JP2006183793A - 変速装置の非常時切換機構 - Google Patents

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陽三 光盛
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【課題】駆動手段を小出力化できる変速装置の非常時切換機構を提供する。
【解決手段】シフトシャフト1に固着され且つ先端部がシフト用電動モータによりシフトシャフト1の周方向に押し引きされるアウタレバー3と、シフトシャフト1に回動自在に嵌まり且つ先端部が遠隔操作用のワイヤケーブル15によりシフトシャフト1の周方向に押し引きされる非常操作用レバー2と、非常操作用レバー2の連結孔10、並びにアウタレバー3の収納孔19に同時に嵌まって両レバー2,3を相互に拘束するピン4を備える。
通常時には、非常操作用レバー2がアウタレバー3に拘束されないようにして、シフトシャフト1を動かすシフト用電動モータにワイヤケーブル15に起因した摺動抵抗などの負荷が働かないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は変速装置の非常時切換機構に関するものである。
近年、目標変速段へのシフトを運転者の直接的な操作によらずに、シフト用電動モータとセレクト用電動モータを備えたギヤシフトユニットによって行ない、運転者の労力軽減を図るようにした変速装置が採用されているが、万が一、前記電動モータやその付帯部品などの駆動手段が不調になった場合を考慮して、運転者の手動操作により目標変速段へのシフトが行なえるようにしてある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の変速装置では、保持軸(シフトシャフト/操作対象シャフト)を周方向に動かすための連結軸とシフト用電動モータの回転を直線運動に変換するボールねじの間に連結切換手段を介在させ、当該ボールねじの動きを連結軸に伝達する状態、あるいは別途に設けた非常用チェンジレバーの動きを連結軸に伝達する状態のいずれかを選ぶようにしている。
特開2004−052837号公報
ところが特許文献1のものでは、ハウジングに組み付けたスリーブに連結軸が挿入されているため、長手方向へ移動する連結軸の摺動抵抗を見込んでシフト用電動モータ(駆動手段)の出力を大きめに設定する必要があった。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、操作対象シャフトを作動させる駆動手段を小出力化できる変速装置の非常時切換機構を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明では、操作対象シャフトに固着され且つ先端部が駆動手段によりシャフト周方向に押し引きされる第1のレバーと、前記操作対象シャフトに回動自在に嵌まり且つ先端部が非常操作手段によりシャフト周方向に押し引きされる第2のレバーと、該第2のレバーを第1のレバーに拘束し得る手段とを備えている。
これに加えて、第1のレバー及び第2のレバーのそれぞれに、操作対象シャフトと平行に延び且つ単一のピンが同時に挿通可能な孔を穿設した構成とする。
つまり通常時には、第2のレバーが第1のレバーに拘束されない状態に設定して、操作対象シャフトを動かす駆動手段に非常操作手段に起因した摺動抵抗などの負荷が働かないようにする。
また駆動手段が不調になった場合には、第2のレバーを第1のレバーに拘束した状態に設定して、非常操作手段の動きを双方のレバーを介して操作対象シャフトに伝える。
本発明の変速装置の非常時切換機構によれば、下記のような優れた効果を奏し得る。
(1)第2のレバーを第1のレバーに拘束しない状態では、操作対象シャフトを動かす駆動手段に第2のレバーや非常操作手段による負荷が働かないので、駆動手段を小出力化することが可能になり、また、消費エネルギの低減が図られる。
(2)ピンの挿通によって第2のレバーを第1のレバーに拘束できるので、駆動手段が不調になった場合も非常操作手段によって操作対象シャフトを動かせるようになり、直ちに車両の運行を再開することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は本発明の変速装置の非常時切換機構の実施の形態の第1の例を示すもので、操作対象となるシフトシャフト1、非常操作用レバー2、アウタレバー3を備え、該アウタレバー3にピン4を付帯させている。
シフトシャフト1の軸端付近には、その本体丸棒部分5よりも外径が小さい短円柱状の摺動座6、この摺動座6に比べて小さな矩形断面を呈した嵌着座7、並びに小径のねじ部8が、軸端に向けて順に形成してある。
非常操作用レバー2には、前記シフトシャフト1の摺動座6が嵌まる摺動孔9、ピン4が挿通可能な連結孔10、並びに係止孔11が、一端部から他端部に向けて順に穿設してある。
係止孔11には、留具12のねじ部13が挿通され、該ねじ部13はナット14により非常操作用レバー2に締結されている。
留具12は、キャブ内の操作ハンドル(図示せず)に遠隔操作用のワイヤケーブル15を介して接続してあり、操作ハンドルを動かすと、非常操作用レバー2の先端部がシフトシャフト1の周方向へ押し引きされる。
アウタレバー3は、前記シフトシャフト1の径方向に延びる短辺部分16と、この短辺部分16に連なってシフトシャフト1の軸線方向に延びる長辺部分17とを有している。
短辺部分16には、シフトシャフト1の嵌着座7に見合う矩形状の開口を呈した嵌着孔18、並びに前記非常操作用レバー2の連結孔10に同軸に重なり得る収納孔19が穿設してある。
嵌着孔18にはシフトシャフト1の嵌着座7が嵌まり、ねじ部8に螺合したナット20によりアウタレバー3をシフトシャフト1に固定している。
長辺部分17には、シフトシャフト1の径方向に平行な係止孔21が穿設してある。
係止孔21には、自在継手の球状体22に連なるねじ部23が挿通され、該ねじ部23はナット24によりアウタレバー3に締結されている。
また、球状体22に装着してある球面座25は、シフト用電動モータを有する駆動手段やロッド(図示せず)によりシフトシャフト1の周方向へ押し引きされ、アウタレバー3と常に一体的にシフトシャフト1が動くことになる。
ピン4は、先端近傍と軸線方向中間部の2ヶ所に周方向に延びる溝を有し、前記アウタレバー3の収納孔19に軸線方向へ移動可能に挿入されている。
アウタレバー3には、ピン4の溝に嵌合可能な球状のストッパ26が組み込んであり、該ストッパ26はスプリングにより収納孔19の中心へ向けて径方向に付勢され、ピン4の先端近傍の溝にストッパ26が嵌まると、当該ピン4の先端が収納孔19の外方へ突出しない位置に保持され、また、ピン4の軸線方向中間部の溝にストッパ26が嵌まると、当該ピン4の先端部位が収納孔19の外方へ突出する位置に保持される。
つまり、ピン4の先端が収納孔19の外方へ突出していないときは、アウタレバー3の動きがシフトシャフト1だけに伝達され、ワイヤケーブル15に起因した摺動抵抗などの負荷がシフト用電動モータに働かない。
よって、シフト用電動モータを小出力化することが可能になり、また、消費エネルギの低減が図られる。
シフト用電動モータをはじめとする駆動手段が不調になった場合は、手作業により非常操作用レバー2の連結孔10とアウタレバー3の収納孔19を同軸に位置させ、ピン4を押し出してその先端部分が連結孔10に入り込むようにし、アウタレバー3に非常操作用レバー2を拘束する。
これにより、キャブ内の操作ハンドルの動きが、ワイヤケーブル15、留具12、非常操作用レバー2、ピン4を経てアウタレバー3に伝達され、シフトシャフト1が運転者の操作に応じて動くことになる。
図3及び図4は本発明の変速装置の非常時切換機構の実施の形態の第2の例を示すもので、操作対象となるセレクトシャフト31、アウタレバー32、非常操作用レバー33を備え、該非常操作用レバー33にピン34を付帯させている。
セレクトシャフト31の軸端付近には、その本体丸棒部分35に比べて小さな矩形断面を呈した嵌着座36、この嵌着座36に比べて小さな断面を呈した短円柱状の摺動座37、並びに小径のねじ部38が、軸端に向けて順に形成してある。
アウタレバー32には、ピン34が挿通可能な連結孔39、前記セレクトシャフト31の嵌着座36に見合う矩形状の開口を呈した嵌着孔40、並びに係止孔41が、一端部から他端部に向けて順に穿設してある。
係止孔41には、留具42のねじ部43が挿通され、該ねじ部43はナット44によりアウタレバー32に締結されている。
この留具42は、セレクト用電動モータを有する駆動手段(図示せず)とロッド45によってセレクトシャフト31の周方向へ押し引きされ、アウタレバー32と常に一体的にセレクトシャフト31が動くことになる。
また、非常操作用レバー33には、前記アウタレバー32の連結孔39に同軸に重なり得る収納孔46、セレクトシャフト31の摺動座37が嵌まる摺動孔47、並びに係止孔48が、一端部から他端部に向けて順に穿設してあり、ねじ部38に螺合したナット49によって非常操作用レバー33をセレクトシャフト31に支持している。
係止孔48には、キャブ内の操作ハンドル(図示せず)に遠隔操作用のワイヤケーブル50を介して連なる留具51がピン52により枢支してあり、操作ハンドルを動かすと、非常操作用レバー33の先端部がセレクトシャフト31の周方向へ押し引きされる。
ピン34は、先端近傍と軸線方向中間部の2ヶ所に周方向に延びる溝を有し、前記非常操作用レバー33の収納孔46に軸線方向へ移動可能に挿入されている。
非常操作用レバー33には、ピン34の溝に嵌合可能な球状のストッパ53が組み込んであり、該ストッパ53はスプリングにより収納孔19の中心へ向けて径方向に付勢され、ピン34の先端近傍の溝にストッパ53が嵌まると、当該ピン34の先端が収納孔46の外方へ突出しない位置に保持され、また、ピン4の軸線方向中間部の溝にストッパ53が嵌まると、当該ピン34の先端部位が収納孔46の外方へ突出する位置に保持される。
つまり、ピン34の先端が収納孔46の外方へ突出していないときには、アウタレバー32の動きがセレクトシャフト31だけに伝達され、ワイヤケーブル50に起因した摺動抵抗などの負荷がセレクト用電動モータに働かない。
よって、セレクト用電動モータを小出力化することが可能になり、また、消費エネルギの低減が図られる。
セレクト用電動モータをはじめとする駆動手段が不調になった場合は、手作業によってアウタレバー32の連結孔39と非常操作用レバー33の収納孔46を同軸に位置させ、ピン34を押し出してその先端部分が連結孔10に入り込むようにし、アウタレバー32に非常操作用レバー33を拘束する。
これにより、キャブ内の操作ハンドルの動きが、ワイヤケーブル50、留具51、非常操作用レバー33、ピン34を経てアウタレバー32に伝達され、セレクトシャフト31が運転者の操作に応じて動くことになる。
なお、本発明の変速装置の非常時切換機構は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、矩形断面を呈した嵌着座とそれに見合う矩形状の開口を呈した嵌着孔との組み合わせに代えて、キー、あるいはコッタなどの機械要素を操作対象であるシフトシャフトやセレクトシャフトとアウタレバーとの間に、バー、またはコッタなどのような機械要素を廻り止めとして介在させること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の変速装置の非常時切換機構は、様々な車種に適用できる。
本発明の変速装置の非常時切換機構の実施の形態の第1の例を示す断面図である。 図1のII−II矢視図である。 本発明の変速装置の非常時切換機構の実施の形態の第2の例を示す断面図である。 図3のIV−IV矢視図である。
符号の説明
1 シフトシャフト(操作対象シャフト)
2,33 非常操作用レバー(第2のレバー)
3,32 アウタレバー(第1のレバー)
4,34 ピン
10,39 連結孔
15,50 ワイヤケーブル(非常操作手段)
19,46 収納孔
31 セレクトシャフト

Claims (2)

  1. 操作対象シャフトをその周方向に動かして目標変速段へのシフトを実行する変速装置の非常時切換機構であって、操作対象シャフトに固着され且つ先端部が駆動手段によりシャフト周方向に押し引きされる第1のレバーと、前記操作対象シャフトに回動自在に嵌まり且つ先端部が非常操作手段によりシャフト周方向に押し引きされる第2のレバーと、該第2のレバーを第1のレバーに拘束し得る手段とを備えてなることを特徴とする変速装置の非常時切換機構。
  2. 第1のレバー及び第2のレバーのそれぞれに、操作対象シャフトと平行に延び且つ単一のピンが同時に挿通可能な孔を穿設した請求項1に記載の変速装置の非常時切換機構。
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