JP2006184113A - 落雷損失補填額算定システム、装置、及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】落雷回数カウント装置20は、落雷が発生した場合に、その発生日時、落雷電流値、及び、発生位置を含む落雷データを落雷観測装置10から取得する落雷データ取得部200と、落雷回数をカウントするかどうかの判断の基準となる基準時間と、落雷の観測対象エリアとを含んだ落雷カウント条件を取得するカウント条件取得部205と、前記落雷データ取得部が取得した落雷データに含まれる発生位置が前記取得した落雷カウント条件に含まれる対象エリア内であり、かつ、当該落雷データに含まれる発生日時から前記取得した落雷カウント条件に含まれる基準時間だけ遡った期間に落雷回数をカウントしていない場合に、落雷回数をカウントするカウント処理部206とを備える。
【選択図】 図3
Description
(1)パワーエレクトロニクス応用可変速モータでは、約15%以上の電圧低下が約0.01秒以上継続すると影響が生じる。
(2)電磁開閉器では、約50%以上の電圧低下が約0.01秒以上継続すると影響が生じる。
(3)高圧放電ランプでは、約15%以上の電圧低下が約0.06秒以上継続すると影響が生じる。
(4)パソコンでは、約40%以上の電圧低下が約0.06秒以上継続すると影響が生じる。
(5)不足電圧継電器では、約20%以上の電圧低下が約1秒以上継続すると影響が生じる。
「瞬時電圧低下対策」,電気共同研究,第46巻,第3号
落雷が発生した場合に、その発生日時及び発生位置を少なくとも含む落雷データを取得する落雷データ取得部と、
落雷回数をカウントするかどうかの判断の基準となる基準時間と、前記顧客の所在地点とを少なくとも含む取引条件の入力を受ける条件入力部と、
前記入力された取引条件に含まれる前記基準時間と、前記入力された取引条件に含まれる顧客の所在地点から得られる落雷の観測対象エリアとを落雷カウント条件として取得するカウント条件取得部と、
前記落雷データ取得部が取得した落雷データに含まれる発生位置が前記取得した落雷カウント条件に含まれる観測対象エリア内であり、かつ、当該落雷データに含まれる発生日時から前記取得した落雷カウント条件に含まれる基準時間だけ遡った期間に落雷回数をカウントしていない場合に、落雷回数を1回分カウントするカウント処理部と、
前記カウント処理部によりカウントされた落雷回数と、前記条件入力部で入力された取引条件とに基づいて、顧客への損失補填額を算定する補填額算定部と、を備えることを特徴とする。
落雷が発生した場合に、その発生日時及び発生位置を少なくとも検出する落雷観測装置と、
前記落雷観測装置から、落雷の発生日時及び発生位置を少なくとも含む落雷データを取得する落雷データ取得部と、落雷回数をカウントするかどうかの判断の基準となる基準時間と落雷の観測対象エリアとを含んだ落雷カウント条件を取得するカウント条件取得部と、前記落雷データ取得部が取得した落雷データに含まれる発生位置が前記取得した落雷カウント条件に含まれる観測対象エリア内であり、かつ、当該落雷データに含まれる発生日時から前記取得した落雷カウント条件に含まれる基準時間だけ遡った期間に落雷回数をカウントしていない場合に、落雷回数を1回分カウントするカウント処理部と、を有する落雷回数カウント装置と、
前記落雷回数カウント装置に提供するための、前記観測条件と前記顧客の所在地点とを含んだ取引条件の入力を受ける条件入力部と、前記落雷回数取得部が取得した落雷回数と、前記条件入力部で入力された取引条件とに基づいて、顧客への損失補填額を算定する補填額算定部と、を有する取引条件設定装置と、を備えることを特徴とする。
図3に示すように、取引条件設定装置30は、取引条件取得部300、受払額算定部302、落雷回数頻度分布計算部304、及びオプション料算定部306の各機能部を備えている。これらの機能部300〜306は取引条件設定装置30を構成するコンピュータシステムのCPUがプログラムを実行することにより実現される。
20 落雷回数カウント装置
30 取引条件設定装置
200 落雷データ取得部
202 観測条件取得部
204 観測対象エリア取得部
205 カウント条件取得部
206 カウント処理部
208 落雷データ記憶部
209 処理後落雷データ記憶部
210 観測条件記憶部
300 取引条件取得部
302 受払額算定部
304 落雷回数頻度分布計算部
306 オプション料算定部
Claims (9)
- 落雷による顧客の経済的損失を補填するにあたって落雷回数に応じた顧客への損失補填額を算定するためのシステムであって、
落雷が発生した場合に、その発生日時及び発生位置を少なくとも含む落雷データを取得する落雷データ取得部と、
落雷回数をカウントするかどうかの判断の基準となる基準時間と、前記顧客の所在地点とを少なくとも含む取引条件の入力を受ける条件入力部と、
前記入力された取引条件に含まれる前記基準時間と、前記入力された取引条件に含まれる顧客の所在地点から得られる落雷の観測対象エリアとを落雷カウント条件として取得するカウント条件取得部と、
前記落雷データ取得部が取得した落雷データに含まれる発生位置が前記取得した落雷カウント条件に含まれる観測対象エリア内であり、かつ、当該落雷データに含まれる発生日時から前記取得した落雷カウント条件に含まれる基準時間だけ遡った期間に落雷回数をカウントしていない場合に、落雷回数を1回分カウントするカウント処理部と、
前記カウント処理部によりカウントされた落雷回数と、前記条件入力部で入力された取引条件とに基づいて、顧客への損失補填額を算定する補填額算定部と、を備えることを特徴とする落雷損失補填額算定システム。 - 請求項1記載の落雷損失補填額算定システムにおいて、
前記落雷データは落雷電流値を含んでおり、
前記取引条件は、落雷回数をカウントするかどうかの基準となる落雷の基準電流値を含んでおり、
前記カウント条件取得部は、前記基準時間、前記観測対象エリア、及び、前記取引条件に含まれる基準電流値を落雷カウント条件として取得し、
前記カウント処理部は、当該落雷データに含まれる落雷電流値が、前記落雷カウント条件に含まれる前記基準電流値以上である場合にのみ落雷回数を1回分カウントすることを特徴とする落雷損失補填額算定システム。 - 前記カウント条件取得部は、
前記基準期間を含む観測条件と、顧客の所在地点とを取得する観測条件取得部と、
前記取得した顧客の所在地点に基づいて、当該顧客に送電経路への落雷事故の影響が及ぶエリアを電力会社のシステムに問い合わせることにより前記観測対象エリアを取得する観測対象エリア取得部と、
を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の落雷損失補填額算定システム。 - 前記落雷データ取得部が取得した落雷データを蓄積するための落雷データ記憶部と、
前記落雷データ記憶部に蓄積された過去の落雷データに基づいて過去の所定期間毎の落雷回数をカウントする過去落雷回数カウント部と、
前記過去落雷回数カウント部によりカウントされた落雷回数を記憶するための処理後落雷データ記憶部と、
前記処理後落雷データ記憶部に記憶されたデータに基づいて、落雷回数の頻度分布を計算する落雷回数頻度分布計算部と、を備え、
前記補填額算定部は、前記計算された落雷回数の頻度分布と、前記カウント処理部によりカウントされた落雷回数と、前記条件入力部で入力された取引条件とに基づいて、顧客への損失補填額を算定することを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項記載の落雷損失補填額算定システム。 - 落雷による顧客の経済的損失を補填するにあたって落雷回数に応じて顧客への損失補填額を算定するためのシステムであって、
落雷が発生した場合に、その発生日時及び発生位置を少なくとも検出する落雷観測装置と、
前記落雷観測装置から、落雷の発生日時及び発生位置を少なくとも含む落雷データを取得する落雷データ取得部と、落雷回数をカウントするかどうかの判断の基準となる基準時間と落雷の観測対象エリアとを含んだ落雷カウント条件を取得するカウント条件取得部と、前記落雷データ取得部が取得した落雷データに含まれる発生位置が前記取得した落雷カウント条件に含まれる観測対象エリア内であり、かつ、当該落雷データに含まれる発生日時から前記取得した落雷カウント条件に含まれる基準時間だけ遡った期間に落雷回数をカウントしていない場合に、落雷回数を1回分カウントするカウント処理部と、を有する落雷回数カウント装置と、
前記落雷回数カウント装置に提供するための、前記観測条件と前記顧客の所在地点とを含んだ取引条件の入力を受ける条件入力部と、前記落雷回数取得部が取得した落雷回数と、前記条件入力部で入力された取引条件とに基づいて、顧客への損失補填額を算定する補填額算定部と、を有する取引条件設定装置と、
を備えることを特徴とする落雷損失補填額算定システム。 - 落雷回数をインデックスとした金融デリバティブ取引における顧客への支払額を算定するのに用いられる請求項1〜5のうち何れか1項記載の落雷損失補填額算定システム。
- 落雷回数をインデックスとしたオプション取引における顧客への支払額を算定するのに用いられ、
前記取引条件は、落雷回数に応じて顧客への支払額を決めるための支払額算定条件を含み、
前記計算された落雷回数の頻度分布と、前記支払額算定条件とに基づいて、顧客への支払額の期待値を計算し、この期待値に応じてオプション料を算定するオプション料算定部を備えることを特徴とする請求項4記載の落雷損失補填額算定システム。 - 落雷による顧客の経済的損失を補填するにあたって落雷回数に応じて顧客への損失補填額を算定するための装置であって、
落雷が発生した場合に、その発生日時及び発生位置を少なくとも含む落雷データを取得する落雷データ取得部と、落雷回数をカウントするかどうかの判断の基準となる基準時間と、落雷の観測対象エリアとを含んだ落雷カウント条件を取得するカウント条件取得部と、前記落雷データ取得部が取得した落雷データに含まれる発生位置が前記取得した落雷カウント条件に含まれる観測対象エリア内であり、かつ、当該落雷データに含まれる発生日時から前記取得した落雷カウント条件に含まれる基準時間だけ遡った期間に落雷回数をカウントしていない場合に、落雷回数を1回分カウントするカウント処理部と、を備える落雷カウント装置と通信可能に接続されたコンピュータシステムにより構成され、
前記カウント処理部がカウントした落雷回数を取得する落雷回数取得部と、
前記落雷回数カウント装置に提供するための、前記観測条件と前記顧客の所在地点とを含んだ取引条件の入力を受ける条件入力部と、
前記落雷回数取得部が取得した落雷回数と、前記条件入力部で入力された取引条件とに基づいて、顧客への損失補填額を算定する補填額算定部と、を備えることを特徴とする落雷損失補填額算定装置。 - 落雷による顧客の経済的損失を補填するにあたって落雷回数に応じて顧客への損失補填額を算定するための方法であって、
コンピュータが、落雷が発生した場合に、その発生日時及び発生位置を少なくとも含む落雷データを取得する落雷データ取得ステップと、
コンピュータが、落雷回数をカウントするかどうかの判断の基準となる基準時間と、前記顧客の所在地点とを少なくとも含む取引条件の入力を受ける条件入力ステップと、
コンピュータが、前記入力された取引条件に含まれる前記基準時間と、前記入力された取引条件に含まれる顧客の所在地点から得られる落雷の観測対象エリアとを落雷カウント条件として取得するカウント条件取得ステップと、
コンピュータが、前記落雷データ取得部が取得した落雷データに含まれる発生位置が前記取得した落雷カウント条件に含まれる観測対象エリア内であり、かつ、当該落雷データに含まれる発生日時から前記取得した落雷カウント条件に含まれる基準時間だけ遡った期間に落雷回数をカウントしていない場合に、落雷回数を1回分カウントするカウント処理ステップと、
コンピュータが、前記カウント処理部によりカウントされた落雷回数と、前記条件入力部で入力された取引条件とに基づいて、顧客への損失補填額を算定する補填額算定ステップと、を備えることを特徴とする落雷損失補填額算定方法。
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