JP2006183503A - ラジアルピストンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明の目的は、偏心カムと軸受リングの間の潤滑性を高めて高圧化および大流量化に対応したラジアルピストンポンプを提供することである。
【解決手段】 ボディB内に駆動シャフト1と一体的に回転する偏心カム5にそれと相対回転する軸受リング6を組み込むとともに、ボディB内に放射状に配置した複数の中空ピストン8を上記軸受リングに直接または間接的に接触させ、かつ、この中空ピストン8と軸受リングに直接または間接的に接触する部分を吸い込み室に臨ませてなるラジアルピストンポンプにおいて、上記偏心カム5には、その円周方向における中空ピストン8の吐出範囲a〜bを除いた範囲内で、かつ、偏心カム5の軸線方向全長にわたって、潤滑溝24,25を少なくとも一つ形成したものである。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば、自動車の油圧源に使用されるラジアルピストンポンプに関する。
この種のポンプとして、例えば、図3,4に示したものが従来から知られている。この従来のラジアルピストンポンプは、ボディBに駆動シャフト1を組み込んでいるが、この駆動シャフト1は、ボディBに設けた軸受ブッシュ2と、ボディBに固定したカバー3に設けてなる軸受ブッシュ4とで、回転自在に支持されている。
上記のようにした駆動シャフト1には偏心カム5を一体に設けるとともに、この偏心カム5の外周に銅合金製の軸受リング6を相対回転自在にはめ、さらに、この軸受リング6の外周には、偏心リング7を相対回転自在にはめている。
また、上記ボディBには、偏心カム5を中心にして複数の中空ピストン8を放射状に配置しているが、この中空ピストン8の構造は次の通りである。すなわち、上記中空ピストン8は、ボディBに形成した中空ピストン穴9に摺動自在に組み込むとともに、その内端に底部8gを形成している。また、上記中空ピストン穴9はキャップ部材10でふさぎ、これら中空ピストン8とキャップ部材10との間に油溜室11が形成される構成にしている。なお、上記油溜室11にはばね受け12を組み込み、このばね受け12と中空ピストン8の底部8gとの間にスプリング13を介在させ、中空ピストン8の底部8gを偏心リング7に圧接させている。
そして、上記中空ピストン8の底部8gと、偏心リング7との接触面を吸い込み室14に臨ませているが、この吸い込み室14は、図3からも明らかなように、偏心リング7の回りを囲うようにしている。このようにした吸い込み室14は、ボディBに形成した吸い込みポート15に連通させている。なお、この吸い込みポート15は、ボディB内における駆動シャフト1の先端とボディBとの間に形成された潤滑油室16と、カバー3側に形成した潤滑油室17とにも連通している。
今、駆動シャフト1が、図3の矢印方向に回転すると、偏心カム5も駆動シャフト1と一体回転するとともに、偏心カム5は軸受リング6と摺動しながら相対回転する。この偏心カム5の回転にともなって、中空ピストン8が往復動作するが、それが上死点にあるとき、すなわち図3の中空ピストン8aの位置にあるとき、流入ポート18が吸い込み室14と隔離される。そして、中空ピストン8が下死点にあるとき、すなわち中空ピストン8dの位置にあるとき、上記流入ポート18が吸い込み室14内に位置する。
つまり、中空ピストン8a〜8fのそれぞれは、偏心カム5が一回転する過程で、上死点から下死点の範囲で往復動作するが、それが上死点から下死点に至る過程で、吸い込み室14から流入ポート18を経由して油溜室11に作動流体を吸い込み、下死点から上死点に至る過程で、上記吸い込んだ作動流体を油溜室11から吐出する。そして、この吐出された作動流体は、図示していないチェック弁を介して環状路19に流入し、この環状路19から吐出ポート20を経由してボディBの外部に吐出される。
また、図中符号21,22は偏心カム5の両側に設けたスラスト軸受であり、符号23は潤滑油室17をシールするシール部材である。
特開平1−315676号公報
上記のようにした従来のラジアルピストンポンプでは、吸い込み室14に充満している作動流体が、偏心カム5と軸受リング6との間に形成されるわずかなすき間に浸入する分で、潤滑機能を果たすようにしていた。しかし、わずかなすき間に作動流体を浸入させようとしても、偏心カムの軸方向全長にわたってまんべんなく行きわたらせることはほとんど不可能である。そのために、当該ポンプの高圧化、大流量化という要請に応えようとしたとき、その荷重増加に見合った潤滑油の量が不足し、結局、耐久性を損なうという問題があった。
この発明の目的は、偏心カムと軸受リングの間の潤滑性を高めて高圧化および大流量化に対応したラジアルピストンポンプを提供することである。
この発明は、ボディ内に駆動シャフトと一体的に回転する偏心カムにそれと相対回転する軸受リングを組み込むとともに、ボディ内に放射状に配置した複数の中空ピストンを上記軸受リングに直接または間接的に接触させ、かつ、この中空ピストンと軸受リングに直接または間接的に接触する部分を吸い込み室に臨ませてなるラジアルピストンポンプを前提にする。そして、この発明は、上記偏心カムに、その円周方向における中空ピストンの吐出範囲を除いた範囲内で、かつ、偏心カムの軸線方向全長にわたって、潤滑溝を少なくとも一つ形成した点に特徴を有する。
第1の発明によれば、偏心カムの軸線方向全長にわたって、潤滑溝を少なくとも一つ形成したので、潤滑溝を介して作動流体が流入する。したがって、その潤滑性能および冷却性能が向上し、高圧化および大流量化に対しても十分な耐久性を維持できる。しかも、この潤滑溝は、上記偏心カムの円周方向における中空ピストンの吐出範囲を除いた範囲内に形成したので、軸受リングに吐出行程時の中空ピストンの押圧力が作用したとしても、軸受リングが損傷したりしない。
図1,2に示した実施形態は、偏心カム5に一対の潤滑溝24,25を形成した点が従来と相違し、その他の構成は従来とまったく同じである。したがって、従来と同じ構成要素については、従来の説明をそのまま援用するとともに、それら従来と同一の構成要素については必要に応じて従来と同一符号を用いて説明する。
そして、上記一対の潤滑溝24,25は、図1に示すように、偏心カム5の軸線に沿って、その全長にわたって形成している。しかも、一方の潤滑溝24は、図2に示すように、偏心カム5が図面矢印方向に回転したとき、偏心カム5の円周方向における中空ピストン8の吐出行程開始位置aから吐出行程終了位置bの範囲を超えた位置に設けている。言い換えると、上記潤滑溝24は、偏心カム5が図面矢印方向に回転したとき、上記吐出行程範囲a〜bよりも、回転方向前方になる位置に設けている。
また、一対の潤滑溝24,25は、中空ピストンの吐出行程終了位置bと、駆動シャフトの中心とを通る直線X−Xを基準にして線対称となる位置に形成している。言い換えると、他方の潤滑溝25も、偏心カム5が図面矢印方向とは反対方向に回転したとき、上記吐出行程範囲よりも、回転方向前方になる位置に設けている。このように両潤滑溝24,25を、上記直線X−Xを基準にして線対称になる位置に設けたのは、偏心カム5が矢印方向あるいはその矢印とは反対方向のいずれの方向に回転したときにも、潤滑溝24,25が中空ピストン8の吐出行程の範囲から除かれる位置を保つためである。
もし、中空ピストン8の吐出行程に対応する位置に潤滑溝24,25を設けると、次のような不都合が生じる。例えば、中空ピストン8の大きな押圧力が軸受リング6に作用すれば、作動流体である潤滑油が上記潤滑溝24,25内に閉じこめられてしまう。潤滑油が潤滑溝24,25内に閉じこめられてしまうと、上記潤滑油が偏心カム5と軸受リング6との間で潤滑油膜を形成することができなくなってしまい、軸受リング6を損傷してしまうことになる。しかし、この実施形態のように、潤滑溝24,25を中空ピストン8の吐出行程の範囲外に設けることによって、潤滑油が閉じこめられることがなくなるので、十分な潤滑油膜が形成され、軸受リング6が損傷されたりしなくなる。
なお、この実施形態において、上記潤滑溝24,25以外の構成は、従来と同じであること前記したとおりであるが、この発明においては、軸受リング6と偏心リング7とを別々にすることはもちろん、それら両リング6,7を一体化したものを用いてもよい。
この発明の実施形態を示す駆動シャフトおよび偏心カムの正面図である。 駆動シャフトおよび偏心カムの側面図である。 従来のラジアルピストンポンプの断面図である。 第3図のIV−IV線断面図である。
符号の説明
1 駆動シャフト
5 偏心カム
8 中空ピストン
14 吸い込み室
24,25 潤滑溝

Claims (3)

  1. ボディ内に、駆動シャフトと一体的に回転する偏心カムを設けるとともに、この偏心カムと相対回転する軸受リングを組み込み、ボディ内に放射状に配置した複数の中空ピストンを上記軸受リングに直接または間接的に接触させ、かつ、この中空ピストンと軸受リングに直接または間接的に接触する部分を吸い込み室に臨ませてなるラジアルピストンポンプにおいて、上記偏心カムには、その円周方向における中空ピストンの吐出範囲を除いた範囲内で、かつ、偏心カムの軸線方向全長にわたって、潤滑溝を少なくとも一つ形成したラジアルピストンポンプ。
  2. 偏心カムの円周方向における中空ピストンの吐出行程範囲よりも、偏心カムの回転方向前方に少なくとも一つの潤滑溝を形成した請求項1記載のラジアルピストンポンプ。
  3. 上記偏心カムには、中空ピストンの吐出終了位置である基点と、駆動シャフトの中心とを通る直線を基準にして線対称となる位置に一対の潤滑溝を設けた請求項1または2記載のラジアルピストンポンプ。
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