JP2006185144A - 課金決済システム,課金サーバ装置,決済サーバ装置,対応付けサーバ装置,顧客端末装置およびコンピュータプログラム。 - Google Patents

課金決済システム,課金サーバ装置,決済サーバ装置,対応付けサーバ装置,顧客端末装置およびコンピュータプログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】 課金代行システムを介して1または2以上の商品提供事業者から商品代金等を請求されている顧客が,課金サーバ装置が保有する課金情報と決済サーバ装置が保有する決済情報との対応関係を把握することが可能な,課金決済システム,課金サーバ装置,決済サーバ装置,対応付けサーバ装置,顧客端末装置およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 本発明に係る課金決済システム100は,商品の提供を受ける顧客が所有する顧客端末装置140と,前記商品の提供を行う事業者に代行して前記顧客端末装置140に対し課金処理を行う課金サーバ装置120と,前記課金処理に基づいて前記商品の提供に対する代金の決済処理を行う決済サーバ装置130とがネットワーク110を介して接続されており,所定の条件に基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを作成する対応データ生成部1240を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,事業者を代行して課金処理および決済処理を行うことが可能なコンピュータシステムに係り,特に,課金決済システム,課金サーバ装置,決済サーバ装置,対応付けサーバ装置,顧客端末装置およびコンピュータプログラムに関する。
近年,情報ネットワークのインフラが整備され,インターネット等を利用した電子商取引システムなどが多数存在するようになってきている。様々な形態の電子商取引システムのなかでも,商品を提供する事業者(以下,「商品提供事業者」という)を代行して,課金サーバ装置が顧客に対して課金し,その課金に基づいて決済サーバ装置が決済する形態の電子商取引システム(課金代行システム)が存在する。なお,ここでいう商品には,サービス等も含まれる。
上記課金代行システムにおいては,一般的に,課金処理(商品代金等の請求)に関し,1人の顧客に対し1つのIDを与えること等により一元的に管理しているが,実際に決済処理(顧客から請求金額の徴収)を自ら行うことはしない。実際に決済処理を行うのは,例えば,銀行,クレジットカード会社,コンビニエンスストアなど(以下,「決済事業者」という)である。
また,最近の電子商取引システムにおいては,顧客端末に対し,提供された商品の課金処理に関する課金情報,および取引代金の決済処理に関する決済情報を提供するサービスを行っているものもある。例えば,決済情報として支払済み/未払いの情報を提供することにより,利用者が未決済商品の決済を容易に行うことが可能なシステムが存在する(例えば,特許文献1を参照)。
特開2001−344548号公報
しかしながら,上記課金代行システムにおいて課金処理を行う課金サーバ装置は,単に,請求金額を決済事業者に渡して請求・回収を完了させるだけでなく,商品提供事業者にとって事業運営上必要な情報管理等(例えば,売り上げ管理,入金管理,税務管理,事業実績管理,利益率管理,顧客からの問い合わせ等の対応のための参照情報管理,顧客が自らの課金情報を閲覧するための情報管理等)を行っていることが多い。
このため,課金サーバ装置が保有する情報は,合計請求額や合計消費税額等だけでなく,請求元の商品提供事業者を識別するID,取引日時,処理番号など,その請求処理自体に関わる属性情報や販売の内訳情報,さらには内訳の項目ごとに会計科目や品目コードなどの会計処理に必要なID情報や,品目名称などの情報,単価・個数・消費税額などの情報など,事業運営に必要な各種情報を保有することが多い。
一方,決済処理を行う決済サーバ装置は,請求金額の徴収を行うだけであり,合計請求額,すなわち実際に顧客から回収する金額の他は,決済処理日時などの他,決済手段ごとに請求金額の徴収に必要な最低限の情報しか保有しないのが一般的である。
このように,課金代行システムにおいては,課金サーバ装置が保有する情報と決済サーバ装置が保有する情報とは大きく異なるため,課金情報と決済情報との対応関係を把握することは困難であるにもかかわらず,従来は,課金情報と決済情報とを対応付けるサービスは行われていなかった。そのため,顧客が課金情報と決済情報との対応関係を把握するためには,決済情報日時や決済利用明細に記載された屋号表示と課金情報に記載された事業者情報とを比較するとともに,顧客自身の記憶も活用して,その類似性等から判断する以外に方法がないという問題があった。
特に,決済事業者が把握している屋号表示は,その請求元となっている商品提供事業者との契約関係に基づいていることが多く,実体とかけ離れているケースもあり,実際の購入内容と著しく相違していることが少なくないため,課金情報との対応関係を顧客自身に把握しづらくしている大きな原因の一つとなっていた。
例えば,ある会社では複数ブランドでの店舗展開をしているが,クレジットカード会社との契約は一つにまとめて屋号表示もその会社名にしているため,顧客が購入した店の名前ではない屋号がクレジットカード利用明細に印字される。また,同一顧客が同一の商品提供事業者から同一日に何度も商品購入手続をした場合,決済情報としては一般に日付と屋号表示と請求金額しか提示されないため,どれがどの商品購入の請求に該当するのか(内訳)を正確に把握することは困難であった。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,課金代行システムを介して1または2以上の商品提供事業者から商品代金等を請求されている顧客が,課金サーバ装置が保有する課金情報と決済サーバ装置が保有する決済情報との対応関係を把握することが可能な,新規かつ改良された課金決済システム,課金サーバ装置,決済サーバ装置,対応付けサーバ装置,顧客端末装置およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,商品の提供を受ける顧客が所有する顧客端末装置と,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置に対し課金処理を行う課金サーバ装置と,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行う決済サーバ装置とがネットワークを介して接続された課金決済システムが提供される。本発明に係る課金決済システムは,課金処理ごとに生成される課金データと決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される課金データベースと;決済処理ごとに生成される決済データと決済処理IDとが関連付けて記録される決済データベースと;課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;生成された課金決済対応データを顧客端末装置の表示装置に表示させる表示制御部と;を備えている。
また,上記課金決済システムは,課金データ及び/又は決済データの暗号化処理を行う暗号化部と;暗号化された課金データ及び/又は決済データの復号処理を行う復号部と;をさらに備えていてもよい。これにより,例えば,課金サーバ装置または決済サーバ装置のいずれか一方のみが有する顧客の個人情報が,課金サーバ装置または決済サーバ装置のいずれか他方などの第三者に流出することを防止することができる。
さらに,決済処理IDは,所定の規則に従い課金サーバ装置または決済サーバ装置のいずれか一方により発行され,課金サーバ装置または決済サーバ装置のいずれか他方に送信されるものであってもよい。
上記課金決済システムにおいて,課金データ取得部,決済データ取得部および対応データ生成部は,課金サーバ装置に設けられ,表示制御部は,顧客端末装置または課金サーバ装置に設けられていてもよい。
また,上記課金決済システムにおいて,課金データ取得部,決済データ取得部および対応データ生成部は,決済サーバ装置に設けられ,表示制御部は,顧客端末装置または決済サーバ装置に設けられていてもよい。
また,上記課金決済システムにおいて,課金データ取得部,決済データ取得部および対応データ生成部は,課金サーバ装置および決済サーバ装置以外の第3のサーバである対応付けサーバ装置に設けられ,表示制御部は,顧客端末装置または対応付けサーバ装置に設けられていてもよい。
さらに,上記課金決済システムにおいて,課金データ取得部,決済データ取得部,対応データ生成部および表示制御部は,顧客端末装置に設けられていてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,商品の提供を行う事業者に代行して課金処理を行う課金サーバ装置であって:課金処理ごとに生成される課金データと,商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される課金データベースと;課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済処理ごとに生成される決済データと決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;を備える課金サーバ装置が提供される。
上記課金サーバ装置は,所定の規則に従い決済処理IDを発行する決済処理ID発行部をさらに備えていてもよい。
上記課金サーバ装置は,商品の提供を受ける顧客端末装置に,対応データ生成部により生成された課金決済対応データを提供する対応データ提供部をさらに備えていてもよい。
また,上記課金サーバ装置は,課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えていてもよい。
また,決済データ取得部は,暗号化処理がされた決済データを取得するものであってもよい。これにより,例えば,決済サーバ装置のみが有する顧客の個人情報が,課金サーバ装置などの第三者に流出することを防止することができる。
上記課題を解決するために,本発明のまた別の観点によれば,商品の提供に関する課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行う決済サーバ装置であって:決済処理ごとに生成される決済データと,決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される決済データベースと;課金処理ごとに生成される課金データと決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;を備える決済サーバ装置が提供される。
上記決済サーバ装置は,所定の規則に従い決済処理IDを発行する決済処理ID発行部をさらに備えていてもよい。
上記決済サーバ装置は,商品の提供を受ける顧客端末装置に,対応データ生成部により生成された課金決済対応データを提供する対応データ提供部をさらに備えていてもよい。
また,上記決済サーバ装置は,課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えていてもよい。
また,課金データ取得部は,暗号化処理がされた課金データを取得するものであってもよい。これにより,課金サーバ装置のみが有する顧客の個人情報が,決済サーバ装置などの第三者に流出することを防止することができる。
上記課題を解決するために,本発明のさらに別の観点によれば,商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと商品の提供に対する代金の決済処理ごとに生成される決済データとを関連付ける対応付けサーバ装置であって:課金データと決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済データと決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;を備える対応付けサーバ装置が提供される。
上記対応付けサーバ装置は,商品の提供を受ける顧客端末装置に,対応データ生成部により生成された課金決済対応データを提供する対応データ提供部をさらに備えていてもよい。
また,上記対応付けサーバ装置は,課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えていてもよい。
また,課金データ取得部は,暗号化処理がされた課金データを取得するものであってもよく,決済データ取得部は,暗号化処理がされた決済データを取得するものであってもよい。これにより,例えば,課金サーバ装置または決済サーバ装置が有する顧客の個人情報が,対応付けサーバ装置のような第三者に流出することを防止することができる。
上記課題を解決するために,本発明のさらに別の観点によれば,商品の提供を受ける顧客が所有する顧客端末装置であって:商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データに関連付けられた商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDと,決済処理ごとに生成される決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを取得する対応データ取得部と;取得された課金決済対応データを顧客端末装置の表示装置に表示させる表示制御部と;を備える顧客端末装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明のさらに別の観点によれば,商品の提供を受ける顧客が所有する顧客端末装置であって:商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済処理ごとに生成される決済データと決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;生成された課金決済対応データを顧客端末装置の表示装置に表示させる表示制御部と;を備える顧客端末装置が提供される。
このように,顧客端末装置が対応データ生成部を備えている場合には,課金データと決済データとを取得して課金決済対応データを生成するのは,顧客端末装置自身であるため,上述した3つのサーバ装置が対応データ生成部を備えている場合とは異なり,個人情報が外部に漏洩するという問題がなく,暗号化の必要もないため最も好ましい。
上記顧客端末装置は,課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えていてもよい。
上記課題を解決するために,本発明のさらに別の観点によれば,商品の提供を行う事業者に代行して課金処理を行うコンピュータプログラムであって:コンピュータを,課金処理ごとに生成される課金データと,商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済処理ごとに生成される決済データと決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;して機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。
上記課題を解決するために,本発明のさらに別の観点によれば,商品の提供に関する課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うコンピュータプログラムであって:コンピュータを,課金処理ごとに生成される課金データと決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済処理ごとに生成される決済データと決済処理IDとが関連付けて記録される決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;して機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。
上記課題を解決するために,本発明のさらに別の観点によれば,商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと商品の提供に対する代金の決済処理ごとに生成される決済データとを関連付けるコンピュータプログラムであって:コンピュータを,課金データと決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済データと決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;して機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。
上記課題を解決するために,本発明のさらに別の観点によれば,コンピュータを,商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;決済処理ごとに生成される決済データと決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の決済データと,該決済データに関連付けられた決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;取得された課金データに関連付けられた決済処理IDと取得された決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合し,決済処理IDが一致した場合に,一致した決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;生成された課金決済対応データを顧客端末装置の表示装置に表示させる表示制御部と;して機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
本発明によれば,顧客が課金代行システムを介して商品の提供を受けた場合に,課金情報と決済情報との対応関係を容易に把握することができ,正確な支出管理を容易に行うことができる課金決済システム,課金サーバ装置,決済サーバ装置,対応付けサーバ装置,顧客端末装置およびコンピュータプログラムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
近年,商品の販売やサービスの提供に対して,現金ではなく,クレジットカード決済や銀行口座でのデビット決済など現金の授受を伴わない決済方式が利用される頻度が高くなってきている。特に,電話やインターネットを介した商品の販売やサービスの提供などに代表されるように,直接の現金授受によらない支払い行為を行うことが広く行われるようになってきている。
その中でも,インターネットの発達などにより,インターネット上の「ショッピングモール」,「サーバ型ウォレットサービス」または「課金代行サービス」などと呼ばれるサービスが一般的になってきている。本発明の第1から第4の実施形態に係る課金決済システムは,このようなサービス(以下,「課金代行サービス」という。)を提供するシステム(以下,「課金代行システム」という)である。
本発明の第1から第4の実施形態に係る課金決済システムにおいては,1または2以上の商品提供事業者が,顧客に対して商品の提供を行う場合に,顧客との取引に関する取引情報に基づき,その顧客から取引代金(例えば,商品代金等)を受けるべき商品提供事業者に代わってその課金処理を行う,課金代行サービスの提供が行われている。なお,本発明の実施の形態における商品には,サービスも含まれる。したがって,商品提供事業者には,サービス提供事業者も含まれる。
また,一般的に,課金代行サービスにおいては,商品代金などの取引代金の請求手続(課金処理)に関して,1人の顧客に対し1つのIDを与えることなどにより,一元的に管理されているが,実際に顧客から取引代金に相当する金銭を徴収する行為(決済処理)を自ら行うことはしない。すなわち,実際に,取引代金を請求するのは,例えば,銀行やクレジットカード会社などである。具体的には,銀行は,顧客から直接金銭を受領して所定の口座残高に加算したり,口座間での資金移動を行ったりすることで,直接的な決済を実現している。また,クレジットカード会社は,顧客の与信管理を行い,事業者に信用販売を承認して,取引代金に相当する金額を立替払いすることで擬似的に決済を完了させ,顧客からは後日所定金額を徴収することにより,決済処理を行っている。
さらに,銀行やクレジットカード会社以外にも,例えば,債権回収代行業者や収納代行サービスを行っているコンビニエンスストアのような,請求行為と回収行為とを受託代行する回収代行業者などを利用することにより,請求金額を回収する場合もある。
また,最近では,課金代行サービスにおいては,顧客に対し,商品の提供に対する課金の状況を表す課金情報,および取引代金の徴収の状況を表す決済情報を提供するサービスを行っているものもある。
また,課金代行サービスにおいては,一般的に,課金情報の内訳項目に関するデータ(課金データ)と決済情報の内訳項目に関するデータ(決済データ)とを対応付けるための所定のキー(決済処理ID)が生成され,この決済処理IDにより,課金データや決済データを特定することができる。すなわち,対応する課金データと決済データとは,同一の決済処理IDを有することになる。
以下に説明する本発明の実施の形態における課金決済システムは,このような情報提供サービスを行うとともに,決済処理IDに基づいて課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データの提供サービスをも行うものである。以下,課金決済対応データの提供サービスを行う4つの課金決済システムについて,詳細に説明する。
<第1の実施形態>
(課金決済システム100の構成)
まず,図1を参照しながら,第1の実施形態に係る課金決済システム100の構成について説明する。なお,図1は,第1の実施形態に係る課金決済システムの概略的な構成を示すブロック図である。
図1に示したように,本実施形態に係る課金決済システム100は,課金サーバ装置120と決済サーバ装置130と顧客端末装置140とが,インターネットなどのネットワーク110を介して接続された構成である。ここで,課金サーバ装置120は,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置140に対し課金処理を行うサーバ装置である。また,決済サーバ装置130は,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置である。また,顧客端末装置140は,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置である。
ここで,課金サーバ装置120の例としては,インターネット上の「ショッピングモール」などと呼ばれるサイトなどのように,インターネット上で購入したい商品を選択し,実際の決済は,銀行振込み,クレジットカードによる支払い,コンビニエンスストアからの振込みなどにより行われるサービスを提供するサーバ装置が挙げられる。また,商品の購入のみならず,例えば,音楽ダウンロードサイトなどのASP(Application Service Provider)型のサービスを提供するサーバ装置などであってもよい。また,決済サーバ装置130としては,例えば,銀行,クレジットカード会社,収納代行サービスを行っているコンビニエンスストアなどの実際に決済を行う決済事業者が所有するサーバ装置が挙げられる。
なお,課金サーバ装置120と決済サーバ装置130とは,ネットワーク110以外の回線(図示せず)により接続されていてもよい。また,商品の提供を行う事業者(以下,「商品提供事業者」という。)が所有するサーバ装置(図示せず)が,少なくとも課金サーバ装置120と,ネットワーク110またはその他の回線(図示せず)を介して接続されていてもよい。
次に,図2を参照しながら,課金決済システム100を構成する,課金サーバ装置120,決済サーバ装置130および顧客端末装置140の構成について説明する。なお,図2は,課金サーバ装置120,決済サーバ装置130および顧客端末装置140の概略的な構成を示すブロック図である。
(課金サーバ装置120の構成)
課金サーバ装置120は,上述したように,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置140に対し課金処理を行うサーバ装置であって,図2に示すように,課金データベース(DB)1210と,課金データ取得部1220と,決済データ取得部1230と,対応データ生成部1240と,対応データベース(DB)1250と,対応データ提供部1260とを備えている。
課金データベース1210は,課金データと決済処理IDとが対応付けて記録されているデータベースである。ここで,図22を参照しながら,課金データベース1210のデータ構造について説明する。なお,図22は,本実施形態に係る課金データベース1210のデータ構造の例を示した説明図である。
図22に示したように,課金データベース1210は,例えば,日付,時刻,伝票番号,加盟店(商品提供事業者)名,内訳区分,購入品目,単価,個数,小計,決済手段などのデータ項目を含む課金データと,例えば決済処理識別番号のような決済処理を識別するための決済処理IDとから構成されている。
ここで,1つの課金データとは,図22の例でいうと,日付〜決済手段までのデータ項目を含む1行のデータの集合のことを意味している(例えば,図22の網掛け部分のうち,決済処理識別番号を除いた部分)。また,伝票番号は,商品等の取引の単位を識別するためのIDである。内訳項目としては,例えば,商品を購入した場合には,商品を購入した旨,値引きがある場合はその旨,送料がかかった場合はその旨,合計の請求額および消費税額などがあり,例えば,携帯電話等の料金の支払いの場合には,月額の料金,コンテンツを利用した場合には単発料金がかかった旨,通話料など時間により従量料金がかかった場合は従量料金がかかった旨,合計請求額,合計消費税額などがある。さらに,決済手段としては,例えば,クレジットカード決済,銀行自動引き落とし,コンビニ決済などがある。
なお,課金データは上に挙げたものに限られず,ウォレットユーザID等の本課金決済システムを利用する顧客のID,加盟店のID,などが含まれていてもよい。
また,決済処理IDとは,決済処理を識別するためのもので,図22に示したように,例えば,決済処理識別番号等があるが,この例のように番号でもよく,あるいは文字や図形など識別することができるものであれば,特に限定はされない。
また,課金データベース1210に含まれる決済処理IDは,上述したように,決済データにも関連付けられているため,この決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けることができる。したがって,課金サーバ装置120と決済サーバ装置130との間でデータのやり取りをすることで,課金データと決済データとの対応関係を把握することが可能となる。なお,決済処理ID(決済処理識別番号)を発番するためのルールおよび発番処理の流れについては,後述する。
再び図2を参照しながら,課金サーバ装置120の構成についての説明を続ける。課金データ取得部1220は,課金データおよびその課金データに関連付けられた決済処理IDを課金データベース1210から抽出する。課金データ等の抽出は,顧客端末装置140からの課金決済対応データの提供の要求があった場合に,この要求に応じて行われてもよく,また,このような要求がある前にあらかじめ行われてもよい。決済データ取得部1230は,決済サーバ装置130に対し,決済サーバ装置130の決済データベース(後述)に記録されている決済データ,およびその決済データに関連付けられた決済処理IDの提供を要求し,その要求に係る決済データおよび決済処理IDを決済サーバ装置130から取得する。
対応データ生成部1240は,まず,課金データ取得部1220が抽出した課金データに関連付けられた決済処理IDと,決済データ取得部1230が取得した決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合する。次いで,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する。すなわち,本実施形態における照合とは,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合に,その課金データにその決済データを付加したデータを課金決済対応データとして生成し,異なる決済処理IDを有する場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとすることをいう。詳しくは,後述する。
対応データベース1250は,対応データ生成部1240により生成された課金決済対応データが記録されるデータベースである。対応データベース1250は,主に,課金決済対応データが顧客端末装置140の要求がある前にあらかじめ生成される場合に使用される。すなわち,課金サーバ装置120は,顧客端末装置140の要求がある前に,あらかじめ課金決済対応データを生成し,生成した課金決済対応データを対応データベース1250に格納しておく。そして,顧客端末装置140から課金決済対応データの要求があった場合に,課金サーバ装置120は,対応データベース1250から課金決済対応データを抽出し,顧客端末装置140に該データを提供することができる。
対応データ提供部1260は,顧客端末装置140から課金決済対応データの提供の要求を受けた場合に,対応データ生成部1240が生成した課金決済対応データを提供する。この場合に,提供する課金決済対応データは,顧客端末装置140からの上記要求に応じて生成されたものであっても,顧客端末装置140の要求がある前にあらかじめ生成されたものであってもよい。また,課金決済対応データを提供する際には,顧客端末装置140に直接提供してもよく,例えば,決済サーバ装置130を介して間接的に提供してもよい。さらに,生成された課金決済対応データは,上述したように,いったん対応データベース1250に格納された後に,顧客端末装置140に提供されてもよい。
(決済サーバ装置130の構成)
決済サーバ装置130は,上述したように,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置であって,図2に示すように,決済データベース1310と,決済データ提供部1320とを備えている。
決済データベース1310は,決済データと決済処理IDとが関連付けて記録されているデータベースである。ここで,図23および図24を参照しながら,決済データベース1310のデータ構造について説明する。なお,図23は,第1の実施形態に係る決済データベース1310のデータ構造の第1の例(決済手段がクレジットカード決済の場合)を示した説明図であり,図24は,第1の実施形態に係る決済データベース1310のデータ構造の第2の例(決済手段が銀行自動引き落としの場合)を示した説明図である。
まず,決済手段がクレジットカード決済の場合には,図23に示したように,例えば,商品購入等の取引があった日付,時刻,取引単位を識別するための取引ID(図22の決済処理識別番号に相当),利用者,屋号,金額,支払い区分(分割,一括等),地域区分,現地通貨,換算レートなどのデータ項目が含まれる。また,決済手段が銀行自動引き落としの場合には,図24に示したように,取引のあった日付,時刻,処理番号(図22の決済処理識別番号に相当),摘要(繰越,振込み,電気料金など),入金,出金,口座残高などのデータ項目が含まれている。
ここで,図22に示した課金データと図23に示した決済データとを比較する。図22の網掛け部分の課金データの決済処理識別番号は10405030であり,同じ決済処理識別番号(取引ID)を持つ決済データは,図23の上の網掛け部分のデータである。これらのデータを比較すると,決済データの方では,屋号は「株式会社×◎」となっており,課金データの方では,加盟店名が「○△ショップ」となっており,対応関係を把握しづらいことがわかる。また,課金データの方には,合計請求金額である3045円の内訳データが示されているが,決済データの方には,合計請求金額3045円のみしか示されていない。したがって,課金決済システム100を利用する顧客は,課金データと決済データとの対応関係を把握することは困難であり,これらの対応関係を把握するために,上述した対応データ生成部1240により,課金決済対応データを生成することが必要となる。
再び,図2を参照して,決済サーバ装置130の構成についての説明を続ける。決済データ提供部1320は,まず,課金サーバ装置120から決済データおよびその決済データに関連付けられた決済処理IDの提供の要求を受けた場合に,決済データベース1310からその要求に係る決済データおよび決済処理IDを抽出する。次いで,抽出した決済データおよび決済処理IDを課金サーバ装置120に提供する。この場合に,決済データおよびその決済処理IDの提供は,課金サーバ装置120に直接的に行われてもよく,顧客端末装置140等を介して間接的に行われてもよい。
また,決済データ提供部1320は,決済データを課金サーバ装置120に提供する際に,決済データの暗号化処理を行い,暗号化処理がされた決済データを提供することも可能である。これにより,決済サーバ装置130のみが有する顧客の個人情報が,課金サーバ装置120などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,決済データおよびその決済データに関連付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置140のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。
(顧客端末装置140の構成)
顧客端末装置140は,上述したように,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置であって,図2に示すように,対応データ取得部1410と,表示制御部1420とを備えている。
対応データ取得部1410は,課金サーバ装置120に対し,課金決済対応データの提供を要求し,その要求に係る課金決済対応データを取得する。この場合に,課金決済対応データの要求は,課金サーバ装置120に直接的に行ってもよく,例えば,決済サーバ装置130を介して間接的に行ってもよい。また,表示制御部1420は,対応データ取得部1410が取得した課金決済対応データを,顧客端末に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置(図示せず)に表示させるよう制御する。これにより,顧客は,課金情報と決済情報との対応関係を容易に把握できるようになる。
(課金決済対応データの提供における処理の流れ)
次に,図3〜図5を参照しながら,課金決済システム100が行う課金決済対応データの提供の処理の流れについて説明する。なお,図3〜図5は,課金決済システム100が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,図3は,顧客端末装置140の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合,図4は,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合,図5は,暗号化処理を含む場合,をそれぞれ示したものである。
まず,図3を参照しながら,顧客端末装置140の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合の処理の流れについて説明する。図3に示したように,顧客端末装置140の対応データ取得部1410が課金サーバ装置120に対し,課金決済対応データの提供の要求を送信する(S1102)。この要求は,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために用いられた決済処理IDなどの,所望の課金決済対応データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,対応データ取得部1410は,課金サーバ装置120に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
顧客端末装置140の要求(S1102)を受信した課金サーバ装置120は,顧客端末装置140から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置120の課金データ取得部1220は,顧客端末装置140の指定した条件に合致する課金データ,例えば,指定された決済処理IDに対応付けられた課金データおよびその決済処理IDを課金データベース1210から抽出する(S1104)。なお,以下の説明では,特別に断らない限り,課金データとその課金データに対応付けられた決済処理IDとを含む情報を単に「課金データ」といい,決済データとその決済データに対応付けられた決済処理IDとを含む情報を単に「決済データ」ということとする。
課金サーバ装置120の決済データ取得部1230は,課金データ取得部1220が課金データを抽出した後,決済サーバ装置130に対し,例えば,抽出した課金データに含まれる決済処理ID,すなわち,顧客端末装置140の要求に係る決済処理IDと同一の決済処理IDを指定して,決済データの提供の要求を送信する(S1106)。この要求についても,ステップS1102で行われた要求の場合と同様に,顧客の認証情報を決済処理IDとともに送信してもよい。
課金サーバ装置120の要求(S1106)を受信した決済サーバ装置130は,決済データ取得部1230から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置130の決済データ提供部1320は,指定された決済処理IDに対応付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース1310から抽出する(S1108)。
決済データ提供部1320は,決済データを抽出した後,課金サーバ装置120に対し,抽出した決済データを送信し(S1110),決済データ取得部1230は,送信された決済データを受信することにより,決済データを取得することができる(S1112)。
なお,ステップS1104で行われた課金データの抽出は,決済データ取得部1230が決済データを取得した後に行われてもよい。
決済データを取得した課金サーバ装置120の対応データ生成部1240は,ステップS1104で抽出した課金データに含まれる決済処理IDと,ステップS1112で取得した決済データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S1114)。
次いで,対応データ生成部1240は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S1116)。ここで,本実施形態における照合とは,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合には,その課金データにその決済データを付加したデータを課金決済対応データとして生成し,同一の決済処理IDを有する課金データと決済データとが存在しない場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとすることをいう。詳しくは,第2の実施形態の説明において述べる。
対応データ生成部1240が課金決済対応データを生成した後,課金サーバ装置120の対応データ提供部1260は,生成された課金決済対応データを顧客端末装置140に送信し(S1118),対応データ取得部1410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S1120)。
さらに,顧客端末装置140の表示制御部1420は,ステップS1120で取得した課金決済対応データを顧客端末に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S1122)。
この場合,表示方法としては,後述する第2の実施形態の場合と同様に,例えば,決済情報(決済データの集合)を一覧表示する際に決済データに対応する課金データが存在する場合には,その決済データの右側に課金データを対応させて表示させる方法(第1の方法)や,決済データにハイパーリンクなどの方法を用いて関連情報が存在することを表示し,顧客による関連情報を表示する操作に応じて,対応する課金データを表示する方法(第2の方法)などがある。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
すなわち,課金決済対応データが顧客端末装置140の表示装置に表示されることにより,顧客は,課金情報(課金データの集合)と決済情報(決済データの集合)を別々に参照していた場合に比べ,課金情報と決済情報との対応関係を把握することが容易となる。
次に,図4を参照しながら,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合の処理の流れについて説明する。図4に示したように,まず,課金データ取得部1220は,課金データベース1210から課金データを抽出する(S1202)。この場合に,課金データ取得部1220は,課金データベース1210に格納されたすべての課金データを抽出してもよく,格納されたすべての課金データの中から選択された一部を抽出してもよい。
決済データ取得部1230は,課金データ取得部1220が課金データを抽出した後,決済サーバ装置130に対し,例えば,抽出した課金データに含まれる決済処理ID,すなわち,顧客端末装置140の要求に係る決済処理IDと同一の決済処理IDを指定して,決済データの提供の要求を送信する(S1204)。この要求についても,ステップS1102で行われた要求の場合と同様に,顧客の認証情報を決済処理IDとともに送信してもよい。
課金サーバ装置120の要求(S1204)を受信した決済サーバ装置130は,決済データ取得部1230から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済データ提供部1320は,指定された決済処理IDに対応付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース1310から抽出する(S1206)。
決済データ提供部1320は,決済データを抽出した後,課金サーバ装置120に対し,抽出した決済データを送信し(S1208),決済データ取得部1230は,送信された決済データを受信することにより,決済データを取得することができる(S1210)。
なお,ステップS1202で行われた課金データの抽出は,決済データ取得部1230が決済データを取得した後に行われてもよい。
決済データを取得した対応データ生成部1240は,ステップS1202で抽出した課金データに含まれる決済処理IDと,ステップS1210で取得した決済データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S1212)。次いで,対応データ生成部1240は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S1214)。生成された課金決済対応データは,少なくとも顧客端末装置140から当該データの提供の要求があるまで,対応データベース1250に格納される(S1216)。
その後,対応データ取得部1410が課金決済対応データの提供を要求した場合には(S1218),対応データ提供部1260は,その要求に係る課金決済対応データを,対応データベース1250から抽出する(S1220)。次に,対応データ提供部1260は,抽出した課金決済対応データを顧客端末装置140に送信し(S1222),対応データ取得部1410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S1224)。
さらに,顧客端末装置140の表示制御部1420は,ステップS1120で取得した課金決済対応データを顧客端末に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S1226)。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
次に、図5を参照しながら,暗号化処理を含む場合の処理の流れについて説明する。図5に示したように,顧客端末装置140の対応データ取得部1410が課金サーバ装置120に対し,課金決済対応データの提供の要求を送信する(S1302)。この要求は,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために用いられた決済処理IDなどの,所望の課金決済対応データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,対応データ取得部1410は,課金サーバ装置120に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
顧客端末装置140の要求(S1302)を受信した課金サーバ装置120は,顧客端末装置140から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置120の課金データ取得部1220は,顧客端末装置140の指定した条件に合致する課金データ,例えば,指定された決済処理IDに対応付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース1210から抽出する(S1304)。
課金サーバ装置120の決済データ取得部1230は,課金データ取得部1220が課金データを抽出した後,決済サーバ装置130に対し,例えば,抽出した課金データに含まれる決済処理ID,すなわち,顧客端末装置140の要求に係る決済処理IDと同一の決済処理IDを指定して,決済データの提供の要求を送信する(S1306)。この要求についても,ステップS1302で行われた要求の場合と同様に,顧客の認証情報を決済処理IDとともに送信してもよい。
課金サーバ装置120の要求(S1306)を受信した決済サーバ装置130は,決済データ取得部1230から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置130の決済データ提供部1320は,指定された決済処理IDに対応付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース1310から抽出する(S1308)。
決済データ提供部1320は,抽出した決済データ(決済処理IDは含まないデータ)に対し所定の形式および方式で暗号化処理を行う(S1310)。これにより,決済サーバ装置130のみが有する顧客の個人情報が,課金サーバ装置120などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,決済データおよびその決済データに対応付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置140のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。
なお,暗号化の方式としては,暗号化と復号に同じかぎを使用する共通かぎ暗号方式を採用してもよく,暗号化と復号に異なるかぎ(公開かぎと秘密かぎ)を使用する公開かぎ暗号方式を採用してもよい。共通かぎ暗号方式は,送信者は何らかの方法で相手に安全にかぎを渡した上でデータを暗号化して送り,受信者はあらかじめ受け取っておいたかぎを用いて復号する方式である。したがって,共通かぎ暗号方式を採用する場合には,送信者と受信者が同じかぎを持つため,暗号化,復号のロジックがシンプルにでき,処理速度を速めることができるという利点がある反面,受信者に安全にかぎを送付する方法やかぎの管理面で難点がある。一方,公開かぎ暗号方式は,発信者は受信者の公開かぎを用いてデータを暗号化して送り,受信者は自分の秘密かぎを用いてデータを復号する。したがって,公開かぎ暗号方式を採用する場合には,自分の秘密かぎだけ管理すればよいので,安全な管理を行うことができ,管理負担が軽減されるという利点がある反面,共通かぎ暗号方式と比べるとロジックが複雑となり,処理が遅くなるという難点がある。このため,秘密かぎの配送に公開かぎ暗号方式を用い,配送されたかぎを共通かぎ暗号方式で使うよう工夫(ハイブリッド方式)されたRSA暗号方式が知られている。
次に,決済データ提供部1320は,課金サーバ装置120に対し,暗号化処理を行った後の決済データを送信し(S1312),決済データ取得部1230は,送信された決済データを受信することにより,決済データを取得することができる(S1314)。この場合に,取得した決済データ(決済処理IDは含まないデータ)は決済サーバ装置130により暗号化されているため,課金サーバ装置120は,決済データ(決済処理IDは含まないデータ)の内容を知ることはできないが,この決済データ(決済処理IDは含まないデータ)に対応付けられた決済処理IDは暗号化されていないため,決済データと課金データとの対応付けは可能となる。
なお,ステップS1304で行われた課金データの抽出は,決済データ取得部1230が決済データを取得した後に行われてもよい。
決済データを取得した課金サーバ装置120の対応データ生成部1240は,ステップS1304で抽出した課金データに含まれる決済処理IDと,ステップS1314で取得した決済データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S1316)。
次いで,対応データ生成部1240は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S1318)。対応データ生成部1240が課金決済対応データを生成した後,課金サーバ装置120の対応データ提供部1260は,生成された課金決済対応データを顧客端末装置140に送信し(S1320),対応データ取得部1410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S1322)。
さらに,顧客端末装置140の表示制御部1420は,暗号化されている決済データの内容を表示できるように,決済データの復号を行う(S1324)。最後に,表示制御部1420は,ステップS1322で取得した課金決済対応データを顧客端末装置140に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S1326)。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
<第2の実施形態>
(課金決済システム200の構成)
次に,図6を参照しながら,第2の実施形態に係る課金決済システム200の構成について説明する。なお,図6は,第2の実施形態に係る課金決済システム200の概略的な構成を示すブロック図である。
図6に示したように,本実施形態に係る課金決済システム200は,課金サーバ装置220と決済サーバ装置230と顧客端末装置240とが,インターネットなどのネットワーク210を介して接続された構成である。ここで,課金サーバ装置220は,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置240に対し課金処理を行うサーバ装置である。また,決済サーバ装置230は,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置である。また,顧客端末装置240は,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置である。
ここで,課金サーバ装置220および決済サーバ装置230の例としては,第1の実施形態に係る課金サーバ装置120および決済サーバ装置130と同様であるので,説明は省略する。
なお,課金サーバ装置220と決済サーバ装置230とは,ネットワーク210以外の回線(図示せず)により接続されていてもよい。また,商品提供事業者が所有するサーバ装置(図示せず)が,少なくとも課金サーバ装置220と,ネットワーク210またはその他のネットワーク(図示せず)を介して接続されていてもよい。
次に,図7を参照しながら,課金決済システム200を構成する,課金サーバ装置220,決済サーバ装置230および顧客端末装置240の構成について説明する。なお,図7は,課金サーバ装置220,決済サーバ装置230および顧客端末装置240の概略的な構成を示すブロック図である。
(課金サーバ220の構成)
課金サーバ装置220は,上述したように,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置240に対し課金処理を行うサーバ装置であって,図7に示すように,課金データベース2210と,課金データ提供部2220とを備えている。
課金データベース2210は,課金データと決済処理IDとが関連付けて記録されているデータベースである。ここで,課金データベース2210の構造については,第1の実施形態における課金データベース1210と同様であるので,説明を省略する。
また,課金データ提供部2220は,まず,決済サーバ装置230から課金データおよびその課金データに関連付けられた決済処理IDの提供の要求を受けた場合に,課金データベース2210からその要求に係る課金データおよび決済処理IDを抽出する。次いで,抽出した課金データおよび決済処理IDを決済サーバ装置230に提供する。この場合に,課金データおよびその決済処理IDの提供は,決済サーバ装置230に直接的に行われてもよく,顧客端末装置240等を介して間接的に行われてもよい。
また,課金データ提供部2220は,課金データを決済サーバ装置230に提供する際に,課金データの暗号化処理を行い,暗号化処理がされた課金データを提供することも可能である。これにより,課金サーバ装置220のみが有する顧客の個人情報が,決済サーバ装置230などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,課金データおよびその課金データに関連付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置240のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。
(決済サーバ装置230の構成)
決済サーバ装置230は,上述したように,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置であって,図7に示すように,決済データベース2310と,決済データ取得部2320と,課金データ取得部2330と,対応データ生成部2340と,対応データベース2350と,対応データ提供部2360とを備えている。
決済データベース2310は,決済データと決済処理IDとが関連付けて記録されているデータベースである。ここで,決済データベース2310の構造については,第1の実施形態における決済データベース1310と同様であるので,説明を省略する。
また,決済データ取得部2320は,決済データおよびその決済データに関連付けられた決済処理IDを決済データベース2310から抽出する。決済データ等の抽出は,顧客端末装置240からの課金決済対応データの提供の要求があった場合に,この要求に応じて行われてもよく,また,このような要求がある前にあらかじめ行われてもよい。課金データ取得部2330は,課金サーバ装置220に対し,課金サーバ装置220の課金データベース2210に記録されている課金データ,およびその課金データに関連付けられた決済処理IDの提供を要求し,その要求に係る課金データおよび決済処理IDを課金サーバ装置220から取得する。
対応データ生成部2340は,まず,決済データ取得部2320が抽出した決済データに関連付けられた決済処理IDと,課金データ取得部2330が取得した課金データに関連付けられた決済処理IDとを照合する。次いで,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する。すなわち,本実施形態における照合とは,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合に,その課金データにその決済データを付加したデータを課金決済対応データとして生成し,異なる決済処理IDを有する場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとすることをいう。詳しくは,後述する。
対応データベース2350は,対応データ生成部2340により生成された課金決済対応データが記録されるデータベースである。対応データベース2350は,主に,課金決済対応データが顧客端末装置240の要求がある前にあらかじめ生成される場合に使用される。すなわち,決済サーバ装置230は,顧客端末装置240の要求がある前に,あらかじめ課金決済対応データを生成し,生成した課金決済対応データを対応データベース2350に格納しておく。そして,顧客端末装置240から課金決済対応データの要求があった場合に,決済サーバ装置230は,対応データベース2350から課金決済対応データを抽出し,顧客端末装置240に該データを提供することができる。
対応データ提供部2360は,顧客端末装置240から課金決済対応データの提供の要求を受けた場合に,対応データ生成部2340が生成した課金決済対応データを提供する。この場合に,提供する課金決済対応データは,顧客端末装置240からの上記要求に応じて生成されたものであっても,顧客端末装置240の要求がある前にあらかじめ生成されたものであってもよい。また,課金決済対応データを提供する際には,顧客端末装置240に直接提供してもよく,例えば,課金サーバ装置220を介して間接的に提供してもよい。さらに,生成された課金決済対応データは,上述したように,いったん対応データベース2350に格納された後に,顧客端末装置240に提供されてもよい。
(顧客端末装置240の構成)
顧客端末装置240は,上述したように,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置であって,図7に示すように,対応データ取得部2410と,表示制御部2420とを備えている。
対応データ取得部2410は,決済サーバ装置230に対し,課金決済対応データの提供を要求し,その要求に係る課金決済対応データを取得する。この場合に,課金決済対応データの要求は,決済サーバ装置230に直接的に行ってもよく,例えば,課金サーバ装置220を介して間接的に行ってもよい。また,表示制御部2420は,対応データ取得部2410が取得した課金決済対応データを,顧客端末に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置(図示せず)に表示させるよう制御する。これにより,顧客は,課金情報と決済情報との対応関係を容易に把握できるようになる。
(課金決済対応データの提供における処理の流れ)
次に,図8〜図10を参照しながら,課金決済システム200が行う課金決済対応データの提供の処理の流れについて説明する。なお,図8〜図10は,課金決済システム200が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,図8は,顧客端末装置240の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合,図9は,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合,図10は,暗号化処理を含む場合,をそれぞれ示したものである。
まず,図8を参照しながら,顧客端末装置240の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合の処理の流れについて説明する。図8に示したように,顧客端末装置240の対応データ取得部2410が決済サーバ装置230に対し,課金決済対応データの提供の要求を送信する(S2102)。この要求は,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために用いられた決済処理IDなどの,所望の課金決済対応データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,対応データ取得部2410は,決済サーバ装置230に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
顧客端末装置240の要求(S2102)を受信した決済サーバ装置230は,顧客端末装置240から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置230の決済データ取得部2320は,顧客端末装置240の指定した条件に合致する決済データ,例えば,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理IDを,決済データベース2310から抽出する(S2104)。
決済サーバ装置230の課金データ取得部2330は,決済データ取得部2320が課金データを抽出した後,課金サーバ装置220に対し,例えば,抽出した決済データに含まれる決済処理ID,すなわち,顧客端末装置240の要求に係る決済処理IDと同一の決済処理IDを指定して,課金データの提供の要求を送信する(S2106)。この要求についても,ステップS2102で行われた要求の場合と同様に,顧客の認証情報を決済処理IDとともに送信してもよい。
決済サーバ装置230の要求(S2106)を受信した課金サーバ装置220は,課金データ取得部2330から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置220の課金データ提供部2220は,指定された決済処理IDに関連付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース2210から抽出する(S2108)。
課金データ提供部2220は,課金データを抽出した後,決済サーバ装置230に対し,抽出した課金データを送信し(S2110),課金データ取得部2330は,送信された課金データを受信することにより,課金データを取得することができる(S2112)。
なお,ステップS2104で行われた決済データの抽出は,課金データ取得部2330が課金データを取得した後に行われてもよい。
課金データを取得した決済サーバ装置230の対応データ生成部2340は,ステップS2104で抽出した決済データに含まれる決済処理IDと,ステップS2112で取得した課金データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S2114)。
次いで,対応データ生成部2340は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S2116)。具体的には,対応データ生成部2340は,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合には,その課金データにその決済データを付加したデータを課金決済対応データとして生成し,同一の決済処理IDを有する課金データと決済データとが存在しない場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとすることをいう。
ここで,図11を参照しながら,本実施形態における対応データ生成部2340の処理について,さらに詳細に説明する。なお,図11は,対応データ生成部2340が行う処理の概略を示したフローチャートである。
まず,対応データ生成部2340は,決済データベース2310から抽出した決済情報中の決済データを所定の表示順,例えば,日付順などに並べ替える(S202)。対応データ生成部2340は,並べ替えた決済情報の中から,表示順で最初の決済データを読み込む(S204)。
次いで,対応データ生成部2340は,読み込んだ決済データに関連付けられた決済処理IDと同じ決済処理IDを有する課金データ(対応する課金データ)が存在するか,課金データ取得部2330により取得された(課金データベース2210から抽出された)課金データを検索し(S206),対応する課金データが存在するか否かの判断を行う(S208)。この判断の結果,対応する課金データが存在する場合には,決済データに対応する課金データを付加して,課金決済対応データリストに書き込む(S210)。これにより,課金決済対応データが生成される。生成された課金決済対応データは,例えば,決済サーバ装置230のメインメモリ(図示せず)あるいは決済サーバ装置230に備えられている対応データベース2360などに,1次的に蓄えられる。一方,対応する課金データが存在しない場合には,決済データをそのまま課金決済対応データリストに書き込む(S212)。これによっても,課金決済対応データが生成される。この場合も,生成された課金決済対応データは,例えば,対応データベース2360などに1次的に蓄えられる。
次に,対応データ生成部2340は,所定の表示順に並べ替えた決済情報から,すべての決済データを読み込んだか否かの判断を行う(S214)。この判断の結果,すべての決済データを読み込んでいないと判断した場合には,決済情報中から,表示順で次の決済データを読み込む(S204)。このようにして,すべての決済データを読み込むまで,ステップS204〜S214の処理が繰り返される。そして,ステップS214の判断において,すべての決済データを読み込んだと判断した場合,すなわち,表示順で最後の決済データの処理が終了した場合に,対応データ生成部2340による処理は終了する。
このように,対応データ生成部2340による照合は決済処理IDに基づいて行われるが,次に,この決済処理IDについて,図20および図21を参照しながら具体的に説明する。ここでは,決済処理IDの一例として,決済処理識別番号について説明することとする。なお,図20は,課金サーバ装置220が決済処理識別番号を発番する場合の処理のフローを示すフローチャートであり,図21は,決済サーバ装置230が決済処理識別番号を発番する場合の処理のフローを示すフローチャートである。
決済処理識別番号は,決済処理単位を識別するためのIDであり,一般に,決済サービスを利用するために決済システムとの接続仕様として規定されていることが多いものであるが,これは返金処理などの際に処理対象の課金データを特定することや,システム的な不具合が発生した際に情報の整合性を確認するために,課金サーバ装置と決済サーバ装置とのデータの突合せができるようにすることを目的として発行されるものである。
なお,決済処理単位は,決済事業者との間でやり取りする情報処理の単位に相当し,通常は,顧客との取引処理の単位である取引単位と1:1に対応している。ただし,例えば,1回の購入手続で支払い代金を2つに分けて異なる決済手段(例えば,クレジットカードと銀行自動引落し)で支払う場合や,分割払いで支払う場合など,取引単位と決済処理単位とが1:1に対応しない場合もある。
決済処理識別番号は,通常は決済事業者(決済サーバ装置)によって採番ルールが決められており,例えば,「特定の加盟店コードに対してある一定期間内でユニークな番号を振らなければならない」などのルールになっている。決済処理識別番号の採番は,決済サービスを利用する加盟店が担い,決済処理要求の電文中で指定する方式や,決済サービスを利用する加盟店からの決済処理要求の電文に対して決済システムが採番して応答電文中に含めて返す方式など様々な方式がある。具体例を以下に示す。
第1の例は,「nnnnnnnnnnmm」と採番される例である。
まず,「nnnnnnnnnn」の部分は,0000000000〜9999999999の通し番号であり,課金決済システム200において,顧客と商品提供事業者との間で行われた取引単位で生成される課金データと,決済サーバ装置230が決済データベース2310に記録した決済処理結果とが1:1あるいは1:Nに対応するように発番される。また,過去3ヶ月にわたって一意に特定できること(重複しないこと)も補償されている。なお,例えば,分割払いなど,顧客端末240と決済サーバ装置230との間で行われる決済処理が1回の取引に対して2回以上発生する場合に,1:Nとなる。
次に,「mm」の部分は,初期値を00として,以下のようなケースにおいて,商品提供事業者と顧客との間で行われた同一の取引であるにもかかわらず,複数回の電文処理を行わなければならない場合に,1ずつ加算して電文中にセットされる。すなわち,例えば,通信経路やサーバの不具合,あるいは通信混雑などの原因により,規定の時間を超過して応答が返らなかった場合に,1ずつ加算される(タイムアウト発生時におけるリトライ処理)。なお,タイムアウト発生時には,決済サーバ装置230側に正しく記録されている可能性があるため,伝票情報(決済処理情報)の問い合わせを行い,記録されていなかった場合にのみリトライする。また,例えば,決済サーバ装置230からエラーが返り,リトライする場合もある。
第2の例は,「yyyyMMddnnnnnnnn」と採番される例である。
ここで,「yyyy」は電文を投入した年,「MM」は電文を投入した月,「dd」は電文を投入した日を意味している。また,「nnnnnnnn」は,00000001〜99999999(00000000は使用不可)の通し番号であり,1ずつ加算して電文中にセットし,決済処理識別番号が電文処理自体を一意に特定するように採番される。すなわち,同一の取引について複数回の電文処理を行わなければならない場合も異なる値が設定されることになる。
第3の例は,「nnnnnnnn」と採番される例である。
この場合の「nnnnnnnn」は,第2の例の場合と同様に,00000001〜99999999(00000000は使用不可)の通し番号であり,1ずつ加算して電文中にセットされ,決済処理識別番号が電文処理自体を一意に特定するように採番される。すなわち,同一の取引について複数回の電文処理を行わなければならない場合も異なる値が設定されることになる。
第4の例は,「mmmmmmmm−nnnn」と採番される例である。
この例の場合は,「mmmmmmmm」は,バッチ処理識別番号であり,00000000〜99999999の通し番号で,同一バッチ処理で一意のコードとなるようにセットされる。また,「nnnn」は,取引識別番号であり,0000〜9999の通し番号で,同一バッチ処理内での取引を識別する番号となっている。一取引に対して一意となるように0000から始めて1ずつ加算し,指定する。9999に至った場合には,次の取引からは次回バッチ処理分として処理する必要がある。
次に,図20を参照しながら,課金サーバ装置220が決済処理識別番号を発番する場合の処理のフローについて説明する。
図20に示したように,まず,顧客端末240から商品提供事業者が所有する商品・サービス提供サーバに対して,商品等の購入手続の申し込みが行われる(S502)。商品の購入の申し込みを受けた商品・サービス提供サーバは,課金サーバ装置220に対して課金処理を要求する(S504)。課金処理の要求を受けた課金サーバ装置220は,課金処理を行った後(S506),ユーザ認証等を行う(S508)。次に,課金サーバ装置220は,上述したような所定の発番ルールに従い,決済処理識別番号を発番する(S510)。さらに,課金データに対応させて(課金データと関連付けて)決済処理識別番号を課金データベース2210に書き込む(S512)。次に,課金サーバ装置220は,決済処理を要求するとともに,決済処理識別番号を決済サーバ装置230に送信する(S514)。決済処理の要求を受けた決済サーバ装置230は,決済処理を行い(S516),決済処理に応じて生成された決済データと課金サーバ装置220から送信された決済処理識別番号とを対応させて(関連付けて)決済データベース2310に書き込む(S518)。次に,決済サーバ装置230は,決済処理の結果を課金サーバ装置220に送信し(S520),課金サーバ装置220は,決済処理識別番号に対応させて(関連付けて)決済処理の結果を課金データベース2210に書き込む(S522)。さらに,課金サーバ装置220は,商品・サービス提供サーバに決済処理の結果を送信し(S524),送信を受けた商品・サービス提供サーバは,顧客端末装置240に購入手続の完了を通知して(S526),商品等の購入手続は完了する(S528)。このようにして,課金サーバ装置220と決済サーバ装置230の双方が,決済処理を一意に特定できる(識別できる)決済処理識別番号をそれぞれが管理するデータ(課金データ,決済データ)を特定するキーとして保有することができる。
次に,図21を参照しながら,決済サーバ装置230が決済処理識別番号を発番する場合の処理のフローについて説明する。なお,ステップS602〜S604,S624〜S626の説明については,上述した場合とまったく同様であるので説明を省略する。
課金サーバ装置220は,課金処理をした後(S606),ユーザ認証等を行い(S608),決済サーバ装置230に対して決済処理を要求する(S610)。決済処理の要求を受けた決済サーバ装置230は,上述したような所定の発番ルールに従い,決済処理識別番号を発番する(S612)。決済処理識別番号を発番した後,決済処理を行い(S614),決済処理に応じて生成された決済データと決済処理識別番号とを対応させて(関連付けて)決済データを決済データベース2310に書き込む(S616)。次に,決済サーバ装置230は,決済処理の結果を課金サーバ装置220に送信し(S618),課金サーバ装置220は,課金データに対応する決済処理の結果を,決済処理識別番号とともに課金データベース2210に書き込む(S620)。さらに,課金サーバ装置220は,商品・サービス提供サーバに決済処理の結果を送信する(S622)。このようにして,上述の場合と同様に,課金サーバ装置220と決済サーバ装置230の双方が,決済処理を一意に特定できる決済処理識別番号をそれぞれが管理するデータ(課金データ,決済データ)を特定するキーとして保有することができる。
再び図8を参照しながら,課金決済システム200の処理についての説明を続ける。ステップS2116において,対応データ生成部2340が課金決済対応データを生成した後,決済サーバ装置230の対応データ提供部2360は,生成された課金決済対応データを顧客端末装置240に送信し(S2118),対応データ取得部2410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S2120)。
さらに,顧客端末装置240の表示制御部2420は,ステップS2120で取得した課金決済対応データを顧客端末に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S1122)。
この場合,表示方法としては,例えば,決済情報(決済データの集合)を一覧表示する際に決済データに対応する課金データが存在する場合には,その決済データの右側に課金データを対応させて表示させる方法(第1の方法)や,決済データにハイパーリンクなどの方法を用いて関連情報が存在することを表示し,顧客による関連情報を表示する操作に応じて,対応する課金データを表示する方法(第2の方法)などがある。
ここで,図25〜図29を参照しながら,上記第1の方法についてさらに詳細に説明する。なお,図25は,顧客端末240の表示装置(図示せず)に課金情報を表示した表示例を示した説明図であり,図26は,顧客端末240の表示装置に決済情報を表示した第1の表示例(決済手段がクレジットカード決済の場合)を示した説明図であり,図27は,顧客端末240の表示装置に決済情報を表示した第2の表示例(決済手段が銀行自動引き落としの場合)を示した説明図であり,図28は,顧客端末240の表示装置に課金決済対応情報(課金決済対応データの集合)を表示した第1の表示例(決済手段がクレジットカード決済の場合)を示した説明図であり,図29は,顧客端末240の表示装置に課金決済対応情報を表示した第2の表示例(決済手段が銀行自動引き落としの場合)を示した説明図である。
例えば,図26の株式会社×◎との取引を例に挙げる。この決済データに対応する課金データは,図25における○△ショップとの取引におけるデータとなるのだが,この場合には,決済データにおける屋号と課金データにおける加盟店名とは異なるため,対応関係が把握しづらい。この場合に,顧客は,日付が2004/3/1で同一であること,合計金額が3045円であること,決済手段が○×カードによるクレジット決済であることなどから推測して対応関係を把握しなければならない。また,決済データには合計金額である3045円というデータしかなく,この内訳がどうなっているかは,対応する課金データを調べなくては知ることはできないが,上記のように,対応関係を把握することは困難である。そこで,図28に示したように,決済情報を一覧表示する際に決済データに対応する課金データが存在する場合には,その決済データの右側に課金データを対応させて表示させる方法(第1の方法)を用いて,表示装置に表示させることにより,顧客は,株式会社×◎と○△ショップが対応していること,3045円という取引の内訳などを一目で容易に把握することができる。
同様に,取引履歴の履歴中の決済データに関しても,振込みとなっているのみで,実際にはどのような内容かはこのデータだけからは把握できない。また,その内訳も把握することができない。この決済データは,図25の△□サービスの課金データに対応するが,これも日付や合計金額のみから推測しなければならず,対応関係を把握することは困難である。そこで,図29のように表示することにより,上記と同様に,内訳や具体的な取引内容などの対応関係を把握することが容易となる。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
すなわち,課金決済対応データが顧客端末装置240の表示装置に表示されることにより,顧客は,課金情報(課金データの集合)と決済情報(決済データの集合)を別々に参照していた場合に比べ,課金情報と決済情報との対応関係を把握することが容易となる。
次に,図9を参照しながら,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合の処理の流れについて説明する。図9に示したように,まず,決済データ取得部2320は,決済データベース2310から決済データを抽出する(S2202)。この場合に,決済データ取得部2320は,決済データベース2310に格納されたすべての課金データを抽出してもよく,格納されたすべての課金データの中から選択された一部を抽出してもよい。
課金データ取得部2330は,決済データ取得部2320が決済データを抽出した後,課金サーバ装置220に対し,例えば,抽出した決済データに含まれる決済処理ID,すなわち,顧客端末装置240の要求に係る決済処理IDと同一の決済処理IDを指定して,決済データの提供の要求を送信する(S2204)。この要求についても,ステップS2102で行われた要求の場合と同様に,顧客の認証情報を決済処理IDとともに送信してもよい。
決済サーバ装置230の要求(S2204)を受信した課金サーバ装置220は,課金データ取得部2330から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金データ提供部2220は,指定された決済処理IDに対応付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース2210から抽出する(S2206)。
課金データ提供部2220は,課金データを抽出した後,決済サーバ装置230に対し,抽出した課金データを送信し(S2208),課金データ取得部2330は,送信された課金データを受信することにより,課金データを取得することができる(S2210)。
なお,ステップS2202で行われた決済データの抽出は,課金データ取得部2330が課金データを取得した後に行われてもよい。
課金データを取得した対応データ生成部2340は,ステップS2202で抽出した決済データに含まれる決済処理IDと,ステップS2210で取得した課金データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S2212)。次いで,対応データ生成部2340は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S2214)。生成された課金決済対応データは,少なくとも顧客端末装置240から当該データの提供の要求があるまで,対応データベース2360に格納される(S2216)。
その後,対応データ取得部2410が課金決済対応データの提供を要求した場合には(S2218),対応データ提供部2360は,その要求に係る課金決済対応データを,対応データベース2360から抽出する(S2220)。次に,対応データ提供部2360は,抽出した課金決済対応データを顧客端末装置240に送信し(S2222),対応データ取得部2410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S2224)。
さらに,顧客端末装置240の表示制御部2420は,ステップS2224で取得した課金決済対応データを顧客端末に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S2226)。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
次に、図10を参照しながら,暗号化処理を含む場合の処理の流れについて説明する。図9に示したように,顧客端末装置240の対応データ取得部2410が決済サーバ装置230に対し,課金決済対応データの提供の要求を送信する(S2302)。この要求は,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために用いられた決済処理IDなどの,所望の課金決済対応データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,対応データ取得部2410は,決済サーバ装置230に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
顧客端末装置240の要求(S2302)を受信した決済サーバ装置230は,顧客端末装置240から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置230の決済データ取得部2320は,顧客端末装置240の指定した条件に合致する決済データ,例えば,指定された決済処理IDに対応付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース2310から抽出する(S2304)。
決済サーバ装置230の課金データ取得部2330は,決済データ取得部2320が決済データを抽出した後,課金サーバ装置220に対し,例えば,抽出した決済データに含まれる決済処理ID,すなわち,顧客端末装置240の要求に係る決済処理IDと同一の決済処理IDを指定して,課金データの提供の要求を送信する(S2306)。この要求についても,ステップS2302で行われた要求の場合と同様に,顧客の認証情報を決済処理IDとともに送信してもよい。
決済サーバ装置230の要求(S2306)を受信した課金サーバ装置220は,課金データ取得部2330から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置220の課金データ提供部2220は,指定された決済処理IDに対応付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース2210から抽出する(S2308)。
課金データ提供部2220は,抽出した課金データ(決済処理IDは含まないデータ)に対し所定の形式および方式で暗号化処理を行う(S2310)。これにより,課金サーバ装置220のみが有する顧客の個人情報が,決済サーバ装置230などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,課金履歴情報およびその課金履歴情報に対応付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置240のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。なお,暗号化の方式としては,第1の実施形態の場合と同様であるので,説明は省略する。
次に,課金データ提供部2220は,決済サーバ装置230に対し,暗号化処理を行った後の決済データを送信し(S2312),課金データ取得部2330は,送信された課金データを受信することにより,課金データを取得することができる(S2314)。この場合に,取得した課金データ(決済処理IDは含まないデータ)は課金サーバ装置220により暗号化されているため,決済サーバ装置230は,課金データ(決済処理IDは含まないデータ)の内容を知ることはできないが,この課金データ(決済処理IDは含まないデータ)に対応付けられた決済処理IDは暗号化されていないため,課金データと決済データとの対応付けは可能となる。
なお,ステップS2304で行われた決済データの抽出は,課金データ取得部2330が課金データを取得した後に行われてもよい。
課金データを取得した決済サーバ装置230の対応データ生成部2340は,ステップS2304で抽出した決済データに含まれる決済処理IDと,ステップS2314で取得した課金データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S2316)。
次いで,対応データ生成部2340は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S2318)。対応データ生成部2340が課金決済対応データを生成した後,決済サーバ装置230の対応データ提供部2360は,生成された課金決済対応データを顧客端末装置240に送信し(S2320),対応データ取得部2410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S2322)。
さらに,顧客端末装置240の表示制御部2420は,暗号化されている課金データの内容を表示できるように,課金データの復号を行う(S2324)。最後に,表示制御部2420は,ステップS2322で取得した課金決済対応データを顧客端末装置240に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S2326)。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
<第3の実施形態>
(課金決済システム300の構成)
次に,図12を参照しながら,第3の実施形態に係る課金決済システム300の構成について説明する。なお,図12は,第3の実施形態に係る課金決済システム300の概略的な構成を示すブロック図である。
図12に示したように,本実施形態に係る課金決済システム300は,課金サーバ装置320と決済サーバ装置330と対応付けサーバ装置350と顧客端末装置340とが,インターネットなどのネットワーク310を介して接続された構成である。ここで,課金サーバ装置320は,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置340に対し課金処理を行うサーバ装置である。また,決済サーバ装置330は,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置である。また,対応付けサーバ装置350は,商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと商品の提供に対する代金の決済処理ごとに生成される決済データとを関連付けるサーバ装置である。また,顧客端末装置340は,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置である。
ここで,課金サーバ装置320および決済サーバ装置330の例としては,第1の実施形態に係る課金サーバ装置120および決済サーバ装置130と同様であるので,説明は省略する。
なお,課金サーバ装置320と決済サーバ装置330とは,ネットワーク310以外の回線(図示せず)により接続されていてもよい。また,商品提供事業者が所有するサーバ装置(図示せず)が,少なくとも課金サーバ装置320と,ネットワーク310またはその他のネットワーク(図示せず)を介して接続されていてもよい。また,対応付けサーバ装置350と顧客端末装置340とは,ネットワーク310以外の回線(図示せず)により接続されていてもよい。
さらに,図12に示した課金決済システム300aのように,顧客端末装置340aは,課金サーバ装置320および決済サーバ装置330と接続されていなくてもよく,対応付けサーバ装置350のみと接続されているような構成でもよい。課金決済システム300aがこのような構成を有することにより,顧客端末装置340aに対する外部からのアクセスを禁止することなどが可能となる。また,一度生成した課金決済対応データを対応付けサーバ装置350内に格納しておくことにより,顧客端末装置340aから再度課金決済対応データの提供の要求があった場合に,対応付けサーバ装置350は,これをネットワーク310を介さずに直接顧客端末装置340aに提供することができるため,回線のトラフィックを軽減することができる。
次に,図13を参照しながら,課金決済システム300を構成する,課金サーバ装置320,決済サーバ装置330,対応付けサーバ装置350および顧客端末装置340の構成について説明する。なお,図13は,課金サーバ装置320,決済サーバ装置330,対応付けサーバ装置350および顧客端末装置340の概略的な構成を示すブロック図である。
(課金サーバ320の構成)
課金サーバ装置320は,上述したように,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置340に対し課金処理を行うサーバ装置であって,図13に示すように,課金データベース3210と,課金データ提供部3220とを備えている。
課金データベース3210は,課金データと決済処理IDとが対応付けて記録されているデータベースである。ここで,課金データベース3210の構造については,第1の実施形態における課金データベース1210と同様であるので,説明を省略する。
また,課金データ提供部3220は,まず,対応付けサーバ装置350の課金データ取得部3510から,課金データおよびその課金データに関連付けられた決済処理IDの提供の要求を受けた場合に,課金データベース3210からその要求に係る課金データおよび決済処理IDを抽出する。次いで,抽出した課金データおよび決済処理IDを対応付けサーバ装置350に提供する。この場合に,課金データおよびその決済処理IDの提供は,対応付けサーバ装置350に直接的に行われてもよく,決済サーバ装置330,顧客端末装置340等を介して間接的に行われてもよい。
また,課金データ提供部3220は,課金データを対応付けサーバ装置350に提供する際に,課金データの暗号化処理を行い,暗号化処理がされた課金履歴情報を提供することも可能である。これにより,課金サーバ装置320のみが有する顧客の個人情報が,対応付けサーバ装置350などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,課金履歴情報およびその課金履歴情報に対応付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置340のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。
(決済サーバ装置330の構成)
決済サーバ装置330は,上述したように課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置であって,図13に示すように,決済データベース3310と,決済データ提供部3320とを備えている。
決済データベース3310は,決済データと決済処理IDとが関連付けて記録されているデータベースである。ここで,決済データベース3310の構造については,第1の実施形態における決済データベース1310と同様であるので,説明を省略する。
また,決済データ提供部3320は,まず,対応付けサーバ装置350の決済データ取得部3520から,決済データおよびその決済データに関連付けられた決済処理IDの提供の要求を受けた場合に,決済データベース3310からその要求に係る決済データおよび決済処理IDを抽出する。次いで,抽出した決済データおよび決済処理IDを対応付けサーバ装置350に提供する。この場合に,決済データおよびその決済処理IDの提供は,対応付けサーバ装置350に直接的に行われてもよく,課金サーバ装置320,顧客端末装置340等を介して間接的に行われてもよい。
また,決済データ提供部3320は,決済データを対応付けサーバ装置350に提供する際に,決済データの暗号化処理を行い,暗号化処理がされた決済データを提供することも可能である。これにより,決済サーバ装置330のみが有する顧客の個人情報が,対応付けサーバ装置350などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,決済履歴情報およびその決済履歴情報に対応付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置340のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。
(対応付けサーバ装置350の構成)
対応付けサーバ装置350は,上述したように,商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと商品の提供に対する代金の決済処理ごとに生成される決済データとを関連付けるサーバ装置であって,図13に示すように,課金データ取得部3510と,決済データ取得部3520と,対応データ生成部3530と,対応データベース3540と,対応データ提供部3550とを備えている。
課金データ取得部3510は,課金サーバ装置320に対し,課金サーバ装置320の課金データベース3210に記録されている課金データ,およびその課金データに関連付けられた決済処理IDの提供を要求し,その要求に係る課金データおよび決済処理IDを課金サーバ装置320から取得する。また,決済データ取得部3520は,決済サーバ装置330に対し,決済サーバ装置330の決済データベース3310に記録されている決済データおよびその決済データに関連付けられた決済処理IDの提供を要求し,その要求に係る決済データおよび決済処理IDを決済サーバ装置330から取得する。このような課金データおよび決済データの取得は,顧客端末装置340からの課金決済対応データの提供の要求があった場合に,この要求に応じて行われてもよく,また,このような要求がある前にあらかじめ行われてもよい。
対応データ生成部3530は,まず,課金データ取得部3510が取得した課金データに関連付けられた決済処理IDと,決済データ取得部3520が取得した決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合する。次いで,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する。すなわち,本実施形態における照合とは,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合に,その課金データにその決済データを付加したデータを課金決済対応データとして生成し,異なる決済処理IDを有する場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとすることをいう。詳しくは,第2の実施形態において説明したとおりである。
対応データベース3540は,対応データ生成部3530により生成された課金決済対応データが記録されるデータベースである。対応データベース3540は,主に,課金決済対応データが顧客端末装置340の要求がある前にあらかじめ生成される場合に使用される。すなわち,対応付けサーバ装置350は,顧客端末装置340の要求がある前に,あらかじめ課金決済対応データを生成し,生成した課金決済対応データを対応データベース3540に格納しておく。そして,顧客端末装置340から課金決済対応データの要求があった場合に,対応付けサーバ装置350は,対応データベース3540から課金決済対応データを抽出し,顧客端末装置340に該データを提供することができる。
対応データ提供部3550は,顧客端末装置340から課金決済対応データの提供の要求を受けた場合に,対応データ生成部3530が生成した課金決済対応データを提供する。この場合に,提供する課金決済対応データは,顧客端末装置340からの上記要求に応じて生成されたものであっても,顧客端末装置340の要求がある前にあらかじめ生成されたものであってもよい。また,課金決済対応データを提供する際には,顧客端末装置340に直接提供してもよく,例えば,課金サーバ装置320や決済サーバ装置330を介して間接的に提供してもよい。さらに,生成された課金決済対応データは,上述したように,いったん対応データベース3540に格納された後に,顧客端末装置340に提供されてもよい。
(顧客端末装置340の構成)
顧客端末装置340は,上述したように,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置であって,図13に示すように,対応データ取得部3410と,表示制御部3420とを備えている。
対応データ取得部3410は,対応付けサーバ装置350に対し,課金決済対応データの提供を要求し,その要求に係る課金決済対応データを取得する。この場合に,課金決済対応データの要求は,対応付けサーバ装置350に直接的に行ってもよく,例えば,課金サーバ装置320や決済サーバ装置330を介して間接的に行ってもよい。また,表示制御部3420は,対応データ取得部3410が取得した課金決済対応データを,顧客端末装置340に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置(図示せず)に表示させるよう制御する。これにより,顧客は,課金情報と決済情報との対応関係を容易に把握できるようになる。
(課金決済対応データの提供における処理の流れ)
次に,図14〜図16を参照しながら,課金決済システム300が行う課金決済対応データの提供の処理の流れについて説明する。なお,図14〜図16は,課金決済システム300が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,図14は,顧客端末装置340の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合,図15は,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合,図16は,暗号化処理を含む場合,をそれぞれ示したものである。
まず,図14を参照しながら,顧客端末装置340の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合の処理の流れについて説明する。図14に示したように,顧客端末装置340の対応データ取得部3410が対応付けサーバ装置350に対し,課金決済対応データの提供の要求を送信する(S3102)。この要求は,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために用いられた決済処理IDなどの,所望の課金決済対応データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,対応データ取得部3410は,対応付けサーバ装置350に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
対応付けサーバ装置350が顧客端末装置340の要求(S3102)を受信した後,まず,対応付けサーバ装置350の課金データ取得部3510は,課金サーバ装置320に対し,顧客端末装置340の指定した条件に合致する課金データ,例えば,指定された決済処理IDに関連付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)の提供の要求を送信する(S3104)。この際,対応付けサーバ装置350が顧客端末装置340から顧客の認証情報を受信していた場合には,課金データ取得部3510は,課金サーバ装置320に対し,上記要求(S3104)とともに顧客の認証情報を転送してもよい。
対応付けサーバ装置350の要求(S3104)を受信した課金サーバ装置320は,課金データ取得部3510から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置320の課金データ提供部3220は,指定された決済処理IDに関連付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース3210から抽出する(S3106)。
課金データ提供部3220は,課金データを抽出した後,対応付けサーバ装置350に対し,抽出した課金データを送信し(S3108),課金データ取得部3510は,送信された課金データを受信することにより,課金データを取得することができる(S3110)。
さらに,対応付けサーバ装置350の決済データ取得部3520は,決済サーバ装置330に対し,顧客端末装置340の指定した条件に合致する決済データ,例えば,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)の提供の要求を送信する(S3112)。この際,対応付けサーバ装置350が顧客端末装置340から顧客の認証情報を受信していた場合には,決済データ取得部3520は,決済サーバ装置330に対し,上記要求(S3112)とともに顧客の認証情報を転送してもよい。
対応付けサーバ装置350の要求(S3112)を受信した決済サーバ装置330は,決済データ取得部3520から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置330の決済データ提供部3320は,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース3310から抽出する(S3114)。
決済データ提供部3320は,決済データを抽出した後,対応付けサーバ装置350に対し,抽出した決済データを送信し(S3116),決済データ取得部3520は,送信された決済データを受信することにより,決済データを取得することができる(S3118)。
なお,本実施形態においては,課金データの提供の要求(S3104)が決済データの提供の要求(S3112)よりも先に行われる場合について説明したが,決済データの提供の要求が課金データの提供の要求よりも先に行われてもよく,また,課金データの提供の要求と決済データの提供の要求とが同時に行われてもよい。
課金データおよび決済データを取得した対応付けサーバ装置350の対応データ生成部3530は,ステップS3110で取得した課金データに含まれる決済処理IDと,ステップS3118で取得した決済データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S3120)。
次いで,対応データ生成部3530は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S3122)。具体的には,対応データ生成部3530は,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合には,その課金データにその決済データを付加したデータを課金決済対応データとして生成し,同一の決済処理IDを有する課金データと決済データとが存在しない場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとする。ここで,対応データ生成部3530の処理の内容については,第2の実施形態で説明した対応データ生成部2340の処理と同様であるので,説明を省略する。
ステップS3122において,対応データ生成部3530が課金決済対応データを生成した後,対応付けサーバ装置350の対応データ提供部3550は,生成された課金決済対応データを顧客端末装置340に送信し(S3124),対応データ取得部3410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S3126)。
さらに,顧客端末装置340の表示制御部3420は,ステップS3126で取得した課金決済対応データを顧客端末装置340に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S3128)。
この場合,表示方法としては,第2の実施形態の場合と同様に,例えば,決済情報(決済データの集合)を一覧表示する際に決済データに対応する課金データが存在する場合には,その決済データの右側に課金データを対応させて表示させる方法(第1の方法)や,決済データにハイパーリンクなどの方法を用いて関連情報が存在することを表示し,顧客による関連情報を表示する操作に応じて,対応する課金データを表示する方法(第2の方法)などがある。
このように,各決済項目情報と対応する課金項目情報とを対応付けた課金決済対応データこのように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
すなわち,課金決済対応データが顧客端末装置340の表示装置に表示されることにより,顧客は,課金情報(課金データの集合)と決済情報(決済データの集合)を別々に参照していた場合に比べ,課金情報と決済情報との対応関係を把握することが容易となる。
次に,図15を参照しながら,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合の処理の流れについて説明する。図15に示したように,まず,課金データ取得部3510は,課金サーバ装置320に対し,顧客端末装置340の指定した条件に合致する課金データ,例えば,指定された決済処理IDに関連付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)の提供の要求を送信する(S3202)。この際,課金データ取得部3510は,課金サーバ装置320に対し,上記要求(S3202)とともに顧客の認証情報を転送してもよい。
対応付けサーバ装置350の要求(S3202)を受信した課金サーバ装置320は,課金データ取得部3510から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置320の課金データ提供部3220は,指定された決済処理IDに関連付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース3210から抽出する(S3204)。
課金データ提供部3220は,課金データを抽出した後,対応付けサーバ装置350に対し,抽出した課金データを送信し(S3206),課金データ取得部3510は,送信された課金データを受信することにより,課金データを取得することができる(S3208)。
さらに,決済データ取得部3520は,決済サーバ装置330に対し,顧客端末装置340の指定した条件に合致する決済データ,例えば,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)の提供の要求を送信する(S3210)。この際,決済データ取得部3520は,決済サーバ装置330に対し,上記要求(S3210)とともに顧客の認証情報を転送してもよい。
対応付けサーバ装置350の要求(S3210)を受信した決済サーバ装置330は,決済データ取得部3520から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置330の決済データ提供部3320は,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース3310から抽出する(S3212)。
決済データ提供部3320は,決済データを抽出した後,対応付けサーバ装置350に対し,抽出した決済データを送信し(S3214),決済データ取得部3520は,送信された決済データを受信することにより,決済データを取得することができる(S3216)。
なお,本実施形態においては,課金データの提供の要求(S3202)が決済データの提供の要求(S3210)よりも先に行われる場合について説明したが,決済データの提供の要求が課金データの提供の要求よりも先に行われてもよく,また,課金データの提供の要求と決済データの提供の要求とが同時に行われてもよい。
課金データおよび決済データを取得した対応データ生成部3530は,ステップS3208で取得した課金データに含まれる決済処理IDと,ステップS3216で取得した決済データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S3218)。
次いで,対応データ生成部3530は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S3220)。具体的には,対応データ生成部3530は,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合には,その課金データにその決済データを付加した情報を課金決済対応データとして生成し,異なる決済処理IDを有する場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとする。
生成された課金決済対応データは,少なくとも顧客端末装置340から当該情報の提供の要求があるまで,対応データベース3540に格納される(S3222)。
その後,対応データ取得部3410が課金決済対応データの提供を要求した場合には(S3224),対応データ提供部3550は,その要求に係る課金決済対応データを,対応データベース3540から抽出する(S3226)。次に,対応データ提供部3550は,抽出した課金決済対応データを顧客端末装置340に送信し(S3228),対応データ取得部3410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S3230)。
さらに,顧客端末装置340の表示制御部3420は,ステップS3230で取得した課金決済対応データを顧客端末装置340に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S3232)。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
次に、図16を参照しながら,暗号化処理を含む場合の処理の流れについて説明する。図16に示したように,顧客端末装置340の対応データ取得部3410が対応付けサーバ装置350に対し,課金決済対応データの提供の要求を送信する(S3302)。この要求は,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために用いられた決済処理IDなどの,所望の課金決済対応データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,対応データ取得部3410は,対応付けサーバ装置350に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
対応付けサーバ装置350が顧客端末装置340の要求(S3302)を受信した後,まず,対応付けサーバ装置350の課金データ取得部3510は,課金サーバ装置320に対し,顧客端末装置340の指定した条件に合致する課金データ,例えば,指定された決済処理IDに関連付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)の提供の要求を送信する(S3304)。この際,対応付けサーバ装置350が顧客端末装置340から顧客の認証情報を受信していた場合には,課金データ取得部3510は,課金サーバ装置320に対し,上記要求(S3304)とともに顧客の認証情報を転送してもよい。
対応付けサーバ装置350の要求(S3304)を受信した課金サーバ装置320は,課金データ取得部3510から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置320の課金データ提供部3220は,指定された決済処理IDに対応付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース3210から抽出する(S3306)。
課金データ提供部3220は,抽出した課金データ(決済処理IDは含まないデータ)に対し所定の形式および方式で暗号化処理を行う(S3308)。これにより,課金サーバ装置320のみが有する顧客の個人情報が,対応付けサーバ装置350などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,課金履歴情報およびその課金履歴情報に対応付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置340のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。なお,暗号化の方式としては,第1の実施形態の場合と同様であるので,説明は省略する。
次に,課金データ提供部3220は,対応付けサーバ装置350に対し,暗号化処理を行った後の課金データを送信し(S3310),課金データ取得部3510は,送信された課金データを受信することにより,課金データを取得することができる(S3312)。この場合に,取得した課金情報(決済処理IDは含まないデータ)は課金サーバ装置320により暗号化されているため,対応付けサーバ装置350は,課金データ(決済処理IDは含まないデータ)の内容を知ることはできないが,この課金データ(決済処理IDは含まないデータ)に対応付けられた決済処理IDは暗号化されていないため,課金データと決済データとの対応付けは可能となる。
さらに,対応付けサーバ装置350の決済データ取得部3520は,決済サーバ装置330に対し,顧客端末装置340の指定した条件に合致する決済データ,例えば,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)の提供の要求を送信する(S3314)。この際,対応付けサーバ装置350が顧客端末装置340から顧客の認証情報を受信していた場合には,決済データ取得部3520は,決済サーバ装置330に対し,上記要求(S3314)とともに顧客の認証情報を転送してもよい。
対応付けサーバ装置350の要求(S3314)を受信した決済サーバ装置330は,決済データ取得部3520から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置330の決済データ提供部3320は,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース3310から抽出する(S3316)。
決済データ提供部3320は,抽出した決済データ(決済処理IDは含まないデータ)に対し所定の形式および方式で暗号化処理を行う(S3318)。これにより,決済サーバ装置330のみが有する顧客の個人情報が,対応付けサーバ装置350などの第三者に流出することを防止することができる。
ここで,個人情報の流出防止の観点からは,暗号化処理は,決済履歴情報およびその決済履歴情報に対応付けられた決済処理IDの提供を受けた顧客端末装置340のみが復号化可能な形式でされることが好ましいが,その他の形式でされてもよい。なお,暗号化の方式としては,第1の実施形態の場合と同様であるので,説明は省略する。
次に,決済データ提供部3320は,対応付けサーバ装置350に対し,暗号化処理を行った後の決済情報を送信し(S3320),決済データ取得部3520は,送信された決済情報を受信することにより,決済情報を取得することができる(S3322)。この場合に,取得した決済情報(決済処理IDは含まないデータ)は決済サーバ装置330により暗号化されているため,対応付けサーバ装置350は,決済データ(決済処理IDは含まないデータ)の内容を知ることはできないが,この決済データ(決済処理IDは含まないデータ)に対応付けられた決済処理IDは暗号化されていないため,課金データと決済データとの対応付けは可能となる。
なお,本実施形態においては,課金データの提供の要求(S3304)が決済データの提供の要求(S3314)よりも先に行われる場合について説明したが,決済データの提供の要求が課金データの提供の要求よりも先に行われてもよく,また,課金データの提供の要求と決済データの提供の要求とが同時に行われてもよい。
課金データおよび決済データを取得した対応付けサーバ装置350の対応データ生成部3530は,ステップS3312で取得した課金データに含まれる決済処理IDと,ステップS3322で取得した決済データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S3324)。
次いで,対応データ生成部3530は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S3326)。具体的には,対応データ生成部3530は,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合には,その課金データにその決済データを付加した情報を課金決済対応データとして生成し,異なる決済処理IDを有する場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとしている。ここで,対応データ生成部3530の処理の内容については,第2の実施形態で説明した対応データ生成部2340の処理と同様であるので,説明を省略する。
ステップS3326において,対応データ生成部3530が課金決済対応データを生成した後,対応付けサーバ装置350の対応データ提供部3550は,生成された課金決済対応データを顧客端末装置340に送信し(S3328),対応データ取得部3410は,送信された課金決済対応データを受信することにより,課金決済対応データを取得することができる(S3330)。
さらに,顧客端末装置340の表示制御部3420は,暗号化されている課金データ(決済処理IDは含まないデータ)および決済データ(決済処理IDは含まないデータ)の内容を表示できるように,課金データ(決済処理IDは含まないデータ)および決済データ(決済処理IDは含まないデータ)の復号を行う(S3332)。最後に,表示制御部3420は,復号されたステップS3330で取得した課金決済対応データを顧客端末装置340に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S3334)。
<第4の実施形態>
(課金決済システム400の構成)
次に,図17を参照しながら,第4の実施形態に係る課金決済システム400の構成について説明する。なお,図17は,第4の実施形態に係る課金決済システム400の概略的な構成を示すブロック図である。
図17に示したように,本実施形態に係る課金決済システム400は,課金サーバ装置420と決済サーバ装置430と顧客端末装置440とが,インターネットなどのネットワーク410を介して接続された構成である。ここで,課金サーバ装置420は,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置140に対し課金処理を行うサーバ装置である。また,決済サーバ装置430は,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置である。また,顧客端末装置440は,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置である。
ここで,課金サーバ装置420および決済サーバ装置430の例としては,第1の実施形態に係る課金サーバ装置120および決済サーバ装置130と同様であるので,説明は省略する。
なお,課金サーバ装置420と決済サーバ装置430とは,ネットワーク410以外の回線(図示せず)により接続されていてもよい。また,商品提供事業者が所有するのサーバ装置(図示せず)が,少なくとも課金サーバ装置420と,ネットワーク410またはその他の回線(図示せず)を介して接続されていてもよい。
次に,図18を参照しながら,課金決済システム400を構成する,課金サーバ装置420,決済サーバ装置430および顧客端末装置440の構成について説明する。なお,図18は,課金サーバ装置420,決済サーバ装置430および顧客端末装置440の概略的な構成を示すブロック図である。
(課金サーバ420の構成)
課金サーバ装置420は,上述したように,商品の提供を行う事業者に代行して顧客端末装置440に対し課金処理を行うサーバ装置であって,図18に示すように,課金データベース4210と,課金データ提供部4220とを備えている。
課金データベース4210は,課金データと決済処理IDとが関連付けて記録されているデータベースである。ここで,課金データベース4210の構造については,第1の実施形態における課金データベース1210と同様であるので,説明を省略する。
また,課金データ提供部4220は,まず,顧客端末装置440の課金データ取得部4410から,課金データおよびその課金データに関連付けられた決済処理IDの提供の要求を受けた場合に,課金データベース4210からその要求に係る課金データおよび決済処理IDを抽出する。次いで,抽出した課金データおよび決済処理IDを顧客端末装置440に提供する。この場合に,課金データおよびその決済処理IDの提供は,顧客端末装置440に直接的に行われてもよく,決済サーバ装置430等を介して間接的に行われてもよい。
(決済サーバ装置430の構成)
決済サーバ装置430は,上述したように,課金処理に基づいて商品の提供に対する代金の決済処理を行うサーバ装置であって,図18に示すように,決済データベース4310と,決済データ提供部4320とを備えている。
決済データベース4310は,決済データと決済処理IDとが関連付けて記録されているデータベースである。ここで,決済データベース4310の構造については,第1の実施形態における決済データベース1310と同様であるので,説明を省略する。
また,決済データ提供部4320は,まず,顧客端末装置440の決済データ取得部4420から,決済データおよびその決済データに関連付けられた決済処理IDの提供の要求を受けた場合に,決済データベース4310からその要求に係る決済データおよび決済処理IDを抽出する。次いで,抽出した決済データおよび決済処理IDを顧客端末装置440に提供する。この場合に,決済データおよびその決済処理IDの提供は,顧客端末装置440に直接的に行われてもよく,課金サーバ装置420等を介して間接的に行われてもよい。
(顧客端末装置440の構成)
顧客端末装置440は,上述したように,商品の提供を受ける顧客が所有する端末装置であって,図18に示すように,課金データ取得部4410と,決済データ取得部4420と,対応データ生成部4430と,表示制御部4440とを備えている。
課金データ取得部4410は,課金サーバ装置420に対し,所望の課金データおよびその課金データに関連付けられた決済処理IDの提供を要求し,その要求に係る課金データおよび決済処理IDを課金サーバ装置420から取得する。また,決済データ取得部4420は,決済サーバ装置430に対し,所望の決済データおよびその決済データに対応付けられた決済処理IDの提供を要求し,その要求に係る決済データおよび決済処理IDを決済サーバ装置430から取得する。
対応データ生成部4430は,まず,課金データ取得部4410が取得した課金データに関連付けられた決済処理IDと,決済データ取得部4420が取得した決済データに関連付けられた決済処理IDとを照合する。さらに,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する。すなわち,本実施形態における照合とは,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合には,その課金データにその決済データを付加した情報を課金決済対応データとして生成し,異なる決済処理IDを有する場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとすることをいう。詳しくは,第2の実施形態において説明したとおりである。
表示制御部4440は,対応データ生成部4430が生成した課金決済対応データを,顧客端末装置440に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置(図示せず)に表示させるよう制御する。これにより,顧客は,課金データと決済データとの対応関係を容易に把握できるようになる。
また,本実施形態においては,対応データ生成部は顧客端末装置440にあり,課金データと決済データとを取得して課金決済対応データを生成するのは,顧客端末装置440自身であるため,上述した実施形態とは異なり,個人情報が外部に漏洩するという問題がなく,暗号化の必要もないため,本実施形態が最も好ましい。
(課金決済対応データの提供における処理の流れ)
次に,図19を参照しながら,課金決済システム400が行う課金決済対応データの提供における処理の流れについて説明する。なお,図19は,課金決済システム400が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートである。
図19に示したように,顧客端末装置440の課金データ取得部4410は,課金サーバ装置420に対し,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために必要な課金データおよびその課金データに関連付けられた決済処理ID(課金データ)の提供の要求を送信する(S4102)。この要求は,決済処理IDなどの,所望の課金データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,課金データ取得部4410は,課金サーバ装置420に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
顧客端末装置440の要求(S4102)を受信した課金サーバ装置420は,課金データ取得部4410から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,課金サーバ装置420の課金データ提供部4220は,指定された決済処理IDに関連付けられた課金データおよびその決済処理ID(課金データ)を,課金データベース4210から抽出する(S4104)。
課金データ提供部4220は,課金データを抽出した後,顧客端末装置440に対し,抽出した課金データを送信し(S4106),課金データ取得部4410は,送信された課金データを受信することにより,課金データを取得することができる(S4108)。
さらに,顧客端末装置440の決済データ取得部4420は,決済サーバ装置430に対し,顧客が提供を受けたい課金決済対応データを生成するために必要な決済データおよびその決済データに関連付けられた決済処理ID(決済データ)の提供の要求を送信する(S4110)。この要求は,決済処理IDなどの,所望の決済データを特定するための条件を指定して行われる。また,この要求の際,決済データ取得部4420は,決済サーバ装置430に対し,決済処理IDなどの情報とともに,顧客のIDやパスワードなどの認証情報を送信してもよい。
顧客端末装置440の要求(S4110)を受信した決済サーバ装置430は,決済データ取得部4420から顧客の認証情報を受信した場合には,初めに,顧客の本人認証を行う。本人であることが認証された場合には,決済サーバ装置430の決済データ提供部4320は,指定された決済処理IDに関連付けられた決済データおよびその決済処理ID(決済データ)を,決済データベース4310から抽出する(S4112)。
決済データ提供部4320は,決済データを抽出した後,顧客端末装置440に対し,抽出した決済データを送信し(S4114),決済データ取得部4420は,送信された決済データを受信することにより,決済データを取得することができる(S4116)。
なお,本実施形態においては,課金データの提供の要求(S4102)が決済データの提供の要求(S4110)よりも先に行われる場合について説明したが,決済データの提供の要求が課金データの提供の要求よりも先に行われてもよく,また,課金データの提供の要求と決済データの提供の要求とが同時に行われてもよい。
課金データおよび決済データを取得した顧客端末装置440の対応データ生成部4430は,ステップS4108で取得した課金データに含まれる決済処理IDと,ステップS4116で取得した決済データに含まれる決済処理IDと,を照合する(S4118)。
次いで,対応データ生成部4430は,照合した決済処理IDに基づいて,課金データと決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する(S4120)。具体的には,対応データ生成部4430は,課金データと決済データとが同一の決済処理IDを有する場合には,その課金データにその決済データを付加したデータを課金決済対応データとして生成し,異なる決済処理IDを有する場合には,その課金データをそのまま課金決済対応データとしている。ここで,対応データ生成部4430の処理の内容については,第2の実施形態で説明した対応データ生成部2340の処理と同様であるので,説明を省略する。
ステップS4120において,対応データ生成部4430が課金決済対応データを生成した後,顧客端末装置440の表示制御部4520は,生成された課金決済対応データを顧客端末装置440に設けられたLCDなどの表示装置(図示せず)に表示させる(S4122)。
この場合,第2の実施形態の場合と同様に,例えば,決済情報(決済データの集合)を一覧表示する際に決済データに対応する課金データが存在する場合には,その決済データの右側に課金データを対応させて表示させる方法(第1の方法)や,決済データにハイパーリンクなどの方法を用いて関連情報が存在することを表示し,顧客による関連情報を表示する操作に応じて,対応する課金データを表示する方法(第2の方法)などがある。
このように,各決済データと対応する課金データとを対応付けた課金決済対応データを表示することにより,上述したような,課金データに含まれる加盟店名と決済データに含まれる屋号が異なる名称であるため対応関係が把握しづらい場合や,合計請求金額について課金データには内訳データが含まれるが決済データには内訳データは含まれないため対応関係が把握しづらい場合などにも,顧客は,容易にその対応関係を把握することが可能となる。また,分割払いなどのように,1つの課金データに対応して複数の決済データが存在し,もともとの請求金額と1回の決済金額とに差異があるような場合においても,顧客は,課金情報と決済情報とを別々に参照していた場合に比べ,決済データと課金データとの対応関係を把握することが容易となる。さらに,例えば,決済情報に分割払いであったことの区分を示す情報が含まれている場合には,その旨を表示することにより,対応関係の把握がさらに容易となる。
すなわち,課金決済対応データが顧客端末装置440の表示装置に表示されることにより,顧客は,課金情報(課金データの集合)と決済情報(決済データの集合)を別々に参照していた場合に比べ,課金情報と決済情報との対応関係を把握することが容易となる。
また,上述したように,顧客端末装置が対応データ生成部を備えている場合には,課金データと決済データとを取得して課金決済対応データを生成するのは,顧客端末装置自身であるため,上述した3つのサーバ装置が対応データ生成部を備えている場合とは異なり,個人情報が外部に漏洩するという問題がなく,暗号化の必要もないため最も好ましい。
なお,本発明によれば,顧客にとって内容が不明な決済情報が減ることになり,結果として決済事業者や課金代行サービス事業者または課金代行サービスに課金機能を委託している商品提供事業者への問い合わせ件数が減ることになるため,各商品提供事業者のコールセンターなど顧客対応コストを低減させることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,事業者を代行して課金処理および決済処理を行うことが可能なコンピュータシステムに利用可能であり,特に,課金決済システム,課金サーバ装置,決済サーバ装置,対応付けサーバ装置,顧客端末装置およびコンピュータプログラムに利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る課金決済システム100の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る課金サーバ装置120,決済サーバ装置130および顧客端末装置140の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る課金決済システム100が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,顧客端末装置140の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合を示したものである。 本発明の第1の実施形態に係る課金決済システム100が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合を示したものである。 本発明の第1の実施形態に係る課金決済システム100が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,暗号化処理を含む場合を示したものである。 本発明の第2の実施形態に係る課金決済システム200の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る課金サーバ装置220,決済サーバ装置230および顧客端末装置240の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る課金決済システム200が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,顧客端末装置240の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合を示したものである。 本発明の第2の実施形態に係る課金決済システム200が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合を示したものである。 本発明の第2の実施形態に係る課金決済システム200が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,暗号化処理を含む場合を示したものである。 本発明の第2の実施形態に係る対応データ生成部2340が行う処理の概略を示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る課金決済システム300の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る課金サーバ装置320,決済サーバ装置330,顧客端末装置340および対応付けサーバ装置350の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る課金決済システム300が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,顧客端末装置340の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合を示したものである。 本発明の第3の実施形態に係る課金決済システム300が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,あらかじめ生成された課金決済対応データを提供する場合を示したものである。 本発明の第3の実施形態に係る課金決済システム300が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,暗号化処理を含む場合を示したものである。 本発明の第4の実施形態に係る課金決済システム400の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る課金サーバ装置420,決済サーバ装置430および顧客端末装置440の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る課金決済システム400が行う課金決済対応データの提供における処理の概略を示すフローチャートであり,顧客端末装置440の要求に応じて生成された課金決済対応データを提供する場合を示したものである。 第2の実施形態に係る課金サーバ装置220が決済処理識別番号を発番する場合の処理のフローを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る決済サーバ装置230が決済処理識別番号を発番する場合の処理のフローを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る課金データベース1210のデータ構造の例を示した説明図である。 第1の実施形態に係る決済データベース1310のデータ構造の第1の例(決済手段がクレジットカード決済の場合)を示した説明図である。 第1の実施形態に係る決済データベース1310のデータ構造の第2の例(決済手段が銀行自動引き落としの場合)を示した説明図である。 第2の実施形態に係る顧客端末240の表示装置2420に課金情報を表示した表示例を示した説明図である。 第2の実施形態に係る顧客端末240の表示装置2420に決済情報を表示した第1の表示例(決済手段がクレジットカード決済の場合)を示した説明図である。 第2の実施形態に係る顧客端末240の表示装置2420に決済情報を表示した第2の表示例(決済手段が銀行自動引き落としの場合)を示した説明図である。 第2の実施形態に係る顧客端末240の表示装置2420に課金決済対応情報(課金決済対応データの集合)を表示した第1の表示例(決済手段がクレジットカード決済の場合)を示した説明図である。 第2の実施形態に係る顧客端末240の表示装置2420に課金決済対応情報を表示した第2の表示例(決済手段が銀行自動引き落としの場合)を示した説明図である。
符号の説明
100,200,300,400 課金決済システム
110,210,310,410 ネットワーク
120,220,320,420 課金サーバ装置
130,230,330,430 決済サーバ装置
140,240,340,440 顧客端末装置
350 対応付けサーバ装置
1210,2210,3210,4210 課金データベース
1310,2310,3310,4310 決済データベース
1250,2350,3540 対応データベース
1220,2330,3510,4410 課金データ取得部
1230,2320,3520,4420 決済データ取得部
1240,2340,3530,4430 対応データ生成部
1420,2420,3420,4440 表示制御部

Claims (22)

  1. 商品の提供を受ける顧客が所有する顧客端末装置と,前記商品の提供を行う事業者に代行して前記顧客端末装置に対し課金処理を行う課金サーバ装置と,前記課金処理に基づいて前記商品の提供に対する代金の決済処理を行う決済サーバ装置とがネットワークを介して接続された課金決済システムであって:
    前記課金処理ごとに生成される課金データと,前記決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される課金データベースと;
    前記決済処理ごとに生成される決済データと,前記決済処理IDとが関連付けて記録される決済データベースと;
    前記課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    前記生成された課金決済対応データを前記顧客端末装置の表示装置に表示させる表示制御部と;
    を備えることを特徴とする,課金決済システム。
  2. 商品の提供を行う事業者に代行して課金処理を行う課金サーバ装置であって:
    前記課金処理ごとに生成される課金データと,前記商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される課金データベースと;
    前記課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済処理ごとに生成される決済データと前記決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    を備えることを特徴とする,課金サーバ装置。
  3. 所定の規則に従い前記決済処理IDを発行する決済処理ID発行部をさらに備えることを特徴とする,請求項2に記載の課金サーバ装置。
  4. 前記商品の提供を受ける顧客端末装置に,前記生成された課金決済対応データを提供する対応データ提供部をさらに備えることを特徴とする,請求項2に記載の課金サーバ装置。
  5. 前記課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えることを特徴とする,請求項2に記載の課金サーバ装置。
  6. 前記決済データ取得部は,暗号化処理がされた前記決済データを取得することを特徴とする,請求項2に記載の課金サーバ装置。
  7. 商品の提供に関する課金処理に基づいて前記商品の提供に対する代金の決済処理を行う決済サーバ装置であって:
    前記決済処理ごとに生成される決済データと,前記決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される決済データベースと;
    前記課金処理ごとに生成される課金データと前記決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    を備えることを特徴とする,決済サーバ装置。
  8. 所定の規則に従い前記決済処理IDを発行する決済処理ID発行部をさらに備えることを特徴とする,請求項7に記載の決済サーバ装置。
  9. 前記商品の提供を受ける顧客端末装置に,前記生成された課金決済対応データを提供する対応データ提供部をさらに備えることを特徴とする,請求項7に記載の決済サーバ装置。
  10. 前記課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えることを特徴とする,請求項7に記載の決済サーバ装置。
  11. 前記課金データ取得部は,暗号化処理がされた前記課金データを取得することを特徴とする,請求項7に記載の決済サーバ装置。
  12. 商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと前記商品の提供に対する代金の決済処理ごとに生成される決済データとを関連付ける対応付けサーバ装置であって:
    前記課金データと前記決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済データと前記決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    を備えることを特徴とする,対応付けサーバ装置。
  13. 前記商品の提供を受ける顧客端末装置に,前記生成された課金決済対応データを提供する対応データ提供部をさらに備えることを特徴とする,請求項12に記載の対応付けサーバ装置。
  14. 前記課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えることを特徴とする,請求項12に記載の対応付けサーバ装置。
  15. 前記課金データ取得部は,暗号化処理がされた前記課金データを取得することを特徴とする,請求項12に記載の対応付けサーバ装置。
  16. 前記決済データ取得部は,暗号化処理がされた前記決済データを取得することを特徴とする,請求項12に記載の対応付けサーバ装置。
  17. 商品の提供を受ける顧客が所有する顧客端末装置であって:
    前記商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと前記商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済処理ごとに生成される決済データと前記決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    前記生成された課金決済対応データを前記顧客端末装置の表示装置に表示させる表示制御部と;
    を備えることを特徴とする,顧客端末装置。
  18. 前記課金決済対応データが記録される対応データベースをさらに備えることを特徴とする,請求項17に記載の顧客端末装置。
  19. 商品の提供を行う事業者に代行して課金処理を行うコンピュータプログラムであって:
    コンピュータを,
    前記課金処理ごとに生成される課金データと,前記商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録される課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済処理ごとに生成される決済データと前記決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    して機能させるための,コンピュータプログラム。
  20. 商品の提供に関する課金処理に基づいて前記商品の提供に対する代金の決済処理を行うコンピュータプログラムであって:
    コンピュータを,
    前記課金処理ごとに生成される課金データと前記決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済処理ごとに生成される決済データと前記決済処理IDとが関連付けて記録される決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    して機能させるための,コンピュータプログラム。
  21. 商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと前記商品の提供に対する代金の決済処理ごとに生成される決済データとを関連付けるコンピュータプログラムであって:
    コンピュータを,
    前記課金データと前記決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済データと前記決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    して機能させるための,コンピュータプログラム。
  22. コンピュータを,
    前記商品の提供に関する課金処理ごとに生成される課金データと前記商品の提供に対する代金の決済処理を識別するための決済処理IDとが関連付けて記録された課金データベースから抽出された1または2以上の前記課金データと,該課金データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する課金データ取得部と;
    前記決済処理ごとに生成される決済データと前記決済処理IDとが関連付けて記録された決済データベースから抽出された1または2以上の前記決済データと,該決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを取得する決済データ取得部と;
    前記取得された課金データに関連付けられた前記決済処理IDと前記取得された決済データに関連付けられた前記決済処理IDとを照合し,前記決済処理IDが一致した場合に,一致した前記決済処理IDに基づいて前記課金データと前記決済データとを対応付けた課金決済対応データを生成する対応データ生成部と;
    前記生成された課金決済対応データを前記顧客端末装置の表示装置に表示させる表示制御部と;
    して機能させるための,コンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015535360A (ja) * 2012-09-14 2015-12-10 ベイジン ジンドン シャンケ インフォメーション テクノロジー カンパニー リミテッド データストリームを分配するための方法及びシステム

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