JP2006180875A - カルボキシル基への糖転移方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カルボン酸の配糖化方法であって、カルボン酸と、グルコースドナーとに水溶液中のスクロースホスホリラーゼを作用させて、カルボン酸配糖体を得る工程を包含し、作用開始時の該水溶液のpHが、該スクロースホスホリラーゼがハイドロキノンにグルコースを結合させる反応における至適pHよりも酸性側のpHである、方法が提供される。カルボン酸のカルボキシル基と、グルコースの1位、2位、3位または4位のOH基とがエステル結合したカルボン酸配糖体であって、ただし、1位にβ結合した化合物ではない配糖体もまた提供される。
【選択図】なし
Description
i:糖または糖残基にさらに糖を転移させる反応(例えば、CGTaseによる配糖化(例えば、酵素処理ヘスペリジン));
ii:アルコール性のOHに糖を転移させる反応(例えば、α−グルコシダーゼによる配糖化(例えば、α−エチルグルコサイド));
iii:フェノール性のOHに糖を転移させる反応(例えば、転移型α−アミラーゼまたはスクロースホスホリラーゼによる配糖化(例えば、α−アルブチン))。
(2)スクロース + Acp = Glc − Acp + Fru
(G1P:グルコース−1−リン酸;Acp:水酸基を有するアクセプター;Glc:グルコース;Pi:無機リン酸:Fru:フルクトース)。
mutans、Streptococcus pneumoniae、Streptococcus sorbinus、Streptococcus mitis、Leuconostoc mesenteroides、Oenococcus oeni、Bifidobacterium longum、Agrobacterium vitis、Pseudomonas saccharophila、Pseudomonas putrefaciens、Escherichia coli、Listeria innocua、Clostridium pasteurianum、Acetobacter xylinum、Pullularia pullulans、Lactobacillus acidophilusおよびListeria monocytogenesからなる群より選択される細菌由来であり得る。
mutansまたはLeuconostoc mesenteroidesに由来し得る。
(1)分子内にカルボキシル基を1つ含み、一般式R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2n+1またはCnH2n−1であり、nは、1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(2)分子内にカルボキシル基を1〜3つ含み、かつ水酸基を1〜4つ含む、ヒドロキシ酸;
(3)分子内にカルボキシル基を2つ含み、一般式HOOC−R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2nであり、nは1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(4)アミノ酸;
(5)1つ以上のカルボキシル基で置換された芳香族炭化水素;ならびに
(6)分子中にヘテロ環を含むカルボン酸
からなる群より選択され得る。
(1)分子内にカルボキシル基を1つ含み、一般式R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2n+1またはCnH2n−1であり、nは、1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(2)分子内にカルボキシル基を1〜3つ含み、かつ水酸基を1〜4つ含む、ヒドロキシ酸;
(3)分子内にカルボキシル基を2つ含み、一般式HOOC−R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2nであり、nは1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(4)アミノ酸;
(5)1つ以上のカルボキシル基で置換された芳香族炭化水素;ならびに
(6)分子中にヘテロ環を含むカルボン酸
からなる群より選択され得る。
(1)安定性を向上させる;
(2)溶解性を向上させることにより、生体吸収性を向上できる;
(3)味およびにおいがマイルドになる;
(4)配糖体が共存することによってアクセプターおよびアクセプターと構造が類似の化合物の溶解度も向上するという、可溶化効果が得られる;
(5)刺激性および毒性を低下させる。
(1)化学合成のような繁雑なステップを踏まずに簡便に合成できるため、製造が容易である。製造が容易であることから、コストメリットも得られる;
(2)揮発性の高い有機溶媒を使用せずに製造可能であるので、安全面およびコスト面で有利である;
(3)有機溶媒を使用せずに合成できるので、食品に使用できる可能性がある;ならびに
(4)陰イオン交換樹脂を用いることにより、煩雑なステップを踏まずに1ステップでカルボン酸配糖体とカルボン酸とを容易に分離できるため、精製のコストが安い。
本明細書中では、カルボン酸配糖体とは、カルボン酸のカルボキシル基と、グルコースの1位、2位、3位または4位のOH基とがエステル結合した化合物をいう。本発明のカルボン酸配糖体においては、好ましくはグルコースがα結合しており、より好ましくはグルコースの1位でα結合している。本発明のカルボン酸配糖体は、1位にβ結合した化合物ではない。本発明のカルボン酸配糖体においては、カルボキシル基は、グルコース中の1位、2位、3位および4位のうちの任意の位置のOH基とエステル結合している。好ましくは、1位においてエステル結合している。
(1)分子内にカルボキシル基を1つ含み、一般式R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2n+1またはCnH2n−1であり、nは、1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(2)分子内にカルボキシル基を1〜3つ含み、かつ水酸基を1〜4つ含む、ヒドロキシ酸;
(3)分子内にカルボキシル基を2つ含み、一般式HOOC−R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2nであり、nは1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(4)アミノ酸;
(5)1つ以上のカルボキシル基で置換された芳香族炭化水素;ならびに
(6)分子中にヘテロ環を含むカルボン酸
からなる群より選択されるカルボン酸と、グルコース残基とが結合したカルボン酸配糖体であり得る。
本発明のカルボン酸配糖体を作製するために用いられるカルボン酸は、任意のカルボン酸であり得る。
(1)分子内にカルボキシル基を1つ含み、一般式R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2n+1またはCnH2n−1であり、nは、1以上の任意の整数であり、好ましくは1〜50、より好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜5である、カルボン酸;
(2)分子内にカルボキシル基を1〜3つ含み、かつ水酸基を1〜4つ含む、ヒドロキシ酸;
(3)分子内にカルボキシル基を2つ含み、一般式HOOC−R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2nであり、nは1以上の任意の整数であり、好ましくは1〜50、より好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜5である、カルボン酸;
(4)アミノ酸;
(5)1つ以上のカルボキシル基で置換された芳香族炭化水素;ならびに
(6)分子中にヘテロ環を含むカルボン酸
からなる群より選択されるカルボン酸であり得る。
本明細書において、グルコースドナーとは、スクロースホスホリラーゼによって触媒される反応においてカルボン酸にグルコースを供与し得る化合物をいう。グルコースドナーの例としては、スクロース、グルコース−1−リン酸およびグルコース−1−フルオリドが挙げられる。
本明細書において「スクロースホスホリラーゼ」および「SP」は特に示さない限り互換可能に用いられ、スクロースホスホリラーゼ活性を有する酵素を意味する。スクロースホスホリラーゼは、EC.2.4.1.7に分類される。スクロースホスホリラーゼによって触媒される反応は、次式により示される:
(1)G1P + Acp = Glc−Acp + Pi ;および
(2)スクロース + Acp = Glc−Acp + Fru
(G1P:グルコース−1−リン酸;Acp:水酸基を有するアクセプター)。
Spacies J.Biochem.92:1173−1177)。本明細書では配列の同一性は、GENETYX−WIN Ver.4.0のマキシマムマッチングをMatches=−1;Mismatches=1;Gaps=1;*N+=2の条件で用いて算出される。
Ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY、別冊実験医学「遺伝子導入&発現解析実験法」羊土社、1997などに記載される。
本発明の方法は、カルボン酸の配糖化方法(すなわち、カルボン酸配糖体の製造方法)である。本発明の方法は、カルボン酸と、グルコースドナーとに水溶液中のスクロースホスホリラーゼを作用させて、カルボン酸配糖体を得る工程を包含し、作用開始時の該水溶液のpHは、このスクロースホスホリラーゼがハイドロキノンにグルコースを結合させる反応における至適pHよりも酸性側のpHであり、好ましくは1.0〜7.4であり、より好ましくは3.0〜7.0である。
カルボン酸が配糖化されたことは、当該分野で公知の方法により確認され得る。反応後の溶液中に、カルボン酸およびグルコースと異なる生成物が生成していることは、例えば、基質のカルボン酸、グルコースおよび反応後の溶液をHPLCまたは薄層クロマトグラフィーによって分析し、基質のカルボン酸のピークおよびグルコースのピークとは異なるピークが出現したことを確認することにより、簡便に確認され得る。
本発明の食品および食品添加物は、本発明のカルボン酸配糖体を含む。この配糖体は、体内に入ると消化酵素(例えば、グルコシダーゼなど)などの働きにより糖の部分が脱離した化合物(すなわち、基質として用いたカルボン酸)に戻り、体内で所定の作用を奏する。食品は、任意の食品であり得る。食品添加物は任意の食品添加物であり得る。食品および食品添加物は、固体であっても、半固体であっても、液体であってもよいが、好ましくは液体である。食品は、好ましくは、健康食品であり、より好ましくは健康飲料であるが、これらに限定されず、冷菓(例えば、アイスクリーム、アイスミルク、氷菓など)、嗜好性飲料(例えば、清涼飲料、炭酸飲料(サイダー、ラムネ等)、薬味飲料、アルコール性飲料、粉末ジュースなど)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム、バター、マーガリン、チーズ、ホイップクリーム等)、菓子類(例えば、洋菓子、和菓子、スナック菓子等、例えば、あんこ、羊羹、饅頭、チョコレート、ガム、ゼリー、寒天、杏仁豆腐、ケーキ、カステラ、クッキー、煎餅、スナック菓子等)、パン、餅、水産煉製品(蒲鉾、ちくわ等)、畜肉加工品(ソーセージ、ハム等)、果実加工品(ジャム、マーマレード、果実ソース等)、調味料(ドレッシング、マヨネーズ、味噌等)、麺類(うどん、そば等)、漬物、および蓄肉、魚肉、果実の瓶詰、缶詰類などであり得る。食品添加物とは、食品の製造の過程においてまたは食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物をいう。食品添加物は好ましくは、保存料、酸化防止剤、着色料、調味料、強化剤、製造用剤、増粘安定剤、苦味料、酸味料、光沢剤などとして添加される食品添加剤である。
本発明の医薬品および医薬部外品は、本発明のカルボン酸配糖体を含む。医薬品および医薬部外品は、薬理作用が公知であってカルボキシル基を有する化合物を原料として、本発明の方法により合成され得る。この配糖体は、体内に入ると消化酵素(例えば、グルコシダーゼなど)などの働きにより糖の部分が脱離した化合物に戻り、体内で所定の薬理作用を奏する。医薬品は、固体であっても、半固体であっても、液体であってもよいが、好ましくは液体である。
本発明の化粧品は、本発明のカルボン酸配糖体を含む。化粧品に含まれるカルボン酸配糖体は、化粧品の成分として有効な作用を有することが公知であってカルボキシル基を有する化合物を原料として、本発明の方法により合成され得る。この配糖体は、配糖体の形態で作用するか、または皮膚表面から吸収された後もしくは皮膚表面で糖の部分が脱離した化合物に戻った形態で作用するかのいずれかにより、身体に対して所定の作用を奏する。化粧品の例としては、化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、口紅、リップクリーム、メイクアップベースローション、メイクアップベースクリーム、ファンデーション、アイカラー、チークカラーが挙げられる。化粧品は、固体であっても、半固体であっても、液体であってもよいが、好ましくは液体である。
本発明のカルボン酸配糖体は、他の種々の用途に用いられ得る。このような用途の例としては、化粧品以外の皮膚外用剤が挙げられる。このような皮膚外用剤の例としては、例えば、養毛剤、育毛剤、シャンプー、リンス、ヘアーリキッド、ヘアートニック、パーマネントウェーブ剤、ヘアカラー、トリートメント、浴用剤、ハンドクリーム、レッグクリーム、ネッククリーム、ボディローションなどが挙げられる。本発明のカルボン酸配糖体を含む皮膚外用剤は、当業者に公知の方法に従って調製され得る。
スクロース200mgと酢酸10μlを1mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ50単位(1単位は25℃、1分間当り1μモルのスクロースをグルコース−1−リン酸へ変換する酵素量)を加えこの混合液を40℃にて、16時間反応させた。
プレート:シリカゲル60
移動相:アセトニトリル/水=85/15
検出:硫酸/メタノール=1/1をプレートに噴霧し、130℃で3分間加熱することにより、試料中の有機物を炭化して発色させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=80/20/0.3
検出波長:215nm。
1M 酢酸ナトリウムバッファー(pH 4.0)12ml、40%スクロース溶液15ml、水3mlを混合した溶液にSP活性1500単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液0.6mlを加え、この混合液を37℃で10時間反応させた。
安息香酸0.4gおよびスクロース20gを90mlの蒸留水に溶解し、5N NaOHでpH4.2に調整した。この溶液にSP活性100単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液10mlを添加した後、上記溶液を37℃において6時間反応させた。
安息香酸ナトリウム0.4gおよびスクロース6gを19mlの蒸留水に溶解し、5N HClでpH4.6に調整した。この溶液にSP活性3000単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液1mlを添加した後、上記溶液を37℃において48時間反応させた。なお反応の進行に伴いpHの上昇が起きることから、5N HClを用いて反応液のpHが4.8を超えないように調整を行った。
安息香酸ナトリウム0.4gおよびスクロース6gを19mlの蒸留水に溶解し、5N HClでpH4.0に調整した。この溶液にSP活性3000単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液1mlを添加した後、上記溶液を37℃において24時間反応させた。なお反応が進行することによってpHの上昇が起き、それに伴い配糖化効率が減少することから、5N HClを用いて反応液のpHが4.5を超えないように調整を行った。その結果、配糖化率約70%の高効率で安息香酸配糖体を作製することができた。それゆえ、反応液のpHを低く維持することにより、高い配糖化率を得ることができることが確認された。
安息香酸ナトリウム0.4gおよびスクロース4gを20mlの蒸留水に溶解し、1N
HClでpH4.8に調整した。この溶液にSP活性2700単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液0.8mlを添加した。上記溶液を40℃において1時間反応させた。反応液の分析はTLCについては実施例1と同じ条件で、HPLCについては検出波長が280nmである以外は実施例1と同じ条件で分析を行った結果、安息香酸配糖体が生成されたことが確認された。
安息香酸ナトリウム0.4gおよびスクロース6gを20mlの蒸留水に溶解し、5N HClでpH4.6に調整した。この溶液にSP活性2700単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液0.8mlを添加した後、上記溶液を37℃において25時間反応させた。なお反応の進行に伴いpHの上昇が起きることから、5N HClを用いて反応液のpHが5.0を超えないように調整を行った。
カラム:Mightysil Si 60、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.8ml/分
移動相:ヘキサン/酢酸エチル=7/3
検出波長:280nm。
グルコース−1−リン酸2ナトリウム 200mgと安息香酸 1mgを1mlの水に溶解し、5N−HClでpH4.5に調整した。この溶液に特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ100単位を加え、この混合液を40℃にて、30分間反応させた。反応後の混合液を以下の条件でHPLCにより分析した。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸水溶液 = 80/20/0.3
検出波長:280nm。
実施例5〜6として、酢酸の代わりに同じ容量のギ酸(実施例5)または乳酸(実施例6)を用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行い、TLCについては実施例1と同じ条件で、HPLCについては以下の条件で分析を行った。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸溶液(和光純薬)=100/0.3
検出波長:215nm。
酢酸の代わりにマレイン酸を10mg用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行い、TLCについては実施例1と同じ条件で、HPLCについては以下の条件で分析を行った。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸溶液(和光純薬)=100/0.3
検出波長:215nm。
スクロース200mgとフェルラ酸5mgを1mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus
mutansスクロースホスホリラーゼ200単位を加えこの混合液を40℃にて、16時間反応させた。反応液の分析はTLCについては実施例1と同じ条件で、HPLCについては検出波長が280nmである以外は実施例1と同じ条件で分析を行った。その結果、フェルラ酸配糖体が生成されたことが確認された。
フェルラ酸0.25mgおよびスクロース10gを50mlの蒸留水に溶解し、5N NaOHで一旦pHを7.0に調整し、フェルラ酸を完全に溶解した後、5N HClでpH4.6に調整した。この溶液にSP活性4000単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液2.0mlを添加した。上記溶液を40℃において8時間反応させた。なお反応の進行に伴いpHの上昇が起きることから、5N HClを用いて反応液のpHが4.8を超えないように調整を行った。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm
流速:0.8ml/分
移動相:水/MeOH/85%リン酸溶液(和光純薬)=15/85/0.3
検出波長:280nm。
実施例9〜15として、酢酸の代わりにo−アミノ安息香酸(実施例9)、p−アミノ安息香酸(実施例10)、2,4−ジヒドロキシ安息香酸(実施例11)、ニコチン酸(実施例12)、没食子酸(実施例13)、バニリン酸(実施例14)、またはフタル酸(実施例15)を10mg用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行い、HPLCにおいて検出波長が280nmである以外は実施例1と同じ条件で分析を行った。その結果、それぞれの実施例においてそれぞれのカルボン酸に対応する配糖体が生成されたことが確認された。
実施例16〜17として、酢酸の代わりに葉酸(実施例16)またはL−ドーパ(実施例17)を2mg用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行った。反応液の分析については、TLCを行わず、HPLCについては検出波長が280nmである以外は実施例1と同じ条件で分析を行った。その結果、それぞれの実施例においてそれぞれのカルボン酸に対応する配糖体が生成されたことが確認された。
スクロース6gを10mlの蒸留水に溶解し加温した後、葉酸0.05gを加えてよく混合する。この溶液にSP活性2700単位を含有するStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液0.35mlを添加した。上記溶液を40℃において22時間反応させた後、以下の条件によりHPLCでの分析を行った。
カラム:TSKGEL ODS-100V(トーソー製)
流速:0.5ml/分
移動相:水/アセトニトリル/85%リン酸溶液(和光純薬)=90/10/0.3
検出波長:280nm。
酢酸の代わりにp−クマル酸を10mg用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行った。反応液の分析については、TLCを行わず、HPLCについては検出波長が280nmである以外は実施例1と同じ条件で分析を行った。その結果、p−クマル酸配糖体が生成されたことが確認された。
酢酸の代わりにグルタル酸を10mg用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行った。反応液の分析については、TLCを行わず、HPLCについては以下の条件で分析を行った。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸溶液(和光純薬)=100/0.3
検出波長:215nm。
酢酸の代わりにクエン酸を20mg用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行った。反応液の分析については、TLCを行わず、HPLCについては実施例1と同じ条件で分析を行った。その結果、クエン酸配糖体が生成されたことが確認された。
スクロース200mgとピルビン酸6mgを0.6mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ25単位を加え、この混合液を40℃にて、16時間反応させた。反応液の分析については、TLCを行わず、HPLCについては以下の条件で分析を行った。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm
流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸溶液(和光純薬)=100/0.3
検出波長:215nm。
ピルビン酸の代わりに粘液酸を2mg用いたこと以外は実施例21と同じ条件で反応を行い、実施例18と同じ条件で分析を行った結果、粘液酸配糖体が生成されたことが確認された。
ピルビン酸の代わりに同じ重量のキナ酸を用いたこと以外は実施例21と同じ条件で反応を行い、反応液の分析については、TLCを行わず実施例1と同じ条件で分析を行った結果、キナ酸配糖体が生成されたことが確認された。
実施例24〜25として、酢酸の代わりに5mgのアスパラギン酸(実施例24)またはグルタミン酸(実施例25)を用いたこと以外は実施例1と同じ条件で反応を行い、TLCについては行わず、HPLCについては以下の条件で分析を行った。
カラム:TSKgel G2500PW 内径7.5mm、長さ300mm
流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸溶液(和光純薬)=100/0.3
検出波長:215nm。
スクロース200mgとプロピオン酸10mgを1mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.2に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ100単位を加えこの混合液を40℃にて、16時間反応させた。反応後の混合液を実施例1と同じ条件でTLCおよびHPLCにより分析した。その結果、プロピオン酸配糖体が生成されたことが確認された。
実施例27〜30として、プロピオン酸の代わりに同じ重量のn−酪酸(実施例27)、イソ酪酸(実施例28)、n−吉草酸(実施例29)またはイソ吉草酸(実施例30)を用いたこと以外は実施例26と同じ条件で反応を行い、実施例1と同じ条件でTLC、HPLCにより分析を行った。その結果、それぞれの実施例においてそれぞれのカルボン酸に対応する配糖体が生成されたことが確認された。
実施例31〜32として、プロピオン酸の代わりに同じ重量のクロトン酸(実施例31)またはレブリン酸(実施例32)を用いたこと以外は実施例26と同じ条件で反応を行った。実施例1と同じ条件でTLC、HPLCにより分析を行った。その結果、それぞれの実施例においてそれぞれのカルボン酸に対応する配糖体が生成されたことが確認された。
実施例33〜36として、プロピオン酸の代わりに同じ重量のコハク酸(実施例33)、グルタル酸(実施例34)、アジピン酸(実施例35)またはピメリン酸(実施例36)を用いたこと以外は実施例26と同じ条件で反応を行った。反応液の分析を以下の条件で行った。
プレート:シリカゲル60
移動相:アセトニトリル/酢酸/水=85/5/10
検出:硫酸/メタノール=1/1をプレートに噴霧し、130℃で3分間加熱することにより、試料中の有機物を炭化して発色させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=80/20/0.3
検出波長:215nm。
スクロース200mgとn−ヘキサン酸5μl、メタノール0.2mlを0.8mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.2に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ80単位を加えこの混合液を40℃にて、16時間反応させた。反応液を実施例1と同じ条件で分析した。その結果、メタノールの配糖体とは異なる配糖体、すなわちn−ヘキサン酸配糖体が生成されたことが確認できた。
難水溶性物質については、以下に示すような水−有機溶媒の二相系での反応を行い、配糖体を得た。
プレート:シリカゲル60
移動相:アセトニトリル/酢酸/水=85/5/10
検出:硫酸/メタノール=1/1をプレートに噴霧し、130℃で3分間加熱することにより、試料中の有機物を炭化して発色させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=20/80/0.3
検出波長:265nm。
実施例39〜41として、スクロース200mgと易水溶性フェノール性物質(例えば、ホモゲンチシン酸(実施例39)、クロロゲン酸(実施例40)または2,5−ジヒドロキシ安息香酸(ゲンチシン酸)(実施例41))5〜10mgを1mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ50単位を加えこの混合液を40℃にて、16時間反応させた。TLC、HPLCとも対照は実施例1と同様の方法で分析した。
プレート:シリカゲル60 F254
移動相:アセトニトリル/水=85/15
検出:紫外線を照射して、感光するスポットを確認後、硫酸/メタノール=1/1をプレートに噴霧し、130℃で3分間加熱することにより、試料中の有機物を炭化して発色させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=80/20/0.3
検出波長:280nm。
実施例42〜57として、スクロース200mgと難水溶性フェノール性物質(例えば、o−トルイル酸(実施例42)、ベラトル酸(veratric acid)(実施例43)、フェニルグルタル酸(実施例44)、コーヒー酸(実施例45)、アセチルサリチル酸(実施例46)、アニス酸(実施例47)、5−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(実施例48)、2,4−ジヒドロキシ安息香酸(β−レゾルシル酸)(実施例49)、2−ヒドロキシ安息香酸(サリチル酸)(実施例50)、4−メチルサリチル酸(実施例51)、p−ヒドロキシ安息香酸(実施例52)、フェニル酪酸(実施例53)、フェニルマロン酸(実施例54)、フェニルコハク酸(実施例55)、フェニル乳酸(実施例56)、および桂皮酸(実施例57))5mgを20%メタノール溶液1mlに溶解させた。完全に溶解しない場合は遠心分離した後、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得て、実施例1に示す方法でスクロースホスホリラーゼを反応させた。
プレート:シリカゲル60 F254
移動相:アセトニトリル/水=85/15
検出:紫外線を照射して、感光するスポットを確認後、硫酸/メタノール=1/1をプレートに噴霧し、130℃で3分間加熱することにより、試料中の有機物を炭化して発色させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=50/50/0.3
検出波長:280nm。
スクロース200mgとセンノシドA5mgを20%メタノール溶液1ml中でよく撹拌し遠心分離した後、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得て、実施例1に示す方法でスクロースホスホリラーゼを反応させた。反応後の混合液を以下の条件でTLCおよびHPLCにより分析した。
プレート:シリカゲル60 F254
移動相:1−プロパノール/酢酸エチル/酢酸/水=1/1/1/1
検出:紫外線を照射して、感光するスポットを確認後、硫酸/メタノール=1/1をプレートに噴霧し、130℃で3分間加熱することにより、試料中の有機物を炭化して発色させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm
流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=50/50/0.3
検出波長:280nm。
スクロース 200mgとクエン酸 20mgを1mlの水に溶解し、5N−NaOHでpH4.7に調整した。特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ80単位を加えこの混合液を40℃にて、18時間反応させた。反応後の混合液を以下の条件でHPLCにより分析した。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸水溶液 = 100/0.3
検出波長:215nm。
スクロース200mgとグリコール酸10mgを1mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHによってpHを4.0に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ80単位を加えこの混合液を40℃にて、18時間反応させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸水溶液 =100/0.3
検出波長:215nm。
スクロース100mgとリンゴ酸10mgを1mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus
mutansスクロースホスホリラーゼ100単位を加えこの混合液を40℃にて、16時間反応させた。
カラム:TSKgel G2500PW 内径7.5mm、長さ300mm
流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸溶液(和光純薬)=100/0.3
検出波長:210nm。
リンゴ酸の代わりに同じ重量のグリコール酸を用いたこと以外は実施例61と同じ条件で反応を行った。分析はTLCを行わずに実施例27と同じ条件でHPLCを行った結果、グリコール酸配糖体が生成されたことが確認された。
リンゴ酸の代わりに同じ重量のo−クマル酸を用いたこと以外は実施例61と同じ条件で反応を行った。反応後の混合液をTLCは行わずに以下の条件でHPLCにより分析した。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:メタノール/水/85%リン酸溶液(和光純薬)=80/20/0.3
検出波長:280nm。
スクロース200mgとキナ酸2mgを1mlの蒸留水に溶解し、1N NaOHまたは1N HClによってpHを4.0に調整して混合液を得た後、特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus
mutansスクロースホスホリラーゼ100単位を加えこの混合液を40℃にて、16時間反応させた。
実施例65〜66として、キナ酸の代わりに同じ重量のシキミ酸(実施例65)またはフェニルグリシン(実施例66)を用いたこと以外は実施例64と同じ条件で反応を行った。
カルボン酸化合物としてウルソール酸、オレアノール酸、クロロゲン酸などを含有することで知られるサンザシ抽出液(サンザシ果実の20%エタノール抽出液の5倍濃縮液)の配糖化を行った。
カラム:Lichrosorb NH2、内径4.0mm、長さ250mm
流速:1.0ml/分
移動相:アセトニトリル/水/85%リン酸水溶液 = 75/25/0.3
検出波長:215nm。
実施例68〜69として、サンザシ抽出液の代わりに同じ容量の下記の表1に示す植物抽出液を用いたこと、および酵素添加前の混合液のpHが5.2を超えるものについては、1N HClによりpH4.0から5.1の範囲に収まるように調整したこと以外は実施例67と同じ条件で反応および分析を行った結果、下記の表1に示す、サンザシ抽出液と同様の方法で調製した植物抽出液に含まれるカルボン酸化合物が配糖化されていることが確認できた。
(1)イソ吉草酸のにおい低減効果
スクロースホスホリラーゼによってカルボン酸を配糖化することにより得られた配糖体が、カルボン酸と比較して優れた効果を有することを確認するために、以下の官能評価を行った。生理活性物質にはカルボキシル基を含む物質が多く含まれるが、その中には独特のにおいを有しているために摂取しにくいものも多い。そこでカルボキシル基の配糖化によりにおい低減効果が得られるか否かを確認した。イソ吉草酸は、独特の不快臭を有する。そこで、イソ吉草酸にSPを反応させて配糖化した場合、イソ吉草酸独特のにおいに変化があるかどうかを確認した。
クロロホルムを用いて、ソルビン酸の二相系スクロースホスホリラーゼ配糖化反応を行った。難水溶性物質であるソルビン酸のSPによる配糖化を、クロロホルムを用いた二相系の反応で行ったところ、ソルビン酸配糖体が主に水相に生成していることが確認された。
プレート:シリカゲル60
移動相:アセトニトリル/酢酸/水=85/5/10
検出:硫酸/メタノール=1/1をプレートに噴霧し、130℃で3分間加熱することにより、試料中の有機物を炭化して発色させた。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=20/80/0.3
検出波長:265nm。
配糖化による酢酸のにおい低減効果を確認した。
カラム:Lichrospher 100 RP18、内径4.0mm、長さ250mm流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=80/20/0.3
検出波長:210nm。
(評価例3−1:配糖化による酢酸の味質改善効果の確認)
酢酸配糖体を評価例2と同様の方法で作製し、酢酸水溶液および酢酸配糖体水溶液について6名のパネラーによって官能評価を行った。
ミツカン穀物酢500μlと40%スクロース溶液500μlとを混合し、SP活性50単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液を20μl加え、37℃で反応を行った。反応の停止は5N HClを加えて反応液のpHを3.0に調整することにより行った。HPLCにより酢酸の配糖化率を測定し、配糖化率が15%あるいは60%となったところで反応を停止し、穀物酢配糖化液((i)酢酸配糖化率15%溶液、(ii)酢酸配糖化率60%溶液)のサンプルとした。
Streptococcus mutans由来の酵素だけでなくLeuconostoc mesenteroides(オリエンタル酵母社製)の酵素でも反応を行ったところ、Leuconostoc mesenteroides由来の酵素においても同様にカルボキシル基を配糖化した。
安息香酸ナトリウム0.4gおよびスクロース6gを19mlの蒸留水に溶解し、5N HClでpH4.6に調整した。この溶液にSP活性3000単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液1mlを添加した後、上記溶液を37℃において16時間反応させた。HPLCについて実施例2と同じ条件で反応後の溶液の分析を行った結果、3種類の安息香酸配糖体が生成されたことが確認された。この3種類の安息香酸配糖体は、実施例2−2と同じ位置にピークが得られたので、安息香酸がグルコースの1位にα結合でエステル結合した配糖体と、安息香酸がグルコースの2位にα結合でエステル結合した配糖体と、安息香酸がグルコースの3位にα結合でエステル結合した配糖体とであることが確認された。
酢酸配糖体を評価例2と同様の方法で作製し、この酢酸配糖体の水溶液および酢酸水溶液の皮膚刺激性について6名のパネラーにより評価を行った。
リンゴ酸0.2gおよびスクロース2gを10mlの蒸留水に溶解し、5N NaOHでpH4.2に調整した。この溶液に活性2700単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutans由来スクロースホスホリラーゼ溶液0.4mlを添加して反応用混合液を得た。この反応用混合液を40℃において3時間反応させた後、以下の条件でHPLCにより分析したところ、未反応のリンゴ酸以外に新たにリンゴ酸配糖体のピークが確認された。反応液中の配糖体の転位反応を防ぐため、反応後の溶液のpHを1N HClでpH2.6に調整した。別にインベルターゼ(SIGMA社製、Bakers yeast 由来、355Units/mg)28mgを蒸留水10mLに溶解させた。このインベルターゼ溶液0.5mLを、pH2.6に調整した反応後の溶液に加え、40℃で3時間反応させ、未反応のスクロースを分解した。この溶液を、蒸留水で平衡化させたダイヤイオンWA20カラムに供し、未反応のリンゴ酸を吸着させ、溶出液を得た。続いてこの溶出液を、蒸留水で平衡化させた活性炭カラムに供し、リンゴ酸配糖体を吸着させた。このリンゴ酸配糖体を吸着した活性炭カラムを蒸留水および5%エタノールで洗浄した後、100%エタノールでリンゴ酸配糖体を溶出させ、溶出液中の溶媒を減圧乾燥させてリンゴ酸配糖体を得た。この工程により、未反応のグルコース、フラクトース等の糖類を除去することができた。
カラム:ODS−100V、内径4.6mm、長さ250mm
流速:0.5ml/分
移動相:水/85%リン酸溶液(和光純薬)=1000/0.3
検出波長:210nm。
リンゴ酸配糖体およびリンゴ酸を用いて、それぞれ、リンゴ酸換算で15%の水溶液を作製し、10人のパネラーの皮膚に塗布した。その結果、全員から、配糖体の水溶液の方が皮膚への刺激が少ないという結果が得られた。これによって、リンゴ酸を配糖化することで皮膚への刺激を抑えられることが確認できた。
安息香酸ナトリウム0.4gおよびスクロース4gを20mlの蒸留水に溶解し、1N HClでpH4.6に調整した。この溶液に活性2700単位を含有するStreptococcus mutans由来スクロースホスホリラーゼ溶液0.8mlを添加した。上記溶液を40℃において1時間反応させた後、HPLCにより分析(ODSカラムRP−18を用い、メタノール20部と水80部とリン酸0.3部とから成る溶液により溶出し280nmにより検出した)したところ、未反応の安息香酸以外に新たに安息香酸配糖体のピークが確認された。
プロピオン酸0.6gおよびスクロース6gを30mlの蒸留水に溶解し、5N NaOHでpH3.9に調整した。この溶液に活性2700単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液1mlを添加した。上記溶液を40℃において30時間反応させた後、以下の条件でHPLCにより分析したところ、未反応のプロピオン酸以外に新たにプロピオン酸配糖体のピークが1つ確認された。
カラム:ODS−100V、内径4.6mm、長さ250mm
流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=90/10/0.3
検出波長:210nm。
プロピオン酸0.6gおよびスクロース6gを30mlの蒸留水に溶解し、5N NaOHでpH3.9に調整した。この溶液に活性2700単位を含有する特開2002−345458の実施例1.1に記載の方法にて調製した組換えStreptococcus mutansスクロースホスホリラーゼ溶液1mlを添加して反応用混合液を得た。この反応用混合液を40℃において30時間反応させた後、以下の条件でHPLCにより分析したところ、未反応のプロピオン酸以外に新たにプロピオン酸配糖体のピークが1つ確認された。
カラム:ODS−100V、内径4.6mm、長さ250mm
流速:0.5ml/分
移動相:水/メタノール/85%リン酸溶液(和光純薬)=90/10/0.3
検出波長:210nm。
実施例3と同様に合成、精製した安息香酸配糖体5mgを蒸留水20mLに溶解し、0.1N NaOHおよび0.1N HClを用いてpH2.0、pH4.5、pH6.0またはpH8.7に調整した。各pHの溶液5mLを40℃でインキュベートし、HPLCでの配糖体のピークによって安定性を考察した。HPLCの操作条件は実施例1と同様であった。
Claims (35)
- カルボン酸の配糖化方法であって、カルボン酸と、グルコースドナーとに水溶液中のスクロースホスホリラーゼを作用させて、カルボン酸配糖体を得る工程を包含し、作用開始時の該水溶液のpHが、該スクロースホスホリラーゼがハイドロキノンにグルコースを結合させる反応における至適pHよりも酸性側のpHである、方法。
- 前記pHが、1.0〜7.4である、請求項1に記載の方法。
- 前記pHが、3.0〜7.0である、請求項1に記載の方法。
- 前記作用開始時のpHと前記至適pHとの差が0.3〜6.0の範囲内である、請求項1に記載の方法。
- 前記作用開始時のpHと前記至適pHとの差が1.0〜3.0の範囲内である、請求項1に記載の方法。
- 前記スクロースホスホリラーゼが、Streptococcus属、Leuconostoc属、Oenococcus属、Bifidobacterium属、Agrobacterium属、Pseudomonas属、Escherichia属、Listeria属、Clostridium属、Acetobacter属、Pullularia属およびLactobacillus属からなる群より選択される属に属する細菌由来である、請求項1に記載の方法。
- 前記スクロースホスホリラーゼが、Streptococcus mutans、Streptococcus pneumoniae、Streptococcus sorbinus、Streptococcus mitis、Leuconostoc mesenteroides、Oenococcus oeni、Bifidobacterium longum、Agrobacterium vitis、Pseudomonas saccharophila、Pseudomonas putrefaciens、Escherichia coli、Listeria innocua、Clostridium pasteurianum、Acetobacter xylinum、Pullularia pullulans、Lactobacillus acidophilusおよびListeria monocytogenesからなる群より選択される細菌由来である、請求項1に記載の方法。
- 前記スクロースホスホリラーゼが、Streptococcus mutansまたはLeuconostoc mesenteroidesに由来する、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸の分子量が、46〜870である、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸がモノカルボン酸である、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸が、アルコール性OH基およびフェノール性OH基のいずれも有さない、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸が水溶性である、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸が水に難溶性または不溶性である、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸が植物抽出液中に存在する化合物である、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸が、
(1)分子内にカルボキシル基を1つ含み、一般式R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2n+1またはCnH2n−1であり、nは、1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(2)分子内にカルボキシル基を1〜3つ含み、かつ水酸基を1〜4つ含む、ヒドロキシ酸;
(3)分子内にカルボキシル基を2つ含み、一般式HOOC−R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2nであり、nは1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(4)アミノ酸;
(5)1つ以上のカルボキシル基で置換された芳香族炭化水素;ならびに
(6)分子中にヘテロ環を含むカルボン酸
からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。 - 前記カルボン酸が、R1−C(=O)OHにより表され、ここで、R1は、H、アルキル基、アシル基、アルケニル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群より選択される炭素数0〜20の基であって、ここで、アルキル基、アシル基、アルケニル基は、直鎖状、分枝鎖状または環状であり得、該アルキル基、アシル基、アルケニル基、アリール基およびヘテロアリール基は、必要に応じて、−OH、−COOH、−NH2、アリール基R2、C1〜C3のアルキル基、C1〜C3のアルコキシ基およびC1〜C3のアシル基からなる群より選択される1個以上の置換基で置換されており;ここで、アリール基R2は、必要に応じて、−OHおよびC1〜C3のアルコキシ基からなる群より選択される1個以上の置換基で置換されている、請求項1に記載の方法。
- 前記カルボン酸が、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ酪酸、n−吉草酸、イソ吉草酸、n−ヘキサン酸、キナ酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、葉酸、L−ドーパ、クマル酸、クエン酸、粘液酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、フェニルグルタル酸、フェニル酪酸、フェニルマロン酸、フェニルコハク酸、フェニル乳酸、ケイ皮酸、グリコール酸、リンゴ酸、フェニルグリシン、ピルビン酸、ソルビン酸、シキミ酸、クロトン酸、フェルラ酸、マレイン酸、コーヒー酸、安息香酸、アミノ安息香酸、ジヒドロキシ安息香酸、トリヒドロキシ安息香酸、バニリン酸、フタル酸、o−トルイル酸、ベラトル酸、アセチルサリチル酸、アニス酸、5−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、メチルサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、センノシドA、ニコチン酸、レブリン酸、ウルソール酸、オレアノール酸、クロロゲン酸、ホモゲンチシン酸およびベツリン酸からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記グルコースドナーが、スクロース、グルコース−1−リン酸またはグルコース−1−フルオリドである、請求項1に記載の方法。
- 反応開始後の前記水溶液中に前記カルボン酸または酸性物質を添加して、pHがアルカリ側に変化することを抑制する工程を包含する、請求項18に記載の方法。
- 反応終了時のpHが3.0〜7.0である、請求項19に記載の方法。
- カルボン酸のカルボキシル基と、グルコースの1位、2位、3位または4位のOH基とがエステル結合したカルボン酸配糖体であって、ただし、1位にβ結合した化合物ではない、配糖体。
- 前記カルボキシル基と、前記OH基とがα結合している、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 分子量が208〜1032である、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 前記カルボン酸がモノカルボン酸である、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 前記カルボン酸が、アルコール性OH基およびフェノール性OH基のいずれも有さない、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 前記カルボン酸が水溶性である、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 前記カルボン酸が水に難溶性または不溶性である、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 前記カルボン酸が植物抽出液中に存在する化合物である、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 請求項21に記載のカルボン酸配糖体であって、該カルボン酸が、
(1)分子内にカルボキシル基を1つ含み、一般式R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2n+1またはCnH2n−1であり、nは、1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(2)分子内にカルボキシル基を1〜3つ含み、そして水酸基を1〜4つ含む、ヒドロキシ酸;
(3)分子内にカルボキシル基を2つ含み、一般式HOOC−R−COOHで表されるカルボン酸であって、ここで、R=CnH2nであり、nは1以上の任意の整数である、カルボン酸;
(4)アミノ酸;
(5)1つ以上のカルボキシル基で置換された芳香族炭化水素;ならびに
(6)分子中にヘテロ環を含むカルボン酸
からなる群より選択される、配糖体。 - 請求項21に記載のカルボン酸配糖体であって、該配糖体が、構造R1−C(=O)O−Glcを有し、ここで、R1は、H、アルキル基、アシル基、アルケニル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群より選択される炭素数0〜20の基であって、ここで、アルキル基、アシル基、アルケニル基は、直鎖状、分枝鎖状または環状であり得、該アルキル基、アシル基、アルケニル基、アリール基およびヘテロアリール基は、必要に応じて、−OH、−COOH、−NH2、アリール基R2、C1〜C3のアルキル基、C1〜C3のアルコキシ基およびC1〜C3のアシル基からなる群より選択される1個以上の置換基で置換されており;ここで、アリール基R2は、必要に応じて、−OHおよびC1〜C3のアルコキシ基からなる群より選択される1個以上の置換基で置換されている、配糖体。
- 前記カルボン酸が、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ酪酸、n−吉草酸、イソ吉草酸、n−ヘキサン酸、キナ酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、葉酸、L−ドーパ、クマル酸、クエン酸、粘液酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、フェニルグルタル酸、フェニル酪酸、フェニルマロン酸、フェニルコハク酸、フェニル乳酸、ケイ皮酸、グリコール酸、リンゴ酸、フェニルグリシン、ピルビン酸、ソルビン酸、シキミ酸、クロトン酸、フェルラ酸、マレイン酸、コーヒー酸、安息香酸、アミノ安息香酸、ジヒドロキシ安息香酸、トリヒドロキシ安息香酸、バニリン酸、フタル酸、o−トルイル酸、ベラトル酸、アセチルサリチル酸、アニス酸、5−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、メチルサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、センノシドA、ニコチン酸、レブリン酸、ウルソール酸、オレアノール酸、クロロゲン酸、ホモゲンチシン酸およびベツリン酸からなる群より選択される、請求項21に記載の配糖体。
- 前記カルボキシル基が、グルコースの1位のOH基とエステル結合している、請求項21に記載のカルボン酸配糖体。
- 請求項21に記載のカルボン酸配糖体を含む、食品および食品添加物。
- 請求項21に記載のカルボン酸配糖体を含む、医薬品および医薬部外品。
- 請求項21に記載のカルボン酸配糖体を含む、化粧品。
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