JP2006188820A - アーチ形屋根家屋 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はアーチ形屋根家屋に関し、例えば一般住宅、集合住宅、アパート、小規模マンションを建設するのに最適であり、その建物軸組み構造体として軽量形鋼構造体と木製の添板部材とが併用され、しかも、現場施工が迅速かつ効率的に行え、さらには軽量でありながら構造堅牢なアーチ形屋根家屋を建築する。
【解決手段】断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2により形成される軽量形鋼構造体3と、該軽量形鋼構造体3の側面に長手方向Xに取付けられ、前記軽量形鋼構造体3よりも僅かに幅広の木製の添板部材4とを併用して建物軸組み構造体1を構成し、建物基礎5上に建物の軸組みとして前記建物軸組み構造体1を組付けることにより建築される。
【選択図】図1

Description

本発明はアーチ形屋根家屋に係り、例えば一般住宅、集合住宅、アパート、小規模マンションを建設するのに最適であり、その建物軸組み構造体として軽量形鋼構造体と木製の添板部材とが併用され、しかも、現場施工が迅速かつ効率的に行え、さらには軽量でありながら構造堅牢に建築することが可能なアーチ形屋根家屋に関する。
従来、工場、倉庫、市場等の建築物は大きな内部空間や面積を確保する必要から鉄骨ラーメン構造や鉄骨トラスト構造を採用することにより内部に柱がない無柱空間をなし、この無柱空間の屋根には金属薄板よりなる帯状板材等を屋根表面材に用いることにより全体的にアーチ形(蒲鉾形)に葺設した屋根を有する建築物があった(例えば特許文献1参照)。
特開2000−15347号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来のアーチ形屋根を有する建築物は、建築物として大きな内部空間や面積を確保するために、例えば工場、倉庫、市場等の大規模な建築物を建設するのを対象とするものである。従って、屋根面積も広くなってアーチ形屋根としての重量も多大になり、鉄骨ラーメン構造や鉄骨トラスト構造を採用した構造的に堅牢な建物軸組み軸構造体になっていた。このように、建物軸組み構造体は、鉄骨材をボルト・ナットやリベット等の固定部品を用いて鉄骨ラーメン構造や鉄骨トラスト構造に組立、固定することにより形成されるので、現場での組立施工には多くの時間と手間がかかり、施工効率が悪くなり、工事期間は長くなっていた。また、特許文献1に記載のアーチ形屋根を有する建築物は、工場から施工現場までの鉄骨材等の資材の運搬が容易ではなかった。そのうえ、建築物が大規模化し建物全体の重量は増大する。
本発明はかかる問題点を解決し、例えば一般住宅、集合住宅、アパート、小規模マンションを建設するのに最適であり、現場施工が迅速かつ効率的に行え、工事期間が短期間になり、さらには軽量でありながら構造堅牢なアーチ形屋根家屋を建築することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされ請求項1に記載の発明は、
断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材により形成される軽量形鋼構造体と、
該軽量形鋼構造体の側面に長手方向に取付けられ、前記軽量形鋼構造体よりも僅かに幅広の木製の添板部材とにより建物軸組み構造体を構成し、
建物基礎上に前記建物軸組み構造体を組付けることにより建築されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明おいて、前記添板部材が軽量形鋼構造体よりも僅かに、好ましくは約5mm程度側面に突出されて軽量鉄骨構造体に取付けられることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、建築物の外壁材が、前記建物軸組み構造体の添板部材に断熱材、防水シート等の中間の隔壁部材を介装の上、適宜固定部品により取付けられることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、建築物の内壁材が、前記建物軸組み構造体の添板部材に断熱材、防水シート等の中間の隔壁部材を介装の上、適宜固定部品により取付けられることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1、または2〜4の何れか1に記載の発明において、固定部品が、エアーハンマー等により打着可能なねじ釘、釘等であることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1の請求項に記載の発明において、コーナー用の柱材は、建物基礎に埋め込まれるアンカー・ボルトの上端部に取り付けた柱材取付金具を介して立設され、該柱材取付金具は平面略直角に設けられた座翼板と、該座翼板が交叉する中間部に前記柱材の下端が挿入可能に設けられる平面略箱形の受口部とにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1の請求項に記載の発明において、間柱用の柱材は、建物基礎に埋め込まれるアンカー・ボルトの上端部に取り付けた柱材取付金具を介して立設され、該柱材取付金具は前後に設けられた座翼板と、該座翼板の中間部には前記柱材の下端が挿入可能に設けられる平面略箱形の受口部とにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1の請求項に記載の発明において、建物基礎の上面に対向して設けられた桁材の上面に所望本数が平行に架設される根太材と、該根太材の上面に張設されるベニア合板と、該ベニア合板の上面に防水シートを介して張設される床材とにより床部を建築することを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1の請求項に記載の発明において、対向する胴差し材の上面に所望本数が平行に架設される根太材と、該根太材の上面に張設されるベニア合板と、該ベニア合板の上面に防水シートを介して張設される床材とにより床部を建築することを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1の請求項に記載の発明において、階上に設けられる前記床部の下方には空気遮音層部が設けられ、該空気遮音層部を介して吊杆により階下の天井パネルを吊り下げ可能に設けることを特徴とする。
本発明は、例えば一般住宅、集合住宅、アパート、小規模マンションを建設するのに最適であり、現場施工が迅速かつ効率的に行え、工事期間が短期間になり、さらには軽量でありながら構造堅牢なアーチ形屋根家屋を建築することができる。
以下、図面に従って本発明を実施するための最良の形態につき、詳細に説明する。
図1は本発明のアーチ形屋根家屋の実施形態1を示し、建築物の全景を示した斜視図、図2は同じく同じく拡大斜視図、図3は同じく本実施形態1を構成する建物軸組み構造体を示す拡大断面図、図4は同じく本実施形態1を構成するコーナ用の柱材取付金具を用いて柱材を建物基礎上に立設した状態の拡大斜視図、図5は同じく本実施形態1を構成する柱材取付金具を用いて柱材を建物基礎上に立設した状態の拡大斜視図、図6は同じく本実施形態1を構成するアーチ形屋根構造体を用いて建築されるアーチ形屋根を示す拡大斜視図、図7は同じくアーチ形屋根部分の断面図、図8はアーチ形屋根を取り除いた斜視図である。
図1において、1は本実施形態1のアーチ形屋根家屋Aの建物軸組み構造体であり、この建物軸組み構造体1は、断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2により形成される軽量形鋼構造体3と、該軽量形鋼構造体3の側面に長手方向Xに取付けられ、前記軽量形鋼構造体3よりも僅かに幅広の木製の添板部材4とにより建物軸組み構造体1を構成し、建物基礎5上に前記建物軸組み構造体1を組付けることにより建築されることを特徴とした。
前記建物軸組み構造体1としては、例えば建物基礎5上に立設される柱材6、該柱材6に対して架設される胴差し材7等がある。
図示する前記建物軸組み軸構造体1は例えば一般住宅、集合住宅、アパート、小規模マンションを建設するのに最適な姿態である。
本実施形態1では前記軽量形鋼構造体3には、例えば縦100mm、横100mm、厚さ3.2mm程度の断面角形の軽量形鋼材2が使用される。
前記添板部材4は、幅Wの前記軽量形鋼構造体3よりも左右端の突出厚さt,tが僅かに、好ましくは約5mm程度突出する幅W1であり、その厚さsは30〜50mm程度に形成される。そして、この添板部材4を前記軽量形鋼構造体3に取付けるのには、例えばボルト・ナットV1を用いて取付けられる。この添板部材4は、例えば建築物Kのコーナ個所に用いる柱材6としての通し柱13には、その通し柱13の側面に平面直角に取付けられ、また、通し柱13間の中間に用いる間柱14には、前後または左右の側面に取付けられ、さらに胴差し材7には上面または下面に取付けられたものが使用される。そして、図1は、実際の建築施工とは異なりアーチ形屋根家屋Aの前記柱材6と胴差し材7、およびアーチ形屋根Bの胴差し材7、後記小束材40A等のみに代表的に木製の添板部材4等が取付けたものが説明の便宜上示されている。
この木製の添板部材4の幅W1が軽量形鋼材2にて形成される前記柱材6を形成する軽量形構造体3の幅Wよりも左右端が約5mm程度の突出厚さt,tに僅かに突出して取付けるのは、軽量形鋼構造体3と木製の添板部材4とを併用する建物軸組み構造体1を組み付けた後に、軽量形鋼構造体3が使用されているのにも拘わらず、建築物Kおよびアーチ形屋根家屋Aの大部分を占めるような外壁材8および内壁材9をそれぞれ取付ける場合に簡単な取り扱い操作により作業効率良く取付けるためである。
すなわち、本実施形態1では、建築物Kの外側に外壁材8を取付けるのに、軽量形鋼構造体3内に中間の隔壁部材として断熱材10を充填し、防水シート11を表面に張設してから防水性を高めてから木製の添板部材4にねじ釘Nや釘等の適宜固定部品を打撃具としてエアーハンマー等により打ち込むことにより、外壁材8を短時間に迅速かつ確実に作業効率が良く取付けるとともに取付後の外壁材8の表面が段差を生じたり、継ぎ目個所が目立つことなく綺麗な仕上がりにて取付けるようにするためである。また、建築物Kの内側(室内側)に石膏ボードや合板等の内壁材9を取付けるのに、木製の前記添板部材4にねじ釘Nや釘等の適宜固定部品をエアーハンマー等により打ち込むことにより、内壁材9を短時間に迅速かつ確実に作業効率が良く取付けるとともに取付後の表面が段差を生じたり、継ぎ目個所が目立つことなく綺麗な仕上がにて内壁材9を取付けるようにするためである。
前記柱材6は、例えば鉄筋入りのコンクリート製の建物基礎5上のコーナ部分、本実施形態1では建物基礎5の四隅に立設される通し柱13,13;13,13と、該通し柱13,13;13,13間の中間個所において所望間隔にて所望本数が前記建物基礎5上に立設される間柱14,14・・・14とがある。
前記外壁材8はパネル状であり、この外壁材8は前記建物軸組み構造体1の木製の添板部材4に、中間の隔壁部材として断熱材10、防水シート11等の所望部材を介装の上、ねじ釘Nや釘等の適宜固定部品により取付けられる。この外壁材8は、例えば天然の鉱石、セメントモルタル、石膏ボード、セラミック、合成樹脂ボード等の種々の材質、風合い、成形模様、色彩のものが用いられ、さらには防水性、遮音性、断熱性、耐薬品性、耐紫外線性等に優れたものが使用される。
また、同様に前記内壁材9はパネル状であり、この内壁材9は前記軽量形鋼構造体3の木製の添板部材4に前記断熱材10、前記防水シート11等の中間の隔壁部材を介装の上、ねじ釘N等の適宜固定部品により取付けられる。この内壁材9としては、例えば石膏ボードや木製合板が使用される。
15Aは前記柱材6を建物基礎5上のコーナ個所に立設するためのコーナ用の柱材取付金具であり、この柱材取付金具15Aは建物基礎5に埋め込まれるアンカー・ボルトU.Vの上端部に取付けられ、平面略直角に設けた座翼板16,16と、該座翼板16,16が交叉する中間部に前記柱材6の下端が挿入可能に設けられる平面略箱形の受口部17とにより形成される。
15Bは前記柱材6を建物基礎5上に立設するための間柱用の柱材取付金具であり、この柱材取付金具15Bは建物基礎5上に埋め込まれるアンカー・ボルトU.Vの上端部が取付けられる前後に設けた座翼板16′,16′と、該座翼板16′,16′の中間部には前記柱材6の下端が挿入可能に設けられる平面略箱形の受口部17′とにより形成される。
18は建築物Kの前記建物軸組み構造体1に各階層毎に設けられる床部であり、この床部18は1階F1においては前記建物基礎5の上面に前後または左右に対向して設けられた桁材19,19の上面に所望本数が平行に架設される根太材20と、該根太材20の上面に張設されるベニア合板21と、該ベニア合板21の上面に防水シート22を介して張設される床材23とにより建築される。また、建築物Kの1階よりも上層階の2階、3階・・等の床部18においては、前後または左右に対向する前記胴差し材7,7の上面に所望本数が平行に架設される根太材20と、該根太材20の上面に張設されるベニア合板21と、該ベニア合板21の上面に防水シート22を介して張設される床材23とにより建築される。
25は階下の天井パネルであり、この天井パネル25は階上の前記床部18の下方に空気遮音層部Jを設け、該空気遮音層部Jを介して吊杆26により吊り下げ可能に設けられる。
前記吊杆26はこの実施形態1では吊杆26の上端または下端に設けたねじ部26a, 26bに螺合されるナット27,27 を係止部品として階上の床材23から吊り下げられた吊杆26を介して階下の天井パネル25を吊り下げるようにしている。
28は前記通し柱13,13;13,13と間柱14,14・・・14との間、または間柱14,14・・・14間の所望位置に補強のために設けた筋交い材であり、この筋交い材28は、柱材6として用いる前記通し柱13,13;13,13と前記間柱14,14・・・14、または対向する前記間柱14,14間の上下に対向して突設した取付板29,29;29,29にボルト・ナット30により上端または下端を枢着した被着杆31,31;31,31にターンバックル機構32を介して上端および下端が接続された2本の支持杆33,33を交叉して取付長さを長短調整可能に設けることにより形成される。
Bは前記建物軸組み構造体1の柱材6としての通し柱13,13;13,13、および間柱14,14・・・の上面に取付、支持されるアーチ形屋根である。
34は前記アーチ形屋根Bを形成するためのアーチ形屋根構造体であり、このアーチ形屋根構造体34は前記建物軸組み構造体1と同様に断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2により形成される軽量鉄骨屋根構造体35と、該軽量鉄骨屋根構造体35の側面に長手方向Xに取付けられ、前記軽量鉄骨屋根構造体35よりも僅かに幅広の木製の添板部材4′よりなる木造屋根構造体36とにより構成される。
そして、前記軽量鉄骨屋根構造体35は、所望曲率Rにて形成され長手方向X1に所望個数が対向して設置されるアーチ形屋根梁材37と、該アーチ形屋根梁材37の左右の両端部37a,37bの下面に水平に設けられて継手部材38を介して組み付けられる最上部に配置される胴差し材7と、前記アーチ形屋根梁材37の中央部最高部位間に長手方向X1に架設されて組付けられる棟梁部材39とにより形成される。これらのアーチ形屋根梁材37、胴差し材7、棟梁部材39はいずれも前記寸法、断面の軽量形鋼材2により形成される。
また、前記木造屋根構造体36が、前記建物軸組み構造体1と同様に最上部に位置する前記胴差し材7の上面に添設された僅かに幅広の木製の添板部材4′と、前記アーチ形屋根梁材37と前記胴差し材7との間の中央部に立設された少なくとも1本の小束材40Aの左右の側面に添設された僅かに幅広の木製の添板部材4″, 4″と、長手方向X1に対向する前記アーチ形屋根梁材37の上面に所望接合金具41を介して両端が接合される多数の母屋材42,42・・・とにより形成される。
43は母屋材42,42・・・の上面に前記アーチ形屋根梁材37の曲率Rに沿ってねじ釘Nや釘等の固定部品をエアーハンマー等の打撃具により打ち込むことにより張設する木製合板よりなる下地材である。
44は該下地材43の上面に防水シート45を介して葺き合わせる屋根表面材であり、この屋根表面材44は金属薄板、例えばアルミニウム板、ステンレス板、亜鉛板等が使用される。この屋根表面材44の幅、長さ、厚さは制限がなく、自由に選択される。これらのアルミニウム板、ステンレス板、亜鉛板、銅板等の表面にはメッキ処理や塗装がされることもある。
図8において46はロフトであり、このロフト46は小屋組み軸構造体47により囲まれる内域の屋根裏空間部48に空間部を有効利用して構築される。
図6、図7において、49は化粧板であり、この化粧板49は前記母屋材42,42・・・42の外側に前記アーチ形屋根梁材37の外側面を覆い隠すように円弧状の化粧板構成片49A,49B,49C・・・49Gを連続して適宜固定部品50により取付けて化粧をするためのものである。この化粧板49は、例えばプラスチック板、またベニア合板の表面にプラスチック板を重合し、被着した複合材が使用される。しかも、この化粧板49は例えば屋根表面材44、また建築物Kの外壁材8に使用される材質、色彩、風合い、成形模様に調和して種々の色彩、風合いのものが用意される。前記固定部品50は、例えばエアーハンマー等の打撃具により打撃されるねじ釘N、釘が代表的に使用されるほか、ネジ、ボルト等があげられる。
本発明のアーチ形屋根家屋の実施形態1は以上の構成からなり、建築現場においてアーチ形屋根家屋Aを建築するのには、先ずコンクリートにより形成される建物基礎5の上に建築物Kの建物軸組み構造体1を構築する。
ところで、本実施形態1では、断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2により形成される軽量形鋼構造体3と、該軽量形鋼構造体3の側面に長手方向Xに取付けられて前記軽量形鋼構造体3よりも僅かに幅広の木製の添板部材4とにより構成される建物軸組み構造体1を用いて建物基礎5上に柱材6を所望本数立設するとともに、該柱材6に対して胴差し材7を架設して組み付ける。
これには先ず、図1,図6に示すように、建物基礎5の上にコーナ用の柱材6として4本の通し柱13をコーナ個所に立設する。そして、この通し柱13間には所望間隔にて所望本数の間柱14,14;14,14を立設する。
具体的には、コーナ用の柱材6は建物基礎5に埋め込まれているアンカーボルトU.Vの上端部に取付けられる座翼板16,16を平面直角に有するコーナ用の柱材取付金具15Aの平面略箱形の受口部17内に通し柱13の下端を挿入し、図には示さないボルトを螺入する等して通し柱13を建物基礎5上の少なくとも4個所に立設する。
次いで、建物基礎5に埋め込まれているアンカーボルトU.Vの上端部に取付けられる座翼板16′,16′を平面前後に有する間柱用の柱材取付金具15Bの平面略箱形の受口部17′内に間柱14の下端を挿入し、図には示さないボルトを螺入する等して間柱14,14・・・14を建物基礎5上に立設する。
そして、前述のように断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2により形成される軽量形鋼構造体3と、該軽量形鋼構造体3の側面に長手方向Xに取付けられて前記軽量形鋼構造体3よりも僅かに幅広の木製の添板部材4とにより構成される建物軸組み構造体1よりなり、建物基礎5上の例えばコーナ個所に立設した通し柱13,13;13,13間に立設した間柱14,14・・・14の上部に、前記通し柱13,13;13,13と間柱14,14・・・14と同様に建物軸組み構造体1よりなる胴差し材7を水平軸組み材として組み付ける。
この際、通し柱13,13;13,13および間柱14,14・・・14に対する胴差し材7の固定は、例えば図2に示すようなL形金具12を介してボルトV2を用いてボルト止めする等して容易かつ確実に施工を行うことができる。
このようにして、1階F1、2階F2、3階F3の各階毎に軽量形鋼構造体3と、該軽量形鋼構造体3の側面に長手方向Xに取付けられて軽量形鋼構造体3よりも僅かに幅広の木製の添板部材4とにより通し柱13と、該通し柱13間において立設した所望本数の間柱14と、胴差し材7とにより所望の床面積の建築物Kの建物軸組み構造を構築する。
この建築物Kの建物軸組み構造を構築した後は、建物軸組み構造体1の上にアーチ形屋根Bを構築する。
このアーチ形屋根Bを構築するのには、先ず建物の最上階、本実施形態1では図1に示すように3階F3の上部において、建物基礎5の隅部、例えば四隅に前後、左右に立設した4本の対向する通し柱13,13;13,13間と、該通し柱13,13;13,13間に立設する所望数本の間柱14,14・・・14との上端にそれぞれ軽量鉄骨屋根構造体35としての胴差し材7を例えばL形金具12等の接合金具を介して所望個所をボルトV2によりボルト止めする等して組み付けて水平に架設する。
この際、胴差し材7の上面には僅かに幅広の木製の添板部材4′を添設する。この添板部材4′を胴差し材7の上面に添設するには、図6に示すように胴差し材7に複数のボルトV3を貫通の上、ナットにより螺着れば容易に添設することができる。この取付方法は、代表的な例示であり、これに限定するものではない。
その後、図示するような断面角形、また図には示さないが断面H形、断面I形等の前記軽量形鋼材2にて形成したアーチ形屋根梁材37の左右の両端部37a,37bを胴差し材7の左右の端部上に継手部材38として側面略く字状の接合プレート38a,38a;38b,38bをそれぞれの接合部に跨って重合の上、複数個所をボルトV4,V5を用いてボルト止めする等して接合する。この取付方法は、代表的な例示であり、これに限らない。
それから、図示するような断面角形、また図には示さないが断面H形、断面I形等の前記軽量形鋼材2にて形成した棟梁部材39が、上記のように長手方向X1に対向して組み付けられたアーチ形屋根梁材37,37・・・37の中央部最高部位間に図示するように架設されて接合金具41を介してボルトV6によりボルト止めする等して組み付けられる。この取付方法は、代表的な例示であり、これに限定されるものではない。
このようにして組み付けられたアーチ形屋根梁材37と胴差し材7との間に、中央部には最も長く、図示するような断面角形、また図には示さないが断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2にて形成した小束材40Aを立設する。この小束材40Aの上端をアーチ形屋根梁材37の下面に取付けたり、下端を水平な胴差し材7の上面に固定するのには、例えば図には示さないL形金具等とボルトを用いてボルト止めする等して取付ける。この取付方法は、代表的な例示であり、これに限らない。
そして、この中央の小束材40Aの左右には、アーチ形屋根梁材37の曲率Rに対応して円弧端部に行くにつれて長さが短くなる木製の小束材40B,40B;40C,40C;40D,40D;40E,40E;40F,40F;40G,40Gを前記添板部材4′の上に所望間隔にて立設する。この時、小束材40B,40B;40C,40C;40D,40D;40E,40E;40F,40F;40G,40Gをアーチ形屋根梁材37との間において木製の前記添板部材4′の上に取付けるのには、例えばねじ釘や釘を打撃具を用いてエアーハンマー等で打撃することにより取付ける。この取付方法は、エアーハンマーにより効率良く打撃を行う代表的な例示であり、これに限らず、手作業によりハンマーにて打撃してもよい。
その後、前述のようにして組み付けられた長手方向Xに対向する前記アーチ形屋根梁材37,37・・・37の上面にL形金具等の所望接合金具41とボルトV6とにより両端を接合して多数の母屋材42,42・・・42を長手方向Xに架設する。
このようにして、図示するような断面角形、また図には示さないが断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2にて所望曲率Rにて形成され、長手方向X1に所望個数が対向して設置されるアーチ形屋根梁材37,37・・・37と、該アーチ形屋根梁材37,37・・・37の左右の両端部37a,37bの下面に水平に継手部材38を介してボルトV4,V5により組み付けられる胴差し材7と、前記アーチ形屋根梁材37,37・・・37の中央部最高部位間に長手方向X1に架設されて組付けられる棟梁部材39とにより形成される軽量鉄骨屋根構造体35と、前記胴差し材7の上面に添設された僅かに幅広の木製の添板部材4′と、前記アーチ形屋根梁材37,37・・・37と前記胴差し材7との間の中央部に立設された少なくとも1本の小束材40Aの左右の両側面に添設された幅広の木製の添板部材4″,4″と、長手方向Xに対向する前記アーチ形屋根梁材37,37・・・37の上面に所望接合金具41を介して両端が接合される所望間隔の多数の木製の母屋材42,42・・・42とにより形成される木造屋根構造体36とが併用されて建築施工現場にてアーチ形屋根Bの骨格となる小屋組み軸構造体34は構築される。
その後、木製の母屋材42,42・・・42の上面に前記アーチ形屋根梁材37の曲率Rに沿って木製合板よりなる下地材43,43・・・43をねじ釘、釘等をエアーハンマー等で打撃することにより固着して屋根全体に張設する。
それから、下地材43,43・・・43の上面に防水シート45を敷設し、この防水シート45を介して金属薄板、例えばアルミニウム板、ステンレス板、亜鉛板、銅板等の金属薄板にて形成された屋根表面材44をねじ釘等をエアーハンマー等で打撃することにより固着して葺き合わせる。この際、屋根表面材44は、前述のように、対向するアーチ形屋根梁材37,37・・・37の曲率Rに沿って所望間隔にて固着した多数の母屋材42,42・・・42の上面に張設した下地材43,43・・・43に防水シート45を介して金属薄板よりなる屋根表面材44が例えばねじ釘、釘等を打ち込むことにより取付けられるので、迅速に作業能率良く屋根表面材を下地材43,43・・・43上に葺き合わせることができる。そして、葺き合わせられた屋根表面材44,44・・・44が歪んだり、浮き上がって波打ったりすることなく、表面は綺麗に葺き合わせが行われる。
さらに、前記母屋材42,42・・・42の外側(木口面)に、例えばプラスチック板にて形成されるか、またベニア合板の表面にプラスチック板を重合し、被着した複合材等により形成される円弧状の化粧板構成片49A,49B,49C・・・49Gをアーチ形屋根梁材37の曲率に合わせて連続して接合されるとともに適宜固定部品50、例えばねじ釘、N釘等を打ち込むことにより取付けられる化粧板49にて軽量形鋼材の前記アーチ形屋根梁材37の外側面を覆い隠して化粧をする。
この化粧板49は、例えばプラスチック板により形成されるか、またはベニア合板の表面にプラスチック板を重合し、被着した複合材が使用されので、撥水性と腐食性を発揮し、雨、雪、風等の耐候性が充分である。しかも、紫外線にも耐え、汚れにも強く、清掃等が容易である。さらには、この化粧板49は例えば屋根表面材44,44・・・44、また家屋の外壁材8の材質、色彩、風合いに等に調和して種々の材質、色彩、風合いのものが用いられるので、塗装等を施さなくても済む。
その後、本実施形態1のアーチ形屋根家屋Aにつき、建築物Kの軸組み構造の外側およびアーチ形屋根Bの骨格となるアーチ屋根構造体34の外側に外壁材8の取付作業を行う。
この外壁材8の取付は、通し柱13,13;13,13、該通し柱13,13;13,13間に所望間隔にて立設されている所望本数の間柱14,14・・・14、さらには胴差し材7よりなる建物軸組み構造体1の断面角形、図には示さないが断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2にて形成した軽量形鋼構造体3と、また、アーチ形屋根構造体34の断面角形、また図には示さないが断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2にて形成したアーチ形屋根梁材37の下面内側と、胴差し材7と、アーチ形屋根梁材37の下面と胴差し材7との間の中央に設けられる小束材40Aとの長手方向Xの側面にそれぞれ軽量形鋼構造体3よりも僅かに幅広に添設した木製の添板部材4に例えばねじ釘N、釘等をエアーハンマー等の打撃具を用いて打撃することによりこのねじ釘N等の先端部が打ち込まれることにより外壁材8は、例えば鉄骨材をボルト・ナットやリベット等の固定部品を用いて組み立てられる鉄骨ラーメン構造や鉄骨トラスト構造に対して外壁材をボルト・ナット等の固定部品を用いて取付けるというような特許文献1に記載の発明とは異なり、短時間に迅速かつ確実に作業効率が良く取付けることができる。この取付方法は、エアーハンマーにより効率良く打撃を行う代表的な例示であり、これに限らず、手作業によりハンマーにて打撃してもよい。
この際、木製の添板部材4の幅W1が前記通し柱13、間柱14、胴差し材7等の軽量形構造体3、およびアーチ形屋根梁材37、胴差し材7、小束材40A等の軽量鉄骨屋根構造体35の軽量形鋼材2の幅Wよりも左右端が僅か、好ましくは約5mm程度の突出厚さt,tに僅かに突出されているので、外壁材8を建物軸組み構造体1とアーチ形屋根構造体34との外側に取付けるのに、建物軸組み構造体1とアーチ形屋根構造体34内に中間の隔壁部材として断熱材10を充填し、防水シート11を表面に張設してから木製の添板部材4,4′,4″やアーチ形屋根梁材37と前記胴差し材7との間の木製の小束材40B,40C,40D,40E,40F,40Gにねじ釘N等を打ち込むことにより、外壁材8を短時間に迅速かつ確実に作業効率が良く取付けるとともに浮き上がりにより段差を生じたり、継ぎ目が目立たずに綺麗な仕上がにて高精度に取付けることができるとともに木製の添板部材4によりねじ釘Nの打撃時の衝撃を緩和できる。しかも、外壁材8の接合端部相互のの接合と、コーナ個所における外壁部8の端部相互の接合が間隙が空いたり、継ぎ目が目立たずに綺麗な仕上がりに接合を行うことができる。
それから、建築物Kの軸組み構造およびアーチ形屋根Bの骨格となるアーチ屋根構造体34に囲まれる内側に、例えば石膏ボードや合板等よりなる内壁材9の取付作業を行う。
これには、例えば通し柱13、所望本数の間柱14、さらには胴差し材7よりなる建物軸組み構造体1の軽量形鋼材にて形成した軽量形鋼構造体3と、また、アーチ形屋根構造体34の軽量形鋼材2にて形成したアーチ形屋根梁材37の下面内側と、胴差し材7と、アーチ形屋根梁材37の下面と胴差し材7との間の中央に設けられる小束材40Aとに軽量鉄骨構造体3よりも僅かに幅広に添設した木製の添板部材4,4′,4″に例えばねじ釘N、釘等をエアーハンマー等で打撃することによりこのねじ釘N等の先端部が添板部材4,4′,4″に打ち込まれるため、内壁材9は短時間に迅速かつ確実に作業効率が良く取付けることができる。この取付方法は、エアーハンマーにより効率良く打撃を行う代表的な例示であり、これに限らず、手作業によりハンマーにて打撃してもよい。さらに終盤に内壁材9の表面(室内側)に、合成樹脂ビニール等により形成される化粧シートや壁紙を接着したり、塗料を塗布するなどして表面を綺麗にする。
その後、本実施形態1のアーチ形屋根家屋Aにつき、1階F1、2階F2、3階F3の各階毎に床張り作業と必要な天井張り作業とを行う。先ず、床部18を建築するのに、1階F1ではコンクリートよりなる建物基礎5の上面に対向して設けられた桁材19の上面に所望本数の根太材20を平行に架設する。また2階F2および3階F3では間柱14,14・・・14の上面に架設した対向する胴差し材7の上面に所望本数の根太材20を平行に架設する。
この際、根太材20を桁材19および胴差し材7に対して固定するにはL形金具12′を介してねじ釘N′を打撃具により打ち込む等して取付ける。
次いで該根太材20の上面にベニア合板21を張設し、さらに該ベニア合板21の上面に防水シート22を介して床材23を張設することにより1階F1、2階F2、3階F3の各階層毎に床部18を建築する。
それから、前述のように2階F2に設けられる前記床部18の下方に空気遮音層部Jを設け、該空気遮音層部Jを介して吊杆26により1階F1の天井パネル25を吊り下げることにより天井を張る。
また、同様に3階F3に設けられる前記床部18の下方に空気遮音層部Jを設け、該空気遮音層部Jを介して吊杆26により2階の天井パネル25を吊り下げることにより天井を張る。
この際、吊杆26はこの実施形態1では、吊杆26の上端または下端に設けたねじ部26a,26b にナット27,27を係止部品として螺合することにより階上の天井パネル25から吊り下げられた吊杆26を介して階下の天井パネル25を容易に吊り下げることができる。
このように、3階F3の床部18とその階下に取付けられる2階F2の天井パネル25との間、および2階F2の床部18とその階下に取付けられる1階F1の天井パネル25との間にそれぞれ天井裏としての充分な容積空間を占める空気遮音層部J,Jが形成されるので、この空気遮音層部J,Jにより階上で発生される音は遮断されて階下には伝達されないため、確実に遮音される。
しかも、空気遮音層部J,Jは優れた断熱性を発揮するので、夏期には涼しく、冬期には暖かく、快適に過ごすことができる。
さらに、アーチ形屋根Bの骨格となるアーチ屋根構造体34により囲まれる小屋組み軸構造体47の内側の屋根裏空間部48は相当に広いので、例えばロフト46を構築するようにすれば床面積を有効活用して快適な広い居住スペースを確保することができる。
上記のように建設された本実施形態1によるアーチ形屋根家屋Aは、断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材2により形成される軽量形鋼構造体3と、該軽量形鋼構造体3の側面に長手方向Xに取付けられ、前記軽量形鋼構造体3よりも僅かに幅広の木製の添板部材4とを併用して建物軸組み構造体1を構成し、建物基礎5上に建物の軸組みとして前記建物軸組み構造体1を組付けることにより建築されるので、例えば特許文献1に記載のように軸組み構造体として鉄骨ラーメン構造や鉄骨トラスト構造を採用した無柱空間の大規模な建築物に適用されるアーチ形(蒲鉾形)屋根家屋とは異なり、建築施工現場での組立施工は多くの時間と手間がかからず、施工効率は良く、短い工事期間にて建築物Kを建築することができ、建築コストは低廉になるとともに工場から施工現場までの資材の運搬が容易である。
しかも、軽量形鋼構造体3と木製の添板部材4とを併用する本実施形態1のアーチ形屋根家屋Aは、軽量化され、しかも軽量化されるわりに軽量形鋼構造体3と木造軸組構造体(木製の添板部材)とのそれぞれの利点が活かされて構造的に堅牢になる。従って、建築物K全体の総重量に対して建物軸組み構造体が占める重量を大幅に軽減化し、建築物として高耐震性を発揮するとともに台風等の風圧にも強く、堅牢な建築物Kを建築することができる。
本発明は、例えば一般住宅、集合住宅、アパート、小規模マンションを建設するのに最適であり、現場施工が迅速かつ効率的に行え、工事期間が短期間になり、さらには軽量でありながら構造堅牢なアーチ形屋根家屋を建築するという用途・機能に適する。
図1は本発明のアーチ形屋根家屋の実施形態1を示し、建築物の全景を示した斜視図である。 図2は同じく同じく拡大斜視図である。 図3は同じく本実施形態1を構成する建物軸組み構造体を示す拡大断面図である。 図4は同じく本実施形態1を構成するコーナ用の柱材取付金具を用いて柱材を建物基礎上に立設した状態の拡大斜視図である。 図5は同じく本実施形態1を構成する柱材取付金具を用いて柱材を建物基礎上に立設した状態の拡大斜視図である。 図6は同じく本実施形態1を構成するアーチ形屋根構造体を用いて建築されるアーチ形屋根を示す拡大斜視図である。 図7は同じくアーチ形屋根部分の断面図である。 図8は同じくアーチ形屋根を取り除いた斜視図である。
符号の説明
1 建物軸組み構造体
2 軽量形鋼材
3 軽量形鋼構造体
4 添板部材
4′ 添板部材
4″ 添板部材
5 建物基礎
6 柱材
7 胴差し材
8 外壁材
9 内壁材
18 床部
28 筋交い材
34 アーチ屋根構造体
35 軽量鉄骨屋根構造体
36 木造屋根構造体
37 アーチ屋根梁材
38 継手部材
39 棟梁部材
40A 小束材
44 屋根表面材
45 下地材
47 小屋組み軸構造体
A アーチ形屋根家屋
B アーチ形屋根
K 建築物
N ねじ釘
X 長手方向
W 幅
W1 幅
t 突出厚さ

Claims (10)

  1. 断面角形、断面H形、断面I形等の軽量形鋼材により形成される軽量形鋼構造体と、
    該軽量形鋼構造体の側面に長手方向に取付けられ、前記軽量形鋼構造体よりも僅かに幅広の木製の添板部材とにより建物軸組み構造体を構成し、
    建物基礎上に前記建物軸組み構造体を組付けることにより建築されることを特徴としたアーチ形屋根家屋。
  2. 前記添板部材が軽量形鋼構造体よりも僅かに、好ましくは約5mm程度側面に突出されて軽量鉄骨構造体に取付けられることを特徴とした請求項1に記載のアーチ形屋根家屋。
  3. 建築物の外壁材が、前記建物軸組み構造体の添板部材に断熱材、防水シート等の中間の隔壁部材を介装の上、適宜固定部品により取付けられることを特徴とする請求項1または2に記載のアーチ形屋根家屋。
  4. 建築物の内壁材が、前記建物軸組み構造体の添板部材に断熱材、防水シート等の中間の隔壁部材を介装の上、適宜固定部品により取付けられることを特徴とする請求項1または2に記載のアーチ形屋根家屋。
  5. 固定部品が、エアーハンマー等により打着可能なねじ釘、釘等であることを特徴とする請求項1、または2〜4の何れか1の請求項に記載のアーチ形屋根家屋。
  6. コーナー用の柱材は、建物基礎に埋め込まれるアンカー・ボルトの上端部に取り付けた柱材取付金具を介して立設され、該柱材取付金具は平面略直角に設けられた座翼板と、該座翼板が交叉する中間部に前記柱材の下端が挿入可能に設けられる平面略箱形の受口部とにより形成されていることを特徴とした請求項1〜5の何れか1の請求項に記載のアーチ形屋根家屋。
  7. 間柱用の柱材は、建物基礎に埋め込まれるアンカー・ボルトの上端部に取り付けた柱材取付金具を介して立設され、該柱材取付金具は前後に設けられた座翼板と、該座翼板の中間部には前記柱材の下端が挿入可能に設けられる平面略箱形の受口部とにより形成されていることを特徴とした請求項1〜5の何れか1の請求項に記載のアーチ形屋根家屋。
  8. 建物基礎の上面に対向して設けられた桁材の上面に所望本数が平行に架設される根太材と、該根太材の上面に張設されるベニア合板と、該ベニア合板の上面に防水シートを介して張設される床材とにより床部を建築することを特徴とした請求項1〜7の何れか1の請求項に記載のアーチ形屋根家屋。
  9. 対向する胴差し材の上面に所望本数が平行に架設される根太材と、該根太材の上面に張設されるベニア合板と、該ベニア合板の上面に防水シートを介して張設される床材とにより床部を建築することを特徴とした請求項1〜7の何れか1の請求項に記載のアーチ形屋根家屋。
  10. 階上に設けられる前記床部の下方には空気遮音層部が設けられ、該空気遮音層部を介して吊杆により階下の天井パネルを吊り下げ可能に設けることを特徴とした請求項1〜9の何れか1の請求項に記載のアーチ形屋根家屋。
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