JP2006197013A - マルチメディアデータ再生装置及びマルチメディアデータ再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遅延時間の異なる再生デバイスを用いて同期再生中に再生デバイスを変更してもメディアデータを失うことなく同期再生を継続すること。
【解決手段】 マルチメディアデータ再生装置101は、マルチメディアデータを同期出力する映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115と、映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115に映像信号及び音声信号を送信する映像信号送信部110及び音声信号送信部113と、映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115の出力遅延時間を記憶するDelay値テーブル121と、同期再生中に他の出力デバイスに切り替えたとき、Delay値テーブル121に記憶される切り替え前の出力デバイスの遅延時間と、切り替え後の出力デバイスの遅延時間に基づいて、切り替え後の映像信号及び音声信号の送信時刻を設定する同期設定部123と、を具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】 マルチメディアデータ再生装置101は、マルチメディアデータを同期出力する映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115と、映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115に映像信号及び音声信号を送信する映像信号送信部110及び音声信号送信部113と、映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115の出力遅延時間を記憶するDelay値テーブル121と、同期再生中に他の出力デバイスに切り替えたとき、Delay値テーブル121に記憶される切り替え前の出力デバイスの遅延時間と、切り替え後の出力デバイスの遅延時間に基づいて、切り替え後の映像信号及び音声信号の送信時刻を設定する同期設定部123と、を具備する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、動画と音声のように複数の再生デバイスによってマルチメディアデータを同時に再生するマルチメディアデータ再生装置及びマルチメディアデータ再生方法に関し、特に、再生中に出力デバイスを切り替えたときにもメディアデータの連続性を維持しながら同期再生できるマルチメディアデータ再生装置及びマルチメディアデータ再生方法に関する。
従来、ユーザは、ビデオテープレコーダ、及びDVDプレイヤなどの再生機器を用いて動画と音声を同時に再生してきたが、近年、マルチメディアの発達に伴い、携帯電話機などの移動端末を使って動画やテレビ放送などを録画して再生できるようになってきた。また、再生出力デバイスもブラウン管、スピーカ、及びイヤホンに加え、プラズマ、液晶、及びBluetoothなどを用いたワイヤレスイヤホンなどが普及し、再生装置内に複数の再生出力デバイスを備え、再生出力デバイスを切り替えて動画及び音声を再生したいというユーザの要望があり、再生機器によって制御コマンドの発行から再生開始までの遅延時間が異なるために生じる同期ずれを解決して、マルチメディアデータの同期再生を汎用的に行うマルチメディアデータ再生制御装置もある(例えば、特許文献1)。
特許文献1のマルチメディアデータ再生制御装置は、複数の再生機器が持つ固有の遅延時間を記憶するための遅延時間記憶装置と、遅延時間記憶装置から遅延時間及び最大遅延時間を読み出し、最大遅延時間に合わせて各制御コマンドを遅らせて発行するように制御時刻を算出する制御時刻算出手段と、制御時刻に複数の再生機器に対して制御コマンドを与える制御コマンド付与手段とを備えており、記録再生開始時、各々の再生機器毎に遅延時間が違なる場合においても、マルチメディアデータの同期再生を行うことができる。
特開平8-147857号公報(図1)
しかしながら、特許文献1のマルチメディアデータ再生制御装置によると、最大遅延時間に合わせて再生コマンドを遅らせて発行すれば、再生開始時は、同期再生を行うことができるが、再生中に出力先を切り替えた場合、再生デバイスの最大遅延時間に合わせて各制御コマンドを遅らせて発行するとスムースに同期再生を行うことができなくなることがある。
図13に、再生中に再生デバイスを切り替えて再生した例を示す。図13では、例えば、映像信号のタイムスタンプvts及び音声信号のタイムスタンプatsを、000、100、200、…というように、100msごとに与え、同じタイムスタンプを有する映像信号Vvtsと音声信号Avtsのように、例えば、映像信号V000と音声信号A000、映像信号V100と音声信号A100、映像信号V200と音声信号A200が、同じ時刻に表示又は出力されるように再生コマンドを発行して、同期を確立する。
図13に示すように、映像再生デバイスの遅延時間Vdb=100ms、音声再生デバイスの遅延時間Adb=300msの再生デバイスを用いて再生を開始したとき、最大遅延時間は、音声再生デバイスの遅延時間Adb=300msなので、音声データの再生コマンドの発行時刻をタイムカウンタT=0msとして、音声データA000の再生コマンドを発行し、タイムカウンタT=300ms−100ms=200msで映像データV000の再生コマンドを発行すると、映像データV000と音声データA000は、それぞれの固有の遅延時間が経過したタイムカウンタT=300msにおいて同期再生される。
例えば、タイムカウンタT=500msにおいて、再生デバイスを映像再生デバイスの遅延時間Vda=300ms、音声再生デバイスの遅延時間Ada=100msに切り替えたとすると、切り替え直前のタイムカウンタT=400msでは、既に、音声データA400及び映像データV200の再生コマンドが発行されているので、切り替え後、最大となる映像再生デバイスの遅延時間Vda=300msに合わせて、タイムカウンタT=500msで、映像データV500の再生コマンドを発行し、200ms後のT=700msにおいて、音声データA500の再生コマンドを発行する。
その結果、音声データの再生コマンドは、タイムカウンタT=500msからタイムカウンタT=600msまで発行されないが、音声データA500と映像データV500は、タイムカウンタT=800msにおいて同期再生され、音声は連続性を維持して出力されるが、映像データは、V300からV400の映像が欠落する。
このように、最大遅延時間で再生する再生デバイスに合わせて再生コマンドを遅らせて発行する特許文献1の再生制御装置よると、切り替え前、最も遅延時間の長い再生デバイスにおいて再生されるメデイアデータの連続性を維持することはできるが、それより遅延時間の短い再生デバイスでは、切り替えによって再生されないデータが存在し、再生されないデータが映像データの場合、映像が乱れるという問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、遅延時間の異なる再生デバイスを用いて同期再生中に再生デバイスを変更してもメディアデータを失うことなく同期再生を継続することができるマルチメディアデータ再生装置及びマルチメディアデータ再生方法を提供することを目的とする。
本発明のマルチメディアデータ再生装置は、タイムスタンプによって同期再生を行うマルチメディアデータと、前記マルチメディアデータを再生する複数の再生デバイスと、前記再生デバイスに再生要求を送信する送信手段と、前記再生デバイスに前記マルチメディアデータの再生要求を送信してから前記再生デバイスで再生されたデータが出力されるまでの遅延時間を記憶する記憶手段と、前記再生デバイスにおいて前記マルチメディアデータを同期再生中に、他の再生デバイスに切り替えたとき、前記記憶手段に記憶される切り替え前の各再生デバイスの遅延時間と、切り替え後の各再生デバイスの遅延時間に基づいて、切り替え後の前記マルチメディアデータの再生要求を送信する時刻を設定する同期設定手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、遅延時間の異なる再生デバイスを用いて同期再生中に再生デバイスを変更してもメディアデータを失うことなく同期再生を継続することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態1及び実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態1は、複数の出力デバイスにおいてマルチメディアデータを同期出力しているとき、出力を他の出力デバイスに切り替えて継続して同期出力を行うものであり、実施の形態2は、複数の再生デバイスにおいてマルチメディアデータを同期再生しているとき、再生を他の再生デバイスに切り替えて継続して同期再生を行うものである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1ついて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るマルチメディアデータ再生装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、マルチメディアデータ再生装置101は、Onによって再生を開始し、Offによって再生を終了する操作スイッチ、又は、パソコンに内蔵された動画を再生するプログラムであるビューワアプリ102と、ビューワアプリ102から起動されて再生処理を制御する再生制御部103と、再生制御部103からの再生命令に従って記録媒体104から映像及び音声の多重化ストリームを読み出す読み出し部105と、読み出した多重化ストリームを記憶するRAM106と、RAM106に記憶された多重化ストリームを映像データと音声データとに分離する分離部107と、圧縮形式の映像データを映像信号に復号化するビデオデコーダ108と、復号化された映像信号を記憶するRAM109と、RAM109に記憶されている映像信号を送信する映像信号送信部110と、同じく、分離部107によって分離された圧縮形式の音声データを音声信号に復号化するオーディオデコーダ111と、復号化された音声信号を記憶するRAM112と、RAM112に記憶されている音声信号を送信する音声信号送信部113とを備える。
以下、本発明の実施の形態1ついて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るマルチメディアデータ再生装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、マルチメディアデータ再生装置101は、Onによって再生を開始し、Offによって再生を終了する操作スイッチ、又は、パソコンに内蔵された動画を再生するプログラムであるビューワアプリ102と、ビューワアプリ102から起動されて再生処理を制御する再生制御部103と、再生制御部103からの再生命令に従って記録媒体104から映像及び音声の多重化ストリームを読み出す読み出し部105と、読み出した多重化ストリームを記憶するRAM106と、RAM106に記憶された多重化ストリームを映像データと音声データとに分離する分離部107と、圧縮形式の映像データを映像信号に復号化するビデオデコーダ108と、復号化された映像信号を記憶するRAM109と、RAM109に記憶されている映像信号を送信する映像信号送信部110と、同じく、分離部107によって分離された圧縮形式の音声データを音声信号に復号化するオーディオデコーダ111と、復号化された音声信号を記憶するRAM112と、RAM112に記憶されている音声信号を送信する音声信号送信部113とを備える。
読み出し部105、分離部107、ビデオデコーダ108、映像信号送信部110、オーディオデコーダ111、及び音声信号送信部113は、再生制御部103に接続されて制御される。
映像信号送信部110は、ブラウン管、プラズマ、又は液晶などからなるTV端末、又は、液晶などからなるパソコンのディスプレイなどの映像出力デバイス114に映像信号を送信し、音声信号送信部113は、TV端末やパソコンなどのスピーカ、イヤホン、又はBluetoothを使ったワイヤレスイヤホンなどの音声出力デバイス115に音声信号を送信する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る再生制御部の機能ブロック図である。図2に示すように、再生制御部103は、映像信号及び音声信号を送信してから映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115に映像及び音声が出力されるまでの遅延時間を記録するDelay値テーブル121を記憶する記憶部122と、ビューワアプリ102などによって起動された開始時、又は出力デバイスの切り替え時に映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115に映像信号及び音声信号を送信するタイミングを設定する同期設定部123と、読み出し部105を制御する読み出し制御部124と、分離部107を制御する分離制御部125と、同期設定部123において設定されたタイミングに従って映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115に映像信号及び音声信号を送出するように制御するタイミング制御部126と、タイミング制御部126に従って映像信号送信部110及び音声信号送信部113を制御して映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115にRAM109及びRAM112に記憶される映像信号及び音声信号を送信する送信制御部127とを備える。
図3は、本発明の実施の形態1に係るDelay値テーブルの構成例を示す図である。図3に示すように、Delay値テーブル121は、再生制御部103から映像信号を送信して映像出力デバイス114に映像が表示されるまでの出力遅延時間Vdと、再生制御部103から音声信号を送信して音声出力デバイス115から音声が出力されるまでの出力遅延時間Adをデバイス131毎に記憶したものである。
以上のように構成されたマルチメディアデータ再生装置101の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係るマルチメディアデータ再生装置の動作を説明するフロー図である。図4に示すように、パソコン上でビューワアプリ102などによって再生制御部103が起動されると、映像信号のタイムスタンプvts=000、音声信号のタイムスタンプats=000、及び再生時のタイムカウンタT=0を初期値として設定し(ST101)、同期設定部123で開始時の同期設定処理を行う(ST102)。
図5は、本発明の実施の形態1に係る開始時の同期設定処理の動作を示すフロー図である。始めに、Delay値テーブル121に記憶される映像出力デバイス114の遅延時間Vdと音声出力デバイス115の遅延時間Adの中で、開始時に接続される映像出力デバイスの遅延時間Vdと音声出力デバイスの遅延時間Adとを比較する。開始時に接続される映像出力デバイスの遅延時間Vdが、音声出力デバイスの遅延時間Adより長い場合(ST401;YES)、遅延時間の最も長い映像出力デバイス114に直ちに映像信号を送信するように、映像信号の送出タイマiを「0」と設定する。また、遅延時間が短い音声信号を長い映像出力デバイスの遅延時間Vdに合わせて、映像出力デバイスの遅延時間Vdと音声出力デバイスの遅延時間Adとの時間差が経過した後に送信するように、音声信号の送出タイマjを以下の式(1)と設定して(ST402)、処理を終了する。
j=Vd―Ad ・・・(1)
j=Vd―Ad ・・・(1)
ST401において映像出力デバイスの遅延時間Vdが、音声出力デバイスの遅延時間Ad以下の場合(ST401;NO)、遅延時間が短い映像信号を長い音声出力デバイスの遅延時間Adに合わせて、音声出力デバイスの遅延時間Adと映像出力デバイスの遅延時間Vdとの時間差が経過した後に送信するように、映像信号の送出タイマiを以下の式(2)と設定する。また、遅延時間の最も長い音声出力デバイス115に直ちに音声信号を送信するように、音声信号の送出タイマjを「0」と設定して(ST403)、処理を終了する。
i=Ad―Vd ・・・(2)
i=Ad―Vd ・・・(2)
ST102において開始時の同期設定処理が終了すると、ビューワアプリ102から出力デバイスの切り替えが通知されなければ(ST103;NO)、読み出し制御部124によって読み出し部105を制御し、記録媒体104からRAM106に映像及び音声の多重化ストリームを読み出し(ST105)、分離制御部125によって分離部107を制御して、読み出した多重化ストリームを映像データと音声データに分離して(ST106)、送信制御部127によって映像データをビデオデコーダ108に送信し、音声データをオーディオデコーダ111に送信する(ST107)。このとき前回送信済みのデータに対して出力コマンドを送っていないときは送信しない。
ビデオデコーダ108は、圧縮された映像データを受信して(ST201)、圧縮された映像データを映像信号に復号化し(ST202)、映像信号をRAM109に記憶する(ST203)。
ST107のデータ送信後、再生制御部103のタイミング制御部126は、タイムカウンタTが映像信号の送出タイマi以上になったとき(ST108;YES)、RAM109が記憶している映像信号Vの中からタイムスタンプvtsの映像信号Vvtsを映像出力デバイス114に出力するように、送信制御部127から映像信号送信部110に、映像信号Vvtsと出力コマンドを送信し(ST109)、タイムスタンプvtsに、例えば、100msを加算し、次に出力する映像信号のタイムスタンプvtsを設定して(ST110)、ST111に進む。
映像信号送信部110は、タイムスタンプvtsの映像信号Vvtsと出力コマンドを受信し(ST204)、映像出力デバイス114にタイムスタンプvtsの映像信号Vvtsを送信する。
映像出力デバイス114は、ST109においてタイムスタンプvtsの映像信号Vvtsと出力コマンドが送信されてから遅延時間Vd後に(ST205)、映像信号Vvtsの映像を表示し(ST206)、再生制御部103から終了を受信するまでは(ST207;NO)、ST201に戻って、ビデオデコーダ108、映像信号送信部110及び映像出力デバイス114で実行されるST201からST207までの処理を繰り返す。
ST108において、タイミング制御部126は、タイムカウンタTが映像信号の送出タイマi以上になるまでは(ST108;NO)、何もしないで、次のST111の処理に進む。
ST107の音声データの送信を受けて、オーディオデコーダ111は、圧縮された音声データを受信して(ST301)、圧縮された音声データを音声信号に復号化し(ST302)、音声信号をRAM112に記憶する(ST303)。
ST108又はST110の次に、再生制御部103のタイミング制御部126は、タイムカウンタTが音声信号の送出タイマj以上になったとき(ST111;YES)、RAM112が記憶している音声信号Aの中からタイムスタンプatsの音声信号Aatsを音声出力デバイス115に出力するように、送信制御部127から音声信号送信部113に、音声信号Avtsと出力コマンドを送信し(ST112)、タイムスタンプatsに、例えば、100msを加算し、次に出力する音声信号のタイムスタンプatsを設定して(ST113)、ST114に進む。
音声信号送信部113は、タイムスタンプatsの音声信号Aatsと出力コマンドを受信し(ST304)、音声出力デバイス115にタイムスタンプatsの音声信号Aatsを送信する。
音声出力デバイス115は、タイムスタンプatsの音声信号Aatsを受信した遅延時間Ad後に(ST305)、音声信号Aatsの音声を出力し(ST306)、再生制御部103から終了を受信するまでは(ST307;NO)、ST301に戻って、オーディオデコーダ111、音声信号送信部113及び音声出力デバイス115で実行されるST301からST307までの処理を繰り返す。
ST111において、タイミング制御部126は、タイムカウンタTが音声信号の送出タイマj以上になるまでは(ST111;NO)、何もしないで、次のST114の処理に進み、ST114において、タイムカウンタTを経過時間に従って更新し(ST114)、パソコン上で起動されたビューワアプリ102などが終了するまでは(ST115;NO)、ST103に戻って、ST103からST115までの処理を繰り返す。
ST103からST115までの処理を繰り返す間にビューワアプリ102から終了が入力されると(ST115;YES)、ビデオデコーダ108、映像信号送信部110及び映像出力デバイス114と、オーディオデコーダ111、音声信号送信部113及び音声出力デバイス115に終了命令を送信して(ST116)、再生処理を終了する。
ST103からST115までの処理を繰り返す間にビューワアプリ102から出力デバイスの切り替えが通知されると(ST103;YES)、同期設定部123で切り替え時の同期設定処理を実行して新しい同期タイミングを確立した後に(ST104)、ST105以下の処理を実行する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る切り替え時の同期設定処理の動作を示すフロー図である。始めに、Delay値テーブル121に記憶される映像出力デバイス114の遅延時間Vdと音声出力デバイス115の遅延時間Adの中で、切り替え後の映像出力デバイスの遅延時間Vdaと音声出力デバイスの遅延時間Adaとの時間差Tda(ST501)、及び切り替え前の映像出力デバイスの遅延時間Vdbと音声出力デバイスの遅延時間Adbとの時間差Tdbを求めて(ST502)、切り替え後の時間差Tdaと切り替え前の時間差Tdbとを比較する。
切り替え後の映像出力デバイスの遅延時間Vdbと音声出力デバイスの遅延時間Adbとの時間差Tdaが、切り替え前の映像出力デバイスの遅延時間Vdaと音声出力デバイスの遅延時間Adaとの時間差Tdbより長い場合(ST503;YES)、切り替え後、映像出力デバイスに対する音声出力デバイスの遅延時間が拡大するので、映像出力デバイスに直ちに映像信号を送信するように、映像信号の送出タイマiをタイムスタンプTに設定し、映像出力デバイスに対する音声出力デバイスの遅延時間が拡大するので、映像出力デバイスに対する音声出力デバイスの遅延時間の増加時間分、即ち、切り替え後の映像出力デバイスの遅延時間Vdaと音声出力デバイスの遅延時間Adaとの時間差から切り替え前の映像出力デバイスの遅延時間Vdbと音声出力デバイスの遅延時間Adbとの時間差を減算した時間分、音声信号を遅らせて送信するように、音声信号の送出タイマjを以下の式(3)と設定して(ST504)、処理を終了する。
j=T+(Vda―Ada)―(Vdb―Adb) ・・・(3)
j=T+(Vda―Ada)―(Vdb―Adb) ・・・(3)
ST503において、切り替え後の映像出力デバイスの遅延時間Vdaと音声出力デバイスの遅延時間Adaとの時間差Tdaが、切り替え前の映像出力デバイスの遅延時間Vdbと音声出力デバイスの遅延時間Adbとの時間差Tdb以下の場合(ST503;NO)、切り替え後、音声出力デバイスに対する映像出力デバイスの遅延時間が拡大するので、音声出力デバイスに対する映像音声出力デバイスの遅延時間の増加時間分、即ち、切り替え後の音声出力デバイスの遅延時間Adaと映像出力デバイスの遅延時間Vdaとの時間差から切り替え前の音声出力デバイスの遅延時間Adbと映像出力デバイスの遅延時間Vdbとの時間差を減算した時間分、映像信号を遅らせて送信するように、映像信号の送出タイマiを以下の式(4)と設定する。また、切り替え後、音声出力デバイスに対する映像出力デバイスの遅延時間が拡大するので、音声出力デバイスに直ちに音声信号を送信するように、音声信号の送出タイマjをタイムスタンプTに設定して(ST505)、処理を終了する。
i=T+(Ada―Vda)―(Adb―Vdb) ・・・(4)
i=T+(Ada―Vda)―(Adb―Vdb) ・・・(4)
具体的に、再生中に出力デバイスを切り替えた例について説明する。図7は、本発明の実施の形態1に係る再生途中で出力デバイスを切り替えて出力したときの例を説明する図である。図7に示すように、映像出力デバイスの遅延時間Vdb=100ms、音声出力デバイスの遅延時間Adb=300msの出力デバイスを用いて出力を開始したとき、最大遅延時間は、音声出力デバイスの遅延時間Adb=300msなので、音声信号の出力コマンドの発行時刻をタイムカウンタT=0msとして、音声信号A000の出力コマンドを発行し、タイムカウンタT=300ms−100ms=200ms後、映像信号V000の出力コマンドを発行すると、映像信号V000と音声信号A000は、タイムカウンタT=300msにおいて同期して出力される。
タイムカウンタT=500msで、映像出力デバイスの遅延時間Vda=300ms、音声出力デバイスの遅延時間Ada=100msの出力デバイスに切り替えたとすると、切り替え直前のタイムカウンタT=400msまでには、音声信号A400及び映像信号V200までの出力コマンドが発行されている。
図6に示すように、切り替え前の映像出力デバイスの遅延時間Vdb=100msと音声出力デバイスの遅延時間Adb=300msとの時間差Tdb=100ms−300ms=−200msと、切り替え後の映像出力デバイスの遅延時間Vda=300msと音声出力デバイスの遅延時間Ada=100msとの時間差Tda=300ms−100ms=200msとを比較すると、切り替え後の時間差Tda=200msが、切り替え前の時間差Tdb=―200msより長いので(ST503;YES)、ST504の式(5)及び式(6)にそれぞれの値を代入する。
切り替え後、映像出力デバイスに対する音声出力デバイスの遅延時間が拡大するので、直ちに映像信号を送信するようにi=500msと設定し、映像出力デバイスに対する音声出力デバイスの遅延時間の増加時間分、音声信号を遅らせて送信するようにj=500ms+(300ms−100ms)―(100ms−300ms)=900msと設定される。
これによって、図7に示すように、次の映像信号V300は、タイムカウンタTが500msである切り替え時に出力されるが、次の音声信号A500は、タイムカウンタTが900msになるまで出力されない。
その結果、音声信号は、タイムカウンタT=500msからタイムカウンタT=800msまで発行されないが、映像信号V300は、捨てられずにタイムカウンタT=600msにおいて再生され、タイムカウンタT=600msからタイムカウンタT=900msの間は、映像と音声の同期が完全には確立できないが、タイムカウンタT=1000msからは映像と音声の同期も確立されて、映像と音声の連続性が維持できる。
図8は、本発明の実施の形態1に係る再生途中で出力デバイスを切り替えて出力したときの他の例を説明する図である。図8に示すように、映像出力デバイスの遅延時間Vdb=300ms、音声出力デバイスの遅延時間Adb=100msの出力デバイスを用いて記録を開始したとき、最大遅延時間は、映像出力デバイスの遅延時間Vdb=300msなので、映像信号の出力コマンドの発行時刻をタイムカウンタT=0msとして、音声信号V000の出力コマンドを発行し、タイムカウンタT=300ms−100ms=200ms後、音声信号A000の出力コマンドを発行すると、映像信号V000と音声信号A000は、タイムカウンタT=300msにおいて同期して出力される。
タイムカウンタT=500msで、映像出力デバイスの遅延時間Vda=200ms、音声出力デバイスの遅延時間Ada=100msの出力デバイスに切り替えたとすると、切り替え直前のタイムカウンタT=400msまでには、音声信号A200及び映像信号V400までの出力コマンドが発行されている。
図6に示すように、切り替え前の映像出力デバイスの遅延時間Vdb=300msと音声出力デバイスの遅延時間Adb=100msとの時間差Tdb=300ms−100ms=200msと、切り替え後の映像出力デバイスの遅延時間Vda=200msと音声出力デバイスの遅延時間Ada=100msとの時間差Tda=200ms−100ms=100msとを比較すると、切り替え後の時間差Tda=100msが、切り替え前の時間差Tdb=200ms以下なので(ST503;NO)、ST505の式(7)及び式(8)にそれぞれの値を代入する。
切り替え後、音声出力デバイスに対する映像出力デバイスの遅延時間が拡大するので、音声出力デバイスに対する映像出力デバイスの遅延時間の増加時間分、映像信号を遅らせて送信するようにi=500ms+(300ms−100ms)−(200ms−100ms)=600msと設定し、直ちに音声信号を送信するようにj=500msと設定される。
つまり、図8に示すように、次の音声信号A300は、タイムカウンタTが500msである切り替え時に出力されるが、次の音声信号V500は、タイムカウンタTが600msになるまで出力されない。その結果、映像と音声の同期が確立されて連続性が維持できる。
このように、本発明の実施の形態1によれば、マルチメディアデータ再生装置101の再生制御部103にDelay値テーブル121に記憶される切り替え前の映像出力デバイスと音声出力デバイス間の遅延時間の時間差Tdbと、切り替え後の映像出力デバイスと音声出力デバイス間の遅延時間Tdaの時間差を求め、切り替え後に、遅延時間の時間差が拡大している場合、切り替えと同時に映像出力デバイスに出力を要求し、音声出力デバイスの出力を拡大した時間差分だけ遅らせて設定し、切り替え後に、遅延時間の時間差が縮小している場合、切り替えと同時に音声出力デバイスに出力を要求し、映像出力デバイスの出力を縮小した時間差分だけ遅らせて設定する同期設定部123を設けたので、遅延時間の異なる出力デバイスを用いて同期出力中に出力デバイスを変更してもメディアデータを失うことなく同期出力を継続することができる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係るマルチメディアデータ再生装置の構成を示すブロック図である。図9において、図1に示す実施の形態1に係るマルチメディアデータ再生装置101の構成を示すブロック図と同じ機能ブロックについては同一の符号を付して説明を省略する。図9に示すように、実施の形態2のマルチメディアデータ再生装置201は、分離部107において分離された映像データを記憶するRAM202と、RAM202からそのまま映像データを送信する映像データ送信部203と、同じく、分離部107において分離された音声データを記憶するRAM204と、RAM204から音声データをそのまま送信する音声データ送信部205とを備え、読み出し部105、分離部107、映像データ送信部203、及び音声データ送信部205は、再生制御部206に接続されて制御される。
図9は、本発明の実施の形態2に係るマルチメディアデータ再生装置の構成を示すブロック図である。図9において、図1に示す実施の形態1に係るマルチメディアデータ再生装置101の構成を示すブロック図と同じ機能ブロックについては同一の符号を付して説明を省略する。図9に示すように、実施の形態2のマルチメディアデータ再生装置201は、分離部107において分離された映像データを記憶するRAM202と、RAM202からそのまま映像データを送信する映像データ送信部203と、同じく、分離部107において分離された音声データを記憶するRAM204と、RAM204から音声データをそのまま送信する音声データ送信部205とを備え、読み出し部105、分離部107、映像データ送信部203、及び音声データ送信部205は、再生制御部206に接続されて制御される。
映像データ送信部203は、ビデオデコーダ108を内蔵するブラウン管、プラズマ、液晶などのTV端末、又はパソコンのディスプレイなどの映像再生デバイス207に映像データを送信し、音声データ送信部205は、オーディオデコーダ111を内蔵するTV端末やパソコンのスピーカ、イヤホン、又はBluetoothを使ったワイヤレスイヤホンなどの音声再生デバイス208に音声データを送信する。
映像再生デバイス207は、映像データを受信する映像データ受信部209と、圧縮形式の映像データを映像信号に復号化するビデオデコーダ108と、復号化された映像信号を記憶するRAM109と、映像を表示する映像出力デバイス114とを備える。
音声再生デバイス208は、音声データを受信する音声データ受信部210と、圧縮形式の音声データを音声信号に復号化するオーディオデコーダ111と、復号化された映像信号を記憶するRAM112と、音声を表示する音声出力デバイス115とを備える。
図10は、本発明の実施の形態2に係る再生制御部の機能ブロック図である。図10において、図2に示す実施の形態1に係る再生制御部103の機能ブロック図と同じ機能ブロックについては同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、再生制御部206は、映像データ及び音声データと再生コマンドを送信してから映像データ及び音声データが映像信号及び音声信号に復号化されて映像及び音声が映像出力デバイス114及び音声出力デバイス115に出力されるまでの再生遅延時間を記憶するDelay値テーブル221と、タイミング制御部126に従って映像データ送信部203及び音声データ送信部205を制御して映像再生デバイス207及び音声再生デバイス208にRAM202及びRAM204に記憶される映像データ及び音声データを送信する送信制御部222とを備える。
図11は、本発明の実施の形態2に係るDelay値テーブルの構成例を示す図である。図11に示すように、Delay値テーブル221は、再生制御部206から映像データと再生コマンドを映像再生デバイス207に送信して映像出力デバイス114に映像が表示されるまでの再生遅延時間Vdと、再生制御部206から音声データと再生コマンドを音声再生デバイス208に送信して音声再生デバイス115から音声が出力されるまでの再生遅延時間Adを再生デバイス231毎に記憶したもので、図3に示す実施の形態1のDelay値テーブル121と比較すると、デバイス231毎に記憶される再生遅延時間は復号化処理時間の分だけ長くなる。
以上のように構成されたマルチメディアデータ再生装置201の動作について説明する。図12は、本発明の実施の形態2に係るマルチメディアデータ再生装置の動作を説明するフロー図である。図12において、図4に示す実施の形態1に係るマルチメディアデータ再生装置101の動作を説明するフロー図と同じ処理ステップについては同一の符号を付して説明を省略する。
ST105において、記録媒体104からRAM106に映像及び音声の多重化ストリームを読み出し、ST106において、分離部106を制御して、読み出した多重化ストリームを映像データと音声データに分離し、映像データをRAM202に、音声データをRAM204に記憶する。
次に、タイミング制御部126は、タイムカウンタTが映像信号の送出タイマi以上になったとき(ST108;YES)、RAM202が記憶している映像信号Vの中からのタイムスタンプvtsの映像データVvtsを映像再生デバイス207に送信するように、再生制御部206の送信制御部222から映像データ送信部203に、映像データVvtsと再生コマンドを送信する(ST601)。
映像再生デバイス207の映像データ受信部209は、タイムスタンプvtsの映像データVvtsと再生コマンドを受信し(ST701)、ビデオデコーダ108によって受信した映像データVvtsを復号化し(ST202)、映像信号をRAM109に記憶して(ST203)、映像出力デバイス114にタイムスタンプvtsの映像信号Vvtsを送信する(ST702)。
ST601においてタイムスタンプvtsの映像データVvtsと再生コマンドが送信されてから再生遅延時間Vd後に、映像信号Vvtsの映像が映像再生デバイス207の映像出力デバイス114に表示される(ST206)。
ST108又はST110の次に、再生制御部103のタイミング制御部126は、タイムカウンタTが音声信号の送出タイマj以上になったとき(ST111;YES)、RAM204が記憶している音声データAの中からタイムスタンプatsの音声データAatsを音声再生デバイス208に出力するように、再生制御部206の送信制御部222から音声データ送信部205に、音声データAatsと再生コマンドを送信する(ST602)。
音声再生デバイス208の音声データ受信部210は、タイムスタンプvtsの音声データAatsと再生コマンドを受信し(ST801)、オーディオデコーダ111によって受信した音声データAatsを復号化し(ST302)、音声信号をRAM112に記憶して(ST303)、音声出力デバイス115にタイムスタンプvtsの音声信号Aatsを送信する(ST802)。
ST602においてタイムスタンプvtsの音声データAatsと再生コマンドが送信されてから再生遅延時間Ad後に、音声信号Aatsの音声が音声再生デバイス208の音声出力デバイス115から出力される(ST306)。
同期設定部123で行われるST102の開始時の同期設定処理、及びST104の切り替え時の同期設定処理は、図5及び図6に示す開始時の同期設定処理及び切り替え時の同期設定処理と同じであるが、実施の形態2ではDelay値テーブル221に記憶される映像再生デバイス207の再生遅延時間Vdと音声再生デバイス208の再生遅延時間Adを参照して処理を行うので、ST102及びST104においては、復号化の処理時間と各出力デバイスでの出力遅延時間とが合算されて開始時の同期設定処理、及び切り替え時の同期設定処理が実行される。
このように、本発明の実施の形態2によれば、マルチメディアデータ再生装置201の再生制御部206にDelay値テーブル221に記憶される切り替え前の映像再生デバイスと音声再生デバイス間の遅延時間の時間差Tdbと、切り替え後の映像再生デバイスと音声再生デバイス間の遅延時間Tdaの時間差を求め、切り替え後に、遅延時間の時間差が拡大している場合、切り替えと同時に映像再生デバイスに再生を要求し、音声再生デバイスの再生を拡大した時間差分だけ遅らせて設定し、切り替え後に、遅延時間の時間差が縮小している場合、切り替えと同時に音声再生デバイスに再生を要求し、映像再生デバイスの再生を縮小した時間差分だけ遅らせて設定する同期設定部123を設けたので、遅延時間の異なる再生デバイスを用いて同期再生中に再生デバイスを変更してもメディアデータを失うことなく同期再生を継続することができる。
尚、実施の形態1のマルチメディアデータ再生装置101は、出力デバイスについて、実施の形態2のマルチメディアデータ再生装置201は、復号化処理を含む再生デバイスについての実施例であるが、マルチメディアデータ再生装置に出力デバイスと再生デバイスの両方を備えてもよい。その場合、Delay値テーブルの各デバイスの値をそれぞれ出力遅延時間又は再生遅延時間とする。
本発明に係るマルチメディアデータ再生装置は、遅延時間の異なる再生デバイスを用いて同期再生中に再生デバイスを変更してもメディアデータを失うことなく同期再生を継続することができるという効果を有し、動画と音声のように複数の再生デバイスによってマルチメディアデータを同時に再生するマルチメディアデータ再生装置に関し、特に、再生中に出力デバイスを切り替えたときにもメディアデータの連続性を維持しながら同期再生できるマルチメディアデータ再生装置に有効である。
101、201 マルチメディアデータ再生装置
102 ビューワアプリ
103、206 再生制御部
104 記録媒体
105 読み出し部
106、109、112、202、204 RAM
107 分離部
108 ビデオデコーダ
110 映像信号送信部
111 オーディオデコーダ
113 音声信号送信部
114 映像出力デバイス
115 音声出力デバイス
121、221 Delay値テーブル
122 記憶部
123 同期設定部
124 読み出し制御部
125 分離制御部
126 タイミング制御部
127、222 送信制御部
131 デバイス
203 映像データ送信部
205 音声データ送信部
207 映像再生デバイス
208 音声再生デバイス
209 映像データ受信部
210 音声データ受信部
102 ビューワアプリ
103、206 再生制御部
104 記録媒体
105 読み出し部
106、109、112、202、204 RAM
107 分離部
108 ビデオデコーダ
110 映像信号送信部
111 オーディオデコーダ
113 音声信号送信部
114 映像出力デバイス
115 音声出力デバイス
121、221 Delay値テーブル
122 記憶部
123 同期設定部
124 読み出し制御部
125 分離制御部
126 タイミング制御部
127、222 送信制御部
131 デバイス
203 映像データ送信部
205 音声データ送信部
207 映像再生デバイス
208 音声再生デバイス
209 映像データ受信部
210 音声データ受信部
Claims (10)
- タイムスタンプによって同期再生を行うマルチメディアデータと、
前記マルチメディアデータを再生する複数の再生デバイスと、
前記再生デバイスに再生要求を送信する送信手段と、
前記再生デバイスに前記マルチメディアデータの再生要求を送信してから前記再生デバイスで再生されたデータが出力されるまでの遅延時間を記憶する記憶手段と、
前記再生デバイスにおいて前記マルチメディアデータを同期再生中に、他の再生デバイスに切り替えたとき、前記記憶手段に記憶される切り替え前の各再生デバイスの遅延時間と、切り替え後の各再生デバイスの遅延時間に基づいて、切り替え後の前記マルチメディアデータの再生要求を送信する時刻を設定する同期設定手段と、
を具備することを特徴とするマルチメディアデータ再生装置。 - 前記同期設定手段は、1つのメディアについて前記記憶手段に記憶される切り替え前の各再生デバイス間の遅延時間の時間差と、切り替え後の各再生デバイス間の遅延時間の時間差を求め、切り替え後に、前記遅延時間の時間差が拡大している場合、切り替えと同時に前記メディアの再生デバイスの再生要求を送信し、その他のメディアの再生デバイスの再生要求を拡大した時間差分だけ遅らせて設定し、切り替え後に、前記遅延時間の時間差が縮小している場合、切り替えと同時に前記他のメディアの再生デバイスの再生要求を送信し、前記メディアの再生デバイスの再生要求を縮小した時間差分だけ遅らせて設定することを特徴とする請求項1記載のマルチメディアデータ再生装置。
- 前記遅延時間は、前記マルチメディアデータを前記再生デバイスへ出力するときの出力遅延時間であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマルチメディアデータ再生装置。
- 前記遅延時間は、前記マルチメディアデータの復号処理時間と、前記マルチメディアデータを前記再生デバイスへ出力するときの出力遅延時間とを合算した時間であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマルチメディアデータ再生装置。
- 前記マルチメディアデータは、映像メディアデータ及び音声メディアデータであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチメディアデータ再生装置。
- 記録媒体から同期のためのタイムスタンプを有するマルチメディアデータを読み出す読み出しステップと、
前記読み出したマルチメディアデータをメディア毎に分離する分離ステップと、
前記メディア毎に分離されたマルチメディアデータを複数のメディアの再生デバイスにおいて同期再生中に他の再生デバイスに切り替えたとき、切り替え前の各再生デバイスの遅延時間と、切り替え後の各再生デバイスの遅延時間に基づいて、切り替え後の前記マルチメディアデータを送信する時刻を設定する同期設定ステップと、
前記切り替え後の前記マルチメディアデータを送信する時刻に従って前記マルチメディアデータを前記切り替え後の再生デバイスに送信する送信ステップと、
を順に実行することを特徴とするマルチメディアデータ再生方法。 - 前記同期設定ステップは、1つのメディアについて切り替え前の各再生デバイス間の遅延時間の時間差と、切り替え後の各再生デバイス間の遅延時間の時間差を求め、切り替え後に、前記遅延時間の時間差が拡大している場合、切り替えと同時に前記メディアの再生デバイスの再生要求を送信し、その他のメディアの再生デバイスの再生要求を拡大した時間差分だけ遅らせて設定し、切り替え後に、前記遅延時間の時間差が縮小している場合、切り替えと同時に前記他のメディアの再生デバイスの再生要求を送信し、前記メディアの再生デバイスの再生要求を縮小した時間差分だけ遅らせて設定することを特徴とする請求項6記載のマルチメディアデータ再生方法。
- 前記遅延時間は、前記マルチメディアデータを前記再生デバイスへ出力するときの出力遅延時間であることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のマルチメディアデータ再生方法。
- 前記遅延時間は、前記マルチメディアデータの復号処理時間と、前記マルチメディアデータを前記再生デバイスへ出力するときの出力遅延時間とを合算した時間であることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のマルチメディアデータ再生方法。
- 前記マルチメディアデータは、映像メディアデータ及び音声メディアデータであることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載のマルチメディアデータ再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004322A JP2006197013A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | マルチメディアデータ再生装置及びマルチメディアデータ再生方法 |
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JP2005004322A JP2006197013A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | マルチメディアデータ再生装置及びマルチメディアデータ再生方法 |
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Family
ID=36802759
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005004322A Pending JP2006197013A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | マルチメディアデータ再生装置及びマルチメディアデータ再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006197013A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101386465B1 (ko) * | 2007-01-30 | 2014-04-29 | 엘지전자 주식회사 | 블루투스 헤드셋을 구비하는 휴대단말기의 영상신호동기장치 및 방법 |
KR20220057800A (ko) * | 2020-10-30 | 2022-05-09 | 주식회사 큐버 | 멀티미디어 디바이스의 영상재생 동기화 기반의 멀티스크린 디스플레이 시스템 |
-
2005
- 2005-01-11 JP JP2005004322A patent/JP2006197013A/ja active Pending
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