JP2006182471A - 物質管理システム、方法、プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、及び物質収納体 - Google Patents
物質管理システム、方法、プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、及び物質収納体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】薬剤等の物質の管理上の事故・トラブルを防止し、また、薬剤等の物質における保管管理の記録や届出への対応を簡便かつ正確に行えるようにすること。
【解決手段】本人認証をする機能と、本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める機能と、物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する機能と、物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する機能とを有することを特徴とする物質管理システム。
【選択図】図4
【解決手段】本人認証をする機能と、本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める機能と、物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する機能と、物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する機能とを有することを特徴とする物質管理システム。
【選択図】図4
Description
本発明は、物質を管理する技術に関する。
一般に、薬剤や放射能物質など、副作用や毒性の有る物質は、その管理に十分な注意を必要とされるが、昨今、紛失や未届け試料が見つかるなどの事故・トラブルが散見される。これらの物質は法制度で保管管理の記録やその記録の届出などが義務づけされているが、その保管管理の記録は非常に煩雑なものであった。
本発明は斯かる背景を鑑みてなされたもので、薬剤等の物質の管理上の事故・トラブルを防止し、また、薬剤等の物質における保管管理の記録や届出への対応を簡便かつ正確に行えるようにすることを課題とする。
本発明において上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、
本人認証をする機能と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める機能と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する機能と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する機能とを有することを特徴とする物質管理システムとしたものである。
本人認証をする機能と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める機能と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する機能と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する機能とを有することを特徴とする物質管理システムとしたものである。
また請求項2の発明では、
取り出される前の物質の重量を計測して記録する機能と、
戻された物質の重量を計測して記録する機能と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出して記録する機能とを有することを特徴とする請求項1記載の物質管理システムとしたものである。
取り出される前の物質の重量を計測して記録する機能と、
戻された物質の重量を計測して記録する機能と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出して記録する機能とを有することを特徴とする請求項1記載の物質管理システムとしたものである。
また請求項3の発明では、
コンピュータが実行する方法であって、
本人認証をする工程と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める工程と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する工程と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する工程とを含むことを特徴とする物質管理方法としたものである。
コンピュータが実行する方法であって、
本人認証をする工程と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める工程と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する工程と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する工程とを含むことを特徴とする物質管理方法としたものである。
また請求項4の発明では、
取り出される前の物質の重量を計測して記録する工程と、
戻された物質の重量を計測して記録する工程と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出
して記録する工程とを含むことを特徴とする請求項3に記載の物質管理方法としたものである。
取り出される前の物質の重量を計測して記録する工程と、
戻された物質の重量を計測して記録する工程と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出
して記録する工程とを含むことを特徴とする請求項3に記載の物質管理方法としたものである。
また請求項5の発明では、
コンピュータに、
本人認証をする工程と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める工程と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する工程と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する工程とを実行させることを特徴とする物質管理プログラムとしたものである。
コンピュータに、
本人認証をする工程と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める工程と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する工程と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する工程とを実行させることを特徴とする物質管理プログラムとしたものである。
また請求項6の発明では、
取り出される前の物質の重量を計測して記録する工程と、
戻された物質の重量を計測して記録する工程と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出して記録する工程とを実行させることを特徴とする請求項5記載の物質管理プログラムとしたものである。
取り出される前の物質の重量を計測して記録する工程と、
戻された物質の重量を計測して記録する工程と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出して記録する工程とを実行させることを特徴とする請求項5記載の物質管理プログラムとしたものである。
また請求項7の発明では、
請求項5又は6に記載の物質管理プログラムを記録した記録媒体としたものである。
請求項5又は6に記載の物質管理プログラムを記録した記録媒体としたものである。
また請求項8の発明では、物質を取り出す時に取り出す人を認証するためにIDを読み取る認証装置と、物質の重量を計測する重量計測器とのうち少なくともどちらか一方を備えたことを特徴とする物質収納体としたものである。
請求項1、請求項3、請求項5、及び請求項5を引用する請求項7の発明では、正当な利用者のみ、物質の取り出し又は戻しができ、しかも、物質を取り出す度に、取り出した物質と、取り出した人と、取り出した日時が自動的に記録され、さらに、物質を戻す度に、戻した物質と、戻した人と、戻した日時が自動的に記録されるという効果がある。
請求項2、請求項4、請求項6、及び請求項6を引用する請求項7の発明では、物質が戻される度に、物質の使用量も自動的に記録されるという効果がある。このため、自動記録された物質の使用量と、医師の処方箋のような物質の使用量の指示記録とを照合することにより、正当な目的にのみ、物質が使用されか否かを知ることができる。
請求項8の発明では、取り出す人を認証し、この認証を、正当な利用者のみに物質の取り出しを行わせ、取り出した人を自動的に記録するのに利用することと、或は、物質の重量を計測し、この計測を、物質の使用量を自動的に記録するのに利用することとのうち少なくとも何れか一方ができるという効果がある。
以上、本発明は、薬剤等の物質の管理上の事故・トラブルを防止し、また、薬剤等の物質における保管管理の記録や届出への対応を簡便かつ正確に行えるという効果がある。
以下に、本発明の最良の一実施形態を、保存管理する物質として、薬剤を例にとって、説明する。
本実施形態に係るシステムは、図1に示すように、管理者本人カード1と、利用者本人カード2と、ロッカー3と、認証装置4と、コンピュータ9と、データベース10とを備える。ここで、ロッカー3と、データベース10とは、コンピュータ9に接続されている。また、認証装置4は、コンピュータ9に取り付けられている。ロッカー3は、複数あっても良い。
管理者本人カード1は、薬剤の管理者が、管理者本人であることを証明するために、所持するもので、管理者のIDが記録されている。
利用者本人カード2は、薬剤の利用者が、利用者本人であることを証明するために、所持するもので、利用者のIDが記録されている。
ロッカー3は、図2に示すように、その外部に、認識装置13を備え、その内部の複数の瓶格納位置12ごとに、それぞれ、ICタグリーダライタ8と、重量計測器11とを備え、それぞれの瓶格納位置12に、それぞれの瓶5が格納される。
瓶5は、図3に示すように、その外部に、ICタグ7を備え、その内部に、薬剤6が格納される。
重量計測器11は、瓶格納位置12に格納された、薬剤6入り瓶5の重量を計測するためのものである。
ICタグリーダライタ8は、瓶格納位置12に格納された、薬剤6入り瓶5のICタグ7に、データを読書きするためのものである。
認識装置13は、かざされた管理者本人カード1から、管理者のIDを読み取って、管理者本人を認証し、また、かざされた利用者本人カード2から、利用者のIDを読み取って、利用者本人を認証するためのものである。
認証装置4は、かざされた管理者本人カード1から、管理者のIDを読み取って、管理者本人を認証するためのものである。
コンピュータ9は、ロッカー3と、認証装置4と、データベース10とを管理又は制御するためのものである。
データベース10は、薬剤6入り瓶5の保存管理に係るデータを保存するためのものである。薬剤6入り瓶5の保存管理に係るデータは、例えば、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータ、薬剤6入り瓶5の取り出しに係るデータ、薬剤6入り瓶5の戻しに係るデータ、薬剤6入り瓶5の登録抹消に係るデータなどを含む。例として挙げた各データの詳細は、後述する。
以下に、薬剤6入り瓶5の保存管理に関して、コンピュータ9が実行する処理の例として、管理者が薬剤6入り瓶5を新規登録する際の処理の例、利用者がロッカー3から薬剤6入り瓶5を取り出す際の処理の例、利用者が薬剤6入り瓶5をロッカー3へ戻す際の処理の例、管理者が薬剤6入り瓶5の登録抹消をする際の処理の例を、順に説明する。
まず、管理者が薬剤6入り瓶5を新規登録する際に、コンピュータ9が実行する処理の流れの例を、図4に示すフローチャートに従って、説明する。
S(STEP)1;
管理者が、管理者本人カード1を、コンピュータ9の認証装置4と、ロッカー3の認識装置13とにかざすと、コンピュータ9は、認証装置4と認識装置13とで、それぞれ、管理者本人カード1から、管理者のIDを読み取る。
管理者が、管理者本人カード1を、コンピュータ9の認証装置4と、ロッカー3の認識装置13とにかざすと、コンピュータ9は、認証装置4と認識装置13とで、それぞれ、管理者本人カード1から、管理者のIDを読み取る。
S(STEP)2;
コンピュータ9は、認証装置4で読み取った管理者のIDに基づく本人認証と、認識装置13で読み取った管理者のIDに基づく本人認証とを、それぞれ独立して行い、
両方の本人認証に成功したならば、管理者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
何れか一方或は両方の本人認証に失敗したならば、管理者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
コンピュータ9は、認証装置4で読み取った管理者のIDに基づく本人認証と、認識装置13で読み取った管理者のIDに基づく本人認証とを、それぞれ独立して行い、
両方の本人認証に成功したならば、管理者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
何れか一方或は両方の本人認証に失敗したならば、管理者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
S(STEP)3;
コンピュータ9は、管理者に、希望する作業の指定を促す。
コンピュータ9は、管理者に、希望する作業の指定を促す。
指定可能な作業には、例えば、薬剤入り瓶の新規登録作業、薬剤入り瓶の登録抹消作業がある。
S(STEP)4;
管理者が、薬剤入り瓶の新規登録作業の指定を入力すると、コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
管理者が、薬剤入り瓶の新規登録作業の指定を入力すると、コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
S(STEP)5;
管理者が、薬剤6入り瓶5を、ロッカー3内の瓶格納位置12に格納すると、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ又は重量計測器11で、この格納を自動的に認識する。
管理者が、薬剤6入り瓶5を、ロッカー3内の瓶格納位置12に格納すると、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ又は重量計測器11で、この格納を自動的に認識する。
S(STEP)6;
コンピュータ9は、重量計測器11で、薬剤6入り瓶5の重量を計測する。
コンピュータ9は、重量計測器11で、薬剤6入り瓶5の重量を計測する。
S(STEP)7;
コンピュータ9は、そのディスプレイに、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの入力又は確認を行う新規登録画面を開き、この新規登録画面で、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの入力又は確認を、管理者に促す。
コンピュータ9は、そのディスプレイに、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの入力又は確認を行う新規登録画面を開き、この新規登録画面で、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの入力又は確認を、管理者に促す。
薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータは、例えば、管理番号、薬剤名、薬剤6の重量、薬剤6入り瓶5の重量、薬剤の使用期限、新規登録日時、管理者のID、管理者名、管理責任部署、連絡先、格納ロッカー番号、格納位置番号などを含む。ここで、管理番号は、薬剤6入り瓶5を識別する番号であり、薬剤を新規登録する度に、コンピュータ9が自動的に付与しても良いし、瓶5のICタグ7に予め管理番号が記録されているならば、このICタグ7から、ICタグリーダライタ8で読み出したものであっても良い。また、薬剤名は、薬剤6の名称である。また、薬剤6の重量は、瓶5に入っている薬剤6の重量である。薬剤6入り瓶5の重量は、重量計測器11で計測されたものである。新規登録日時は、コンピュータ9が、その内蔵する時計で計測したものである。管理者のIDは、管理者本人カード1から読み出したものである。また、管理者名は、管理者の名前である。また、管理責任部署は、管理者が所属し、管理の責任を負う部署である。また、連絡先は、管理者又は管理責任部署への連絡先である。格納ロッカー番号は、ロッカー3を識別する番号であり、薬剤6入り瓶5の格納に際して、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11からデータが送られてくることにより、コンピュータ9が判断できるものである。格納ロッカー番号は、格納位置12を識別する番号であり、薬剤6入り瓶5の格納に際して、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11からデータが送られてくることにより、コン
ピュータ9が判断できるものである。
ピュータ9が判断できるものである。
薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの内、管理番号、薬剤6入り瓶5の重量、新規登録日時、格納ロッカー番号、格納位置番号のように、コンピュータ9が判断可能なものは、コンピュータ9の方で、予め新規登録画面に入力しておき、これを管理者に確認させる。
S(STEP)8;
管理者が、新規登録画面で、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの入力又は確認を行うと、コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の新規登録登録に係るデータを、データベース10に登録する。
管理者が、新規登録画面で、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの入力又は確認を行うと、コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の新規登録登録に係るデータを、データベース10に登録する。
S(STEP)9;
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータを、ICタグリーダライタ8で、薬剤6入り瓶5のICタグ7に記録する。
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータを、ICタグリーダライタ8で、薬剤6入り瓶5のICタグ7に記録する。
S(STEP)10;
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉じる。
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉じる。
次に、利用者がロッカー3から薬剤6入り瓶5を取り出す際に、コンピュータ9が実行する処理の流れの例を、図5に示すフローチャートに従って、説明する。
S(STEP)1;
利用者が、利用者本人カード2を、ロッカー3の認識装置13にかざすと、コンピュータ9は、認識装置13で、利用者本人カードから、利用者のIDを読み取る。
利用者が、利用者本人カード2を、ロッカー3の認識装置13にかざすと、コンピュータ9は、認識装置13で、利用者本人カードから、利用者のIDを読み取る。
S(STEP)2;
コンピュータ9は、利用者のIDに基づいて、本人認証を行い、
本人認証に成功したならば、利用者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
本人認証に失敗したならば、利用者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
コンピュータ9は、利用者のIDに基づいて、本人認証を行い、
本人認証に成功したならば、利用者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
本人認証に失敗したならば、利用者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
S(STEP)3;
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
S(STEP)4;
利用者が、薬剤6入り瓶5を、ロッカー3内の瓶格納位置12から取り出すと、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11で、この取り出しを自動的に認識する。
利用者が、薬剤6入り瓶5を、ロッカー3内の瓶格納位置12から取り出すと、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11で、この取り出しを自動的に認識する。
S(STEP)5;
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の取り出しに係るデータを、データベースに登録する。
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の取り出しに係るデータを、データベースに登録する。
薬剤6入り瓶5の取り出しに係るデータは、例えば、利用者のID、薬剤6入り瓶5を識別する管理番号、取り出した日時などを含む。ここで、利用者のIDは、利用者本人カード2から読み出したものである。また、管理番号は、例えば、コンピュータ9が、薬剤6入り瓶5の取り出しの瞬間に、薬剤6入り瓶5のICタグ7から読み出した中から得たものでも良い。或は、管理番号は、例えば、コンピュータ9が、ICタグリーダライタ8
又は重量計測器11が設置されている瓶格納位置12を識別する格納位置番号で、データベース10から、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータを読み出して、この読み出したデータの中から得たものでも良い。また、取り出した日時は、コンピュータ9が、その内蔵する時計で計測したものである。
又は重量計測器11が設置されている瓶格納位置12を識別する格納位置番号で、データベース10から、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータを読み出して、この読み出したデータの中から得たものでも良い。また、取り出した日時は、コンピュータ9が、その内蔵する時計で計測したものである。
S(STEP)6;
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉める。
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉める。
次に、利用者が薬剤6入り瓶5をロッカー3へ戻す際に、コンピュータ9が実行する処理の流れの例を、図6に示すフローチャートに従って、説明する。
S(STEP)1;
利用者が、利用者本人カード2を、ロッカー3の認識装置13にかざすと、コンピュータ9は、認識装置13で、利用者本人カードから、利用者のIDを読み取る。
利用者が、利用者本人カード2を、ロッカー3の認識装置13にかざすと、コンピュータ9は、認識装置13で、利用者本人カードから、利用者のIDを読み取る。
S(STEP)2;
コンピュータ9は、利用者のIDに基づいて、本人認証を行い、
本人認証に成功したならば、利用者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
本人認証に失敗したならば、利用者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
コンピュータ9は、利用者のIDに基づいて、本人認証を行い、
本人認証に成功したならば、利用者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
本人認証に失敗したならば、利用者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
S(STEP)3;
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
S(STEP)4;
利用者が、薬剤6入り瓶5を、ロッカー3内の瓶格納位置12に戻すと、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11で、この戻しを自動的に認識する。
利用者が、薬剤6入り瓶5を、ロッカー3内の瓶格納位置12に戻すと、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11で、この戻しを自動的に認識する。
S(STEP)5;
コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8で、薬剤6入り瓶5のICタグ7から、ICタグ7に記録されているデータを読み出すと同時に、重量計測器11で、薬剤6入り瓶5の重量を計測する。
コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8で、薬剤6入り瓶5のICタグ7から、ICタグ7に記録されているデータを読み出すと同時に、重量計測器11で、薬剤6入り瓶5の重量を計測する。
S(STEP)6;
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の戻しに係るデータを、データベース10に登録する。
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の戻しに係るデータを、データベース10に登録する。
薬剤6入り瓶5の戻しに係るデータは、例えば、利用者のIDと、薬剤6入り瓶5を識別する管理番号、戻した日時、薬剤6入り瓶5の重量、薬剤6の使用量、薬剤6の重量などを含む。ここで、利用者のIDは、利用者本人カード2から読み出したものである。また、管理番号は、戻した瓶5のICタグ7から読み出したデータに含まれるものである。また、戻した日時は、コンピュータ9が、その内蔵する時計で計測したものである。また、薬剤6入り瓶5の重量は、重量計測器11で計測されたものである。また、薬剤6の使用量は、コンピュータ9が、データベース10から、薬剤6入り瓶5の直近の重量を読み出し、読み出した重量から、薬剤6入り瓶5の現在の重量を引いて得たものである。また、瓶5に入っている薬剤6の重量は、コンピュータ9から、薬剤6の直近の重量を読み出し、読み出した重量から、この薬剤6の使用量を引いて得たものである。
S(STEP)7;
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5を取り出した日時と、薬剤6入り瓶5を取り出した利用者のIDと、戻したときの薬剤6の重量とを、薬剤6入り瓶5のICタグ7に記録する。
コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5を取り出した日時と、薬剤6入り瓶5を取り出した利用者のIDと、戻したときの薬剤6の重量とを、薬剤6入り瓶5のICタグ7に記録する。
ここで、薬剤6入り瓶5を取り出した日時と、薬剤6入り瓶5を取り出した利用者のIDとは、コンピュータ9が、データベース10から読み出したものである。
S(STEP)8;
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉める。
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉める。
最後に、管理者が薬剤6入り瓶5の登録抹消をする際に、コンピュータ9が実行する処理の流れの例を、図7のフローチャートに従って、説明する。
S(STEP)1;
管理者が、管理者本人カード1を、コンピュータ9の認証装置4と、ロッカー3の認識装置13とにかざすと、コンピュータ9は、認証装置4と認識装置13とで、それぞれ、管理者本人カードから、管理者のIDを読み取る。
管理者が、管理者本人カード1を、コンピュータ9の認証装置4と、ロッカー3の認識装置13とにかざすと、コンピュータ9は、認証装置4と認識装置13とで、それぞれ、管理者本人カードから、管理者のIDを読み取る。
S(STEP)2;
コンピュータ9は、認証装置4で読み取った管理者のIDに基づく本人認証と、認識装置13で読み取った管理者のIDに基づく本人認証とを、それぞれ独立して行い、
両方の本人認証に成功したならば、管理者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
何れか一方或は両方の本人認証に失敗したならば、管理者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
コンピュータ9は、認証装置4で読み取った管理者のIDに基づく本人認証と、認識装置13で読み取った管理者のIDに基づく本人認証とを、それぞれ独立して行い、
両方の本人認証に成功したならば、管理者本人であることが確認されたとして、STEP3に進み、
何れか一方或は両方の本人認証に失敗したならば、管理者本人でないとして、ロッカー3の扉を閉じたままにし、ENDに進む。
S(STEP)3;
コンピュータ9は、管理者に、希望する作業の指定を促す。
コンピュータ9は、管理者に、希望する作業の指定を促す。
指定可能な作業には、例えば、薬剤入り瓶の新規登録作業、薬剤入り瓶の登録抹消作業がある。
S(STEP)4;
管理者が、登録抹消作業を指定すると、コンピュータ9は、コンピュータ9は、新規登録がなされ、しかも、未だ登録抹消がなされてない薬剤入り瓶として、データベース10に、新規登録に係るデータが登録されており、しかも、登録抹消に係るデータが登録されていない薬剤入り瓶の一覧の中から、登録抹消する薬剤入り瓶を指定する登録抹消画面を、そのディスプレイに開き、管理者に、この一覧の中から、登録抹消する薬剤入り瓶の指定を促す。
管理者が、登録抹消作業を指定すると、コンピュータ9は、コンピュータ9は、新規登録がなされ、しかも、未だ登録抹消がなされてない薬剤入り瓶として、データベース10に、新規登録に係るデータが登録されており、しかも、登録抹消に係るデータが登録されていない薬剤入り瓶の一覧の中から、登録抹消する薬剤入り瓶を指定する登録抹消画面を、そのディスプレイに開き、管理者に、この一覧の中から、登録抹消する薬剤入り瓶の指定を促す。
S(STEP)5;
管理者が、薬剤6入り瓶5の登録抹消を指定すると、コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の登録抹消に係るデータを、データベース10に登録する。
管理者が、薬剤6入り瓶5の登録抹消を指定すると、コンピュータ9は、薬剤6入り瓶5の登録抹消に係るデータを、データベース10に登録する。
薬剤6入り瓶5の登録抹消に係るデータは、例えば、薬剤6入り瓶5を識別する管理番号と、薬剤6入り瓶5を登録抹消したことを表す情報とを含む。薬剤6入り瓶5を識別する管理番号は、薬剤6入り瓶5の新規登録に係るデータの中に含まれているものである。
S(STEP)6;
コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8で、薬剤6入り瓶5のICタグ7に記録さ
れているデータを全て抹消し、薬剤6入り瓶5のICタグ7に、薬剤6入り瓶5の登録抹消に係るデータを記録する。
コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8で、薬剤6入り瓶5のICタグ7に記録さ
れているデータを全て抹消し、薬剤6入り瓶5のICタグ7に、薬剤6入り瓶5の登録抹消に係るデータを記録する。
S(STEP)7;
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を開ける。
S(STEP)8;
管理者が、ロッカー3内の瓶格納位置12から、薬剤6入り瓶5を取り出すと、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11で、この取り出しを自動的に認識する。
管理者が、ロッカー3内の瓶格納位置12から、薬剤6入り瓶5を取り出すと、コンピュータ9は、ICタグリーダライタ8又は重量計測器11で、この取り出しを自動的に認識する。
S(STEP)9;
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉じる。
コンピュータ9は、ロッカー3の扉を閉じる。
尚、管理者は、薬剤6入り瓶5を、規定に従って、廃棄する。
上記の各処理の例では、コンピュータ9が、ロッカー3の扉の開閉を行っているけれども、代わりに、ロッカー3の扉の開閉は、管理者又は利用者に行わせ、コンピュータ9は、ロッカー3の扉の鍵の解錠と施錠とを行っても良い。
尚、本発明においては上述の最良の一実施形態以外にも以下のような種々の変更が可能である。
まず、本実施形態においては、重量計測はロッカー3内に備えた重量計測器11において計測を行なったが、計測する物質によっては極少量で用が足りる物質もあり、その場合は少量でも計測可能な別の計測器で計測し、その結果をコンピュータ9から手入力したり、また別にオンラインまたは無線でコンピュータ9に接続して計測結果を取り込み記録してもよい。
また、本実施形態においては、薬剤6入り瓶5に貼り付けたICタグ7のICタグリーダライタ8をロッカー3内の瓶収納位置12に設けたが、ロッカー3の瓶取り出し口の上側または下側或はロッカー3内の側壁、背壁に設け、取り出す時または収納する時に読み取るようにしてもよい。
また、本実施形態においては、計測した物質の重量を、その物質を収納している瓶5に貼り付けたICタグ7に記録するようにしたが、コンピュータ9またはデータベース10に記録するようにしても構わない。
さらに本実施形態においては、重量計測機能と認証機能を備えた物質収納体であるロッカーを開示したが、保管する物質の管理レベルによっては必ずしも両機能を備えている必要はなく、重量計測機能のみ、認証機能のみのロッカーであってもよい。またこれらのロッカーを組み合わせてもよく、さらにこれらに両機能とも備えていないロッカーを組み合わせて用いてもよい。
認証方法として本実施形態においてはカードを用いた場合のみ示したが、生体認証等であっても良い。そうすることにより一層認証精度を高めることが可能となる。
薬剤が錠剤である場合、薬剤がフィルムパウチで包装され、さらにこれが紙箱に収納されている事がある。この様な時には、フィルムパウチや紙箱にICタグを貼り、保管管理を行うようにしても良い。
1…管理者本人カード
2…利用者本人カード
3…ロッカー
4…認証装置
5…瓶
6…薬剤
7…ICタグ
8…ICタグリーダライタ
9…コンピュータ
10…データベース
11…重量計測器
12…瓶格納位置
13…認識装置
2…利用者本人カード
3…ロッカー
4…認証装置
5…瓶
6…薬剤
7…ICタグ
8…ICタグリーダライタ
9…コンピュータ
10…データベース
11…重量計測器
12…瓶格納位置
13…認識装置
Claims (8)
- 本人認証をする機能と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める機能と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する機能と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する機能とを有することを特徴とする物質管理システム。 - 取り出される前の物質の重量を計測して記録する機能と、
戻された物質の重量を計測して記録する機能と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出して記録する機能とを有することを特徴とする請求項1記載の物質管理システム。 - コンピュータが実行する方法であって、
本人認証をする工程と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める工程と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する工程と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する工程とを含むことを特徴とする物質管理方法。 - 取り出される前の物質の重量を計測して記録する工程と、
戻された物質の重量を計測して記録する工程と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出して記録する工程とを含むことを特徴とする請求項3に記載の物質管理方法。 - コンピュータに、
本人認証をする工程と、
本人認証の結果、本人と確認した場合に、物質の取り出し又は戻しを認める工程と、
物質が取り出されると、取り出された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を取り出した人として取り出した人と、取り出された日時とを記録する工程と、
物質が戻されると、戻された物質を認識して、取り出された物質と、本人と確認した人を戻した人として戻した人と、戻された日時とを記録する工程とを実行させることを特徴とする物質管理プログラム。 - 取り出される前の物質の重量を計測して記録する工程と、
戻された物質の重量を計測して記録する工程と、
取り出される前の物質の重量と、戻された物質の重量との差から、物質の使用量を算出して記録する工程とを実行させることを特徴とする請求項5記載の物質管理プログラム。 - 請求項5又は6に記載の物質管理プログラムを記録した記録媒体。
- 物質を取り出す時に取り出す人を認証するためにIDを読み取る認証装置と、物質の重量を計測する重量計測器とのうち少なくともどちらか一方を備えたことを特徴とする物質収納体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004375914A JP2006182471A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 物質管理システム、方法、プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、及び物質収納体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004375914A JP2006182471A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 物質管理システム、方法、プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、及び物質収納体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006182471A true JP2006182471A (ja) | 2006-07-13 |
Family
ID=36735869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004375914A Pending JP2006182471A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 物質管理システム、方法、プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、及び物質収納体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006182471A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082461A1 (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-22 | サンデン株式会社 | 化学物質管理システム |
CN110329694A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-10-15 | 苏州创腾软件有限公司 | 一种化学试剂的安全存放方法和系统 |
-
2004
- 2004-12-27 JP JP2004375914A patent/JP2006182471A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082461A1 (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-22 | サンデン株式会社 | 化学物質管理システム |
JP2010163259A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Sanden Corp | 化学物質管理システム |
CN110329694A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-10-15 | 苏州创腾软件有限公司 | 一种化学试剂的安全存放方法和系统 |
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