JP2006184703A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の操作性を向上させて画像形成装置の使い勝手を良くする。
【解決手段】画像形成装置にユーザが設定した印刷条件を呼び出すための「設定呼び出し機能」が設けられる。そして、印刷終了後において、待機モード中や省エネルギーモードからの復帰時に表示画面30がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)になると、表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れる。ユーザがこの設定呼び出しキー90を押すと、前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が表示画面30に表示される。
【選択図】図8

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、画像形成条件を設定するための機能が表示される表示部の制御を行うものに関する。
従来より、記録紙に画像を印刷するための装置として、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、印刷動作が終了すると内蔵されるタイマが起動する。そして、印刷動作が終了してからタイマによる経過時間が所定時間に達するまでは直ちに印刷動作への移行が可能な待機モードに保たれるとともに、印刷動作が終了してからタイマによる経過時間が所定時間に達すると待機モードから省エネルギーモードへ移行し、制御系を除く他の部分への電力供給が停止される(特許文献1参照)。
また、このように構成された画像形成装置において、操作パネルに設置されるとともに印刷条件を設定するための複数の機能(用紙サイズや印刷濃度など)の表示を行う表示部は、いわゆるタッチパネル方式の液晶表示画面(以下、「表示画面」と呼ぶ)により構成されるものが多い。そして、このような画像形成装置では、ユーザが表示画面に表示されたキーやボタンを押すことにより、ユーザの指示に従った情報が入力されてメモリに記憶される。
また、印刷条件の設定を行うためにユーザが表示画面に表示されたキーやボタンを押すと、そのユーザが押したキーまたはボタンに描かれた文字と背景とが反転表示されるなどして、設定された印刷条件をユーザが視覚的に確認することができる。そして、印刷動作が行われるときには、ユーザが設定した印刷条件がメモリから読み出されるとともに、ユーザが押したキーまたはボタンに描かれた文字と背景とが表示画面に反転表示される。
ところが、印刷動作が終了してから少しの時間が経過すると、待機モード中にユーザが設定した印刷条件がメモリから削除され、表示画面がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻される。このため、印刷動作が終了してから少しの時間が経過して表示画面がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻されると、ユーザは、前回の印刷動作時に設定した印刷条件を表示画面を通じて視覚的に確認することができなくなる。
一方、近年においては、画像形成装置の省エネルギー化が進みウォームアップ時間の短縮化が図られるにつれ、印刷動作が終了してからより短い時間で省エネルギーモードへ移行するようになってきている。すなわち、ウォームアップ時間が短縮されると、省エネルギーモードから短い時間で印刷動作へ移行することが可能となり、また、印刷動作が終了してから短い時間で省エネルギーモードに移行したとしても、ウォームアップ時間が短いために、印刷動作が再開されるまでの待ち時間が少なくなってユーザにかかる負担が軽減される。そして、印刷動作が終了してから省エネルギーモードへ移行するまでの時間が短縮されることで、画像形成装置の省エネルギー化を図ることができる。
また、印刷動作が終了してからより省エネルギーモードへ移行するまでの時間、即ち、待機モードの時間が短縮されるにつれ、印刷動作が終了してから待機モード中に表示画面がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻るまでの時間も短縮されつつある。
特開2003−122201号公報
ここで、近年においては、画像形成装置が備える機能(用紙サイズや印刷濃度など)が多機能化されるにつれて表示画面に表示される画面の階層が深くなり、印刷条件の設定が複雑になってきている。このため、ユーザは、所望の印刷条件を設定するために、表示画面に表示される画面を何回も切り換えて深い階層まで入り込む必要がある。
一方、上述のように、印刷動作が終了してから少しの時間が経過すると、待機モード中にユーザが設定した印刷条件がメモリから削除され、表示画面がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻される。そして、印刷動作が終了してから待機モード中に表示画面がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)へ移行するまでの時間が短縮されると、ユーザが原稿の画像を読み取らせるために原稿を原稿ガラス上にセットしている間に表示画面がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻ってしまい、前回の印刷動作時に設定した印刷条件をもう一度設定し直す必要が生じる。
よって、画像形成装置が備える機能(用紙サイズや印刷濃度など)が多機能化されて表示画面に表示される画面の階層が深くなる程、所望の印刷条件を設定するために、前回の印刷動作時に設定した印刷条件をもう一度設定し直すのに多くの時間を要するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像形成装置の操作性を向上させて画像形成装置の使い勝手を良くすることにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像形成条件を設定するための複数の機能を表示する表示画面と前記表示画面に表示された複数の機能を選択するための機能選択部とを備え、前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件に基づいて画像形成動作を行う画像形成装置において、前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件を記憶する記憶部と、前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件を、当該画像形成条件による画像形成動作が終了した後に、前記記憶部から読み出して前記表示画面に表示させるための設定呼び出しキーと、を備え、前記設定呼び出しキーを選択すると、前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件が前記記憶部から読み出され、前記表示画面の表示がデフォルト状態から前記機能選択部により複数の機能が選択された状態に切り換わることを特徴とする。
これにより、表示画面に表示された機能を機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件による画像形成動作が終了した後に設定呼び出しキーを選択すると、表示画面に表示された機能を機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件が、即ち、前回の画像形成動作時にユーザが設定した画像形成条件が記憶部から読み出される。そして、表示画面の表示がデフォルト状態、即ち、表示画面が画像形成装置の電源をONとしたときの何も画像形成条件が設定されていない状態から機能選択部により複数の機能が選択された状態、即ち、前回の画像形成動作時にユーザが画像形成条件を設定したときの状態に切り換わる。
このように構成された画像形成装置において、画像形成動作が終了したときに画像形成動作への移行が直ちに可能な待機モードへ移行し、前記待機モードへ移行してから第1の所定時間が経過すると、前記待機モード中に前記表示画面の表示が前記機能選択部により複数の機能が選択された状態からデフォルト状態に切り換わるとともに前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れる。
これにより、ユーザが機能選択部により複数の機能を選択することによって画像形成条件の設定が行われるとともに、ユーザが設定した画像形成条件で画像形成動作が行われる。そして、画像形成動作が終了した後、第1の所定時間が経過すると、待機モード中に、表示画面の表示が機能選択部により複数の機能が選択された状態からデフォルト状態に切り換わる。その後、表示画面上に現れた設定呼び出しキーを選択すると、前回の画像形成動作時にユーザが設定した画像形成条件が記憶部から読み出され、表示画面の表示がデフォルト状態から機能選択部により複数の機能が選択された状態に切り換わる。
このとき、画像形成動作が終了したときに画像形成動作への移行が直ちに可能な待機モードへ移行し、前記待機モードへ移行してから第2の所定時間が経過すると、前記待機モードから制御系を除く装置内部のすべての電子部品への電力供給を停止する省エネルギーモードへ移行し、その後に前記省エネルギーモードが解除されたときに前記表示画面上にデフォルト状態の表示がなされるとともに前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れるものとしても構わない。
これにより、ユーザが機能選択部により複数の機能を選択することによって画像形成条件の設定が行われるとともに、ユーザが設定した画像形成条件で画像形成動作が行われる。そして、画像形成動作が終了した後、上述した第1の所定時間よりも長い第2の所定時間が経過すると、待機モードから省エネルギーモードへ移行して表示画面が消灯される。その後、省エネルギーモードが解除されると、表示画面が点灯されてデフォルト状態の表示が表示画面上になされるとともに表示画面上に設定呼び出しキーが現れる。そして、表示画面上に現れた設定呼び出しキーを選択すると、前回の印刷動作時にユーザが設定した画像形成条件が記憶部から読み出され、表示画面の表示がデフォルト状態から機能選択部により複数の機能が選択された状態に切り換わる。
また、このとき、前記省エネルギーモードへ移行してから第3の所定時間が経過するまでに前記省エネルギーモードが解除された場合には、前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れるようにするとともに、前記省エネルギーモードへ移行してから前記第3の所定時間が経過した後に前記省エネルギーモードが解除された場合には、前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れないようにするものとしても構わない。
このように、省エネルギーモードへ移行してから第3の所定時間が経過すると、前回の画像形成動作時にユーザが設定した画像形成条件を表示画面上に識別して表示させる必要がないと判断し、省エネルギーモードへ移行してから第3の所定時間が経過した後に省エネルギーモードが解除された場合に、表示画面上に設定呼び出しキーが現れないようにする。すなわち、画像形成動作が終了してから充分な時間が経過した後に、前回の画像形成動作時にユーザが設定した画像形成条件と同じ画像形成条件で画像形成動作が行われる可能性が低い。このため、画像形成動作が終了してから充分な時間が経過した後に省エネルギーモードが解除された場合に、表示画面上に設定呼び出しキーが現れないようにすることで、ユーザが画像形成条件を設定する際における選択肢を1つだけ減らすことができ、画像形成装置の操作性を向上させることができる。
更に、このとき、前記省エネルギーモードへ移行してから前記第3の所定時間が経過したときに、前記記憶部に記憶される前記機能選択部により複数の機能を選択することによって設定された画像形成条件が、前記記憶部から削除されるものとしても構わない。
これにより、省エネルギーモードへ移行してから第3の所定時間が経過したときに、機能選択部により複数の機能を選択することによって設定された画像形成条件が記憶部から削除されるため、省エネルギーモードへ移行してから第3の所定時間が経過した後に省エネルギーモードが解除されても、表示画面上に設定呼び出しキーが現れない。
また、上述のそれぞれの画像形成装置において、記録紙の画像形成枚数を設定する枚数設定部を前記機能選択部の一部として備え、前記枚数設定部によって設定された画像形成枚数が画像形成条件として前記記憶部に記憶されるとともに、画像形成動作時において、前記枚数設定部によって設定された画像形成枚数以外に前記機能選択部により複数の機能を選択することによって設定された画像形成条件が前記記憶部に記憶されていないことが確認されたとき、前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れないようにするものとしても構わない。
というのも、上述のように、記録紙の画像形成枚数は枚数設定部によって設定されるため、記録紙の画像形成枚数以外の画像形成条件が設定されずに画像形成動作が行われたとき、その後に表示画面上に設定呼び出しキーが現れるようにしても画像形成装置の操作性が向上するものではないからである。すなわち、画像形成枚数を設定するために、枚数設定部を選択しても設定呼び出しキーを選択してもどちらでもよい。逆に、このとき、表示画面上に設定呼び出しキーが現れないようにすることで、ユーザが画像形成条件を設定する際における選択肢を1つだけ減らすことができ、画像形成装置の操作性を向上させることができる。
本発明によれば、画像形成動作が終了してから省エネルギーモードへ移行するまでの時間が短縮され、これに伴い待機モード中に表示画面がデフォルト状態へ移行するまでの時間が短縮されることで、例えば、原稿の画像を読み取らせるために原稿を原稿ガラス上にセットしている間に表示画面がデフォルト状態へ移行しても、設定呼び出しキーを選択するだけで前回の画像形成動作時にユーザが設定した画像形成条件を表示画面に表示させることができる。従って、画像形成装置が備える機能が多機能化されて表示画面の階層が複雑化しても、前回の画像形成動作時にユーザが設定した画像形成条件を直ちに呼び出すことができ、画像形成装置の操作性を向上させて画像形成装置の使い勝手を良くすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態》
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、原稿の画像を読み取るために原稿ガラス(不図示)上に載置された原稿を覆う原稿カバー10と、原稿の画像を印刷するための記録紙がサイズごとに収容される複数の給紙カセット11a,11b,11cと、これらの給紙カセット11a,11b,11cそれぞれから給紙されるとともに印刷後の装置内部から排出された記録紙を貯めておくための排紙トレイ12と、印刷枚数や印刷濃度等の印刷条件を設定するための操作パネル13と、を備えている。
そして、この画像形成装置では、装置内部に設置される感光ドラム(不図示)の表面を帯電させる帯電工程、帯電した感光ドラムにレーザ光を照射してこの感光ドラムの表面に静電潜像を形成する露光工程、感光ドラムの表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像を行う現像工程、感光ドラムの表面に付着したトナーを記録紙へ転写する転写工程、及び記録紙に転写されたトナーを記録紙に定着させる定着工程の各工程が順に行われることによって、複数の給紙カセット11a,11b,11cそれぞれから給紙された記録紙へ印刷が行われる。
また、図2に示すように、この操作パネル13は、印刷条件を設定するために各種機能の表示を行う表示部20と複数の入力キー40とを備えている。そして、この表示部20は、いわゆるタッチパネル方式の液晶表示画面30(以下、「表示画面」と呼ぶ)を備えており、この表示画面30に表示されたキーやボタンをユーザが手で押すことによりユーザの指示に従った情報が入力される。
具体的に、この画像形成装置は、コピー、プリンタ、スキャナ、或いはファックスの4つの機能を併せ持つものであり、図2に示すように、操作パネル13の左端部には、入力キー40として、コピー、プリンタ、スキャナ、或いはファックスそれぞれの機能に切り換えるための機能切換キー41が4つ設置されている。そして、例えば、「コピー」と書かれた機能切換キー41を手で押すと、画像形成装置がコピー機能に切り換わる。
また、操作パネル13の右端部には、複数の入力キー40として、記録紙の印刷枚数等を設定するための枚数設定部としての複数のテンキー42、記録紙の印刷動作を開始するためのスタートキー43、記録紙の印刷動作を停止し、又は記録紙の印刷動作を中止するためのストップ/クリアキー44、表示画面30に表示された内容をデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻すためのリセットキー45、及び画像形成装置を省エネルギーモードから復帰させるための節電キー46がそれぞれ設置されている。そして、テンキー42を除く機能切換キー41、スタートキー43、ストップ/クリアキー44、リセットキー45、及び節電キー46のそれぞれが、発光ダイオード(LED)によって点灯される。
また、図3に示すように、この画像形成装置には、表示画面30と複数の入力キー40とを備える操作パネル13に接続される制御基板14が設置されており、この制御基板14には、表示画面30に表示されたキーまたはボタンを手で押すことにより出力される信号や複数の入力キー40の何れかを手で押すことにより出力される信号が入力される入出力インターフェース部51と、この入出力インターフェース部51に接続されるとともに実行すべき制御プログラムが記憶されるROM52を有する中央制御部53と、表示画面30に表示されたキーまたはボタンを手で押すことにより設定された印刷条件及び複数のテンキー42の何れかを押すことにより設定された印刷条件が記憶される記憶部としての第1メモリ54と、中央制御部53に接続されるとともに表示画面30に表示される内容の制御を行う表示制御部55と、表示画面30に表示すべき複数の機能が記憶される第2メモリ56と、が設置されている。
そして、図3に示すように、この画像形成装置では、中央制御部53から入出力インターフェース部51を介して操作パネル13に設置される機能切換キー41、スタートキー43、ストップ/クリアキー44、リセットキー45、及び節電キー46のそれぞれへ信号を送信することによって、これらの入力キー40それぞれを点灯させるためのLEDの点灯/消灯が制御される。
更に、図4に示すように、この画像形成装置は、印刷動作時に画像形成装置に通常の大きさの電力が供給される印刷モードと、直ちに印刷動作へ移行できるように印刷動作が終了したときから所定時間T2が経過するまで画像形成装置に印刷モード時よりも少ない電力が供給される待機モードと、印刷動作が終了したときから所定時間T2が経過したときに制御基板14及び操作パネル13の節電キー46を除く画像形成装置内のすべての電子部品への電力供給を停止する省エネルギーモードと、を備えている。そして、図3に示す中央制御部53に印刷動作が終了してからの経過時間を計測するタイマ(不図示)が設置され、印刷動作が終了したときにこのタイマが起動するとともに、タイマによる経過時間が所定時間T2に達すると待機モードから省エネルギーモードへと移行する。
このように構成された画像形成装置について、図2に示す操作パネル13の表示画面30に表示される内容を図5〜図9を参照しながら詳細に説明する。
操作パネル13の表示画面30には、第2メモリ56に記憶される複数の機能(用紙サイズや印刷濃度など)が複数の画面に階層化されて表示される。尚、表示画面30に表示される内容について、以下では、画像形成装置のコピー機能を選択したときに限って説明する。
具体的に、図5に示すように、表示画面30には、その下端側に画面を切り換えるためのタブ31が3つ配置されている。これらのタブ31の何れか1つを手で押すことによって、表示画面30が図5に示す基本画面60(以下、「第1画面」と呼ぶ)、図6に示すユーザ機能画面70(以下、「第2画面」と呼ぶ)、及び図7に示す機能リスト画面80(以下、「第3画面」と呼ぶ)に切り換わる。
そして、図5に示すように、これらの複数の画面のうち第1画面60(基本画面)には、「用紙サイズ」の他に、第2メモリ56に記憶される複数の機能の中からユーザが選択した最も基本的な機能が3つ表示される。また、図6に示すように、これらの複数の画面のうち第2画面70(ユーザ機能画面)には、第2メモリ56に記憶される複数の機能の中からユーザが最も基本的な機能の次に選択した重要な機能が最大で10個まで表示される。更に、図7に示すように、これらの複数の画面のうち第3画面80(機能リスト画面)には、第2メモリ56に記憶されるとともに第1画面60と第2画面70とに表示される機能を含むすべての機能が表示される。
このような構成の表示画面30において、まず、ユーザによって第1画面60(基本画面)を表示させるためのタブ31が押されると、図5に示すように、第1画面60には、「用紙サイズ」の他に、複数の機能の中からユーザが選択した最も基本的な機能として、例えば、「縮小/拡大」、「ソート」、及び「両面/分割」の3つの機能が図3に示す第2メモリ56から読み出されて表示される。
そして、図5に示すように、第1画面60には、「用紙サイズ」を設定するために機能選択部として、第1の給紙カセット11aに収容されているA3サイズの記録紙を給紙するための第1の用紙選択ボタン61aと、第2の給紙カセット11bに収容されているA5サイズの記録紙を給紙するための第2の用紙選択ボタン61bと、第3の給紙カセット11cに収容されているA4サイズの記録紙を給紙するための第3の用紙選択ボタン61cと、自動で記録紙を給紙するための第4の用紙選択ボタン61dと、手差しで記録紙を給紙するための第5の用紙選択ボタン61eと、がそれぞれ配置されている。尚、図5では、第3の用紙選択ボタン61cに描かれる文字と背景との白黒を反転表示させることによって、ユーザが第3の用紙選択ボタン61cを押すことでユーザが用紙サイズをA4サイズに設定したことを示している。また、各給紙カセット11a,11b,11cに収容される記録紙のサイズについては単なる例示であり、これに限定されるものではない。
また、図5に示すように、第1画面60には、現在の倍率を表示する倍率表示領域62aと、「縮小/拡大」を設定するために機能選択部として、原稿のサイズとユーザによって選択された用紙サイズとに基づいて倍率の設定を自動で行うための自動倍率選択ボタン62bと、所定倍率で印刷を行うための倍率直接指定ボタン62cと、「縮小/拡大」に関する印刷条件の設定を行う画面にジャンプするためのジャンプボタン62dと、がそれぞれ配置されている。尚、図5では、倍率直接指定ボタン62cに描かれる文字と背景との白黒を反転表示させることによって、ユーザが倍率直接指定ボタン62cを押すことでユーザが倍率を直接に指定したことを示している。
また、図5に示すように、第1画面60には、「ソート」を設定するために機能選択部として、ソートして排紙を行うためのソート選択ボタン63aと、ソートせずに排紙を行うためのノンソート選択ボタン63bと、後処理に関する印刷条件の設定を行う画面にジャンプするためのジャンプボタン63cと、がそれぞれ配置されている。尚、図5では、ソート選択ボタン63aに描かれる文字と背景との白黒を反転表示させることによって、ユーザがソート選択ボタン63aを押すことでユーザがソートして排紙を行うように設定したことを示している。
更に、図5に示すように、第1画面60には、「両面/分割」を設定するために機能選択部として、原稿の片面を記録紙の片面に印刷するための片面→片面設定ボタン64aと、原稿の片面を記録紙の両面に印刷するための片面→両面設定ボタン64bと、「両面/分割」に関する印刷条件の設定を行う画面にジャンプするためのジャンプボタン64cと、がそれぞれ配置されている。尚、図5では、片面→片面設定ボタン64aに描かれる文字と背景との白黒を反転表示させることによって、ユーザが片面→片面設定ボタン64aを押すことでユーザが原稿の片面を記録紙の片面に印刷するように設定したことを示している。
次に、ユーザによって第2画面70(ユーザ機能画面)を表示させるためのタブ31が押されると、図6に示すように、第2画面70には、最も基本的な機能の次に重要な機能として、例えば、「濃度設定」、「原稿の画質」、「原稿サイズ選択」、「集約」、「とじしろ」、「枠消し」、「週刊誌とじ」、及び「製本」の各機能がユーザにより選択されることで図3に示す第2メモリ56から読み出されて表示される。そして、図6に示すように、第2画面70には、これら7個の機能に関する印刷条件の設定を行う画面にジャンプするためのジャンプボタン71aが機能選択部として配置されている。
また、ユーザによって第3画面80(機能リスト画面)を表示させるためのタブ31が押されると、図7に示すように、第3画面80には、画像形成装置が有するすべての機能が図3に示す第2メモリ56から読み出されて表示される。そして、図7に示すように、第3画面80には、これらの各機能に関する印刷条件の設定を行う画面にジャンプするためのジャンプボタン81aが機能選択部として配置されている。
ここで、ユーザによって第3画面80を表示させるためのタブ31が押されたとき、図7に示すように、第2メモリ56に記憶されるすべての機能のうち最初の16個の機能のジャンプボタン81aが第3画面80に表示される。そして、第2メモリ56に記憶される機能が16個を超えるときには、第3画面80に図7に示すページ変更キー81bが配置され、このページ変更キー81bを押すことによって、ページが前後して最初のページに表示されていない機能のジャンプボタン81aが第3画面80に表示される。
更に、この画像形成装置において、図3に示す第2メモリ56には、表示画面30がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)となる前にユーザが設定した印刷条件を表示画面30に呼び出すための「設定呼び出し」機能が記憶されている。そして、表示制御部55によって第2メモリ56から「設定呼び出し」機能が読み出されることで、表示画面30がデフォルト状態となる前にユーザが設定した印刷条件を表示画面30に呼び出すための設定呼び出しキー90が表示画面30上に現れる。尚、この設定呼び出しキー90は、印刷モード時には表示画面30上に現れず、待機モード中や省エネルギーモードからの復帰時において表示画面30がデフォルト状態となるときに表示画面30上に現れる(図8参照)。
このような構成の画像形成装置において、ユーザが複数のテンキー42や表示画面30に表示された複数のボタンの何れかを押すことにより印刷条件を設定すると、テンキー42や表示部20から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ信号が送信され、このユーザによって設定された印刷条件が第1メモリ54に記憶される。そして、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信されるとともに、表示制御部55によって表示画面30に表示される内容が変更される。このとき、表示画面30に表示される画面を切り換える必要があれば、第2メモリ56から表示画面30に表示すべき機能が読み出されて表示画面30に表示される。そして、ユーザが操作パネル13のスタートキー43を押すと、ユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から読み出されて印刷動作が開始される。
その後、図4に示すように、印刷動作が終了した後の待機モード時において、印刷動作が終了したときに起動するタイマによる経過時間が所定時間T1に達すると、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信され、表示画面30がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻される。すると、第2メモリ56から表示制御部55に「設定呼び出し」機能が読み出され、表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れる(図8参照)。そして、ユーザが表示画面30上の設定呼び出しキー90を押すと、表示部20から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ信号が送信され、中央制御部53においてユーザが設定呼び出しキー90を押したことが確認される。
また、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信され、表示制御部55においてユーザが設定呼び出しキー90を押したことが確認されと、表示制御部55により前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から読み出され、表示画面30がデフォルト状態となる前にユーザが設定した印刷条件が表示画面30に表示される(図9参照)。
例えば、図5に示すように、印刷条件を設定するためにユーザが「用紙サイズ」として自動で記録紙を給紙するための第3の用紙選択ボタン61cを押すと、表示部20から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ信号が送信され、中央制御部53においてユーザが第3の用紙選択ボタン61cを押したことが確認される。そして、第1メモリ54に、ユーザが設定した印刷条件としてA4サイズの記録紙を給紙する旨の内容が記憶される。また、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信され、表示制御部55においてユーザが第3の用紙選択ボタン61cを押したことが確認される。そして、表示制御部55により第3の用紙選択ボタン61cに描かれる文字と背景との白黒が反転表示される。
或いは、印刷条件を設定するためにユーザが第2画面70(ユーザ機能画面)を表示させるためのタブ31を押すと、表示部20から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ信号が送信され、中央制御部53においてユーザが第2画面70を表示させるためのタブ31を押したことが確認される。また、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信され、表示制御部55においてユーザが第2画面70を表示させるためのタブ31を押したことが確認される。そして、第2画面70に表示すべき機能が第2メモリ56から表示制御部55に読み出されるとともに、表示制御部55により第2画面70に表示すべき機能が表示画面30に表示される。
このように設定された印刷条件で印刷を行った後、タイマが起動してから所定時間T1が経過すると、第3の用紙選択ボタン61cの反転表示が消え、表示画面30がデフォルト状態となって表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れる(図8参照)。このとき、ユーザが設定呼び出しキー90を押すと、前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から読み出され、表示制御部55によって第3の用紙選択ボタン61cが反転表示される(図9参照)。
また、図4に示すように、印刷動作が終了した後の待機モード時において、印刷動作が終了したときに起動するタイマによる経過時間が所定時間T2に達すると、待機モードから省エネルギーモードへと移行する。そして、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信され、表示画面30が消灯するとともに操作パネル13の節電キー46が点灯される。その後、省エネルギーモードを解除するためにユーザが節電キー46を押すと、節電キー46から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ信号が送信され、中央制御部53においてユーザが節電キー46を押したことが確認される。
また、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信され、表示制御部55においてユーザが節電キー46を押したことが確認されると、表示制御部55によって表示画面30が点灯されてデフォルト状態の画面が現れるとともに、表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れる(図8参照)。そして、ユーザが設定呼び出しキー90を押すと、前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から読み出され、表示制御部55によって第3の用紙選択ボタン61cが反転表示される(図9参照)。
一方、図4に示すように、省エネルギーモード時において、印刷動作が終了したときに起動するタイマによる経過時間が所定時間T3に達すると、中央制御部53によって前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から削除される。そして、印刷動作が終了したときに起動するタイマによる経過時間が所定時間T3に達した後に、省エネルギーモードを解除するためにユーザが節電キー46を押しても、表示画面30に設定呼び出しキー90が現れず、表示画面30はデフォルト状態のままとなる。
このように構成された画像形成装置の動作を、図10及び図11に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、上述した画像形成装置の動作と重複する部分については、その詳細な説明を省略する。
まず、画像形成装置の電源をONにすると、図3に示す操作パネル13及び制御基板14や画像形成装置内部の各電子部品へ電力が供給される。そして、印刷条件を設定するために、ユーザが操作パネル13の表示画面30に表示された複数のボタンの何れか、または操作パネル13に配置された複数のテンキー42の何れかを押すと、表示部20やテンキー42からユーザの指示に従った情報が入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ送られ、ユーザによって設定された印刷条件が第1メモリ54に記憶される(ステップS11)。
次に、中央制御部53において、この中央制御部53に設置されるタイマの計測値がゼロになっているか否かの確認が行われる(ステップS12)。そして、中央制御部53において、タイマの計測値がゼロになっていることが確認された後(ステップS12でYes)、ユーザが操作パネル13に配置されたスタートキー43を押すと、スタートキー43から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ信号が送信され、第1メモリ54に記憶された印刷条件が読み出されて記録紙の印刷動作が開始される(ステップS13)。
一方、中央制御部53において、タイマの計測値がゼロになっていないことが確認されると(ステップS12でNo)、タイマの計測値がゼロに戻された後(ステップS14)、ユーザが操作パネル13に配置されたスタートキー43を押すことによって記録紙の印刷動作が開始される(ステップS13)。
続いて、中央制御部53において、記録紙の印刷動作が終了したか否かの確認が行われる(ステップS15)。そして、中央制御部53において、記録紙の印刷動作が終了したことが確認されると(ステップS15でYes)、印刷モードから待機モードへと移行する(ステップS16)。その後、中央制御部53に設置されたタイマが起動し(ステップS17)、中央制御部53において待機モードが解除されたか否かの確認が行われる(ステップS18)。
そして、中央制御部53において、待機モードが解除されたことが確認されると(ステップS18でYes)、即ち、ユーザが操作パネル13を操作することで表示部20やテンキー42から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へユーザの指示に従った情報が送られたことが確認されると、中央制御部53によって前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から削除され(ステップS19)、その後に、ステップS11に戻ってユーザが新たに設定した印刷条件が第1メモリ54に記憶される。
一方、中央制御部53において、待機モードが解除されたことが確認されないと(ステップS18でNo)、次に、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT1が経過したか否かの確認が行われる(ステップS20)。
そして、中央制御部53において、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT1が経過していないことが確認されると(ステップS20でNo)、再びステップS18に戻って待機モードが解除されたか否かの確認が行われる。
一方、中央制御部53において、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT1が経過したことが確認されると(ステップS20でYes)、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信され、表示制御部55によって表示画面30がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻される(ステップS21)。
続いて、第2メモリ56から「設定呼び出し」機能が表示制御部55に読み出されて表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れ(ステップS22)、その後に、中央制御部53において、ユーザによって設定呼び出しキー90が押されたか否かの確認が行われる(ステップS23)。
そして、中央制御部53において、ユーザによって設定呼び出しキー90が押されたことが確認されると(ステップS23でYes)、即ち、ユーザが設定呼び出しキー90を押すことによって出力される信号が表示部20から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ送信されたことが確認されると、ステップS12に戻ってこの中央制御部53に設置されるタイマの計測値がゼロになっているか否かの確認が行われる。
一方、中央制御部53において、ユーザによって設定呼び出しキー90が押されたことが確認されないと(ステップS23でNo)、次に、ユーザによってテンキー42や表示画面30に表示される設定呼び出しキー90を除く他のボタンが押されたか否かの確認が行われる(ステップS24)。
そして、中央制御部53において、ユーザによってテンキー42や表示画面30に表示される設定呼び出しキー90を除く他のボタンが押されたことが確認されると(ステップS24でYes)、即ち、ユーザがテンキー42や表示画面30に表示される設定呼び出しキー90を除く他のボタンを押すことによって出力される信号がテンキー42や表示部20から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ送信されたことが確認されると、中央制御部53によって前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から削除され(ステップS25)、その後に、ステップS11に戻ってユーザが新たに設定した印刷条件が第1メモリ54に記憶される。
一方、中央制御部53において、ユーザによってテンキー42や表示画面30に表示される設定呼び出しキー90を除く他のボタンが押されたことが確認されないと(ステップS24でNo)、次に、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT2が経過したか否かの確認が行われる(ステップS26)。
そして、中央制御部53において、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT2が経過したことが確認されないと(ステップS26でNo)、ステップS23に戻ってユーザによって設定呼び出しキー90が押されたか否かの確認が行われる。
一方、中央制御部53において、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT2が経過したことが確認されると(ステップS26でYes)、待機モードから省エネルギーモードへと移行し(ステップS27)、制御基板14を除く画像形成装置内のすべての電子部品への電力供給が停止される。
続いて、中央制御部53から入出力インターフェース部51を介して操作パネル13の節電キー46へ信号が送信されることによって節電キー46が点灯され(ステップS28)、その後に、中央制御部53において、省エネルギーモードが解除されたか否かの確認が行われる(ステップS29)。
そして、中央制御部53において、省エネルギーモードが解除されたことが確認されると(ステップS29でYes)、即ち、ユーザが節電キー46を押すことによって出力される信号が節電キー46から入出力インターフェース部51を介して中央制御部53へ送信されたことが確認されると、中央制御部53から表示制御部55へ信号が送信されて表示画面30が点灯されるとともに、第2メモリ56から「設定呼び出し」機能が表示制御部55に読み出されて表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れる(ステップS22参照)。
一方、中央制御部53において、省エネルギーモードが解除されたことが確認されないと(ステップS29でNo)、次に、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT3が経過したか否かの確認が行われる(ステップS30)。
そして、中央制御部53において、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT3が経過したことが確認されないと(ステップS30でNo)、ステップS29に戻って省エネルギーモードが解除されたか否かの確認が行われる。一方、中央制御部53において、タイマによる経過時間に基づいてタイマが起動してからT3が経過したことが確認されると(ステップS30でYes)、中央制御部53によって前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から削除されて(ステップS31)、処理が終了する。つまり、印刷動作が終了してからT3が経過すると、その後に省エネルギーモードが解除されても、前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から削除されているため、表示画面30上に設定呼び出しキー90は現れず、表示画面30がデフォルト状態のまま変化しない。
尚、画像形成装置の電源をONにした後、ユーザが印刷条件を設定することなくスタートキー43のみを押して印刷を行ったとき、即ち、表示画面30がデフォルト状態のままでスタートキー43を押して印刷を行ったとき、印刷条件が第1メモリ54に記憶されないため、印刷終了後の待機モード中及び省エネルギーモードからの復帰時において、表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れない。すなわち、印刷動作時においても印刷終了後においても、表示画面30が点灯されている間は、表示画面30が常にデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)のままで変化しない。
このように、本実施形態では、印刷終了後も所定時間が経過するまでは第1メモリ54にユーザが設定した印刷条件を記憶させることで、待機モード中や省エネルギーモードからの復帰時において、表示画面30がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)となったときに、表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れるようにしている。そして、ユーザが表示画面30上の設定呼び出しキー90を押すと、前回の印刷動作時にユーザが設定した印刷条件が第1メモリ54から読み出されて表示画面30に表示される。
よって、本実施形態によれば、印刷動作が終了してから省エネルギーモードへ移行するまでの時間が短縮され、これに伴い待機モード中に表示画面30がデフォルト状態へ移行するまでの時間が短縮されることで、例えば、原稿の画像を読み取らせるために原稿を原稿ガラス上にセットしている間に表示画面30がデフォルト状態へ移行しても、前回の印刷動作時に設定した印刷条件をもう一度設定し直す必要がない。このため、画像形成装置が備える機能(用紙サイズや印刷濃度など)が多機能化されて表示画面30の階層が複雑化しても、前回の印刷動作時に設定した印刷条件を直ちに呼び出すことができ、画像形成装置の操作性を向上させて画像形成装置の使い勝手を良くすることができる。
尚、上記画像形成装置において、ユーザが記録紙の印刷枚数以外の印刷条件を設定せずに印刷を行ったとき、即ち、ユーザが操作パネル13に配置されるテンキー42を押して印刷枚数を設定するとともに表示画面30に表示されるボタンを1つも押さずにスタートキー43を押して印刷を行ったとき、待機モード中や省エネルギーモードからの復帰時においてデフォルト状態の表示画面30に設定呼び出しキー90が現れないようにしてもよい。
というのも、記録紙の印刷枚数はテンキー42を押すだけで設定することができ、ユーザが記録紙の印刷枚数以外の印刷条件を設定せずに印刷を行ったとき、表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れるようにしても操作性が向上するものではないからである。逆に、このとき、表示画面30上に設定呼び出しキー90が現れないようにすることで、ユーザが印刷条件を設定する際における選択肢を1つだけ減らすことができ、画像形成装置の操作性を向上させることができる。
また、上記画像形成装置において、上述のように、印刷動作が終了したときに起動するタイマによる経過時間が所定時間T1に満たないときは、表示画面30にはユーザが設定した印刷条件が表示され、表示画面30がデフォルト状態(即ち、ユーザによる印刷条件が何も設定されていない状態)に戻らない(図5参照)。そして、このとき、次に画像形成装置を使用するユーザが印刷条件を変更することなくスタートキー43を押すと、前回の印刷動作時に設定されたままの印刷条件で印刷が行われることとなり、次に画像形成装置を使用するユーザが希望する印刷条件で印刷を行うことができない場合がある。
よって、印刷動作が終了したときに起動するタイマによる経過時間が所定時間T1に満たないときにユーザがスタートキー43を押すと、表示画面30に「設定内容が正しければもう一度スタートキー43を押して下さい。」といった内容のメッセージを表示させて設定内容の確認を行うようにすることで、ユーザが希望する印刷条件で印刷を行うことができる。
また、上記画像形成装置では、コピー機能を選択したときに限って画像形成装置の動作を説明したが、本発明の構成は画像形成装置のコピー機能に限定されるものではなく、プリンタ、スキャナ、及びファックスの各機能についても本発明の構成を適用することが可能である。
以上説明したように、本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、画像形成条件を設定するための機能が表示される表示部の制御を行うものについて有用である。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る画像形成装置の操作パネルの構成を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明に係る画像形成装置において、表示画面に表示される基本画面に設けられた機能を示す図である。 本発明に係る画像形成装置において、表示画面に表示されるユーザ機能画面に設けられた機能を示す図である。 本発明に係る画像形成装置において、表示画面に表示される機能リスト画面に設けられた機能を示す図である。 本発明に係る画像形成装置において、デフォルト状態の表示画面に設定呼び出しキーが配置されたものを示す図である。 本発明に係る画像形成装置において、ユーザが設定呼び出しキーを押したときに表示画面に表示される内容を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 原稿カバー
11a,11b,11c 給紙カセット
12 排紙トレイ
13 操作パネル
14 制御基板
20 表示部
30 表示画面
31 タブ
40 入力キー
41 機能切換キー
42 テンキー
43 スタートキー
44 ストップ/クリアキー
45 リセットキー
46 節電キー
51 入出力インターフェース部
52 ROM
53 中央制御部
54 第1メモリ
55 表示制御部
56 第2メモリ
60 第1画面(基本画面)
61a,61b,61c,61d,61e 用紙選択ボタン
62a 倍率表示領域
62b 自動倍率選択ボタン
62c 倍率直接指定ボタン
62d,63c,64c,71a,81a ジャンプボタン
63a ソート選択ボタン
63b ノンソート選択ボタン
64a 片面→片面設定ボタン
64b 片面→両面設定ボタン
70 第2画面(ユーザ機能画面)
80 第3画面(機能リスト画面)
81b ページ変更キー
90 設定呼び出しキー

Claims (6)

  1. 画像形成条件を設定するための複数の機能を表示する表示画面と前記表示画面に表示された複数の機能を選択するための機能選択部とを備え、前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件に基づいて画像形成動作を行う画像形成装置において、
    前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件を記憶する記憶部と、
    前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件を、当該画像形成条件による画像形成動作が終了した後に、前記記憶部から読み出して前記表示画面に表示させるための設定呼び出しキーと、
    を備え、
    前記設定呼び出しキーを選択すると、前記表示画面に表示された複数の機能を前記機能選択部により選択することによって設定された画像形成条件が前記記憶部から読み出され、前記表示画面の表示がデフォルト状態から前記機能選択部により複数の機能が選択された状態に切り換わることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成動作が終了したときに画像形成動作への移行が直ちに可能な待機モードへ移行し、前記待機モードへ移行してから第1の所定時間が経過すると、前記待機モード中に前記表示画面の表示が前記機能選択部により複数の機能が選択された状態からデフォルト状態に切り換わるとともに前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成動作が終了したときに画像形成動作への移行が直ちに可能な待機モードへ移行し、前記待機モードへ移行してから第2の所定時間が経過すると、前記待機モードから制御系を除く装置内部のすべての電子部品への電力供給を停止する省エネルギーモードへ移行し、その後に前記省エネルギーモードが解除されたときに前記表示画面上にデフォルト状態の表示がなされるとともに前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記省エネルギーモードへ移行してから第3の所定時間が経過するまでに前記省エネルギーモードが解除された場合には、前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れるようにするとともに、前記省エネルギーモードへ移行してから前記第3の所定時間が経過した後に前記省エネルギーモードが解除された場合には、前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れないようにすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記省エネルギーモードへ移行してから前記第3の所定時間が経過したときに、前記記憶部に記憶される前記機能選択部により複数の機能を選択することによって設定された画像形成条件が、前記記憶部から削除されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 記録紙の画像形成枚数を設定する枚数設定部を前記機能選択部の一部として備え、
    前記枚数設定部によって設定された画像形成枚数が画像形成条件として前記記憶部に記憶されるとともに、
    画像形成動作時において、前記枚数設定部によって設定された画像形成枚数以外に前記機能選択部により複数の機能を選択することによって設定された画像形成条件が前記記憶部に記憶されていないことが確認されたとき、前記表示画面上に前記設定呼び出しキーが現れないようにすることを特徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
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