JP2006187574A6 - 腰痛予防軽減装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 日常生活の中で容易に使用でき、簡易かつ低廉な腰痛予防軽減装置を提供する。
【解決手段】 ユーザUの腹部Hに巻き付けられるベルト2と、このベルト2が取り付けられ、下端3aが椅子Cの座面Zに着座される突っ張り部材3とを備え、ユーザUが椅子Cに着座したとき、突っ張り部材3によりベルト2を介してユーザUの腹部Hを上方に持ち上げるようにしたことを特徴とする腰痛予防軽減装置1。ユーザUの腹部Hより下の部分が尻Aの重量により引っ張られて腰Kが伸びる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ユーザUの腹部Hに巻き付けられるベルト2と、このベルト2が取り付けられ、下端3aが椅子Cの座面Zに着座される突っ張り部材3とを備え、ユーザUが椅子Cに着座したとき、突っ張り部材3によりベルト2を介してユーザUの腹部Hを上方に持ち上げるようにしたことを特徴とする腰痛予防軽減装置1。ユーザUの腹部Hより下の部分が尻Aの重量により引っ張られて腰Kが伸びる。
【選択図】 図1
Description
本発明は腰痛予防軽減装置に係り、特に、椅子への着座と同時に腰痛の予防ないし軽減を行える簡易な構造の腰痛予防軽減装置に関する。
現代人にとって腰痛対策は永遠のテーマであり、多くの人が腰痛に悩まされている。しかも、仕事をしている社会人は、昼間の病院に行く時間をなかなかとれず、たとえ病院に行けたとしても長い待ち時間に嫌気がさし、むしろ業務の支障とすら感じてしまう。
こうした現状において、通常の仕事の最中あるいは日常の生活の中で腰痛予防や腰痛治療が行えれば便利である。このような装置として特許文献1,2に開示されたものがあるが、いずれも大掛かりで装置が複雑・高価にすぎ、病院のような多額の投資を行える施設では問題ないかもしれないが、個人レベルで所有するにはあまりに高価で場所もとり、がさばる。
特開平10−155848号公報 特開平11−221257号公報
そこで、本発明は以上の事情に鑑みて創案され、その目的は日常生活の中で容易に使用でき、簡易かつ低廉な腰痛予防軽減装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一形態に係る腰痛予防軽減装置は、ユーザの腹部に巻き付けられるベルトと、該ベルトが取り付けられ、下端が椅子の座面に着座される突っ張り部材とを備え、前記ユーザが前記椅子に着座したとき、前記突っ張り部材により前記ベルトを介して前記ユーザの腹部を持ち上げるように構成したことを特徴とする。
好ましくは、前記ベルトが前記突っ張り部材に高さ位置調節可能に取り付けられる。好ましくは、前記ベルトが前記突っ張り部材に着脱自在に固着される。好ましくは、前記固着のための固着部材が面ファスナーからなる。好ましくは、前記突っ張り部材が板材からなる。好ましくは、前記突っ張り部材の下端に、前記椅子の座面への着座を安定させるための突出部が設けられる。好ましくは、前記ベルトが弾性的に伸縮可能である。好ましくは、前記ベルトの周長が無段階で調節可能である。好ましくは、前記ベルトの両端部を接続するための接続部材が面ファスナーからなる。好ましくは、前記ユーザの背面に位置される前記ベルトの部分の表面が前記突っ張り部材に固着される。好ましくは、前記突っ張り部材が、前記ユーザの背面に沿って高さ方向に延出する。好ましくは、前記ベルトが、少なくとも前記ユーザの背面に当たる部分にクッションを有する。
本発明によれば、日常生活の中で容易に使用でき、簡易かつ低廉な腰痛予防軽減装置を提供することができる。
以下、本発明の好適一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に本実施形態の腰痛予防軽減装置を示す。図示されるように腰痛予防軽減装置1は、ユーザUの腹部Hに巻き付けられるベルト2と、このベルト2が取り付けられ、下端3aが椅子Cの座面Zに着座される突っ張り部材3とから主に構成されている。
図2及び図3に示すように、本実施形態のベルト2は、ゴムなどの弾性部材により作られ、弾性的に伸縮可能である。そしてベルト2は、ユーザの腹部の周長に合わせるべくベルト周長が無段階に調節可能となっている。たとえば、ベルト2の両端部4,5が任意の位置で互いに着脱自在に接続可能となっている。本実施形態では、ベルト2の両端部4,5に、無数のナイロン製などの鉤と輪で構成された接続部材としての面ファスナー6(たとえばマジックテープ(登録商標))が設けられる。面ファスナー6のうち無数の鉤を持つ鉤面部7が一方の端部4の表面に、面ファスナー6のうち無数の輪を持つ輪面部8が他方の端部5の裏面に、それぞれ形成されている。ただしこれらは逆でも良い。ベルト2は、ユーザの腹部にできるだけ広く安定してしっかりと巻きつけられるのが好ましい。またこうすることでベルト2にコルセットの機能を与えることができる。従って本実施形態のベルト2は比較的幅広で弾性伸縮可能である。そしてベルト2の両端部4,5は幅方向ないし上下に複数(本実施形態では2つ)に分割される。ベルト2の裏面には感触を和らげるためのクッション9が設けられている。このようなクッションはベルトの裏面ほぼ全体に設けられてもよいし、部分的(特にユーザの背面部に対応する部位)に設けられてもよい。
図4に示すように、突っ張り部材3は、棒などで構成することもできるが、本実施形態のように板状の部材で構成するのが好ましい。たとえば木板、樹脂またはプラスチック板、金属板などが使用可能である。本実施形態では単純な平板が用いられるが、人の背面や椅子の背もたれ面の形状に合わせて適宜曲面を形成してもよい。突っ張り部材3の下端3aは、本実施形態では平板の断面からなる。しかしながら椅子の座面への着座を安定させるため仮想線で示すような水平方向の突出部13を設けてもよい。
ベルト2は、突っ張り部材3に対し、突っ張り部材3の任意の高さ位置で着脱自在に固着可能である。この固着部における固着部材も先と同様の面ファスナー10から構成され、本実施形態では鉤面部12が、ユーザUの背面Hに位置されるベルト2の部分2a(ベルト2の中央部)の表面に形成され、輪面部11が突っ張り部材3の下端3aより上方の所定高さ範囲に渡って形成されている。この構成によりベルト2は突っ張り部材3に高さ位置調節可能に着脱自在に固着されることになる。なお鉤面部12を突っ張り部材3に、輪面部11をベルト2に形成しても良い。
こうして、ユーザUの背面Hに位置されるベルト2の部分2aの表面が、突っ張り部材3の表面に固着されることとなる。また、固着状態の突っ張り部材3は、ユーザUの背面Hに沿って高さ方向に延出することとなる。
さて、使用に際しては、図1に示すように、ベルト2をユーザUの腹部Hにぴったりと密着するよう巻き付け、両端部4,5同士を固着する。そして突っ張り部材3の下端3aを椅子Cの座面Zに着座させつつ、突っ張り部材3を、輪面部11のある面を表ないし手前にして椅子Cの背もたれSに立て掛ける。その後ユーザUは、椅子Cの座面Zに一旦座った後、若干腰を浮かせ、後ろに寄りかかってベルト2の鉤面部12を突っ張り部材3の輪面部11に押しつける。これによりベルト2と突っ張り部材3とが固着され、この状態でユーザUが再度椅子Cの座面Zに座ろうとすると、突っ張り部材3が突っ張ってベルト2を介してユーザUの腹部を持ち上げるようになる。ユーザUの尻Aは椅子Cの座面Zに完全に着座できない(つまりユーザは完全に座れない)。ユーザUの尻Aは、完全に座ったときよりも若干浮き上がった状態となり、座面Zに弱く密着するか、極端には接触しない。なおこうしても、たいていは太股が座面Zに着いているし、ユーザUの両足は床についているので、ユーザの安定は保たれる。突っ張り部材3はユーザUと椅子Cの背もたれSとの間に挟まれて安定している。
このとき、突っ張り部材3の下端3aからベルト2の固着位置(ベルト2の鉤面部12の高さ中心)までの高さ方向の距離は、ユーザUの腹部Hを上方に持ち上げる(或いは付勢する)ような距離となる。ベルト2はユーザUの腹部Hのちょうどあばら骨の下に若干食い込み、あばら骨に引っ掛かってユーザUの腹部Hを持ち上げる。
かかる使用状態では、ユーザUが腹部Hで支えられ、椅子Cに完全に座らないようになるため、腰部Kが、それより下の尻Aの体重で引っ張られるようになる。このようにユーザUは座っているだけで腰部Kが引っ張られる。また姿勢も良くなる。またユーザUが腹部Hで支えられるために腰部Kにかかる負担ないし重さが軽減され、腰部Kを下に押し潰すようなことが抑制される。このようにユーザUは椅子に座るだけで腰痛の予防、軽減、治療を行うことができる。ユーザUの尻Aが座面Zに着いていたとしても、その着座は弱く、尻Aの重量の少なくとも一部は腰部Kの牽引に利用することができ、効果がある。たとえば、車の乗車中、オフィスでの仕事中、酒を飲んでいるとき、自宅でテレビを見ているときなど、多様な日常生活の中で容易に腰痛対策を行うことができ、極めて便利である。この効果は発明者による試作試験からも確認された。
また、上述のように極めて簡単な装置構成であり、低廉で、場所もとらない。小型軽量なので持ち運びも可能だし、女性やお年寄りなどにも容易に扱える。
前記構成において、ベルト2は、タイト感が和らげられる程度に伸縮可能であるのが好ましく、あばら骨の下の腹部Hの形状(くびれ形状や出っ張り形状など)に倣うことができる程度に伸縮可能であるのが好ましく、しかしながら体重を支えたとき伸び過ぎない程度に伸縮可能であるのが好ましい。しかしながらベルト2は伸縮できなくてもよい。
なお、特許文献2には患者の肋骨下部付近を固定して座面を下降させることにより腰や背中を伸ばす装置が開示されているが、本発明は椅子の座面で突っ張って腹部を持ち上げる点で、装置本体側で椅子とは独立して患者の肋骨下部付近を支持する特許文献2記載の装置とは異なり、またそれから容易に想到できるものでもない。
本発明の実施形態は他にもさまざま考えられる。たとえば、ベルトを巻き付けた後さらに締め付けたり緩めたりしてベルトの周長を再調節する手段を設けると、便利である。また、ベルトに財布や携帯電話などを入れるポケットを設けたり、突っ張り部材を椅子の背もたれに取り付けるための取付手段(ゴムバンドなど)を設けることも可能である。本発明の腰痛予防軽減装置は背もたれのない椅子にも適用できる。本発明は前記実施形態に限定されるように解釈すべきではなく、特許請求の範囲に規定された発明の範囲内で様々な変形応用が可能であり、均等物をもカバーするものと解釈すべきである。
1 腰痛予防軽減装置
2 ベルト
3 突っ張り部材
3a 下端
U ユーザ
H 腹部
C 椅子
Z 座面
A 尻
K 腰
2 ベルト
3 突っ張り部材
3a 下端
U ユーザ
H 腹部
C 椅子
Z 座面
A 尻
K 腰
Claims (1)
- ユーザの腹部に巻き付けられるベルトと、該ベルトが取り付けられ、下端が椅子の座面に着座される突っ張り部材とを備え、前記ユーザが前記椅子に着座したとき、前記突っ張り部材により前記ベルトを介して前記ユーザの腹部を持ち上げるように構成したことを特徴とする腰痛予防軽減装置。
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JP2006187574A5 JP2006187574A5 (ja) | 2008-03-13 |
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