JP2006185282A - データ連携システム及びデータ連携装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 データ連携システムにおけるデータ連携装置の行う処理の分散を可能とすることにより、低負荷でデータ連携の高速化を可能とするデータ連携システムを提供する。
【解決手段】 データ連携システムを構成するデータ連携装置100は、エージェント生成手段101と、データ連携手段102とを備えている。エージェント生成手段101は、管理者等により定義されたエージェント定義情報101及びルーティング定義情報102aとに基づき、送信側エージェント111及び受信側エージェント121を生成する。データ連携手段102は、送信側エージェント111の変換した更新データを受信し、ルーティング定義情報102aに基づき特定した受信側エージェント121に送信する。受信側エージェント121は、データ変換手段122を備え、受信した更新データを変換するとともに、データベース120aに登録する。
【選択図】 図1
【解決手段】 データ連携システムを構成するデータ連携装置100は、エージェント生成手段101と、データ連携手段102とを備えている。エージェント生成手段101は、管理者等により定義されたエージェント定義情報101及びルーティング定義情報102aとに基づき、送信側エージェント111及び受信側エージェント121を生成する。データ連携手段102は、送信側エージェント111の変換した更新データを受信し、ルーティング定義情報102aに基づき特定した受信側エージェント121に送信する。受信側エージェント121は、データ変換手段122を備え、受信した更新データを変換するとともに、データベース120aに登録する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の異なるデータベースシステムを連携させるデータ連携システムに関し、特に、データ連携処理の高速化に関する。
従来より、企業内において、複数の異なるデータベースシステムが利用されることがあり、あるデータベースシステムにおけるデータの更新を、他のデータベースシステムに反映させる必要があった。
このため、企業内のデータベースシステムを連携させるためのシステムとして、例えば、EAI(Enterprise Application Integration)システムと呼ばれるものが用いられていた。
このため、企業内のデータベースシステムを連携させるためのシステムとして、例えば、EAI(Enterprise Application Integration)システムと呼ばれるものが用いられていた。
図6は、EAIシステムを利用した従来のデータ連携システムの概略構成を示すブロック図である。
従来のデータ連携システムとしては、EAIシステム等のデータ連携装置600に対し、送信側データベース群610,受信側データベース群のそれぞれを構成する複数のデータベースがネットワークを介して接続されており、各データベース間のデータを連携するための構成として、各データベースに対してデータ形式の変換及びデータの送受信を行うアダプタ601、602と、データの送信先を決定するルーティング手段603とを備えたものが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特表2002−530732号公報
従来のデータ連携システムとしては、EAIシステム等のデータ連携装置600に対し、送信側データベース群610,受信側データベース群のそれぞれを構成する複数のデータベースがネットワークを介して接続されており、各データベース間のデータを連携するための構成として、各データベースに対してデータ形式の変換及びデータの送受信を行うアダプタ601、602と、データの送信先を決定するルーティング手段603とを備えたものが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
前記特許文献1に記載のシステムでは、送信側アダプタ601が送信側のデータベースシステムにおけるデータ更新の有無を監視し、更新データを取得して、システム依存型のデータ形式から共通型のデータ形式に変換する。ルーティング手段603は、予め定義されたルーティング定義情報603aに基づき更新データの送信先を特定して受信側アダプタ602に渡す。受信側アダプタ602は、更新データを共通型のデータ形式から受信側データベースシステムに対応したシステム依存型のデータ形式に変換して送信する。
しかし、前記特許文献に記載のシステムでは、データベース監視処理,データ変換処理等を全てデータ連携装置600で行っていたため、接続しているデータベースシステム数が多く、また、データ更新が頻繁に行われる場合には、データ連携装置600の負荷が過大なものとなっていた。
本発明は前記課題を解決するためのものであり、データ連携システムにおける処理の分散を可能とすることにより、低負荷でデータ連携の高速化を可能とするデータ連携システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明は、更新データの送信側データベースシステムと、受信側データベースシステムと、前記各データベースシステムとに接続され、予め定義されたルーティング定義情報に基づき、送信側データベースシステムから受信した更新データを受信側データベースシステムに送信することにより、各データベース間のデータ連携を行うデータ連携装置とから成るデータ連携システムにおいて、前記送信側データベースシステムは、当該送信側データベースシステムにおけるデータの更新を監視し、更新データを前記データ連携装置で処理可能なデータ形式に変換して送信する送信側エージェントを備え、前記受信側データベースシステムは、前記データ連携装置から受信した更新データを前記受信側データベースシステムに対応したデータ形式に変換してデータベースに登録する受信側エージェントを備えることを特徴とする。
また、前記データ連携装置は、前記各データベースにおけるインタフェース仕様及びデータ形式に応じて、前記各エージェントを生成する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明のデータ連携装置は、更新データの送信側データベースシステムと、受信側データベースシステムとに接続されたデータ連携装置において、前記各データベースにおけるインタフェース仕様及びデータ形式に応じて、前記送信側データベースシステムにおけるデータの更新を監視し、更新データを前記データ連携装置で処理可能なデータ形式に変換して送信する送信側エージェントと、前記受信側データベースに送信した更新データを当該受信側データベースシステムに対応したデータ形式に変換して登録する受信側エージェントとを生成して、各データベースシステムに送信するエージェント生成手段と、予め定義されたルーティング定義情報に基づき、前記送信側エージェントから受信した更新データを、対応する受信側エージェントに送信するデータ連携手段とを備えることを特徴とする。
また、前記データ連携装置は、前記各データベースにおけるインタフェース仕様及びデータ形式に応じて、前記各エージェントを生成する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明のデータ連携装置は、更新データの送信側データベースシステムと、受信側データベースシステムとに接続されたデータ連携装置において、前記各データベースにおけるインタフェース仕様及びデータ形式に応じて、前記送信側データベースシステムにおけるデータの更新を監視し、更新データを前記データ連携装置で処理可能なデータ形式に変換して送信する送信側エージェントと、前記受信側データベースに送信した更新データを当該受信側データベースシステムに対応したデータ形式に変換して登録する受信側エージェントとを生成して、各データベースシステムに送信するエージェント生成手段と、予め定義されたルーティング定義情報に基づき、前記送信側エージェントから受信した更新データを、対応する受信側エージェントに送信するデータ連携手段とを備えることを特徴とする。
以上の構成により本発明では、各データベースシステムに更新監視処理,データ変換処理を行うエージェントを配置することとしたので、データ連携装置は、データベースシステムから受信した更新データの送信先を決定して送信するだけでよいこととなるため、データ連携システムの負荷を軽減することができるとともに、より高速なデータ連携が可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係るデータ連携システムについて、図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態に係るデータ連携システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るデータ連携システムは、データ連携装置100と、データ連携装置100に対して、ネットワークを介して接続された送受信側それぞれのデータベースシステム110,120とから構成される。
データ連携装置100は、エージェント生成手段101と、データ連携手段102とを備えている。
エージェント生成手段101は、管理者等により定義されたエージェント定義情報101及びルーティング定義情報102aとに基づき、送信側エージェント111及び受信側エージェント121を生成する。
送信側エージェント111は、更新監視手段112とデータ変換手段113とを備え、送信側データベースシステム110の管理するデータベース110aが更新された場合に、更新データを取得して変換し、データ連携装置100のデータ連携手段102に送信する。
データ連携手段102は、ルーティング定義情報102aに基づき、更新データの送信先となる受信側データベースシステム120を特定して、受信側エージェント121に送信する。
受信側エージェント121は、データ変換手段122を備え、受信した更新データを変換するとともに、データベース120aに登録する。
図1は、本実施の形態に係るデータ連携システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るデータ連携システムは、データ連携装置100と、データ連携装置100に対して、ネットワークを介して接続された送受信側それぞれのデータベースシステム110,120とから構成される。
データ連携装置100は、エージェント生成手段101と、データ連携手段102とを備えている。
エージェント生成手段101は、管理者等により定義されたエージェント定義情報101及びルーティング定義情報102aとに基づき、送信側エージェント111及び受信側エージェント121を生成する。
送信側エージェント111は、更新監視手段112とデータ変換手段113とを備え、送信側データベースシステム110の管理するデータベース110aが更新された場合に、更新データを取得して変換し、データ連携装置100のデータ連携手段102に送信する。
データ連携手段102は、ルーティング定義情報102aに基づき、更新データの送信先となる受信側データベースシステム120を特定して、受信側エージェント121に送信する。
受信側エージェント121は、データ変換手段122を備え、受信した更新データを変換するとともに、データベース120aに登録する。
図2は、エージェント生成手段101が、エージェント生成処理に用いるエージェント定義情報101aの一例を示す図である。
エージェント定義情報101aは、接続情報210と、型情報220とから構成されている。各情報は、データ連携装置100に接続された各データベースシステム110,120から取得することとしてもよく、また、管理者等が任意に登録することとしてもよい。
接続情報210は、各エージェント111,112を一意に識別するエージェント名211と、接続タイプ212と、更新条件213と、接続アドレス214とを有する。
接続タイプ212は、各データベースシステムの種別、仕様等を示し、エージェントのインタフェースを決定する要素となる。
更新条件213には、何処のデータ(テーブル名など)を、どのタイミングで送るかの方法を記述する。更新条件213は、例えば、イベント系とデータ監視系の2タイプに大別して、更新A又は更新Bとして定義する。イベント系(更新A)はデータが変更(更新・削除・追加)されるイベント(トリガー)が発生すると、リアルタイムでデータ連携装置100にデータを送る。データ監視系(更新B)は主として内部にデータの状態(以前に取得したデータの更新時間など)を持ち、一定時間ごとに自分が持つデータの状態と比較し、差分などを取りデータ連携装置100にそのデータを送る。従って、更新Aの場合にはテーブル名等の識別情報を併せて定義し、更新Bの場合にはテーブル名等とともに差分データ取得のタイミングを定義する。
例えば、更新条件213に「更新A テーブルA」と記述されている場合は、テーブルAに対してデータ変更のイベントが発生する度に更新条件に合致したと判断して、テーブルAのデータを連携装置100に送る。従って、更新条件213をイベント系で定義とすると、データ変更のイベントが発生する度に直ちにデータが送られるので、よりリアルタイムなデータ連携が実現できる。このようなイベント系更新条件も実装できる点は、このデータ連携システムの特徴でもある。
一方、更新条件213に「更新B テーブルB 1時間」と記述されていた場合は、1時間毎にテーブルBを監視し、テーブルBが前回の状態に対して変更されていた場合は更新条件に合致したと判断して、前回のデータとの差分を連携装置100に送る。
なお、受信側データベースシステム120のエージェント121に関する定義情報では、更新条件213が空欄となる。
接続アドレス214は、各データベースシステムのアドレスを示す。
型情報220は、各エージェントが取扱うデータ構造を定義したものであり、接続情報210に定義されたエージェント毎に、エージェント名221,項目名222,属性223とを有する。項目名222,属性223は、各エージェントが管理するデータベース内のデータ項目についての情報を示す。
エージェント定義情報101aは、接続情報210と、型情報220とから構成されている。各情報は、データ連携装置100に接続された各データベースシステム110,120から取得することとしてもよく、また、管理者等が任意に登録することとしてもよい。
接続情報210は、各エージェント111,112を一意に識別するエージェント名211と、接続タイプ212と、更新条件213と、接続アドレス214とを有する。
接続タイプ212は、各データベースシステムの種別、仕様等を示し、エージェントのインタフェースを決定する要素となる。
更新条件213には、何処のデータ(テーブル名など)を、どのタイミングで送るかの方法を記述する。更新条件213は、例えば、イベント系とデータ監視系の2タイプに大別して、更新A又は更新Bとして定義する。イベント系(更新A)はデータが変更(更新・削除・追加)されるイベント(トリガー)が発生すると、リアルタイムでデータ連携装置100にデータを送る。データ監視系(更新B)は主として内部にデータの状態(以前に取得したデータの更新時間など)を持ち、一定時間ごとに自分が持つデータの状態と比較し、差分などを取りデータ連携装置100にそのデータを送る。従って、更新Aの場合にはテーブル名等の識別情報を併せて定義し、更新Bの場合にはテーブル名等とともに差分データ取得のタイミングを定義する。
例えば、更新条件213に「更新A テーブルA」と記述されている場合は、テーブルAに対してデータ変更のイベントが発生する度に更新条件に合致したと判断して、テーブルAのデータを連携装置100に送る。従って、更新条件213をイベント系で定義とすると、データ変更のイベントが発生する度に直ちにデータが送られるので、よりリアルタイムなデータ連携が実現できる。このようなイベント系更新条件も実装できる点は、このデータ連携システムの特徴でもある。
一方、更新条件213に「更新B テーブルB 1時間」と記述されていた場合は、1時間毎にテーブルBを監視し、テーブルBが前回の状態に対して変更されていた場合は更新条件に合致したと判断して、前回のデータとの差分を連携装置100に送る。
なお、受信側データベースシステム120のエージェント121に関する定義情報では、更新条件213が空欄となる。
接続アドレス214は、各データベースシステムのアドレスを示す。
型情報220は、各エージェントが取扱うデータ構造を定義したものであり、接続情報210に定義されたエージェント毎に、エージェント名221,項目名222,属性223とを有する。項目名222,属性223は、各エージェントが管理するデータベース内のデータ項目についての情報を示す。
図3は、エージェント生成手段101の行うエージェント生成処理及びデータ連携手段102の行うデータ連携処理に用いるルーティング定義情報102aの一例を示す図である。
ルーティング定義情報102aを構成するルーティング定義300は、更新データの送受信先となるデータベースシステムを定義したものであり、型情報に定義されたエージェント名及び項目名の組合せが任意に対応付けられている。ルーティング定義300は、管理者等により任意に設定されるものであり、本例では、「エージェントA−DAT1」に「エージェントB−DAT1’」が、また、「エージェントA−DAT2」に「エージェントBDAT2’」が対応付けられている。
ルーティング定義情報102aを構成するルーティング定義300は、更新データの送受信先となるデータベースシステムを定義したものであり、型情報に定義されたエージェント名及び項目名の組合せが任意に対応付けられている。ルーティング定義300は、管理者等により任意に設定されるものであり、本例では、「エージェントA−DAT1」に「エージェントB−DAT1’」が、また、「エージェントA−DAT2」に「エージェントBDAT2’」が対応付けられている。
以上の構成に基づき、本実施の形態に掛かるデータ連携システムの行うデータ連携処理方法について説明する。
まず、予めデータ連携装置100のエージェント生成手段101がエージェントを生成して、各データベースシステム110,120に送信する。
図4は、エージェント生成手段101が行う生成処理手順を示すフローチャートである。
エージェント生成手段101は、管理者等によるエージェント定義情報101aの登録を受付ける(ステップ401)。エージェント定義情報101aの登録では、まず、連携対象となるエージェントを配置するデータベースシステムの仕様等に基づく接続情報210の登録を受付けた後、接続情報210に設定されたエージェント毎に、データベース内のデータ項目についての型情報220の登録を受付ける。
次に、登録されたエージェント定義情報101aに基づき、ルーティング定義情報102aの登録を受付ける(ステップ402)。ルーティング定義情報102aの登録では、各エージェントの型情報220に定義された項目名同士を任意に対応付けたルーティング定義情報102aの登録を受付ける。
以上の各定義情報101a,102aの登録を受付けた後、エージェント定義情報102aに基づき、送受信側それぞれのエージェント111,112を生成する(ステップ403)。エージェント111,112の生成では、各接続タイプに応じたインタフェース及び各型情報に応じたデータ変換手段113,122を有するエージェント111,112の生成を行う。この場合、ルーティング定義に基づき送信側エージェント111と受信側エージェントが区別される。図3に示す例では、エージェントAが送信側エージェント111となり、エージェントBが受信側エージェント112となる。なお、エージェント111,112の生成では、各データベースシステム110,120に開発環境が組み込まれている場合、その開発環境に応じて最適化されており、細かな設定も可能であるため、その開発環境に基づいて生成することがデータ連携の高速化の点で好ましい。この場、Java言語(「Java」は、米国サンマイクロシステムズ社の登録商標)等、共通の開発環境が多く用いられている言語を利用することにより、高速化に適したシステムの構築が容易となる。
エージェント生成手段101は、生成した各エージェント111,112を送信側システム,受信側システムのそれぞれに送信して配置する(ステップ404)。
まず、予めデータ連携装置100のエージェント生成手段101がエージェントを生成して、各データベースシステム110,120に送信する。
図4は、エージェント生成手段101が行う生成処理手順を示すフローチャートである。
エージェント生成手段101は、管理者等によるエージェント定義情報101aの登録を受付ける(ステップ401)。エージェント定義情報101aの登録では、まず、連携対象となるエージェントを配置するデータベースシステムの仕様等に基づく接続情報210の登録を受付けた後、接続情報210に設定されたエージェント毎に、データベース内のデータ項目についての型情報220の登録を受付ける。
次に、登録されたエージェント定義情報101aに基づき、ルーティング定義情報102aの登録を受付ける(ステップ402)。ルーティング定義情報102aの登録では、各エージェントの型情報220に定義された項目名同士を任意に対応付けたルーティング定義情報102aの登録を受付ける。
以上の各定義情報101a,102aの登録を受付けた後、エージェント定義情報102aに基づき、送受信側それぞれのエージェント111,112を生成する(ステップ403)。エージェント111,112の生成では、各接続タイプに応じたインタフェース及び各型情報に応じたデータ変換手段113,122を有するエージェント111,112の生成を行う。この場合、ルーティング定義に基づき送信側エージェント111と受信側エージェントが区別される。図3に示す例では、エージェントAが送信側エージェント111となり、エージェントBが受信側エージェント112となる。なお、エージェント111,112の生成では、各データベースシステム110,120に開発環境が組み込まれている場合、その開発環境に応じて最適化されており、細かな設定も可能であるため、その開発環境に基づいて生成することがデータ連携の高速化の点で好ましい。この場、Java言語(「Java」は、米国サンマイクロシステムズ社の登録商標)等、共通の開発環境が多く用いられている言語を利用することにより、高速化に適したシステムの構築が容易となる。
エージェント生成手段101は、生成した各エージェント111,112を送信側システム,受信側システムのそれぞれに送信して配置する(ステップ404)。
図5は、データ連携装置100と、各データベースシステムに備えられたエージェント111,121との間におけるデータ連携処理の概要を示す図である。
データ連携処理では、まず、データ連携装置100のデータ連携手段102が、送,受信側のそれぞれのエージェント111,121に対して起動指示を行う(ステップ501)。
送信側エージェント111は、エージェント定義情報101aに予め定義された更新条件213に基づき、データベース110aにおけるデータ更新を監視し(ステップ502)、更新条件213の定義内容に合致するデータ更新が行われた場合には、更新データを取得して、送信側データベースシステム依存型のデータ形式から、データ連携装置100で利用可能な共通型のデータ形式に変換する(ステップ503)。ここで、エージェントが変換する共通型のデータ形式としては、拡張性の観点からは言語に依存しないXML(eXtensible Markup Language)等のテキストファイルに変換することが好ましいが、高速化の観点からは、単一の言語依存型のデータ形式が好ましいこととなる。
送信側エージェント111は、変換した更新データをデータ連携装置100のデータ連携手段102に送信する(ステップ504)。
データ連携手段102は、受信した更新データをルーティング定義情報102aに基づき、受信側エージェント121に送信する(ステップ505)。
受信側エージェント121は、受信した更新データを、共通型のデータ形式から受信側データベースシステム依存型のデータ形式に変換して(ステップ506)、データベース120aの更新を行う(ステップ507)。
データ連携処理では、まず、データ連携装置100のデータ連携手段102が、送,受信側のそれぞれのエージェント111,121に対して起動指示を行う(ステップ501)。
送信側エージェント111は、エージェント定義情報101aに予め定義された更新条件213に基づき、データベース110aにおけるデータ更新を監視し(ステップ502)、更新条件213の定義内容に合致するデータ更新が行われた場合には、更新データを取得して、送信側データベースシステム依存型のデータ形式から、データ連携装置100で利用可能な共通型のデータ形式に変換する(ステップ503)。ここで、エージェントが変換する共通型のデータ形式としては、拡張性の観点からは言語に依存しないXML(eXtensible Markup Language)等のテキストファイルに変換することが好ましいが、高速化の観点からは、単一の言語依存型のデータ形式が好ましいこととなる。
送信側エージェント111は、変換した更新データをデータ連携装置100のデータ連携手段102に送信する(ステップ504)。
データ連携手段102は、受信した更新データをルーティング定義情報102aに基づき、受信側エージェント121に送信する(ステップ505)。
受信側エージェント121は、受信した更新データを、共通型のデータ形式から受信側データベースシステム依存型のデータ形式に変換して(ステップ506)、データベース120aの更新を行う(ステップ507)。
以上のように、本実施の形態に係るデータ連携システムでは、データベース更新監視処理及びデータ変換処理を、各データベースシステムに配置したエージェントが行うこととしたので、データ連携装置の負荷を軽減するとともに、データ連携の高速化を図ることが可能となる。特に、送,受信側データベースシステムが1対1で対応している場合のデータ連携処理に好適なシステムを構築することが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に示す構成に限らず、同様の処理が可能であれば、他の構成としてもよい。従って、各データベースシステム及びデータ連携装置を複数の端末で構成してもよい。
また、データ連携装置に、従来と同様の構成を備え、連携するデータ種別等に応じて使い分けることとしてもよい。例えば、単純なデータを頻繁に更新するような場合は、本発明のシステムを用い、複数の送信側データベースシステムから集めた更新データを組み合せて受信側データベースシステムに登録するような場合は、従来の構成を用いること等としてもよい。これによりデータの種別等に応じて、適切なデータ連携処理を行うことが可能となる。
また、データ連携装置に、従来と同様の構成を備え、連携するデータ種別等に応じて使い分けることとしてもよい。例えば、単純なデータを頻繁に更新するような場合は、本発明のシステムを用い、複数の送信側データベースシステムから集めた更新データを組み合せて受信側データベースシステムに登録するような場合は、従来の構成を用いること等としてもよい。これによりデータの種別等に応じて、適切なデータ連携処理を行うことが可能となる。
100 データ連携装置、101 エージェント生成手段、101a エージェント定義情報、102 データ連携手段、102a ルーティング定義情報、110 送信側データベースシステム、110a データベース、111 送信側エージェント、112 更新監視手段、113 データ変換手段、120 受信側データベースシステム、121 受信側エージェント、122 データ変換手段。
Claims (3)
- 更新データの送信側データベースシステムと、受信側データベースシステムと、前記各データベースシステムとに接続され、予め定義されたルーティング定義情報に基づき、送信側データベースシステムから受信した更新データを受信側データベースシステムに送信することにより、各データベース間のデータ連携を行うデータ連携装置とを備えたデータ連携システムにおいて、
前記送信側データベースシステムは、当該送信側データベースシステムにおけるデータの更新を監視し、更新データを前記データ連携装置で処理可能なデータ形式に変換して送信する送信側エージェントを備え、
前記受信側データベースシステムは、前記データ連携装置から受信した更新データを前記受信側データベースシステムに対応したデータ形式に変換してデータベースに登録する受信側エージェントを備えることを特徴とするデータ連携システム。 - 前記データ連携装置は、前記各データベースにおけるインタフェース仕様及びデータ項目に応じて、前記各エージェントを生成する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ連携システム。
- 更新データの送信側データベースシステムと、受信側データベースシステムとに接続されたデータ連携装置において、
前記各データベースにおけるインタフェース仕様及びデータ項目に応じて、
前記送信側データベースシステムにおけるデータの更新を監視し、更新データを前記データ連携装置で処理可能なデータ形式に変換して送信する送信側エージェントと、前記受信側データベースに送信した更新データを、当該受信側データベースシステムに対応したデータ形式に変換して登録する受信側エージェントとを生成して、各データベースシステムに送信するエージェント生成手段と、
予め定義されたルーティング定義情報に基づき、前記送信側エージェントから受信した更新データを、対応する受信側エージェントに送信するデータ連携手段と
を備えることを特徴とするデータ連携装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP2006185282A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009110336A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Daikin Ind Ltd | 情報処理装置 |
JPWO2012108015A1 (ja) * | 2011-02-09 | 2014-07-03 | 富士通株式会社 | データ同期方法、データ同期プログラム、及びデータ同期制御装置 |
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- 2004-12-28 JP JP2004379562A patent/JP2006185282A/ja active Pending
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