JP2006185819A - 電子放出素子、電子源、画像表示装置、および映像受信表示装置 - Google Patents

電子放出素子、電子源、画像表示装置、および映像受信表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 陽極電極に到達する電子の領域を、簡易な構成で制御することのできる電子放出素子を構成する。
【解決手段】 電子放出部を備える陰極電極と、該電子放出部から電子を引き出すための電極であって、前記陰極電極の電位よりも高い電位を印加する引出し電極と、該引出し電極によって前記電子放出部から引き出された電子を偏向する電極であって、前記引出し電極の電位より低い電位を印加する偏向電極と、を基板上に備え、陽極電極と対向して配置し、電子を放出する電子放出素子であって、前記引出し電極は、前記陰極電極と前記偏向電極との間に配置されており、前記偏向電極は、前記電子放出部と対向するように配置される部分と、且つ、前記偏向電極と前記電子放出部とが対向する方向と交差する方向において前記電子放出素子から放出された電子を挟むように配置される部分と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はテレビ受像機、コンピュータの表示装置、電子線描画装置等に用いる電子源、画像表示装置、および映像受信表示装置に関するものである。
従来、電子放出素子としては、電界放出型電子放出素子がある。
この電界放出型電子放出素子の一つに、電子放出部が基板表面に対して垂直方向に円錐あるいは四角錐の形状をなした、いわゆるSpindt型の電子放出素子がある。
Spindt型の電子放出素子において、電子放出特性は、電子放出部である円錐あるいは四角錐の形状に大きく依存する。しかし、その円錐または四角錐の形状を簡易に再現性良く形成することが難しいという問題があった。
このため、構成が簡易であり再現性良く電子放出素子を製造することを目的として、陰極電極と、陰極電極に対向する引出し電極と、引出し電極により引き出された電子を垂直に偏向させる偏向電極と、を同一基板上に有する構造が特許文献1に記載されている。
特開昭64−054649
しかしながら、特許文献1の構造によると、偏向電極の引出し電極側の端部が電子の進行方向に対して垂直方向に延在するため、電子軌道が電子の進行方向に対して垂直方向に広がったまま、基板表面に対して垂直方向に偏向されることがあった。そのため、特許文献1の電子放出素子を画像表示装置に適用すると、電子放出素子に対向して配置された陽極電極に到達する電子の領域は広がる傾向がある。一方、近年、ディスプレイ等の画像表示装置には、より高い精細度が求められている。
本発明は前述の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、陽極電極に到達する電子の領域を、簡易な構成で制御することのできる電子放出素子を構成することにある。
上記目的を達成するための本発明は、電子放出部を備える陰極電極と、該電子放出部から電子を引き出すための電極であって、前記陰極電極の電位よりも高い電位を印加する引出し電極と、該引出し電極によって前記電子放出部から引き出された電子を偏向する電極であって、前記引出し電極の電位より低い電位を印加する偏向電極と、を基板上に備え、陽極電極と対向するように配置することで電子を放出する電子放出素子であって、前記引出し電極は、前記陰極電極と前記偏向電極との間に配置されており、前記偏向電極は、前記電子放出部と対向するように配置される部分と、且つ、前記偏向電極と前記電子放出部とが対向する方向と交差する方向において前記電子放出部と前記偏向電極の前記電子放出部と対向するように配置される部分との間の領域を挟むように配置される部分と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で陽極電極に到達する電子のスポットが小さい電子放出素子を実現することができる。その結果、本発明の電子放出素子を用いた画像表示装置においては、高精細の画像を表示することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る電子放出素子を、図1に示した模式図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る電子放出素子の斜視図を示す。図中の、1は基板、2は陰極電極、3は引出し電極、4は第1の偏向電極、5は第2の偏向電極、6は第3の偏向電極、9は陽極電極、10は電子ビーム照射領域を示す。また、図中の矢印は、駆動時に陰極電極2の電子放出部から放出された電子の軌道を示す。
本実施形態の電子放出素子は、以下に説明するように各々の電極に対して電位を印加して、陰極電極2の電子放出部から電子を放出する。
陰極電極2の電位より引出し電極3の電位が高くなるように、陰極電極2と引出し電極3との間に電圧を印加する。陰極電極2と引出し電極3との間に印加する電圧としては、実用的には、100V以下とすることができる。好ましくは、駆動回路の負荷を考慮して50V以下である。更に、偏向電極4〜6には引出し電極3の電位よりも低い電位が印加される。陰極電極2と偏向電極4〜6との間には、実用的には−100V以上、陰極電極2と引出し電極3との間に印加する電圧未満とすることができる。より好ましくは、−50V以上、陰極電極2と引出し電極3との間に印加する電圧未満の範囲である。第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6に印加する電位は同じであることが最も簡易で好ましいが、各々に異なる電位を印加することもできる。異なる電位を印加することで、電子が陽極電極に到達する位置を制御することができる。これにより、基板と陽極電極とを対面させる際に、基板の所定の位置と対応する陽極電極の位置との間に位置ずれが発生した場合、陽極電極に電子が到達する位置を容易に修正することができる。
更に、陰極電極2と陽極電極9との間に、1kV以上30kV未満の電圧を印加する。
電子放出部から放出された電子は引出し電極3に設けられた開口を通過し、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6で囲まれる領域(偏向領域)に到達する。
偏向電極は、電子放出部と対向するように配置される部分と、且つ、偏向電極と電子放出部とが対向する方向と交差する方向において電子放出部と偏向電極の電子放出部と対向するように配置される部分との間の領域を挟むように配置される部分とを備える。すなわち、電子放出部と対向するように第3の偏向電極6が配置され、電子放出部から放出された電子を挟むように第1の偏向電極4と第2の偏向電極5とが配置されている。なお、電子放出部から放出された電子を挟むように配置される偏向電極は、偏向電極と電子放出部とが対向する方向と交差する方向であればよく、好ましくは垂直方向である。
従って、第1の偏向電極4および第2の偏向電極5に印加される電位によって形成される電場の影響で、図1の矢印の軌道をとる電子は、x方向に収束するように偏向される。更に、引出し電極3の開口を通過した電子は、第3の偏向電極6に近づくにつれ、第3の偏向電極6に印加された電位により形成される電場の影響により、y方向において、次第に減速し、好ましくは停止する。第3の偏向電極6に印加される電圧が負の場合には、第3の偏向電極6の近傍まで到達した電子は、y方向に進むエネルギーを失い(停止し)、続いて、逆方向に変位する。
一方、陰極電極2の電子放出部から放出された電子は、電子放出素子に対向するように配置された陽極電極9に印加される電位によって形成される電場の影響により、陽極電極9に向かうz方向の引力を受ける。
陰極電極2の電子放出部から放出された電子は、y方向に大きな速度で進むため、第3の偏向電極6に近づくまでは、陽極電極9によりz方向の引力を受けても大きくz方向には変位しない。しかし、電子のy方向の速度は、第3の偏向電極6に近づくにつれて低下し、その結果、多くの電子は第3の偏向電極6近傍から、z方向に引き出されて陽極電極9に到達する。z方向に引き出される電子は、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6によって、既に収束されているので、陽極電極9上に電子が到達する領域を小さくすることができる。
次に、本実施形態に係る電子放出素子の構造について図2を用いて説明する。
図2(a)は図1に示した本実施形態に係る電子放出素子の平面図を示し、図2(b)は図2(a)B−B’の断面図を示し、図2(c)は図2(a)のC−C’の断面図を示す。
基板1の材料としては、絶縁性の材料が好ましく、具体的には、石英ガラス、Na等の不純物含有量を減少させたガラスからなる基板、青板ガラス及びシリコン基材等にスパッタ法等によりSiO2を積層した積層体からなる基板、アルミナ等のセラミックス等が挙げられる。
図2(a)において、引出し電極3の開口に向かって突出した陰極電極2の突出部から、引出し電極3の陰極電極2側の端部までの最短距離は、0.2μmから1.5μmとすることができる。ここで、端部とは、平面図における部材の輪郭部を意味する。陰極電極2の突出部の形状は、図2(a)に示すような形状に限られない。引出し電極3に設けられた電子が通過するための開口の間隔は、0.5μmから3μmとすることができる。なお、本実施形態では、引出し電極3を構成する部材を対向して設け、その部材間の開口に電子を通過させるようにしたが、1つの部材からなる引出し電極3に一部を接続するように開口を設け、該開口を電子が通過するようにしても良い。また、陰極電極2の厚さより薄い引出し電極3を設け、電子放出部から放出された電子が引出し電極3上を通過するようにしても良い。また、図2(a)に示す引出し電極3のうち、開口を挟む部分の一方を除いても良い。
図2(b)および図2(c)に示す本実施形態に係る電子放出素子の断面図において、基板1上に配置する電極2〜6の断面形状は矩形に限られず、半円形状や、台形等のテーパーを有する形状であってもよい。
各々の電極に用いられる材料としては、Be、Mg、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W、Al、Cu、Ni、Cr、Au、Pt、Pd等の金属または合金材料、TiC、ZrC、HfC、TaC、SiC、WC等の炭化物、HfB、ZrB、LaB、CeB、YB、GdB等の硼化物、TiN、ZrN、HfN等の窒化物、Si、Ge等の半導体等が挙げられる。陰極電極2の突出部を、陰極電極2に用いる材料の仕事関数よりも低い材料で覆うこともできる。更に、陰極電極2の突出部に、カーボンナノチューブ等のカーボンファイバーを配置することも好ましい。
ここで、図2(a)に示すように、引出し電極3に設けられた開口の中心線と引出し電極3の偏向電極側の端部を含む面との交点と、偏向電極のうち電子放出部と対向するように配置された部分の電子放出部側の端部との間の最短距離をaとする。言い換えると、aは、引出し電極2と第3の偏向電極6との最短距離とすることができる。また、偏向電極のうち電子放出部から放出された電子を挟むように配置された部分の間の最短距離をbとする。すなわち、bは、第1の偏向電極4と第2の偏向電極5との最短距離とすることができる。また、偏向電極のうち電子放出部と対向するように配置された部分の電子放出部側の端部と、偏向電極のうち電子放出部から放出された電子を挟むように配置された部分の引出し電極2側の端部を含む面との間の最短距離をcとする。すなわち、cは、第3の偏向電極6の電子放出部側の端部と、第1の偏向電極4および第2の偏向電極5いずれかの引出し電極2側の端部を含む面との間の最短距離とすることができる。
このとき、a、bおよびcの範囲は500μm以下とすることができ、より好ましくは、1μm以上100μm以下とすることができる。また、陰極電極2と陽極電極9との間の距離をh、引出し電極2の厚さをp、第3の偏向電極6の厚さをqとする。hの範囲は10mm以下とすることができ、より好ましくは0.5μm以上5mm以下とすることができる。pおよびqの範囲は、20nm以上1μm以下とすることができる。なお、第1の偏向電極4および第2の偏向電極5の厚さは、陰極電極2の厚さの3倍以下とすることが好ましい。また、第3の偏向電極6の厚さは、陰極電極2の厚さと同じか、それ以上とすることが好ましい。このようにすることで、第3の偏向電極6に印加する電圧によらず、陰極電極2の電子放出部から引き出された電子を、第3の偏向電極6により形成される等電位面に対して垂直方向に進行させることができ、第3の偏向電極6の近傍で、y方向において、より効果的に減速および停止させることができる。
陰極電極2と引出し電極3との電位差(電圧)をVg、陰極電極2と第3の偏向電極6との電位差(電圧)をVf、陰極電極2と陽極電極9との電位差(電圧)をVaとする。
陰極電極2の電子放出部から電子を放出させるとき、以下の関係式1、2を満たすように設計する。
0≦Vf<Vgの場合には、
Figure 2006185819
Vf<0の場合には、
Figure 2006185819
0≦Vf<Vgの場合、上記の関係式1を満たすように構成することにより、陰極電極2の電子放出部から引き出された電子が、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6に囲まれる領域に進行してx方向に収束され、更に第3の偏向電極6に衝突することなく陽極電極9に到達することが可能となる。
Vf<0の場合、上記の関係式2を満たすように構成することにより、陰極電極2の電子放出部から引き出された電子が、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6に囲まれる領域に進行してx方向に収束され、進行方向と逆方向に変位して引出し電極3に衝突することなく陽極電極9に到達することが可能となる。
従って、以上のような関係を満たすことで、陽極電極9の電子ビーム照射領域10のx方向およびy方向の広がりを抑制することが可能となる。
次に、本実施形態に係る電子放出素子の製造方法の一例を、図3を用いて説明する。図3(a)、図3(c)および図3(e)は平面図を示し、図3(b)および図3(d)はそれぞれ図3(a)および図3(c)の断面図を示し、図3(f)は図3(e)のF−F’の断面図を示す。本実施形態の電子放出素子は、例えば以下の(工程a)〜(工程c)により作成することができる。
(工程a)
基板1を用意する(図3(a)、図3(b))。
(工程b)
基板1の表面上に、導電性膜を堆積する(図3(c)、図3(d))。
導電性膜を堆積する方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、印刷法等を用いることができる。
(工程c)
基板1の表面上に、陰極電極2、引出し電極3、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6を形成する(図3(e)、図3(f))。
陰極電極2、引出し電極3、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6を形成する方法としては、FIB(収束イオンビーム)法、フォトリソグラフィー技術等を用いることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る電子放出素子を、模式的に図4(a)、図4(b)および図4(c)に示す。
本実施形態に係る電子放出素子は、第1の偏向電極、第2の偏向電極および第3の偏向電極に替えて1つの偏向電極が設けられていることを除いて、第1の実施形態に係る電子放出素子と同じであり、同じ構成部材については同じ番号を付与している。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
図4(a)は本実施形態に係る電子放出素子の平面図を示し、図4(b)は図4(a)のB−B’の断面図を示し、図4(c)は図4(a)のC−C’の断面図を示す。図4において、7は偏向電極、11は偏向領域である。
偏向電極7の引出し電極3側の端部のうち、一部が他の部分より引出し電極3から離れた構造を有する。
図4には、偏向領域11の基板表面と平行する面の断面形状(偏向電極7の端部の形状)が、矩形状に形成された例を示したが、矩形状に限られず、円形状の一部や多角形状であってもよい。また、偏向領域11において基板1が露出するように形成したが、偏向領域11内の基板1が露出しないように、基板1の表面に導電膜を設けることもできる。このように導電膜を設けることで、基板1の表面に電子が衝突して帯電することを抑制することが可能となる。この場合、導電膜の厚さは、薄くすることが望ましい。なお、第1の実施形態において、偏向電極4〜6に囲まれた偏向領域内の基板1の表面に導電膜を設けることも、同じ理由により可能である。
図4(a)において、引出し電極3と、偏向電極7の引出し電極3側の端部のうち引出し電極3から離れた部分との間の最短距離をa、偏向領域11のx方向の長さをb、偏向領域11のy方向の長さをcとし、第1の実施形態と同じ関係を満たすように設計する。
このように、第1の実施形態における偏向電極4〜6各々を接続するように構成することで、電極に電圧を印加するための配線構造や駆動回路の構成を簡易にすることが可能となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る電子放出素子を、模式的に図5(a)、図5(b)および図5(c)に示す。
本実施形態に係る電子放出素子は、陰極電極2の引出し電極3側の端部のうち、一部が他の部分より引出し電極3から離れており、該離れた部分に電子放出部材8が設けられていることを除いて、第2の実施形態に係る電子放出素子と同じであり、同じ構成部材については同じ番号を付与している。以下、第2の実施形態と異なる部分について説明する。
図5(a)は本実施形態に係る電子放出素子の平面図を示し、図5(b)は図5(a)のB−B’の断面図を示し、図5(c)は図5(a)のC−C’の断面図を示す。図5において、8は電子放出部材である。
電子放出部材8には、陰極電極2の材料に比べ、より低い電界強度で電子を放出できる材料を用いる。このような構造にすることで、電子放出部材8から電子を放出するように各々の電極に電位を印加すると、陰極電極2と引出し電極3との間における等電位面は、電子放出部材8から放出された電子を収束させるように形成される。従って、電子放出部材8から引き出された電子は、第2の実施形態に示したような陰極電極2の構造に比べ、収束性を高くすることができる。
電子放出部材8に用いられる材料としては、グラファイト、アモルファスカーボン、ダイヤモンドライクカーボン、ダイヤモンド、フラーレン、カーボンナノチューブ等のカーノンファイバー等が挙げられる。また、陰極電極2の引出し電極3側の端部と引出し電極3の陰極電極2側の端部との間の距離は、0.5μmから3μmまでの範囲とすることができる。陰極電極2の引出し電極3側の端部に形成された凹部のx方向の幅は、0.5μmから100μmまでの範囲とすることができる。
本実施形態においては、陰極電極2の引出し電極3側の端部のうち、一部が引出し電極3から離れており、該離れた部分に電子放出部材8を配置したため、電子放出部材8から放出され、陽極電極に照射される電子ビーム照射領域のx方向の幅を、より一層狭くすることができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る電子放出素子を、模式的に図6に示す。
本実施形態に係る電子放出素子は、第3の実施形態の陰極電極2と偏向電極7とを接続することで、より簡易な構造とした例である。第3の実施形態に係る電子放出素子と同じ構成部材については同じ番号を付与している。以下、本実施形態の特徴的な部分について説明する。なお、陰極電極に第3の実施形態のものを用いたが第1の実施形態のものを用いることもできる。
図6は、本実施形態に係る電子放出素子の平面図を示す。本実施形態においては、偏向電極と陰極電極とを同じ部材で構成する。また、陰極電極2の上に引出し電極3を重ねて配置したが、引き出し電極3の上に陰極電極2を重ねて配置してもよい。陰極電極2と引出し電極3とが重なる部分においては、電気的に接続しないように絶縁層(不図示)が挟まれている。
このように、偏向電極と陰極電極とを接続するように構成することで、電極に電圧を印加するための配線構造や駆動回路の構成を、より一層簡易にすることが可能となる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る画像表示装置を、模式的に図7に示す。電子源基板上に配置する電子放出素子には、前述した第1〜第4の実施形態の電子放出素子を用いる。なお、ここでは、第4の実施形態に係る電子放出素子を用いた例を示す。
図7において、70は本発明の電子放出素子、71は電子放出素子70を複数配置した電子源基板、72は支持枠、73はガラス基板、74は蛍光膜、75はメタルバックである。陰極電極2および引出し電極3は、それぞれ行方向配線および列方向配線としての機能を有することも可能であるが、陰極電極2および引出し電極3を、それぞれ行方向配線および列方向配線に接続してもよい。支持枠72には、電子源基板71と、ガラス基板73の内面に蛍光膜74とメタルバック75とで構成されたフェースプレートとが、低融点のフリットガラスなどを用いて、接合される。
外囲器76は、フェースプレート,支持枠72,電子源基板71で構成される。
また、フェースプレートと電子源基板71との間に、スペーサとよばれる不図示の支持体を少なくとも1つ設置することにより、大気圧に対して十分な強度をもつ外囲器76を構成することもできる。
画像表示装置は、電子源基板71上に配置された電子放出素子70、陰極電極2、引出し電極3、及び外囲器76で構成される。
図8に蛍光膜74の一部を模式的に示す。図中の77は蛍光体、78は光吸収部材である。表示したい発光色に対応する蛍光体77を規則的に配置し、所望の蛍光体77を発光させることで、ガラス基板73の外面に画像を表示させることができる。蛍光体77は、光吸収部材78によって仕切られる。光吸収部材78を設ける目的は、カラー表示の場合必要となる三原色の各蛍光体77の混色等を目立たなくすることと、コントラストの低下を抑制すること等である。蛍光体77は、例えば、y方向には、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の順に配置する。x方向には同色の蛍光体77を配置する。蛍光体77のx方向の長さXは、100μm以上300μm以下とすることができ、より好ましくは、100μm以上150μm以下とすることができる。また、蛍光体77のy方向の長さYは、70μm以上180μm以下とすることができ、より好ましくは70μm以上115μmとすることができる。蛍光体77の間をx方向に分離する光吸収部材78の幅Lxは、100μm以上400μm以下の範囲とすることができる。蛍光体77の間をy方向に分離する光吸収部材78の幅Lyは、20μm以上100μm以下の範囲とすることができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る映像受信表示装置を、模式的に図9に示す。
本実施形態の映像受信表示装置においては、第5の実施形態に係る画像表示装置を用いる。図9において、81は映像情報受信装置、82は画像信号生成回路、83は駆動回路、84は本発明の画像表示装置を示す。まず、映像情報受信装置81で受信された映像情報を画像信号生成回路82に入力し、画像信号を生成する。映像情報受信装置81としては、例えば、無線放送、有線放送、インターネットを介した映像放送等を選局し受信できるチューナーのような受信機を挙げることが出来る。また、映像情報受信装置81に音響装置等を接続し、更に画像信号生成回路82、駆動回路83、および画像表示装置84を含めてテレビセットを構成することが出来る。画像信号生成回路82では、映像情報から画像表示装置84の各画素に対応した画像信号を生成し、駆動回路83に入力する。そして、入力された画像信号に基づいて駆動回路83で画像表示装置84に印加する電圧を制御し、画像表示装置84に画像を表示させる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、本発明の目的を達成するものであれば各構成要素が代用物や均等物に置換されたものであってもよい。
(実施例1)
実施例1として、図2に示す電子放出素子を作製した例を示す。図3に実施例1に係る電子放出素子の製造方法を示す。以下に、実施例1に係る電子放出素子の製造工程を詳細に説明する。
(工程1)
石英からなる基板1を用意し、十分洗浄を行った(図3(a)、図3(b))。
(工程2)
陰極電極2、引出し電極3、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極のリフトオフ用パターンをフォトレジストで形成し、真空蒸着法により、厚さ5nmのTi、厚さ50nmのMoを順次堆積し、導電性膜12を形成した(図3(c)、図3(d))。
(工程3)
フォトレジストパターンを有機溶剤で溶解し、Mo/Ti堆積膜をリフトオフして、陰極電極2、引出し電極3、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極を形成した(図3(e)、図3(f))。
実施例1では、陰極電極2および第3の偏向電極6を同じ厚さになるように形成した。
引出し電極3に設けられた開口の中心線と引出し電極3の偏向電極2側の端部を含む面との交点と、第3の偏向電極6の陰極電極2側の端部との間の最短距離aを15μm、第1の偏向電極4と第2の偏向電極5との間の最短距離bを15μm、第3の偏向電極6の陰極電極2側の端部と、第1の偏向電極4および第2の偏向電極5の引出し電極2側の端部を含む面との間の最短距離cを12μmとした。また、引出し電極3の開口の幅を1μm、陰極電極2の引出し電極3の開口側に突出した先端部から引出し電極3までの最短距離を0.5μmとした。
続いて、実施例1で作製した電子放出素子に対向するように陽極電極9を配置し、真空容器内で、電子放出素子の各電極2〜6と陽極電極9に電圧を印加して、陽極電極9に到達する電子の領域を評価した。
陽極電極9の電子放出素子に対向する面の裏側に蛍光膜、透明基板の順に堆積し、電子放出素子の陰極電極2の電子放出部から放出された電子が陽極電極9に到達して発光する発光形状を計測した。
電子放出素子の基板1の表面から陽極電極9までの距離を2mmとした。また、陰極電極2に0V、引出し電極3に50V、第1の偏向電極4、第2の偏向電極5および第3の偏向電極6に0V、陽極電極9に10kVを印加した。
発光部分の最大輝度の10%以上の領域を実効発光部として計測したところ、x方向の長さは115μm、y方向の長さは85μmであった。
また、比較例1として、図10に示す電子放出素子を作製した。
実施例1の工程1から工程3と同様の方法により電子放出素子を作製した。なお、図2における第1の偏向電極4および第2の偏向電極5は形成せず、第3の偏向電極6に該当する電極として偏向電極7を形成した。また、陰極電極2の厚さを55nm、偏向電極7の厚さを20nmとした以外は、実施例1と同じ寸法とした。
続いて、比較例1で作製した電子放出素子に対向するように陽極電極9を配置し、真空容器内で、電子放出素子の陰極電極2、引出し電極3、偏向電極7と陽極電極9に電圧を印加して、陽極電極9に到達する電子の領域を評価した。
実施例と同様の駆動条件で実効発光部を計測したところ、x方向の長さは170μm、y方向の長さは120μmであった。
実施例1の構成は、陰極電極2と第3の偏向電極6とを同じ厚さにしたので、偏向電極7の厚さを薄くした比較例1の場合に比べ、陰極電極2の電子放出部から放出された電子を効果的に減速および停止させることができ、その結果、陽極電極9に照射された電子の領域のy方向の長さを抑えることができた。また、実施例1では、陰極電極2の電子放出部から放出された電子をx方向に収束するよう第1の偏向電極4と第2の偏向電極5を設けたため、比較例1に比べ、陽極電極9に照射された電子の領域のx方向の長さも抑えることができた。
更に、比較例2として、図2に示す電子放出素子を作製した例を示す。
実施例1の工程1から工程3と同様の方法により電子放出素子を作製した。また、陰極電極2の電子放出部から放出された電子を挟む第1の偏向電極4と第2の偏向電極5との間の最短距離bを100μmとした以外は、実施例1と同じ寸法とした。なお、比較例2の電子放出素子は、第1の実施形態に示した関係式1を満たさない構成である。
続いて、比較例2で作製した電子放出素子に対向するように陽極電極9を配置し、真空容器内で、電子放出素子の各電極2〜6と陽極電極9に電圧を印加して、陽極電極9に到達する電子の領域を評価した。
実施例1と同様の駆動条件で実効発光部を計測したところ、x方向の長さは160μm、y方向の長さは100μmであった。
比較例2では、陰極電極2の厚さを第3の偏向電極6と同じにしたため、陽極電極9に到達する電子の領域のy方向の長さは、陰極電極2より偏向電極7を薄くした比較例1に比べ、短くすることができた。また、比較例2では、第1の偏向電極3と第2の偏向電極4とを配置したため、比較例1に比べ、陽極電極9に到達する電子の領域のx方向の長さを短くすることができた。しかしながら、比較例2では、関係式1のb≦4aの条件を満たさないため、関係式1を満たす構成である実施例1に比べて、陽極電極9に到達する電子の領域のx方向の広がりを抑えることができなかった。
本発明に関わる電子放出素子の構成を示す模式図である。 本発明に関わる電子放出素子の構成を示す模式図である。 本発明に関わる電子放出素子の製造方法を示す模式図である。 本発明に関わる電子放出素子の構成を示す模式図である。 本発明に関わる電子放出素子の構成を示す模式図である。 本発明に関わる電子放出素子の構成を示す模式図である。 本発明に関わる画像表示装置の構成を示す模式図である。 本発明に関わる画像表示装置の蛍光膜の構成を示す模式図である。 本発明に関わる電子放出素子を用いた映像受信表示装置の概略構成を示す図である。 比較例に関わる電子放出素子の構成を示す模式図である。
符号の説明
1 基板
2 陰極電極
3 引出し電極
4 第1の偏向電極
5 第2の偏向電極
6 第3の偏向電極
7 偏向電極
8 電子放出部
9 陽極電極
10 電子ビーム照射領域
11 偏向領域
12 導電性膜
70 電子放出素子
71 電子源基板
72 支持枠
73 ガラス基板
74 蛍光膜
75 メタルバック
76 外囲器
77 蛍光体
78 光吸収部材
81 映像情報受信装置
82 画像信号生成回路
83 駆動回路
84 画像表示装置

Claims (9)

  1. 電子放出部を備える陰極電極と、
    該電子放出部から電子を引き出すための電極であって、前記陰極電極の電位よりも高い電位を印加する引出し電極と、
    該引出し電極によって前記電子放出部から引き出された電子を偏向する電極であって、前記引出し電極の電位より低い電位を印加する偏向電極と、
    を基板上に備え、
    陽極電極と対向するように配置することで電子を放出する電子放出素子であって、
    前記引出し電極は、前記陰極電極と前記偏向電極との間に配置されており、
    前記偏向電極は、前記電子放出部と対向するように配置される部分と、且つ、前記偏向電極と前記電子放出部とが対向する方向と交差する方向において前記電子放出部と前記偏向電極の前記電子放出部と対向するように配置される部分との間の領域を挟むように配置される部分と、を備えていることを特徴とする電子放出素子。
  2. 前記引出し電極に設けられた開口の中心線と前記引出し電極の前記偏向電極側の端部を含む面との交点と、前記偏向電極のうち前記電子放出部と対向するように配置された部分の前記電子放出部側の端部との間の最短距離をa、前記偏向電極のうち前記電子放出部から放出された電子を挟むように配置された部分の間の最短距離をb、前記偏向電極のうち前記電子放出部と対向するように配置された部分の前記電子放出部側の端部と、前記偏向電極のうち前記電子放出部から放出された電子を挟むように配置された部分の前記引出し電極側の端部を含む面との間の最短距離をc、前記陰極電極と前記陽極電極との間の距離をh、前記引出し電極の厚さをp、前記偏向電極の厚さをq、前記陰極電極に対して前記引出し電極に印加する電位をVg、前記陰極電極に対して前記偏向電極に印加する電位をVf、前記陰極電極に対して前記陽極電極に印加する電位をVaとすると、
    0≦Vf<Vgの場合には、
    Figure 2006185819
    かつb≦4aかつc≦4b
    を満たすと共に、
    Vf<0の場合には、
    Figure 2006185819
    かつb≦4aかつc≦4b
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の電子放出素子。
  3. 前記偏向電極が、連続した部材で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子放出素子。
  4. 前記偏向電極の前記引出し電極側の端部のうち、一部が他の部分より前記引出し電極から離れていることを特徴とする請求項3に記載の電子放出素子。
  5. 前記陰極電極の前記引出し電極側の端部のうち、一部が他の部分より前記引出し電極から離れており、前記前記陰極電極の前記引出し電極側の端部の一部に電気的に接続された電子放出部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子放出素子。
  6. 複数の電子放出素子と、該複数の電子放出素子を共通に接続する配線とを含む電子源であって、前記電子放出素子が請求項1乃至5のいずれかに記載の電子放出素子であることを特徴とする電子源。
  7. 電子源と発光体とを有する画像表示装置であって、前記電子源が請求項6に記載の電子源であることを特徴とする画像表示装置。
  8. 映像受信表示装置において、
    請求項7に記載の画像表示装置と、映像信号を受信して前記画像表示装置に出力する画像信号を生成する回路と、を有することを特徴とする映像受信表示装置。
  9. 電子放出部を備える陰極電極と、
    該電子放出部から電子を引き出すための電極であって、前記陰極電極の電位よりも高い電位を印加する引出し電極と、
    該引出し電極によって前記電子放出部から引き出された電子を偏向する電極であって、前記引出し電極の電位より低い電位を印加する偏向電極と、
    を基板上に備え、
    陽極電極と対向するように配置することで電子を放出する電子放出素子であって、
    前記引出し電極は、前記陰極電極と前記偏向電極との間に配置されており、
    前記偏向電極は、前記電子放出部と対向するように配置される部分と、且つ、前記偏向電極と前記電子放出部とが対向する方向と交差する方向において前記電子放出素子から放出された電子を挟むように配置される部分と、を備えていることを特徴とする電子放出素子。
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