JP4894621B2 - 患者取違防止システム、患者取違防止方法、患者取違防止プログラム及び認証システム - Google Patents
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Description
図2で、遺伝子情報関連データベース106の例を示す。遺伝子情報関連データベース106は、生成値テーブル200と、ハッシュテーブル210と、電子割符テーブル220で構成される。生成値テーブル200は、遺伝子解析情報から生成されたハッシュ値や電子割符を格納するテーブルで、インデックス201と、ハッシュ関数202と、ハッシュ値203と、電子割符関数204と、電子割符C205で構成される。インデックス201は、遺伝子解析情報を取得する度に振られる数値で、遺伝子解析情報に対して一意であり、遺伝子解析情報を識別するためのIDである。ここで遺伝子解析情報とは、例えばSNP(Single Nucleotide Polymorphism)タイピングによって得られたA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種類の塩基の配列情報であり、これによって個人を識別できる。ハッシュ関数202は、前記遺伝子解析情報からハッシュ値203を取得するために使用した関数で、ハッシュテーブル210に格納されている関数の何れかを示す。ハッシュ値203は、ハッシュ値演算部101がハッシュ関数202で演算して得られた前記遺伝子解析情報のハッシュ値を示す。電子割符関数204は、ハッシュ値203から三つの電子割符(そのうちの一つは電子割符C205)を生成するために使用した関数で、電子割符テーブル220に格納されている関数の何れかを示す。電子割符C205は、ハッシュ値203から電子割符生成部102が生成した電子割符の一つであり、RFタグ131のユニークID132である電子割符Aと、RFタグ121のユーザエリア123に格納される電子割符Bと組になる電子割符である。ハッシュテーブル210は、ハッシュ関数211と、アドレス212で構成される。ハッシュ関数211は、前記遺伝子解析情報からハッシュ値を取得するための関数の名称である。アドレス212は、ハッシュ関数211の実際のプログラムを格納しているHDDやメモリなどの適宜な記憶装置のアドレスを示す。電子割符テーブル220は、電子割符関数221と、アドレス222で構成される。電子割符関数221は、ハッシュ値203から電子割符の生成や、RFタグ121やRFタグ131に格納されている電子割符からハッシュ値の復元を行う関数の名称である。アドレス222は、電子割符関数221の実際のプログラムを格納しているHDDやメモリなどの適宜な記憶装置のアドレスを示す。なお、本実施の形態では3-out-of-3分散方式(情報を三つの電子割符に分割し、情報を復元するためには三つの電子割符全てが必要な方式)で電子割符を生成・復元するものとする。
また、本実施の例では、患者120の遺伝情報を遺伝子情報解析部145で解析することとしたが、患者120からいつでも抽出できて患者120を特定できる生体情報(指紋情報、静脈情報、虹彩情報、声紋情報など)から解析情報を取得することとしても良い。
また、本実施の例では、遺伝子解析情報からハッシュ値を演算し、ハッシュ値から電子割符を生成することとしたが、遺伝子解析情報から電子割符を生成することとしても良い。
また、本実施の例では、患者120のRFタグ121のユーザエリア123に電子割符Bを格納することとしたが、電子割符Bをユーザエリア123に格納せずに遺伝子情報処理センタ100のデータベースにユニークID122と紐付けてから格納し、医療機関140のRFタグ発行・読取部144でユニークID122を読み取った際に、ユニークID122をキーに前記データベースを検索して前記電子割符Bを取得することとしても良い。
また、本実施の例では、より強固なセキュリティを実現するために三つの電子割符を使用し、そのうちの一つ(電子割符C)を遺伝子情報処理センタ100の遺伝子情報関連データベース106の生成値テーブル200の電子割符C205に格納することとしたが、三つの電子割符を生成する代わりに2-out-of-2分散方式により二つの電子割符(電子割符A、電子割符B)を生成して、容器130のRFタグ131のユニークID132を前記電子割符Aとし、ユーザエリア133と患者120のRFタグ121のユーザエリア123に前記電子割符Bをそれぞれ格納し、電子割符C205には電子割符を格納しないとこととしても良い。
また、本実施の例では、電子割符を生成せずに、遺伝子情報処理センタ100の遺伝子情報関連データベース106の生成値テーブル200のハッシュ値203と容器130のRFタグ131のユニークID132の紐付け情報を遺伝子情報処理センタ100のデータベースに格納しておき、患者120の本人認証の際に、患者の再採取細胞の遺伝子解析情報から演算したハッシュ値と、ユニークID132に紐付いているハッシュ値203を比較することとしても良い。
101 ハッシュ値演算部
102 電子割符生成部
103 電子割符復元部
104 本人認証部
105 入出力部
106 遺伝子情報関連データベース
107 プログラム
108 メモリ
109 制御部
110 通信部
120 患者
121 (患者の)RFタグ
130 容器
131 (容器の)RFタグ
140 医療機関
141 通信部
142 出力部
143 属性データベース
144 RFタグ発行・読取部
145 遺伝子情報解析部
146 認証結果表示部
147 プログラム
148 メモリ
149 制御部
Claims (13)
- 遺伝子解析情報に基づいた電子割符の生成と前記電子割符を用いた本人認証を行う患者取違防止システムにおける本人認証方法であって、
前記患者取違防止システムは、遺伝子情報解析部と電子割符生成部とRFタグ発行部とRFタグ読取部と電子割符復元部と本人認証部と認証結果表示部と、を有し、
前記電子割符の生成については、
前記遺伝子情報解析部が、患者の遺伝子情報を解析し遺伝子解析情報を生成するステップと
前記電子割符生成部が、前記遺伝子解析情報を用いて三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成し、生成された前記三種類のうち第三の電子割符については前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号と当該電子割符関数とともに生成値テーブルに格納するステップと、
前記RFタグ発行部が、生成された前記三種類の電子割符のうち第一の電子割符と第二の電子割符と前記インデックス番号は前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、前記第二の電子割符は前記患者に付与するRFタグに格納するステップと、
を有し、
前記本人認証については、
前記患者が所有する前記RFタグを利用して前記本人認証をおこなう場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号を、前記患者に付与されたRFタグから第二の電子割符を各々読み出すステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符と前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理して遺伝子解析情報を復元するステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記遺伝子解析情報と前記電子割符の生成に用いた前記遺伝子解析情報が一致するか否かを判断するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を有し、
前記患者が所有する前記RFタグを用いずに前記本人認証を行う場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号および第二の電子割符を読み取るステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符及び前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理して遺伝子解析情報を復元するステップと、
前記遺伝子情報解析部が、前記患者から新たに採取した生体物質に基づき新たな遺伝子解析情報を取得するステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記遺伝子解析情報と前記新たな遺伝子解析情報が一致するか否かを判断するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を有することを特徴とした本人認証方法。 - 遺伝子解析情報に基づいた電子割符の生成と前記電子割符を用いた本人認証を行う患者取違防止システムにおける本人認証方法であって、
前記患者取違防止システムは、遺伝子情報解析部とハッシュ値演算部と電子割符生成部とRFタグ発行部とRFタグ読取部と電子割符復元部と本人認証部と認証結果表示部と、を有し、
前記電子割符の生成については、
前記遺伝子情報解析部が、患者の遺伝子情報を解析し遺伝子解析情報を生成するステップと
前記ハッシュ値演算部が、前記遺伝子解析情報からハッシュ値を得るステップと、
前記電子割符生成部が、前記ハッシュ値を用いて三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成し、生成された前記三種類のうち第三の電子割符については当該遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号と当該ハッシュ値と当該電子割符関数とともに生成値テーブルに格納するステップと、
前記RFタグ発行部が、生成された前記三種類の電子割符のうち第一の電子割符と第二の電子割符と前記インデックス番号は前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、前記第二の電子割符は前記患者に付与するRFタグに格納するステップと、
を有し、
前記本人認証については、
前記患者が所有する前記RFタグを利用して前記本人認証をおこなう場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号を、前記患者に付与されたRFタグから第二の電子割符を各々読み出すステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第一の電子割符と前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理してハッシュ値を復元するステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記ハッシュ値と前記電子割符の生成に用いた前記ハッシュ値が一致するか否かを判断するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を有し、
前記患者が所有する前記RFタグを用いずに前記本人認証を行う場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号および第二の電子割符を読み取るステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符及び前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理してハッシュ値を復元するステップと、
前記遺伝子情報解析部が、前記患者から新たに採取した生体物質に基づき新たな遺伝子解析情報を取得するステップと、
前記ハッシュ値演算部が、前記生成値テーブルから当該インデックス番号と関連付けて格納された当該ハッシュ関数を用いて当該遺伝子解析情報から新たなハッシュ値を得るステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記ハッシュ値と前記新たなハッシュ値が一致するか否かを認証するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を有することを特徴とした本人認証方法。 - 請求項1または請求項2に係る本人認証方法であって、
前記患者取違防止システムは、前記格納容器に格納された前記患者から採取した生体物質に関する情報を登録した生体物質情報テーブルを有し、
前記電子割符の生成において、
前記RFタグ発行部が、生体物質を格納した前記格納容器を一意に特定するユニークIDを前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、
前記本人認証については、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから前記ユニークIDを読み取り、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証に成功した場合、前記生体物質情報テーブルから前記ユニークIDを有するレコードを抽出し、前記認証の結果とあわせて当該レコードの情報を表示すること、
を特徴とする本人認証方法。 - 請求項3に係る本人認証方法であって、
前記遺伝子解析情報をもとに三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成する際に、
前記電子割符生成部は、前記第一の電子割符が前記ユニークIDの値となる電子割符関数を用いて、前記三種類の電子割符を生成すること、
を特徴とする本人認証方法。 - 請求項4に係る本人認証方法であって、
前記患者の前記遺伝子情報解析情報に替えて、当該患者の生体情報を用いること、
を特徴とする本人認証方法。 - 遺伝子解析情報に基づいた電子割符の生成と前記電子割符を用いた本人認証を行う患者取違防止システムであって、
前記電子割符の生成については、
患者の遺伝子情報を解析し遺伝子解析情報を生成する遺伝子情報解析手段と、
前記遺伝子解析情報を用いて三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成し、生成された前記三種類のうち第三の電子割符については前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号と当該電子割符関数とともに生成値テーブルに格納する電子割符生成手段と、
生成された前記三種類の電子割符のうち第一の電子割符と第二の電子割符と前記インデックス番号は前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、前記第二の電子割符は前記患者に付与するRFタグに格納するRFタグ発行手段と、
を有し、
前記本人認証については、
前記患者が所有する前記RFタグを利用して前記本人認証をおこなう場合は、
前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号を、前記患者に付与されたRFタグから第二の電子割符を各々読み出すRFタグ読取手段と、
前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符と前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理して遺伝子解析情報を復元する電子割符復元手段と、
前記電子割符復元手段により復元された前記遺伝子解析情報と前記電子割符の生成に用いた前記遺伝子解析情報が一致するか否かを判断する本人認証手段と、
前記本人認証手段での認証結果を表示する認証結果表示手段と、
を有し、
前記患者が所有する前記RFタグを用いずに前記本人認証を行う場合は、
前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号および第二の電子割符を読み取る前記RFタグ読取手段と、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符及び前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理して遺伝子解析情報を復元する前記電子割符復元手段と、
前記患者から新たに採取した生体物質に基づき新たな遺伝子解析情報を取得する前記遺伝子情報解析手段と、
前記電子割符復元手段により復元された前記遺伝子解析情報と前記新たな遺伝子解析情報が一致するか否かを判断する前記本人認証手段と、
前記本人認手段での認証結果を表示する前記認証結果表示手段と、
を有することを特徴とした患者取違防止システム。 - 遺伝子解析情報に基づいた電子割符の生成と前記電子割符を用いた本人認証を行う患者取違防止システムであって、
前記電子割符の生成については、
患者の遺伝子情報を解析し遺伝子解析情報を生成する遺伝子情報解析手段と、
前記遺伝子解析情報からハッシュ値を得るハッシュ値演算手段と、
前記ハッシュ値を用いて三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成し、生成された前記三種類のうち第三の電子割符については当該遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号と当該ハッシュ値と当該電子割符関数とともに生成値テーブルに格納する電子割符生成手段と、
生成された前記三種類の電子割符のうち第一の電子割符と第二の電子割符と前記インデックス番号は前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、前記第二の電子割符は前記患者に付与するRFタグに格納するRFタグ発行部手段と、
を有し、
前記本人認証については、
前記患者が所有する前記RFタグを利用して前記本人認証をおこなう場合は、
前前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号を、前記患者に付与されたRFタグから第二の電子割符を各々読み出すRFタグ読取部手段と、
前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第一の電子割符と前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理してハッシュ値を復元する電子割符復元手段と、
前記電子割符復元部により復元された前記ハッシュ値と前記電子割符の生成に用いた前記ハッシュ値が一致するか否かを判断する本人認証手段と、
前記本人認証手段での認証結果を表示する認証結果表示手段と、
を有し、
前記患者が所有する前記RFタグを用いずに前記本人認証を行う場合は、
前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号および第二の電子割符を読み取る前記RFタグ読取手段と、
前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符及び前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理してハッシュ値を復元する前記電子割符復元手段と、
前記患者から新たに採取した生体物質に基づき新たな遺伝子解析情報を取得する前記遺伝子情報解析手段と、
前記生成値テーブルから当該インデックス番号と関連付けて格納された当該ハッシュ関数を用いて当該遺伝子解析情報から新たなハッシュ値を得る前記ハッシュ値演算手段と、
電子割符復元手段により復元された前記ハッシュ値と前記新たなハッシュ値が一致するか否かを認証する前記本人認証手段と、
前記本人認証部での認証結果を表示する前記認証結果表示手段と、
を有することを特徴とした患者取違防止システム。 - 請求項6または請求項7に係る患者取違防止システムであって、
前記患者取違防止システムは、前記格納容器に格納された前記患者から採取した生体物質に関する情報を登録した生体物質情報テーブルを有し、
前記電子割符の生成において、
前記RFタグ発行部手段は、生体物質を格納した前記格納容器を一意に特定するユニークIDを前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、
前記本人認証において、
前記RFタグ読取手段は、前記格納容器に付与されたRFタグから前記ユニークIDを読み取り、
前記認証結果表示手段は、前記本人認証手段での認証に成功した場合、前記生体物質情報テーブルから前記ユニークIDを有するレコードを抽出し、前記認証の結果とあわせて当該レコードの情報を表示すると、
を特徴とする患者取違防止システム。 - 請求項8に係る患者取違防止システムであって、
前記遺伝子解析情報をもとに三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成する際に、
前記電子割符生成手段は、前記第一の電子割符が前記ユニークIDの値となる電子割符関数を用いて、前記三種類の電子割符を生成すること、
を特徴とする患者取違防止システム。 - 請求項9に係る患者取違防止システムであって、
前記患者の前記遺伝子情報解析情報に替えて、当該患者の生体情報を用いること、
を特徴とする患者取違防止システム。 - 遺伝子解析情報に基づいた電子割符の生成と前記電子割符を用いた本人認証を行う患者取違防止システムにおけるプログラムであって、
前記患者取違防止システムは、遺伝子情報解析部と電子割符生成部とRFタグ発行部とRFタグ読取部と電子割符復元部と本人認証部と認証結果表示部と、を有し、
前記電子割符の生成については、
前記遺伝子情報解析部が、患者の遺伝子情報を解析し遺伝子解析情報を生成するステップと
前記電子割符生成部が、前記遺伝子解析情報を用いて三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成し、生成された前記三種類のうち第三の電子割符については前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号と当該電子割符関数とともに生成値テーブルに格納するステップと、
前記RFタグ発行部が、生成された前記三種類の電子割符のうち第一の電子割符と第二の電子割符と前記インデックス番号は前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、前記第二の電子割符は前記患者に付与するRFタグに格納するステップと、
を有し、
前記本人認証については、
前記患者が所有する前記RFタグを利用して前記本人認証をおこなう場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号を、前記患者に付与されたRFタグから第二の電子割符を各々読み出すステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符と前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理して遺伝子解析情報を復元するステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記遺伝子解析情報と前記電子割符の生成に用いた前記遺伝子解析情報が一致するか否かを判断するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を、
前記患者が所有する前記RFタグを用いずに前記本人認証を行う場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号および第二の電子割符を読み取るステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符及び前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理して遺伝子解析情報を復元するステップと、
前記遺伝子情報解析部が、前記患者から新たに採取した生体物質に基づき新たな遺伝子解析情報を取得するステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記遺伝子解析情報と前記新たな遺伝子解析情報が一致するか否かを判断するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を、前記患者取違防止システムに実行させるためのプログラム。 - 遺伝子解析情報に基づいた電子割符の生成と前記電子割符を用いた本人認証を行う患者取違防止システムにおけるプログラムであって、
前記患者取違防止システムは、遺伝子情報解析部とハッシュ値演算部と電子割符生成部とRFタグ発行部とRFタグ読取部と電子割符復元部と本人認証部と認証結果表示部と、を有し、
前記電子割符の生成については、
前記遺伝子情報解析部が、患者の遺伝子情報を解析し遺伝子解析情報を生成するステップと
ハッシュ値演算部が、前記遺伝子解析情報からハッシュ値を得るステップと、
前記電子割符生成部が、前記ハッシュ値を用いて三種類の電子割符を電子割符関数を用いて生成し、生成された前記三種類のうち第三の電子割符については当該遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号と当該ハッシュ値と当該電子割符関数とともに生成値テーブルに格納するステップと、
前記RFタグ発行部が、生成された前記三種類の電子割符のうち第一の電子割符と第二の電子割符と前記インデックス番号は前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納し、前記第二の電子割符は前記患者に付与するRFタグに格納するステップと、
を有し、
前記本人認証については、
前記患者が所有する前記RFタグを利用して前記本人認証をおこなう場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号を、前記患者に付与されたRFタグから第二の電子割符を各々読み出すステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第一の電子割符と前記患者に付与されたRFタグからから読み出した前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理してハッシュ値を復元するステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記ハッシュ値と前記電子割符の生成に用いた前記ハッシュ値が一致するか否かを判断するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を、
前記患者が所有する前記RFタグを用いずに前記本人認証を行う場合は、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから第一の電子割符と前記遺伝子解析情報に割り振られたインデックス番号および第二の電子割符を読み取るステップと、
前記電子割符復元部が、前記生成値テーブルから前記格納容器に付与されたRFタグから読み取られた前記インデックス番号と関連付けて格納された第三の電子割符と電子割符関数を取得し、前記患者に付与されたRFタグから読み出した前記第一の電子割符及び前記第二の電子割符と当該第三の電子割符を当該電子割符関数で処理してハッシュ値を復元するステップと、
前記遺伝子情報解析部が、前記患者から新たに採取した生体物質に基づき新たな遺伝子解析情報を取得するステップと、
前記ハッシュ値演算部が、前記生成値テーブルから当該インデックス番号と関連付けて格納された当該ハッシュ関数を用いて当該遺伝子解析情報から新たなハッシュ値を得るステップと、
前記本人認証部が、前記電子割符復元部により復元された前記ハッシュ値と前記新たなハッシュ値が一致するか否かを認証するステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証結果を表示するステップと、
を、前記患者取違防止システムに実行させるためのプログラム。 - 請求項11または請求項12に係るプログラムであって、
前記患者取違防止システムは、前記格納容器に格納された前記患者から採取した生体物質に関する情報を登録した生体物質情報テーブルを有し、
前記電子割符の生成については、
前記RFタグ発行部が、生体物質を格納した前記格納容器を一意に特定するユニークIDを前記患者から採取した生体物質の格納容器に付与するRFタグに格納するステップと、
前記本人認証については、
前記RFタグ読取部が、前記格納容器に付与されたRFタグから前記ユニークIDを読み取るステップと、
前記認証結果表示部が、前記本人認証部での認証に成功した場合、前記生体物質情報テーブルから前記ユニークIDを有するレコードを抽出し、前記認証の結果とあわせて当該レコードの情報を表示するステップと、
を、前記患者取違防止システムに実行させるためのプログラム。
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