JP2006196489A - 光発電パネル及び光発電素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光発電素子の光反射膜を兼ねる電極膜を高光反射率・低抵抗の導体材料のみで形成しながら、該電極膜と光発電素子との密着力も確保できるようにする。
【解決手段】 光発電パネル10の受光面側には、各光発電素子11をそれぞれ覆うように球状凸面形状の集光レンズ13が成形型によって透明樹脂層12と一体成形されている。各光発電素子11のn型半導体層11aの表面には、光透過性及び導電性に優れたITO等の透明導電材料を用いて透明導電膜19が成膜されている。光発電パネル10の裏面側には、高光反射率・低抵抗の導電材料(Ag等)を用いてn電極膜14が透明樹脂層12の裏面のほぼ全体を覆うように形成され、このn電極膜14が各光発電素子11表面の透明導電膜19に密着して、各光発電素子11のn型半導体層11aとn電極膜14とが透明導電膜19を介して導通した状態となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】 光発電パネル10の受光面側には、各光発電素子11をそれぞれ覆うように球状凸面形状の集光レンズ13が成形型によって透明樹脂層12と一体成形されている。各光発電素子11のn型半導体層11aの表面には、光透過性及び導電性に優れたITO等の透明導電材料を用いて透明導電膜19が成膜されている。光発電パネル10の裏面側には、高光反射率・低抵抗の導電材料(Ag等)を用いてn電極膜14が透明樹脂層12の裏面のほぼ全体を覆うように形成され、このn電極膜14が各光発電素子11表面の透明導電膜19に密着して、各光発電素子11のn型半導体層11aとn電極膜14とが透明導電膜19を介して導通した状態となっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、多数の粒状の光発電素子を格子点状(アレイ状)に配列して構成した光発電パネル及び光発電素子に関する発明である。
近年、太陽光エネルギを電気エネルギに変換する光発電パネルの発電効率を高めるために、例えば、特許文献1(特開2002−280592号公報)、特許文献2(特開2002−280593号公報)に示すように、多数の粒状の光発電素子を格子点状に配列して透明樹脂でパネル状に一体化したものがある。粒状の光発電素子は、様々な方向から入射する太陽光に対してその光入射方向から見た素子投影面積(受光量)がほぼ一定となるため、太陽高度が低い時でも高い時と同じように効率良く発電できる利点がある。
これらの特許文献1,2の光発電パネルは、光発電素子の表層(n型半導体層)と導通する電極膜をパネルの裏面側に形成し、この電極膜を、各光発電素子間の透明樹脂層を透過した入射光を光発電素子側に反射する光反射膜として利用するようにしている。
特開2002−280592号公報
特開2002−280593号公報
上述した光発電パネルの構成では、光発電素子の表層(n型半導体層)と導通する電極膜は、少なくとも次の3つの条件(1) 〜(3) を同時に満たす導体材料で形成することが理想的である。
(1) 導通抵抗が小さい導体材料であること(電極膜としての条件)
(2) 光反射率が高いこと(光反射膜としての条件)
(3) 光発電素子(シリコン)と電極膜との密着力が大きいこと(剥離しにくいこと)
(1) 導通抵抗が小さい導体材料であること(電極膜としての条件)
(2) 光反射率が高いこと(光反射膜としての条件)
(3) 光発電素子(シリコン)と電極膜との密着力が大きいこと(剥離しにくいこと)
しかし、現在のところ、上記3つの条件(1) 〜(3) を同時にクリアできる導体材料は存在しない。従来より、電極膜として一般に用いられているAgは、上記(1) と(2) の条件(低抵抗・高光反射率)はクリアできるが、Ag単体では、光発電素子との密着力が弱く、剥離しやすいという欠点がある。そのため、従来は、Agで形成した電極膜の表面に、光発電素子との密着力が大きいNi膜を蒸着等により成膜することで、光発電素子との密着力を確保するようにしている。
図14に示すように、Ag膜は、光反射率が95%以上と大変高く、光反射膜として最適であるが、このAg膜上にNi膜を成膜すると、そのNi膜の厚みに応じて光反射率が顕著に低下する。Ni膜の厚みが十分に薄ければ、入射光がNi膜を透過してAg膜で反射されるため、Ni膜の厚みを十分に薄くすれば、ある程度の光反射率を確保することができるが、実際に、電極膜として機能できる程度の密着力を確保するためには、Ni膜の厚みを2nm以上にする必要がある。しかし、Ni膜の厚みが2nm以上になると、光反射率が80〜90%以下に低下してしまい、光発電素子への集光効率ひいては発電効率が低下するという問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、光発電素子の光反射膜を兼ねる電極膜を高光反射率・低抵抗の導体材料のみで形成しながら、該電極膜と光発電素子との密着力も確保することができ、光発電素子への集光効率ひいては発電効率を高めることができる光発電パネル及び光発電素子を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、多数の粒状の光発電素子を格子点状に配列してパネル状に一体化し、その裏面側に該光発電素子の電極膜を光反射膜を兼ねるように形成した光発電パネルにおいて、前記粒状の光発電素子の表面に透明導電膜を成膜し、この透明導電膜と前記電極膜とを密着させて該光発電素子と該電極膜とを導通させるようにしたものである。
本発明のように、光発電素子(シリコン)との密着性や光透過性に優れた透明導電膜を用いれば、光発電素子への光の入射を妨げることなく、粒状の光発電素子の表面に透明導電膜を十分な密着力を持たせて成膜できると共に、透明導電膜と電極膜との密着力も良好であるため、透明導電膜を介して光発電素子と電極膜との密着力を確保できると共に、電極膜自体には光発電素子との密着力を確保するためのNi膜を形成する必要がなくなる。これにより、光発電素子の光反射膜を兼ねる電極膜を高光反射率・低抵抗の導体材料、例えばAgのみで形成して、電極膜による光反射率を高めながら、該電極膜と光発電素子との密着力も確保することができ、光発電素子への集光効率ひいては発電効率を高めることができる。
この場合、透明導電膜は、光発電素子の表面全体を覆うように成膜することが好ましい。このようすれば、光発電パネルの製造工程で、光発電素子の方向性を全く気にせずに組み立てることができ、生産性を向上できる利点がある。但し、本発明は、光発電素子の表面の一部に透明導電膜が形成されていない部分があっても良く、要は、光発電素子の表面のうちの少なくとも電極膜と密着する部分に透明導電膜が形成されていれば良い。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した4つの実施例1〜4を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図14に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて光発電パネル10の構造を説明する。
光発電パネル10は、多数の粒状の光発電素子11を格子点状(アレイ状)に配列して透明樹脂層12で一体化したものである。この透明樹脂層12としては、例えば紫外線硬化型の透明樹脂を用いると良い。
まず、図1に基づいて光発電パネル10の構造を説明する。
光発電パネル10は、多数の粒状の光発電素子11を格子点状(アレイ状)に配列して透明樹脂層12で一体化したものである。この透明樹脂層12としては、例えば紫外線硬化型の透明樹脂を用いると良い。
各光発電素子11は、外周部にn型半導体層11aが薄く形成され、その内周側がp型半導体層11bとなっている(図2参照)。この光発電素子11の製造方法は、特に限定されず、例えば、国際公開WO99/10935号公報に示すように、加熱融解されたシリコン液滴を自由落下させて、そのシリコン液滴を表面張力で球状の形状に変形させて凝固させる自由落下法や、特開2002−60943号公報に示すように、プラズマCVD装置内で、芯材の表面全体にSiを堆積させて粒状の光発電素子を製造するプラズマCVD法を用いても良いし、それ以外の製造方法を用いても良い。
各光発電素子11のn型半導体層11aの表面のほぼ全体には、光透過性及び導電性に優れた透明導電材料(例えばITOやZnO等)を用いて透明導電膜19が成膜されている。この透明導電膜19の成膜方法は、スピンコート法、CVD法、スプレー法等の各種の成膜方法の中から適宜選択すれば良い。
光発電パネル10の受光面側(図1において上面側)には、各光発電素子11をそれぞれ覆うように球状凸面形状の集光レンズ13が成形型(図示せず)によって透明樹脂層12と一体成形されている。本実施例では、球状凸面形状の集光レンズ13の中心に光発電素子11が配置され、各集光レンズ13の直径Dと光発電素子11の直径dとの比D/dがほぼn2 /n1 以上(但しn1 は集光レンズ13の外側の媒体の屈折率、n2 は集光レンズ13の屈折率)になるように形成されている。
例えば、集光レンズ13の外側の媒体が空気であれば、屈折率n1 は1.0となり、水であれば、屈折率n1 はほぼ1.3となる。また、本実施例のように、集光レンズ13が透明樹脂で形成されていれば、屈折率n2 はほぼ1.5となる。参考までに、ガラスレンズの場合も、屈折率n2 はほぼ1.5となる。一般には、集光レンズ13の外側の媒体が空気であるため、本実施例のように、集光レンズ13が透明樹脂で形成されている場合は、n2 /n1 はほぼ1.5となる。
この場合、D/dがn2 /n1 よりも小さいと、集光レンズ13の表面に入射した平行光は、集光レンズ13で屈折して全て光発電素子11表面に集光されるため、光発電パネル10の裏面側に光反射膜を必要としない。しかし、D/dが小さくなると、光発電素子11の使用数が増加して、コストアップとなる。
これに対して、D/dがn2 /n1 よりも大きいと、集光レンズ13の表面に入射した平行光の一部が光発電素子13表面に集光されずに通り抜けることになるが、この光を光反射膜(電極膜14)で反射して光発電素子11に受光させれば、発電効率を高めることができる。この観点から、本実施例では、D/dがほぼn2 /n1 以上になるように形成している。これにより、光発電素子11の使用数を減らしてコスト性の要求を満たしながら、高い発電効率を実現できる。
また、本発明の光発電パネル10は、各集光レンズ13間に少しの隙間を持たせても良いが、本実施例1では、各集光レンズ13が互いに接触するように形成している。これにより、各集光レンズ13間の隙間を最小とすることができ、集光レンズ13による集光効率を最大とすることができる。
一方、光発電パネル10の裏面側(図1において下面側)には、n電極膜14が透明樹脂層12の裏面のほぼ全体を覆うように形成され、このn電極膜14が各光発電素子11の表面(n型半導体層11a)に成膜された透明導電膜19に密着している。これにより、各光発電素子11のn型半導体層11aとn電極膜14とが透明導電膜19を介して導通するようになっている。このn電極膜14は、透明樹脂層12を透過した光を各光発電素子11側に反射する光反射膜としても機能する。従って、n電極膜14は、高光反射率・低抵抗の導電材料であるAg、Ag系導体等を用いて、蒸着、めっき、CVD、スパッタリング、塗布、印刷等の導体成膜技術により形成されている。このn電極膜14は、2層の絶縁性樹脂層15,16によって完全に覆われている。1層目の絶縁性樹脂層15は、後述するエッチング時に保護層(マスク)として機能し、2層目の絶縁性樹脂層16は、n電極膜14とp電極膜17との間を絶縁する絶縁層として機能する。
各光発電素子11の後端部には、研磨等によって透明導電膜19とn型半導体層11aが部分的に取り除かれてp型半導体層11bが露出する部分が形成され、このp型半導体層11bにp電極膜17が導通するように形成されている。このp電極膜17は、絶縁性樹脂等で形成された保護絶縁層18によって完全に覆われ、保護・絶縁されている。
以上のように構成した光発電パネル10の製造方法を説明する。前述したように、粒状の光発電素子11の製造方法は、特に限定されず、どの様な方法で粒状の光発電素子11を製造しても良く、1つのメーカーで光発電素子11の製造から光発電パネル10の製造までを一貫して行っても良いし、他のメーカーで製造した光発電素子11を仕入れて光発電パネル10を製造するようにしても良い。以下、何等かの方法で製造された粒状の光発電素子11を用いて光発電パネル10を製造する各工程を順番に説明する。
[1]透明導電膜成膜工程
図3に示すように、各光発電素子11のn型半導体層11aの表面のほぼ全体に、透明導電材料(例えばITOやZnO等)を用いて透明導電膜19を成膜する。この透明導電膜19の成膜方法は、スピンコート法、CVD法、スプレー法等の各種の成膜方法の中から適宜選択すれば良い。
図3に示すように、各光発電素子11のn型半導体層11aの表面のほぼ全体に、透明導電材料(例えばITOやZnO等)を用いて透明導電膜19を成膜する。この透明導電膜19の成膜方法は、スピンコート法、CVD法、スプレー法等の各種の成膜方法の中から適宜選択すれば良い。
[2]成形工程
予め、紫外線が透過可能な透明ガラス等の透明な材料で形成された仮保持板23(図4参照)を用いて、この仮保持板23の片面に粘着剤をコーティングしたり、或は、両面粘着シートを貼着するなどして、仮保持板23の片面に粘着層を形成しておく。そして、この仮保持板23の粘着層に各光発電素子11を格子点状に配列させた状態で粘着(仮保持)させる。
予め、紫外線が透過可能な透明ガラス等の透明な材料で形成された仮保持板23(図4参照)を用いて、この仮保持板23の片面に粘着剤をコーティングしたり、或は、両面粘着シートを貼着するなどして、仮保持板23の片面に粘着層を形成しておく。そして、この仮保持板23の粘着層に各光発電素子11を格子点状に配列させた状態で粘着(仮保持)させる。
そして、図4に示すように、多数の集光レンズ成形キャビティ24が形成された成形型25内に紫外線硬化型透明樹脂の樹脂液26を注入する。この後、仮保持板23の粘着層に粘着した各光発電素子11を成形型25の各集光レンズ成形キャビティ24に位置合わせした状態で、仮保持板23を下降させて、図5に示すように、仮保持板23の粘着層に粘着した各光発電素子11を各集光レンズ成形キャビティ24の樹脂液26に浸漬した状態にする。この際、樹脂液26に対する光発電素子11の浸漬量を調整すれば、集光レンズ13の焦点に対して任意の位置に光発電素子11を配置することができる。尚、光発電素子11を樹脂液26に浸漬する際に、仮保持板23の下面(粘着層)と樹脂液26との間に隙間を持たせて、仮保持板23の下面(粘着層)に樹脂液26が付着しないようにする。
この後、図6に示すように、仮保持板23の上方から紫外線を下向きに照射する。これにより、紫外線を仮保持板23を透過させて樹脂液26に照射して該樹脂液26を硬化させることで、集光レンズ13と各光発電素子11を保持する透明樹脂層12とを一体化した光発電パネル10を成形する。
[3]離型工程
成形工程終了後に、離型工程に進み、図7に示すように、成形後の光発電パネル10を成形型25から取り出すと共に、該光発電パネル10の裏面側から仮保持板23を剥離する。この際、仮保持板23の下面に樹脂液26が付着していなければ、仮保持板23を光発電パネル10の裏面側から簡単に剥離することができる。
成形工程終了後に、離型工程に進み、図7に示すように、成形後の光発電パネル10を成形型25から取り出すと共に、該光発電パネル10の裏面側から仮保持板23を剥離する。この際、仮保持板23の下面に樹脂液26が付着していなければ、仮保持板23を光発電パネル10の裏面側から簡単に剥離することができる。
[4]n電極膜形成工程
離型工程終了後に、n電極膜形成工程に進み、図8に示すように、光発電パネル10の裏面全体に、蒸着、めっき、CVD、スパッタリング、塗布、印刷等の導体成膜技術を用いてn電極膜14を形成する。このn電極膜14を形成する導体は、電気抵抗値が小さく且つ光反射率の高いAg、Ag系導体等の導体(入射光の反射面としても機能させるため)を用いる。このn電極膜14は、光発電素子11の表面(n型半導体層11a)に成膜された透明導電膜19に密着して光発電素子11のn型半導体層11aに導通し、且つ、透明樹脂層12の裏面全体を覆って入射光の光反射膜としても機能する。
離型工程終了後に、n電極膜形成工程に進み、図8に示すように、光発電パネル10の裏面全体に、蒸着、めっき、CVD、スパッタリング、塗布、印刷等の導体成膜技術を用いてn電極膜14を形成する。このn電極膜14を形成する導体は、電気抵抗値が小さく且つ光反射率の高いAg、Ag系導体等の導体(入射光の反射面としても機能させるため)を用いる。このn電極膜14は、光発電素子11の表面(n型半導体層11a)に成膜された透明導電膜19に密着して光発電素子11のn型半導体層11aに導通し、且つ、透明樹脂層12の裏面全体を覆って入射光の光反射膜としても機能する。
[5]保護層(1層目の絶縁性樹脂層)形成工程
n電極膜形成工程終了後に、保護層形成工程に進み、図9に示すように、光発電パネル10の裏面のn電極膜14全面に、エポキシ系樹脂等の絶縁性樹脂を塗布して硬化させて保護層(1層目の絶縁性樹脂層)15を形成し、n電極膜14全面を保護層15で覆った状態にする。この保護層15を形成する樹脂は、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、嫌気性硬化樹脂等のいずれを用いても良いが、絶縁性と耐薬品性・耐酸性(エッチング時のマスクとして用いるため)を備えている必要がある。
n電極膜形成工程終了後に、保護層形成工程に進み、図9に示すように、光発電パネル10の裏面のn電極膜14全面に、エポキシ系樹脂等の絶縁性樹脂を塗布して硬化させて保護層(1層目の絶縁性樹脂層)15を形成し、n電極膜14全面を保護層15で覆った状態にする。この保護層15を形成する樹脂は、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、嫌気性硬化樹脂等のいずれを用いても良いが、絶縁性と耐薬品性・耐酸性(エッチング時のマスクとして用いるため)を備えている必要がある。
[6]サンドブラスト工程
保護層形成工程終了後に、サンドブラスト工程に進み、図10に示すように、サンドブラストにより、各光発電素子11の後端部の保護層15とn電極膜14と透明導電膜19を部分的に取り除いて、各光発電素子11の後端部のn型半導体層11aを露出させた状態にする。尚、サンドブラストに代えて、研磨、レーザ加工、放電加工等によって保護層15とn電極膜14と透明導電膜19を部分的に取り除くようにしても良い。
保護層形成工程終了後に、サンドブラスト工程に進み、図10に示すように、サンドブラストにより、各光発電素子11の後端部の保護層15とn電極膜14と透明導電膜19を部分的に取り除いて、各光発電素子11の後端部のn型半導体層11aを露出させた状態にする。尚、サンドブラストに代えて、研磨、レーザ加工、放電加工等によって保護層15とn電極膜14と透明導電膜19を部分的に取り除くようにしても良い。
[7]エッチング工程
サンドブラスト工程終了後に、エッチング工程に進み、保護層15をマスク(エッチングレジスト)として用いて、該保護層15から露出する光発電素子11の後端部のn型半導体層11aを化学エッチングして部分的に取り除き、その内側のp型半導体層11bを露出させた状態にする(図10参照)。尚、化学エッチングに代えて、ドライエッチングを用いても良い。
サンドブラスト工程終了後に、エッチング工程に進み、保護層15をマスク(エッチングレジスト)として用いて、該保護層15から露出する光発電素子11の後端部のn型半導体層11aを化学エッチングして部分的に取り除き、その内側のp型半導体層11bを露出させた状態にする(図10参照)。尚、化学エッチングに代えて、ドライエッチングを用いても良い。
[8]絶縁層(2層目の絶縁性樹脂層)形成工程
エッチング工程終了後に、絶縁層(2層目の絶縁性樹脂層)形成工程に進み、図11に示すように、光発電パネル10の裏面全体に、エポキシ系樹脂等の絶縁性樹脂を塗布して硬化させて絶縁層(2層目の絶縁性樹脂層)16を形成し、前記サンドブラスト工程で部分的に露出されたn電極膜14と透明導電膜19を完全に覆って、これらを絶縁した状態にする。この絶縁層16を形成する樹脂は、その下層の保護層15と同種、異種のいずれの絶縁性樹脂を用いても良く、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、嫌気性硬化樹脂等のいずれを用いても良い。
エッチング工程終了後に、絶縁層(2層目の絶縁性樹脂層)形成工程に進み、図11に示すように、光発電パネル10の裏面全体に、エポキシ系樹脂等の絶縁性樹脂を塗布して硬化させて絶縁層(2層目の絶縁性樹脂層)16を形成し、前記サンドブラスト工程で部分的に露出されたn電極膜14と透明導電膜19を完全に覆って、これらを絶縁した状態にする。この絶縁層16を形成する樹脂は、その下層の保護層15と同種、異種のいずれの絶縁性樹脂を用いても良く、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、嫌気性硬化樹脂等のいずれを用いても良い。
[9]研磨工程
絶縁層形成工程終了後に、研磨工程に進み、図12に示すように、光発電パネル10の裏面の絶縁層16を研磨装置で研磨して平坦化すると共に、光発電素子11の後端部のp型半導体層11bを絶縁層16から露出させると共に、該p型半導体層11bの露出面を平坦化する。尚、サンドブラストで研磨するようにしても良い。
絶縁層形成工程終了後に、研磨工程に進み、図12に示すように、光発電パネル10の裏面の絶縁層16を研磨装置で研磨して平坦化すると共に、光発電素子11の後端部のp型半導体層11bを絶縁層16から露出させると共に、該p型半導体層11bの露出面を平坦化する。尚、サンドブラストで研磨するようにしても良い。
[10]p電極膜形成工程
研磨工程終了後に、p電極膜形成工程に進み、図13に示すように、光発電パネル10の裏面全体にp電極膜17を各光発電素子11のp型半導体層11bの露出面に密着させるように形成する。このp電極膜17を形成する導体は、前述したn電極膜14と同じ導体でも良いし、異なる導体を用いても良く、p電極膜17の形成方法も、n電極膜14と同じ方法でも異なる方法でも良い。例えば、Al等の導体を光発電パネル10の裏面全体に擦り付けて、その摩擦力と摩擦熱により、Al等の導体を各光発電素子11のp型半導体層11bの露出面と絶縁層16に付着させてp電極膜17を形成するようにしても良い。
研磨工程終了後に、p電極膜形成工程に進み、図13に示すように、光発電パネル10の裏面全体にp電極膜17を各光発電素子11のp型半導体層11bの露出面に密着させるように形成する。このp電極膜17を形成する導体は、前述したn電極膜14と同じ導体でも良いし、異なる導体を用いても良く、p電極膜17の形成方法も、n電極膜14と同じ方法でも異なる方法でも良い。例えば、Al等の導体を光発電パネル10の裏面全体に擦り付けて、その摩擦力と摩擦熱により、Al等の導体を各光発電素子11のp型半導体層11bの露出面と絶縁層16に付着させてp電極膜17を形成するようにしても良い。
[11]レーザーシンタ工程
p電極膜形成工程終了後に、レーザーシンタ工程に進み、p電極膜17と各光発電素子11の後端部のp型半導体層11bとの接合部分の中央部にレーザ光をスポット的に照射して、その部分をスポット的に加熱し、オーミックコンタクトを形成するためのp電極膜17の熱処理(シンタ)を行う。
p電極膜形成工程終了後に、レーザーシンタ工程に進み、p電極膜17と各光発電素子11の後端部のp型半導体層11bとの接合部分の中央部にレーザ光をスポット的に照射して、その部分をスポット的に加熱し、オーミックコンタクトを形成するためのp電極膜17の熱処理(シンタ)を行う。
[12]保護絶縁層形成工程
レーザーシンタ工程終了後に、保護絶縁層形成工程に進み、図1に示すように、光発電パネル10の裏面のp電極膜17全面に、絶縁性樹脂を塗布して硬化させて保護絶縁層18を形成し、p電極膜17全面を保護絶縁層18で覆った状態にする。この保護絶縁層18を形成する樹脂は、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、嫌気性硬化樹脂等のいずれを用いても良い。以上説明した各工程[1]〜[12]を一通り実行すれば、光発電パネル10の製造が完了する。
レーザーシンタ工程終了後に、保護絶縁層形成工程に進み、図1に示すように、光発電パネル10の裏面のp電極膜17全面に、絶縁性樹脂を塗布して硬化させて保護絶縁層18を形成し、p電極膜17全面を保護絶縁層18で覆った状態にする。この保護絶縁層18を形成する樹脂は、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、嫌気性硬化樹脂等のいずれを用いても良い。以上説明した各工程[1]〜[12]を一通り実行すれば、光発電パネル10の製造が完了する。
以上のような工程を経て製造される光発電パネル10は、光発電素子11の表層(n型半導体層11a)と導通するn電極膜14を、少なくとも次の3つの条件(1) 〜(3) を同時に満たす導体材料で形成することが理想的である。
(1) 導通抵抗が小さい導体材料であること(電極膜としての条件)
(2) 光反射率が高いこと(光反射膜としての条件)
(3) 光発電素子11(シリコン)とn電極膜14との密着力が大きいこと(剥離しにくいこと)
(1) 導通抵抗が小さい導体材料であること(電極膜としての条件)
(2) 光反射率が高いこと(光反射膜としての条件)
(3) 光発電素子11(シリコン)とn電極膜14との密着力が大きいこと(剥離しにくいこと)
しかし、現在のところ、上記3つの条件(1) 〜(3) を同時にクリアできる導体材料は存在しない。従来より、電極膜として一般に用いられているAgは、上記(1) と(2) の条件(低抵抗・高光反射率)はクリアできるが、Ag単体では、光発電素子との密着力が弱く、剥離しやすいという欠点がある。そのため、従来は、Agで形成した電極膜の表面に、光発電素子との密着力が大きいNi膜を蒸着等により成膜することで、光発電素子との密着力を確保するようにしている。
図14に示すように、Ag膜は、光反射率が95%以上と大変高く、光反射膜として最適であるが、このAg膜上にNi膜を成膜すると、そのNi膜の厚みに応じて光反射率が顕著に低下する。Ni膜の厚みが十分に薄ければ、入射光がNi膜を透過してAg膜で反射されるため、Ni膜の厚みを十分に薄くすれば、ある程度の光反射率を確保することができるが、実際に、電極膜として機能できる程度の密着力を確保するためには、Ni膜の厚みを2nm以上にする必要がある。しかし、Ni膜の厚みが2nm以上になると、光反射率が80〜90%以下に低下してしまい、光発電素子への集光効率ひいては発電効率が低下するという問題があった。
この問題を解決するために、本実施例1では、粒状の光発電素子11の表面に透明導電膜19を成膜し、この透明導電膜19とn電極膜14とを密着させて該光発電素子11と該n電極膜14とを導通させるようにしている。このように、光発電素子11(シリコン)との密着性や光透過性に優れた透明導電膜19を用いれば、光発電素子11への光の入射を妨げることなく、粒状の光発電素子11の表面に透明導電膜19を十分な密着力を持たせて成膜できると共に、透明導電膜19とn電極膜14との密着力も良好であるため、透明導電膜19を介して光発電素子11とn電極膜14との密着力を確保できると共に、n電極膜14自体には光発電素子11との密着力を確保するためのNi膜を形成する必要がなくなる。これにより、光反射膜を兼ねるn電極膜14を高光反射率・低抵抗の導体材料(Ag等)のみで形成して、n電極膜14による光反射率を高めながら、該n電極膜14と光発電素子11との密着力も確保することができ、光発電素子11への集光効率ひいては発電効率を高めることができ、光発電パネル10の小型化に寄与できる。
しかも、本実施例1では、光発電パネル10の受光面側に、各光発電素子11をそれぞれ覆う集光レンズ13を成形型によって一体成形するようにしたので、各光発電素子11のサイズ(径寸法)や形状(真球度)に多少のばらつきがあっても、各光発電素子11の表面に好ましい球状凸面形状の集光レンズ13を形成でき、光発電パネル10の要求品質レベルを満たしつつ、光発電素子11の外径寸法や形状・真球精度に対する許容範囲を広げることができて、光発電素子11の生産性向上、歩留まり向上を製品品質を落とさずに実現できる。しかも、成形型によって光発電パネル10の受光面全域に隙間なく集光レンズ13を成形できるため、光発電パネル10で受光した光を効率良く光発電に寄与させることができて、発電効率を向上できる。これにより、光発電パネル10の小型化や光発電素子11の使用数の削減による低コスト化も期待できる。
上記実施例1では、光発電パネル10の受光面側に各光発電素子11をそれぞれ覆う集光レンズ13を成形型によって一体成形したが、図15に示す本発明の実施例2の光発電パネル20は、多数の粒状の光発電素子11を一体に保持する透明樹脂のパネル部21の受光面を平面状に形成している。その他の構成は、上記実施例1と同じであり、上記実施例1と実質的に同一部分には同一の符号を付して、説明を省略する。
本実施例2でも、粒状の光発電素子11の表面に透明導電膜19を成膜し、この透明導電膜19とn電極膜14とを密着させて該光発電素子11と該n電極膜14とを導通させるようにしているので、光反射膜を兼ねるn電極膜14を高光反射率・低抵抗の導体材料(Ag等)のみで形成して、n電極膜14による光反射率を高めながら、該n電極膜14と光発電素子11との密着力も確保することができ、光発電素子11への集光効率ひいては発電効率を高めることができる。
図16に示す本発明の実施例3の光発電パネル30は、多数の粒状の光発電素子11を一体に保持する透明樹脂のパネル部31の受光面を平面状に形成し、且つ、光反射膜を兼ねるn電極膜14による光発電素子11への集光効率を向上させるために、後述する製造方法で、n電極膜14(パネル部31の裏面側の各光発電素子11の周囲部)を球状凹面形状に形成している。その他の構成は、前記実施例1と同じであり、上記実施例1と実質的に同一部分には同一の符号を付して、説明を省略する。
本実施例3の光発電パネル30を製造する場合は、図17に示す成形型32と受け台33とを用いる。成形型32には、多数の粒状の光発電素子11が1個ずつ収容される多数の椀状凹部34が形成され、且つ、各椀状凹部34の底部に各光発電素子11の一部が下向きに突出する円形の貫通孔35が形成されている。また、受け台33には、少なくとも前記貫通孔35に対向する部分に逃げ凹部36が形成され、この逃げ凹部36に可塑性シール材37を充填して、該受け台33上に成形型32をセットする。
まず、前記実施例1と同様の方法で、光発電素子11の表面に透明導電膜19を成膜した後、成形型32の各椀状凹部34に光発電素子11を1個ずつ収容する。この後、成形型32の各椀状凹部34内に収容された各光発電素子11を上方から押さえ付けて各光発電素子11の下部を各椀状凹部34の貫通孔35に嵌まり込ませて可塑性シール材37の内部にほぼ一定量だけ押し込む。この際、各光発電素子11が逃げ凹部36の底面に当接又はほぼ当接するまで押し込むようにしても良い。
この後、成形型32内に透明樹脂の樹脂液(例えば紫外線硬化型透明樹脂の樹脂液)を注入し、この成形型32内の樹脂液を硬化させることで、多数の光発電素子11を透明樹脂のパネル部31で一体化した光発電パネル30を成形する。この成形工程において、光発電素子11の外径寸法や形状・真球精度のばらつきによって生じる各椀状凹部34の貫通孔35と光発電素子11との隙間が可塑性シール材37でシールされる。
この後、光発電パネル30を成形型32から取り出して、前記実施例1で説明したn電極膜形成工程から保護絶縁層形成工程までの工程を順に実行して、光発電パネル30を完成させる。
以上説明した本実施例3でも、粒状の光発電素子11の表面に透明導電膜19を成膜し、この透明導電膜19とn電極膜14とを密着させて該光発電素子11と該n電極膜14とを導通させるようにしているので、光反射膜を兼ねるn電極膜14を高光反射率・低抵抗の導体材料(Ag等)のみで形成して、n電極膜14による光反射率を高めながら、該n電極膜14と光発電素子11との密着力も確保することができ、光発電素子11への集光効率ひいては発電効率を高めることができる。
しかも、本実施例3では、光反射膜を兼ねるn電極膜14nを球状凹面形状に形成しているので、n電極膜14nによる光発電素子11への集光効率を更に向上させることができる。
図16に示す本発明の実施例4の光発電パネル40は、透明導電膜19を成膜した各光発電素子11の表面に、それぞれ樹脂製のレンズ部41を形成し、各光発電素子11のレンズ部41間を接着剤で接着して一体化すると共に、各光発電素子11のレンズ部41の裏面側に光反射膜を兼ねるn電極膜14を形成している。その他の構成は、前記実施例1と同じであり、上記実施例1と実質的に同一部分には同一の符号を付して、説明を省略する。
本実施例4の光発電パネル40を製造する場合は、図19に示すように、ゴム等の弾性材製の仮保持シート42の下面に、透明導電膜19が成膜された多数の光発電素子11を各光発電素子11間に隙間をあけた状態に粘着等により仮保持させる。この状態で、仮保持シート42下面の各光発電素子11を紫外線硬化型透明樹脂の樹脂液43に浸漬した後、仮保持シート42下面の各光発電素子11を樹脂液43から引き上げる。これにより、図20に示すように、各光発電素子11の透明導電膜19の表面に付着した樹脂液43aがその表面張力により球状凸レンズの形状となる。
この後、仮保持シート42下面の各光発電素子11の透明導電膜19の表面に付着した樹脂液43aに紫外線を照射して該樹脂液43aを硬化させることで、各光発電素子11の透明導電膜19の表面に樹脂製のレンズ部41を形成する。レンズ部41の厚みを厚くする場合は、上述した光発電素子11への樹脂液43aの付着と紫外線硬化を交互に適宜の回数繰り返せば良い。
この後、仮保持シート42下面の各光発電素子11のレンズ部41を接着剤(例えば紫外線硬化型透明樹脂の樹脂液)に浸漬して引き上げることで、図21に示すように、各光発電素子11のレンズ部41の表面に接着剤44を付着させる。この後、図22に示すように、仮保持シート42をその面方向に収縮させることで、各光発電素子11のレンズ部41の接着剤44同志を接触させた状態にする。この状態で、接着剤44を硬化させることで、各光発電素子11のレンズ部41間を接着剤44で接着して各光発電素子11をパネル状に一体化して、光発電パネル40を形成する。
この後、光発電パネル40の裏面側から仮保持シート42を剥離して、前記実施例1で説明したn電極膜形成工程から保護絶縁層形成工程までの工程を順に実行して、光発電パネル40を完成させる。
以上説明した本実施例4でも、粒状の光発電素子11の表面に透明導電膜19を成膜し、この透明導電膜19とn電極膜14とを密着させて該光発電素子11と該n電極膜14とを導通させるようにしているので、光反射膜を兼ねるn電極膜14を高光反射率・低抵抗の導体材料(Ag等)のみで形成して、n電極膜14による光反射率を高めながら、該n電極膜14と光発電素子11との密着力も確保することができ、光発電素子11への集光効率ひいては発電効率を高めることができる。
しかも、本実施例4では、各光発電素子11の表面に、それぞれ樹脂液43の表面張力により好ましい球状凸面形状のレンズ部41を形成し、更に、各レンズ部41の裏面側に光反射膜を兼ねるn電極膜14nを球状凹面形状に形成しているので、光発電素子11への集光効率ひいては発電効率を更に高めることができる。
尚、本発明を適用可能な光発電パネルは、上記実施例1〜4の構成に限定されず、多数の粒状の光発電素子を格子点状に配列してパネル状に一体化した様々な構成の光発電パネルに本発明を適用して実施できることは言うまでもない。
10…光発電パネル、11…光発電素子、11a…n型半導体層、11b…p型半導体層、12…透明樹脂層、13…集光レンズ、14…n電極膜(光反射膜)、15…保護層(1層目の絶縁性樹脂層)、16…絶縁層(2層目の絶縁性樹脂層)、17…p電極膜、18…保護絶縁層、19…透明導電膜、23…仮保持板、24…集光レンズ成形キャビティ、25…成形型、26…樹脂液、20…光発電パネル、21…透明樹脂のパネル部、30…光発電パネル、31…透明樹脂のパネル部、40…光発電パネル、41…レンズ部
Claims (4)
- 多数の粒状の光発電素子を格子点状に配列してパネル状に一体化し、その裏面側に該光発電素子の電極膜を光反射膜を兼ねるように形成した光発電パネルにおいて、
前記光発電素子の表面に透明導電膜を成膜し、この透明導電膜と前記電極膜とを密着させて該光発電素子と該電極膜とを導通させたことを特徴とする光発電パネル。 - 前記電極膜は、Agで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光発電パネル。
- 前記透明導電膜は、前記光発電素子の表面全体を覆うように成膜されていることを特徴とする請求項1に記載の光発電パネル。
- 粒状の光発電素子であって、その表面に透明導電膜が成膜されていることを特徴とする光発電素子。
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- 2005-01-11 JP JP2005003435A patent/JP2006196489A/ja active Pending
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