JP2006196373A - 電気接続器 - Google Patents

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Ryusuke Kodera
隆介 小寺
Taizo Kawajiri
泰三 川尻
Hironobu Oe
広展 大江
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Abstract

【課題】
簡単な構造で半田の落下を防止することができる電気接続器を提供する。
【解決手段】
電気接続器は、平板状の端子板24aと、該端子板24aの一部を下方へ切り起こして形成される略矩形状の半田受片24cと、半田受片24cの切り起こしにより端子板24aに形成される電線挿入孔24bとを備え、電線挿入孔24bから挿入した電線3の芯線3aを半田受片24cに当接させた状態で、電線3の芯線3aが半田受片24c(或いは端子板24a)に半田付けされる半田付用端子部24、及び蛍光灯のランプピンが電気的に接触される負荷用端子部21を一体に備える接続端子2を器体1に備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線が半田付けされる半田付用端子を備えた電気接続器に関する。
半田付用端子を備えた電気接続器では、JIS C8105−1「照明器具−第1部:安全性要求事項通則」において「導体をはんだ付けするときは、孔に通すか又はからげなどによって機械的に接続する。」ことが要求されている。
そのため、従来から、このような電機接続器としては、例えば図9に示すような、蛍光灯用ソケットが提供されている。(以下、特にことわりがない限りは、図9における右方を蛍光灯用ソケットの前方、左方を蛍光灯用ソケットの後方、上方を蛍光灯用ソケットの上方、下方を蛍光灯用ソケットの下方という。)
図9に示す蛍光灯用ソケットは、直管形の蛍光灯(図示せず)に使用される差し込み式の蛍光灯用ソケットであり、この蛍光灯用ソケットは、器体1に、電線が半田付けされる半田付用端子部20及び蛍光灯のランプピン(図示せず)が電気的に接触される負荷用端子部21を一体に備える接続端子2を収納して構成されている。
器体1は、前面が開口した箱状のボディ10と、ボディ10の開口した前面に被着されるカバー11と、カバー11に前後方向に摺動自在に取り付けられる摺動体12とで構成されている。
ボディ10は、合成樹脂等を用いて前面が開口した箱状に形成され、上端部に接続端子2の半田付用端子部20の一部を外部に臨ませる開口部10aを備えている。カバー11は、合成樹脂等を用いて後面が開口した箱状に形成され、上端部にボディ10の開口部10aと連通し接続端子2の半田付用端子部20を外部に臨ませる開口部11aを備え、下端側の前面部に摺動体12の前部を露出させる孔部11bを備えている。また、孔部11bの開口縁部には、摺動体12の前方向への抜け止めとなる抜け止め部11cが突設されている。
摺動体12は、円筒状の側壁部12aと、側壁部12aの前面開口を閉塞する前壁部12bと、側壁部12aの後端縁から側方へ突出形成されたフランジ部12cとを一体に備えて、合成樹脂等から形成され、前壁部12bに、蛍光灯のランプピン(図示せず)が挿入される断面円形状のピン挿入孔12dが形成されている。このピン挿入孔12dは、前端側が前方にいくにつれて拡径となるテーパ状に形成されており、この前端側の内周面(テーパ面)が蛍光灯のランプピンを器体1内へ誘い込むガイドとなっている。
接続端子2は、面方向が上方を向いた平板状の端子板20aを備えた半田付用端子部20と、半田付用端子部20の前端縁から下方へ延設された略く字状の縦片部22と、縦片部22の下端縁から前方へ延設された横片部23と、横片部23の前端縁から下方へ延設され面方向が前方を向いた平板状の板部21aを備えた負荷用端子部21とを一体に具備して導電性を有する金属板から曲成されている。また、半田付用端子部20の端子板20aには、電線3の芯線3aが挿入される略円形状の電線挿入孔20bが形成され、負荷用接続部21の板部21aには、後方へ窪んだ凹部21bが形成されている。
以上により蛍光灯用ソケットは構成され、各部材は次のようにして取り付けられている。カバー11には、摺動体12が、その前部、つまりは側壁部12a及び前壁部12bを孔部11bから突出させるとともにフランジ部12cの前面部を抜け止め部11cの後面部に当接させた状態で取り付けられている。ボディ10には、半田付用端子部20の端子板20aを開口部10aから外部に臨ませるとともに、負荷用端子部21の板部21aを前方へ向けて接続端子2が配置されている。このとき負荷用端子部21の後面側と、ボディ10との間には、コイルスプリング等の弾性体(図示せず)が配置され、負荷用端子部21を前方に向けて付勢するようにしている。そして、このようなボディ10に上記の摺動体12が取り付けられたカバー11が被着されており、このとき、接続端子2の半田付用端子部20を、両開口部10a,11aから外部に臨ませるとともに、負荷用端子部21の前面部を上記弾性体の付勢により摺動体12の前壁部12bの後面部に弾接させ、同時に、凹部21aを前壁部12bのピン挿入孔12dに対応する位置に配置している。
このようにして蛍光灯用ソケットは構成されており、この蛍光灯用ソケットによれば、蛍光灯のランプピンを摺動体12のピン挿入孔12dから器体1内へ挿入して、その先端部を負荷用端子部21の凹部21bの底部に当接させることで、蛍光灯を電気的、機械的に接続することができ、このとき、カバー11に摺動自在に取り付けた摺動体12にピン挿入孔21を設けているから、蛍光灯の接続時に、摺動体12を弾性体による付勢に逆らって押圧して後方へ摺動させる(負荷用端子部21も縦片部22、横片部23が後方へ撓むことによって摺動体12とともに後方へと移動する)ことで、蛍光灯の接続を容易に行えるとともに、蛍光灯を弾性狭持できるようになっている。
そして、このような蛍光灯用ソケットでは、図9に示すように、電線3の芯線3aを器体1の開口部10a,11aから外部に臨む半田付用端子部20の電線挿入孔20bに挿入した状態で、電線3の芯線3aを半田付用端子部20の端子板20aに半田付けするのである。
上記の蛍光灯用ソケットは、電線を孔に通して半田付けを行う半田付用端子を備えているものであるが、これに対して、電線をからげなどによって機械的に接続する半田付用端子部としては、端子本体と、端子本体から同一面上に2本延出された脚部と、端子本体から延長して大きく湾曲させて弾性機能を持たせた弾性変形部と、端子本体から折り曲げられて延出され弾性変形部に対向して位置し弾性変形部とともに狭持作用をなす狭持片部とからなり、弾性変形部と狭持片部とによって接続電線の芯線を弾性狭持した状態で半田付けを行うものが提供されている(特許文献1)。
特開平7−245176号公報(第3図)
しかしながら、上記の前者の半田付用端子部20は、電線挿入孔20aに電線3を挿入した状態で電線3が半田付けされるものであるから、半田付け時に、半田を適量以上、つまりは過剰に供給してしまうと、過剰な半田が電線挿入孔20aを通って電線3の先部に伝わり、この後に器体1内へと落下(滴下)して器体1内に半田ボールが形成されることがあり、このような半田ボールが、極間短絡や、摺動体12等の可動部材の移動を妨げる原因となり、電気接続器の性能を損なうという問題があった。
また、上記の後者では、電線を孔に通すだけのものではなく、弾性変形部と狭持片部とで電線を狭持するものであるから、半田が過剰に供給されても弾性変形部や狭持片部に半田が付着することによって、半田の器体内への落下をある程度抑制することができていたが、上記の前者に比べて構造が複雑になって大型化し、結果として電気接続器の大型化の原因になるという別の問題が生じていた。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、簡単な構造で半田の落下を防止することができる電気接続器を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1の電気接続器では、平板状の端子板と、該端子板の一部を切り起こして形成される半田受片と、半田受片の切り起しによって端子板に形成される電線挿入孔とを備え、電線挿入孔から挿入された電線が、半田受片に当接した状態で半田付けされる半田付用端子を具備していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、半田を過剰に供給してしまった場合でも、過剰な半田が電線から半田受片に伝って半田受片で熱を奪われて固化するため、半田受片を切り起こすだけの簡単な構造で半田が電気接続器内へ落下するのを防止することができる。これにより、電気接続器の性能の悪化を引き起こすことを防止することができ、さらには半田付け作業の管理が容易に行え、人為的ミスによるトラブル等も回避することができる。
請求項2の電気接続器では、請求項1の構成において、半田受片の長さ寸法を、電線挿入孔に挿入する電線の規定寸法よりも大きくしていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、電線の先端が半田受片より突出しないようになるため、電線の先端から落下しようとした半田を半田受片により受けて落下を防止することができ、また、電線を規定寸法よりも過挿入してしまった場合でも、同様に半田の落下防止を図ることができる。これにより、請求項1よりもさらに半田の落下を防止することができる。
請求項3の電気接続器では、請求項1の構成において、半田受片の先端部と端子板との間の距離を、電線の芯線の直径よりも小さくしていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、電線の芯線を半田受片の先端部と端子板との間に押し込むように挿入することで、これら半田受片と端子板とによって電線の芯線が狭持され、これにより、引張荷重等による剥離を防止することができる。
請求項4の電気接続器では、請求項1の構成において、電線挿入孔に挿入した電線を抜け止めする鎖錠部を備えていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、鎖錠部により電線の抜け止めを行え、これにより、引張荷重等による剥離を防止することができる。
請求項5の電気接続器では、電線を挿入する電線挿入孔を有し、電線を電線挿入孔に挿入した状態で電線の芯線が半田付けされる半田付用端子と、該半田付用端子の下方に配置される半田受部とを備えていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、電線の半田付用端子への半田付けの際に、半田を過剰に供給してしまったとしても、このような過剰な半田を受ける半田受部を備えているので、簡単な構造で半田が電気接続器内へ落下することを防止することができる。これにより、電気接続器の性能の悪化を引き起こすことを防止することができ、さらには半田付け作業の管理が容易に行え、人為的ミスによるトラブル等も回避することができる。
請求項6の電気接続器では、請求項5の構成において、半田受部は、電線の芯線が挿通される芯線挿通孔を備え、該芯線挿通孔は電線の芯線が挿通された際に芯線との間にほとんど隙間が生じない程度の大きさに形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、例え半田を過剰に供給してしまった場合でも、表面張力により半田が芯線挿通孔を通過することができないため、過剰な半田を半田受部で受けてその落下を防止することができる。また、このように電線の芯線を芯線挿通孔に挿通することによって半田の落下防止を図ることができるため、様々な長さの電線に対応可能である。
本発明は、半田受片を切り起こすだけの簡単な構造で、過剰な半田が電線から落下することを防止できるという効果があり、これにより、電気接続器の性能の悪化を引き起こすことを防止することができ、しかも、半田付け作業の管理が容易に行え、人為的ミスによるトラブル等も回避することができるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の蛍光灯用ソケットは、接続端子2の構成、特に半田付用端子部24に特徴があり、その他の構成は上述した図9に示す従来例と同様であるので、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、半田付用端子部24は、図1に示すように、平板状の端子板24aと、該端子板24aの一部を下方へ切り起こして形成される略矩形状の半田受片24cと、半田受片24cの切り起こしにより端子板24aに形成される半田受片24cと略同形状の電線挿入孔24bとを備えているものである。
そして、この半田付用端子部24に電線3を半田付けする際には、電線挿入孔24bから挿入した電線3の芯線3aを半田受片24cに当接させた状態で、電線3の芯線3aを半田受片24c(或いは端子板24a)に半田付けするのである。
本実施形態によれば、半田付用端子部24に電線3を半田付けする際に、端子板24aから切り起こして形成した半田受片24cに電線を当接させているので、半田を過剰に供給してしまった場合でも、過剰な半田が電線3から半田受片24cに伝い、半田受片24cで熱を奪われて固化することになるため、半田が器体1内へ落下して電気接続器の性能の悪化を引き起こすことを防止することができる。そのため、半田付けが容易になり、これにより半田付け作業の管理が容易に行え、人為的ミスによるトラブル等も回避することができる。加えて、半田受片24cは端子板24aから切り起こすだけで形成することができるから、製造コストが安く済み、半田付用端子部24の大型化を抑制することができる。
また、図1に示すように、半田受片24cの長さ寸法Aを、電線挿入孔24bに挿入する電線3の規定寸法(挿入代)Bよりも大きくしているので、電線3の先端が半田受片24cより突出しないようになり、そのため、電線3の先端から落下しようとした半田を半田受片24cで受けて落下を防止することができ、しかも、電線3を規定寸法よりも過挿入してしまった場合でも、電線3の先端部が半田受片24cよりも突出しにくくなるので、同様に半田の落下防止を図ることができる。
(実施形態2)
本実施形態の蛍光灯用ソケットは、接続端子2、特に半田付用端子部25に特徴があり、その他の構成は上記実施形態1と同様であるから、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、半田付用端子部25は、上記実施形態1と同様に、平板状の端子板25aと、該端子板25aの一部を下方へ切り起こして形成される略矩形状の半田受片25cと、半田受片25cの切り起こしにより端子板25aに形成される電線挿入孔25bとを備えているものであるが、半田受片25cの切り起しの際に、半田受片25cの先端部と端子板25aとの間の距離Dが、電線3の芯線3aの直径Cよりも小さくなるようにしている。
本実施形態によれば、電線3の芯線3aを半田受片25cの先端部と端子板25aとの間に押し込むように挿入することで、これら半田受片25cと端子板25aとによって電線3の芯線3aを狭持することができ、これにより、引張荷重等による剥離を防止することができる。このとき、電線3を狭持する力としては、「単にはんだ付けのみのものについては、それを取り外し、2Nの力で可動範囲を動かしたとき、危険の生ずるおそれのないように留意すること」(電気用品技術基準の判定方法と運用の別表第四)との記述があるため、2N程度の力で電線3を引っ張った際に、電線3が半田付用端子部25から外れない程度にすることが好ましい。
ところで、このように半田受片25cを切り起しにより形成した際には、図3に示すように、端子板25aの電線挿入孔25bの縁部には、下方へ突出するようなバリ25dが形成されることが多く、このようなバリ25dは、電線3に食い込んで電線3の抜け止めとして働くので、バリ25dは削らずに残しておいてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の蛍光灯用ソケットは、接続端子2、特に半田付用端子部26に特徴があり、その他の構成は上記実施形態2と同様であるから、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、半田付用端子部26は、上記実施形態2と同様に、平板状の端子板26aと、該端子板26aの一部を下方へ切り起こして形成される略矩形状の半田受片26cと、半田受片26cの切り起こしにより端子板26aに形成される電線挿入孔26bとを備え、半田受片26cの切り起しの際に、半田受片26cの先端部と端子板26aとの間の距離Dが、電線3の芯線3aの直径Cよりも小さくなるようにするとともに、半田受片26cの先端部の略中央部に、図4(a)に示すように、半円形状の切欠26dを形成している。このとき、端子板26aの電線挿入孔26bの縁部には、半田受片26cの切欠26dに対応した半円形状の突片26fが形成されることになる。
このように半田受片26cの先端部に切欠26dを形成して、この切欠26dに電線3を位置させることによって、電線3と半田受片26cとの接触部位が増え、これにより半田受片26cと端子板26aとによって電線3をより強固に狭持することができるようになり、しかも、切欠26dにより電線3の位置決めも行うことができるようになる。また、この切欠26dに対応して端子板26aに形成される突片26fが上記のバリ25dと同様に電線3の抜け止めにもなるのである。尚、このような切欠26d及び突片26fとしては、図4(a)に示す半円形状のものに限られるものではなく、図4(b)に示すような、三角形状の切欠26e及び突片26gとすることができ、状況にあわせて好適な形状に形成することができる。
(実施形態4)
本実施形態の蛍光灯用ソケットは、接続端子2、特に半田付用端子部27に特徴があり、その他の構成は上記実施形態2と同様であるから、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、半田付用端子部27は、図5に示すように、平板状の端子板27aと、該端子板27aの一部を下方へ切り起こして形成される略矩形状の半田受片27cと、この半田受片27cと対向する端子板27aの部位を下方へ切り起こして形成される略矩形状の抜け止め用の半田受片27dと、これら半田受片27c,27dの切り起こしにより端子板27aに形成される電線挿入孔27bとを備えている。このとき、両半田受片27c,27dの対向する先端部間の距離を電線3の芯線3aの直径よりも小さくなるようにしてあり、これにより、両半田受片27c,27dが電線3を抜け止めする鎖錠部となるようにしている。
本実施形態によれば、電線3の芯線3aを両半田受片27c,27dの先端部間に押し込むように挿入することで、これら半田受片27c,27dによって電線3の芯線3aが狭持され、また電線3を引き抜こうとした際には、半田受片27c,27dの先端部が電線3の芯線3aに食い込んで電線3が鎖錠されることになるため、引張荷重等による剥離を防止することができる。このとき、上記実施形態2で述べたように、電線3を抜け止めする力としては、半田付け前に2N程度の力で電線3を引っ張った際に、電線3が半田付用端子部27から外れない程度にすることが好ましい。
ところで、本実施形態では、抜け止め用の半田受片27dを半田受片27cに対向して1つ設けることとしているが、これに限られることなく、抜け止め用の半田受片27dを複数設けることとしてもよい。
(実施形態5)
本実施形態の蛍光灯用ソケットは、器体1の構成、特にボディ10に特徴があり、その他の構成は上述した図9に示す従来例と同様であるので、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、ボディ10は、合成樹脂等を用いて前面が開口した箱状に形成され、上端部に接続端子2の半田付用端子部20の一部を外部に臨ませる開口部10aを備え、この開口部10aの下方の内側面には、図6に示すように略直方体状の半田受部13が一体に突設されているものである。したがって、上述したように蛍光灯用ソケットを組立てた際には、半田付用端子部20の下方に半田受部13が位置することになる。
そして、この蛍光灯用ソケットでは、電線3を半田付用端子部20の電線挿入孔20bから器体1内に挿入して、その先端部を半田受部13の上面に当接させた状態で、電線3を半田付用端子部20に半田付けするのである。
本実施形態によれば、電線3の半田付用端子部20への半田付けの際に、半田を過剰に供給してしまったとしても、このような過剰な半田P(図6参照)を受けて半田の落下を防止する半田受部13を器体1に備えているので、半田が落下して電気接続器の性能の悪化を引き起こすことを防止することができる。そのため、半田付けが容易になり、これにより半田付け作業の管理が容易に行え、人為的ミスによるトラブル等も回避することができる。加えて、半田受部13を器体1に設けるだけの簡単な構成であるから、製造コストが安く済み、全体として大型化を抑制することができる。
ここで、半田受部13を肉厚に形成することで、熱容量を大きくしておけば、半田が冷却され易くなり、これにより半田受部13で受けた半田が半田受部13から流下することを抑制できる。
また、このような半田受部13からの半田Pの流下をさらに抑制するために、図7に示すように、半田受部13の先端部に壁部13aを突設して、半田受部13で受けた半田Pが流下しないように壁部13aにより半田Pを塞き止めるようにしてもよい。
(実施形態6)
本実施形態の蛍光灯用ソケットは、器体1、特にボディ10に特徴があり、その他の構成は上記実施形態1と同様であるから、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、ボディ10は、合成樹脂等を用いて前面が開口した箱状に形成され、上端部に接続端子2の半田付用端子部20の一部を外部に臨ませる開口部10aとを備え、この開口部10aの下方の内側面には、図8に示すように略直方体状の半田受部14が一体に突設されており、この半田受部14には、電線3の芯線3aが挿通される芯線挿通孔14aがその上下に貫通するように形成されているものである。ここで、芯線挿通孔14aは、芯線3aを挿通した際に、芯線3aとの間にほとんど隙間が形成されない程度の大きさに設定している。
そして、上述したように蛍光灯用ソケットを組立てた際には、半田付用端子部20の下方に半田受部14が位置し、このとき半田付用端子部20の電線挿入孔20bの下方に半田受部14の芯線挿通孔14aが位置するようにしている。
このような蛍光灯用ソケットには、電線3が次のようにして半田付けされる。つまり、電線3の芯線3aを半田付用端子部20の電線挿入孔20bから器体1内に挿入して、その先端部を半田受部14の芯線挿通孔14aに挿通させた状態で、電線3の芯線3aを半田付用端子部20に半田付けするのである。
本実施形態によれば、電線3の芯線3aを半田受部14の芯線挿通孔14aに挿通させているので、たとえ半田を過剰に供給してしまった場合でも、半田が表面張力により芯線3aと芯線挿通孔14aとの間を通ることができず、そのため半田を半田受部14で受けてその落下を防止することができ、しかも、このように電線3の芯線3aを芯線挿通孔14aに挿通するものであるから、様々な長さの電線に対応することができる。
(a)は、本発明の実施形態1の蛍光灯用ソケットの概略断面図であり、(b)は、同上の接続端子の斜視図である。 本発明の実施形態2の蛍光灯用ソケットの要部の断面図である。 同上の要部の断面図である。 (a)は、本発明の実施形態3の要部の上面図であり、(b)は、同上の他の要部の上面図である。 本発明の実施形態4の蛍光灯用ソケットの要部の概略断面図である。 本発明の実施形態5の蛍光灯用ソケットの概略断面図である。 同上の他の蛍光灯用ソケットの部分断面図である。 本発明の実施形態6の蛍光灯用ソケットの概略断面図である。 従来の蛍光灯用ソケットの概略断面図である。
符号の説明
1 器体
2 接続端子
3 電線
3a 芯線
21 負荷用端子部
24 半田付用端子部
24a 端子板
24b 電線挿入孔
24c 半田受片

Claims (6)

  1. 平板状の端子板と、該端子板の一部を切り起こして形成される半田受片と、半田受片の切り起しによって端子板に形成される電線挿入孔とを備え、電線挿入孔から挿入された電線が、半田受片に当接した状態で半田付けされる半田付用端子部を具備していることを特徴とする電気接続器。
  2. 半田受片の長さ寸法を、電線挿入孔に挿入する電線の規定寸法よりも大きくしていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続器。
  3. 半田受片の先端部と端子板との間の距離を、電線の芯線の直径よりも小さくしていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続器。
  4. 電線挿入孔に挿入した電線を抜け止めする鎖錠部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続器。
  5. 電線を挿入する電線挿入孔を有し、電線を電線挿入孔に挿入した状態で電線の芯線が半田付けされる半田付用端子部と、該半田付用端子部の下方に配置される半田受部とを備えていることを特徴とする電気接続器。
  6. 半田受部は、電線の芯線が挿通される芯線挿通孔を備え、該芯線挿通孔は電線の芯線が挿通された際に芯線との間にほとんど隙間が生じない程度の大きさに形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電気接続器。
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