのメニューアプリの生成処理並びに送信処理と、携帯パネル端末100の入店検知に基づく入店通知を当該携帯パネル端末100に送信する入店通知送信処理と、携帯パネル端末100の退店検知に基づく退店通知を当該携帯パネル端末100に送信する退店通知送信処理と、携帯パネル端末100が無線LANの通信エリアの圏外に退出した旨を検知し、圏外検知に伴う処理を行う圏外処理と、携帯パネル端末100が一般ASPサーバ20やTAPサーバ10と行うデータ通信を仲介するための通信仲介処理等の各種処理プログラムと、店舗情報テーブル(図3(a)参照)、ASP情報テーブル(図3(b)参照)、圏内パネル情報テーブル(図3(c)参照)等の各種データテーブルと、が記憶されている。
また、パネル制御コンピュータ50の記憶部に記憶された店舗情報テーブルには、図3(a)に示すように、店舗IDに対応付けて店舗の名称が記憶されている。
尚、本実施例における店舗IDは、店舗の種別を特定可能な店舗種別ID(本実施例では、2桁の数値)と、該店舗種別IDにて特定される種別の店舗ごとの通し番号(本実施例では、10桁の通し番号)とからなる。これら本実施例における店舗種別IDは、図3(d)に示すように、当該店舗における取扱商品の価格帯に基づいて店舗に設定されるランクに対応付けて定義されており、具体的には、「00」はランク「1」(高価格商品多数)、・・・、「09」はランク「9」(低価格商品多数)と定義されている。
また、パネル制御コンピュータ50の記憶部に記憶されたASP情報テーブルには、図3(b)に示すように、当該パネル制御コンピュータ50が設置された店舗に入店した携行者(操作者)に対して、利用価値が高いと考えられる一般ASPサーバ20並びにTAPサーバ10のリストが記憶されている。具体的には、これら一般ASPサーバ20並びにTAPサーバ10を特定可能なIPアドレスに対応付けて、当該一般ASPサーバ20並びにTAPサーバ10の名称が記憶されている。
また、パネル制御コンピュータ50の記憶部に記憶された圏内パネル情報テーブルには、図3(c)に示すように、当該店舗に設置された無線LANアンテナ51の通信エリアの圏内に入っている携帯パネル端末100のリストが記憶されている。ここで、無線LANアンテナ51の通信エリアの圏内に入っている携帯パネル端末100とは、前述のように携帯パネル端末100のベースプログラムに含まれる無線通信処理に基づいて、当該パネル制御コンピュータに接続された無線LANアンテナ51に各種データを含む信号を送信してきた携帯パネル端末100のことを示す。また、圏内パネル情報テーブルの記憶内容は、圏内に入っている携帯パネル端末100のパネルIDと、当該携帯パネル端末100のIPアドレスと、当該携帯パネル端末100が信号を送信してきた最終日時を示す最終検出日時と、から構成されている。
また、本実施例のTAPサーバ10としての銀行ASPは、CPUやRAMやROM等からなる制御部や、ハードディスクやフラッシュメモリ等からなる記憶部を備えた通常のサーバコンピュータとされている。そして、銀行ASPの記憶部には、図1に示すように、店舗に携帯パネル端末100が入店したときに該携帯パネル端末100に電子紙幣を発行するための紙幣発行処理と、前記基本プログラムに基づいて携帯パネル端末100にて実行される後述の紙幣表示処理及び決済要求処理を含む電子紙幣用プログラムを送信するための送信処理と、電子紙幣用プログラムの決済要求処理に基づいて決済するための決済処理と、前記紙幣発行処理において発行された電子紙幣を回収するための紙幣回収処理と、前記基本プログラムに基づいて携帯パネル端末100にて実行される当該銀行ASP用メニューアプリ(銀行ASP固有の情報やアプリの一覧)を生成して携帯パネル端末100に送信するためのメニューアプリの生成処理並びに送信処理と、例えば、残高照会受付処理や入金受付処理等の銀行における各種窓口処理等の各種処理プログラムと、顧客情報テーブル(図4(a)参照)、発行紙幣情報テーブル(図4(b)参照)、入出金履歴テーブル(図4(c)参照)等の各種データテーブルと、が記憶されている。
また、銀行ASPの記憶部に記憶された顧客情報テーブルには、図4(a)に示すように、前記利用者IDに対応付けて、当該銀行ASPにおける携行者(操作者)の現在の入金金額、すなわち残高が記憶されている。
また、銀行ASPの記憶部に記憶された発行紙幣情報テーブルには、図4(b)に示すように、前記取扱商品の価格帯に基づいて店舗に設定されるランクを特定可能な店舗種別ID(図3(d)参照)に対応付けて、当該ランクの店舗に入店した携行者(操作者)に発行する電子紙幣の基準金額と、該基準金額の電子紙幣を発行する際の金種表と、が記憶されている。
また、銀行ASPの記憶部に記憶された入出金履歴テーブルには、図4(c)に示すように、前記利用者IDに対応付けて、当該利用者IDにて特定される携帯パネル端末100の携行者(操作者)が入店中の店舗を特定可能な店舗IDと、当該利用者IDにて特定される携帯パネル端末100が電子紙幣の発行や入金や出金を行った一般ASPサーバ20もしくはTAPサーバ10を特定可能なIPアドレスと、当該発行や入金や出金を行った日時と、発行、入金、出金のいずれを行ったかを示す操作種別と、当該発行や入金や出金の対象となった金額と、が記憶されている。
また、本実施例のTAPサーバ10としての○○百貨店ASPは、CPUやRAMやROM等からなる制御部や、ハードディスクやフラッシュメモリ等からなる記憶部を備えた通常のサーバコンピュータとされている。そして、○○百貨店ASPの記憶部には、図1に示すように、前記基本プログラムに基づいて携帯パネル端末100にて実行される当該○○百貨店ASP用メニューアプリ(○○百貨店ASP固有の情報やアプリの一覧)を生成して携帯パネル端末100に送信するためのメニューアプリの生成処理並びに送信処理と、携帯パネル端末100の携行者(操作者)を当該○○百貨店ASPの会員に登録するための会員登録処理と、携帯パネル端末100の携行者(操作者)から商品の注文を受付けるための受注処理と、携帯パネル端末100の携行者(操作者)から商品の決済要求を受付けるための決済受付処理と、携帯パネル端末100の携行者(操作者)から商品の発送先情報等を受付けるための発送受付処理等の各種処理プログラムと、顧客情報テーブル(図5(a)参照)、商品情報テーブル(図5(b)参照)、購入情報テーブル(図5(c)参照)等の各種データテーブルと、が記憶されている。
また、○○百貨店ASPの記憶部に記憶された顧客情報テーブルには、図5(a)に示すように、顧客を特定可能な顧客IDとしてのパネルIDに対応付けて、当該パネルIDにて特定される携帯パネル端末100の携行者(操作者)が当該○○百貨店ASPのポイント利用サービスにて利用可能とされたポイントと、携帯パネル端末100の携行者(操作者)の氏名等が記憶されている。
また、○○百貨店ASPの記憶部に記憶された商品情報テーブルには、図5(b)に示すように、当該○○百貨店ASPにおける取扱商品を特定可能な商品IDに対応付けて、商品の名称と、商品の価格等が記憶されている。
また、○○百貨店ASPの記憶部に記憶された購入情報テーブルには、図5(c)に示すように、顧客IDとしてのパネルIDに対応付けて、当該パネルIDにて特定される携帯パネル端末100の携行者(操作者)が当該○○百貨店ASPにて購入した商品を特定可能な商品IDと、購入した日時等が記憶されている。
また、本実施例のTAPサーバ10としての利用者管理ASPは、CPUやRAMやROM等からなる制御部や、ハードディスクやフラッシュメモリ等からなる記憶部を備えた通常のサーバコンピュータとされている。そして利用者管理ASPの記憶部には、図1に示すように、携行者(操作者)の住所や電話番号等の利用者情報を携帯パネル端末100、パネル制御コンピュータ50、一般ASPサーバ20、TAPサーバ10との間で送受信したり、登録するための処理等の各種処理プログラムと、利用者情報が記憶された利用者情報テーブル等の各種データテーブルと、が記憶されており、例えば、携帯パネル端末100の記憶部に記憶することで、携帯パネル端末100紛失時の情報流出が懸念される住所や電話番号等の個人情報を、携帯パネル端末100、パネル制御コンピュータ50、一般ASPサーバ20、TAPサーバ10から送信される情報に基づいて、記憶したり、提供したりできるようになっている。
次に、携帯パネル端末100、パネル制御コンピュータ50、一般ASPサーバ20やTAPサーバ10の間で行われる処理について、図6〜図10に基づいて詳細に説明していく。これら処理は、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が、パネル制御コンピュータ50が設置された店舗毎に形成された無線LANの通信エリアへの入圏や出圏、また、店舗への入店や退店、前記決済用端末52を利用した決済を行ったとき等に行われるが、各々の場合について説明していく。
図6及び図7は、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が、パネル制御コンピュータ50が設置された店舗毎に形成された無線LANの通信エリアに入圏したときの処理の流れを示す図である。
まず、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が、無線LANの通信エリアに入圏すると、携帯パネル端末100(無線通信処理実行中)は、パネル制御コンピュータ50に接続された無線LANアンテナ51の出力信号を受信(検知)、具体的には、所定周波数の制御チャンネルの利得が所定値以上となったことを検出するようになり、該出力信号を受信(検知)した携帯パネル端末100は、固有データ領域(図2(a)参照)に記憶されている当該携帯パネル端末100のパネルIDを含み、IPアドレスを要求する旨を示すアドレス要求をパネル制御コンピュータ50に送信するためのIPアドレス要求処理を実行する。
つまり、通信エリア内への携帯パネル端末100の入圏を検知している無線通信処理は、携帯パネル端末100における本発明の入圏検知手段を形成する。
また、パネル制御コンピュータ50からの出力信号を受信した携帯パネル端末100(無線通信処理実行中)は、該受信した出力信号に基づいて無線LANIDを特定し、該特定した無線LANIDと、現在の時刻に基づいて、固有データ領域(図2(a)参照)の無線LANID及び無線LANID検出日時を更新する。尚、この無線LANID検出日時は、パネル制御コンピュータ50の出力信号の受信に基づいて適宜更新されるようになっている。
そして、携帯パネル端末100からアドレス要求を受信したパネル制御コンピュータ50は、起動に関するやりとりを実行する。具体的には、IPアドレス割当処理を実行し、まず、携帯パネル端末100に割り当てるIPアドレスを決定し、該決定したIPアドレスを、アドレス要求を送信してきた携帯パネル端末100に送信する。また、アドレス要求に含まれるパネルIDに対応付けて、該割り当てたIPアドレスと、最終検出時刻として現在時刻とを、圏内パネル情報テーブル(図3(c)参照)に記憶する。尚、この最終検出時刻は、携帯パネル端末100から各種情報を受信するごとに更新されるようになっている。
つまり、圏内パネル情報テーブル(図3(c)参照)に通信エリア内の携帯パネル端末100の情報を記憶することにより、通信エリア内への携帯パネル端末100の入圏を検知しているIPアドレス割当処理は、パネル制御コンピュータ50における本発明の入圏検知手段を形成する。
IPアドレスを受信した携帯パネル端末100(IPアドレス要求処理実行中)は、該受信したIPアドレスを固有データ領域(図2(a)参照)に自IPアドレスとして記憶するとともに、該受信したIPアドレスを自機のIPアドレスとして設定し、以降のデータ通信が該受信したIPアドレスに基づいて行われるようにする。
自機のIPアドレスを設定した携帯パネル端末100は、基本プログラム要求処理を実行し、自機に接続されている機器の情報を収集するとともに、収集した機器情報を含み、前記基本プログラムの送信を要求する旨を示す基本プログラム要求をパネル制御コンピュータ50に送信する。
基本プログラム要求を受信したパネル制御コンピュータ50は、該受信した基本プログラム要求に含まれる機器情報に基づいて、機器依存の前記基本プログラムを生成して、基本プログラム要求を送信してきた携帯パネル端末100に送信するための基本プログラムの生成処理並びに送信処理を実行する。これをもって起動に関するやりとりは終了となる。
つまり、無線LANアンテナ51にデータ通信可能に接続され、該無線LANアンテナ51を通じて携帯パネル端末100の動作に必要な基本プログラムを、携帯パネル端末100における無線通信処理、及び、パネル制御コンピュータ50におけるIPアドレス割当処理により、入圏が検知されたことを条件に、該入圏した携帯パネル端末100に配信するパネル制御コンピュータ50は、本発明の第1項のプログラム配信装置を形成する。
基本プログラムを受信した携帯パネル端末100は、該受信した基本プログラムを実行する基本プログラム実行処理を実行する。
基本プログラムが実行されると、携帯パネル端末100は、メニューアプリ要求送信処理を実行し、まず、パネル制御コンピュータ50用メニューアプリを要求する旨を示すメニューアプリ要求をパネル制御コンピュータ50に送信する。
メニューアプリ要求を受信したパネル制御コンピュータ50は、メニューアプリ生成処理を実行し、該受信したメニューアプリ要求の送信元IPアドレスに対応付けて圏内パネル情報テーブル(図3(c)参照)に記憶されているパネルIDが、会員として登録されているかを確認するための会員確認要求を、当該パネル制御コンピュータ50が設置されている店舗のASP、すなわち○○百貨店ASPに送信する。
会員確認要求を受信した○○百貨店ASPは、該受信した会員確認要求に含まれるパネルIDが顧客情報テーブル(図5(a)参照)に会員として登録されているかを確認し、その結果を示す確認結果(本実施例においては未登録である旨)を、確認要求を送信してきたパネル制御コンピュータ50に送信する。
確認結果(本実施例においては未登録である旨)を受信したパネル制御コンピュータ50(メニューアプリ生成処理実行中)は、当該店舗のASP(○○百貨店ASP)に会員登録するためのメニュー(「会員登録」)と、ASP情報テーブル(図3(b)参照)に基づいて、当該パネル制御コンピュータ50が設置された店舗に入店した携行者(操作者)に対して、利用価値が高いと考えられる一般ASPサーバ20並びにTAPサーバ10にアクセスするためのメニューからなるパネル制御コンピュータ50用メニューアプリを生成する。
尚、当該店舗のASP(○○百貨店ASP)から送信されてきた確認結果が登録済みである旨を示す場合には、パネル制御コンピュータ50(メニューアプリ生成処理実行中)は、当該○○百貨店ASPに会員登録するためのメニュー(「会員登録」)を含まないパネル制御コンピュータ50用メニューアプリを生成する。
パネル制御コンピュータ50用メニューアプリを生成したパネル制御コンピュータ50は、メニューアプリ要求を送信してきた携帯パネル端末100に該生成したパネル制御コンピュータ50用メニューアプリを送信するためのメニューアプリ送信処理を実行する。
パネル制御コンピュータ50用メニューアプリを受信した携帯パネル端末100(メニューアプリ要求送信処理実行中)は、該受信したパネル制御コンピュータ50用メニューアプリを実行することにより、図16(a)に示すように、サブディスプレイ111にメニューを表示させる。
つまり、パネル制御コンピュータ50用メニューアプリをサブディスプレイ111に表示させる携帯パネル端末100のCPU102は、本発明の第4項におけるプログラム実行部を形成する。
サブディスプレイ111に表示されたメニュー(図16(a)参照)から、携行者(操作者)が「会員登録」を選択入力すると、携帯パネル端末100(パネル制御コンピュータ50用メニューアプリ実行中)は、会員登録アプリ要求をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、○○百貨店ASPに該受信した会員登録アプリ要求を送信する。
つまり、プログラム配信装置(パネル制御コンピュータ50及び○○百貨店ASP)から送信されて記憶した基本プログラムを実行し、該基本プログラムに基づいて当該携帯パネル端末100において利用可能なアプリのメニュー一覧を表示するためのメニュー一覧情報(パネル制御コンピュータ50用メニューアプリ)をプログラム配信装置(パネル制御コンピュータ50及び○○百貨店ASP)から取得するメニュー一覧情報取得処理(メニューアプリ要求送信処理)と、当該取得したメニュー一覧情報に基づくメニュー一覧を表示部(サブディスプレイ111)に表示して利用者からアプリ(例えば、会員登録アプリ)の選択を受付ける選択受付け処理(図16(a)参照)と、当該受付けたアプリの配信要求をプログラム配信装置(パネル制御コンピュータ50及び○○百貨店ASP)に送信する配信要求送信処理(例えば、会員登録アプリ要求の送信処理)とを実施する携帯パネル端末100のCPU102は、本発明の第2項におけるプログラム実行部を形成する。
会員登録アプリ要求を受信した○○百貨店ASPは、会員登録処理を実行して、携帯パネル端末100にて会員情報の受付処理を実行させるための会員登録アプリを、パネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、携帯パネル端末100に該受信した会員登録アプリを送信する。
つまり、配信要求(会員登録アプリ要求)の受信に基づいて配信要求されたアプリケーションプログラム(会員登録アプリ)を該配信要求の送信元の携帯パネル端末100に配信するパネル制御コンピュータ50及び○○百貨店ASPは、本発明の第2項におけるプログラム配信装置を形成する。
また、アンテナ装置(無線LANアンテナ51)が対応している店舗(本実施例では、○○百貨店)の会員登録を実施するための会員登録アプリケーションのメニュー(「会員登録」)を含むメニュー一覧情報(パネル制御コンピュータ50用メニューアプリ)を配信するとともに、該会員登録アプリケーションの配信要求(会員登録アプリ要求)の受信に基づいて会員登録アプリケーションを配信するパネル制御コンピュータ50及び○○百貨店ASPは、本発明の第3項におけるプログラム配信装置を形成する。
会員登録アプリを受信した携帯パネル端末100(パネル制御コンピュータ50用メニューアプリ実行中)は、該受信した会員登録アプリを記憶装置108のアプリ領域に記憶させるとともに、いずれかのパネル番号に割り当てる(図15参照)。そして、図16(b)に示すように、その旨をサブディスプレイ111に表示する。
その後、携行者(操作者)が、会員登録アプリに割り当てられたパネル番号のシートディスプレイ115をアクティブ状態(表示動作状態)にすると、携帯パネル端末100の基本プログラムは、当該パネル番号に割り当てられた会員登録アプリを実行する。
会員登録アプリが実行されている携帯パネル端末100に対して、携行者(操作者)が住所や電話番号等からなる会員情報を入力すると、携帯パネル端末100(会員登録アプリ実行中)は、パネルIDと入力情報を含む会員登録要求をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、○○百貨店ASPに該受信した会員登録要求を送信する。
つまり、プログラム配信装置(パネル制御コンピュータ50及び○○百貨店ASP)から送信されて記憶した会員登録アプリケーションを実行し、該会員登録アプリケーションに基づいて当該店舗への会員登録処理を実施する会員登録処理装置(○○百貨店ASP)に対して会員登録に必要となる情報を送信する会員登録情報送信処理を実施する携帯パネル端末100のCPU102は、本発明の第3項におけるプログラム実行部を形成する。
尚、本実施例では、携行者(操作者)が住所や電話番号等からなる会員情報を入力する構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、携行者(操作者)からは、会員登録を所望するか否かだけを受付けるのみとし、パネル制御コンピュータ50や○○百貨店ASPにおいて、パネルIDに対応付けて利用者管理ASPに登録されている住所や電話番号等の個人情報を取得すれば、会員登録に係る携行者(操作者)の入力の負担を簡便化できるため好ましい。
会員登録要求を受信した○○百貨店ASPは、会員登録処理を実行して、該受信した会員登録要求に含まれるパネルIDや入力情報に基づいて、顧客情報テーブル(図5(a)参照)に会員情報を登録して、登録した会員情報をパネル制御コンピュータ50に送信する。
会員情報を受信したパネル制御コンピュータ50は、メニューアプリ生成処理を実行し、「会員登録」メニューを含まないパネル制御コンピュータ50用メニューアプリを生成し、メニューアプリ送信処理を実行して、該生成したパネル制御コンピュータ50用メニューアプリを会員登録要求を送信してきた携帯パネル端末100に送信する。
パネル制御コンピュータ50用メニューアプリを受信した携帯パネル端末100(基本プログラム実行中)は、該受信したパネル制御コンピュータ50用メニューアプリを実行することにより、サブディスプレイ111にメニューを表示させる。
サブディスプレイ111に表示されたメニューから、携行者(操作者)がいずれかの一般ASPサーバ20やTAPサーバ10を選択入力すると、携帯パネル端末100(パネル制御コンピュータ50用メニューアプリ実行中)は、該選択された一般ASPサーバ20やTAPサーバ10に固有な各ASP用メニューアプリを要求するためのメニューアプリ要求をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、該選択されたASPに該受信したメニューアプリ要求を送信する。
メニューアプリ要求を受信した一般ASPサーバ20やTAPサーバ10は、当該一般ASPサーバ20やTAPサーバ10固有のメニューにアクセスするための各ASP用メニューアプリを生成して、メニューアプリ要求を送信してきたパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、該受信した各ASP用メニューアプリを、メニューアプリ要求を送信してきた携帯パネル端末100に送信する。
各ASP用メニューアプリを受信した携帯パネル端末100(基本プログラム)は、該受信した各ASP用メニューアプリを実行することにより、サブディスプレイ111に各ASP用メニューを表示させる。例えば、図16(a)に示すパネル制御コンピュータ50用メニューにおいて、「○○百貨店ASP」メニューが選択入力された場合には、○○百貨店ASPから○○百貨店ASP用メニューアプリが受信されて実行されることにより、図16(c)に示すように、○○百貨店ASP用メニューがサブディスプレイ111に表示される。このようにして、携帯パネル端末100の携行者(操作者)は、一般ASPサーバ20やTAPサーバ10に固有のメニューにアクセスできるようになる。
図8は、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が、パネル制御コンピュータ50が設置された店舗毎に形成された無線LANの通信エリアから出圏したときの処理の流れを示す図である。
携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が店舗の無線LANの通信エリアから出圏すると、携帯パネル端末100(基本プログラム)は、圏外処理を実行して出圏した旨を検出する。具体的には、パネル制御コンピュータ50の出力信号を受信したときに、該出力信号に基づいて特定される無線LANIDと、固有データ領域(図2(a)参照)に記憶された無線LANIDとが異なるとき、すなわち、異なる通信エリアに入圏したとき、及び、固有データ領域(図2(a)参照)に記憶された無線LANID検出日時が更新されることなく、つまりはパネル制御コンピュータ50からの信号が受信されることなく所定時間が経過したとき、のいずれかの場合に出圏したと判定する。
出圏したと判定した携帯パネル端末100(圏外処理実行中)は、一般ASPサーバ20やTAPサーバ10固有の各種アプリを消去し、パネル制御コンピュータ50用メニューアプリを消去し、基本プログラムを消去し、固有データ領域(図2(a)参照)の自IPアドレス、無線LANID、無線LANID検出日時等を消去する。
尚、異なる通信エリアに入圏したときには、携帯パネル端末100(ベースプログラム)は、起動に関するやりとりに移行するようになっている。
また、各種データを消去する前に、携行者(操作者)に問い合わせを行い、携行者(操作者)の要望に応じて、各種データを消去しないようにしても良い。
つまり、携帯パネル端末100は、通信エリア内に入圏することによりパネル制御コンピュータ50から送信される基本プログラムを実行可能に記憶するとともに、当該携帯パネル端末100が通信エリア外に出たことを圏外処理にて検知し、該圏外処理により通信エリア外に出たことを条件に記憶している基本プログラムを消去しており、該圏外処理によって本発明における圏外検知手段が形成されている。
一方、パネル制御コンピュータ50は、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が店舗の無線LANの通信エリアから出圏すると、圏外処理に基づいて出圏した旨を検出する。具体的には、圏内パネル情報テーブル(図3(c)参照)に記憶された最終検出日時が更新されることなく、つまりは携帯パネル端末100からの信号が受信されることなく所定時間が経過したときに出圏したと判定する。
出圏したと判定したパネル制御コンピュータ50(圏外処理実行中)は、圏内パネル情報テーブル(図3(c)参照)に記憶された当該携帯パネル端末100の情報を消去する。
図9及び図10は、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が、パネル制御コンピュータ50が設置された店舗への入店や退店、前記決済用端末52を利用した決済等を行ったときに、携帯パネル端末100、パネル制御コンピュータ50、並びに一般ASPサーバ20やTAPサーバ10との間で行われる電子紙幣に関する処理の流れを示す図である。
まず、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が店舗に入店すると、前記入店検知ポスト53及び出力検知ポスト54の検知状況に基づいてパネル制御コンピュータ50により入店した旨が特定されて、パネル制御コンピュータ50は、該入店が特定された携帯パネル端末100に対して入店通知信号を送信する。
入店通知信号を受信した携帯パネル端末100(基本プログラム)は、電子紙幣用アプリ要求をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、銀行ASPに該受信した電子紙幣用アプリ要求を送信する。
電子紙幣用アプリ要求を受信した銀行ASPは、電子紙幣用アプリ送信処理を実行して、
電子紙幣用アプリ送信処理をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、電子紙幣用アプリ要求を送信してきた携帯パネル端末100に該受信した電子紙幣用アプリを送信する。
電子紙幣用アプリを受信した携帯パネル端末100(基本プログラム)は、電子紙幣用アプリを実行し、金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶されている利用者IDを含む紙幣発行要求をパネル制御コンピュータ50に送信する。
紙幣発行要求を受信したパネル制御コンピュータ50は、当該パネル制御コンピュータ50が設置された店舗を特定可能な店舗IDを追加した紙幣発行要求を銀行ASPに送信する。
紙幣発行要求を受信した銀行ASPは、紙幣発行処理を実行し、該受信した紙幣発行要求に含まれる利用者IDに対応付けて、顧客情報テーブル(図4(a)参照)に登録されている残高の範囲内において、該受信した紙幣発行要求に含まれる店舗IDの上位2桁として特定される店舗種別IDに対応付けて、発行紙幣情報テーブル(図4(b)参照)に登録されている基準金額の電子紙幣を、該店舗種別IDに対応付けて登録されている金種表に基づいて発行する。
尚、電子紙幣データは、図2に示すように、紙幣種別IDと通し番号からなる12桁の数値としての紙幣IDとして表現される。
また、銀行ASPは、残高よりも店舗の基準金額の方が大きい場合には、残高までの電子紙幣を発行する。
電子紙幣(紙幣ID)の発行後、銀行ASP(紙幣発行処理実行中)は、受信した紙幣発行要求に含まれる利用者ID、店舗ID、店舗IDに対応付けられたASP(○○百貨店ASP)のIPアドレス、日時、紙幣を発行した旨を示す操作種別、発行した電子紙幣(紙幣ID)の合計金額からなる発行履歴を、入出金履歴テーブル(図4(c)参照)に登録するとともに、該利用者IDに対応付けて顧客情報テーブル(図4(a)参照)に登録されている残高から発行した電子紙幣(紙幣ID)の合計金額を減算更新する。
残高を更新した銀行ASPは、発行したこれら電子紙幣(紙幣ID)を含み、電子紙幣(紙幣ID)を処理するための電子紙幣用アプリをパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、該受信した電子紙幣用アプリを、紙幣発行要求を送信してきた携帯パネル端末100に送信する。
電子紙幣用アプリを受信した携帯パネル端末100(基本プログラム)は、該受信した電子紙幣用アプリを記憶装置108のアプリ領域に記憶すると共に、電子紙幣用アプリに含まれる電子紙幣データ(紙幣ID)を金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶する。
その後、携行者(操作者)が携帯パネル端末100のお財布用ディスプレイをアクティブ化すると、携帯パネル端末100(基本プログラム)は電子紙幣用アプリを実行し、金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶された電子紙幣(紙幣ID)を実際の紙幣のように可視化して、お財布用ディスプレイに表示する。
ここで、携行者(操作者)が、入店した店舗内にて商品を選択し購入しようとしたときの決済処理について説明すると、まず、携行者(操作者)は決済用端末52に携帯パネル端末100を近づけることにより、携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、短距離通信を行って、決済用端末52から商品IDや名称や価格を含む商品情報を受信する。
商品情報を受信した携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、該受信した商品情報に基づく合計金額を、電子紙幣(紙幣ID)とともにお財布用ディスプレイに表示する。
携行者(操作者)が、お財布用ディスプレイを操作して、合計金額以上の電子紙幣(紙幣ID)を支払い対象として選択入力し、さらに、携行者(操作者)が、指紋センサ122に指先をかざして指紋を読み取らせると、携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、該読み取った指紋データと、金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶されている指紋データとを照合し、支払いを行おうとしている携行者(操作者)がパネルの正当な所有者であるか否かを確認する。尚、正当な所有者で無い場合には、処理を継続しない。
正当な所有者が支払いを行おうとしていると確認した場合には、携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶されている利用者IDと、商品情報に含まれる商品ID及び価格と、携行者(操作者)が支払い対象として選択入力した電子紙幣(紙幣ID)と、を含む決済要求をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は該受信した決済要求に、当該パネル制御コンピュータ50を設置している店舗を特定可能な店舗IDを追加した決済要求を銀行ASPに送信する。
決済要求を受信した銀行ASPは、決済処理を実行し、該受信した決済要求に含まれる電子紙幣(紙幣ID)の合計金額から、該受信した決済要求に含まれる価格を引いた差額を算出し、該算出した差額を、該受信した決済要求に含まれる利用者IDに対応付けて顧客情報テーブル(図4(a)参照)に登録されている残高に加算更新する。
尚、決済処理は、受信した電子紙幣(紙幣ID)の合計金額よりも、受信した価格の方が大きい場合には処理を継続しない。
また、銀行ASP(決済処理実行中)は、これら決済要求に含まれる利用者ID、店舗ID、店舗IDに対応付けられたASP(○○百貨店ASP)のIPアドレス、日時、決済された旨を示す操作種別、金額からなる出金履歴を、入出金履歴テーブル(図4(c)参照)に登録する。
そして、銀行ASPは、紙幣発行処理を実行して新たに店舗IDに基づいて電子紙幣(紙幣ID)を発行し、これら新たに発行した電子紙幣(紙幣ID)を含む決済完了通知をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は通信仲介処理を実行して、該受信した決済完了通知を、決済要求を送信してきた携帯パネル端末100に送信する。
決済完了通知を受信した携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、決済完了通知に含まれる電子紙幣データ(紙幣ID)を金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶する。
その後、携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、携帯パネル端末100のお財布用ディスプレイに、決済が完了した旨とともに、金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶された電子紙幣(紙幣ID)を実際の紙幣のように可視化して、お財布用ディスプレイに表示する。
次いで、携帯パネル端末100を持った携行者(操作者)が、店舗から退店したときの処理について説明すると、前記入店検知ポスト53及び出力検知ポスト54の検知状況に基づいてパネル制御コンピュータ50により退店した旨が特定されて、パネル制御コンピュータ50は、該退店を特定した携帯パネル端末100に対して退店通知信号を送信する。
退店通知信号を受信した携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶された利用者ID、紙幣IDを含む紙幣回収要求をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は、通信仲介処理を実行して、該受信した紙幣回収要求を銀行ASPに送信する。
紙幣回収要求を受信した銀行ASPは、紙幣回収要求に含まれる利用者IDに対応付けて顧客情報テーブル(図4(a)参照)に記憶されている残高に、紙幣回収要求に含まれる電子紙幣(紙幣ID)の合計金額を加算更新し、電子紙幣(紙幣ID)が正常に回収されたか否かを示す回収結果をパネル制御コンピュータ50に送信し、パネル制御コンピュータ50は、通信仲介処理を実行して、該受信した回収結果を携帯パネル端末100に送信する。
回収結果を受信した携帯パネル端末100(電子紙幣用アプリ実行中)は、該受信した回収結果に基づいて電子紙幣(紙幣ID)が正常に回収されたことを条件に、金庫データ領域(図2(b)参照)に記憶された紙幣IDを削除する処理を行う。
以上、本実施例によれば、携帯パネル端末100が通信エリア内に入圏することで、図6及び図7に示す入圏処理が実行されることにより、該携帯パネル端末100の動作に必要となる基本プログラムが配信されて携帯パネル端末100が起動可能となる一方、図8に示す出圏処理が実行されることにより、通信エリア外では基本プログラムが消去されることで、携帯パネル端末100が動作不能とされるので、例えば携帯パネル端末100を利用者が紛失した場合や不正に盗まれた場合でも、第三者により携帯パネル端末100が起動される可能性を大幅に低減でき、よって、これら携帯パネル端末100の不正な利用や重要なデータの取得等の不都合の発生を低減することができる。
また、本実施例によれば、利用者は、パネル制御コンピュータ50及び一般ASPサーバ20並びにTAPサーバ10から逐次必要なアプリを取得することができる一方、無線LANアンテナ51が設置されている通信エリアに該当する例えば店舗(本実施例では、○○百貨店)や企業は、該通信エリアに入圏した携帯パネル端末100に対して、店舗情報や商品情報を提供するためのパネル制御コンピュータ50や各ASPに固有の各種アプリのメニューを含むパネル制御コンピュータ50用メニューアプリや、各ASP用メニューアプリを配信することで、これらの情報を利用者に提供する機会を得ることができる。
また、本実施例によれば、利用者は、パネル制御コンピュータ50用メニューアプリから会員登録アプリのメニューを選択することで煩雑な会員登録の手続きをすることなく簡便に会員登録を実施することができ、利用者の利便性を向上できる一方、店舗側は、効率良く新規の会員を獲得することができる。
また、本実施例によれば、利用者は、携帯パネル端末100を開くことなくメニューアプリの実行に基づいて、図16(a)に示すように、サブディスプレイ111に表示されたメニュー一覧を確認できるので、利用者の利便性を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、パネル制御コンピュータ50は、パネル制御コンピュータ50に固有の処理プログラムやデータやアプリを記憶して、該処理プログラムに基づいて携帯パネル端末100にデータやアプリを配信し、また、一般ASPサーバ20及びTAPサーバ10は、各々のサーバに固有の処理プログラムやデータやアプリを記憶して、該処理プログラムに基づいて携帯パネル端末100にデータやアプリを配信する構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パネル制御コンピュータ50に、一般ASPサーバ20及びTAPサーバ10が記憶している処理プログラムやデータやアプリを記憶させて、パネル制御コンピュータ50のみで携帯パネル端末100にデータやアプリを配信する構成としても良い。
また、前記実施例では、パネル制御コンピュータ50にルータ機能に加えて、店舗に形成された無線LANの通信エリアに入圏してきた携帯パネル端末100に対して、基本プログラムやメニューアプリを配信する機能を備える構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パネル制御コンピュータ50は、ルータ機能と携帯パネル端末100の入圏検知機能を備え、TAPサーバ10は、基本プログラムやメニューアプリの配信機能を備え、さらにパネル制御コンピュータ50は、携帯パネル端末100から送信される基本プログラム要求等の起動に関するやりとりをTAPサーバ10に仲介させる機能を備える構成としても、該入圏してきた携帯パネル端末100に基本プログラムを配信できる。
また、前記実施例では、携帯パネル端末100は、店舗への入店及び店舗からの退店に基づいて、銀行ASPに電子紙幣の発行させたり電子紙幣を回収させたり、さらには、パネル制御コンピュータ50に接続された決済用端末52を介して電子紙幣による決済を行わせたりする構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら電子紙幣の発行や回収、及び決済に関する処理を有しない構成であっても、店舗に形成された無線LANの通信エリアに入圏してきた携帯パネル端末100に対して、パネル制御コンピュータ50により基本プログラムを配信できる。
また、前記実施例では、入圏検知手段を携帯パネル端末100が実施する無線通信処理によって形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、定期的に携帯パネル端末100が信号を発することで、この信号の受信に基づいてパネル制御コンピュータ5050が携帯パネル端末100の入圏を検知するようにしても良い。
本発明の携帯パネル端末が適用された実施例のシステムの構成を示すシステム図である。 (a)〜(b)は携帯パネル端末の記憶装置に記憶されるデータの一例を示す図であり、(c)は紙幣種別の定義表を示す図である。 (a)〜(c)はパネル制御コンピュータ50の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図であり、(d)は店舗種別の定義表を示す図である。 (a)〜(c)は銀行ASPの記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 (a)〜(c)は店舗(○○百貨店)ASPの記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 携帯パネル端末が店舗の通信エリアに入圏するときの処理内容を示す図である。 携帯パネル端末が店舗の通信エリアに入圏するときの処理内容を示す図である。 携帯パネル端末が店舗の通信エリアから出圏するときの処理内容を示す図である。 携帯パネル端末が店舗において電子紙幣に関する処理を行うときの処理内容を示す図である。 携帯パネル端末が店舗において電子紙幣に関する処理を行うときの処理内容を示す図である。 携帯パネル端末の外観を示す外観斜視図である。 携帯パネル端末を開いた状態を示す斜視図である。 携帯パネル端末の構成を示すブロック図である。 携帯パネル端末におけるページ選択センサによる露出パネルの特定状況を示す説明図である。 各パネルへのアプリケーションの割り当て状況を示す図である。 (a)〜(d)は携帯パネル端末のサブディスプレイに表示されるメニュー一覧情報の一例を示す図である。
符号の説明
10 TAPサーバ
20 一般ASPサーバ
50 パネル制御コンピュータ
51 無線LANアンテナ
52 決済用端末
53 入店検知ポスト
54 退店検知ポスト
100 携帯パネル装置
101 データバス
102 中央演算処理装置(CPU)
103 カードインターフェイス(I/F)
104 パネル入力用インターフェイス(I/F)
105 表示用インターフェイス(I/F)
106 入出力インターフェイス(I/F)
107 通信インターフェイス(I/F)
108 記憶装置
109 バスコントロールLSI
110 透明タッチパネルフィルム
111 サブディスプレイ
112 表示ドライバ
113 タッチパネルドライバ
114 透明タッチパネルフィルム
115 シートディスプレイ
115’ タブ
116 表示ドライバ
117 タッチパネルドライバ
118 ディスプレイシート
120 ページ選択センサ
121 ジャイロセンサ
122 指紋センサ
123 キーボード(KB)パネル
124 音声出力部
125 無線LANモジュール
126 近距離通信モジュール
200 合成皮革ケース

Claims (4)

  1. プログラムを実行するためのプログラム実行部と、該プログラム実行部にて実施されるプログラムに基づく表示内容を表示するための表示部と、外部機器との間において無線によるデータ通信を実施するための無線通信部と、前記各部に動作電力を供給するための電源部とを具備し、利用者が携行可能とされた携帯パネル端末と、
    前記無線通信部とのデータ通信が可能な通信エリアを形成するアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置にデータ通信可能に接続され、該アンテナ装置を通じて前記携帯パネル端末の動作に必要な基本プログラムを前記携帯パネル端末に配信するプログラム配信装置と、
    から成る携帯パネルシステムであって、
    前記通信エリア内への前記携帯パネル端末の入圏を検知する入圏検知手段と、
    前記プログラム配信装置は、前記入圏検知手段により入圏が検知されたことを条件に、該入圏した携帯パネル端末に前記基本プログラムを配信し、
    前記携帯パネル端末は、前記通信エリア内に入圏することにより前記プログラム配信装置から送信される基本プログラムを実行可能に記憶するとともに、当該携帯パネル端末が前記通信エリア外に出たことを検知する圏外検知手段を備え、該圏外検知手段により通信エリア外に出たことを条件に記憶している基本プログラムを消去することを特徴とする携帯パネルシステム。
  2. 前記プログラム実行部は、前記プログラム配信装置から送信されて記憶した基本プログラムを実行し、該基本プログラムに基づいて当該携帯パネル端末において利用可能なアプリケーションのメニュー一覧を表示するためのメニュー一覧情報を前記プログラム配信装置から取得するメニュー一覧情報取得処理と、当該取得したメニュー一覧情報に基づくメニュー一覧を表示部に表示して利用者からアプリケーションの選択を受付ける選択受付け処理と、当該受付けたアプリケーションの配信要求を前記プログラム配信装置に送信する配信要求送信処理とを実施し、
    前記プログラム配信装置は、前記配信要求の受信に基づいて配信要求されたアプリケーションプログラムを該配信要求の送信元の携帯パネル端末に配信し、
    前記携帯パネル端末は、前記プログラム配信装置から送信されるアプリケーションプログラムを実行可能に記憶することを特徴とする請求項1に記載の携帯パネルシステム。
  3. 前記アンテナ装置は、店舗に対応して設けられ、
    前記プログラム配信装置は、前記アンテナ装置が対応している店舗の会員登録を実施するための会員登録アプリケーションのメニューを含むメニュー一覧情報を配信するとともに、該会員登録アプリケーションの配信要求の受信に基づいて会員登録アプリケーションを配信し、
    前記プログラム実行部は、前記プログラム配信装置から送信されて記憶した会員登録アプリケーションを実行し、該会員登録アプリケーションに基づいて当該店舗への会員登録処理を実施する会員登録処理装置に対して会員登録に必要となる情報を送信する会員登録情報送信処理を実施することを特徴とする携帯パネルシステム。
  4. 前記携帯パネル端末は、開閉機構を有するとともに、開状態において比較的大容量の表示を実施するメイン表示部と、閉状態において比較的小容量の表示を実施するサブ表示部とを備え、
    前記プログラム実行部は、前記メニュー一覧を前記サブ表示部に表示することを特徴とする携帯パネルシステム。
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