JP2006183289A - 車載制御装置 - Google Patents

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Zennosuke Mukai
善之介 向
Hiroshi Fujimoto
浩 藤本
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Abstract

【課題】 バッテリーの無駄な電力消費を防止する。
【解決手段】 携帯機から発射される電波の受信電力を検出し、携帯機との間で通信可能状態が確立されているときに、携帯機の受信電力が所定の変動幅以内に留まる状態が所定時間以上継続した場合は、携帯機との間の通信可能状態を解除するとともに、携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、Bluetooth(登録商標;以下、BTと省略する)の無線通信技術を用いて携帯型無線リモートコントローラー(以下、携帯機という)と通信を行い、車載機器を制御する車載制御装置に関する。
Bluetooth(登録商標)の無線通信技術を用いて車両ドアの施解錠を行う車載制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この装置では、車両に搭載された制御装置から例えば10m程度の距離の範囲に間欠的にIQパケットの電波を発信し、その電波の到達範囲内に携帯機が存在するか否かを探索するとともに、IQパケットを受信した携帯機がFHSパケットを返信してBTアドレスやクロックなどを車載制御装置に通知し、これを契機に車載制御装置と携帯機との間に通信可能状態(BTリンク)が形成されて情報の授受が行われる。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2002−276221号公報
しかしながら、上述した従来の車載制御装置では、間欠的に信号電波を発信して近くに携帯機が存在するか否かを探索するので、常に車載バッテリーの電力を消費するという問題がある。また、携帯機においても、車載制御装置からの信号電波を受信可能な位置にあれば信号電波を発信して応答するため、使用しないときでも常にバッテリーの電力を消費するという問題がある。
請求項1の発明は、携帯機から発射される電波の受信電力を検出し、携帯機との間で通信可能状態が確立されているときに、携帯機の受信電力が所定の変動幅以内に留まる状態が所定時間以上継続した場合は、携帯機との間の通信可能状態を解除するとともに、携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする。
請求項2の発明は、携帯機との間で通信可能状態が確立されているときに、携帯機から車載機器の制御要求が所定時間継続してない場合は、携帯機との間の通信可能状態を解除するとともに、携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする。
請求項3の発明は、携帯機から発射される電波の受信電力を検出し、受信電力が携帯機との通信可能状態を維持可能な最低値よりも低下した状態が所定時間以上継続した場合は、携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする。
請求項4の発明は、車両の過去の使用状況を記憶しておき、車両の現在の使用状況を車両の過去の使用状況と比較して車両を使用する確率を推定し、車両を使用する確率が低いと推定されたときは、携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする。
本発明によれば、バッテリーの無駄な電力消費を防止することができる。
《発明の第1の実施の形態》
図1は一実施の形態の構成を示す。一実施の形態のキーレスエントリーシステムは、車載制御装置(以下、車載機という)1と携帯型無線リモートコントローラー(以下、携帯機という)2から構成される。
車載制御装置1はコントローラー11、通信モジュール12とアンテナ12a、ドアロック制御部13、ドアスイッチ14などを備えており、車載バッテリー15から電源が供給される。コントローラー11はCPUとメモリなどの周辺部品から構成され、通信モジュール12を介して携帯機2と通信を行うとともに、ドアロック制御部13を制御してドアの施解錠を行う。ドアスイッチ14は、車載機1による携帯機2の探索動作を再開させるための操作部材であり、例えば車両ドアのアウトサイドハンドル周辺に設置される。
携帯機2はコントローラー21、通信モジュール22とアンテナ22a、ドアロックスイッチ23、ドアアンロックスイッチ24などを備えており、小型バッテリー25から電源が供給される。コントローラー21はCPUとメモリなどの周辺部品から構成され、通信モジュール22を介して車載機1と通信を行う。ドアロックスイッチ23は車両ドアを施錠するための操作部材であり、ドアアンロックスイッチ24は車両ドアを解錠するための操作部材である。
このキーレスエントリーシステムでは、車載機1から例えば10m程度の距離まで到達可能な電波強度で所定時間ごとにIQパケットを発信し、電波の到達距離範囲(以下、探索範囲という)内に携帯機2が存在するか否かを探索する。IQパケットを受信した携帯機2はFHSパケットを返信してBTアドレスやクロックなどを通知し、これを契機に車載機1と携帯機2との間に通信可能状態(BTリンク)が形成される。BTリンクが形成された状態において車載機1と携帯機2との間で種々の情報の授受が行われる。この情報の中には携帯機2のIDが含まれており、車載機1は携帯機2のIDとコントローラー11の内蔵メモリに記憶されているIDとの認証処理を行い、登録IDを所持する携帯機2とのBTリンクを形成する。
携帯機2を所持した乗員が車載機1を搭載した車両に近づくと、携帯機2が車載機1の上記探索範囲に入ったときからBTリンクの確立動作に入る。BTリンクを確立するには通常、数秒程度の時間がかかるが、リンク確立動作時は車両と携帯機2との距離がある程度離れていると想定され、利用者がBTリンク確立のための時間を意識することはない。
車載機1は、通信モジュール12を介して携帯機2と通信を行ったときに、携帯機2のBT信号強度、すなわち携帯機2からの電波の受信電力をモニターする。車載機1は、携帯機2からのBT信号強度に基づいて車両と携帯機2との距離を推定し、その推定距離に応じてドアを自動で施解錠したり、夜間の乗降補助のために足元ランプを自動点灯する制御を行うほか、携帯機2の施解錠操作に呼応してドアの施解錠を行う。
しかし、図2に示すように自宅脇のガレージに車載機1を搭載した車両を駐車し、携帯機2を自宅内においている場合に、車載機1と携帯機2との距離が探索可能な距離以下であると、両者の間でBTリンクの確立が可能であるからBTリンクの確立状態が維持され続ける。そのため、車載機1のバッテリー15と携帯機2のバッテリー25の電力が無駄に消費されることになり、バッテリー上がりのおそれがある。
このような不具合を解決するために、第1の一実施の形態では、車載機1と携帯機2との間でBTリンクが確立されている場合に、車載機1で携帯機2のBT信号電波の受信電力をモニターし、図3に示すように所定時間の間、受信電力に予め設定した電力幅以上の変動がなければ、乗員の車両への乗り込みはないと判断する。乗員の車両への乗り込みがなければ、BTリンクを維持してドアの施解錠処理を行う必要はないため、車載機1において強制的にBTリンクを切断するとともに、携帯機2の探索動作を停止する。なお、携帯機2の探索動作を停止せずに、探索時間間隔を長くしてもよい。これにより、バッテリーの無駄な電力消費を節約することができる。
図4は第1の実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。車載機1のコントローラー11は、車載機1の電源が投入されるとこの通信制御プログラムを実行する。ステップ1において例えば10m程度の距離まで到達可能な強度の電波でIQパケットを発信し、その距離範囲内に存在する携帯機2を探索する。ステップ2で携帯機2からFHSパケットの返信があり、探索範囲内に携帯機2が存在する場合にはステップ3へ進んでBTリンクを確立する。一方、携帯機2から応答がなく、探索範囲内に携帯機2が存在しない場合はステップ1へ戻り、探索動作を続ける。
ステップ3で携帯機2との間でBTリンクを確立した後、ステップ4で携帯機2のBT信号電波の受信電力のモニターを開始し、続くステップ5で受信電力の変動幅が所定時間、例えば2、3分の間、予め設定した電力幅以内にあるか否かを判定する。受信電力が所定時間の間、設定電力幅を超えない場合は、乗員の車両への乗り込みはないと判断してステップ6へ進み、携帯機2とのBTリンクを強制的に切断するとともに、携帯機2の探索動作を停止するか、もしくは探索動作の時間間隔を長くする。
BTリンクの切断と探索動作停止後、ステップ7でドアスイッチ14のオン操作を確認する。ドアスイッチ14がオンされた場合は、乗員の車両への乗り込み意志があると判断し、ステップ1へ戻って探索動作を再開するとともに、上述した処理を実行する。なお、探索動作の時間間隔を長くしている場合は元の時間間隔に戻す。
ステップ5で受信電力の変動が大きく、所定時間以上継続して設定電力幅以内に留まることがない場合は乗員の車両への乗り込みがあると判断し、ステップ8へ進んで携帯機2とのBTリンクを維持する。その後、ステップ9で携帯機2からの施解錠要求を確認し、施解錠要求がない場合はステップ1へ戻り、上述した処理を繰り返す。施解錠要求がある場合はステップ10へ進み、施解錠制御部13を制御して施解錠動作を実行した後、ステップ1へ戻って上述した処理を繰り返す。
このように、第1の実施の形態によれば、携帯機2から発射される電波の受信電力を検出し、携帯機2との間で通信可能状態が確立されているときに、検出した受信電力が所定の変動幅以内に留まる状態が所定時間以上継続した場合は、携帯機2との間の通信可能状態を解除するとともに、携帯機2の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くするようにしたので、バッテリー15、25の無駄な電力消費を防止することができる。
また、第1の実施の形態によれば、車両外部に携帯機2の探索動作を再開させるためのドアスイッチ14を設け、携帯機2の探索動作を停止するか、または探索動作を行う時間間隔を長くしているときにドアスイッチ14が操作されると、探索動作を再開するか、または探索動作を行う時間間隔を元の時間間隔に戻すようにしたので、必要なときはいつでも携帯機2と車載機1との通信を再開させることができる。
《発明の第2の実施の形態》
次に、図5に示すように、携帯機2を携帯したまま、車載機1を搭載した車両の近くで作業を行う場合には、携帯機2からのBT信号電波の受信電力が変動するので、乗員に車両への乗り込み意志がなくても車載機1と携帯機2との間のBTリンクは維持されたままになり、車載機1による携帯機2の探索動作も継続されるため、バッテリー電力を無駄に消費することになる。このような不具合を解決するための第2の実施の形態を説明する。
この第2の実施の形態の構成は、図1に示す第1の実施の形態の構成と同様であり、図示と説明を省略する。
この第2の実施の形態では、図6に示すように、携帯機2との間でBTリンクが確立されてから所定時間、例えば2、3分以上、車両ドアの施解錠要求がない場合には、乗員の車両への乗り込み意志がないと判断し、強制的にBTリンクを切断するとともに、携帯機2の探索動作を停止する。これにより、バッテリー電力の無駄な消費を避けることができる。
図7は第2の実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。車載機1のコントローラー11は、車載機1の電源が投入されるとこの通信制御プログラムを実行する。ステップ11において例えば10m程度の距離まで到達可能な強度の電波でIQパケットを発信し、その距離範囲内に存在する携帯機2を探索する。ステップ12で携帯機2からFHSパケットの返信があり、探索範囲内に携帯機2が存在する場合にはステップ13へ進んでBTリンクを確立する。一方、携帯機2から応答がなく、探索範囲内に携帯機2が存在しない場合はステップ11へ戻り、探索動作を続ける。
ステップ14において携帯機2とのBTリンク確立後の経過時間を計時するためにタイマーをスタートさせる。続くステップ15で携帯機2からの施解錠要求を確認し、施解錠要求がある場合はステップ16へ進み、施解錠制御部13を制御して施解錠動作を実行した後、ステップ11へ戻って上述した処理を繰り返す。
ステップ15で携帯機2から施解錠要求がない場合はステップ17へ進み、BTリンクを確立してから所定時間、例えば2、3分が経過したか否かを確認する。所定時間が経過していないときはステップ15へ戻り、携帯機2からの施解錠要求を確認する。
携帯機2とのBTリンクを確立後、所定時間の間、携帯機2から施解錠要求がない場合はステップ18へ進み、携帯機2とのBTリンクを強制的に切断するとともに、携帯機2の探索動作を停止する。
BTリンクの切断と探索動作停止後、ステップ19でドアスイッチ14のオン操作を確認する。ドアスイッチ14がオンされた場合は、乗員の車両への乗り込み意志があると判断し、ステップ11へ戻って探索動作を再開するとともに、上述した処理を実行する。
このように第2の実施の形態によれば、携帯機2との間で通信可能状態が確立されているときに、携帯機2から車両ドアの施解錠要求(車載機器の制御要求)が所定時間継続してない場合は、携帯機2との間の通信可能状態を解除するとともに、携帯機2の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くするようにしたので、車載機1を搭載した車両の近くで作業を行うような場合でも、バッテリー15、25の無駄な電力消費を防止することができる。
また、第2の実施の形態によれば、車両外部に携帯機2の探索動作を再開させるためのドアスイッチ14を設け、携帯機2の探索動作を停止するか、または探索動作を行う時間間隔を長くしているときにドアスイッチ14が操作されると、探索動作を再開するか、または探索動作を行う時間間隔を元の時間間隔に戻すようにしたので、必要なときはいつでも携帯機2と車載機1との通信を再開させることができる。
《発明の第3の実施の形態》
図8に示すように、車載機1を搭載した車両を遠くの駐車場に駐車したまま長期間車両を使用しない場合でも、車載機1は携帯機2の探索動作をし続けるため、バッテリーの電力を無駄に消費する。このような不具合を解決するための第3の実施の形態を説明する。
この第3の実施の形態の構成は、図1に示す第1の実施の形態の構成と同様であり、図示と説明を省略する。
この第3の実施の形態では、図9(a)に示すように、携帯機2からのBT信号電波の受信電力がBTリンクを維持できる最低受信電力を下回ったまま、BTリンクを切断してから所定時間、例えば10〜30分が経過したら、乗員が長期間車両を使用しないと判断し、携帯機2の探索動作を停止する。これにより、バッテリー電力の無駄な消費を避けることができる。
なお、この場合、図9(b)に示すように、携帯機2からのBT信号電波の受信電力がBTリンクを継続できる最低受信電力を下まわり、BTリンクを切断してから所定時間、例えば10〜30分が経過したら、携帯機2の探索動作を停止するのではなく、探索動作を行う時間間隔を長くするようにしてもよい。探索動作を完全に停止するのに比べ、バッテリー電力を消費するが、消費量を節約することができる。
図10は第3の実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。車載機1のコントローラー11は、車載機1の電源が投入されるとこの通信制御プログラムを実行する。ステップ21において例えば10m程度の距離まで到達可能な強度の電波でIQパケットを発信し、その距離範囲内に存在する携帯機2を探索する。ステップ22で携帯機2からFHSパケットの返信があり、探索範囲内に携帯機2が存在する場合にはステップ23へ進んでBTリンクを確立する。一方、携帯機2から応答がなく、探索範囲内に携帯機2が存在しない場合はステップ21へ戻り、探索動作を続ける。
ステップ23で携帯機2との間でBTリンクを確立した後、ステップ24で携帯機2のBT信号電波の受信電力のモニターを開始し、続くステップ25で受信電力がBTリンクを維持可能な最低レベルより低下したか否かを判定する。
携帯機2のBT信号電波の受信電力が最低レベルよりも低下した場合はステップ26へ進み、携帯機2とのBTリンクを切断する。その後、ステップ27で受信電力が最低レベルよりも低下してからの経過時間を計時するタイマーをスタートさせる。ステップ28で所定時間、例えば10〜30分が経過したらステップ29へ進み、携帯機2の探索動作を停止する。なお、上述したように探索動作を停止せずに、探索時間間隔を長くしてもよい。
探索動作停止後のステップ30でドアスイッチ14のオン操作を確認する。ドアスイッチ14がオンされた場合は、乗員の車両への乗り込み意志があると判断し、ステップ21へ戻って探索動作を再開するとともに、上述した処理を実行する。
一方、ステップ25で携帯機2からのBT信号電波の受信電力が最低レベル以上あると判定された場合はステップ31へ進み、携帯機2とのBTリンクを維持する。その後、ステップ32で携帯機2からの施解錠要求を確認し、施解錠要求がない場合はステップ1へ戻り、上述した処理を繰り返す。施解錠要求がある場合はステップ33へ進み、施解錠制御部13を制御して施解錠動作を実行した後、ステップ21へ戻って上述した処理を繰り返す。
このように第3の実施の形態によれば、携帯機2から発射される電波の受信電力を検出し、受信電力が携帯機2との通信可能状態を維持可能な最低値よりも低下した状態が所定時間以上継続した場合は、携帯機2の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くするようにしたので、車載機1を搭載した車両を遠くの駐車場に駐車したまま長期間車両を使用しない場合でも、バッテリー15の無駄な電力消費を防止することができる。
また、第3の実施の形態によれば、車両外部に携帯機2の探索動作を再開させるためのドアスイッチ14を設け、携帯機2の探索動作を停止するか、または探索動作を行う時間間隔を長くしているときにドアスイッチ14が操作されると、探索動作を再開するか、または探索動作を行う時間間隔を元の時間間隔に戻すようにしたので、必要なときはいつでも携帯機2と車載機1との通信を再開させることができる。
《発明の第4の実施の形態》
車両を使用する場所、時間帯、曜日の統計を取って使用スケジュールをモデル化し、使用確率が低いと判断できる時間帯は車載機1の探索動作を停止したり、探索時間間隔を長くするようにした第4の実施の形態を説明する。
図11は第4の実施の形態の構成を示す。なお、図1に示す構成と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。この第4の実施の形態では、車載機1にナビゲーション装置3を接続し、車両の現在位置の情報を入手する。
図12は車両の使用スケジュールを曜日ごとにモデル化した一例を示す図である。月曜日から金曜日までは、7時に自宅駐車場に駐車しておいた車両に乗り込んで職場へ向かい、9時に職場へ到着したら職場の駐車場に駐車する。その後、19時にふたたび車両に乗り込んで自宅へ向かい、21時に自宅へ到着して自宅駐車場に駐車するという使用スケジュールである。また、日曜日は、10時から16時までと18時から20時までの間はショッピングやレジャーのために車両を使用することが多いが、それ以外の時間は自宅の駐車場に駐車するという使用スケジュールである。
このように車両を使用する場所、時間帯、曜日の統計を取って使用スケジュールをモデル化し、この使用スケジュールのモデルを車載機コントローラー11に内蔵されるメモリ(不図示)に予め記憶しておく。そして、使用スケジュールのモデルを参照し、車両を使用する確率が低いと判断できるときは携帯機2の探索動作を停止したり、あるいは探索時間間隔を長くする。
例えば、図12において、平日の通勤で車両を使用する時間帯以外は自宅または職場の駐車場に駐車されており、この時間帯は車両を使用する確率は低いから、探索動作の停止または探索時間間隔の延長を行う。また、日曜日の10時までと、16時から18時まで、さらに20時以降は車両を使用する確率は低いから、探索動作の停止または探索時間間隔の延長を行う。
しかし、使用スケジュールモデルの場所、時間帯、曜日のいずれかひとつでも合致しない場合には、探索動作の停止または探索時間間隔の延長を行わない。例えば、図12において、平日の9時から19時の時間帯に車両が職場の駐車場にない場合には、通常の目的とは異なる特別な目的で車両を使用していると判断し、探索動作の停止または探索時間間隔の延長を行わない。このような場合には、車両を乗り降りする可能性が高いため、通常の探索動作を行ってキーレスエントリー本来の機能を優先し、使用者の利便性を向上させる。
図13は第4の実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。車載機1のコントローラー11は、車載機1の電源が投入されるとこの通信制御プログラムを実行する。ステップ41においてまず携帯機2の探索動作を開始する。続くステップ42でコントローラー11に内蔵される時計から現在時刻と曜日を、ナビゲーション装置3から車両の現在位置をそれぞれ検出する。
ステップ43で、コントローラー11に内蔵されるメモリ(不図示)に予め記憶されている車両の使用スケジュールモデルを参照し、検出結果の現在時刻、曜日および現在位置を使用スケジュールモデルの時刻、曜日および場所と比較する。続くステップ44において検出結果の現在時刻、曜日および現在位置が使用スケジュールモデルの車両を使用する確率が低い時間帯および場所と一致しているか否かを判定する。
車両を使用する確率が低い時間帯と場所であると判定された場合はステップ45へ進み、携帯機2の探索動作を停止する。なお、このとき探索動作を停止せず、探索時間間隔を長くしてもよい。探索動作停止後のステップ46でドアスイッチ14のオン操作を確認する。ドアスイッチ14がオンされた場合は、乗員の車両への乗り込み意志があると判断し、ステップ47へ進んで探索動作を再開する。
一方、ステップ44で車両を使用する確率が高いと判定された場合はステップ48へ進み、携帯機2の探索動作を継続する。
このように第4の実施の形態によれば、車両の過去の使用状況を記憶しておき、車両の現在の使用状況を車両の過去の使用状況と比較して車両を使用する確率を推定し、車両を使用する確率が低いと推定されたときは、携帯機2の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くするようにしたので、バッテリー15、25の無駄な電力消費を防止することができる。
また、第4の実施の形態によれば、車両外部に携帯機2の探索動作を再開させるためのドアスイッチ14を設け、携帯機2の探索動作を停止するか、または探索動作を行う時間間隔を長くしているときにドアスイッチ14が操作されると、探索動作を再開するか、または探索動作を行う時間間隔を元の時間間隔に戻すようにしたので、必要なときはいつでも携帯機2と車載機1との通信を再開させることができる。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、通信モジュール12およびコントローラー11が受信電力検出手段を、コントローラー11が通信制御手段、記憶手段および確率推定手段を、ドアスイッチ14が操作部材をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項との対応関係になんら限定も拘束もされない。
なお、上述した一実施の形態では本願発明をキーレスエントリーシステムに適用した例を示したが、本願発明はキーレスエントリーシステムに限定されず、携帯型無線リモートコントローラーとの間で無線通信を行い、車載機器を制御するあらゆる車載制御装置に適用することができる。
また、上述した一実施の形態では携帯機の探索動作を再開させるための操作部材としてドアスイッチを用いた例を示したが、これに限定されるものではない。
第1の実施の形態の構成を示す図である。 自宅脇のガレージに車載制御装置を搭載した車両を駐車し、自宅内に携帯機をおく場合の図である。 BTリンクの切断と探索動作を停止する条件を説明する図である。 第1の実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。 車載制御装置を搭載した車両の近くで携帯機を携帯して作業を行う場合の図である。 BTリンクの切断と探索動作を停止する条件を説明する図である。 第2の実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。 遠くの駐車場に車載制御装置を搭載した車両を長期間駐車する場合の図である。 探索動作の停止条件を示す図である。 第3の実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。 第4の実施の形態の構成を示す図である。 車両の使用スケジュールのモデル化の一例を示す図である。 第4の一実施の形態の通信制御プログラムを示すフローチャートである。
符号の説明
1 車載制御装置(車載機)
2 携帯型無線リモコン機(携帯機)
3 ナビゲーション装置
11、21 コントローラー
12、22 通信モジュール
12a、22a アンテナ
13 ドアロック制御部
14 ドアスイッチ
15、25 バッテリー
23 ドアロックスイッチ
24 ドアアンロックスイッチ

Claims (5)

  1. Bluetooth(登録商標)の無線通信技術を用いて携帯型無線リモートコントローラー(以下、携帯機という)と通信を行う車載制御装置であって、間欠的に電波を発射して前記携帯機を探索する動作を行い、前記携帯機からの応答があるとその携帯機との間で通信可能状態を確立して情報の授受を行う車載制御装置において、
    前記携帯機から発射される電波の受信電力を検出する受信電力検出手段と、
    前記携帯機との間で通信可能状態が確立されているときに、前記受信電力検出手段の検出電力が所定の変動幅以内に留まる状態が所定時間以上継続した場合は、前記携帯機との間の通信可能状態を解除するとともに、前記携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする通信制御手段とを備えることを特徴とする車載制御装置。
  2. Bluetooth(登録商標)の無線通信技術を用いて携帯型無線リモートコントローラー(以下、携帯機という)と通信を行う車載制御装置であって、間欠的に電波を発射して前記携帯機を探索する動作を行い、前記携帯機からの応答があるとその携帯機との間で通信可能状態を確立して情報の授受を行う車載制御装置において、
    前記携帯機との間で通信可能状態が確立されているときに、前記携帯機から車載機器の制御要求が所定時間継続してない場合は、前記携帯機との間の通信可能状態を解除するとともに、前記携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする通信制御手段を備えることを特徴とする車載制御装置。
  3. Bluetooth(登録商標)の無線通信技術を用いて携帯型無線リモートコントローラー(以下、携帯機という)と通信を行う車載制御装置であって、間欠的に電波を発射して前記携帯機を探索する動作を行い、前記携帯機からの応答があるとその携帯機との間で通信可能状態を確立して情報の授受を行う車載制御装置において、
    前記携帯機から発射される電波の受信電力を検出する受信電力検出手段と、
    前記受信電力検出手段の検出電力が前記携帯機との通信可能状態を維持可能な最低値よりも低下した状態が所定時間以上継続した場合は、前記携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする通信制御手段とを備えることを特徴とする車載制御装置。
  4. Bluetooth(登録商標)の無線通信技術を用いて携帯型無線リモートコントローラー(以下、携帯機という)と通信を行う車載制御装置であって、間欠的に電波を発射して前記携帯機を探索する動作を行い、前記携帯機からの応答があるとその携帯機との間で通信可能状態を確立して情報の授受を行う車載制御装置において、
    車両の過去の使用状況を記憶する記憶手段と、
    車両の現在の使用状況を前記記憶手段に記憶されている車両の過去の使用状況と比較して車両を使用する確率を推定する確率推定手段と、
    前記確率推定手段により車両を使用する確率が低いと推定されたときは、前記携帯機の探索動作を停止するか、もしくは探索動作を行う時間間隔を長くする通信制御手段とを備えることを特徴とする車載制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車載制御装置において、
    車両外部に前記携帯機の探索動作を再開させるための操作部材を設け、
    前記通信制御手段は、前記携帯機の探索動作を停止するか、または探索動作を行う時間間隔を長くしているときに前記操作部材が操作されると、探索動作を再開するか、または探索動作を行う時間間隔を元の時間間隔に戻すことを特徴とする車載制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008028435A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Tokai Rika Co Ltd 車両用受信機
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