JP5398232B2 - 医用情報管理装置及び医用情報管理システム - Google Patents

医用情報管理装置及び医用情報管理システム Download PDF

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Description

本発明は、健康診断による検査データ等を管理する医用情報管理装置に関し、特に検査データ等が上書き等によって不所望に変更されるのを防止した医用情報管理装置及び医用情報管理システムに関する。
従来、人間ドッグや健康診断システムによる検査結果(検査データ)は、システムサーバに保管され、コンピュータ端末等を用いて健診結果を参照できるようにしている。コンピュータ端末では、モニタ上に検査結果である検査データ、画像データ、医師のコメント等を表示して受診者に健診結果を説明したり、或いは健診結果をプリンタで印刷して説明するようにしている。
ところで、このような健診システムでは、システムサーバに検査データを登録する場合、操作者の手入力によって登録する以外に、オンラインやフロッピー(登録商標)ディスク等のディスク媒体からデータを取り込む場合や、OCRで読み取った情報を取り込む場合もある。この場合、手入力以外の方法による検査データの取り込み作業は自動化されていることが多いため、既に登録されている検査データに対して誤ったデータが上書きされる可能性がある。また、検査データの改ざん等を防止するため、データの変更を行う場合には、操作者の認証を行ってアクセス権限のない操作者が操作するのを防止する必要がある。
特許文献1には、最終的に確定された所見データが上書きされることに対処するため、現在の所見データが作成されるまでの途中経過のデータを格納するようにした医用所見管理システムが記載されている。
また特許文献2には、操作者権限を記憶した記憶装置を備え、情報管理サーバに情報の開示要求があった場合に、操作者権限をもとに開示の可否を判断して表示するようにした電子診療録システムについて記載されている。
さらに特許文献3には、診療画像ファイルへのアクセス権限を、医師、技師、看護師等の職務レベルや役割に応じて管理する画像管理システムについて記載されている。
しかしながら従来のシステムでは、検査データを登録する際に、手入力以外の登録方法によって検査データが取込まれた場合に、既に登録されている検査データに対して誤ったデータを上書きするという問題があり、検査データの保護という点では未だ不十分であり、更なる改善が求められている。
特開2001−142989号公報 特開2001−143001号公報 特開2002−140685号公報
従来の、検査データの登録方法には様々な方法があり、操作者による手入力以外に、ディスク媒体やオンライン、OCR読み取り機などからデータを取込む方法があり、特に、手入力以外による検査データ取込作業は自動化されている場合が多く、既に登録されている検査データに対して誤ったデータを上書きしてしまう可能性があった。
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、検査データ等が不所望に上書きされるのを防止した医用情報管理装置及び医用情報管理システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の医用情報管理装置は、医用情報を保管するデータベースと、前記データベースにアクセスして前記医用情報の更新入力が可能なコンピュータ端末とを有し、前記コンピュータ端末は、前記データベースにアクセスして前記医用情報の更新を行う際に、複数の入力方法で入力される情報によって更新可能であって、前記データベースに保管されている医用情報の最終入力方法と更新時の医用情報の入力方法を比較して、前記複数の入力方法にそれぞれ設定された優先度をもとに前記医用情報の更新の可否判断を行う比較部と、前記比較部による前記医用情報の更新の可否判断をもとに、前記最終入力方法と同等もしくは優先度の高い入力方法によって医用情報が入力された場合に更新を許容するデータ変更部と、を具備したことを特徴とする。
また、請求項6記載の本発明は、データベースに保管された医用情報を管理するコンピュータ端末と、前記コンピュータ端末にネットワークを介してアクセスし、複数の入力方法で入力される情報によって前記医用情報の更新入力が可能なクライアント端末とを有する医用情報管理システムであって、前記コンピュータ端末は、前記医用情報の更新入力が行われた際に前記データベースに保管された医用情報の最終入力方法と前記更新時の情報の入力方法とを比較して、前記複数の入力方法にそれぞれ設定された優先度をもとに前記医用情報の更新の可否判断を行う比較部と、前記比較部による前記医用情報の更新の可否判断をもとに、前記最終入力方法と同等もしくは優先度の高い入力方法によって医用情報が入力された場合に更新を許容するデータ変更部と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、医用情報が上書き等によって不所望に変更されるのを防止することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の医用情報管理装置を説明する健診システムの構成図。図2は、本発明の医用情報管理装置の一実施形態を示すブロック図である。
図1の健診システムは、各種のデータを集中管理するシステムサーバ10と、複数のコンピュータ端末21,22…、及び生理検査システム31,検体検査システム32等がネットワーク100に接続されて構成されている。またネットワーク100には、さらに健診結果等を印刷するプリンタ(図示せず)が接続されている。システムサーバ10は、生理検査システム31、検体検査システム32等の検査部門から送られてくる脳波や心電図検査等の結果や、血液検査、尿検査等の結果(検査データ、画像データ等)を保管するデータベース11と、コンピュータ端末12を有している。
図1の健診システムは、システムサーバ10に含まれる1台のコンピュータ端末12を用いて構成してもよいし、複数のクライアント端末21,22…をネットワーク100経由で接続し、システムサーバ10のコンピュータ端末12と複数のクライアント端末21,22…で機能分割した構成としてもよい。尚、コンピュータ端末21,22…は、以下の説明ではクライアント端末と呼ぶ。
またクライアント端末21,22…は、システムサーバ10にアクセスすることにより検査データ、画像データ等の医用情報を観察することができ、モニタに各種の医用情報を表示して受診者に検査結果を説明することができる。尚、医用情報とは、健診システムによって得た検査データ、画像データ、医師のコメント等の各種の情報を総称したものであり、これらの情報をシステムサーバ10が管理する。
図2は、本発明の一実施形態に係る医用情報管理装置を構成するシステムサーバ10のブロック図であり、データベース11と、コンピュータ端末12を有している。データベース11は、操作者情報管理部111、検査情報管理部112、健診データ管理部113、変更履歴管理部114を含む。またコンピュータ端末12は、情報処理部13と、入力部14及び表示部15からなる。またコンピュータ端末12は、CPU121と、ネットワーク100に接続されたネットワークインターフェース122を含み、CPU121はシステムサーバ10の全体の動作を制御するとともに、ネットワークインターフェース122を介してのデータの送受信を制御する。
情報処理部13は、認証部131、操作者権限保持部132、アクセス権限管理部133、データ発生源比較部134、データ変更部135を含む。また入力部14は、キーボード、マウス等の入力手段を有し、機能的に区分するとログイン情報入力部141とデータ入力変更部142を含む。表示部15は、液晶モニタ等で構成され、各種のデータを表示するとともに、入力部14を操作して各種の情報を入力する際の入力画面を表示する。
次に図2に示す各ブロックの機能について説明する。先ずデータベース11の各管理部について説明する。操作者情報管理部111には、操作者(健診センターや病院のスタッフ)毎のログインIDやパスワード等のログイン情報、及び操作者が所属している部門情報、操作者が保持している権限レベル、資格情報(医師、検査技師、看護士、受付など)等の操作者情報が保管され管理されている。
図3(a)は、操作者情報管理部111に保管された操作者情報の一例を示す図であり、操作者ID、パスワード、権限レベル、資格、氏名、所属部門の情報が保存されている。権限レベルとは、現在ログインしている操作者が保持している権限レベルを表し、図3(b)で示すように、操作者の資格(受付、看護士、検査技師、医師、承認者、管理者)別に設定されたレベルを指し、検査データを登録・変更できる権限レベルを指す。
例えば、検査データを登録・変更して更新する際に、権限レベルをレベル2以上に設定すると、現操作者の権限レベルが2以上であれば、登録・変更が可能になる。図3(b)の例では、看護士以上のレベルを有する操作者は検査データを登録・変更できるが、受付の操作者は登録変更ができない。
検査情報管理部112は、検査の種類や検査毎の管轄部門の情報を保持する。検査情報管理部112には例えば図4で示すように、健診センターで受診可能な検査項目が全て登録されており、検査項目毎に検査コードとその名称、及び管轄部門の情報(図4では番号で示す)等が記録されている。図4の例では、検査項目として身長、体重、白血球数、胸部レントゲンが例示されている。
健診データ管理部113は、検査データ(検査項目に対する受診結果である数値データ)、画像データ、医師の所見情報、受診者情報(氏名、住所、会社、保険情報など)等を含む医用情報を保管する。図5は、健診データ管理部113に保存された医用情報の一例を示し、受診者ID、受診者氏名、検査項目、検査結果、検査コメント、状態、最終発生源、最終更新者、最終更新日時等の情報が保管されている。
尚、図5において「状態」は、検査データの現在の状態を表し、初期状態、編集状態、確定状態のいずれかで表わされる(詳細は後述する)。また「最終発生源」とは、検査データ等を更新した際に、最後にどのような入力方法を用いて情報を入力したかを示すもので、例えば「手入力」、「オンライン」、「ディスク」で表わされている。「手入力」は、入力画面上から操作者が手入力でデータを入力して登録した場合を示し、「オンライン」は、健診システムのコンピュータ端末に検査機器やOCR読み取り機を直接接続し、オンラインで自動的に検査データ等を取り込んで入力した場合を示す。
さらに「ディスク」は、フロッピー(登録商標)ディスク等のディスク媒体から検査結果のデータを取り込んだ場合を示す。即ち、血液検査等の検査設備を自施設で持っていない場合には、外部の検査機関に依頼することになるが、この場合は検査結果がディスク媒体に保存されて戻され、ディスク媒体から検査結果のデータを取り込むことになる。尚、「ディスク」は記憶媒体の代表例を述べたに過ぎずり、CD−ROM等の他の記憶媒体であってもよい。
また最終更新者とは、検査データ等を追加・変更・登録して更新した場合に、最後に更新した操作者を示し、最終更新日時とは、最後に更新したときの日時を示す。
変更履歴管理部114は、検査データの変更履歴の情報を保存し管理する。即ち、故意や過失によるデータの書き換えを防ぐために、全ての受診者の検査データに対して、誰が、何時、どのように変更したかを記録する。具体的には、全ての検査データに対して変更前のデータ内容、登録者、登録日時、変更後のデータ内容、登録者、登録日時情報、また変更タイプ(新規、変更、削除)を記録する。
これにより、後で検査データの追記・書き換え・消去の事実を正しく確認・把握することができる。尚、図5の健診データには、最終更新者の情報と、最終更新日時の情報が含まれているが、これらの情報は、変更履歴管理部114に保管された情報と重複している。
次に情報処理部13の各部の動作を、入力部14からの情報の入力状況に合わせて説明する。ログイン情報入力部141は、健診システムを利用できる操作者を認証するために必要なログイン情報を入力する部分であり、操作者が健診システムにアクセスする際にログイン情報を入力する。ログイン情報はどんなデータでも良く、例えばログインIDやパスワードの文字列や、指紋データ、磁気カード等による認証コード等を入力する。
ログイン情報が入力されると、認証部131では、ログイン情報入力部141から受け取った操作者のログイン情報と、操作者情報管理部111に登録されているログイン情報を比較して正規のユーザであるか否かを確認する。正規のユーザでないと判断された場合には、ログインに失敗した旨が表示部15に表示され、健診システムの利用ができない。
また正規のユーザとして認証された場合には、健診システムを利用できる。この際に、認証に成功した操作者の操作者情報(図3(a)参照)が現在ログイン中の操作者として、操作者権限保持部132に送られる。操作者権限保持部132は、現在ログインしている操作者の操作者情報を保持し、各種権限情報の問い合わせと応答を行う。
一方、データ入力変更部142は、受診者の検査データ等を更新するための部分である。通常は図6のような入力画面を利用して操作者による手入力で検査データ等を登録する。以下、手入力と呼ぶ。図6では、身体計測結果(例えば、身長、体重、体脂肪等)や、視力計測結果(5m、50cm離れた位置での左右の視力)を手入力する場合の入力画面を例示している。
また、手入力以外の入力方法として、健診システムのコンピュータ端末12に検査機器やOCR読み取り機を直接接続し、オンラインで自動的に検査データを入力する方法がある(以下、オンライン取込と呼ぶ)。さらに、血液検査等を外部の検査機関に依頼した場合には、検査結果がディスク媒体に保存されて戻され、ディスク媒体から検査結果のデータを取り込む場合がある(以下、ディスク取込と呼ぶ)。
図7は、ディスク媒体から検査結果のデータを取り込む場合の画面を示している。ちなみにディスク媒体に入っているデータは、受診者のID、検査項目のコード、検査項目に対する結果が組になって、複数の受診者のデータが格納されている。したがって、受診者IDを入力ボックスに入力して、「開く」ボタンを操作することで特定の受診者のデータを開くことができる。またデータの内容を確認して「取込」ボタンを操作することで検査データをコンピュータ端末に取り込むことができる。
検査結果のデータを登録・変更して更新する際には、不正な変更を防ぐためにアクセス権限管理部133によって変更権限の有無を確認する。アクセス権限管理部133では、検査データの登録・変更の際に下記(1)〜(5)の権限チェックを実施する。或いはこの中の一部のチェックを組み合わせて実施しても良い。
(1)操作者権限レベルチェック:
現在ログインしている操作者(現操作者)の保持している権限レベルが有効であるか否かを操作者権限保持部132に問い合わせて確認する。例えば、検査データを登録・変更できる権限レベルがレベル2以上に設定されている場合、図3(b)の例では看護士以上が登録・変更でき、受付の操作者は登録変更ができない。したがって、現操作者の保持する権限レベルが2以上の場合であれば、登録・変更を許可し、権限レベルが2以下であれば登録・変更を許可しない。このチェックにより、権限の満たされない操作者によるデータを登録・更新を防ぐことができ、検査データを安全に管理できる。
(2)部門権限チェック:
現操作者が所属している部門が有効であるか否かを確認する。即ち、検査情報管理部112には、図4で示すように各種検査項目毎に管轄部門が登録されている。したがって、ここでは登録・変更をしようとしている検査項目の管轄部門と現操作者の所属している部門が一致しているか否か判定をする。例えば、胸部レントゲンの検査データを身体計測部門の操作者が変更できないように管理する。また例外的に全ての検査データを登録・変更することができる部門(管理部門)が存在しても良い。このチェックにより、関連のない部門の操作者によるデータの登録・更新を防ぐことができ、検査データを安全に管理できる。
(3)更新権限チェック:
現操作者の保持している権限レベルが、対象検査データに対して有効であるか否か判定する。基本的には上位権限を保持する操作者の入力したデータは、下位権限者の入力したデータよりも優先度が高い。このため、ここでは上位権限者の登録・変更したデータを下位権限者によって変更できないように制御している。
即ち、変更履歴管理部114から対象となる検査データの最終登録者の権限レベルを読み出し、現操作者の権限レベルと比較する。もし最後に登録した操作者の権限よりも現在の操作者の権限が同じまたは高い場合には、その検査データを変更することができる。また現在の操作者の権限レベルが最終登録者の権限レベルよりも低い場合には、その検査データを変更することができない。このチェックにより、下位権限の操作者によるデータの更新を防ぐことができる。
(4)検査データ状態チェック:
検査データの状態と現操作者の権限レベルを比較して、検査データの更新権限有無を確認する。即ち、ここでは検査データの状態を初期状態、編集状態、確定状態の3状態に分類して管理する。初期状態とは、未計測等の理由で検査データが未だ登録されていない状態を意味し、編集状態とは、検査データが登録されている状態で且つ編集可能な状態を意味し、確定状態とは、検査データが登録されている状態で且つそのデータの内容が確定されている状態を意味する。
検査データ等は変更される可能性があるが、最終的にはデータを確定させる必要がある。この状態を確定状態とする。確定状態にするためには、承認レベルの権限を保持する操作者が、登録された検査データを確認し内容が正しければ状態を編集状態から確定状態に変更する。確定状態となったデータは基本的に変更することができない。
図8は、上記の制御を実現するための、操作者の権限と状態遷移の関係を示す図である。一般権限の操作者は、初期状態から編集状態、編集状態から編集状態の状態遷移が可能である。つまり、データの登録・変更が可能である。そして承認権限を保持する操作者のみが検査データを確定状態に遷移させることができる。また、例外的ではあるが、確定状態から編集状態に戻す遷移を、管理権限を有する操作者のみ与える。この制御により確定後のデータ修正を防止し、また検査データの責任の所在を明確に管理することができる。
次にデータ発生源比較部134とデータ変更部135の動作について説明する。データ発生源比較部134は、検査データ等の最終発生源と現在のデータ発生源を比較して更新可能かどうかを判定する。つまりここでは、検査データ等を更新する場合に、その検査データ等がどのような入力方法によって入力されたのか、そのデータ発生源を判断し比較する。またデータ変更部135は、変更可能と判断された場合にデータの変更を行い、登録する。
例えば、体重測定器とコンピュータ端末が繋がれており、オンラインで体重データが取り込まれる仕組みとなっている場合、操作者が受診者の切り替えを間違え、受診者Bが体重測定器に乗っているのに、受診者Aのまま処理したり、検査項目の切り替えを間違えると、誤ったデータ入力が登録される可能性がある。
またディスク取込の際に、既に取り込んでいるデータであるにも拘わらず、誤って再度同じデータを取り込んでしまう場合がある。この際に、データが変更されてしまい正しくないデータが登録される可能性がある。このため、以下のようなチェック処理(チェック1,2)を行う。
チェック1:手入力で登録・更新された検査データに対して、手入力以のデータ発生源による検査データが入力された場合には、変更処理を不可能とする。即ち、変更履歴管理部114から対象の検査データの最終データ発生源を取得し、現在のデータ発生源と比較する。ここで、最終発生源が手入力で、現在のデータ発生源が手入力以外であった場合は、変更不可能とする。また、最終発生源が手入力で、現在のデータ発生源が手入力であれば変更可能とする。さらに、最終発生源が手入力以外で、現在のデータ発生源が手入力であった場合は、変更可能とする。つまり、手入力による入力方法は優先度が高く、更新を優先的に許容する。
チェック2:手入力以外で登録・更新された検査データに対して、データを書き換える場合には、登録処理前に操作者に対して更新の確認作業を行う。即ち、ここでは最終発生源が手入力以外で、現在のデータ発生源も手入力以外のときは、確認画面を表示して登録データの変更が行えるようにする。また、最終発生源が手入力以外で、現在のデータ発生源が手入力以外のときであっても、登録データの変更がない場合は、確認画面の表示はしない。
さらに、未だ検査データが何も登録されていない初期状態のときは、最終発生源の種別(手入力、オンライン取込、ディスク取込)に関係なく登録できるようにする。この制御により、手入力で修正したデータが上書きされて変更されたり、正しいデータが消去されるのを防ぐことができる。
こうして本発明の実施形態に係る医用情報管理装置では、最終のデータ発生源が何であるかを判断し、手入力データの優先度を高くすることによって正しいデータが不所望に上書きされて消去されるのを防ぐことができる。
尚、以上の説明では、システムサーバ10のコンピュータ端末12を用いて各種の医用情報の管理を行う例を述べたが、システムサーバ10のコンピュータ端末12と複数のクライアント端末21,22…を用いて医用情報管理システムを構成することもできる。
即ち、システムサーバ10と複数のクライアント端末21,22…をネットワーク100経由で接続し、クライアント端末21,22…を通して検査データをシステムサーバ10のデータベース11に登録するように構成することができる。この場合は、クライアント端末21,22…にログイン情報入力部141とデータ入力変更部142の機能を備え、システムサーバ10のコンピュータ端末12は、クライアント端末21,22…を操作する操作者の認証や、アクセス権限を管理し、かつクライアント端末21,22…から送られるデータの発生源を監視する機能を備える。
また本発明の実施形態は以上の説明に限定されることなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の医用情報管理装置を説明する健診システムの構成図。 本発明の医用情報管理装置の一実施形態を示すブロック図。 本発明においてデーベースに保存された操作者情報、操作者権限レベルの一例を示す説明図。 本発明においてデーベースに保存された検査情報の一例を示す説明図。 本発明においてデーベースに保存された健診データの一例を示す説明図。 本発明の医用情報管理装置に係る検査データ登録の入力画面の一例を示す説明図。 本発明の医用情報管理装置においてディスク媒体から検査データを取り込む場合の画面の一例を示す説明図。 本発明の医用情報管理装置に係る操作者権限と状態遷移の関係を示す図。
符号の説明
10…システムサーバ
11…データベース
12…コンピュータ端末
13…情報処理部
14…入力部
15…表示部
100…ネットワーク
111…操作者情報管理部
112…検査情報管理部
113…健診データ管理部
114…変更履歴管理部
121…CPU
122…ネットワークインターフェース
131…認証部
132…操作者情報保持部
133…アクセス権限管理部
134…データ発生源比較部
135…データ変更部
141…ログイン情報入力部
142…データ入力変更部
21,22…クライアント端末
31,32…検査システム

Claims (9)

  1. 医用情報を保管するデータベースと、前記データベースにアクセスして前記医用情報の更新入力が可能なコンピュータ端末とを有し、
    前記コンピュータ端末は、前記データベースにアクセスして前記医用情報の更新を行う際に、複数の入力方法で入力される情報によって更新可能であって、
    前記データベースに保管されている医用情報の最終入力方法と更新時の医用情報の入力方法を比較して、前記複数の入力方法にそれぞれ設定された優先度をもとに前記医用情報の更新の可否判断を行う比較部と、
    前記比較部による前記医用情報の更新の可否判断をもとに、前記最終入力方法と同等もしくは優先度の高い入力方法によって医用情報が入力された場合に更新を許容するデータ変更部と、を具備したことを特徴とする医用情報管理装置。
  2. 前記比較部は、前記更新時に入力された医用情報が操作者の手入力によるものか、或いは手入力以外によるものかを判断し、前記データ変更部は、前記手入力による医用情報の更新を優先的に許容することを特徴とする請求項1記載の医用情報管理装置。
  3. 前記コンピュータ端末は、操作者が前記データベースにアクセスして前記医用情報の更新を行う際に前記操作者の認証を行うとともに、予め設定した権限レベルを有する操作者に対してのみ前記医用情報の更新入力を許容するアクセス権限管理部を有することを特徴とする請求項1記載の医用情報管理装置。
  4. 前記アクセス権限管理部は、操作者が前記データベースにアクセスして前記医用情報の更新を行う際に前記権限レベルをチェックし、前記操作者よりも上位の権限レベルを有する操作者が編集又は登録した医用情報に対しては更新を拒否することを特徴とする請求項3記載の医用情報管理装置。
  5. 前記コンピュータ端末は、操作者が前記データベースにアクセスして前記医用情報の更新を行った場合に、前記医用情報の変更履歴を保管する変更履歴管理部を有することを特徴とする請求項1記載の医用情報管理装置。
  6. データベースに保管された医用情報を管理するコンピュータ端末と、前記コンピュータ端末にネットワークを介してアクセスし、複数の入力方法で入力される情報によって前記医用情報の更新入力が可能なクライアント端末とを有する医用情報管理システムであって、
    前記コンピュータ端末は、前記医用情報の更新入力が行われた際に前記データベースに保管された医用情報の最終入力方法と前記更新時の情報の入力方法とを比較して、前記複数の入力方法にそれぞれ設定された優先度をもとに前記医用情報の更新の可否判断を行う比較部と、
    前記比較部による前記医用情報の更新の可否判断をもとに、前記最終入力方法と同等もしくは優先度の高い入力方法によって医用情報が入力された場合に更新を許容するデータ変更部と、を具備したことを特徴とする医用情報管理システム。
  7. 前記比較部は、前記更新時の医用情報の入力方法が操作者の手入力によるものか、或いは手入力以外の方法によるものかを判断し、前記データ変更部は、前記手入力による医用情報の更新を優先的に許容することを特徴とする請求項6記載の医用情報管理システム。
  8. 前記コンピュータ端末は、前記データベースの医用情報を更新する際に、更新の操作者の認証を行うとともに、予め設定した権限レベルを有する操作者に対してのみ前記医用情報の更新入力を許容するアクセス権限管理部を有することを特徴とする請求項6記載の医用情報管理システム。
  9. 前記コンピュータ端末は、前記データベースの医用情報が更新された場合に、前記医用情報の変更履歴を保管する変更履歴管理部を有することを特徴とする請求項6記載の医用情報管理システム。
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