JP2006193897A - 浚渫用ポンプおよび浚渫装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置位置を深くすることなく、広範囲の砂を液状化させてサンドポケットの大きさを拡大することができる浚渫用ポンプと、サンドポケットの深さを深くすることと、幅を大きくすることとができる浚渫装置を提供する。
【解決手段】 浚渫用ポンプ1は、上側に折り曲げられた先端部2にエジェクタノズル3を備えた高圧水噴射パイプ4と、エジェクタノズル3が吸引口5の近傍に位置し、この吸引口5への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管6と、吸引口5の下方に位置した環状の噴流パイプ7とから構成され、噴流パイプ7の内側にはジェットノズル18が適宜間隔ごとに設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は浚渫用ポンプおよび浚渫装置に関するものである。
従来の浚渫用ポンプ60は、図12に示すように、U字状に折り曲げられた先端部61にエジェクタノズル62を備えた高圧水噴射パイプ63と、前記エジェクタノズル62が吸引口64の近傍に位置し、この吸引口64内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水(スラリー)を吸い込んで配送する排砂管65と、前記吸引口64の下方に、攪拌用のジェットノズル66を下側に備えた噴流パイプ67が水平状に設置されて構成されていた。
また浚渫装置68は、図13に示すように、砂が堆積した箇所に設置された桟橋69から海底の堆砂部70に直線状に複数の浚渫用ポンプ71が吊り下げられ、該浚渫用ポンプ71に、高圧水を圧送する給水管72と、採取した土砂水を排出する排砂管73とが接続されて構成されていた。また、この他の浚渫用ポンプおよび浚渫装置としては、例えば特開2002−266369号公報の発明がある。
特開2002−266369号公報
しかし、上記のような浚渫用ポンプ60は噴流パイプ67が水平状に設置され、その下側に攪拌用のジェットノズル66が設置されたため、サンドポケット内への漂砂の流入が少なくなって攪拌がうまく行われずに効率的な吸い込みができないという問題があった。この問題の解決方法としては、浚渫用ポンプの設置位置を深くすることなく(浚渫用ポンプの設置位置を深くすると排出管に送る水圧を上げるため電気代などがかかり効率が悪くなる)、サンドポケットの大きさを拡大させて砂の採取可能量を増大させることと、広範囲の砂を液状化(噴流パイプのジェットノズルからの高圧水の噴射によって砂を噴き上げること)させてサンドポケットの大きさを拡大することとがある。
一方、浚渫装置68は、浚渫用ポンプ71が直線的に設置されているため、図13の(3)および(4)に示すように、浚渫により形成されるサンドポケット74が平面的に幅が広くかつ断面的に深度の深い部分76と、平面的に幅が狭くかつ断面的に深度の浅い部分77ができてしまう。この平面的に幅が広くかつ断面的に深度の深い部分76の上を漂砂75が通過する場合、海流の通過断面が増えるため一時的に速度が落ちて、サンドポケット74内に漂砂75が沈降する。しかし、平面的に幅が狭くかつ断面的に深度の浅い部分77の上を漂砂75が通過する場合は、海流の速度が落ちないため、サンドポケット74内に漂砂75が沈降せずに通過してしまうという問題があった。この問題の解決方法としては、サンドポケットの深さを深くすることと、幅を大きくすることとがある。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置位置を深くすることなく、広範囲の砂を液状化させてサンドポケットの大きさを拡大することができる浚渫用ポンプと、サンドポケットの深さを深くすることと、幅を大きくすることとができる浚渫装置を提供することである。
本発明の浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した環状の噴流パイプとから構成され、該噴流パイプにはジェットノズルが適宜間隔ごとに設けられたことを特徴とする。またジェットノズルは吸引口に向かって設置されたことを含む。また噴流パイプは平面円形、楕円形、多角形のいずれかであることを含む。
また浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルがが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した下側に伸びた噴流パイプとから構成され、該噴流パイプには多方向に向いてジェットノズルが設けられたことを特徴とする。
また浚渫装置は、砂が堆積した箇所に設置された桟橋と、この桟橋から海底の堆砂部に吊り下げられた複数の浚渫用ポンプと、該浚渫用ポンプに遠心ポンプで高圧水を圧送する給水管と、浚渫用ポンプで採取した土砂水を配送する排砂管とからなり、前記浚渫用ポンプが千鳥配置されたことを特徴とする。また浚渫用ポンプが設置された間にサンドポケットの法肩を崩壊させる崩壊用ジェットノズルが設置されたことを含む。また浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した環状の噴流パイプとから構成され、該噴流パイプにはジェットノズルが適宜間隔ごとに設けられたことを含む。また浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した下側に伸びた噴流パイプとから構成され、該噴流パイプには多方向に向いたジェットノズルが設けられたことを含むものである。
また浚渫装置は、砂が堆積した箇所に設置された桟橋と、この桟橋から海底の堆砂部に吊り下げられた複数の浚渫用ポンプと、該浚渫用ポンプに遠心ポンプで高圧水を圧送する給水管と、前記浚渫用ポンプで採取した土砂水を配送する排砂管とからなり、漂砂の通過量が多い箇所は浚渫用ポンプの設置間隔を小さくし、漂砂の通過量が少ない箇所は浚渫用ポンプの設置間隔を大きくしたことを特徴とする。また浚渫用ポンプは千鳥配置されたことを含む。また浚渫用ポンプが設置された間にサンドポケットの法肩を崩壊させる崩壊用ジェットノズルが設置されたことを含む。また浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した環状の噴流パイプとから構成され、該噴流パイプにはジェットノズルが適宜間隔ごとに設けられたことを含む。また浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した下側に伸びた噴流パイプとから構成され、該噴流パイプには多方向に向いてジェットノズルが設けられたことを含むものである。
また浚渫装置は、砂が堆積した箇所に設置された桟橋と、この桟橋から海底の堆砂部に吊り下げられた複数の浚渫用ポンプと、該浚渫用ポンプに遠心ポンプで高圧水を圧送する給水管と、前記浚渫用ポンプで採取した土砂水を配送する排砂管とからなり、漂砂の通過量が多い箇所は浚渫用ポンプの設置位置を深くし、漂砂の通過量が少ない箇所は浚渫用ポンプの設置位置を浅くしたことを特徴とする。また浚渫用ポンプは千鳥配置されたことを含む。また浚渫用ポンプが設置された間にサンドポケットの法肩を崩壊させる崩壊用ジェットノズルが設置されたことを含む。また浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した環状の噴流パイプとから構成され、該噴流パイプにはジェットノズルが適宜間隔ごとに設けられたことを含む。また浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した下側に伸びた噴流パイプとから構成され、該噴流パイプには多方向に向いたジェットノズルが設けられたことを含むものである。
環状にした噴流パイプにジェットノズルを設けた(三次元的な位置)ことにより、浚渫によって形成されるサンドポケットの底面積が広がるので、その要量が大きくなる。このようにサンドポケットが大きくなると、同じエネルギーで浚渫しても、多くの砂を広範囲に浚渫することが可能になるので効率的な浚渫をすることができる。またジェットノズルが吸引口に向かって設置されたことにより、噴流パイプの周辺の土砂水をスムーズに吸引口内へ吸い込むことができる。また噴流パイプを下側に伸ばして多方向に向いたジェットノズルを設けたことにより、サンドポケットの液状化範囲が拡大できるので、サンドポケットを大きくすることができる。
また浚渫装置における浚渫用ポンプを千鳥配置にしたことにより、平面的にサンドポケットの幅の狭い部分や浅い部分がなくなるため、サンドポケット上を通過する漂砂を効率よくサンドポケット内に取り込んで効率よく浚渫することができる。また浚渫装置における浚渫用ポンプが設置された間にサンドポケットの法肩を崩壊させる崩壊用ジェットノズルが設置されたことにより、平面的に浚渫の範囲を広げることができるので、サンドポケット上を通過する漂砂を効率よくサンドポケット内に取り込んで効率よく浚渫することができる。
また浚渫装置において漂砂の通過量が多い箇所は浚渫用ポンプの設置間隔を小さくし、漂砂の通過量が少ない箇所は浚渫用ポンプの設置間隔を大きくしたことにより、漂砂の通過量が多い箇所ではサンドポケット上を通過する漂砂を効率よくサンドポケット内に取り込んで効率よく浚渫することができ、漂砂の通過量が少ない箇所では浚渫用ポンプを過大に設置することがない。
また浚渫装置において漂砂の通過量が多い箇所は浚渫用ポンプの設置位置を深くし、漂砂の通過量が少ない箇所は浚渫用ポンプの設置位置を浅くしたことにより、平面的に漂砂の通過量の多い箇所ではサンドポケットの幅が大きくなるので、漂砂を通過させることなく、漂砂を効率よくサンドポケット内に取り込んで効率よく浚渫することができる。
また設置間隔または設置深さを変えた浚渫用ポンプを千鳥配置したことにより、さらにサンドポケット上を通過する漂砂を効率よくサンドポケット内に取り込んで効率よく浚渫することができる。
また設置間隔または設置深さを変えた浚渫用ポンプが設置された間にサンドポケットの法肩を崩壊させる崩壊用ジェットノズルが設置されたことにより、平面的に浚渫の範囲を広げることができるので、サンドポケット上を通過する漂砂を効率よくサンドポケット内に取り込んで、さらに効率よく浚渫することができる。
また設置間隔または設置深さを変えた浚渫用ポンプや、設置間隔または設置深さを変えて千鳥配置にした浚渫用ポンプの噴流パイプを環状にして、その内側にジェットノズルを設けた(三次元的な位置)ことにより、浚渫によって形成されるサンドポケットの底面積が広がるので、さらに効率的な浚渫をすることができる。
また設置間隔または設置深さを変えた浚渫用ポンプや、設置間隔または設置深さを変えて千鳥配置にした浚渫用ポンプの噴流パイプを下側に伸ばして多方向に向いたジェットノズルを設けたことにより、サンドポケットの液状化範囲を拡大することができるので、サンドポケットを大きくして、さらに効率的な浚渫をすることができる。
以下、本発明の浚渫用ポンプおよび浚渫装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。はじめに、浚渫用ポンプについて説明し、その後に、この浚渫用ポンプを使用した浚渫装置について説明するが、各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明する。
図1および図2は、第1の実施の形態の浚渫用ポンプ1を示したものである。この浚渫用ポンプ1は、U字形に折り曲げられた先端部2にエジェクタノズル3を備えた高圧水噴射パイプ4と、前記エジェクタノズル3が吸引口内5に位置し、この吸引口内5への高圧水の噴射によって周囲の水を吸い込む吸引パイプ6と、上記エジェクタノズル3と吸引口5との下方に位置した環状の噴流パイプ7とから構成されている。
この高圧水噴射パイプ4と噴流パイプ7とは吸引パイプ6を挟むような箇所に対向設置され、これらが二本の連結材8で接続されている。また、この高圧水噴射パイプ4と噴流パイプ7には途中で二つに分岐した給水管9が接続され、該給水管9に設置された遠心ポンプ10によってが高圧水が給水されるようになっている。
また土砂水を圧送する排砂管6は横移動用の樋11に接続され、この樋11がスラリーピット13に接続されている。またU字状に折り曲げられて上側を向いた高圧水噴射パイプの先端部2が吸引パイプ6の真下に位置し、先端のエジェクタノズル3が吸引パイプ6のスカート部14における吸引口5内に位置している。このスカート部14はのど部15を介して拡散部16に接続され、その内側には、下側が広くかつ上側に向かって狭く形成された吸引部17が取外自在に設置されている。
一方、吸引口5の下側に位置した噴流パイプ7は平面円形の環状に形成され、分岐した一方の給水管9が接続されている。また噴流パイプ7は環状の中心点と吸引口5の中心点とが一致したジェットノズル18が吸引口5に向かってに設置されて攪拌された砂が吸引口5側に噴き上げられるようになっている。このジェットノズル18は噴流パイプ7の内周面における同心円上ではなく、上下方向にずらして設けることもできる。
したがって、高圧水噴射パイプ4に給水管9から遠心ポンプ10で高圧水が給水されると、これがエジェクタノズル3から吸引口5に噴流され、この噴流によりスカート部14内が負圧となって周りの水が吸引口5から吸い込まれる。一方、噴流パイプ7に給水管9から遠心ポンプ10で高圧水が給水されると、これが噴流パイプ7のジェットノズル18から吸引口5側に噴流されて砂などを噴き上げて、吸引口5から吸い込まれる。そして、この吸引口5から吸い込まれた土砂水は排砂管6を通して上方の樋11まで上げられ、これを通してスラリーピット13に送られ、ここから圧送ポンプ12によって所定の場所までに配送される。
また図3は、この浚渫用ポンプ1の浚渫によって形成されたサンドポケット19、20を示したものであり、通常の浚渫用ポンプを海底地盤から10mの深さに設置して安息角が45°の場合、サンドポケット19の容量は1,047m3になる。しかし、この状態から堆積砂の液状化範囲を浚渫用ポンプ1で直径にして1m増加させた場合、サンドポケット20の容量は1,212mに増加する。このときエジェクタノズル3の設置深さは変わらないので、基本的に供給エネルギーを変えることなく浚渫の効率を上げることができる。
なお、噴流パイプ7は、上記のように平面円形に限らず、楕円形、多角形のいずれであってもよい。
また図4は、第2の実施の形態の浚渫用ポンプ21を示したものである。この浚渫用ポンプ21は、L字形の給水管9の先端部に噴流パイプ7を下側に伸ばし、ここに複数の方向に向いたジェットノズル18を設けたものであり、これ以外は上記の第1の実施の形態の浚渫用ポンプ1と同じ構成である。この噴流パイプ7の中心軸とエジェクタノズル3の中心点とを一致させて垂直状に設けたので、サンドポケットの深さを容易に拡大することができる。またジェットノズル18は下方き、上向き、斜め上向きおよび横向きなどの様々な方向を向いて設置されているため、堆積砂の液状化を効果的に行うことができる。
また図5は、上記の浚渫用ポンプ21の浚渫によって形成されたサンドポケット22、23を示したものであり、通常の浚渫用ポンプを海底地盤から10mの深さに設置して安息角が45°の場合、サンドポケット22の容量は1,047mになる。しかし、この状態から堆積砂の液状化範囲を浚渫用ポンプ21で深さにして1m増加させた場合、サンドポケット23の容量は1,394mに増加する。このときエジェクタノズル3の設置深さは変わらないので、基本的に供給エネルギーを変えることなく浚渫の効率を上げることができる。
また図6〜図8は、第1の実施の形態の浚渫装置25を示したものである。この浚渫装置25は、図6に示すように、上手側に堆積した砂26を排砂管39で下手側に移動する、いわゆるサンドバイパス工法に適用するものであり、砂が堆積された箇所27に設置される。このように海岸線に直行する方向に港湾、漁港、あるいは突堤などの遮蔽物28があると、沿岸漂砂により波の卓越方向に対する上手側では砂27が堆積し、下手側では浸食される。
この浚渫装置25は、砂が堆積した箇所27に設置された桟橋29と、この桟橋29から海底の堆砂部30に吊り下げられた複数の浚渫用ポンプ31と、該浚渫用ポンプ31に遠心ポンプ32で高圧水を圧送する給水管33と、浚渫用ポンプ31で採取した土砂水を配送する排砂管39とから構成されている。
この浚渫用ポンプ31は、U字形に折り曲げられた先端部35にエジェクタノズル36を備えた高圧水噴射パイプ37と、前記エジェクタノズル36が吸引口38に向かって位置し、この吸引口38への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管39と、上記吸引口38の下方に位置した噴流パイプ40とから構成され、この高圧水噴射パイプ37と噴流パイプ40には途中で二つに分岐した給水管33が接続され、該給水管33に設置された遠心ポンプ32によってが高圧水が給水される。
この二つに分岐した給水管33には浚渫用ポンプ31側に向かって順に自動バルブ41、流量計42および圧力計43がそれぞれ設置され、これらがコントロール室のパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)44と電気的に接続されて、ここからの信号によって自動バルブ41が自動開閉するようになっている。
一方、排砂管39は上方の樋34に接続され、この樋34がスラリーピット45につながれ、このスラリーピット45が圧送ポンプ46に接続されている。また排砂管39にも圧力計43、流量計42、密度計47がそれぞれ設置され、これらも上記のパソコン44と電気的に接続されている。
また、浚渫用ポンプ31は、図8に示すように、千鳥配置に設置されて、各サンドポケット48が平面的に重なり合うように設置されたことにより、サンドポケット48の幅の狭い部分がなくなって幅広の部分49が増えるとともに、サンドポケット49の浅い部分も減って深い部分50が多くなるので、サンドポケット48上を通過する漂砂51をサンドポケット48内へ確実に取り込むことができ、効率のよい浚渫をすることができる。
また図9は、第2の実施の形態の浚渫装置52を示したものである。この浚渫装置52は、漂砂51の通過量が多い箇所53の浚渫用ポンプの設置間隔54を小さくし、漂砂の通過量が少ない箇所55の浚渫用ポンプの設置間隔54を大きくしたものであり、これ以外は上記の第1の実施の形態の浚渫装置25と同じ構成である。このことにより、漂砂の通過量の多い箇所53は隣接したサンドポケット48との重なり合いが大きくなって、サンドポケット48の幅が狭くて深度の浅い部分がなくなり、幅広で深度の深い部分49が増えるので、サンドポケット48上を通過する漂砂51をサンドポケット48内に多く取り込んで効率よく浚渫することができる。一方、漂砂の通過量が少ない箇所55では浚渫用ポンプ31を過大に設置しないので、効率的な設計をすることができる。
また図10は、第3の実施の形態の浚渫装置56を示したものである。この浚渫装置56は、漂砂の通過量が多い箇所53は浚渫用ポンプ31の設置位置を深くし、漂砂の通過量が少ない箇所55は浚渫用ポンプ31の設置位置を浅くしたものであり、これ以外は第1の実施の形態の浚渫装置25と同じ構成である。このことにより、漂砂の通過量の多い箇所53はサンドポケット48が大きくなって隣接したサンドポケット48との重なり合いも大きくなるので、サンドポケット48上を通過する漂砂51をサンドポケット48内に多く取り込んで効率よく浚渫することができる。一方、漂砂の通過量が少ない箇所55では浚渫用ポンプ31を過大に設置しないので、効率的な設計をすることができる。
また、第2および第3の実施の形態の浚渫装置52、56における浚渫用ポンプ31を千鳥配置に設置することもできる(図示せず)。このように各サンドポケット48が平面的に重なり合ったことにより、サンドポケットの幅の狭い部分がなくなり幅広の部分49が増えるとともに、サンドポケットの浅い部分も減って深い部分50が多くなるので、サンドポケット48上を通過する漂砂51をサンドポケット48内に確実に取り込むことができ、効率のよい浚渫をすることができる。
また図11は、第4の実施の形態の浚渫装置57である。この浚渫装置57は、サンドポケットの法肩58を崩壊させる崩壊用ジェットノズル59が千鳥配置された浚渫用ポンプ31間に設置されたものであり、これ以外は第1の実施の形態の浚渫装置25と同じ構成である。この崩壊用ジェットノズル59によって、堆積砂の液状化範囲が広がるので、サンドポケット48上を通過する漂砂51を効率よくサンドポケット48内に取り込んで、さらに効率のよい浚渫することができる。
なお、第2および第3の実施の形態の浚渫装置52、56のように設置間隔54または設置深さを変えた浚渫用ポンプ31間に崩壊用ジェットノズル59を設置することもできる。このことにより、平面的に浚渫の範囲を広げることができるので、サンドポケット48上を通過する漂砂51を効率よくサンドポケット48内に取り込んで、さらに効率よく浚渫することができる。
また、上記の第1〜4の実施の形態の浚渫装置25、52、56、57やその他の浚渫装置に、上記の第1または第2の実施の形態の浚渫用ポンプ1、21を設置することができる。この浚渫用ポンプ1、21を設置することにより、エジェクタノズル3の設置深さを変えずに、すなわち基本的に供給エネルギーを変えることなくサンドポケット48の容量を増やすことができるので浚渫の効率を上げることができる。
第1の実施の形態の浚渫用ポンプの断面図である。 第1の実施の形態の浚渫用ポンプの斜視図である。 サンドポケットの概念図である。 第2の実施の形態の浚渫用ポンプの正面図である。 サンドポケットの概念図である。 第1の実施の形態の浚渫装置の平面的な概念図である。 第1の実施の形態の浚渫装置の立体的な概念図である。 (1)は浚渫用ポンプを千鳥配置した斜視図、(2)は同平面図である。 (1)は浚渫用ポンプの設置間隔を変えた断面図、(2)は同平面図である。 (1)は浚渫用ポンプの設置深さを変えた断面図、(2)は同平面図である。 (1)は千鳥配置の浚渫用ポンプ間に崩壊用ジェットノズルを設置した斜視図、(2)は同平面図である。 従来の浚渫用ポンプの斜視図である。 従来の浚渫装置であり、(1)は断面図、(2)は平面図、(3)および(4)はサンドポケットの断面図である。
符号の説明
1、21、31、60、71 浚渫用ポンプ
2、35、61 先端部
3、36、62 エジェクタノズル
4、37、63 高圧水噴射パイプ
5、36、64 吸引口
6、39、65、73 排砂管
7、40、67 噴流パイプ
8 連結材
9、33、72 給水管
10、32 遠心ポンプ
11、34 樋
12、46 ポンプ
13、45 スラーリピット
14 スカート部
15 のど部
16 拡散部
17 吸引部
18、66 ジェットノズル
19、20、22、23、48、74 サンドポケット
25、52、56、57、68 浚渫装置
26 土砂水
27 砂が堆積された箇所
28 遮蔽物
29、69 桟橋
30、70 堆砂部
41 自動バルブ
42 流量計
43 圧力計
44 パソコン
47 密度計
49、76 幅の広い部分
50 深い部分
51、75 漂砂
53 通過量の多い箇所
54 設置間隔
55 通過量の少ない箇所
58 法肩
59崩壊用ジェットノズル

Claims (11)

  1. 上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した環状の噴流パイプとから構成され、該噴流パイプにはジェットノズルが適宜間隔ごとに設けられたことを特徴とする浚渫用ポンプ。
  2. 噴流パイプのジェットノズルは吸引口に向かって設置されたことを特徴とする請求項1に記載の浚渫用ポンプ。
  3. 噴流パイプは平面円形、楕円形、多角形のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の浚渫用ポンプ。
  4. 上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した下側に伸びた噴流パイプとから構成され、該噴流パイプには多方向に向いてジェットノズルが設けられたことを特徴とする浚渫用ポンプ。
  5. 砂が堆積した箇所に設置された桟橋と、この桟橋から海底の堆砂部に吊り下げられた複数の浚渫用ポンプと、該浚渫用ポンプに遠心ポンプで高圧水を圧送する給水管と、浚渫用ポンプで採取した土砂水を配送する排砂管とからなり、前記浚渫用ポンプが千鳥配置されたことを特徴とする浚渫装置。
  6. 砂が堆積した箇所に設置された桟橋と、この桟橋から海底の堆砂部に吊り下げられた複数の浚渫用ポンプと、該浚渫用ポンプに遠心ポンプで高圧水を圧送する給水管と、前記浚渫用ポンプで採取した土砂水を配送する排砂管とからなり、漂砂の通過量が多い箇所は浚渫用ポンプの設置間隔を小さくし、漂砂の通過量が少ない箇所は浚渫用ポンプの設置間隔を大きくしたことを特徴とする浚渫装置。
  7. 砂が堆積した箇所に設置された桟橋と、この桟橋から海底の堆砂部に吊り下げられた複数の浚渫用ポンプと、該浚渫用ポンプに遠心ポンプで高圧水を圧送する給水管と、前記浚渫用ポンプで採取した土砂水を配送する排砂管とからなり、漂砂の通過量が多い箇所は浚渫用ポンプの設置位置を深くし、漂砂の通過量が少ない箇所は浚渫用ポンプの設置位置を浅くしたことを特徴とする浚渫装置。
  8. 浚渫用ポンプは千鳥配置されたことを特徴とする請求項6または7に記載の浚渫装置。
  9. 浚渫用ポンプが設置された間にサンドポケットの法肩を崩壊させる崩壊用ジェットノズルが設置されたことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の浚渫装置。
  10. 浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した環状の噴流パイプとから構成され、該噴流パイプにはジェットノズルが適宜間隔ごとに設けられたことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の浚渫装置。
  11. 浚渫用ポンプは、上側に折り曲げられた先端部にエジェクタノズルを備えた高圧水噴射パイプと、前記エジェクタノズルが吸引口の近傍に位置し、この吸引口内への高圧水の噴射によって周囲の土砂水を吸い込んで配送する排砂管と、前記吸引口の下方に位置した下側に伸びた噴流パイプとから構成され、該噴流パイプには多数のジェットノズルが設けられたことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の浚渫装置。
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