JP2006197265A - 平面アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い周波数帯域を確保できるとともに、信頼性の高い平面アンテナを提供する。
【解決手段】 平面アンテナ1は、少なくとも接地板2と、放射導体3と、整合部4と、給電部5と、スペーサー6と、中心導体7と、同軸コネクタ8とを備えており、上記整合部4は、給電部5から放射導体3に向けて幅が狭くなったテーパー形状(逆テーパー形状)を有した平板であり、かつ接地板2に対して傾斜して設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、平面アンテナに関し、より詳細には、周波数帯域が広く、信頼性の高い平面アンテナ関するものである。さらに本発明は、上記の平面アンテナを備えたアンテナ装置並びにRFIDシステムに関するものでもある。
平面アンテナとして一般的に使用されているものにパッチアンテナがある。パッチアンテナは、上面にパッチ電極を設けた誘電体基板をグラウンド面上に設置し、このパッチ電極に給電ピン等を介して所定の高周波電流を給電するように構成された平面アンテナであり、例えば携帯電話などの通信システムにおける基地局アンテナなど、様々なアンテナとして採用されている。
図11(a)・(b)は、誘電体基板を使用したパッチアンテナ20の構造を示しており、図11(a)はパッチアンテナ20の平面図であり、図11(b)は図11(a)に示したパッチアンテナ20のB−B′線矢視断面図である。図11(b)に示すように、パッチアンテナ20は、誘電体基板21の片面に銅箔パターンでアンテナ放射素子22が形成されている。また、誘電体基板21を挟んでアンテナ放射素子22とは反対側にはGND23が形成されている。図11(a)・(b)に示したパッチアンテナ20は、アンテナ放射素子22のエッジの入力インピーダンスが200オーム以上ある。そのため、通信機器等から50オーム信号をそのままアンテナ放射素子22のエッジに入力すると、反射による電力の損失が大きくなる。
そこで、オフセット給電と言われる給電方法が採用されている。オフセット給電では、図11(a)に示すように、アンテナ放射素子22のエッジから信号を給電するのではなく、エッジよりもインピーダンスの低いアンテナ放射素子22の内部領域Aから給電することにより、インピーダンスマッチングを図り、反射による電力の損失を低減させている。パッチアンテナ20は、さらに、同軸線路の中心導体27をアンテナ放射素子22の給電点24に接続し、同軸線路の同軸コネクタ28をパッチアンテナ20のGND23に接続している。このような構造を備えたアンテナの一例としては、特許文献1に開示されたアンテナ素子がある。
また、給電方法には、オフセット給電以外に、図12のように整合部25を設けて行う方法も一般的によく利用されている(特許文献2参照)が、どちらの方式であっても、一般的な誘電体基板21を用いたパッチアンテナ20’は、Q値が高く、周波数帯域が狭い。具体的には、1GHz帯であれば、誘電体基板21として厚みt=1.6mmのガラスエポキシ基板を用いた場合、たとえ寄生素子を設けたとしても、VSWR1.5以下で周波数帯域を10MHz以上確保することは非常に困難である。
そこで、周波数帯域を広くするために、誘電率が1、つまり空気の層を挟んでパッチアンテナを形成する方法もある。図13(a)・(b)は、空気の層を挟んだパッチアンテナ20’’の構造を示しており、図13(a)はパッチアンテナ20’’の平面図であり、図13(b)は図13(a)に示したパッチアンテナ20’’のB−B′線矢視断面図である。誘電体基板21を用いた図11(a)・(b)のパッチアンテナ20と構造的には同一であるが、広い周波数帯域を確保するために放射素子22とGND23との間に空隙領域Gを備えている。空隙領域Gにはスペーサー26が設けられており、放射素子22とGND23との間隔を維持している。すなわち、図13(a)・(b)のパッチアンテナ20’’は、図11(a)・(b)のパッチアンテナ20において誘電体基板21の厚みしかなかったパッチアンテナの幅を広く設計することによって、広い周波数帯域が確保している。
しかしながら、図11のパッチアンテナ20は、同軸コネクタ8がパッチアンテナ20の背面にあるため、パッチアンテナ20を壁などに設置する際、同軸コネクタ8が邪魔になる。すなわち、設置の自由度に制限がある。また、図13のパッチアンテナ20’’も、放射素子22とGND23との間に空隙領域Gを設けることによって、上述したように広い周波数帯域を確保することができる一方、オフセット給電を行う場合は、図のように同軸コネクタ28はGND23の背面に設置せざるを得ない。したがって、図11のパッチアンテナ20と同じく設置の自由度に制限がある。
設置の自由度に関して、別の構造を有したパッチアンテナ20’’’を図14(a)・(b)に示す。図14(a)はパッチアンテナ20’’’の平面図であり、図14(b)は図14(a)に示したパッチアンテナ20’’’のB−B′線矢視断面図である。図14(b)に示すように、このパッチアンテナ20’’’は、同軸コネクタ28をGND23の背面に設けない構造となっている。これにより、上述のような設置の制約を受けることはない。
特開2004−260786号公報(2004年9月16日公開) 特許第3273402号公報(2002年2月1日登録)
しかしながら、図13のパッチアンテナ20’’や図14(a)・(b)のパッチアンテナ20’’’は、広い周波数帯域を確保できる一方、同軸線路の中心導体27が非常に不安定な状態であるという問題がある。
具体的には、図13に示したパッチアンテナ20’’および図14(a)・(b)に示したパッチアンテナ20’’’はともに、放射素子22とGND23との間隔が広く設けられている。そのため、広い周波数帯域を確保できる一方、同軸線路の中心導体27がこの空隙領域G中で他の部材で支えられることなく非常に不安定な状態となっている。このような状態では、中心導体27は外部からの衝撃や製造時の振動などで特性が劣化し易い。
また、同軸線路の中心導体27を放射素子22とGND23の間に這わせる必要があり、組立作業性が非常に悪いという問題点がある。また、図13のパッチアンテナ20’’では、製造時に、同軸線路の中心導体27が曲がった状態で放射素子22に接続されることがある。この場合、中心導体27の曲がり具合により、アンテナ特性の個体差が生じるという問題点がある。
組立作業性に関しては、図15(a)・(b)に示した構造のパッチアンテナ20’’’’がある。図15(a)はパッチアンテナ20’’’’の平面図であり、図15(b)は図15(a)に示したパッチアンテナ20’’’’のB−B′線矢視断面図である。図15(a)に示すように、整合部25を設けることにより、放射素子22への同軸線路の中心導体27の接続作業性を高めることができる。
しかしながら、図15(a)・(b)のパッチアンテナ20’’’’では、パッチアンテナ20’’’’自体の大きさが大きくなるという問題点がある。すなわち、図15(a)・(b)のパッチアンテナ20’’’’ではオフセット給電方式ではなく整合部25を設けた給電方式であるため、オフセット給電方式を採用する場合と比較して、整合部25に相当する面積(長さ)ほど大きくなる。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、放射素子に整合部を接続させるとともに、この整合部を、放射導体と接地板との空隙領域を利用して配設することによって、周波数帯域が広く、かつ信頼性の高い平面アンテナを提供することにある。
本発明の平面アンテナは、上記課題を解決するために、所定の距離を隔てて対向配置された放射導体および接地板を備えるとともに、上記放射導体に給電を行う給電部を一方の端に有しており、かつ他方の端が当該放射導体に接続した整合部を備えた平面アンテナであって、上記整合部は、上記給電部と接地板とが上記所定の距離よりも短い距離を隔てて配設されるように設けられていることを特徴としている。具体的には、本発明の平面アンテナは、上記整合部が、上記放射導体に接続した端から、上記給電部を有した端に向けて、当該整合部と接地板との距離が次第に短くなるように設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、本発明の平面アンテナは、周波数帯域を広く確保できるとともに、アンテナの小型化を図ることができる。
放射導体が、接地板から所定の距離を隔てて対向配置していることによって、接地板上に放射導体が設けられている場合と比べて、Q値が小さく、したがって、周波数帯域を広く確保することができる。
また、整合部を備えることによって、通信機器のインピーダンスと、放射導体のインピーダンスとのマッチングが図りやすくなっている。よって、例えば、放射導体の給電領域付近のインピーダンスが200オームであって、通信機器から50オーム信号を入力した場合であっても、反射による電力の損失を著しく低減することができる。
上述した従来のパッチアンテナのなかにも、整合部を備え、かつ放射導体が接地板から所定の距離を隔てて対向配置した構成がある。しかしながら、このパッチアンテナは、整合部が、接地板から所定の距離を隔てて対向配置した放射基板と面一になっているため、パッチアンテナの大きさが大きくなる。これに対し、本発明の平面アンテナは、上記放射導体に接続した端から、上記給電部が設けられた端に向けて、整合部と接地板との距離が連続して短くなるように設けられている。すなわち、本発明の平面アンテナは、接地板から放射導体までの距離(空間)に整合部を配設することによって、この空間を有効利用している。これにより、例えば、同じサイズの整合部を備える場合、本発明の平面アンテナは、従来のアンテナよりもその大きさを小さくすることができる。
したがって、本発明の構成によれば、周波数帯域を広く確保できるとともに、アンテナ自体の小型化を実現することができる。
さらに、本発明に係る平面アンテナは、上記給電部に接続される中心導体と、この中心導体と同軸線路上に形成された同軸コネクタとが、上記接地板における放射導体および整合部が配設された側に設けられていることが好ましい。
上記の構成とすれば、本発明の平面アンテナの設置の自由度を向上させることができる。
パッチアンテナの背面に、中心導体と同軸上に形成された同軸コネクタがある従来の構成では、パッチアンテナを壁などに設置する場合にこの同軸コネクタが邪魔になり、設置が困難であった。そこで、本発明の構成によれば、同軸コネクタが、接地板における放射導体および整合部が配設された側に設けられているため、設置の自由度が向上し、従来は困難であった壁への設置が容易になる。
さらに、本発明の平面アンテナは、接地板と放射導体との間に配設されているのは整合部である。そのため、給電部から同軸コネクタまでの距離は、従来の場合と比較して非常に短縮される。これにより、接地板と放射導体との間に配設される中心導体の長さは従来のパッチアンテナと比較して著しく短縮され、よって、中心導体がこの間で不安定な状態になることを回避することができる。
すなわち、外部衝撃や製造時の振動などが中心導体に及ぼされることによる特性の劣化を低減させることができる。よって、上記の構成とすれば、品質の安定性を向上させることができる。
また、従来のパッチアンテナと比較して、必要となる中心導体の長さが短くなるため、従来と比較して、製造コストを抑えて平面アンテナを製造することができる。
また、本発明に係る平面アンテナは、上記放射導体には、その外周から中心に向けて切り込み部が設けられており、上記整合部の一方の端は、当該切り込み部の当該中心側の外縁に接続されていることが好ましい。
上記の構成によれば、放射導体のエッジ(外周)よりもインピーダンスが低い放射導体の中心から給電することができる。これにより、インピーダンスをより正確にマッチさせることができ、反射による損失を更に低減させることができる。
また、本発明に係る平面アンテナは、上記整合部が、上記放射導体に接続した端から、上記給電部を有した端に向けて幅が次第に広くなっていることが好ましい。
上記の構成にすれば、特性インピーダンスを徐々に変化させて、放射導体の給電領域付近のインピーダンスと整合させることができる。
また、本発明に係る平面アンテナは、上記放射導体における接地板が配設された側とは反対側に、当該放射導体と所定の距離を隔てて対向するように寄生素子が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、寄生素子を備えることによって、より広い周波数帯域を確保することができる。
また、本発明に係るアンテナ装置は、上記の平面アンテナと、上記平面アンテナから送信された情報の受信、および/または平面アンテナへの情報の送信を行うリーダライタとを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明のアンテナ装置は、上述した効果を奏する平面アンテナを備えているため、例えば、アンテナ装置をゲートアンテナとした場合に、ゲートの壁への設置スペースを従来のアンテナよりも低減させることができる。
リーダライタは、衝突し難い場所に設置することは可能だが、アンテナは受信する情報の発信源の正面に設置せざるを得ないため、設置の制約を受ける。その場合、接地板(GND板)の背面に同軸コネクタを設けた構成の従来のアンテナを備えたのでは、アンテナが、設置された壁から前方に大幅に突出してしまう。例えばアンテナ装置をゲートアンテナとした場合に、アンテナがゲートの壁から大幅に突出してしまうと、ゲート内を移動する物品や運搬機器に接触してしまい、双方が破損する可能性がある。そこで、本発明のアンテナ装置は、平面アンテナの接地板の背面に同軸コネクタを備えていないため、設置スペース(特に、平面アンテナを設置する壁から突出する方向に必要となるスペース)を縮小させることができる。したがって、ゲートアンテナ自体の小型化を実現することができる。
さらに、接地板と放射導体との間の領域に整合部が配設された平面アンテナを備えているため、アンテナ装置(例えば、ゲートアンテナ)の壁に平面アンテナを設置する場合に、平面アンテナの、壁に対して水平方向の大きさを縮小することができる。
また、本発明に係るRFIDシステムは、無線ICタグと、上記の平面アンテナと、上記平面アンテナから送信された上記無線ICタグに記録された情報の受信、および/または平面アンテナへの無線ICタグに記録された情報の送信を行うリーダライタとを備えていることを特徴としている。
上述した効果を奏する平面アンテナを備えることによって、物流・流通で使用されているRFIDシステムにおいて、設置の制約条件が多い物流現場であっても好適に用いることができる。
本発明の平面アンテナは、以上のように、所定の距離を隔てて対向配置された放射導体および接地板を備えるとともに、上記放射導体に給電を行う給電部を一方の端に有しており、かつ他方の端が当該放射導体に接続した整合部を備えた平面アンテナであって、上記整合部は、上記給電部と接地板とが上記所定の距離よりも短い距離を隔てて配設されるように設けられていることを特徴としている。
上記の構成とすれば、放射導体が、接地板から所定の距離を隔てて対向配置していることから、周波数帯域を広く確保することができる。
さらに、上記の構成とすれば、整合部が、上記放射導体に接続した端から、上記給電部が設けられた端に向けて、整合部と接地板との距離が連続的に短くなるように設けられている。このことから、整合部は、接地板から放射導体までの距離(空間)を有効利用して設けられていることになる。これにより、例えば、従来と同じサイズの整合部を設けた場合であれば、本発明の構成によれば、従来のアンテナよりも大きさを小さくして実現することができる。
上記の構成によれば、本発明の平面アンテナは、周波数帯域を広く確保できるとともに、アンテナの小型化を図ることができる。
〔実施の形態1〕
本発明に係る実施の形態について、図1および図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図1は、本実施の形態における平面アンテナ1の外形を示した斜視図である。図1に示す平面アンテナ1は、例えば、リーダライタに備えられ、電波の送信用および受信用に用いることができる。なお、以下では、説明の便宜上、平面アンテナを用いて電波を送信する場合を想定して平面アンテナの特性等について説明するが、この特性等は、平面アンテナを用いて電波を受信する場合についてもほぼ同様に成り立つ。
以下に、平面アンテナ1を、図2(a)・(b)に基づいて詳細に説明する。図2(a)・(b)は、平面アンテナ1の構成を示しており、図2(a)は平面アンテナ1の平面図であり、図2(b)は図2(a)に示した平面アンテナ1を線分A−A’にて切断した矢視断面図である。図2(b)に示すように、平面アンテナ1は、少なくとも、接地板2と、放射導体3と、整合部4と、給電部5と、スペーサー6と、中心導体7と、同軸コネクタ8とを備えている。
図2(a)に示すように、放射導体3は、接地板2の中央付近に配置されており、整合部4が接続している。また、図2(b)に示すように、平面アンテナ1は、接地板2と放射導体3とが、スペーサー6を介して、所定の距離Xを隔てて対向配置している。また、一方の端に放射導体3が接続された整合部4の他方の端には、給電部5が設けられている。給電部5には、同軸線路の中心導体7が接続しており、この中心導体7は同軸線路の同軸コネクタ8に接続している。
上記の接地板2は、金属材料であれば特に限定されるものではないが、加工性や腐食性を考慮してアルミ材を用いることができる。接地板2の厚みは、特に限定されないが、例えば、2〜3mm程度とすることができる。
上記の放射導体3は、導体からなる電極である。放射導体3は、2対の対向辺のうち、一方が他方よりも長い、いわゆる長方形を有している。放射導体3は、例えば金属材料を用いて構成することができる。
上記の整合部4は、通信機器(不図示)から入力される信号のインピーダンスと、放射導体3のインピーダンスとをマッチさせるために設けられている。整合部4は、一方の端が上記放射導体3の一端に接続し、他方の端には、放射導体3に給電を行う給電部5が設けられている。
整合部4を備えることによって、例えば、放射導体3の給電領域付近(図2(a)の破線で示すI領域)のインピーダンスが200オームであり、通信機器などから入力される信号のインピーダンスが50オームである場合に、反射による電力の損失を著しく低減させることができる。50オームのインピーダンスを有する信号を、インピーダンスが200オーム程度ある放射導体3の給電領域に整合部を介さずに直接入力すると、上記の信号と給電領域とのインピーダンスの差が大きいため、信号の電力が反射してしまい、電力の損失が生じる。すなわち、平面アンテナ1は、整合部4を設けることによって、反射による電力の損失を著しく低減させることができる。
また、上記整合部4は、図2(a)に示すように、給電部5から放射導体3に向けて幅が狭くなったテーパー形状(逆テーパー形状)を有した平板である。これにより、特性インピーダンスを徐々に変化させて、放射導体3の給電領域I付近のインピーダンスとマッチさせることができる。
さらに、図2(b)に示すように、上記整合部4は接地板2に対して傾斜して設けられている。具体的には、放射導体3と整合部4との接続部は、接地板2から距離X離れており、整合部4の給電部5は、接地板2から距離Y離れている。すなわち、整合部4は、放射導体3に接続した端から、給電部5を有した端に向けて、当該整合部4と接地板2との距離が連続的に短くなるように設けられている。この構成とすることにより、接地板2から放射導体3までの空間を有効利用して整合部4を配置することができる。例えば、整合部と放射基板とが面一に構成されている従来のアンテナの整合部の長さを長さQ(図2(b))とした場合、平面アンテナ1の構成であれば、接地板2から放射導体3までの空間を有効利用して整合部4を配置でき、整合部4自体の長さQ(図2(b))は、図2(a)に示した平面アンテナ1では距離Pのように短くなる。すなわち、本発明の構成とすることにより、平面アンテナ1自体の小型化を実現することができる。
整合部4の放射導体3に対する傾斜角度m(図2(b))は、例えば、UHF帯アンテナの場合は、25〜35度、好ましくは30度とすることができる。しかしながら、この角度に限定されるものではない。
上記の給電部5は、整合部4を介して放射導体3に信号(電力)を供給するために、整合部4の一端に設けられており、中心導体7が接続している。したがって、上記の整合部4の給電部5が設けられた端は、中心導体7と給電部5との接続に支障がないように、上記のような傾斜を有しておらず、図2(b)に示すように接地板2と対向配置されている。
給電部5と接地板2とは、接地板2と放射導体3との間の距離よりも短い距離Y(図2(b))を隔てて配設されている。この距離Yは、例えば、UHF帯アンテナの場合は、3〜5mmの範囲とすることが好ましく、4mmとすることがより好ましい。しかしながら、この距離は上記の範囲に限定されるものではなく、放射導体3と接地板2との間の距離X(図2(b))との関係と、平面アンテナ1の使用目的(使用帯域)とに応じて適宜設定することができる。
上記の中心導体7は、一方の端が上記の給電部5に接続しており、他方の端が同軸コネクタ8に接続されている。中心導体7は、例えば金属材料を用いて構成することができる。
上記の同軸コネクタ8は、中心導体7が接続されている。同軸コネクタ8は、上記接地板2の、上記放射導体3および整合部4が配設された側に設けられている。具体的には、同軸コネクタ8は、図13に示した従来のパッチアンテナ20のように、GND板23の背面側(放射導体および整合部が設けられていない側)に設けられた構成ではなく、図2(b)に示すように、接地板2における給電部5に最も近いエッジに設けられている。
すなわち、本実施の形態の平面アンテナ1は、接地板2の背面側に、放射導体3への給電に用いる配線やそれに関連する部材が設けられていない。これにより、図13に示した従来のパッチアンテナ20では壁への設置に支障があったが、本発明の構成とすることにより、壁への設置には何ら支障はなく設置の自由度を向上させることができる。
さらに、放射導体3と接地板2との間の空間に、整合部4が、接地板2に対して傾斜した状態で設けられていることから、給電部5から同軸コネクタ8までの距離、すなわち、中心導体7の長さが、従来のパッチアンテナと比較して、非常に短縮される。よって、製造コストを抑えて本発明の平面アンテナを製造することができる。
また、従来では中心導体27(図13および図14)が支持体などの部材を伴うことなく放射導体とGND板との間に不安定な状態で配設されていたため、アンテナの製造時、および製造後のアンテナを運搬する際などの振動や衝撃によって、中心導体の特性の劣化してしまう可能性があった。これに対し、平面アンテナ1では、従来よりも中心導体7の長さが短くなるため、上記のような不安定な状態を回避することができる。よって、平面アンテナ1の製造時、および製造後の平面アンテナ1を運搬する際などの振動や衝撃による中心導体7の特性の劣化を低減させることができるため、品質の安定性を向上させることができる。
上記のスペーサー6は、接地板2と放射導体3との間に配設されており、この間を所定の距離(すなわち、図2(b)の距離X)に維持するために設けられている。スペーサー6の材料としては、例えば、ポリエーテルサルフォン(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、エポキシ樹脂(EP)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、フェノール樹脂(PF)などを用いることができる。
なお、本実施の形態では、図1に示すように、スペーサー6が、放射導体3の四隅に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、アンテナ特性を妨げない限り、配設位置は適宜設定することができ、かつ、その形状および設置数も適宜設定することができる。
以上の構成を備えた平面アンテナ1は、図2(b)に示すように、接地板2と放射導体3とが所定の距離Xを隔てて対向配置している。図3に、平面アンテナ1のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)の測定結果を示す。VSWRとは、反射の度合いを示す値であり、1が反射しない状態を示し、アンテナ特性として最良な状態であるといえる。反対に、VSWRが高くなればなるほど反射が大きくなることを示す。すなわち、VSWRが低いほど良好なアンテナ特性を有しているといえる。
なお、図3に示した測定結果は、放射導体3と接地板2との距離Xを15mm、給電部5と接地板2との距離Yを4mmとした平面アンテナ1を用いた場合の1GHz帯におけるVSWRの測定結果である。また、図3のグラフは、VSWRの最大値について示している。さらに、図3には、比較対照として図11に示すような接地板と放射導体とが接触している構成のアンテナのVSWR値の測定結果を破線で示している。
図3の測定結果より、本実施の形態の平面アンテナ1は、図11に示すような構成のアンテナ(基板の厚み1.6mm)と比較して、Q値が小さく、周波数帯域を広く確保していることがわかる。具体的には、本実施の形態の平面アンテナ1を用いれば、1GHz帯において周波数帯域100MHzを確保することができる。
なお、放射導体3と接地板2との間の距離Xは、平面アンテナ1の使用目的(使用帯域)に応じて、適宜設定することができる。例えば、UHF帯アンテナの場合は、10mm〜30mmの範囲に設定することが好ましく、15mmとすることがより好ましい。
なお、本実施の形態では、放射導体3と接地板2との間は、スペーサー6を除けば空気層である。空気層にすることにより、空気は誘電率が1であるため、平面アンテナ1の周波数帯域の拡大に寄与することができる。また、部材を備えないため、平面アンテナ1を低コストで提供することができる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、上記の空気層の代わりに、他の部材が設けられた構成であってもよい。
また、本実施の形態における空気層に、誘電率の高い材料を配置した場合は、波長短縮効果が得られる。この波長短縮効果とは、誘電体中を伝わる電磁波の波長が誘電率の値に従って短くなる効果である。この効果を使えば、同一周波数で動作する平面アンテナを考えた場合、誘電率の高いアンテナの方が、誘電率の低いアンテナよりもサイズ(具体的には、図2(a)に示す幅R)を小さくすることができる。なお、本明細書においては、平面アンテナ1から電波が放射される空間(外部空間、通常は空気層)の誘電率ε0に対する、樹脂層の誘電率ε1の比、すなわちε1/ε0を、上記樹脂層の比誘電率と定義する。
なお、本実施の形態における空気層の代わりに備える材料は、一種類に限定されるものではなく、複数の種類の材料から構成されるものであってもよく、これらの材料の比誘電率は同一であっても異なるものであってもよい。
また、本実施の形態の平面アンテナ1は、上述したように長方形の放射導体3を備えた構成としている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、放射導体3は、例えば、正方形であってもよく、円形形状や楕円形状であってもよく、その形状、寸法に応じた電流分布が導体上に生じ、その電流分布によって決まるパターンの電波が照射される。
また、本実施の形態における平面アンテナ1では、上記整合部4は平板であり、接地板2に対して傾斜して設けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、接地板2に対する傾斜角度は上記した範囲に限定されるものではなく、接地板2に対して垂直に構成されていてもよい。また、整合部4は、彎曲した構造のものであってもよく、凹凸を有した構造や、階段構造であってもよい。
なお、上述した平面アンテナ1は、説明の便宜上、放射導体3の上には何も設けられていない構成となっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、放射導体3を保護するような保護層が設けられていてもよい。
以上のような構成を備えた平面アンテナ1は、300MHz〜3GHzの周波数帯域をもつUHF(Ultra High Frequency)帯の電波の送受信に好適に用いることができる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、800MHz〜1.5GHzの周波数帯域をもつ携帯電話の通信システムの基地局アンテナや、1.9GHzのPHS(Personal Handyphone System:パーソナルハンディフォンシステム)のパーソナル通信システムの基地局アンテナに用いることができる。さらに、無線LAN(2.4GHz)や、3.1GHz〜10.6GHzの周波数帯域をもつUWB(Ultra Wide Band)帯にも適用することができる。
次に、上述した平面アンテナを備えたゲートアンテナ(アンテナ装置)について図4に基づいて説明する。図4は、本発明の平面アンテナが適用されるゲートアンテナ10の外形を示した斜視図である。
上記ゲートアンテナ10は、例えば、物品の流通管理現場などに設置されており、物品11(図5)やその物品を輸送する運搬機器(例えば、フォークリフト)12(図5)が、このゲートアンテナ10を通過することによって、物品11の搬入や搬出等の情報を管理することができる。
ゲートアンテナ10は、少なくとも、上記の平面アンテナ1と、リーダライタ14と、ゲート13とを備えている。さらに、本実施の形態のゲートアンテナ10は、エリア(進入/退出)検知センサ15およびランプ16とを備えている。
リーダライタ14は、平面アンテナ1から送信された情報を受信することができるとともに、情報を平面アンテナ1に送信することができる。
ゲート13は、平面アンテナ1と、ランプ16とを実装している。ゲート13の大きさは、特に限定されるものではなく、ゲートアンテナ10が設置される現場に応じて適宜設定することができる。
上記エリア(進入/退出)検知センサ15は、物品11やその物品を輸送する運搬機器12が、ゲートアンテナ10内に進入および/または退出したことを検知するために設けられている。上記ランプ16は、エリア(進入/退出)検知センサ15の情報に基づいて、および/または平面アンテナ1からリーダライタ14に送信された情報に基づいて点灯や点滅する。
なお、エリア(進入/退出)検知センサ15、リーダライタ14、ランプ16、および平面アンテナ1の配設位置および設置数は、本実施の形態に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
なお、本実施の形態では、図4に示すように、平面アンテナ1とリーダライタ14とは、ケーブル17によって連結されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、平面アンテナ1とリーダライタ14とは無線通信によって情報の送受信を行う構成であってもよい。
また、本実施の形態のゲートアンテナ10は、図4に示すように、平面アンテナ1がゲート13内部の両側面に設けられた構成となっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
図5は、本実施の形態に係るゲートアンテナ10を用いた物品管理システム(RFIDシステム)を説明するための概略図である。図5において図4に示したように平面小型アンテナ1が搭載されたゲートアンテナ10を使用してRFIDラベル18の情報を読取る。物品に貼付されたRFIDラベル18には、物品に係る品番、製造ロット等の情報が入力されており、これらの情報を平面アンテナ1で読取ったゲートアンテナ10は、ケーブル17を使用してリーダライタ14にこの情報を送信する。ゲートアンテナ10から送信された情報は、リーダライタ14内に設けられたモデム(不図示)により受信され、リーダライタ14内に設けられたCPUなどの主要回路(不図示)でデコードする。デコードされた情報に基づいて、ゲートアンテナ10のランプ16を必要に応じて点灯・点滅させる。
以上のように、本発明のゲートアンテナは、上述した平面アンテナ1を備えているため、この平面アンテナ1をゲート13に設置した場合であっても、設置に必要となるスペースを従来の場合よりも低減させることができる。
リーダライタ14は、図4および図5に示すようにゲート13の外側の衝突し難い場所に設置することは可能だが、平面アンテナ1は受信する情報の発信源の正面に設置せざるを得ないため、設置の制約を受ける。その場合、アンテナ(GND板)の背面に同軸コネクタなどのある従来のアンテナでは、ゲート13へのアンテナの設置が容易ではない。すなわち、アンテナがゲート13の壁から突出する。アンテナが、壁からあまりにも前方に突出してしまうと、ゲート13内を移動する物品11や運搬機器12にアンテナが接触し、双方が破損する可能性が高い。そこで、本実施の形態のゲートアンテナ10を用いれば、平面アンテナ1の接地板2の背面に同軸コネクタ8が設けられていないため、設置スペースを縮小させることができる。したがって、ゲートアンテナ10自体の小型化を実現することができる。
さらに、ゲートアンテナ10は、平面アンテナ1を備えることによって、ゲート13の壁に対して水平方向の大きさを縮小することができる。すなわち、平面アンテナ1は上述したように接地板から放射導体までの空間に整合部4を這わしており、この空間を有効利用している。そのため、整合部を備えた従来のアンテナよりもアンテナの表面積を小さくすることができる。よって、ゲートアンテナ10は平面アンテナ1をそなえることにより、ゲート13の壁の所定面積内に、より多くの平面アンテナ1を設置するも可能となる。
なお、本実施の形態ではゲートアンテナ10について説明したが、本発明のアンテナ装置はこれに限定されるものではなく、平面アンテナとリーダライタとを備えた構成であればよく、ゲートアンテナ以外にもコンベアアンテナに適用することができる他、ステーショナリー、オーバーヘッド、フォークリフトアンテナなどにも適用することができる。
〔実施の形態2〕
本発明にかかる他の実施の形態について、図6から図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
なお、本実施の形態では、上記実施の形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1で説明した部材と同様の機能を有する部材には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図6は、本実施の形態における平面アンテナ1’の外形を示した斜視図である。また、図7(a)・(b)は、平面アンテナ1’の構成を示しており、図7(a)は平面アンテナ1’の平面図であり、図7(b)は図7(a)に示した平面アンテナ1’を線分A−A’にて切断した矢視断面図である。
上記実施の形態1では、放射導体3が、2対の対向辺のうち一方が他方よりも長い、いわゆる長方形を有している。これに対し、本実施の形態の平面アンテナ1’では、図3および図7(a)に示すように、放射導体3’における整合部4’との接続領域において、放射導体3’に切り込み部9が設けられた構成となっている。
すなわち、本実施の形態の平面アンテナ1’は、上記放射導体3に、その中心に向かって切り込み部9が設けられており、整合部4の一方の端は、この切り込み部9の外周における放射導体3の中心側の辺Hに接続されている。
放射導体3のインピーダンスは、そのエッジから距離に比例して低くなる。すなわち、放射導体3の中心部分のほうがそのエッジよりもインピーダンスが低い。そこで、図7(a)に示すように、本実施の形態の平面アンテナ1’は、上記放射導体3に、その中心に向かって切り込み部9を設け、この切り込み部9の辺Hと、整合部4とを接続させている。これにより、インピーダンスの低い放射導体3の中心から給電することができる。これにより、例えば、通信機器などから入力される信号のインピーダンスが50オームである場合、インピーダンスをより正確にマッチさせることができ、反射による損失を更に低減させることができる。
また、整合部4を放射導体3’の中心(切り込み部9の辺H)に接続するため、整合部4を放射導体3のエッジに接続する場合と比較して、製造時における整合部の製造を容易にすることできる。具体的には、上記の実施の形態1において説明したように、整合部4(図1および図2(a)・(b))を放射導体3のエッジに接続する場合は、放射導体3と整合部4との接続領域Iにおいてそれぞれのインピーダンスをマッチさせるために、整合部4の形状を細長く形成する必要があった。ところが、整合部4を細長く形成するためには、比較的厳密な製造精度が要求されることになる。これにより、製造のスループットが低下する。これに対し、本実施の形態の構成では、整合部4が放射導体3’の中心部分において接続しているため、整合部4を上記のように細長く形成する必要はない。具体的には、上記の形状よりも大きく形成することができる。
したがって、平面アンテナ1’の場合では、整合部4を放射導体3のエッジに接続する場合と比較して、整合部4に対して高い製造精度が要求されることなく、容易に製造することが可能となる。これにより、平面アンテナ1’の製造のスループットを向上させることができるため、最終的に平面アンテナ1’自体の製造コストを低減させることができる。
なお、本実施の形態では、切り込み部9は、放射導体3の中心部に向かって細長い形状を有している。しかしながら、本発明はこの形状に限定されるものではなく、整合部4が放射導体3の中心部に接続することができれば、すなわち、切り込み部9の外周の一部が放射導体3の中心部に形成されれば、その形状に制限はない。図8に、切り込み部9の他の形状を示す。なお、図8は、説明の便宜上、接地板2と整合部4と給電部5とは省略している。図8に示すように、切り込み部9は、例えば、円形形状であってもよく、楕円形状のものであってもよく、複数の円形が並んだ状態の形状であってもよく、上記以外の矩形形状(台形、六角形)などであってもよい。
〔実施の形態3〕
本発明にかかる他の実施の形態について、図9および図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。
なお、本実施の形態では、上記実施の形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1で説明した部材と同様の機能を有する部材には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図9は、本実施の形態における平面アンテナ1’’の外形を示した斜視図である。また、図10(a)・(b)は、平面アンテナ1’’の構成を示しており、図10(a)は平面アンテナ1’の平面図であり、その一部は透視図となっている。また、図7(b)は図7(a)に示した平面アンテナ1’’を線分A−A’にて切断した矢視断面図である。
上記実施の形態1では、放射導体3が、2対の対向辺のうち一方が他方よりも長い、いわゆる長方形を有している。これに対し、本実施の形態の平面アンテナ1’では、図9および図10(a)に示すように、放射導体3’における整合部4’との接続領域において、放射導体3’に切り込み部9が設けられており、さらに、放射導体3’における接地板2とは反対側に所定の距離Zを隔てて、放射導体3’よりもサイズの小さい寄生素子19が対向配置している。
放射導体3’よりもサイズの異なった寄生素子19を備えることによって、別の共振周波数をもつため、より広い周波数帯域を確保することができる。
寄生素子19は、導電性材料であれば特に限定されるものではないが、加工性や耐腐食性を考慮すれば真ちゅう(BS)にメッキ処理したものを用いることができる。
寄生素子19と放射導体3’との間には、距離Zを維持するためのスペーサー6’が設けられている。スペーサー6’の材料としては、放射導体3’と接地板2との間に配設されたスペーサー6と同じく、例えば、ポリエーテルサルフォン(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、エポキシ樹脂(EP)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、フェノール樹脂(PF)などを用いることができる。
なお、本実施の形態では、図9に示すように、スペーサー6’が、長方形の寄生素子19の四隅に設けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、アンテナ特性を妨げない限り、配設位置は適宜設定することができ、かつ、その形状および設置数も適宜設定することができる。
上記放射導体3’と寄生素子19との間の距離Zは、例えば、3〜5mmの範囲とすることができ、4mmとすることが好ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
以上のように、本実施の形態の平面アンテナ1’’は、放射導体3’よりもサイズの異なった寄生素子19を備えることによって、別の共振周波数をもつため、より広い周波数帯域を確保することができる。
本発明に係る平面アンテナは、放射素子に整合部を接続させるとともに、この整合部を、放射導体と接地板との空隙領域を利用して配設することによって、周波数帯域が広く、かつ信頼性の高い平面アンテナを提供できる。
したがって、例えば、携帯電話やPHSの通信システムの基地局アンテナ等に適用することができる。また、本発明に係る平面アンテナをリーダライタと構成することにより、ゲートアンテナやRFIDシステム等に広く適用することができる。
本発明に係る実施の形態における平面アンテナの外形を示した斜視図である。 (a)は図1に示した平面アンテナの平面図であり、(b)は(a)に示した平面アンテナのA−A′線矢視断面図である。 図1に示した平面アンテナ1のVSWRの測定結果を示すグラフである。 図1に示した平面アンテナが適用される本発明に係るゲートアンテナの外形を示した斜視図である。 本実施の形態に係るゲートアンテナを用いた物品管理システム(RFIDシステム)を説明するための概略図である。 本発明に係る他の実施の形態における平面アンテナの外形を示した斜視図である。 (a)は図6に示した平面アンテナの平面図であり、(b)は(a)に示した平面アンテナのA−A′線矢視断面図である。 図6に示した平面アンテナに設けられる切り込み部の変形例を示した平面図である。 本発明に係る他の実施の形態における平面アンテナの外形を示した斜視図である。 (a)は図9に示した平面アンテナの平面図であり、(b)は(a)に示した平面アンテナのA−A′線矢視断面図である。 (a)は従来技術におけるパッチアンテナの平面図であり、(b)は(a)に示したパッチアンテナのB−B′線矢視断面図である。 (a)は従来技術におけるパッチアンテナの平面図であり、(b)は(a)に示したパッチアンテナのB−B′線矢視断面図である。 (a)は従来技術におけるパッチアンテナの平面図であり、(b)は(a)に示したパッチアンテナのB−B′線矢視断面図である。 (a)は従来技術におけるパッチアンテナの平面図であり、(b)は(a)に示したパッチアンテナのB−B′線矢視断面図である。 (a)は従来技術におけるパッチアンテナの平面図であり、(b)は(a)に示したパッチアンテナのB−B′線矢視断面図である。
符号の説明
1、1’、1’’ 平面アンテナ
2 接地板
3、3’ 放射導体
4、4’ 整合部
5 給電部
6、6’ スペーサー
7 中心導体
8 同軸コネクタ
9 切り込み部
10 ゲートアンテナ
11 物品
12 運搬機器
13 ゲート
14 リーダライタ
15 エリア(進入/退出)検知センサ
16 ランプ
17 ケーブル
18 RFIDラベル
19 寄生素子

Claims (8)

  1. 所定の距離を隔てて対向配置された放射導体および接地板を備えるとともに、
    上記放射導体に給電を行う給電部を一方の端に有しており、かつ他方の端が当該放射導体に接続した整合部を備えた平面アンテナであって、
    上記整合部は、上記給電部と接地板とが上記所定の距離よりも短い距離を隔てて配設されるように設けられていることを特徴とする平面アンテナ。
  2. 上記整合部は、上記放射導体に接続した端から、上記給電部を有した端に向けて、当該整合部と接地板との距離が次第に短くなるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の平面アンテナ。
  3. 上記給電部に接続される中心導体と、この中心導体と同軸線路上に形成された同軸コネクタとが、上記接地板における放射導体および整合部が配設された側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の平面アンテナ。
  4. 上記放射導体には、その外周から中心に向けて切り込み部が設けられており、上記整合部の一方の端は、当該切り込み部の当該中心側の外縁に接続されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の平面アンテナ。
  5. 上記整合部は、上記放射導体に接続した端から、上記給電部を有した端に向けて幅が次第に広くなっていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の平面アンテナ。
  6. 上記放射導体における接地板が配設された側とは反対側に、当該放射導体と所定の距離を隔てて対向するように寄生素子が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の平面アンテナ。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の平面アンテナと、
    上記平面アンテナから送信された情報の受信、および/または平面アンテナへの情報の送信を行うリーダライタとを備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 無線ICタグと、
    請求項1から6の何れか1項に記載の平面アンテナと、
    上記平面アンテナから送信された上記無線ICタグに記録された情報の受信、および/または平面アンテナへの無線ICタグに記録された情報の送信を行うリーダライタとを備えていることを特徴とするRFIDシステム。
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