JP2006184547A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属ロールを用いた場合でも、高濃度点状ディフェクトを防止することができる画像形成装置を得る。
【解決手段】 中間転写ベルトの裏面の算術平均粗さRa(B)と金属ロールの表面の算術平均粗さRa(R)の和を1.2(μm)以下とすることで、中間転写ベルトと金属ロールとの間で生じる放電によって高濃度点状ディフェクトは生じないため、高画質の画像形成装置を得ることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真複写機,レーザープリンター,ファクシミリ,これらの複合OA機器等の電子写真方式を利用し、中間転写ベルトを備えた画像形成装置に関する。
通常の複写機やプリンタでは、画像情報に応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成し、該感光体ドラム上の静電潜像を現像装置によってトナー像として可視化する。そして、感光体ドラム上に担持されたトナー像を中間転写ベルト上に転写し、該中間転写ベルト上のトナー像を転写ロールによって被記録体に転写させている。
特許文献1では、該転写ロールとして金属ロールを用いている。このように、金属ロールを用いることにより、発泡ロールを用いた場合と比較して、温度などによる環境変動の少ない構成を低コストで実施することができるという利点がある。
しかしながら、金属ロールを用いた場合、高濃度点状ディフェクトが発生してしまうという問題が生じてしまう。
特開平9−152791公報
本発明は上記事実を考慮し、金属ロールを用いた場合でも、高濃度点状ディフェクトを防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像情報に応じた静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像手段と、前記像担持体に担持されたトナー像が転写可能な中間転写手段と、前記中間転写手段に前記トナー像を転写させる転写手段と、を備え、前記転写手段が導体かつ剛体であり、前記中間転写手段の転写手段側の面の算術平均粗さRa(B)と転写手段表面の算術平均粗さRa(R)の和が1.2(μm)以下であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、中間転写手段の転写手段側の面の算術平均粗さRa(B)と転写手段表面の算術平均粗さRa(R)の和を1.2(μm)以下とすることで、中間転写手段と転写手段との間で生じる放電によって高濃度点状ディフェクトは生じない。これにより、例えば、転写手段として金属部材を用いた場合でも、高濃度点状ディフェクトの発生を防止することができる。このため、高画質の画像形成装置を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、1000V印加時の前記中間転写手段の表面抵抗率が1×109〜1012(LogΩ/cm2)であることを特徴とする。
例えば、該表面抵抗率が1×1012(LogΩ/cm2)より高い場合には、像担持体表面と中間転写手段の表面とが接触状態から剥離状態へと移行するポストニップ部で剥離放電が発生し易くなり、放電が発生した部分では、白抜けする画質欠陥が発生する場合がある。
一方、表面抵抗率が1×109(LogΩ/cm2)未満の場合には、像担持体表面と中間転写手段表面とが非接触状態から接触状態へと移行するプレニップ部での電界強度が強くなり、プレニップ部での放電が発生し易くなるため、ドットばらけが顕著になり高画質が失われる。
従って、中間転写手段の表面抵抗率を、上記範囲内とすることで、表面抵抗率が高い場合に発生する放電による白抜けと、表面抵抗率が低い場合に発生する画質の悪化と、を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記転写手段が金属ロールであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記転写手段が導電性樹脂ロールであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記転写手段に印加されるバイアスは定電流制御で、印加電流(μA)をプロセス速度(mm/s)で割った値I(t)が、0.08≦I(t)≦0.2であることを特徴とする。
本発明は、上記構成としたので、転写手段として金属部材を用いた場合でも、高濃度点状ディフェクトの発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
図1には、本発明の画像形成装置の一例であるカラープリンタが示されている。
このカラープリンタ10は、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の4色のトナーによってカラー画像を形成するプリント部30と、プリント部30の下方に位置する給紙トレイ16と、プリント部30の上方に位置する集積トレイ17とを備えている。
プリント部30は、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の各色の現像ユニット12C、12M、12Y、12K(なお、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。)と、各現像ユニット12C、12M、12Y、12Kによって現像される感光体13C、13M、13Y、13Kと、感光体13C、13M、13Y、13Kに担持されたトナー像が転写される中間転写ベルト14とを有している。
中間転写ベルト14は、バックアップロール24Aと、バックアップロール24Aの下方に配設されたベルト搬送ロール24Bと、ベルト搬送ロール24Bの斜め上方であって用紙搬送路19(後述する)の反対側に配設されたドライブロール(駆動ロール)24Cとに巻き掛けられて支持され、図中時計回りに回転する。
また、中間転写ベルト14の外側の面は、トナー画像が転写される転写面であり、転写面に面して、感光体13C、13M、13Y、13Kと現像ユニット12C、12M、12Y、12Kとが並列して配置され、感光体13C、13M、13Y、13Kが転写面に当接している。
さらに、中間転写ベルト14を挟んで感光体13C、13M、13Y、13Kの反対側には、一次転写部材として金属ロール32C、32M、32Y、32Kが配設されており、中間転写ベルト14を介して、金属ロール32C、32M、32Y、32Kが感光体13C、13M、13Y、13Kに圧接している。
以上のような構成により、現像ユニット12C、12M、12Y、12Kによって現像された4色のトナー像は、中間転写ベルト14が1周する間に中間転写ベルト14上に重ね合される。
一方、給紙トレイ16から集積トレイ17に架けては、用紙搬送路19が配設されており、給紙トレイ16から給紙された用紙Pは用紙搬送路19を経て、プリント部30の一部を構成する転写部22および定着部28を経由して集積トレイ17へと搬送される。
ここで、転写部22には、中間転写ベルト14が巻き掛けられたバックアップロール24Aと、バックアップロール24Aに圧接された転写ロール26とが配設されており、バックアップロール24Aと2次転写ロール26とのニップ部には、中間転写ベルト14が挟み込まれ、用紙Pがこのニップ部を通過する際に、中間転写ベルト14からトナー像が転写される。
また、転写部22の上方には、定着ユニット28が配設されており、定着ユニット28は、ヒートロール28Aとヒートロール28Aに圧接されたバックアップロール28Bとを有し、用紙Pが、ヒートロール28Aとバックアップロール28Bとのニップ部を通過するとトナーが溶融、凝固してトナー像が定着される。
ところで、本発明では、1次転写部材として金属ロール32を用いている。転写部材として金属ロール32を用いた場合、発泡ロールと比較して、温度などによる環境変動が少ない構成を低コストで実施することができるが、高濃度点状ディフェクトが発生してしまうという問題が生じてしまう。
図2(A)に示すように、高濃度点状ディフェクトの発生部(領域A)では、図2(B)に示すように、感光体電位(Vh)が下がり、履歴が残った状態で、図2(C)に示すように、次の露光が行われることから通常のハーフトーン部の電位より電位が下がり、その結果、現像コントラストがその部分だけ大きくなることにより高濃度のディフェクト(高濃度部)となって現れる。
このように感光体電位が下がる原因を究明するため、以下の発生仮説を立て、実際の検証を行った。
1. 金属ロール32のニップ荷重のばらつき
2. 金属ロール32のオフセット位置のずれ(ミスアライメント)
3. 感光体13と中間転写ベルト14間のギャップ形成による放電
4. 中間転写ベルト14と金属ロール32間のギャップ形成による放電
まず、金属ロール32のニップ荷重に関しては、ディフェクト発生箇所と金属ロール32のニップ荷重との間に相関が無かったため、金属ロール32のニップ荷重のばらつきは、ディフェクトの発生に直接起因するものではないということが分かった。
次に、金属ロール32のオフセット位置のずれ、つまり、金属ロール32の軸芯線と感光体13の軸芯線とは、中間転写ベルト14に沿って予めずらしている(オフセット位置)が、該オフセット位置のずれに関しては、金属ロール32の設計公差範囲内での金属ロール32の電流−電圧特性の変化において、ディフェクト発生に至らなかった。つまり、金属ロール32のオフセット位置のずれもまた、ディフェクトの発生に起因するものではないということが分かった。
次に、感光体13と中間転写ベルト14間のギャップ形成による放電に関して、例えば中間転写ベルト14の回転時において、中間転写ベルト14の幅方向のズレを制御(いわゆるウォーク制御)しているが、この制御中に中間転写ベルト14にしわが寄ったりする場合がある。このように、中間転写ベルト14にしわが寄って、中間転写ベルト14と感光体13間に浮き(ギャップ)が生じた場合、該ギャップが生じた箇所で放電が起き、結果として感光体電位を下げてしまう可能性がある。
この仮説を検証するため、中間転写ベルト14と感光体13間に強制的にギャップδ(図3(A)参照)を形成し、ギャップδが形成された箇所にディフェクトが発生するか確認した。
具体的には、図3(A)、(B)に示すように、中間転写ベルト14の表面に、3〜10mm幅程度のポリイミド製のテープ40(厚み約75,150μm)を貼り、ハーフトーン画像を形成しテープ40の段差部近傍にディフェクトが発生しないかを確認した。
その結果、厚みを150μm程度まで増やした場合でも高濃度斑点ディフェクトの発生は見られなかった。よって、感光体13と中間転写ベルト14間のギャプによる放電もディフェクトの発生に起因するものではないということが分かった。
次に、中間転写ベルト14と金属ロール32間のギャップ形成による放電は、前述と同様に金属ロール32と中間転写ベルト14との間にギャップを生じる可能性がある。金属ロール32の印加電圧を上げていった場合、そのギャップで放電が開始し、結果として感光体電位を下げてしまう可能性がある。
この検証のため今度は、金属ロール32にテープ42を貼り、強制的にギャップδ(図4(A)参照)を作り、ギャップδが形成された箇所にディフェクトが発生するか確認を行った。
具体的には、図4(A)、(B)に示すように、金属ロール32の外周面に、3〜10mm幅程度のポリイミド製のテープ42(厚さ約75,150μm)で金属ロール32を1周分巻き、この状態でハーフトーン画像(30%)を出力、テープ42の段差部近傍にディフェクトが発生しないかを確認した。この結果を図4(C)に示す。
図4(C)により、低い印加電圧(転写電流:設定値+4〜5μA)において、150μm厚のテープ42の幅方向両端部に沿って高濃度点ディフェクト(黒線部分)が発生していることがわかる。またさらに金属ロール32の印加電圧を上げていくと、より低いギャップ(テープ42の厚さ75μm)でもテープ42の幅方向両端部に沿ってディフェクトが発生した。
以上のことから、導体である金属ロール32と中間転写ベルト14とのギャップによる放電により感光体13の電位が下げられ、結果としてその履歴が次の画像形成サイクルで通常部より低電位となり、現像コントラストが大きくなり高濃度の点(高濃度斑点ディフェクト)となって現れることが発生メカニズムとして検証された。
上記メカニズム検証も含め、表面と裏面とで粗さ(算術平均粗さRa)の異なる中間転写ベルト14を用意し、粗面側を表面側(感光体13側)にした場合と、粗面側を裏面側(金属ロール32側)にした場合の高濃度点ディフェクトの発生レベルを確認した。
中間転写ベルト14の粗面粗さの水準は、0.2μm、1.0μm、1.5μm、2.0μmの4水準で、逆面側は平滑面とし、平滑面粗さは0.2μmとした。
1.中間転写ベルト14の粗面側を感光体13側にした場合
図5に評価結果を示す。チャートはハーフトーン全面画像(Cin30%)を用いた。
メカニズム検討時のポリイミド製のテープによるテスト同様、中間転写ベルト14の表面の算術平均粗さRaを大きくしてもディフェクトの発生は見られなかった。よって中間転写ベルト14の表面の算術平均粗さとディフェクト発生との相関は見られないことが再確認された。
但し、中間転写ベルト14の表面粗さとディフェクト発生との相関は見られないが、中間転写ベルト14の表面粗さをあまり大きくすると、画質低下や中間転写ベルト14のクリーニング性の低下につながるため、最適な表面粗さに設定することが望ましい。
2.中間転写ベルト14の粗面側を金属ロール32側にした場合
図6に示すように、中間転写ベルト14の裏面の算術平均粗さ(Ra(B))と金属ロール32の表面の算術平均粗さ(Ra(R))とは、高濃度点ディフェクトの発生に相関が見られ、その和が1.2μm以上になるとディフェクトが許容できなくなり、画質とディフェクト発生のラチチュードが無くなる(後述する)。
これは上記したように、導体の金属ロール32と該金属ロール32と接している中間転写ベルト14との間にギャップが形成され、転写電圧により該ギャップが形成された箇所で放電が起こり感光体13に履歴を残しているためである。
以上のようにディフェクトが中間転写ベルト14の裏面粗さと金属ロール32の表面粗さに起因し発生することを解明し、中間転写ベルト14の裏面粗さと金属ロール32の表面粗さの規定により、金属等の剛体かつ導体のロールを使用しても高画質かつディフェクト発生無い、かつ低コスト、部材劣化の無いロングライフな画像形成装置が得られる。
(実施の形態)
本発明に適用された中間転写ベルト14では、1000V印加時に表面抵抗率が約1×1011(LogΩ/cm2)であるものを用いている。表面抵抗測定方法としては、アドバンテスト社製絶縁抵抗計R8340Aを用い、絶縁表面板(フロート)上にベルトを乗せ、19.6Nで、1000V/10秒印加後の抵抗値を測定した。この時の表面抵抗率の範囲としては、1000V印加時で1×109〜1012(LogΩ/cm2)であることが望ましい。
1×109(LogΩ/cm2)より表面抵抗率が低い場合、トナーの粒状性が低下し、ドットばらけが顕著になり高画質が失われる。また、1×1012(LogΩ/cm2)より表面抵抗率が高い場合、金属ロール32による転写電流値での出力電圧が高くなるため、放電が発生し易くなり、ディフェクトが発生しやすくなる。
ところで、転写部材としての金属ロール32は、φ8のSum製であり、表面をNiメッキしたものを用いている。但し、転写部材は導体、かつ剛体であれば良いため、金属ロール32の代わりに導電性樹脂ロールを用いても良い。
以上のような構成により、表1に示すように、中間転写ベルト14の裏面の算術平均粗さRa(B)と金属ロール32の表面の算術平均粗さRa(R)を変え、それぞれ組み合わせて高濃度点状ディフェクトの発生レベルを確認した。
Figure 2006184547
ここで、中間転写ベルト14のプロセス速度(いわゆる搬送速度)100mm/s時において、電流値8−20μAまで高濃度点ディフェクトが発生しなかった場合は○、電流値20μAでのみ高濃度点ディフェクトが発生した場合は○−、電流値14μA以上で高濃度点ディフェクトが発生した場合は×、電流値8μAから高濃度点ディフェクトが発生した場合は××で示している。なお、○−は実用レベルであるため許容可能できるが、×、××については許容できないレベルとする。
この結果、中間転写ベルト14の裏面の算術平均粗さRa(B)と金属ロール32の表面の算術平均粗さRa(R)の和が、1.2μmより小さい場合だと金属ロール32に印加する電流が8〜20μAの範囲(十分な転写効率が得られる範囲)までディフェクトの発生は見られなかった。
また、算術平均粗さRa(B)と算術平均粗さRa(R)の和が、1.2μmでは,金属ロール32の印加電流が20μAでのみ発生が見られたが、実用許容レベルであり、金属ロール32の印加電流を上げることで転写部電圧が上がり放電が起きやすい状況になったためと考えられる。
さらに、算術平均粗さRa(B)と算術平均粗さRa(R)の和が、1.2μmより大きい場合は、8μAからディフェクトの発生が見られ、十分な転写効率が得られない状態でディフェクトが発生するため許容できない。
つまり、中間転写ベルト14の裏面の算術平均粗さ粗さRa(B)と金属ロール32の表面の算術平均粗さ粗さRa(R)の和を1.2(μm)以下とすることで、中間転写ベルト14と金属ロール32との間で生じる放電によって高濃度点状ディフェクトは生じないため、高画質の画像形成装置を得ることができる。
また、中間転写ベルト14のプロセス速度との関係で示すと、金属ロール32に印加される電流(μA)をプロセス速度(mm/s)で割った値I(t)が、0.08≦I(t)≦0.2であれば、ディフェクトの発生は見られない。つまり、この関係を満たすことで、金属等の剛体かつ導体のロールを使用しても高画質の画像形成装置を得ることができる。
なお、本形態はあくまでも一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本形態では、画像形成装置としてカラープリンタについて説明したが、カラープリンタに限るものではない。また、中間転写手段として中間転写ベルトを用いたが、中間転写ロールてあっても良い。
本発明の実施の形態に係るカラープリンタの構成を示す概要図である。 (A)〜(C)は、高濃度点ディフェクトの発生について説明する説明図である。 中間転写ベルトの表面にテープを貼って感光体との間にギャップを形成させる図を示しており、(A)は側面図、(B)は斜視図である。 金属ロールの表面にテープを貼って中間転写ベルトとの間にギャップを形成させる図を示す(A)は側面図、(B)は斜視図であり、(C)は高濃度点ディフェクトが発生した状態を示す説明図である。 中間転写ベルトの表面の算術平均粗さと高濃度点ディフェクトとの関係を示すグラフである。 中間転写ベルトの裏面の算術平均粗さと金属ロールの表面の算術平均粗さの和と高濃度点ディフェクトとの関係を示すグラフである。
符号の説明
10 カラープリンタ(画像形成装置)
13 感光体(像担持体)
14 中間転写ベルト(中間転写手段)
32 金属ロール(転写手段)

Claims (5)

  1. 画像情報に応じた静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像手段と、前記像担持体に担持されたトナー像が転写可能な中間転写手段と、前記中間転写手段に前記トナー像を転写させる転写手段と、を備え、
    前記転写手段が導体かつ剛体であり、前記中間転写手段の転写手段側の面の算術平均粗さRa(B)と転写手段表面の算術平均粗さRa(R)の和が1.2(μm)以下であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 1000V印加時の前記中間転写手段の表面抵抗率が1×109〜1012(LogΩ/cm2)であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写手段が金属ロールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写手段が導電性樹脂ロールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写手段に印加されるバイアスは定電流制御で、印加電流(μA)をプロセス速度(mm/s)で割った値I(t)が、0.08≦I(t)≦0.2であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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