JP2006186539A - 撮像装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】手振れの恐れがなく、容易に縦と横との構図の画像を撮像する撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、撮像指示により、撮像部11で撮像された主たる画像と、画角を調整して撮像した画像からトリミングしてその主たる画像に対して縦又は横に構図を違えた画像と、を記憶する。さらに撮像装置1は、撮像部11で撮像される画像の縦横比と共通する撮像範囲の画像である基準画像とに応じ、縦又は横に構図を違えた画像が入る最大画角に調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラにおける撮像範囲は、デジタルカメラ内の撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)の形状や装置の設定により、横長又は縦長のいずれかである。一例として、NTSC(National Television System Committee)方式の場合の縦横比は3:4である。このため、上記デジタルカメラの利用者は、ファインダーなどに表示される撮像範囲を確認しながら、縦又は横に構えて試行錯誤した後に、最も好適と思われる構図で撮像を行なっていた。
このように、縦又は横の構図に合わせてデジタルカメラを構え直す場合は、カメラを安定良く保持することができなくなるため、手振れなどにより撮像画像がボケてしまう恐れがあった。この問題を解決するための一例としては、正方CCDで被写体を正方形の形状に撮像し、その後、縦又は横の形状の画像を取出す技術がある(特許文献1を参照)。
特開平10−155111号公報
しかしながら、特許文献1などの従来の技術では、構え直すことなく縦又は横の構図の撮像画像を取得することが可能ではあるが、特殊な正方CCDが必要になり、更に切替操作などを行なう必要があるため、安定した保持状態を維持するには十分なものとは言えなかった。
また、撮像時において縦又は横に違えた構図の撮像画像を同時に得ることができないため、撮影者が意図した構図の画像が撮れず、一瞬のシャッターチャンスを逃すことがあり、さらなる開発が望まれていた。
そこで、本発明は、手振れの恐れがなく、容易に縦と横との構図の画像を撮像する撮像装置の提供を課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、撮像画像の縦横比が異なる撮像装置において、前記撮像画像の画角の調整を行なう画角調整手段と、一の縦横比の第1画像を取得する第1画像取得手段と、前記一の縦横比とは異なる他の縦横比の第2画像を前記第1画像に対して画角を広く調節して取得する第2画像取得手段と、前記取得された第1画像及び第2画像の画像データをそれぞれ記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1画像と前記第2画像とに共通する撮像範囲の画像である基準画像を取得する基準画像取得手段と、前記第2画像の取得時に前記撮像画像の縦横比と前記基準画像とに基づいて当該第2画像が撮像範囲に収まるか否かを判定する判定手段と、を更に備え、前記第2画像取得手段は、前記判定手段の判定結果に応じた画角に調整して第2画像を取得することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において前記記憶手段は、前記第1画像の取得時における画角に応じた前記第2画像取得時の画角を予めテーブル情報として記憶し、前記第2画像取得手段は、前記第1画像の取得時における画角と前記テーブル情報とに応じて画角を調節して第2画像を取得することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記第1画像は縦長画像若しくは横長画像のいずれか一方であり、第2画像はその他方であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、当該撮像装置を縦又は横の何れの状態にして撮像したかを検出する検出手段を更に備え、前記記憶手段は、前記取得された第1画像及び第2画像を前記検出手段に応じた縦又は横の撮像状態の画像データとして記憶することを特徴とする。
更に、撮像画像の縦横比が異なる撮像装置のコンピュータに対して、上述した請求項1〜5に記載の発明に示した主要な機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項6〜10に記載の発明)。
請求項1、6に記載の発明によれば、通常の第1画像に加えて、それに対応する縦又は横に構図を違えた第2画像を画角を広く調整して取得する構成であるため、利用者が持ち直して撮影する必要がなく、撮影時における手振れを防止することができ、容易に縦と横との構図の画像を撮像することができる。
また、利用者にとって持ちやすい形態で縦又は横の画像を得ることができるとともに、両方の構図を同時に撮像することで、一瞬のシャッターチャンスを逃すことがない。
請求項2、7に記載の発明によれば、第2画像の取得時に画角を最大に調整する構成であるため、縦又は横に構図を違えた第2画像が画角調整に伴い劣化して取得されることを抑えることができ、より質の高い画像を取得することができる。
請求項3、8に記載の発明によれば、第1画像取得時の画角に対応した第2画像取得時の画角に関する情報をテーブル情報として記憶し、そのテーブル情報に基づいて第2画像取得時の画角調整を行なう構成であるため、より簡易な構成で縦及び横の構図の撮像画像を取得することができる。
請求項4、9に記載の発明によれば、縦長又は横長の撮像画像を容易に取得することができる。
請求項5、10に記載の発明によれば、縦又は横の何れで撮像したかを検出して、画像データの格納時に記憶する構成であるため、縦及び横の構図を撮像した撮像画像の確認や鑑賞時における画像表示を正確にすることができる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明に係る撮像装置1の実施の形態について説明する。なお、この発明はこの実施の形態に限定されるものではない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
図1は、撮像装置1の基本的な構成要素を示したブロック図である。撮像装置1は、制御部10、撮像部11、表示部12、ファインダ部13、入力部14、メモリカードI/F15、画像処理用メモリ16、記憶部17、傾斜センサ18、及び外部I/F19を備え、各部はバス20により互いに電気的に接続されてなる。
制御部10は、特に図示しないCPU(Central Processing Unit)、内部RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などを備え、CPUが前記内部RAMの所定領域を作業領域としてROMに格納されている各種制御プログラム又は各種データに従い、上記各部に制御信号を送って撮像装置1の動作全般を統括制御する。なお、上述の作業領域や各種プログラムの格納先は後述する記憶部17であってよい。
具体的に制御部10は、撮像レンズ及びミラー等のレンズ・ミラーブロック、CCD等の撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路などを備えた撮像部11の光学ズームを調節したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッタ駆動制御、露出、ホワイトバランスなどを制御する。この撮像レンズ系には、ズームレンズ系が含まれており、その中の移動レンズの位置をズームイン/ズームアウトの操作に応じて可変することで画角が調整される。その際、制御部10は、現在のズーム倍率を移動レンズの位置に応じて監視するようにしている。
また、制御部10は、撮像部11によって撮像されて信号処理された画像データを画像処理用メモリ16に送り、一時記憶させる。そして、画像処理用メモリ16内の画像データは制御部10の指示により表示部12又はファインダ部13に送られて表示される。また制御部10は、入力部14に設けられている特に図示しないシャッターボタンの操作に応じて画像処理用メモリ16内の画像データを、圧縮符号化した後にメモリカードI/F15に送り、特に図示しないメモリーカードにファイル形式で記録保存する。なお、画像処理用メモリ16内の画像データは、後述する記憶部17内のデータ領域に保存される構成であっても良い。
また、制御部10は、画像処理用メモリ16内の画像データに対して所定の画像処理を行なう。ここで行なわれる画像処理は、拡大/縮小処理、回転処理、トリミング処理、画像自体又は所定の矩形範囲の短辺/長辺の長さを計測する処理、2つの画像を比較して一致する部分を抽出する処理などがある。なお、画像処理は、複数の処理を重ねて行なって良く、例えば、撮像された画像データに対してトリミングと拡大/縮小処理を施し、一般に電子ズームとして知られる光学ズームと同様な画角調整を行なう処理などでもよい。
表示部12は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などによって構成され、撮像時の確認画面、画像再生画面、入力操作画面、メッセージ画面として使用されるもので、その解像度を撮像部11内の撮像素子の解像度と略同様とした高精細ディスプレイである。
ファインダ部13は、撮像方向からの光が入射される対物レンズ、制御部10からの入力される指示に従ってフレーム、視野枠、又は各種データの表示を行なうファインダ用LCD、入射される光束を利用者の眼に導く接眼レンズ、及び対物レンズとファインダ用LCDからの光を導光して接眼レンズへ導くプリズムなどにより構成される。利用者は、ファインダ部13からの画像を確認することで、撮像範囲(構図)、絞り、シャッタースピードなどの撮像に関する情報を容易に知ることができる。なお、表示部12において撮像した画像に視野枠や各種データを加えて表示し、ファインダ部13に関する機能を実現する構成であっても良い。
入力部14は、各種データ及びコマンドを入力するもので、電源ボタン、「半押し」又は「全押し」の2段階ストロークで押下操作が可能なシャッターボタンのほか、通常の撮影モード、縦横同時撮影モードなどを切り換えるモード切替ボタン、他の各種設定を行なうための選択ボタンなどが設けられている。
メモリカードI/F15は、特に図示しないメモリーカードが着脱自在に装着されるインターフェイスであり、画像データなどをメモリーカードに転送する。メモリーカードは、着脱自在で不揮発性の記録メディアであり、例えば、スマートメディア、ICカードなどによって構成される。
画像処理用メモリ16、記憶部17は、電気的に消去及び書き換えが可能な不揮発メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリなどにより構成される。画像処理用メモリ16は、後述する基準画像や各種画像処理時に一時的に画像を格納するメモリであり、揮発メモリで構成されても良い。記憶部17は、プログラム記憶領域、データ記憶領域、及び作業領域を有する構成となっている。このプログラム領域には、後述するフローチャートに示す動作手順で本実施の形態に関する動作を実現するためのプログラムなどが格納されている。
傾斜センサ18は、例えば、内部にx方向、y方向に夫々振れる2つの振子(とくに図示しない)を備え、振子の動きにより利用者が当該撮像装置1を縦又は横のいずれに構えたかを検知し、制御部10へ傾斜信号として送信する。
外部I/F19は、外部機器としてのデータ処理装置(パーソナルコンピュータなど)が接続されるもので、有線あるいは無線通信により所定の通信プロトコルに基づいて行なわれる画像データ又は各種データの送受信を制御する。
ここで、撮像部11の詳細について図2に示す。撮像部11は、センサ部111、光学系駆動部112、駆動回路113、撮像素子114、アナログ処理回路115、A/D回路116、バッファ117、信号処理回路118、圧縮伸長回路119、レンズ120、及びシャッター121を備え、制御部10の指示により撮像された画像データを所定の形式に変換して画像処理用メモリ16に出力する。
センサ部111は、特に図示しない赤外投光部及び受光部による測距回路とCdSなどの光電導体による露光回路とから構成され、撮像方向にある撮像対象の距離値と露出値を制御部10へ出力する。
光学系駆動部112は、後述するレンズ120、シャッター121をステッピングモータなどにより駆動する回路であり、上述のセンサ部111により得られる距離値や露出値に応じた撮像部11の指示により、撮像素子114で結像する画像が撮像対象に合焦するようなレンズ120の移動と撮像素子114に入光する光量が適正となるようなシャッター121による露出制御とを行なう。
駆動回路113は、撮像素子114によって光電変換された各画素対応の電荷を画像信号として順次取出してアナログ処理回路115に与える。具体的には、撮像素子114は、CCD又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの光センサにより構成され、当該撮像素子上に結像される画像を各画素対応の画像信号として出力する。
アナログ処理回路115は、撮像素子114から出力される画像のノイズを低減させるCDS(Correlated Double Sampleing:相関二重サンプリング)回路、信号の増幅を行なうAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)回路、入力された画像信号における色差信号の差を利用して、R・G・Bの各色の色差成分に分離させる色分離回路、及びそのR・G・Bの各色差成分のバランスが同等になるように調整されるホワイトバランス制御回路などにより、所定のアナログ信号処理を行ない、A/D回路116へアナログ画像信号を出力する。
A/D回路116は、アナログ処理回路115から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、バッファ117へ出力する。バッファ117は、A/D回路116で変換されたデジタル画像信号を一時的に記憶し、制御部10の指示により信号処理回路118又は圧縮伸長回路119へ順次出力する。
信号処理回路118は、特に図示しないDSP(Digital Signal Processor)などで構成され、入力されたデジタル画像信号に対し、輝度処理、色処理、又は所定の閾値による比較検出処理などの各種画像処理を施して出力する。
圧縮伸長回路119は、入力されるデジタル画像信号を所定の符号化方式で圧縮又は復号化して制御部10へ出力する。なお、ここにおける圧縮/伸長は、互いに可逆的であってもよいが、不可逆的に圧縮を行なうものであっても良い。例えば、ADCT(Adaptive Discrete Cosin Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピー符号化方式であるハフマン符号化などの処理によるJPEG(Joint Photographic Experts Group)画像への変換などで良い。
レンズ120は、撮像対象の像を前述の撮像素子114上に結像(合焦)するように調節可能なレンズである。なお、画角調整手段としてのレンズ120は、特に図示しない複数のレンズ群により画角が可能に構成される。具体的には、被写体側から第1群に焦点調節のためのレンズ群(フォーカス)、第2群に変倍(画角調整)のためのレンズ群(バリエータ)、第3群に変倍に伴う像の補正を行なうレンズ群(コンペンセータ)、第4群に結像用にレンズ群(リレー)を備え、バリエータの位置調整による画角調整とコンペンセータの位置調整による画像のピント調整とをおコア濡。なお、画角調整を行なう場合は、制御部10においてバリエータの位置に応じた画角(倍率)を予め測定されて記憶部17に格納された位置と画角の参照テーブルなどを元に算出し、ファインダ部13へ表示する構成であっても良い。
シャッター121は、レンズ120と撮像素子114との間に配され、複数枚のシャッター羽根などにより開口径と開閉時間(露光時間)とを制御可能に構成される。
次に、本実施の形態における動作を説明する。
後述する各フローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部17又はメモリーカードに格納されており、制御部10が該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、制御部10は、外部I/F19を介して外部から伝送される上記プログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、撮像装置1内に格納されるプログラムの他、外部供給されたプログラム又はデータを利用して本実施の形態特有の動作を実現することも可能である。
図3は、制御部10によりシャッターボタンの全押しなどによる利用者からの撮像指示で実行される本実施の形態に係る動作処理を示すフローチャートである。制御部10は、撮像指示が入力部14から入力されると、撮像対象に対する光量制御/焦点合わせを行ない、第1画像取得手段としてのステップS11により、撮像部11から画像データを取得し、傾斜センサ18からの傾斜信号を検知する(ステップS12)。
ステップS12の後、検出手段としてのステップS13により、縦又は横のいずれに構えて撮像されたかが検出され、記憶手段としてのステップS14、S15により、構えた状態に応じて縦又は横の画像データとして記憶部17に記憶される。なお、本実施の形態では、縦又は横の2つの状態を検出してその状態の画像として記憶する構成としたが、傾斜センサ18により検出された傾斜度を対応する画像データとともに記憶部17に記憶する構成であっても良い。
ステップS14、S15の後、撮像された画像データの短辺の長さpと長辺の長さqが算出され(ステップS16)、基準画像取得手段としてのステップS17により、その画像データの長辺の中心から幅±p/2の範囲、つまり、通常の撮像画像と縦横比の異なる撮像画像とに共通する撮像範囲の画像データが基準画像データとして画像処理用メモリ16に格納される。
ここで、画像処理用メモリ16に格納される基準画像について、図5(a)、図6(a)に例示する。図5(a)は長辺方向が横方向で長さがq、短辺の長さがpであり、図6(a)は長辺方向が縦方向である撮像部11で撮像された画像Gを示す図である。図中において、画像処理用メモリ16に格納される基準画像データは、各辺の長さがpである画像G1であり、構図を縦又は横に違えた場合に重複する画像部分のデータである。
ステップS17の後、撮像する画角が広げられ(ステップS18)、撮像部11で撮像された画角調整後の画像データが画像処理用メモリ16に取り込まれ(ステップS19)、上記基準画像データに対応する撮像範囲の抽出が行なわれて(ステップS20)、抽出された基準画像部分の各辺の長さmが求められる(ステップS21)。
ここで、ステップS20、S21で行なわれる基準画像データに対応する撮像範囲の抽出と各辺の長さの測定について、図5(b)、図6(b)に例示する。図5(b)、図6(b)は、前述の図5(a)、図6(a)から画角が広げられて撮像された画像Gaを示す図である。画像Ga内の画像G2は、図5(a)、図6(a)の基準画像である画像G1に対応する部分の画像である。
ステップS20における画像の抽出は、画角を広げた場合の画像が広げる前の画像に比べて縮尺が小さくなるため、基準画像を順次縮小し、その縮小された基準画像と取り込まれた画像とを中心を同位置に重ね合わせて比較し、一致する範囲を抽出して行なわれる。そして、抽出される画角を広げられた場合の基準画像に対応する部分は、前述の画像G1より縮小された画像G2であり、各辺の長さはpよりも短いmの長さが画素数を計数して算出される。
ステップS21の後、判定手段としてのステップS22により、画像Gに対して縦又は横に構図を違えた画像(図5(b)、図6(b)中の画像G3)が画像Gaに最大で収まるように、短辺の長さがm、長辺の長さが丁度pである画像が、画角調整に対して縦横比が不変であることを元に、m:p=p:qの条件を満たすように、mの値がp×p/qに一致するか否かを元に判定される。

そして、ステップS22において、mのほうが大きいと判定された場合はさらに画角を広げるようにステップS18からの処理に戻され、mの方が小さいと判定された場合は画角を狭められ(ステップS23)、ステップS19からの処理に戻される。
ステップS22の判定で丁度画像Gaに構図を違えた画像である画像G3が収まるように調整が行なわれた後、基準画像部分画像G2の画像領域に対する露出制御/焦点合わせが行なわれて(ステップS24)、画像(画像Ga)が再度取り込まれる(ステップS25)。なお、ステップS24における露出制御/焦点合わせは、画像G3の領域に対して行なわれる構成であって良く、特に限定しない。
ステップS25の後、第2画像取得手段としてのステップS26により、再度取り込まれた画像の中心から短辺が±m/2で、長辺がpの画像(画像G3)が切り出され、その切り出された画像のサイズが長辺q、短辺pに拡大され(ステップS27)、記憶手段への記憶制御としてのステップS29、S30により、横に構えた状態である場合は縦画像として、縦に構えた状態である場合は横画像として、ステップS14、S15に記憶された画像と対応付けされた状態で記憶部17に記憶されて、終了する。
なお、各画像が対応付けされて記憶部17に記憶される状態とは、同一の番号を付されたファイル名の一部に縦又は横の状態を示す識別符号を付して記憶された状態や、Exif(Exchangeable Image File Format)などの画像データ内に付加情報として対応関係が記憶された状態をいう。
このように、撮像装置1は、利用者からの撮像指示により、先ず構えた状態の画像を撮像し、その画像に対して縦又は横に構図を違えた画像を画角を調整して撮像する。これにより、撮像装置1は、構え直すことがないために手振れの心配がなく、撮像指示時の縦、横の構図の画像を容易に得ることができる。
また、撮像装置1は、利用者にとって持ちやすい形態や、ストロボなどの位置関係などによる撮像装置にとって最も適した撮像形態で、縦又は横の画像を同時に取得することができる。
また、撮像装置1は、構えた状態の撮像画像に対して構図を違えた画像を画角を最大に調整して取得する構成であるため、撮像される画像が画角調整に伴い劣化することを抑えることができる。
また、撮像装置1は、撮像された縦又は横の構図の画像を互いに対応付けして格納する構成であるため、撮像画像の確認や鑑賞時において、対応する画像を容易に検索することができる。
[変形例1]
次に、変形例1として、縦横同時撮影モードか否か、又は縦位置に構えたか横位置に構えたかにより処理が異なる場合について、図3、4を参照して説明する。
図4は、制御部10により実行される、モード又は傾斜センサ18で検出される縦位置/横位置により異なる処理を行なうことを示すフローチャートである。
先ず、制御部10は、縦横同時撮影モードであるか否かを判定する(ステップS41)。そのモードでない場合は、通常の撮影処理(ステップS42)として、前述のステップS11〜S15に示された各処理が行なわれ、撮像された縦又は横画像が記憶部17に格納されて、終了する。
ステップS41において、縦横同時撮影モードであると判定された場合は、撮像装置1の設置が縦位置であるか横位置であるかが判定される(ステップS43)。横位置である場合は、前述のステップS11〜S30において、ステップS12〜S16がステップS12、S14、S16と続く処理と、ステップS27〜S29がステップS27、S29と続く処理とが行なわれ、横画像を主体に縦画像も記憶されて(ステップS44)、終了する。
また同様に、縦位置である場合は、ステップS12、S15、S16と続く処理と、ステップS27、S30と続く処理とが行なわれ、縦画像を主体に横画像も記憶されて(ステップS45)、終了する。
上述の変形例1のように、撮像装置1は、横位置を主体の撮像処理と縦位置を主体の撮像処理とを分ける構成であっても良く、また、通常撮影時における縦又は横の撮影位置に応じて画像を格納する構成であっても良い。
[変形例2]
次に、変形例2として、撮像装置1は、ステップS11で主体として取り込まれる画像(第1画像)の画角に対応した画角と切り出す範囲を予めLUT(ルックアップテーブル)として記憶部17に格納し、その値を参照して画角調整を行なって、ステップS24以下の処理により第2画像を取得し、縦又は横の画像を撮像する構成であっても良い。
上述の変形例2のような構成の場合は、ステップS16〜S23までの基準画像を認識して画角調整する処理を行なう必要がなく、より簡易な構成で本発明を実現することができる。
本発明である撮像装置1の機能的構成を模式的に示した図である。 撮像部11の内部構成を模式的に示した図である。 本発明に係る撮像装置1の撮像動作を示したフローチャートである。 撮像装置1の撮像動作の変形例を示したフローチャートである。 (a)は、撮像部11により撮像される画像Gを例示する図であり、(b)は、画角調整後の画像Gaを例示する図である。 (a)は、撮像部11により撮像される画像Gを例示する図であり、(b)は、画角調整後の画像Gaを例示する図である。
符号の説明
1 撮像装置
10 制御部
11 撮像部
12 表示部
13 ファインダ部
14 入力部
15 メモリカードI/F
16 画像処理用メモリ
17 記憶部
18 傾斜センサ
19 外部I/F
20 バス
111 センサ部
112 光学系駆動部
113 駆動回路
114 撮像素子
115 アナログ処理回路
116 A/D回路
117 バッファ
118 信号処理回路
119 圧縮伸長回路
120 レンズ
121 シャッター
G、Ga、G1、G2、G3 画像

Claims (10)

  1. 撮像画像の縦横比が異なる撮像装置において、
    前記撮像画像の画角の調整を行なう画角調整手段と、
    一の縦横比の第1画像を取得する第1画像取得手段と、
    前記一の縦横比とは異なる他の縦横比の第2画像を前記第1画像に対して画角を広く調節して取得する第2画像取得手段と、
    前記取得された第1画像及び第2画像の画像データをそれぞれ記憶する記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1画像と前記第2画像とに共通する撮像範囲の画像である基準画像を取得する基準画像取得手段と、前記第2画像の取得時に前記撮像画像の縦横比と前記基準画像とに基づいて当該第2画像が撮像範囲に収まるか否かを判定する判定手段と、を更に備え、
    前記第2画像取得手段は、前記判定手段の判定結果に応じた画角に調整して第2画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記記憶手段は、前記第1画像の取得時における画角に応じた前記第2画像取得時の画角を予めテーブル情報として記憶し、
    前記第2画像取得手段は、前記第1画像の取得時における画角と前記テーブル情報とに応じて画角を調節して第2画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1画像は縦長画像若しくは横長画像のいずれか一方であり、第2画像はその他方であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 当該撮像装置を縦又は横の何れの状態にして撮像したかを検出する検出手段を更に備え、
    前記記憶手段は、前記取得された第1画像及び第2画像を前記検出手段に応じた縦又は横の撮像状態の画像データとして記憶することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 撮像画像の縦横比が異なる撮像装置のコンピュータを、
    前記撮像画像の画角の調整を行なう画角調整手段と、
    一の縦横比の第1画像を取得する第1画像取得手段と、
    前記一の縦横比とは異なる他の縦横比の第2画像を前記第1画像に対して画角を広く調節して取得する第2画像取得手段と、
    前記取得された第1画像及び第2画像の画像データをそれぞれ記憶する記憶手段と
    として機能させるためのプログラム。
  7. 前記第1画像と前記第2画像とに共通する撮像範囲の画像である基準画像を取得する基準画像取得手段と、前記第2画像の取得時に前記撮像画像の縦横比と前記基準画像とに基づいて当該第2画像が撮像範囲に収まるか否かを判定する判定手段と、して機能させ、
    前記第2画像取得手段は、前記判定手段の判定結果に応じた画角に調整して第2画像を取得することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記記憶手段は、前記第1画像の取得時における画角に応じた前記第2画像取得時の画角を予めテーブル情報として記憶し、
    前記第2画像取得手段は、前記第1画像の取得時における画角と前記テーブル情報とに応じて画角を調節して第2画像を取得することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  9. 前記第1画像は縦長画像若しくは横長画像のいずれか一方であり、第2画像はその他方であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載のプログラム。
  10. 当該撮像装置を縦又は横の何れの状態にして撮像したかを検出する検出手段として機能させ、
    前記記憶手段は、前記取得された第1画像及び第2画像を前記検出手段に応じた縦又は横の撮像状態の画像データとして記憶することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載のプログラム。
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