JP2006194838A - 電機子コアの検査方法及び検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 波形計測部15は、各コアシートの切断面、詳しくはその厚み方向において異なる複数の計測箇所に臨むように各々配置された複数のセンサ2の出力する各波形信号Sa〜Scに基づいて、各計測箇所における各々の凹凸変化を示す複数の計測データDa〜Dcを生成する。演算部16は、波形計測部15から入力された各計測データDa〜Dcをそれぞれ予め設定された複数の区間に区分し、その各区間毎に破断部に起因するノイズ成分の有無を判定することにより、その有効/無効を評価する。そして、かかる評価に基づいて各区間毎の有効な区間データを抽出し、その各区間データを合成することにより破断部に起因するノイズを含まない検査データDtを生成する。
【選択図】 図1
Description
上記各構成によれば、計測を繰り返すことなく、破断部に起因するノイズを含まない有効な検査データを迅速に生成することができる。その結果、容易且つ高精度に形状公差の検査を行うことができるようになる。
上記構成によれば、各コアシートの接合時(カシメ等)に発生する「そり」や各コアシート間の隙間等をも含めて計測することができ、その結果、より正確に形状公差を検査することができるようになる。
上記構成によれば、容易且つ正確にノイズ成分の有無を判定してその有効/無効を評価することができる。更に、各コアシートの外周又は内周に形成された切欠きの判別も可能になる。
上記構成によれば、各計測箇所について個別に計測を行う場合に比較して、その計測時間を大幅に短縮することができる。従って、検査作業をより簡便なものとすることができる。
上記構成によれば、複数の凹凸検出器を用いる場合と比較して低コスト化を図ることができる。
請求項8に記載の発明は、前記凹凸検出器は、電気出力式のダイヤルゲージであること、を要旨とする。
請求項9に記載の発明は、前記凹凸検出器は、前記コアシート切断面に接触することなく、その凹凸の検出が可能な非接触式の凹凸検出器であること、を要旨とする。
請求項11に記載の発明は、前記凹凸検出器は、前記コアシート切断面の画像データを処理することにより前記凹凸を検出する画像処理装置であること、を要旨とする。
請求項12に記載の発明は、打ち抜き加工により形成された複数のコアシートを積層してなる電機子コアについて、コアシート切断面の周方向全周に亘る凹凸変化を計測することによりその形状公差を検査する電機子コアの検査装置であって、 前記コアシート切断面の厚み方向複数箇所に臨んで配置される複数の凹凸検出器と、 該各凹凸検出器により計測された前記コアシート切断面の周方向全周に亘る凹凸変化に基づいて、該各計測箇所に対応する複数の計測データを生成する計測データ生成手段と、 前記生成された各計測データを複数の区間に区分し、該各区間毎に前記打ち抜き加工に伴う破断に起因するノイズ成分の有無を判定することにより、前記各区間毎に前記各計測データの有効/無効を評価する評価手段と、 前記評価に基づいて前記各区間毎の有効な区間データを抽出し、該各区間データを合成することにより前記検査に用いる検査データを生成する検査データ生成手段と、を備えることを要旨とする。
図1に示すように、本実施形態の検査装置1は、検査対象である電機子コア(積層コア)22、詳しくは同電機子コア22を構成する各コアシート21の内周又は外周に形成される切断面23(図9及び図10参照)、即ちコアシート切断面の周方向全周に亘る凹凸変化を検出するための複数(3個)のセンサ2を備えている。そして、これらの凹凸検出器としての各センサ2は、アンプ3を介してコントローラ4に接続されている。
図7のフローチャートに示すように、コントローラ4において、先ず、波形計測部15が、各センサ2から入力される各波形信号Sa〜Scに基づいて、各センサ2に対応する各計測箇所P1〜P3における各々の凹凸変化を示す複数の計測データDa〜Dcを生成する(ステップ101)。次に、演算部16が、波形計測部15から入力された各計測データDa〜Dcをそれぞれ予め設定された複数の区間に区分し、その各区間毎に破断部18に起因するノイズ成分の有無を判定することにより、その有効/無効を評価する(ステップ102)。そして、かかる評価に基づいて各区間毎の有効な区間データを抽出し、その各区間データを合成することにより破断部18に起因するノイズを含まない検査データDtを生成する(ステップ103)。即ち、本実施形態では、コントローラ4が、計測データ生成手段(波形計測部15)、評価手段及び検査データ生成手段(演算部16)を構成する。そして、演算部16により生成された検査データDt、並びに該検査データDtに基づく検査結果が、出力部17から外部へと出力されるようになっている。
(1)波形計測部15は、各コアシート11の切断面12、詳しくは、その厚み方向の異なる複数の計測箇所P1〜P3における各々の凹凸変化を示す複数の計測データDa〜Dcを生成する。演算部16は、波形計測部15から入力された各計測データDa〜Dcをそれぞれ予め設定された複数の区間に区分し、その各区間毎に破断部18に起因するノイズ成分の有無を判定することにより、その有効/無効を評価する。そして、かかる評価に基づいて各区間毎の有効な区間データを抽出し、その各区間データを合成することにより破断部18に起因するノイズを含まない検査データDtを生成する。
・本実施形態では、特に言及しなかったが、上記各コアシート11の切断面12の凹凸変化計測は、図8に示すように、各コアシート11を積層した後に行うこととしてもよい。このような構成とすれば、各コアシート11の接合時(カシメ等)に発生する「そり」や各コアシート11間の隙間等をも含めて計測することができ、より正確且つ迅速にその形状公差を検査することができるようになる。この場合、各コアシート11の厚みdを一単位として、各センサ2を軸線L方向に沿って順次移動させる構成とすればよい。尚、必ずしも全てのコアシート11について計測する必要はなく、その数は、任意に設定すればよい。また、移動ピッチを各計測箇所P1〜P3の間隔に縮めて、一つのセンサにより各計測箇所P1〜P3に対応する計測データDa〜Dcを生成する構成としてもよい。このような構成とすれば、複数のセンサ2を用いる場合と比較して低コスト化を図ることができる。
Claims (12)
- 打ち抜き加工により形成された複数のコアシートを積層してなる電機子コアについて、コアシート切断面の周方向全周に亘る凹凸変化を計測することによりその形状公差を検査する電機子コアの検査方法であって、
前記コアシート切断面の厚み方向複数箇所における前記凹凸変化を示す複数の計測データを生成する工程と、
前記生成された各計測データを複数の区間に区分し、該各区間毎に前記打ち抜き加工に伴う破断に起因するノイズ成分の有無を判定することにより、前記各区間毎に前記各計測データの有効/無効を評価する工程と、
前記評価に基づいて前記各区間毎の有効な区間データを抽出し、該各区間データを合成することにより前記検査に用いる検査データを生成する工程と、
を備えることを特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項1に記載の電機子コアの検査方法において、
前記有効と評価された計測データが複数ある場合には、その平均を前記区間データとすること、を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の電機子コアの検査方法において、
前記厚み方向複数箇所における前記凹凸変化の計測は、前記各コアシートを積層した後に行われること、を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項1〜請求項3のうちの何れか一項に記載の電機子コアの検査方法において、
前記ノイズ成分の有無の判定は、前記各計測データの周波数解析により行われること、
を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項1〜請求項4のうちの何れか一項に記載の電機子コアの検査方法において、
前記厚み方向複数箇所における前記凹凸変化の計測は、該各計測箇所に各々対応する複数の凹凸検出器を用いて同時に行われること、を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項1〜請求項4のうちの何れか一項に記載の電機子コアの検査方法において、
前記厚み方向複数箇所における前記凹凸変化の計測は、一つの凹凸検出器を前記厚み方向に移動させることにより順次行われること、を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項5又は請求項6に記載の電機子コアの検査方法において、
前記凹凸検出器は、前記コアシート切断面に接触することにより、その凹凸の検出が可能な接触式の凹凸検出器であること、を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項7に記載の電機子コアの検査方法において、
前記凹凸検出器は、電気出力式のダイヤルゲージであること、
を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項5又は請求項6に記載の電機子コアの検査方法において、
前記凹凸検出器は、前記コアシート切断面に接触することなく、その凹凸の検出が可能な非接触式の凹凸検出器であること、を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項9に記載の電機子コアの検査方法において、
前記凹凸検出器は、レーザセンサを用いた光学式の凹凸検出器であること、
を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 請求項9に記載の電機子コアの検査方法において、
前記凹凸検出器は、前記コアシート切断面の画像データを処理することにより前記凹凸を検出する画像処理装置であること、を特徴とする電機子コアの検査方法。 - 打ち抜き加工により形成された複数のコアシートを積層してなる電機子コアについて、コアシート切断面の周方向全周に亘る凹凸変化を計測することによりその形状公差を検査する電機子コアの検査装置であって、
前記コアシート切断面の厚み方向複数箇所に臨んで配置される複数の凹凸検出器と、
該各凹凸検出器により計測された前記コアシート切断面の周方向全周に亘る凹凸変化に基づいて、該各計測箇所に対応する複数の計測データを生成する計測データ生成手段と、
前記生成された各計測データを複数の区間に区分し、該各区間毎に前記打ち抜き加工に伴う破断に起因するノイズ成分の有無を判定することにより、前記各区間毎に前記各計測データの有効/無効を評価する評価手段と、
前記評価に基づいて前記各区間毎の有効な区間データを抽出し、該各区間データを合成することにより前記検査に用いる検査データを生成する検査データ生成手段と、
を備えることを特徴とする電機子コアの検査装置。
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