JP2006177571A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザー、管理者、メンテナンス・サービス業者(含む販売店員)、メーカーなど、各々の立場で室内機または室外機とコミュニケーションを図る場面において有効な機能を付加したリモートコントローラを有する空気調和装置が求められている。
【解決手段】 空気調和装置は、少なくとも1台の室内機Bと、室内機Bとの間で冷媒回路を構成する室外機Cと、室内機Bまたは室外機Cと伝送手段5を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラAとを備えてなり、リモートコントローラAが、運転条件データを設定入力するための操作部1と、運転状況を表示する表示部2とを有している装置であって、リモートコントローラAの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、予め付与されている室内機Bまたは室外機Cの運転内容設定手段と、当該運転内容を室内機Bまたは室外機Cに実行させる運転内容実行手段とを具備している。
【選択図】 図1
【解決手段】 空気調和装置は、少なくとも1台の室内機Bと、室内機Bとの間で冷媒回路を構成する室外機Cと、室内機Bまたは室外機Cと伝送手段5を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラAとを備えてなり、リモートコントローラAが、運転条件データを設定入力するための操作部1と、運転状況を表示する表示部2とを有している装置であって、リモートコントローラAの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、予め付与されている室内機Bまたは室外機Cの運転内容設定手段と、当該運転内容を室内機Bまたは室外機Cに実行させる運転内容実行手段とを具備している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、室内機と室外機とリモートコントローラを備えてなる空気調和装置に係り、特にリモートコントローラの複数の操作手段と表示手段を活用した付加機能に関するものである。
一般に、空気調和装置においては、室内機や室外機の運転操作にリモートコントローラが不可欠の存在になっており、このリモートコントローラで実現できる機能も充実化してきている。例えば、下記の特許文献1には、空気調和装置の運転時の目標となる室内設定温度の上下限範囲を変更できるリモートコントローラが示されている。
上記した従来の空気調和装置のリモートコントローラは、ユーザーと空気調和装置との接点であるものの空気調和装置の運転操作をする機能が基本であり、まだまだマンマシン・インターフェースとしての機能には限りがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ユーザー、管理者、メンテナンス・サービス業者(含む販売店員)、メーカーなど、各々の立場で室内機または室外機とコミュニケーションを図る場面において有効な機能を付加したリモートコントローラを有する空気調和装置を得ることを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る空気調和装置は、被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、リモートコントローラが、室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、操作手段の組合せについて予め付与されている室内機または室外機の運転内容を設定する運転内容設定手段と、運転内容設定手段に室内機または室外機の運転内容が設定されたときに当該運転内容を室内機または室外機に実行させる運転内容実行手段とを具備するとともに、リモートコントローラは少なくとも複数の操作手段を被う大きさのテンプレートを備え、テンプレートは板状のプレート本体からなり、該テンプレートに、所定の組合せで同時に操作される複数の操作手段を被うプレート本体の部分に形成されていてテンプレートをリモートコントローラに装着したときに当該所定の組合せに係る操作手段と接触して操作する接触操作部と、所定の組合せに係る操作手段以外の操作手段と対面するプレート本体の部分に開口する開放穴部と、開放穴部から覗く操作手段に付与されている操作内容を当該操作手段近傍のプレート本体の部分に記載した操作内容記載部とが設けられているものである。
また、被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、リモートコントローラが、室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに優先空調設定を行う優先空調設定手段と、優先空調設定手段により優先空調設定が行なわれたときに、リモートコントローラの制御対象として予め設定されている室内機の熱交換量が所定期間中に増大するように制御変更指令を当該室内機に出力するとともに、リモートコントローラの制御対象外の室内機の熱交換量が所定期間中に減少するように制御変更指令を制御対象外の室内機に出力する制御変更手段とを具備したことを特徴とするものである。
そして、被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、リモートコントローラが、室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、室内機または室外機の種々のアクチュエータを個々に強制動作させるアクチュエータ動作確認手段を具備したことを特徴とするものである。
更に、被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、リモートコントローラが、室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、室内機またはリモートコントローラが保有する発光部の、運転に伴う点灯を許可状態または禁止状態に切替えて設定する発光部点灯切替手段を具備したことを特徴とするものである。
また、被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、リモートコントローラが、室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、室内機または室外機の異常を判定する異常判定手段と、リモートコントローラの異常を判定する異常判定手段と、室内機または室外機の異常判定手段またはリモートコントローラの異常判定手段が異常と判定した場合に室内機または室外機を運転停止する異常停止手段と、室内機または室外機の異常判定手段またはリモートコントローラの異常判定手段が異常と判定した場合にリモートコントローラの表示手段に異常の旨を表示する通常モードとリモートコントローラから室内機または室外機に対して異常リセット信号を伝達して再運転を実行させるリトライモードとに切替え設定する異常時対応設定手段とを具備したことを特徴とするものである。
そして、被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、リモートコントローラが、室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、室内機または室外機の環境条件を検出する環境条件検出手段と、リモートコントローラの操作手段より室内機または室外機が運転されたときに環境条件検出手段により検出された環境条件に基づいて当該室内機または室外機の運転許可または運転禁止を判定する運転可否判定手段と、運転可否判定手段が運転禁止と判定した場合には設定された運転を実行することなく当該室内機または室外機の運転禁止の旨をリモートコントローラの表示手段に表示させる運転保留手段とを具備したことを特徴とするものである。
更に、被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、リモートコントローラが、室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、リモートコントローラの操作許可時間を設定する操作許可時間設定手段と、操作許可時間設定手段により設定された操作許可時間中のみリモートコントローラからの運転操作を可能とする時限運転手段とを具備したことを特徴とするものである。
この発明は、特定の操作手段と表示手段の基で室内機または室外機に対して種々の付加機能を設定する操作をすることができる。
まず、請求項1に係る発明によれば、テンプレートをリモートコントローラの表面に押し当てることで、接触操作部により、同時に必要な複数の操作手段を簡単、確実に操作できる。また、追加で操作しようとする操作手段が開放穴部にある場合にはどの操作手段をどのように操作すればどのような付加機能が得られるかが、操作内容記載部に表示されている記載内容から一目瞭然に判る。従って、多数ある付加機能に対して、個々に複雑な操作を覚えておく必要がない。表示についても何処を見れば良いかがはっきりするので見落としがなくなる。すなわち、付加機能をより簡単に利用することができるという効果がある。
まず、請求項1に係る発明によれば、テンプレートをリモートコントローラの表面に押し当てることで、接触操作部により、同時に必要な複数の操作手段を簡単、確実に操作できる。また、追加で操作しようとする操作手段が開放穴部にある場合にはどの操作手段をどのように操作すればどのような付加機能が得られるかが、操作内容記載部に表示されている記載内容から一目瞭然に判る。従って、多数ある付加機能に対して、個々に複雑な操作を覚えておく必要がない。表示についても何処を見れば良いかがはっきりするので見落としがなくなる。すなわち、付加機能をより簡単に利用することができるという効果がある。
また、請求項2に係る発明によれば、リモートコントローラの複数の操作手段の操作により、優先空調設定手段によって優先空調設定が行なわれると、制御変更手段により、リモートコントローラの管理下にある特定の室内機の空調能力を所定期間内だけ増強することができる。従って、空気調和装置の立上り特性の改善が可能となる。
そして、請求項3に係る発明によれば、リモートコントローラの複数の操作手段の操作により、アクチュエータ動作確認手段によって、ドレンポンプ、加湿器、LEVなど室内機または室外機のアクチュエータを独立に動作制御することができる。これにより、アクチュエータの動作の確認を容易かつ確実に実施できる。
更に、請求項4に係る発明によれば、リモートコントローラの複数の操作手段の操作により、発光部点灯切替手段によって、LEDおよびバックライトなどの発光部の点灯可否を設定でき、劇場・ホールなどのように暗くする必要のある居室で不要な明かりが灯るという状況を回避することができる。また、その設定操作時に、実際に発光部を点灯または消灯させることができるので、操作ミスのないマンマシン性を確保できる。
また、請求項5に係る発明によれば、室内機、室外機、またはリモートコントローラに異常が検出されたときに、異常時対応設定手段によりリトライモードに切替えられるので、VIPルーム空調やサーバールームなどの対物空調において極力室内機の運転を維持したい場合などに、異常判定時にも即時リセット処理を実施して再運転を行なうことができる。これにより、冷媒の過渡現象や外来ノイズなどによる一過性の異常状態などにより従来は異常停止させていたものでも、空気調和装置の正常運転に自動的に復旧させることができる。
そして、請求項6に係る発明によれば、室内機または室外機の環境条件から運転可否判定手段により空気調和装置の運転禁止が判定されたときに、運転保留手段によって、室内機または室外機の運転が実行されることなく運転禁止の旨がリモートコントローラの表示手段に表示される。従って、従来は人によるリモートコントローラの操作に応じて無条件に運転開始していたものを、条件に応じて運転禁止にすることができ、不用意に機器破損に至るような運転の開始を回避できる。また、従来は取扱説明書などの別情報で取り扱われて人に頼っていた内容が空気調和装置自体で管理されるので、機器破損を完全に予防することができる。
更に、請求項7に係る発明によれば、操作許可時間設定手段により設定された操作許可時間中のみ、時限運転手段によって、リモートコントローラからの運転操作が可能となるので、例えばカラオケBOXなどのように時間貸しする部屋に配備されたリモートコントローラを契約に基づく時間中だけ自由に使用できるようにすることができる。その場合、操作許可していないときは強制的に運転停止するようにしておけば、空気調和装置の無駄使いも抑制できる。加えて、空気調和装置の自動停止により、利用者に時間貸しの時間切れを気付かせるという副次的効果もある。
図1は本発明の実施の形態に係る空気調和装置の要部構成を示すものである。
図において、本実施形態の空気調和装置は、被空調空間をそれぞれ空気調和する複数台の室内機Bと、室内機Bとの間で冷媒回路を構成する室外機Cと、室内機Bまたは室外機Cの運転条件の設定や運転状況の表示などを行なうリモートコントローラAとを備えて構成されている。そして、室内機B、室外機C、およびリモートコントローラAは、それぞれの伝送手段5を介して双方向情報通信自在に接続されている。図1では各機器内を機能ブロック的に表したおり、リモートコントローラAは、マイクロコンピュータなどで構成されるリモコンの制御手段3を中心に、設定部1、表示部2、伝送手段5、リモコンの記憶手段4、および、リモコンの伝送アドレス設定手段6などからなっている。室内機Bは、マイクロコンピュータなどで構成される室内機の制御手段7を中心に、センサ入力手段8、アクチュエータ出力手段10、伝送手段5、室内機の記憶手段9、室内機の伝送アドレス設定手段16などからなっている。室内機Bのアクチュエータとしては、ファン11、絞り装置としてのLEV(リニア膨張弁)12、風向を切り替えるベーン13、ドレン水を排水するためのドレンポンプ14、加湿器15、等がある。
図において、本実施形態の空気調和装置は、被空調空間をそれぞれ空気調和する複数台の室内機Bと、室内機Bとの間で冷媒回路を構成する室外機Cと、室内機Bまたは室外機Cの運転条件の設定や運転状況の表示などを行なうリモートコントローラAとを備えて構成されている。そして、室内機B、室外機C、およびリモートコントローラAは、それぞれの伝送手段5を介して双方向情報通信自在に接続されている。図1では各機器内を機能ブロック的に表したおり、リモートコントローラAは、マイクロコンピュータなどで構成されるリモコンの制御手段3を中心に、設定部1、表示部2、伝送手段5、リモコンの記憶手段4、および、リモコンの伝送アドレス設定手段6などからなっている。室内機Bは、マイクロコンピュータなどで構成される室内機の制御手段7を中心に、センサ入力手段8、アクチュエータ出力手段10、伝送手段5、室内機の記憶手段9、室内機の伝送アドレス設定手段16などからなっている。室内機Bのアクチュエータとしては、ファン11、絞り装置としてのLEV(リニア膨張弁)12、風向を切り替えるベーン13、ドレン水を排水するためのドレンポンプ14、加湿器15、等がある。
図2(a)はリモートコントローラAにおけるリモコンの制御手段3が保有する様々な機能を呈する各種の手段をブロック図様に記載したものである。これらの各種手段の機能は後の実施の形態で詳述するが、例えば、運転内容設定手段21、優先空調設定手段22、制御変更手段23、アクチュエータ動作確認手段24、補正値設定手段25、操作許可禁止切替手段26、全試運転操作手段27、操作許可時間設定手段28、時限運転手段29、デマンド制御手段30、発光部点灯切替手段31、異常表示解除手段32、異常判定手段33、異常判定強化手段34、異常時対応設定手段35、運転保留手段36、固有情報抽出手段37、運転期間計時記憶手段38、運転期間表示指令手段39、操作設定値サイクリック変更手段40、および、サイクリック変更制御手段41がある。これらの手段21〜41の機能はリモコンの記憶手段4のROM部にソフトウェアプログラムとして記憶されており、必要に応じリモコンの記憶手段4からリモコンの制御手段3に読み出されて実行されるようになっている。
また、図2(b)は室内機Bまたは室外機Cにおける制御手段7が実行する様々な機能を呈する各種手段をブロック図様に記載したものである。これらの各種手段の機能は後の実施の形態で詳述するが、例えば、固有情報記憶手段42、運転内容実行手段43、異常判定手段44、異常判定強化手段45、異常停止手段46、サーモ判定手段47、環境条件検出手段48、および、運転可否判定手段49がある。これらの手段42〜49の機能は室内機または室外機の記憶手段9のROM部にソフトウェアプログラムとして記憶されており、必要に応じ室内機または室外機の記憶手段9から制御手段7に読み出されて実行される。
そして、リモートコントローラAの運転期間計時記憶手段38における記憶機能はリモコンの記憶手段7のRAM部に持たせておくとよい。また、室内機Bまたは室外機Cの固有情報記憶手段42の機能は室内機または室外機の記憶手段9のRAM部に持たせておくとよい。
尚、この実施形態では、手段21〜41をリモートコントローラA側に持たせ、手段42〜49を室内機Bまたは室外機C側に持たせたが、本発明はそれに限定されるものでなく、構成が可能な限り、各手段21〜49の機能をリモートコントローラA、室内機B、または室外機Cのいずれに持たせても構わない。
また、図2(b)は室内機Bまたは室外機Cにおける制御手段7が実行する様々な機能を呈する各種手段をブロック図様に記載したものである。これらの各種手段の機能は後の実施の形態で詳述するが、例えば、固有情報記憶手段42、運転内容実行手段43、異常判定手段44、異常判定強化手段45、異常停止手段46、サーモ判定手段47、環境条件検出手段48、および、運転可否判定手段49がある。これらの手段42〜49の機能は室内機または室外機の記憶手段9のROM部にソフトウェアプログラムとして記憶されており、必要に応じ室内機または室外機の記憶手段9から制御手段7に読み出されて実行される。
そして、リモートコントローラAの運転期間計時記憶手段38における記憶機能はリモコンの記憶手段7のRAM部に持たせておくとよい。また、室内機Bまたは室外機Cの固有情報記憶手段42の機能は室内機または室外機の記憶手段9のRAM部に持たせておくとよい。
尚、この実施形態では、手段21〜41をリモートコントローラA側に持たせ、手段42〜49を室内機Bまたは室外機C側に持たせたが、本発明はそれに限定されるものでなく、構成が可能な限り、各手段21〜49の機能をリモートコントローラA、室内機B、または室外機Cのいずれに持たせても構わない。
リモートコントローラAは、図3に示すように、大きく分けて、室内機Bまたは室外機Cの運転条件データを設定入力するための操作部1と、室内機Bまたは室外機Cの運転状況を表示する表示部2(表示手段の例)とからなっている。操作部1は複数のスイッチ(操作手段の例)からなり、個々のスイッチに機能が割り付けられている。かかるスイッチとしては、運転/停止スイッチ、設定温度の上昇(△)下降(▽)、冷房・暖房・除湿・送風などの運転モードの切換、タイマ設定、時刻切換、時刻の前進(△)後退(▽)、風速切換(複数段階)、上下の風向切換(複数段階)、風向連続変化(ルーバー)操作、換気機器操作、および室内機運転時間からフィルターメンテナンス要否を確認するためのフィルター、表示部に異常状態の詳細を示す点検コードを表示する点検、空気調和装置を特別な「試運転」モードで運転する試運転、に係るスイッチが挙げられる。
表示部2は、ドットマトリックス構成でドットの組合せにより自由度の高い表示が実現できる部分(図2中の左上部)と、固定パターン構成で予め定められた形状を効率的に表示する部分とからなっている。ドットマトリックス部では、種々の言語に対応してユーザーフレンドリーに言葉で運転モードを表示したり、点検コードの意味を表示したりする。固定パターン部では、時刻や設定温度、空気調和装置の室内機の吸込み温度などを7セグメント・パターンを用いて表示する部分と、風向および風速を表示パターンの向きや表示ポイントの個数で示す部分とがある。
表示部2は、ドットマトリックス構成でドットの組合せにより自由度の高い表示が実現できる部分(図2中の左上部)と、固定パターン構成で予め定められた形状を効率的に表示する部分とからなっている。ドットマトリックス部では、種々の言語に対応してユーザーフレンドリーに言葉で運転モードを表示したり、点検コードの意味を表示したりする。固定パターン部では、時刻や設定温度、空気調和装置の室内機の吸込み温度などを7セグメント・パターンを用いて表示する部分と、風向および風速を表示パターンの向きや表示ポイントの個数で示す部分とがある。
尚、リモートコントローラAの運転内容設定手段21は、複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、前記スイッチの組合せについて予め付与されている室内機Bまたは室外機Cの運転内容を設定するようになっている。そして、室内機Bまたは室外機Cの運転内容実行手段43は、リモートコントローラAの運転内容設定手段21により室内機Bまたは室外機Cの運転内容が設定されたときに、その運転内容を室内機Bまたは室外機Cに実行させるようになっている。
また、リモートコントローラAの運転内容設定手段21は、複数のスイッチを同時に操作する必要はなく、複数のスイッチを順番に一つずつ操作してもよい。
また、リモートコントローラAの運転内容設定手段21は、複数のスイッチを同時に操作する必要はなく、複数のスイッチを順番に一つずつ操作してもよい。
上記したような構成の基で、種々の付加機能を備える。
実施の形態1.
まず、図4のフローチャートで異常検知時のリトライ処理について説明する。同図(a)のブロック図で異常時対応の設定について説明する。ステップS1では、操作者が試運転スイッチと点検スイッチを同時に操作しているかどうかを判断し、そうであればステップS2へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS2では、フィルタースイッチが操作されているかどうかを判断し、そうであれば、ステップS3へ進み、そうでなければステップS4へ進む。ステップS3では、異常検出時にリトライ動作をする設定とし、本制御を終了する。ステップS4では、異常検出時に異常停止するとともにリモートコントローラには異常表示を行い、本制御を終了する。
次に、同図(b)のブロック図で、実際に異常検知した場合の処理を説明する。ステップS11では、室内機Bまたは室外機Cの異常を検知したかどうかを判定(具体的には室内機Bまたは室外機C側から伝送で異常状態であることをリモートコントローラAが受信したかどうかの判定)し、異常であればステップS12へ進み、異常でなければ本制御を終了する。ステップS12では、同図(a)で述べた異常時対応の設定がリトライか異常表示かを判定し、リトライ設定であればステップS13へ進み、異常表示設定であればステップS14へ進む。ステップS13では、空気調和装置に一旦停止指令を発することで異常リセットし、さらに再度同じモードで運転指令を送ることで再運転リトライを実現し、本制御を終了する。ステップS14では、室内機Bまたは室外機Cは異常検知にて異常停止した状態のままとし、リモートコントローラの表示部に異常状態の詳細を表す異常コードを表示し、本制御を終了する。
実施の形態1.
まず、図4のフローチャートで異常検知時のリトライ処理について説明する。同図(a)のブロック図で異常時対応の設定について説明する。ステップS1では、操作者が試運転スイッチと点検スイッチを同時に操作しているかどうかを判断し、そうであればステップS2へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS2では、フィルタースイッチが操作されているかどうかを判断し、そうであれば、ステップS3へ進み、そうでなければステップS4へ進む。ステップS3では、異常検出時にリトライ動作をする設定とし、本制御を終了する。ステップS4では、異常検出時に異常停止するとともにリモートコントローラには異常表示を行い、本制御を終了する。
次に、同図(b)のブロック図で、実際に異常検知した場合の処理を説明する。ステップS11では、室内機Bまたは室外機Cの異常を検知したかどうかを判定(具体的には室内機Bまたは室外機C側から伝送で異常状態であることをリモートコントローラAが受信したかどうかの判定)し、異常であればステップS12へ進み、異常でなければ本制御を終了する。ステップS12では、同図(a)で述べた異常時対応の設定がリトライか異常表示かを判定し、リトライ設定であればステップS13へ進み、異常表示設定であればステップS14へ進む。ステップS13では、空気調和装置に一旦停止指令を発することで異常リセットし、さらに再度同じモードで運転指令を送ることで再運転リトライを実現し、本制御を終了する。ステップS14では、室内機Bまたは室外機Cは異常検知にて異常停止した状態のままとし、リモートコントローラの表示部に異常状態の詳細を表す異常コードを表示し、本制御を終了する。
すなわち、室内機Bまたは室外機Cの異常判定手段46またはリモートコントローラAの異常判定手段33が異常と判定した場合に、異常停止手段46が室内機Bまたは室外機Cを運転停止し、同時に、異常時対応設定手段35(ステップS12の機能に相当する)が、リモートコントローラAの表示部2に異常の旨を表示する通常モードと、リモートコントローラAから室内機Bまたは室外機Cに対して異常リセット信号を伝達して再運転を実行させるリトライモードとに切替え設定するので、VIPルーム空調やサーバールームなどの対物空調において極力室内機Bの運転を維持したい場合などに、異常判定時にも即時リセット処理を実施して再運転を行なうことができる。これにより、冷媒の過渡現象や外来ノイズなどによる一過性の異常状態などにより従来は異常停止させていたものでも、空気調和装置の正常運転に自動的に復旧させることができる。
実施の形態2.
次に、図5のフローチャートで特定室内機の優先的能力増大運転について説明する。
図において、ステップS21では、リモートコントローラAの風速スイッチと上下風向スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS22へ進み、そうでなければステップS28へ進む。ステップS22では、タイマ値がー1(停止中)であるかどうかを判定し、そうであれば(すなわち停止中であれば)ステップS23へ進み、そうでなければ(すなわちタイマ動作中であれば)ステップS24へ進む。ステップS23では、タイマを動作スタートさせ、ステップS24へ進む。ステップS24では、リモートコントローラAにより直接操作される対象の室内機Bに対し伝送手段5を介して、熱交換量を増加するために風速を最大まで大きくするとともに、流通冷媒量を増加するために絞り装置(LEV)の絞り開度を極力開く目的で目標とする冷媒のSH量(スーバーヒート量)やSC量(サブクール量)を小さく設定し、ステップS25へ進む。ステップS25では、リモートコントローラAにより直接操作されない対象外の室内機に対して、対象室内機B側の判断で伝送手段5を介して、流通冷媒量を抑制するために絞り装置(LEV)の絞り開度を極力閉じる目的で目標とする冷媒のSH量(スーバーヒート量)やSC量(サブクール量)を大きく設定し、ステップS26へ進む。ステップS26では、タイマが所定時間以上を計時した(タイムup)かどうかを判定し、そうであればステップS27へ進み、そうでなければステップS21へ戻る。ステップS27では、各室内機に対して、風速と目標SH/SCの初期値を送信することで通常の運転状態に戻し、本制御を終了する。一方、ステップS28では、タイマがー1(停止中)であるかどうかを判定し、−1(停止中)であれば本制御を終了し、−1(停止中)でなければステップS29へ進む。ステップS29では、タイマをー1(停止中)に設定し、ステップS27へ進む。
次に、図5のフローチャートで特定室内機の優先的能力増大運転について説明する。
図において、ステップS21では、リモートコントローラAの風速スイッチと上下風向スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS22へ進み、そうでなければステップS28へ進む。ステップS22では、タイマ値がー1(停止中)であるかどうかを判定し、そうであれば(すなわち停止中であれば)ステップS23へ進み、そうでなければ(すなわちタイマ動作中であれば)ステップS24へ進む。ステップS23では、タイマを動作スタートさせ、ステップS24へ進む。ステップS24では、リモートコントローラAにより直接操作される対象の室内機Bに対し伝送手段5を介して、熱交換量を増加するために風速を最大まで大きくするとともに、流通冷媒量を増加するために絞り装置(LEV)の絞り開度を極力開く目的で目標とする冷媒のSH量(スーバーヒート量)やSC量(サブクール量)を小さく設定し、ステップS25へ進む。ステップS25では、リモートコントローラAにより直接操作されない対象外の室内機に対して、対象室内機B側の判断で伝送手段5を介して、流通冷媒量を抑制するために絞り装置(LEV)の絞り開度を極力閉じる目的で目標とする冷媒のSH量(スーバーヒート量)やSC量(サブクール量)を大きく設定し、ステップS26へ進む。ステップS26では、タイマが所定時間以上を計時した(タイムup)かどうかを判定し、そうであればステップS27へ進み、そうでなければステップS21へ戻る。ステップS27では、各室内機に対して、風速と目標SH/SCの初期値を送信することで通常の運転状態に戻し、本制御を終了する。一方、ステップS28では、タイマがー1(停止中)であるかどうかを判定し、−1(停止中)であれば本制御を終了し、−1(停止中)でなければステップS29へ進む。ステップS29では、タイマをー1(停止中)に設定し、ステップS27へ進む。
すなわち、優先空調設定手段22(ステップS21〜S23の機能に相当する)は、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに優先空調設定を行い、制御変更手段23(ステップS24,S25の機能に相当する)は、リモートコントローラAの制御対象として予め設定されている室内機Bの熱交換量が所定期間中に増大するように制御変更指令をその室内機Bに出力するとともに、リモートコントローラの制御対象外の室内機の熱交換量が所定期間中に減少するように制御変更指令を制御対象外の室内機に出力する。従って、リモートコントローラAの管理下にある特定の室内機Bの空調能力を所定期間内だけ増強することができる。従って、空気調和装置の立上り特性の改善が可能となる。
実施の形態3.
次に、図6のフローチャートでリモートコントローラ操作による風向および風量のサイクリックな複数段階切換について説明する。
図において、ステップS31では、リモートコントローラAの風向切換スイッチのみが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS32へ進み、そうでなければステップS39へ進む。ステップS32では、風向の仮設定を1ステップ分大きく(より下向きに)し、ステップS33へ進む。ステップS33では、風向の仮設定が最大ステップ数+1まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS34へ進み、そうでなければステップS35へ進む。ステップS34では、風向の設定値を最大値(真下向き)とし、ステップS37へ進む。ステップS35では、風向の仮設定値が最大ステップ数+2まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS36へ進み、そうでなければステップS45へ進む。ステップS36では、風向の設定値を最小値(真横向き)とし、ステップS37へ進む。ステップS45では、風向の仮設定値を風向の設定値とし、ステップS37へ進む。ステップS37では、風向および風量の設定値をリモートコントローラAの表示部2に表示し、ステップS38へ進む。ステップS38では、風向及び風量の設定値を室内機Bに伝送し、本制御を終了する。
一方、ステップS39では、リモートコントローラの風量切換スイッチのみが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS40へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS40では、風量の仮設定を1ステップ分大きく(風量増加)し、ステップS41へ進む。ステップS41では、風量の仮設定が最大ステップ数+1まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS42へ進み、そうでなければステップS43へ進む。ステップS42では、風量の設定値を最大値とし、ステップS37へ進む。ステップS43では、風量の仮設定値がmax+2まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS44へ進み、そうでなければステップS46へ進む。ステップS44では、風量の設定値を最小値とし、ステップS37へ進む。ステップS46では、風量の設定値を風量の仮設定値とし、ステップS37へ進む。
次に、図6のフローチャートでリモートコントローラ操作による風向および風量のサイクリックな複数段階切換について説明する。
図において、ステップS31では、リモートコントローラAの風向切換スイッチのみが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS32へ進み、そうでなければステップS39へ進む。ステップS32では、風向の仮設定を1ステップ分大きく(より下向きに)し、ステップS33へ進む。ステップS33では、風向の仮設定が最大ステップ数+1まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS34へ進み、そうでなければステップS35へ進む。ステップS34では、風向の設定値を最大値(真下向き)とし、ステップS37へ進む。ステップS35では、風向の仮設定値が最大ステップ数+2まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS36へ進み、そうでなければステップS45へ進む。ステップS36では、風向の設定値を最小値(真横向き)とし、ステップS37へ進む。ステップS45では、風向の仮設定値を風向の設定値とし、ステップS37へ進む。ステップS37では、風向および風量の設定値をリモートコントローラAの表示部2に表示し、ステップS38へ進む。ステップS38では、風向及び風量の設定値を室内機Bに伝送し、本制御を終了する。
一方、ステップS39では、リモートコントローラの風量切換スイッチのみが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS40へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS40では、風量の仮設定を1ステップ分大きく(風量増加)し、ステップS41へ進む。ステップS41では、風量の仮設定が最大ステップ数+1まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS42へ進み、そうでなければステップS43へ進む。ステップS42では、風量の設定値を最大値とし、ステップS37へ進む。ステップS43では、風量の仮設定値がmax+2まで進んでいるかどうかを判断し、そうであればステップS44へ進み、そうでなければステップS46へ進む。ステップS44では、風量の設定値を最小値とし、ステップS37へ進む。ステップS46では、風量の設定値を風量の仮設定値とし、ステップS37へ進む。
すなわち、操作設定値サイクリック変更手段40(ステップS32,S33,S36,S40,S41,S44の機能に相当する)が、室内機Bの風量または風向に係るスイッチの操作ごとに1段階ずつ操作設定値を変更するとともに、既定の最大操作設定値から既定の最小操作設定値へ、または最小操作設定値から最大操作設定値へは直接切替わるように操作設定値を変更する。そして、サイクリック変更制御手段41(ステップS33〜S36,S41〜S44の機能に相当する)が、最大操作設定値よりも昇順手前の操作設定値から最大操作設定値へは昇順手前の操作設定値でリモートコントローラAのスイッチが複数回操作されたときに変更し、または、最小操作設定値よりも降順手前の操作設定値から最小操作設定値へは降順手前の操作設定値でリモートコントローラAのスイッチが複数回操作されたときに変更するように操作設定値サイクリック変更手段40を制御するので、室内機の風向および風量のサイクリックな設定変更に際し、複数回のスイッチ操作の間、例えば最大設定値の設定表示が繰り返される。従って、最大設定値になったことをユーザーに認知させることができる。これにより、誤って行き過ぎて最大設定値から最小設定値にしてしまったために再び設定値の昇順操作を繰り返さなければならないという不便を回避でき、操作上の不快感発生を予防できる。
実施の形態4.
次に、図7のフローチャートで室内機のサーモON/OFF判定に用いる吸込み温度に対し、温度検知位置と制御空間の平均値など真に調整したい温度との差分を補正する補正値を設定し、補正値を負荷してサーモ制御するアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS51では、リモートコントローラAのフィルタ・スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、操作されていればステップS52へ進み、そうでなければステップS57へ進む。ステップS52では、リモートコントローラAの設定温度の表示部2に現在の補正値を表示し、ステップS53へ進む。ステップS53では、設定温度△のスイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS54へ進み、そうでなければステップS55へ進む。ステップS54では、設定温度を+1℃変更し、ステップS51へ戻る。ステップS55では、設定温度▽のスイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS56へ進み、そうでなければステップS51へ戻る。ステップS56では、設定温度をー1℃変更し、ステップS51へ戻る。ステップS57では、補正値に変更があったかどうかを判定し、変更があればステップS58へ進み、変更がなければ本制御を終了する。ステップS58では、室内機Bに補正値を送信することで、サーモON/OFF制御を調整し、本制御を終了する。
次に、図7のフローチャートで室内機のサーモON/OFF判定に用いる吸込み温度に対し、温度検知位置と制御空間の平均値など真に調整したい温度との差分を補正する補正値を設定し、補正値を負荷してサーモ制御するアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS51では、リモートコントローラAのフィルタ・スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、操作されていればステップS52へ進み、そうでなければステップS57へ進む。ステップS52では、リモートコントローラAの設定温度の表示部2に現在の補正値を表示し、ステップS53へ進む。ステップS53では、設定温度△のスイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS54へ進み、そうでなければステップS55へ進む。ステップS54では、設定温度を+1℃変更し、ステップS51へ戻る。ステップS55では、設定温度▽のスイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS56へ進み、そうでなければステップS51へ戻る。ステップS56では、設定温度をー1℃変更し、ステップS51へ戻る。ステップS57では、補正値に変更があったかどうかを判定し、変更があればステップS58へ進み、変更がなければ本制御を終了する。ステップS58では、室内機Bに補正値を送信することで、サーモON/OFF制御を調整し、本制御を終了する。
すなわち、リモートコントローラAから予め設定された設定温度と室内機Bの吸込み空気の温度を検出する吸込み温度検出手段からセンサ入力手段8を経て入力された検出温度との温度差に基づいてサーモ判定を実施するにあたり、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、補正値設定手段25(ステップS57,S58の機能に相当する)がセンサ入力手段8からの検出温度に対して補正値を設定し、サーモ判定手段47は補正値設定手段25により設定された補正値を検出温度に加味して得た補正温度に基づいてサーモ判定を行なうので、サーモON/OFFするための判定データである室内機Bの吸込み検出温度とリモートコントローラAの設定温度との間の温度差について補正値を加減することができる。従って、室内機BにおけるサーモON/OFF動作と、リモートコントローラ4の吸込み温度および設定温度の表示と、空調空間でユーザーが感じる実感との整合をとることができる。
実施の形態5.
次に、図8のフローチャートで、リモートコントローラに備えられて運転時に点灯するLEDや表示部のバックライト(それぞれ発光部の例)に関し、その点灯可否を設定するアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS61では、リモートコントローラAのフィルタスイッチと点検スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS62へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS62では、現在のLED64およびバックライト65の点灯可否設定を読み出し、ステップS63へ進む。ステップS63では、点灯可否設定が点灯可であればステップS64へ進み、点灯不可であればステップS65へ進む。ステップS64では、点灯可否設定をLED64およびバックライト65の点灯可とするとともに実際にLED64およびバックライト65を点灯し、ステップS66へ進む。ステップS65では、点灯可否設定をLED64およびバックライト65の点灯不可(=常時消灯)とするとともに実際にLED64およびバックライト65を消灯し、ステップS66へ進む。ステップS66では、所定時間経過するまで待ち、所定時間経過しておればステップS67へ進み、所定時間経過していなければステップS66に戻る。ステップS67では、リモートコントローラAのフィルタースイッチと点検スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS68へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS68では、点灯可否設定の可/否を反転切換えし、ステップS63へ進む。
次に、図8のフローチャートで、リモートコントローラに備えられて運転時に点灯するLEDや表示部のバックライト(それぞれ発光部の例)に関し、その点灯可否を設定するアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS61では、リモートコントローラAのフィルタスイッチと点検スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS62へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS62では、現在のLED64およびバックライト65の点灯可否設定を読み出し、ステップS63へ進む。ステップS63では、点灯可否設定が点灯可であればステップS64へ進み、点灯不可であればステップS65へ進む。ステップS64では、点灯可否設定をLED64およびバックライト65の点灯可とするとともに実際にLED64およびバックライト65を点灯し、ステップS66へ進む。ステップS65では、点灯可否設定をLED64およびバックライト65の点灯不可(=常時消灯)とするとともに実際にLED64およびバックライト65を消灯し、ステップS66へ進む。ステップS66では、所定時間経過するまで待ち、所定時間経過しておればステップS67へ進み、所定時間経過していなければステップS66に戻る。ステップS67では、リモートコントローラAのフィルタースイッチと点検スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS68へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS68では、点灯可否設定の可/否を反転切換えし、ステップS63へ進む。
すなわち、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、発光部点灯切替手段31(ステップS63〜S65の機能に相当する)が室内機BまたはリモートコントローラAが保有するLED64やバックライト65などの、運転に伴う点灯を許可状態または禁止状態に切替えて設定するので、LED64およびバックライト65などの発光部の点灯可否を設定でき、劇場・ホールなどのように暗くする必要のある居室で不要な明かりが灯るという状況を回避することができる。また、その設定操作時に、実際に発光部を点灯・消灯させることができるので、操作ミスのないマンマシン性を確保できる。
実施の形態6.
次に、図9のフローチャートで、リモートコントローラによる通常の運転停止や運転モード切替、設定温度切換などの操作に関して、その操作可否を設定するアルゴリズムについて説明する。個別に操作可否設定することも同様に考えられるが、ここでは操作全体の可否設定の例を説明する。
図において、ステップS71では、リモートコントローラの運転/停止スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS72へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS72では、現在の操作可否設定を読み出し、ステップS73へ進む。ステップS73では、操作可否設定が操作可に設定されていればステップS74へ進み、操作不可に設定されていればステップS75へ進む。ステップS74では、操作可否設定を操作可に設定するとともに表示部2の操作禁止表示を消灯し、ステップS76へ進む。ステップS75では、操作可否設定を操作不可にするとともに実際に表示部2の操作禁止表示を点灯し、ステップS76へ進む。ステップS76では、所定時間経過するまで待ち、所定時間経過しておればステップS77へ進み、所定時間経過していなければステップS76に戻る。ステップS77では、リモートコントローラの運転/停止スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS78へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS78では、操作可否設定の可/否を反転切換えし、ステップS73へ進む。
次に、図9のフローチャートで、リモートコントローラによる通常の運転停止や運転モード切替、設定温度切換などの操作に関して、その操作可否を設定するアルゴリズムについて説明する。個別に操作可否設定することも同様に考えられるが、ここでは操作全体の可否設定の例を説明する。
図において、ステップS71では、リモートコントローラの運転/停止スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS72へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS72では、現在の操作可否設定を読み出し、ステップS73へ進む。ステップS73では、操作可否設定が操作可に設定されていればステップS74へ進み、操作不可に設定されていればステップS75へ進む。ステップS74では、操作可否設定を操作可に設定するとともに表示部2の操作禁止表示を消灯し、ステップS76へ進む。ステップS75では、操作可否設定を操作不可にするとともに実際に表示部2の操作禁止表示を点灯し、ステップS76へ進む。ステップS76では、所定時間経過するまで待ち、所定時間経過しておればステップS77へ進み、所定時間経過していなければステップS76に戻る。ステップS77では、リモートコントローラの運転/停止スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS78へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS78では、操作可否設定の可/否を反転切換えし、ステップS73へ進む。
すなわち、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、操作許可禁止切替手段26(ステップS73〜S75の機能に相当する)がリモートコントローラAによる室内機Bまたは室外機Cの通常の制御設定操作を許可状態または禁止状態に切替えて設定するので、リモートコントローラAからの各種操作の可否を設定できる。これにより、学校などの公共環境で管理者の意図外の操作が成された結果として空調環境が悪化するといった状況を回避することができる。また、可否設定の操作時に、リモートコントローラAの表示部2に可否表示させるようにすると、操作ミスのないマンマシン性を確保できる。
実施の形態7.
次に、図10のフローチャートで、一台のリモートコントローラで同時に操作される(=グループ制御される)複数の室内機におけるデマンド制御について説明する。グループ制御される室内機台数は2台以上で任意であるが、ここでは基本になる室内機2台の場合を例に説明する。
なお、デマンド制御指令については、なし、50%デマンド、80%デマンドの3状態をリモートコントローラAに対して外部から指令信号入力される。これまでの例のように、リモートコントローラAにおいて複数のスイッチの操作により設定するようにしてもよい。
図において、ステップS81では、タイマを0、内部変数iを0に設定し、ステップS82に進む。ここで、タイマは計時を継続している。ステップS82では、運転室内機が2台かどうかを判定し、そうであればステップS83へ進み、そうでなければステップS97へ進む。ステップS97では、2台以外の場合の制御を実施するが今回は説明を省略する。ステップS83では、デマンド制御が有効かどうかを判定し、有効であればステップS84へ進み、有効でなければステップS96へ進む。ステップS96では、通常の2台運転の制御を行い、ステップS82へ戻る。ステップS84では、タイマの計時が所定時間を経過したかどうかを判定し、そうであればステップS85へ進み、そうでなければステップS88へ進む。ステップS85では、内部変数iが0かどうかを判定し、0であればステップS86へ進み、0でなければステップS87へ進む。ステップS86では、タイマを0にするとともに内部変数iを1に設定し、ステップS88へ進む。ステップS87では、タイマを0にするとともに内部変数iを0に設定し、ステップS88へ進む。ステップS88では、デマンド制御が50%かどうかを判定し、50%であればステップS89へ進み、そうでなければステップS92へ進む。ステップS89では、内部変数iが0かどうかを判定し、0であればステップS90に進み、0でなければステップS91に進む。ステップS90では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの小さい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの大きい方の室内機を送風運転とし、ステップS82に戻る。ステップS91では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの大きい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの小さい方の室内機を送風運転とし、ステップS82に戻る。ステップS92では、デマンド制御が80%かどうかを判定し、80%であればステップS93へ進み、そうでなければステップS96へ進む。ステップS93では、内部変数iが0かどうかを判定し、0であればステップS94に進み、0でなければステップS95に進む。ステップS94では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの小さい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの大きい方の室内機を風量を設定風量より小さくするとともに室内機の運転制御目標となる冷房時冷媒出口過熱度(スーパーヒート)または暖房時冷媒出口過冷却度(サブクール)をより大きな値とし、ステップS82に戻る。ステップS95では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの大きい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの小さい方の室内機を風量を設定風量より小さくするとともに室内機の運転制御目標となる冷房時冷媒出口過熱度(スーパーヒート)または暖房時冷媒出口過冷却度(サブクール)をより大きな値とし、ステップS82に戻る。
次に、図10のフローチャートで、一台のリモートコントローラで同時に操作される(=グループ制御される)複数の室内機におけるデマンド制御について説明する。グループ制御される室内機台数は2台以上で任意であるが、ここでは基本になる室内機2台の場合を例に説明する。
なお、デマンド制御指令については、なし、50%デマンド、80%デマンドの3状態をリモートコントローラAに対して外部から指令信号入力される。これまでの例のように、リモートコントローラAにおいて複数のスイッチの操作により設定するようにしてもよい。
図において、ステップS81では、タイマを0、内部変数iを0に設定し、ステップS82に進む。ここで、タイマは計時を継続している。ステップS82では、運転室内機が2台かどうかを判定し、そうであればステップS83へ進み、そうでなければステップS97へ進む。ステップS97では、2台以外の場合の制御を実施するが今回は説明を省略する。ステップS83では、デマンド制御が有効かどうかを判定し、有効であればステップS84へ進み、有効でなければステップS96へ進む。ステップS96では、通常の2台運転の制御を行い、ステップS82へ戻る。ステップS84では、タイマの計時が所定時間を経過したかどうかを判定し、そうであればステップS85へ進み、そうでなければステップS88へ進む。ステップS85では、内部変数iが0かどうかを判定し、0であればステップS86へ進み、0でなければステップS87へ進む。ステップS86では、タイマを0にするとともに内部変数iを1に設定し、ステップS88へ進む。ステップS87では、タイマを0にするとともに内部変数iを0に設定し、ステップS88へ進む。ステップS88では、デマンド制御が50%かどうかを判定し、50%であればステップS89へ進み、そうでなければステップS92へ進む。ステップS89では、内部変数iが0かどうかを判定し、0であればステップS90に進み、0でなければステップS91に進む。ステップS90では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの小さい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの大きい方の室内機を送風運転とし、ステップS82に戻る。ステップS91では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの大きい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの小さい方の室内機を送風運転とし、ステップS82に戻る。ステップS92では、デマンド制御が80%かどうかを判定し、80%であればステップS93へ進み、そうでなければステップS96へ進む。ステップS93では、内部変数iが0かどうかを判定し、0であればステップS94に進み、0でなければステップS95に進む。ステップS94では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの小さい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの大きい方の室内機を風量を設定風量より小さくするとともに室内機の運転制御目標となる冷房時冷媒出口過熱度(スーパーヒート)または暖房時冷媒出口過冷却度(サブクール)をより大きな値とし、ステップS82に戻る。ステップS95では、2台の室内機のうち、識別用アドレスの大きい方の室内機を通常運転とし、識別用アドレスの小さい方の室内機を風量を設定風量より小さくするとともに室内機の運転制御目標となる冷房時冷媒出口過熱度(スーパーヒート)または暖房時冷媒出口過冷却度(サブクール)をより大きな値とし、ステップS82に戻る。
すなわち、リモートコントローラAが外部からのデマンド制御要求を受信した場合に、デマンド制御手段30(ステップS83〜S95の機能に相当する)が、リモートコントローラAが管理する複数の室内機Bに対して、各室内機Bに個別にデマンド制御量を割り当てて電力抑制運転を実施させるので、トータルの空調能力を抑制するデマンド制御において、同一空間に配置されていると考えられるグループ制御された複数の室内機間で、空調能力の抑制を個別に分担して切換変更することができる。これにより、空間全体に能力不足感が広がることがなく、快適性の低下を抑制することができる。なお、本例ではリモートコントローラAにおいて全ての制御を実施しているが、室内機Bや室外機Cの保有するコントローラで実施しても良い。
実施の形態8.
次に、図11のフローチャートで、リモートコントローラの運転時間を積算するアルゴリズムについて説明する。
まず、リモートコントローラの運転時間の確認およびゼロクリアのアルゴリズムについて同図(a)のフローチャートで説明する。ステップS101では、リモートコントローラAの運転切換スイッチと時刻設定スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS102へ進み、そうでなければステップS105へ進む。ステップS105では、所定時間(運転時間)を0クリアして本制御を終了する。ステップS102では、リモートコントローラの運転時間の記憶値をリモートコントローラAの表示部2に表示し、ステップS103へ進む。ステップS103では、本制御に入ってから所定時間経過したかどうか判定し、そうであればステップS104へ進み、そうでなければステップS101に戻る。ステップS104では、リモートコントローラの運転時間の記憶値を0クリアし、ステップS101に戻る。
次に、リモートコントローラの運転時間の積算方法について、同図(b)のフローチャートで説明する。ステップS106では、リモートコントローラAが運転停止スイッチの操作により運転に設定されているかどうかを判定し、そうであればステップS107へ進み、そうでなければステップS106に戻る。ステップS107では、リモートコントローラの運転時間の記憶値を加算計時し、ステップS106に戻る。
次に、図11のフローチャートで、リモートコントローラの運転時間を積算するアルゴリズムについて説明する。
まず、リモートコントローラの運転時間の確認およびゼロクリアのアルゴリズムについて同図(a)のフローチャートで説明する。ステップS101では、リモートコントローラAの運転切換スイッチと時刻設定スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS102へ進み、そうでなければステップS105へ進む。ステップS105では、所定時間(運転時間)を0クリアして本制御を終了する。ステップS102では、リモートコントローラの運転時間の記憶値をリモートコントローラAの表示部2に表示し、ステップS103へ進む。ステップS103では、本制御に入ってから所定時間経過したかどうか判定し、そうであればステップS104へ進み、そうでなければステップS101に戻る。ステップS104では、リモートコントローラの運転時間の記憶値を0クリアし、ステップS101に戻る。
次に、リモートコントローラの運転時間の積算方法について、同図(b)のフローチャートで説明する。ステップS106では、リモートコントローラAが運転停止スイッチの操作により運転に設定されているかどうかを判定し、そうであればステップS107へ進み、そうでなければステップS106に戻る。ステップS107では、リモートコントローラの運転時間の記憶値を加算計時し、ステップS106に戻る。
すなわち、運転期間計時記憶手段38(ステップS106,S107の機能に相当する)は空気調和装置が運転状態に設定されている期間を計時して記憶し、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、運転期間表示指令手段39(ステップS102の機能に相当する)は、運転時間計時記憶手段38が記憶している運転期間をリモートコントローラAの表示部2に表示させるので、リモートコントローラAが運転に設定されている時間(運転時間)を積算できユーザーに知らせることができる。このことは、空調を使用するという意思表示の時間を積算する意味があり、実際の圧縮機運転状態や使用電力量に拘わらず、空気調和装置をON操作にして居室が快適に保たれている時間に対して課金することが可能となる。居室の快適性は空調機の運転の他に居室の保温性能なども関連することから、リモートコントローラAの運転時間は居室利用者への課金の指標として納得性が得られやすい。そのうえ、居室利用者は空調負荷が増大しないように省エネ機器を使用したり、窓およびドアの開け放しを抑制したり、窓のブラインドを閉めたりした上で、極力、空気調和装置を停止するようになる。また、居室提供者は空気調和装置の省エネ化を図って電力料金を下げる努力を惜しまなくなることにより、CO2排出量削減にも寄与できる。
実施の形態9.
次に、図12のフローチャートで、リモートコントローラの運転操作を時限的に許可するアルゴリズムについて説明する。ここでは、時限操作禁止の設定については、リモートコントローラAに対して外部から指令信号入力される。但し、これまでの例のように、リモートコントローラにおいて複数のスイッチの操作により設定するようにしてもよい。なお、リモートコントローラAの操作状況については、常時許可と、常時禁止(先に述べた複数スイッチ操作による設定など)と、個々で説明する時限許可の、3つがある。
図において、ステップS111では、リモートコントローラAが常時操作禁止の状態かどうかを判定し、そうであれば、ステップS115へ進み、そうでなければステップS112へ進む。ステップS112では、常時操作許可の状態かどうかを判定し、そうであればステップS114へ進み、そうでなければステップS113へ進む。ステップS113では、時限操作許可状態の中で許可時間内かどうかを判定し、時間内であればステップS114へ進み、そうでなければステップS115へ進む。ステップS114では、リモートコントローラを操作許可状態とし、ステップS111へ戻る。ステップS115では、リモートコントローラを操作禁止状態とし、ステップS115へ戻る。
次に、図12のフローチャートで、リモートコントローラの運転操作を時限的に許可するアルゴリズムについて説明する。ここでは、時限操作禁止の設定については、リモートコントローラAに対して外部から指令信号入力される。但し、これまでの例のように、リモートコントローラにおいて複数のスイッチの操作により設定するようにしてもよい。なお、リモートコントローラAの操作状況については、常時許可と、常時禁止(先に述べた複数スイッチ操作による設定など)と、個々で説明する時限許可の、3つがある。
図において、ステップS111では、リモートコントローラAが常時操作禁止の状態かどうかを判定し、そうであれば、ステップS115へ進み、そうでなければステップS112へ進む。ステップS112では、常時操作許可の状態かどうかを判定し、そうであればステップS114へ進み、そうでなければステップS113へ進む。ステップS113では、時限操作許可状態の中で許可時間内かどうかを判定し、時間内であればステップS114へ進み、そうでなければステップS115へ進む。ステップS114では、リモートコントローラを操作許可状態とし、ステップS111へ戻る。ステップS115では、リモートコントローラを操作禁止状態とし、ステップS115へ戻る。
すなわち、操作許可時間設定手段28がリモートコントローラAの操作許可時間を設定し、設定された操作許可時間中のみ、時限運転手段29(ステップS113,S114の機能に相当する)がリモートコントローラAからの運転操作を可能とするので、例えばカラオケBOXなどのように時間貸しする部屋に配備されたリモートコントローラを契約に基づく時間中だけ自由に使用できるようにすることができる。その場合、操作許可していないときは強制的に運転停止するようにしておけば、空気調和装置の無駄使いも抑制できる。加えて、空気調和装置の自動停止により、利用者に時間貸しの時間切れを気付かせるという副次的効果もある。
実施の形態10.
次に、図13のフローチャートで、機器の異常判定を強化するアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS121では、リモートコントローラAの運転切換スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS122へ進み、そうでなければステップS123へ進む。ステップS122では、異常の判定レベルを低下するとともに、異常検知時の一旦停止後の再運転(リトライ)の回数を0にし、ステップS124へ進む。ステップS123では、異常検知の判定レベルを通常に設定するとともに、異常検知時のリトライ回数を通常の回数に設定し、ステップS124へ進む。ステップS124では、異常を検知したかどうかを判定し、検知した場合はステップS125へ進み、検知していない場合はステップS121へ戻る。ステップS125では、リトライ回数の範囲内かどうかを判定し、リトライ回数以内であればステップS126へ進み、リトライ回数を超過していれば、ステップS127へ進む。ステップS126では、空調機を一旦停止させた後に再運転し、ステップS121へ戻る。ステップS127では、空調機を停止させ、リモートコントローラAの表示部2に異常に関する情報を表示し、ステップS121へ戻る。
なお、本フローチャートではここで着目しているアルゴリズムのみについて説明したが、実際には、ここに通常の空調機制御のアルゴリズムが加わることは言うまでもない。
また、ここで、異常の判定レベルの低下とは、具体的には圧力・温度・電流値などのセンサ取込値の過大および過小の異常判定値を正常範囲を狭める方向に変更することや、通信の不達などの伝送異常状態における異常判定前のリトライ回数を削減することなどを示す。
次に、図13のフローチャートで、機器の異常判定を強化するアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS121では、リモートコントローラAの運転切換スイッチと試運転スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS122へ進み、そうでなければステップS123へ進む。ステップS122では、異常の判定レベルを低下するとともに、異常検知時の一旦停止後の再運転(リトライ)の回数を0にし、ステップS124へ進む。ステップS123では、異常検知の判定レベルを通常に設定するとともに、異常検知時のリトライ回数を通常の回数に設定し、ステップS124へ進む。ステップS124では、異常を検知したかどうかを判定し、検知した場合はステップS125へ進み、検知していない場合はステップS121へ戻る。ステップS125では、リトライ回数の範囲内かどうかを判定し、リトライ回数以内であればステップS126へ進み、リトライ回数を超過していれば、ステップS127へ進む。ステップS126では、空調機を一旦停止させた後に再運転し、ステップS121へ戻る。ステップS127では、空調機を停止させ、リモートコントローラAの表示部2に異常に関する情報を表示し、ステップS121へ戻る。
なお、本フローチャートではここで着目しているアルゴリズムのみについて説明したが、実際には、ここに通常の空調機制御のアルゴリズムが加わることは言うまでもない。
また、ここで、異常の判定レベルの低下とは、具体的には圧力・温度・電流値などのセンサ取込値の過大および過小の異常判定値を正常範囲を狭める方向に変更することや、通信の不達などの伝送異常状態における異常判定前のリトライ回数を削減することなどを示す。
すなわち、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、異常判定強化手段34,45(ステップS122の機能に相当する)が、異常判定手段33,44により判定される空気調和装置の異常判定の判定レベルを通常の判定レベルよりも厳しく設定変更するので、経時劣化で発生しやすくなる不具合や外乱などにより稀に発生する不具合を早期に検知することができる。これにより、不具合の芽を試運転時点で摘むことができ、不具合発生可能性の低い安定した製品をユーザーに引き渡せることから、顧客満足度を向上できる。
実施の形態11.
次に、図14のフローチャートで、試運転時のアクチュエータ動作確認の容易化に関するアルゴリズムについて説明する。アクチュエータとしては、室内機Bのドレン水汲み上げのためのドレンポンプ14、加湿器15、LEV12について説明する。
同図(a)において、ステップS131では、室内機Bが停止中かどうかを判定し、停止中であればステップS132へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS132では、リモートコントローラAの風速スイッチと風向スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS133へ進み、そうでなければステップS135へ進む。ステップS133では、タイマのカウントをスタートし、ステップS134へ進む。ステップS134では、リモートコントローラAから対象室内機Bへドレンポンプ14をONする指令信号を送信し、ステップS135へ進む。ステップS135では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS136へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS136では、リモートコントローラAから対象室内機Bへドレンポンプ14をOFFする指令信号を送信し、本制御を終了する。
この場合、本フローチャートは周期的に繰り返される。また、本フローチャートでは、一旦ドレンポンプ14の動作確認モードに入っても、リモートコントローラAの操作によりいつでも通常運転に戻れるように構成されている。
次に、図14のフローチャートで、試運転時のアクチュエータ動作確認の容易化に関するアルゴリズムについて説明する。アクチュエータとしては、室内機Bのドレン水汲み上げのためのドレンポンプ14、加湿器15、LEV12について説明する。
同図(a)において、ステップS131では、室内機Bが停止中かどうかを判定し、停止中であればステップS132へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS132では、リモートコントローラAの風速スイッチと風向スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS133へ進み、そうでなければステップS135へ進む。ステップS133では、タイマのカウントをスタートし、ステップS134へ進む。ステップS134では、リモートコントローラAから対象室内機Bへドレンポンプ14をONする指令信号を送信し、ステップS135へ進む。ステップS135では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS136へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS136では、リモートコントローラAから対象室内機Bへドレンポンプ14をOFFする指令信号を送信し、本制御を終了する。
この場合、本フローチャートは周期的に繰り返される。また、本フローチャートでは、一旦ドレンポンプ14の動作確認モードに入っても、リモートコントローラAの操作によりいつでも通常運転に戻れるように構成されている。
すなわち、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、アクチュエータ動作確認手段24(ステップS134,S144,S154の機能に相当する)が室内機Bまたは室外機Cの種々のアクチュエータを個々に強制動作させるので、ここではドレンポンプ14を独立に動作制御することができる。これにより、ドレンポンプ14の動作の確認を容易かつ確実に実施できる。
なお、上記フローチャートには反するが、本制御においてドレンポンプON指令(ステップS134)からドレンポンプOFF指令(ステップS136)までのタイマの所定時間カウントの間は、リモートコントローラAを操作禁止にすれば、ドレンポンプ14の調査中に急に室内機Bが別のモードで動き出すことを回避でき、確認の安全性と確実性を確保できる。
なお、上記フローチャートには反するが、本制御においてドレンポンプON指令(ステップS134)からドレンポンプOFF指令(ステップS136)までのタイマの所定時間カウントの間は、リモートコントローラAを操作禁止にすれば、ドレンポンプ14の調査中に急に室内機Bが別のモードで動き出すことを回避でき、確認の安全性と確実性を確保できる。
次に同じく、加湿器15の確認動作について説明する。
同図(b)において、ステップS141では、室内機Bが停止中かどうかを判定し、停止中であればステップS142へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS142では、リモートコントローラAの風速スイッチとルーバースイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS143へ進み、そうでなければステップS145へ進む。ステップS143では、タイマのカウントをスタートし、ステップS144へ進む。ステップS144では、リモートコントローラAから対象室内機Bへ加湿器15をONする指令信号を送信し、ステップS145へ進む。ステップS145では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS146へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS146では、リモートコントローラAから対象室内機Bへ加湿器15をOFFする指令信号を送信し、本制御を終了する。
この場合、本フローチャートは周期的に繰り返される。また、本フローチャートでは、一旦加湿器15の動作確認モードに入っても、リモートコントローラAの操作によりいつでも通常運転に戻れるように構成されている。
同図(b)において、ステップS141では、室内機Bが停止中かどうかを判定し、停止中であればステップS142へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS142では、リモートコントローラAの風速スイッチとルーバースイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS143へ進み、そうでなければステップS145へ進む。ステップS143では、タイマのカウントをスタートし、ステップS144へ進む。ステップS144では、リモートコントローラAから対象室内機Bへ加湿器15をONする指令信号を送信し、ステップS145へ進む。ステップS145では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS146へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS146では、リモートコントローラAから対象室内機Bへ加湿器15をOFFする指令信号を送信し、本制御を終了する。
この場合、本フローチャートは周期的に繰り返される。また、本フローチャートでは、一旦加湿器15の動作確認モードに入っても、リモートコントローラAの操作によりいつでも通常運転に戻れるように構成されている。
すなわち、リモートコントローラAの複数の操作手段の操作により、アクチュエータ動作確認手段24(ステップS144の機能に相当する)によって、室内機Bの加湿器15を独立に動作制御することができる。これにより、加湿器15の動作の確認を容易かつ確実に実施できる。
なお、上記フローチャートに反するが、本制御において加湿器ON指令(ステップS144)から加湿器OFF指令(ステップS146)までのタイマの所定時間カウントの間は、リモートコントローラAを操作禁止にすれば、加湿器15の調査中に急に室内機Bが別のモードで動き出すことを回避でき、確認の安全性と確実性を確保できる。
なお、上記フローチャートに反するが、本制御において加湿器ON指令(ステップS144)から加湿器OFF指令(ステップS146)までのタイマの所定時間カウントの間は、リモートコントローラAを操作禁止にすれば、加湿器15の調査中に急に室内機Bが別のモードで動き出すことを回避でき、確認の安全性と確実性を確保できる。
次に同じく、LEV12の確認動作について説明する。
同図(c)において、ステップS151では、室内機Bが停止中かどうかを判定し、停止中であればステップS152へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS152では、リモートコントローラAの風速スイッチと換気スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS153へ進み、そうでなければステップS155へ進む。ステップS153では、タイマのカウントをスタートし、ステップS154へ進む。ステップS154では、リモートコントローラAから対象室内機BへLEV12を開−閉の繰返しをする指令信号を送信し、ステップS155へ進む。ステップS155では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS156へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS156では、リモートコントローラAから対象室内機BへLEV12を全閉にする指令信号を送信し、本制御を終了する。
この場合も、本フローチャートは周期的に繰り返される。また、本フローチャートでは、一旦LEV12加湿器の動作確認モードに入ってもリモートコントローラAの操作により、いつでも通常運転に戻れるように構成されている。
同図(c)において、ステップS151では、室内機Bが停止中かどうかを判定し、停止中であればステップS152へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS152では、リモートコントローラAの風速スイッチと換気スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS153へ進み、そうでなければステップS155へ進む。ステップS153では、タイマのカウントをスタートし、ステップS154へ進む。ステップS154では、リモートコントローラAから対象室内機BへLEV12を開−閉の繰返しをする指令信号を送信し、ステップS155へ進む。ステップS155では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS156へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS156では、リモートコントローラAから対象室内機BへLEV12を全閉にする指令信号を送信し、本制御を終了する。
この場合も、本フローチャートは周期的に繰り返される。また、本フローチャートでは、一旦LEV12加湿器の動作確認モードに入ってもリモートコントローラAの操作により、いつでも通常運転に戻れるように構成されている。
すなわち、リモートコントローラAの複数の操作手段の操作により、アクチュエータ動作確認手段24(ステップS154の機能に相当する)によって、室内機Bまたは室外機CのLEV12を独立に動作制御することができる。これにより、LEV12の動作の確認を容易かつ確実に実施できる。
なお、上記フローチャートに反するが、本制御においてLEV動作指令(ステップS154)からLEV全閉指令(ステップS156)までのタイマの所定時間カウントの間は、リモートコントローラAを操作禁止にすれば、LEV12の調査中に急に室内機Bが別のモードで動き出すことを回避でき、確認の安全性と確実性を確保できる。
また、通常、LEV調査時には同一冷媒系の室内機は全て停止としておき、冷媒が動いていない状態としておく。
なお、上記フローチャートに反するが、本制御においてLEV動作指令(ステップS154)からLEV全閉指令(ステップS156)までのタイマの所定時間カウントの間は、リモートコントローラAを操作禁止にすれば、LEV12の調査中に急に室内機Bが別のモードで動き出すことを回避でき、確認の安全性と確実性を確保できる。
また、通常、LEV調査時には同一冷媒系の室内機は全て停止としておき、冷媒が動いていない状態としておく。
実施の形態12.
次に、図15のフローチャートで、試運転操作のアルゴリズムについて説明する。試運転時は、サーモ発停を実施せず圧縮機の運転を継続するものである。一般にリモートコントローラによる試運転操作時にはリモートコントローラの管理下の室内機のみ試運転設定となり、同一冷媒系統の空気調和装置全体が試運転になるということはなかったので、この点を改良している。
図において、ステップS161では、リモートコントローラAの運転停止スイッチと試運転スイッチと運転切換スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであれば、ステップS162へ進み、そうでなければステップS165へ進む。ステップS162では、タイマをスタートさせ、ステップS163へ進む。ステップS163では、同一冷媒系統の全リモートコントローラに対して試運転指令を送信し、ステップS164へ進む。ここで試運転指令された各リモートコントローラは管理下の各室内機を試運転動作させる。ステップS164では、同一冷媒系の全リモートコントローラに操作禁止指令を送信し、ステップS165へ進む。ステップS165では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS166へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS166では、同一冷媒系の全リモートコントローラに対して運転停止指令を送信し、ステップS167へ進む。ここで運転停止指令された各リモートコントローラは管理下の各室内機を停止させる。ステップS167では、同一冷媒系統の全リモートコントローラに操作許可指令を送信し、本制御を終了する。
なお、本制御は定期的に繰返し実行される。
次に、図15のフローチャートで、試運転操作のアルゴリズムについて説明する。試運転時は、サーモ発停を実施せず圧縮機の運転を継続するものである。一般にリモートコントローラによる試運転操作時にはリモートコントローラの管理下の室内機のみ試運転設定となり、同一冷媒系統の空気調和装置全体が試運転になるということはなかったので、この点を改良している。
図において、ステップS161では、リモートコントローラAの運転停止スイッチと試運転スイッチと運転切換スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであれば、ステップS162へ進み、そうでなければステップS165へ進む。ステップS162では、タイマをスタートさせ、ステップS163へ進む。ステップS163では、同一冷媒系統の全リモートコントローラに対して試運転指令を送信し、ステップS164へ進む。ここで試運転指令された各リモートコントローラは管理下の各室内機を試運転動作させる。ステップS164では、同一冷媒系の全リモートコントローラに操作禁止指令を送信し、ステップS165へ進む。ステップS165では、タイマが所定時間をカウントアップしているかどうかを判定し、そうであればステップS166へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS166では、同一冷媒系の全リモートコントローラに対して運転停止指令を送信し、ステップS167へ進む。ここで運転停止指令された各リモートコントローラは管理下の各室内機を停止させる。ステップS167では、同一冷媒系統の全リモートコントローラに操作許可指令を送信し、本制御を終了する。
なお、本制御は定期的に繰返し実行される。
すなわち、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、全試運転操作手段27(ステップS163,S164の機能に相当する)が、同一冷媒系統の全てのリモートコントローラを同時に試運転設定し、各リモートコントローラとつながる室内機Bまたは室外機Cを全て同一試運転モードで運転または停止する。これにより、全リモートコントローラは試運転中操作禁止状態となるので、試運転中のユーザーの操作により試運転確認が中断されることがない。また、1台のリモートコントローラの操作で全リモートコントローラおよび全室内機の試運転ができるので、VIPルーム、セキュリティ上の入室禁止場所などのように容易に入室できない場所に対しても試運転設定が可能となる。
実施の形態13.
次に、図16のフローチャートで、機器仕様チェックのアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS171では、リモートコントローラAのルーバースイッチと換気スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS172へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS172では、リモートコントローラAの表示部2に現状の仕様を表示し、ステップS173へ進む。ステップS173では、リモートコントローラAの設定温度△スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS174へ進み、そうでなければステップS171へ戻る。ステップS174ではサイクリックに表示する仕様内容を切換え、ステップS175へ進む。ステップS175では、所定時間経過したかどうかを判定し、所定時間経過までは本ステップに止まり、所定時間経過後ステップS171へ戻る。
ここで、サイクリックに表示される仕様内容は、以下のようなものがある。室外機情報、室内機情報の順に表示され、室内機Bが複数ある場合には識別アドレスの若い順に表示される。室外機Cおよび室内機Bの情報としては、識別アドレス、機器の型名、機器のロットNo.、制御プログラムNo.、機器内のスイッチ設定状態、等がある。表示部2にはアドレスは常時表示し、他の部位または同一部位の反転繰返しで順じサイクリックに各仕様情報が表示されるように構成する。
なお、情報については、表示する際に伝送手段5による通信で各機器から情報収集する。
次に、図16のフローチャートで、機器仕様チェックのアルゴリズムについて説明する。
図において、ステップS171では、リモートコントローラAのルーバースイッチと換気スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS172へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS172では、リモートコントローラAの表示部2に現状の仕様を表示し、ステップS173へ進む。ステップS173では、リモートコントローラAの設定温度△スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS174へ進み、そうでなければステップS171へ戻る。ステップS174ではサイクリックに表示する仕様内容を切換え、ステップS175へ進む。ステップS175では、所定時間経過したかどうかを判定し、所定時間経過までは本ステップに止まり、所定時間経過後ステップS171へ戻る。
ここで、サイクリックに表示される仕様内容は、以下のようなものがある。室外機情報、室内機情報の順に表示され、室内機Bが複数ある場合には識別アドレスの若い順に表示される。室外機Cおよび室内機Bの情報としては、識別アドレス、機器の型名、機器のロットNo.、制御プログラムNo.、機器内のスイッチ設定状態、等がある。表示部2にはアドレスは常時表示し、他の部位または同一部位の反転繰返しで順じサイクリックに各仕様情報が表示されるように構成する。
なお、情報については、表示する際に伝送手段5による通信で各機器から情報収集する。
すなわち、リモートコントローラAの複数のスイッチが所定の組合せで操作されたときに、固有情報抽出手段37(ステップS172の機能に相当する)が、室外機Cおよび室内機Bの型名、ロット、プログラム番号、個別設定状態などの固有情報を室内機Bや室外機Cの固有情報記憶手段42から抽出してリモートコントローラAの表示部2に表示するので、手元のリモートコントローラAを操作するだけで、屋上や天井内部に隠蔽された室内機などに関する主要な情報を容易に入手することができる。
実施の形態14.
次に、図17のフローチャートで、異常状態のリセット制御のアルゴリズムについて説明する。
これは、一旦異常と判定して異常表示しつつ停止しているリモートコントローラに対し、他機器の操作および動作に伴い異常表示を抹消し、通常停止状態に戻すものである。
図において、ステップS181では、異常検知しているかどうかを判定し、そうであれば、ステップS182へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS182では、リモートコントローラAの表示部2に異常に関する表示を行い、ステップS183へ進む。ステップS183では、リモートコントローラAの運転停止スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS184へ進み、そうでなければステップS186へ進む。ステップS184では、対象室内機Bの停止処理を実施し、ステップS185へ進む。ステップS185では、リモートコントローラAの表示部2の異常に関する表示を消灯し、本制御を終了する。ステップS186では、伝送にて他機器からの異常リセットを受信したかどうかを判定し、そうであればステップS184へ進み、そうでなければ本制御を終了する。
ここで、ステップS186における同一冷媒系の他機器からの異常リセット受信に関して説明する。他機器において、ステップS191では、異常状態かどうかを判定し、そうであればステップS192へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS192では、異常状態を解除するかどうかを判定し、解除する場合はステップS193へ進み、そうでない場合は、本制御を終了する。ステップS193では、自機器に関する異常解除処理を実施し、ステップS194へ進む。ステップS194では、異常リセット信号を同一冷媒系の機器を管理しているリモートコントローラAに対して送信し、本制御を終了する。
次に、図17のフローチャートで、異常状態のリセット制御のアルゴリズムについて説明する。
これは、一旦異常と判定して異常表示しつつ停止しているリモートコントローラに対し、他機器の操作および動作に伴い異常表示を抹消し、通常停止状態に戻すものである。
図において、ステップS181では、異常検知しているかどうかを判定し、そうであれば、ステップS182へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS182では、リモートコントローラAの表示部2に異常に関する表示を行い、ステップS183へ進む。ステップS183では、リモートコントローラAの運転停止スイッチが操作されているかどうかを判定し、そうであればステップS184へ進み、そうでなければステップS186へ進む。ステップS184では、対象室内機Bの停止処理を実施し、ステップS185へ進む。ステップS185では、リモートコントローラAの表示部2の異常に関する表示を消灯し、本制御を終了する。ステップS186では、伝送にて他機器からの異常リセットを受信したかどうかを判定し、そうであればステップS184へ進み、そうでなければ本制御を終了する。
ここで、ステップS186における同一冷媒系の他機器からの異常リセット受信に関して説明する。他機器において、ステップS191では、異常状態かどうかを判定し、そうであればステップS192へ進み、そうでなければ本制御を終了する。ステップS192では、異常状態を解除するかどうかを判定し、解除する場合はステップS193へ進み、そうでない場合は、本制御を終了する。ステップS193では、自機器に関する異常解除処理を実施し、ステップS194へ進む。ステップS194では、異常リセット信号を同一冷媒系の機器を管理しているリモートコントローラAに対して送信し、本制御を終了する。
すなわち、リモートコントローラAの表示部2が異常表示をしている時に、そのリモートコントローラAで運転操作をした場合、または同一冷媒系に接続されている他のリモートコントローラで異常リセット操作をした場合に、異常表示解除手段32(ステップS185の機能に相当する)がリモートコントローラAの表示部2の異常表示を消すので、異常表示しつつ停止しているリモートコントローラAを通常停止状態に戻すことができ、運転させるために異常解除するという操作を1ステップ削減でき、いつでも正常運転が再開可能であるにも拘わらずリモートコントローラAを手元で操作するまで異常表示が残るというアンマッチ状態を回避することができる。なお、異常解除操作は、フローチャートで示したように、通常は、異常表示しているリモートコントローラAで運転/停止スイッチを操作して一旦停止にすることにより実現される。
実施の形態15.
次に、図18のフローチャートで、機器の周囲環境に応じた運転禁止制御のアルゴリズムについて説明する。
まず、環境条件の情報収集について、説明する。環境条件としては、室外機が設置される周囲の温度環境(外気温度)と、空気調和装置の電源が投入されてからの経過時間の、2つを考える。
まず、外気温度については、同図(a)において、ステップS211では、所定時間が経過したかどうかを判定し、所定時間経過まではステップS211で待機し、所定時間経過後ステップS212へ進む。すなわち、所定時間ごとにステップS212を実行する。ステップS212では、外気温度情報を室外機から伝送手段5を介して入手する。
次に、図18のフローチャートで、機器の周囲環境に応じた運転禁止制御のアルゴリズムについて説明する。
まず、環境条件の情報収集について、説明する。環境条件としては、室外機が設置される周囲の温度環境(外気温度)と、空気調和装置の電源が投入されてからの経過時間の、2つを考える。
まず、外気温度については、同図(a)において、ステップS211では、所定時間が経過したかどうかを判定し、所定時間経過まではステップS211で待機し、所定時間経過後ステップS212へ進む。すなわち、所定時間ごとにステップS212を実行する。ステップS212では、外気温度情報を室外機から伝送手段5を介して入手する。
電源投入からの経過時間については、同図(b)において、ステップS221では、電源投入に対応して通電時間タイマをリセットし、ステップS222へ進む。ステップS222では、通電時間タイマを加算し、ステップS223へ進む。ステップS223では、試運転状態かどうかを判定し、そうであればステップS224へ進み、そうでなければステップS222へ戻る。ステップS224では、強制的に通電時間タイマをカウントアップ時間まで進め、ステップS222へ戻る。
これは、試運転を1回実施した後は、本タイマによる運転禁止を実施しないための処理である。
後述のステップS204での環境条件の判定は、上記の外気温度が所定温度以上であれば運転可と判定し、また電源投入から所定時間以上経過していれば運転可と判定する。
これは、試運転を1回実施した後は、本タイマによる運転禁止を実施しないための処理である。
後述のステップS204での環境条件の判定は、上記の外気温度が所定温度以上であれば運転可と判定し、また電源投入から所定時間以上経過していれば運転可と判定する。
次に、運転禁止制御について説明する。同図(c)において、ステップS202では、試運転設定されているかどうかを判定し、試運転に設定されていればステップS208へ進み、そうでなければステップS203へ進む。ステップS208では、試運転状態とし、ステップS206へ進む。ステップS203では、運転/停止スイッチで運転設定されているかどうかを判定し、運転設定であればステップS204へ進み、そうでなければステップS209へ進む。ステップS209では、停止状態とし、本制御を終了する。ステップS204では、環境条件が運転可であるかどうかを判定し、可であればステップS205へ進み、そうでなければステップS207へ進む。ステップS205では、運転状態とし、ステップS206へ進む。ステップS206では、空調室内機へ運転モードを送信し、本制御を終了する。ステップS207では、運転禁止状態とし、リモートコントローラに禁止である旨表示し、本制御を終了する。
このフローチャートにより、停止状態からリモートコントローラによって運転に切替えようとした際に、運転禁止条件であればその旨をリモートコントローラAの表示部2に表示するとともに運転停止状態を保つことができる。
ここで、検出した外気温度に基づいて運転可否を判定して運転禁止しているのは、外気温度が低い時に空気調和装置を運転すると、運転圧力が低くなりすぎ、圧縮機に過度のストレスを与えることがあるからである。
電源投入からの通電時間で運転可否を判定して運転禁止しているのは、通電開始から圧縮機を余熱するクランクケースヒータの通電が始まり、この発熱により圧縮機内部に寝込んだ冷媒を気化して圧縮機外へ押し出し、圧縮機内の冷凍機油の濃度を上昇するという制御が充分機能するまで、圧縮機の運転を禁止しておかないと、寝込み冷媒が圧縮機の圧縮室内に流入して液圧縮することで圧縮室を機械的に破損したり、低濃度の冷凍機油による潤滑不足で圧縮機内部の摺動部の破損が発生したりすることが考えられるためである。
このフローチャートにより、停止状態からリモートコントローラによって運転に切替えようとした際に、運転禁止条件であればその旨をリモートコントローラAの表示部2に表示するとともに運転停止状態を保つことができる。
ここで、検出した外気温度に基づいて運転可否を判定して運転禁止しているのは、外気温度が低い時に空気調和装置を運転すると、運転圧力が低くなりすぎ、圧縮機に過度のストレスを与えることがあるからである。
電源投入からの通電時間で運転可否を判定して運転禁止しているのは、通電開始から圧縮機を余熱するクランクケースヒータの通電が始まり、この発熱により圧縮機内部に寝込んだ冷媒を気化して圧縮機外へ押し出し、圧縮機内の冷凍機油の濃度を上昇するという制御が充分機能するまで、圧縮機の運転を禁止しておかないと、寝込み冷媒が圧縮機の圧縮室内に流入して液圧縮することで圧縮室を機械的に破損したり、低濃度の冷凍機油による潤滑不足で圧縮機内部の摺動部の破損が発生したりすることが考えられるためである。
すなわち、リモートコントローラAのスイッチより室内機Bまたは室外機Cが運転されたときに、室内機Bまたは室外機Cの環境条件検出手段48(ステップS212の機能に相当する)により検出された環境条件に基づいて、運転可否判定手段49(ステップS204の機能に相当する)がその室内機Bまたは室外機Cの運転許可または運転禁止を判定し、運転可否判定手段49が運転禁止と判定した場合に、リモートコントローラAの運転保留手段36(ステップS207の機能に相当する)は、設定された運転を実行することなくその室内機Bまたは室外機Cの運転禁止の旨をリモートコントローラAの表示部2に表示させるので、従来は人によるリモートコントローラAの操作に応じて無条件に運転開始していたものを、条件に応じて運転禁止にすることができ、不用意に機器破損に至るような運転の開始を回避できる。また、従来は取扱説明書などの別情報で取り扱われて人に頼っていた内容が空気調和装置自体で管理されるので、機器破損を完全に予防することができる。禁止の条件を種々設定することで先に説明した操作禁止と同様に適用することもできる。
実施の形態16.
次に、図19に示したリモートコントローラの外観図により、これまでに説明した複数スイッチ操作による付加機能設定を簡易に実行するためのテンプレートの働きについて説明する。例として、図16に示した機能で説明する。
リモートコントローラAは操作部1の複数のスイッチ(操作手段)を被う大きさのテンプレートTを備えている。テンプレートTは、リモートコントローラAの前面と同等の外形を持つ可搬式で板状のプレート本体Pからなっている。このプレート本体Pには、所定の組合せで同時に操作される複数のスイッチを被うプレート本体Pの部分に形成されていてテンプレートTをリモートコントローラAの前面に押し当てたときにその所定の組合せに係るスイッチと接触して操作する接触操作部61と、所定の組合せに係るスイッチ以外のスイッチと対面するプレート本体Pの部分に開口する開放穴部62と、開放穴部62から覗くスイッチに付与されている操作内容をそのスイッチ近傍のプレート本体Pの部分に記載した操作内容記載部63とが設けられている。この例において、接触操作部61はルーバースイッチおよび換気スイッチを被う部分に設けられている。表示部2については、そのテンプレートTで実施する付加機能において必要な部分のみ開放し、不要部分は塞いだ形状をしている。
前記の操作内容記載部63は、適用する付加機能名称および付加機能実現のために使用するスイッチの近傍にスイッチの意味付け説明(例えば、機器仕様情報収集用)を記載したものである。
次に、図19に示したリモートコントローラの外観図により、これまでに説明した複数スイッチ操作による付加機能設定を簡易に実行するためのテンプレートの働きについて説明する。例として、図16に示した機能で説明する。
リモートコントローラAは操作部1の複数のスイッチ(操作手段)を被う大きさのテンプレートTを備えている。テンプレートTは、リモートコントローラAの前面と同等の外形を持つ可搬式で板状のプレート本体Pからなっている。このプレート本体Pには、所定の組合せで同時に操作される複数のスイッチを被うプレート本体Pの部分に形成されていてテンプレートTをリモートコントローラAの前面に押し当てたときにその所定の組合せに係るスイッチと接触して操作する接触操作部61と、所定の組合せに係るスイッチ以外のスイッチと対面するプレート本体Pの部分に開口する開放穴部62と、開放穴部62から覗くスイッチに付与されている操作内容をそのスイッチ近傍のプレート本体Pの部分に記載した操作内容記載部63とが設けられている。この例において、接触操作部61はルーバースイッチおよび換気スイッチを被う部分に設けられている。表示部2については、そのテンプレートTで実施する付加機能において必要な部分のみ開放し、不要部分は塞いだ形状をしている。
前記の操作内容記載部63は、適用する付加機能名称および付加機能実現のために使用するスイッチの近傍にスイッチの意味付け説明(例えば、機器仕様情報収集用)を記載したものである。
テンプレートTの使用は、必要な付加機能に応じたテンプレートを用意し、リモートコントローラAの前面に押し当てるとともに追加で必要なスイッチを操作し、表示部2を確認することで実現する。
すなわち、テンプレートTをリモートコントローラAの前面に押し当てることで、接触操作部61により、同時に必要な複数のスイッチを簡単、確実に操作できる。また、追加で操作しようとするスイッチが開放穴部62にある場合にはどのスイッチをどのように操作すればどのような付加機能が得られるかが、操作内容記載部63に表示されている記載内容から一目瞭然に判る。従って、多数ある付加機能に対して、個々に複雑な操作を覚えておく必要がない。表示についても何処を見れば良いかがはっきりするので見落としがなくなる。すなわち、付加機能をより簡単に利用できるという効果がある。
すなわち、テンプレートTをリモートコントローラAの前面に押し当てることで、接触操作部61により、同時に必要な複数のスイッチを簡単、確実に操作できる。また、追加で操作しようとするスイッチが開放穴部62にある場合にはどのスイッチをどのように操作すればどのような付加機能が得られるかが、操作内容記載部63に表示されている記載内容から一目瞭然に判る。従って、多数ある付加機能に対して、個々に複雑な操作を覚えておく必要がない。表示についても何処を見れば良いかがはっきりするので見落としがなくなる。すなわち、付加機能をより簡単に利用できるという効果がある。
ところで、上記説明では、この発明をリモートコントローラに利用する場合について述べたが、同じ構成で、室内機や室外機に、あるいはその他の操作・表示装置にも利用できることは言うまでもない。
A リモートコントローラ、B 室内機、C 室外機、P プレート本体、T テンプレート、1 設定部、2 表示部、3 リモコンの制御手段、4 リモコンの記憶手段、5 伝送手段、7 室内機または室外機の制御手段、8 センサ入力手段、9 室内機または室外機の記憶手段、10 アクチュエータ出力手段、11 ファン、12 LEV、13 ベーン、14 ドレンポンプ、15 加湿器、21 運転内容設定手段、22 優先空調設定手段、23 制御変更手段、24 アクチュエータ動作確認手段、28 操作許可時間設定手段、29 時限運転手段、31 発光部点灯切替手段、33 異常判定手段、35 異常時対応設定手段、36 運転保留手段、43 運転内容実行手段、44 異常判定手段、48 環境条件検出手段、49 運転可否判定手段、61 接触操作部、62 開放穴部、63 操作内容記載部、64 LED、65 バックライト。
Claims (7)
- 被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、前記室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、前記室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、前記リモートコントローラが、前記室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、前記室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、前記リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、前記操作手段の組合せについて予め付与されている前記室内機または室外機の運転内容を設定する運転内容設定手段と、前記運転内容設定手段に前記室内機または室外機の運転内容が設定されたときに当該運転内容を前記室内機または室外機に実行させる運転内容実行手段とを具備するとともに、前記リモートコントローラは少なくとも前記複数の操作手段を被う大きさのテンプレートを備え、前記テンプレートは板状のプレート本体からなり、該テンプレートに、前記所定の組合せで同時に操作される複数の操作手段を被う前記プレート本体の部分に形成されていて前記テンプレートを前記リモートコントローラに装着したときに当該所定の組合せに係る操作手段と接触して操作する接触操作部と、前記所定の組合せに係る操作手段以外の操作手段と対面する前記プレート本体の部分に開口する開放穴部と、前記開放穴部から覗く操作手段に付与されている操作内容を当該操作手段近傍のプレート本体の部分に記載した操作内容記載部とが設けられていることを特徴とする空気調和装置。
- 被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、前記室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、前記室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、前記リモートコントローラが、前記室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、前記室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、前記リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに優先空調設定を行う優先空調設定手段と、前記優先空調設定手段により優先空調設定が行なわれたときに、前記リモートコントローラの制御対象として予め設定されている前記室内機の熱交換量が所定期間中に増大するように制御変更指令を当該室内機に出力するとともに、前記リモートコントローラの制御対象外の室内機の熱交換量が所定期間中に減少するように制御変更指令を前記制御対象外の室内機に出力する制御変更手段とを具備したことを特徴とする空気調和装置。
- 被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、前記室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、前記室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、前記リモートコントローラが、前記室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、前記室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、前記リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、前記室内機または室外機の種々のアクチュエータを個々に強制動作させるアクチュエータ動作確認手段を具備したことを特徴とする空気調和装置。
- 被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、前記室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、前記室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、前記リモートコントローラが、前記室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、前記室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、前記リモートコントローラの複数の操作手段が所定の組合せで操作されたときに、前記室内機またはリモートコントローラが保有する発光部の、運転に伴う点灯を許可状態または禁止状態に切替えて設定する発光部点灯切替手段を具備したことを特徴とする空気調和装置。
- 被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、前記室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、前記室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、前記リモートコントローラが、前記室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、前記室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、前記室内機または室外機の異常を判定する異常判定手段と、前記リモートコントローラの異常を判定する異常判定手段と、前記室内機または室外機の異常判定手段または前記リモートコントローラの異常判定手段が異常と判定した場合に前記室内機または室外機を運転停止する異常停止手段と、前記室内機または室外機の異常判定手段または前記リモートコントローラの異常判定手段が異常と判定した場合に前記リモートコントローラの表示手段に異常の旨を表示する通常モードと前記リモートコントローラから前記室内機または室外機に対して異常リセット信号を伝達して再運転を実行させるリトライモードとに切替え設定する異常時対応設定手段とを具備したことを特徴とする空気調和装置。
- 被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、前記室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、前記室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、前記リモートコントローラが、前記室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、前記室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、前記室内機または室外機の環境条件を検出する環境条件検出手段と、前記リモートコントローラの操作手段より前記室内機または室外機が運転されたときに前記環境条件検出手段により検出された環境条件に基づいて当該室内機または室外機の運転許可または運転禁止を判定する運転可否判定手段と、前記運転可否判定手段が運転禁止と判定した場合には設定された運転を実行することなく当該室内機または室外機の運転禁止の旨を前記リモートコントローラの表示手段に表示させる運転保留手段とを具備したことを特徴とする空気調和装置。
- 被空調空間を空気調和する少なくとも1台の室内機と、前記室内機との間で冷媒回路を構成する室外機と、前記室内機または室外機と伝送手段を介して双方向に情報伝達するリモートコントローラとを備えてなり、前記リモートコントローラが、前記室内機または室外機の運転条件データを設定入力するための複数の操作手段と、前記室内機または室外機の運転状況を表示する表示手段とを有している空気調和装置において、前記リモートコントローラの操作許可時間を設定する操作許可時間設定手段と、前記操作許可時間設定手段により設定された操作許可時間中のみ前記リモートコントローラからの運転操作を可能とする時限運転手段とを具備したことを特徴とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-12-21 JP JP2004368695A patent/JP2006177571A/ja active Pending
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