JP2006190656A - 通気部材とこれを用いた通気筐体および電装部品 - Google Patents

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    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S45/00Arrangements within vehicle lighting devices specially adapted for vehicle exteriors, for purposes other than emission or distribution of light
    • F21S45/30Ventilation or drainage of lighting devices

Abstract

【課題】引き抜き強度と追従性(シール性)とが両立可能な通気部材と、上記通気部材を用いた通気筐体および電装部品とを提供する。
【解決手段】筐体の開口部に固定された状態で、開口部を通過する気体が透過する通気膜と、通気膜を支持する筒状の支持体とを含み、支持体が、開口部に固定された状態で筐体と接する第1の樹脂部と、第1の樹脂部を構成する材料よりも弾性率が大きい材料から構成される第2の樹脂部とを含み、支持体の横断面の少なくとも一部において、第1の樹脂部と第2の樹脂部とが積層されている通気部材とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電装部品などの筐体に固定され、筐体の内部と外部との通気を確保するとともに、筐体の内部への異物の侵入を抑制する通気部材と、上記通気部材が固定された通気筐体および電装部品とに関する。
従来、ランプ、圧力センサー、ECU(Electrical Control Unit)などの車両用電装部品や、携帯電話、カメラなどの電気製品の筐体に、筐体の内部と外部との通気を確保するとともに、筐体の内部への異物の侵入を抑制する通気部材が取り付けられている。このような通気部材を筐体に取り付けることによって、筐体の内部への水や塵芥などの侵入を防ぎながら、温度変化に伴う筐体内部の圧力変動を緩和したり、筐体の内部と外部との間で音を伝達したり、筐体の内部で発生したガスを外部に放出したりできる。
このような通気部材の一例は、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている通気部材101は、図20に示すように、端面に通気膜102が配置された筒状の支持体103と、通気膜102を覆うように支持体103に嵌装された有底の保護カバー104とを備えている。通気部材101は、筐体105の開口部106を覆うように筐体105に固定される。このとき、開口部106の外径より小さい内径を有する支持体103を用いれば、支持体103が引き延ばされることによって生じる弾性力を利用し、通気部材101を筐体105に固定できる。当該公報には、支持体103の材料として、エラストマーが例示されている。
特開2001−143524号公報
筐体からの通気部材の抜けを防止する、即ち、引き抜き強度の向上のためには、支持体の弾性率が大きいことが好ましい。しかし、弾性率が過度に大きくなると、支持体が開口部の表面に存在する凹凸に追従できず、筐体と通気部材との間のシール性の確保が困難となる。通気部材のシール性を保ったまま引き抜き強度を向上させるためには、従来よりも、支持体の肉厚を大きくしたり、開口部の外径に対する支持体の内径の比を小さくしたりすればよい。
しかし、支持体の肉厚を大きくすると、通気部材としてのサイズが大きくなるため、通気部材を固定する筐体のパッケージングに影響を与えることがある。なかでも、小型化が求められる電装部品への影響が大きい。開口部の外径に対する支持体の内径の比を小さくすると、通気部材としてのサイズは維持できるものの、支持体の端面に固着されている通気膜の通気面積が減少し、通気特性に影響がある。また、筐体に固定する際の支持体の変形量が大きくなるため、支持体に支持されている通気膜が変形することがある。
そこで本発明は、従来にない構成を有する支持体を備えることによって、引き抜き強度と追従性(シール性)とが両立可能な通気部材と、上記通気部材を用いた通気筐体および電装部品とを提供することを目的とする。
本発明の通気部材は、筐体の開口部に固定された状態で、前記開口部を通過する気体が透過する通気膜と、前記通気膜を支持する筒状の支持体とを含んでいる。前記支持体は、前記開口部に固定された状態で前記筐体と接する第1の樹脂部と、前記第1の樹脂部を構成する材料よりも弾性率が大きい材料から構成される第2の樹脂部とを含んでいる。前記支持体の横断面の少なくとも一部において、前記第1の樹脂部と前記第2の樹脂部とが積層されている。
本発明の通気筐体は、通気部材が固定された開口部を有し、前記通気部材が、上記本発明の通気部材である。
本発明の電装部品は、筐体を備える電装部品であって、上記通気部材が前記筐体の開口部に固定されている。
本発明によれば、弾性率が互いに異なる2以上の樹脂材料を含む支持体を備えることにより、通気部材の引き抜き強度と追従性(シール性)とを両立できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明において、同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
本発明の通気部材の一例を図1に示す。図1に示す通気部材1は、通気膜3と、通気膜3を支持する筒状の支持体2とを備えている。支持体2は、筐体51の開口部52を覆うように、開口部52に固定されている。図2に示すように、支持体2は、開口部52に固定された状態で筐体51の開口部52と接する第1の樹脂部4と、第1の樹脂部4を構成する材料よりも弾性率が大きい材料から構成される第2の樹脂部5とを備えている。第1の樹脂部4および第2の樹脂部5は、支持体2の横断面の全周にわたって積層されている。図2は、図1に示す支持体2の横断面を示す断面図であり、「横断面」とは、支持体2をその中心軸に垂直な面で切断した面のことである。
通気部材1では、支持体2における筐体51との接触部に、相対的に弾性率が小さい樹脂材料Aから構成された第1の樹脂部4が配置されている。このため、筐体51における通気部材1が固定される面(固定面)に対する支持体2の追従性の低下を抑制でき、通気部材1のシール性を確保できるとともに、筐体51の防水性や防塵性の低下を抑制できる。また通気部材1では、樹脂材料Aとともに、相対的に弾性率が大きい樹脂材料Bを用いて、支持体2が構成されている。このため、弾性率が小さい樹脂材料のみを用いて支持体が構成される場合に比べて、支持体2の弾性力が増大し、引き抜き強度を確保できる。引き抜き強度の確保により、筐体からの通気部材の脱落を抑制できる。こうして、支持体2の肉厚を増大したり、開口部52の外径に対する支持体2の内径の比をより小さくしたりすることなく、引き抜き強度と追従性(シール性)とを両立させた通気部材とすることができる。また通気部材1では、筐体51に固定する際の支持体2の変形量を低減できるため、通気膜3の変形を抑制できる。
第1の樹脂部4を構成する材料(樹脂材料A)の弾性率、および、第2の樹脂部5を構成する材料(樹脂材料B)の弾性率は、樹脂材料Aの弾性率が樹脂材料Bの弾性率よりも小さい限り特に限定されず、支持体2として必要な特性に応じて任意に設定すればよい。例えば、樹脂材料Bの弾性率が、曲げ弾性率で、1×108N/m2〜50×108N/m2程度の範囲であればよく、樹脂材料Aの曲げ弾性率が、樹脂材料Bの曲げ弾性率の5〜80%程度の範囲であればよい。
樹脂材料Aは、通気部材1のシール性を確保できる限り特に限定されず、例えば、ゴムや熱可塑性樹脂を用いればよい。成型性の観点からは、熱可塑性樹脂を用いることが好ましく、例えば、オレフィン系、スチレン系、ウレタン系、エステル系、アミド系、塩ビ系などの各種の熱可塑性エラストマー、または、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアセタール、ポリスルホン、ポリアクリル、ポリフェニレンサルフィドなどの各種の熱可塑性樹脂、あるいは、これらの複合材を用いればよい。なかでも、シール性をより確保できる観点から、樹脂材料Aとして熱可塑性のエラストマーを用いることが好ましい。樹脂材料Bは、樹脂材料Aよりも弾性率が大きい限り特に限定されず、樹脂材料Aと同様の材料を用いればよい。
支持体2の構造は、開口部52に固定された状態で筐体51(筐体51の開口部52)と接するように第1の樹脂部4が配置されており、かつ、横断面の少なくとも一部において第1の樹脂部4と第2の樹脂部5とが積層されている限り、換言すれば、支持体2の横断面を見たときに、第1の樹脂部4と第2の樹脂部5とが支持体2の径方向に重なり合って配置されている部分が存在する限り、特に限定されない。
例えば、図2に示すように、横断面において、リング状の第1の樹脂部4および第2の樹脂部5が積層された支持体2であってもよい。このような支持体2は、横断面の全周にわたって第1の樹脂部4と第2の樹脂部5とが積層された構造を有している。また、図3に示すように、横断面において、周方向の一部が欠けた形状(C字状)を有する第2の樹脂部5と、この欠けた部分に嵌合する部分(凸部)を有する第1の樹脂部4とが積層された支持体2であってもよい。このような支持体2は、横断面の一部において、第1の樹脂部4と第2の樹脂部5とが積層された構造を有している。引き抜き強度をより安定的に確保する観点からは、横断面の全周にわたって第1の樹脂部4と第2の樹脂部5とが積層されていることが好ましい。
横断面の一部において、第1の樹脂部4と第2の樹脂部5との間に空間が形成されていてもよく、例えば、図4に示すように、第2の樹脂部5の内周面の一部に形成された凹部により、第1の樹脂部4と第2の樹脂部5との間に空間12が形成された支持体2であってもよい。樹脂材料Aおよび/または樹脂材料Bの種類によっては、空間12の形成により、通気部材1としての引き抜き強度とシール性とのバランスをより詳細に制御できる。このような空間12は、第1の樹脂部4の外周面および/または第2の樹脂部5の内周面の一部に凹部および/または凸部を形成することにより、形成すればよい。図4に示す支持体2は、横断面の一部において、第1の樹脂部4と第2の樹脂部5とが積層された構造を有している。
支持体2は、そのすべての横断面において、上述した条件を満たす必要はない。図5に示す通気部材1における支持体2は、横断面A−A’、B−B’およびC−C’のうち、横断面B−B’においてのみ上述の条件を満たしているが、このような支持体2であっても、引き抜き強度とシール性とを両立できる。
図1〜図5に示す支持体2では、第1の樹脂部4および第2の樹脂部5が、それぞれ1層ずつ積層されているが、第1の樹脂部4および第2の樹脂部5を積層する数は特に限定されない。また、支持体2は、第1の樹脂部4および第2の樹脂部5以外の樹脂部を含んでいてもよく、図6に示すように、横断面において、リング状の第1の樹脂部4、第2の樹脂部5および第3の樹脂部6が、順に積層された支持体2であってもよい。このとき、例えば、第3の樹脂部6を構成する材料を、第1の樹脂部4を構成する材料と同一とすることなどにより、第3の樹脂部6を構成する材料の弾性率を、第2の樹脂部5を構成する材料の弾性率よりも小さくすれば、後述する保護カバーの配置をより確実に行うことができる。第1の樹脂部4および第2の樹脂部5以外の樹脂部は、両樹脂部4および5の間に介在させてもよい。
支持体2の形状は、筒状である限り特に限定されず、図1に示すような円筒状であってもよいし、楕円筒状や角筒状であってもよい。外周の形状と内周の形状とが異なっていてもよく、図7に示すように、外周が円筒状、内周が角筒状の支持体2であってもよい。図7に示す支持体2は、角筒状の開口部52に固定できる。
図8および図9に示すように、外周に凸部7が形成された支持体2であってもよい。凸部7によって、例えば、後述する保護カバーを支持できる。凸部7は、図8に示すように、第2の樹脂部5に形成されていてもよいし、図9に示すように、第3の樹脂部6に形成されていてもよい。凸部7が第3の樹脂部6に形成されている場合、例えば、第3の樹脂部6を構成する材料を、第1の樹脂部4を構成する材料と同一とすることなどにより、第3の樹脂部6を構成する材料の弾性率を、第2の樹脂部5を構成する材料の弾性率よりも小さくすることが好ましい。凸部7の形状および個数などは、特に限定されない。
支持体2のサイズは特に限定されず、通気部材1として必要な特性に応じて任意に設定すればよい。
開口部52に対する通気部材1の固定方法は特に限定されない。開口部52を覆うように通気部材1を固定してもよいし、開口部52の中に挿入して通気部材1を固定してもよい。開口部52を覆うように通気部材1を固定する場合、図2に示すような、内側の層に第1の樹脂部4が配置された支持体2を用いればよい。このような支持体2を用いた通気部材1は、図10に示すように、開口部52を覆うように筐体51に固定できる。このとき、開口部52の外径よりも、支持体2の内径が若干小さいことが好ましい。
開口部52の中に挿入して通気部材1を固定する場合、図11に示すように、外側の層に第1の樹脂部4が配置された支持体2を用いればよい。このような支持体2を用いた通気部材1は、図12に示すように、開口部52の中に挿入して筐体51に固定できる。このとき、開口部52の内径よりも、支持体2の外径が若干大きいことが好ましい。
支持体2の作製方法は特に限定されず、例えば、射出成形、チューブ押出成形などの手法を用いて作製できる。射出成形法では、一体成形、二色成形(または多色成形)あるいは二重成形(または多重成形)により、弾性率が互いに異なる樹脂部を組み合わせた積層体を形成できる。一体成形を用いる場合、例えば、最初に内側の層となる樹脂部を成形し、成形した樹脂部を型に充填した後に、外側の層となる樹脂部を成形すればよい。
チューブ押出成形法では、二重押出(または多層押出)により成形した、弾性率が互いに異なる樹脂部からなる多層のチューブを、所定の長さに切断することによって支持体2を作製できる。
また例えば、別々に成形した第1の樹脂部4と第2の樹脂部5とを積層し、支持体2を作製してもよい。具体的には、例えば、外側の層となる樹脂部に、内側の層となる樹脂部を挿入すればよい。このとき、内側の層となる樹脂部の外径を、外側の層となる樹脂部の内径よりも若干大きくすることによって、作製した支持体2の変形を抑制できる。
通気膜3の材料や構造などは、気体の透過量を確保できる限り特に限定されない。例えば、織布や不織布、ネット、多孔体、発泡体を含む通気膜3とすればよい。なかでも、撥水性(防水性)や耐熱性、耐薬品性などの観点から、フッ素樹脂の多孔体を含む通気膜3が好ましい。フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)などを用いればよい。なかでも小面積で通気性が維持でき、筐体内部への水や塵芥などの異物の侵入を抑制する機能が高い延伸PTFE多孔体を用いることが好ましい。通気膜3にフッ素樹脂の多孔体を用いる場合、防水性の観点から、多孔体の平均孔径は0.01μm〜10μm程度の範囲であることが好ましい。このような多孔体は、延伸法や抽出法など、一般的な多孔体形成法によって得ることができる。
通気膜3に補強層を積層してもよい。補強層の材料や構造などは特に限定されないが、通気膜3よりも通気性に優れる補強層が好ましい。補強層には、例えば、織布、不織布、メッシュ、ネット、スポンジ、フォーム、多孔体などを用いればよい。補強層の材料には、樹脂や金属を用いればよく、必要な特性に応じて任意に選択すればよい。なお、補強層は、通気膜3と単に重ね合わせるだけでもよく、互いに接合してもよい。接合は、例えば、接着剤ラミネート、熱ラミネート、加熱溶着、超音波溶着などの手法を用いて行えばよい。通気膜3に積層する補強層の数は、特に限定されない。
通気膜3には、撥水処理、撥油処理などの撥液処理がなされていてもよい。撥液処理は、例えば、表面張力の小さい物質を通気膜3に塗布し、乾燥した後にキュアすることによって行えばよい。撥液処理に用いる撥液剤は、通気膜の表面張力よりも小さい表面張力を有する被膜を通気膜の表面に形成できる限り特に限定されず、例えば、パーフルオロアルキル基を有する高分子材料を含む溶液を用いればよい。通気膜3への撥液剤の塗布は、含浸法やスプレー法を用いればよい。
通気膜3の通気度は、通気部材1として必要な特性に応じて任意に設定すればよい。なかでも、ガーレー数で1000秒以下であることが好ましく、100秒以下であることがより好ましい。なお、ガーレー数の下限は特に限定されず、例えば、0.05秒以上であればよい。ガーレー数は、JIS P 8117(1998)の規定に基づいて求めればよく、必要に応じて、JIS L 1096(1999)の規定に基づいて求めたフラジール通気度から換算し、求めてもよい。
支持体2における通気膜3が配置される位置は、特に限定されない。通気膜3を支持体2の端面に配置すると、製造が容易となる。
通気膜3は、例えば、加熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着などの手法を用いて、支持部2に固着すればよい。簡便性の観点からは、加熱溶着または超音波溶着を用いることが好ましい。通気膜3に補強層を積層する場合には、補強層と支持体2とを固着し、固着時の通気膜3へのダメージを最小限に抑制してもよい。なお、通気膜3に高い撥液性が必要である場合、通気部材1を筐体51に固定した時に、撥液性が大きい面が筐体の外側に面するように、通気膜3を固着すればよい。
また、支持体2を成形する際に、通気膜3と一体成形してもよい。
本発明の通気部材1の別の一例を、図13に示す。図13に示す通気部材1は、通気膜3を覆う有底の保護カバー8をさらに含んでおり、保護カバー8は、通気膜3と保護カバー8との間に空間が存在し、通気経路11が確保されるように、支持体2によって支持されている。保護カバー8によって、飛石、塵芥、水などの外部からの異物が通気膜3に接触し難くなるため、通気膜3の破損などを防止できる。
保護カバー8の支持方法は特に限定されない。図13に示す通気部材1では、保護カバー8の内周に凸部9が形成されており、凸部9と支持体2とが接することによって、保護カバー8が支持体2に固定されている。このとき、支持体2における、凸部9と接する樹脂部(保護カバー8を支持する樹脂部)を構成する材料の弾性率が、第2の樹脂部5を構成する材料の弾性率よりも小さいことが好ましい。保護カバー8をより確実に固定できる。内周に凸部9が形成された保護カバー8の一例を、図14に示す。
図15に示す通気部材1では、保護カバー8は、支持体2の外周に形成された凸部7によって支持され、固定されている。このとき、上述したように、凸部7が形成された樹脂部(保護カバー8を支持する樹脂部)を構成する材料の弾性率が、第2の樹脂部5を構成する材料の弾性率よりも小さいことが好ましい。
このように、保護カバー8の内周、および/または、支持体2の外周に凸部を形成し、保護カバー8を固定できるが、保護カバー8をより確実に固定するためには、2以上、より好ましくは3以上の凸部が、保護カバー8の内周、および/または、支持体2の外周に形成されていることが好ましい。
図14および図16に示すように、保護カバー8の底部の内面に、突き当て部10が形成されていてもよい。突き当て部10によって、保護カバー8の位置を決定でき、より確実に通気経路11を確保できる。突き当て部10の個数や形状は特に限定されないが、通気経路11をより確実に確保するためには、2以上、より好ましくは3以上の突き当て部10が形成されていることが好ましい。
通気部材1が、通気膜3を覆う有底の保護カバー8と、図4に示すような、第1の樹脂部4と第2の樹脂部5との間に空間12が形成された支持体2とを備える場合、空間12の形状によっては、空間12を通気経路とすることができる。このような通気部材の一例を図17に示す。図17に示す通気部材1では、支持体2の一方の端面から他方の端面まで貫通する空間12が支持体2に形成されており、空間12は、通気部材1における通気経路11の一部を構成している。このような通気部材1では、空間12の通気面積によっては、支持体2の外周面と保護カバー8の内周面とを全周にわたって密着することができ、この場合、使用時における保護カバー8の脱落が抑制できる。
本発明の通気部材1の別の一例を、図18に示す。図18に示す通気部材1は、第1の樹脂部4と第2の樹脂部5との間に、支持体2の一方の端面から他方の端面まで貫通する空間12が形成された支持体2を備えている。また、通気部材1は、第2の樹脂部5と一体化された保護カバー8を備えている。このような通気部材1では、空間12を通気経路11の一部とすることができるとともに、第1の樹脂部4と保護カバー8とが一体化されているため、使用時における保護カバー8の脱落が抑制できる他、さらなる小型化が可能である。
保護カバー8の形状は特に限定されず、外部からの異物が通気膜3に接触し難くなる限り、保護カバー8の底部に貫通孔が形成されていてもよい。貫通孔が形成されている場合、通気特性を向上できる。織布、不織布、ネットなどからなる防護層が、貫通孔の開口部に配置されていてもよく、この場合、通気特性が向上しつつさらに、通気膜3への異物の接触の可能性をより低減できる。保護カバー8における貫通孔の有無は、通気部材1が用いられる環境に応じて任意に設定すればよく、環境によっては、貫通孔が形成されていない保護カバー8を用いることが好ましい。保護カバー8は、例えば、樹脂や金属などを用いて形成すればよい。
次に、本発明の通気筐体および電装部品について説明する。
本発明の通気筐体および電装部品は、本発明の通気部材1が、筐体の開口部に固定されていることを特徴としている。上述したように、本発明の通気部材1では、弾性率が互いに異なる2以上の樹脂材料を含む支持体を備えることによって、引き抜き強度と追従性(シール性)とを両立できる。このため、例えば、支持体の肉厚を増大したり、開口部の外径に対する支持体の内径の比を小さくしたりした通気部材に比べて、小型化および/または通気特性の向上が可能である。従って、本発明の通気筐体および電装部品は、例えば、通気部材による通気特性を確保した上で、パッケージングの自由度が向上した通気筐体および電装部品とすることができる。
本発明の通気部材を固定した通気筐体および電装部品の種類は、特に限定されない。例えば、ヘッドランプ、リアランプ、フォグランプ、ターンランプ、バックランプ、モーターケース、圧力センサー、圧力スイッチ、ECUなどの電装部品や、携帯電話、カメラ、電気カミソリ、電動歯ブラシ、ランプなどの電気製品の筐体などが挙げられる。筐体に固定される通気部材の個数は特に限定されず、筐体における2以上の面や同一の面に、2以上の通気部材が固定されていてもよい。
図19Aおよび図19Bに、本発明の通気筐体(電装部品)の一例を示す。図19Aに示すECU61は、図19Bに示すように、その筐体を構成する一方の部材62の開口部に、本発明の通気部材1が固定されている。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は、以下に示す実施例に限定されない。
本実施例では、図2に示す円筒状の支持体を成形し、成形した支持体の端面に通気膜を固着して、図1および図13に示す通気部材を作製した。その後、作製した通気部材について、引き抜き強度およびシール性の評価を行った。最初に、各評価方法を示す。
−引き抜き強度の評価方法−
最初に、作製した通気部材の支持体の内部に、ポリプロピレン製の円柱体(外径:8mm)を、挿入深さが8mmになるまで挿入した。その後、引張試験機を用いて、支持体から円柱体を引き抜き(引き抜き速度:50mm/分)、その際に発生する力の最大値を引き抜き強度とした。
−シール性の評価方法−
通気部材のシール性の評価は、シャワーテストを用いて行った。具体的には、作製した通気部材を、筐体(内容積:500cm3)の開口部(外径:8mm、内径:5mm、高さ:10mm)を覆うように固定した後に、水を1リットル毎分の水量で5分間噴霧し、筐体内部への水の侵入の有無を確認した。
次に、本実施例で用いた各サンプルの作製方法を示す。
−サンプル1−
最初に、円筒状の第1の樹脂部を、熱可塑性エラストマー(三井化学社製:ミラストマー6030、曲げ弾性率:4.4×108N/m2)を用い、射出成形法により成形した。次に、成形した第1の樹脂部を型に充填し、高密度ポリエチレン(チッソ社製:J110K、曲げ弾性率:9.8×108N/m2)を用い、第1の樹脂部の外周部に接するように円筒状の第2の樹脂部を成形し、図2に示す支持体を得た。得られた支持体の内径は7.5mm、支持体の中心軸方向の長さは12mm、厚さは2.5mm(第1の樹脂部の厚さ:1mm、第2の樹脂部の厚さ:1.5mm)であった。曲げ弾性率は、ASTM(アメリカ材料試験協会) D 790の規定に基づいて測定した値である。
次に、通気膜として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)多孔体からなる膜(厚さ:25μm、平均孔径:0.6μm、気孔率:85%)と、補強層である不織布(厚さ:130μm)との積層体(外径が14mmの円筒状、日東電工社製:ミクロテックスNTF1026−K02)を、支持体の端面に熱融着によって固着し、図1に示す通気部材を作製した。固着の際には、補強層と支持体とが接するようにし、190℃において、9.8×104Paの圧力で10秒保持した。
−サンプル2−
サンプル1と同様に通気部材を作製した。ただし、通気膜には、撥液処理を施した通気膜を用いた。
撥液処理は、以下のようにして行った。最初に、アルキルメタクリレート40モル%およびパーフルオロアルキルメタクリレート60モル%からなるコポリマーを、トルエン100重量部とn−ヘプタン39重量部と酢酸メチル3.5重量部とを均一に混合した溶媒に溶解させた処理溶液(コポリマー濃度:5重量%)を準備した。次に、準備した処理溶液に、サンプル1と同様の通気膜におけるPTFE多孔体を浸漬し、120℃において3分間乾燥させ、撥液処理を行った。撥液処理を行った通気膜の処理面に灯油を滴下したところ、通気膜の内部への灯油の浸透は見られなかった。
−サンプル3−
サンプル1と同様の通気部材に、図14に示す保護カバーを配置し、図13に示す通気部材を作製した。保護カバー(有底円筒状、内径:16mm、外径:18mm、中心軸方向の長さ:10mm、内周部に凸部が3カ所形成、凸部の頂点を結ぶ内径:11.5mm)は、ポリプロピレン(宇部興産社製:UBEポリプロJ815HK)を用い、射出成形により成形した。このように成形した保護カバーに、通気膜が配置されている端面からサンプル1と同様の通気部材を挿入し、図13に示す通気部材を作製した。
−サンプルA(従来例)−
サンプル1と同様のサイズを有する支持体を、熱可塑性エラストマー(三井化学社製:ミラストマー6030、曲げ弾性率:4.4×108N/m2)のみを用い、射出成形法により成形した。成形した支持体の端面に、サンプル1と同様の通気膜を熱融着によって固着し、通気部材を作製した。
このように作製したサンプル1〜3およびサンプルAに対して、引き抜き強度およびシール性の評価を行った。結果を以下の表1に示す。
Figure 2006190656
表1に示すように、熱可塑性エラストマーのみからなる支持体を備えるサンプルAに比べて、サンプル1〜3の引き抜き強度を、シール性を保持したまま向上できた。
本発明は、その意図および本質的な特徴から逸脱しない限り、他の実施形態に適用しうる。この明細書に開示されている実施形態は、あらゆる点で説明的なものであってこれに限定されない。本発明の範囲は、上記説明ではなく添付したクレームによって示されており、クレームと均等な意味および範囲にあるすべての変更はそれに含まれる。
本発明によれば、弾性率が互いに異なる2以上の樹脂材料を含む支持体を備えることにより、引き抜き強度と追従性(シール性)とが両立可能な通気部材と、上記通気部材を用いた通気筐体および電装部品とを提供できる。
本発明の通気部材は、様々な筐体に特に限定なく用いることができる。本発明の通気部材を用いた通気筐体および電装部品として、例えば、ヘッドランプ、リアランプ、フォグランプ、ターンランプ、バックランプ、モーターケース、圧力センサー、圧力スイッチ、ECUなどの電装部品や、携帯電話、カメラ、電気カミソリ、電動歯ブラシ、ランプなどの製品が挙げられる。
本発明の通気部材の一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示す通気部材における支持体の横断面を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材における支持体の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材における支持体の別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材の別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材における支持体のまた別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材における支持体のさらにまた別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材における支持体の上記とは別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材における支持体の上記とは別の一例を模式的に示す断面図である。 図1に示す通気部材の垂直面を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材における支持体の上記とは別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材のまた別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材のさらにまた別の一例を模式的に示す断面図である。 図13に示す通気部材における保護カバーを示す斜視図である。 本発明の通気部材の上記とは別の一例を模式的に示す断面図である。 図15に示す通気部材における保護カバーを示す斜視図である。 本発明の通気部材の上記とは別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気部材の上記とは別の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の通気筐体の一例を示す斜視図である。 図19Aに示す通気筐体を構成する一方の部材の内面を示す平面図である。 従来の通気部材の一例を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 通気部材
2 支持体
3 通気膜
4 第1の樹脂部
5 第2の樹脂部
6 第3の樹脂部
7 凸部
8 保護カバー
9 凸部
10 突き当て部
11 通気経路
12 空間
51 筐体
52 開口部
61 ECU
62 部材
101 通気部材
102 通気膜
103 支持体
104 保護カバー
105 筐体
106 開口部

Claims (13)

  1. 筐体の開口部に固定された状態で、前記開口部を通過する気体が透過する通気膜と、前記通気膜を支持する筒状の支持体とを含み、
    前記支持体が、前記開口部に固定された状態で前記筐体と接する第1の樹脂部と、前記第1の樹脂部を構成する材料よりも弾性率が大きい材料から構成される第2の樹脂部とを含み、
    前記支持体の横断面の少なくとも一部において、前記第1の樹脂部と前記第2の樹脂部とが積層されている通気部材。
  2. 前記横断面の全周にわたって、前記第1の樹脂部と前記第2の樹脂部とが積層されている請求項1に記載の通気部材。
  3. 前記通気膜が、前記支持体の端面に配置されている請求項1に記載の通気部材。
  4. 前記通気膜を覆う保護カバーをさらに含み、
    前記保護カバーが、前記通気膜と前記保護カバーとの間に空間が存在するように、前記支持体によって支持されている請求項3に記載の通気部材。
  5. 前記保護カバーが、前記支持体の外周面に形成された凸部によって支持されている請求項4に記載の通気部材。
  6. 前記支持体が、前記保護カバーを支持する第3の樹脂部をさらに含み、
    前記第3の樹脂部を構成する材料の弾性率が、前記第2の樹脂部を構成する材料の弾性率よりも小さい請求項4に記載の通気部材。
  7. 前記第1の樹脂部および前記第3の樹脂部を構成する材料が同一である請求項6に記載の通気部材。
  8. 前記通気膜が、フッ素樹脂の多孔体を含む請求項1に記載の通気部材。
  9. 前記フッ素樹脂が、ポリテトラフルオロエチレンである請求項8に記載の通気部材。
  10. 前記通気膜が、撥液処理されている請求項1に記載の通気部材。
  11. 前記通気膜の通気度が、ガーレー数で1000秒以下である請求項1に記載の通気部材。
  12. 通気部材が固定された開口部を有し、
    前記通気部材が、請求項1に記載の通気部材である通気筐体。
  13. 筐体を備える電装部品であって、
    請求項1に記載の通気部材が、前記筐体の開口部に固定されている電装部品。
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