JP2006177323A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract


【課題】キャニスタ内に蓄える蒸発燃料を適量に制御することができ、かつ運転者に違和感を与えないハイブリッド自動車を提供する。
【解決手段】 ハイブリッド自動車10は、モータ12による走行中に、キャニスタ21に蓄えた蒸発燃料18が所定量に達したとき、キャニスタ21内から蒸発燃料18を取り出す取出し手段22と、エンジン11とは別に設けられ、この取出し手段22で取り出した蒸発燃料18を燃焼させる燃焼手段23とを備える。さらに、ハイブリッド自動車10は、燃焼手段23で蒸発燃料18を燃焼させた際に、燃焼手段23で発生した燃焼熱を電力に変換させる電力変換手段24を備え、変換した電力をモータ12の駆動に用いるように構成したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明はハイブリッド自動車に係り、特に、駆動源としてエンジンおよびモータを備えたハイブリッド自動車に関する。
通常の自動車は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をキャニスタに蓄え、蓄えた蒸発燃料を、エンジンの駆動時にキャニスタから取り出し、取り出した蒸発燃料を燃焼室内に導いて燃焼させるように構成されている。
一方、自動車のなかには、駆動源としてエンジンおよびモータを備え、車両の走行状態に応じてエンジンによる走行やモータによる走行に切り換わるハイブリッド自動車が知られている。
このハイブリッド自動車によれば、エンジンが休止状態になり、モータの駆動で走行する場合がある。
エンジン休止期間中には、キャニスタ内から蒸発燃料を取り出して燃焼室に導くことはできない。このため、蒸発燃料がキャニスタ内に所定量を超えて蓄えてしまう虞がある。
この対策として、キャニスタ内に蒸発燃料が所定量蓄えられた状態において、エンジンによる走行からモータによる走行に切り換わる時期になった場合、エンジンの駆動を継続させ、キャニスタ内から蒸発燃料を取り出すものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−282969号公報
特許文献1のハイブリッド自動車によれば、キャニスタ内に蒸発燃料が所定量蓄えられた状態において、エンジンによる走行からモータによる走行に切り換わる時期になった場合、エンジンによる走行を継続させることで、キャニスタ内から蒸発燃料を取り出して燃焼室に導くことができる。
キャニスタ内から蒸発燃料を取り出すことで、キャニスタ内の蒸発燃料を、除去あるいは減少させることができる。
しかし、特許文献1のハイブリッド自動車では、キャニスタ内に蒸発燃料が所定量蓄えられた状態においては、エンジンによる走行からモータによる走行に切り換わる時期になっても、エンジンによる走行が継続される。
このため、エンジンによる走行からモータによる走行に切り換わる時期が、運転者の考えている時期からずれてしまい、運転者は違和感を持つことになる。
本発明は、キャニスタ内に蓄える蒸発燃料を適量に制御することができ、かつ運転者に違和感を与えないハイブリッド自動車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、駆動源としてエンジンおよびモータを備え、このエンジンに供給する燃料を燃料タンクに蓄え、この燃料タンク内で発生した蒸発燃料をキャニスタに蓄えるハイブリッド自動車において、前記モータによる走行中に、前記キャニスタに蓄えた蒸発燃料が所定量に達したとき、キャニスタ内から蒸発燃料を取り出す取出し手段と、前記エンジンとは別に設けられ、この取出し手段で取り出した蒸発燃料を燃焼させる燃焼手段とを備えたことを特徴とする。
モータによる走行中に、キャニスタに蓄えた蒸発燃料が所定量に達したとき、取出し手段でキャニスタ内から蒸発燃料を取り出す。そして、キャニスタから取り出した蒸発燃料を燃焼手段で燃焼させる。
よって、モータによる走行中においても、エンジンによる走行と同様に、キャニスタ内の蒸発燃料を適量に制御することができる。
これにより、キャニスタ内の蒸発燃料を適量に保つために、エンジンによる走行からモータによる走行に切り換わる時期に、エンジンによる走行を継続させる必要がない。
したがって、エンジンによる走行からモータによる走行に切り変える時期が、運転者の考えている時期と一致させることができる。
請求項2は、前記燃焼手段で蒸発燃料を燃焼させた際に発生した熱エネルギーを電力に変換させる電力変換手段を備え、この電力変換手段で変換した電力を前記モータの駆動に用いるように構成したことを特徴とする。
これにより、蒸発燃料を燃焼する際に発生した熱エネルギーを有効に利用して、燃費を良好に保つことができる。
請求項3は、前記燃焼手段で蒸発燃料を燃焼させた際に発生した熱エネルギーで、前記エンジンの排気手段に備えた排ガス浄化触媒を加熱するように構成したことを特徴とする。
ここで、エンジンの排気手段には、燃焼室内で燃焼した燃焼ガス、すなわち排ガスを浄化する排ガス浄化触媒を備えている。
この排ガス浄化触媒の浄化作用を良好に保つためには、排ガス浄化触媒を好適な温度に保つ必要がある。
そこで、請求項3において、蒸発燃料を燃焼した際の熱エネルギーで排ガス浄化触媒を加熱することで、排ガス浄化触媒は好適な温度に保つ。
これにより、排ガス浄化触媒で燃焼ガス、すなわち排気ガスを良好に浄化することができる。
本発明に係るハイブリッド自動車では、モータによる走行中において、キャニスタ内の蒸発燃料を適量に抑えることで、エンジンによる走行からモータによる走行に切り換わる時期を、運転者の考えている時期と一致させて、運転者に違和感を与えないようにすることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るハイブリッド自動車を示す概略説明図である。
ハイブリッド自動車10は、駆動源としてエンジン11およびモータ12を備え、このモータ12を駆動するための蓄電池13を備え、エンジン11に供給する燃料15を蓄える燃料タンク16を備え、この燃料タンク16内で発生した蒸発燃料18を蓄えるキャニスタ21を備える。
さらに、ハイブリッド自動車10は、モータ12による走行中に、キャニスタ21に蓄えた蒸発燃料18が所定量に達したとき、キャニスタ21内から蒸発燃料18を取り出す取出し手段22と、エンジン11とは別に設けられ、この取出し手段22で取り出した蒸発燃料18を燃焼させる燃焼手段23とを備える。
加えて、ハイブリッド自動車10は、燃焼手段23で蒸発燃料18を燃焼させた際に、燃焼手段23で発生した燃焼熱を電力に変換させる電力変換手段24を備え、変換した電力をモータ12の駆動に用いるように構成したものである。
以下、ハイブリッド自動車10の各構成部材について説明する。
キャニスタ21は、第1流路31を介して燃料タンク16に連通され、第2流路32を介してエンジン11の吸気通路33に連通され、第1流路31の途中にチェック弁34が設けられ、第2通路32の途中に開閉弁35が設けられている。
開閉弁35は、通常の状態では開状態に保たれる常時開のバルブである。
燃料タンク16内に蒸発燃料18が発生した場合、燃料タンク16内の内圧が規定値を超えてチェック弁34が開く。燃料タンク16内の蒸発燃料18が第1流路31を経てキャニスタ21内の活性炭38に吸着される。
エンジン11による走行の際には、エンジン11を駆動することにより吸気通路33が負圧になる。これにより、キャニスタ21の外気導入流路41からキャニスタ21内にエアを取り入れ、取り入れたエアを活性炭38に通すことで、活性炭38に吸着されている蒸発燃料18を離脱させ、離脱した蒸発燃料18を第2通路32および吸気通路33を介してエンジン11の燃焼室(図示せず)内に導く。
同時に、外部からエアクリーナ42を介してエアを吸気通路33に導き、エアがスロットル弁43を通過する際に、吸気通路33に吸い上げた燃料15と混合される。
混合された混合ガスは、吸気通路33を経てエンジン11の燃焼室内に導かれる。
混合ガスがエンジン11の燃焼室内で燃焼することにより燃焼ガスが発生する。燃焼ガスは、排気手段44の排ガス浄化触媒45を通過することにより浄化されて外部に排気される。
排気手段44は、排ガス浄化触媒45の他に排気管やマフラーなどを備えるエキゾーストパイプであるが、ここでは、理解を容易にするためにマフラーなどを省略して説明する。
取出し手段22は、キャニスタ21内の蒸発燃料18を検出する検出部48を備え、第2流路32の途中に、第2流路32を開閉する開閉弁35を備え、第2流路32のうち、開閉弁35とキャニスタ21との途中の部位を燃焼手段23に連通する第3流路52を備え、第3通路52の途中にキャニスタ21内の蒸発燃料18を第3通路52を経て燃焼手段23に送るポンプ53を備え、検知部48から出力した検知信号に基づいて開閉弁35およびポンプ53を制御する制御部55を備える。
検出部48は、キャニスタ21内に所定量の蒸発燃料18が蓄えられた際に、蒸発燃料18が所定量を超えたことを検知し、検知した検知信号を制御部55に出力するものである。
ポンプ53は、制御部55からの信号で駆動することにより、キャニスタ21内の蒸発燃料18を第3通路52を経て燃焼手段23に送るものである。
ポンプ53は、一例として、蓄電池13からの電力で駆動されるものである。
開閉弁35は、前述したように、通常の状態で開状態に保たれ、制御部55からの信号に基づいて開閉する常時開のバルブである。
制御部55は、検出部48からの検知信号に基づいて、開閉弁35を閉じる信号を開閉弁35に伝えるとともに、ポンプ53を駆動する駆動信号をポンプ53に伝えるものである。
燃焼手段23は、第2流路32の一部および第3流路52を介してキャニスタ21に連通する燃焼容器51を備え、この燃焼容器51内に燃焼触媒57およびヒータ58を備え、燃焼容器51の外部に冷却ファン59を備え、冷却ファン59の駆動/停止を選択するために温度検出部61を備える。
この燃焼手段23によれば、キャニスタ21から導かれた蒸発燃料18を燃焼して排気口63から外部に排気することができる。
燃焼触媒57は、キャニスタ21から第3流路52を介して導かれた蒸発燃料18を酸素と反応させて燃焼するものである。燃焼触媒57で蒸発燃料18を燃焼することで、燃焼の際に熱エネルギーが発生する。
この燃焼触媒57は、一例として、プラチナが用いられる。
燃焼の際に発生した熱エネルギーで、電力変換手段24および排ガス浄化触媒45を加熱する。排ガス浄化触媒45を加熱することで、排ガス浄化触媒45を好適な温度に保ち、排ガス浄化触媒45の浄化作用を良好に保つ。
ここで、排ガス浄化触媒45は、一例として、燃焼容器51の上面のうち、前部に備える。なお、排ガス浄化触媒45を設ける部位はこれに限定するものではない。
ヒータ58は、燃焼触媒57の燃焼作用を良好に保つように、燃焼触媒57を加熱して好適な温度に保つための加熱器である。
このヒータ58は、一例として、蓄電池13からの電力で加熱されるものである。
冷却ファン59は、燃焼触媒57の耐熱温度を超えないように、燃焼触媒57を冷却して好適な温度に保つための冷却器である。
冷却ファン57は、一例として、蓄電池13からの電力で駆動されるものである。
温度検出部61は、燃焼触媒57の温度を検出し、燃焼触媒57の温度が適性温度の下限、および適性温度の上限になったとき、適性温度の上限や下限を検出し、下限検出信号や上限検出信号を制御部55に伝えるものである。
ここで、適性温度とは、燃焼触媒57が蒸発燃料18を良好に燃焼することができ、かつ耐熱温度を超えない温度をいう。
燃焼触媒57が、適性温度の下限まで下降したとき、適性温度の下限になったことを温度検出部61で検出し、下限検出信号を制御部55に伝える。
制御部55は、この下限検出信号に基づいてヒータ58が加熱する加熱信号を出力する。
一方、燃焼触媒57が、適性温度の上限まで上昇したとき、適性温度の上限になったことを温度検出部61で検出し、上限検出信号を制御部55に伝える。
制御部55は、この上限検出信号に基づいて冷却ファン59が駆動する冷却信号を出力する。
電力変換手段24は、燃焼手段23で発生した燃焼熱(熱エネルギー)を電力に変換させるもので、一例として熱電変換素子(ペルチェ素子)が該当する。
電力変換手段24で変換した電力を、モータ12や冷却ファン59などを駆動するために用い、残りの電力を蓄電池13に蓄える。
ここで、電力変換手段24は、一例として、燃焼容器51の上面のうち、後部に備える。なお、電力変換手段24を設ける部位はこれに限定するものではない。
次に、本発明に係るハイブリッド自動車10の作用を図2〜図5に基づいて説明する。
先ず、図2に基づいてエンジン11による走行の例を説明する。
図2(a),(b)は本発明に係るハイブリッド自動車のエンジンによる走行の状態を説明する図である。
(a)において、燃料タンク16内に蒸発燃料18が矢印Aの如く発生し、燃料タンク16内の内圧が規定値を超える。
チェック弁34が開いて、燃料タンク16内の蒸発燃料18が第1流路31に矢印Bの如く導かれる。
導かれた燃料蒸発18は、第1流路31を経てキャニスタ21内に矢印Cの如く導かれ、活性炭38に吸着される。
(b)において、エンジン11を駆動することでエンジン11による走行を実施する。エンジン11による走行の際に、エンジン11の駆動で吸気通路33が負圧になる。開閉弁35は開いた状態に保たれている。
この負圧を利用してキャニスタ21の外気導入流路41からキャニスタ21内にエアを矢印Dの如く取り入れる。
取り入れたエアを活性炭38に通すことで、活性炭38に吸着されている蒸発燃料18を離脱する。
離脱した蒸発燃料18を第2通路32に矢印Eの如く導き、第2通路32を経て吸気通路33に矢印Fの如く導く。吸気通路33に導いた蒸発燃料18を吸気通路33を経て矢印Gの如くエンジン11の燃焼室内に導く。
同時に、エアクリーナ42を介して外部からエアを吸気通路33に矢印Hの如く導く。導かれたエアが、スロットル弁43を矢印Iの如く通過する際に燃料15と混合される。
混合された混合ガスは、吸気通路33を経てエンジン11の燃焼室内に導かれる。
混合ガスがエンジン11の燃焼室内で燃焼することにより燃焼ガスが発生する。
燃焼ガスは、排気手段44を流れ、矢印Jの如く排ガス浄化触媒45(図1参照)に向けて導かれる。
導かれた燃焼ガスは、排ガス浄化触媒45を通過することにより浄化されて外部に排気される。
先ず、図3〜図5に基づいてモータ12による走行の例を説明する。
図3は本発明に係るハイブリッド自動車のモータによる走行概念を説明するフローチャートであり、図中ST××はステップ番号を示す。
ST01;車両の走行の際に、モータ12による走行に切り換わる。
ST02;キャニスタ21内に所定量の蒸発燃料18が蓄えられたか否かを判断する。
ST03;キャニスタ21内に所定量の蒸発燃料18が蓄えられた場合、取出し手段22でキャニスタ21内から蒸発燃料18を取り出す。
ST04;キャニスタ21内から取り出した蒸発燃料18を燃焼手段22で燃焼する。
ST05;燃焼により発生した燃焼熱の一部を、電力変換手段24で電力に変換する。
ST06;変換した電力をモータ12に供給して、モータ12を駆動する。
ST07;一方、燃焼により発生した燃焼熱の残りで、排ガス浄化触媒45を加熱する。
図4(a),(b)は本発明に係るモータによる走行において燃焼熱を電力に変換する例を説明する図であり、(a)でST01〜ST03を具体的に説明し、(b)でST04〜ST06を具体的に説明する。
(a)において、モータ12((b)参照)を蓄電池13からの電力で駆動することでモータ12による走行を実施する。モータ12による走行の際に、キャニスタ21内に所定量の蒸発燃料18が蓄えられたとき、検出部48が蒸発燃料18が所定値を超えたことを検知する。
検知した検知信号を検出部48から制御部55に伝える。
制御部55から開閉弁35を閉じる信号を開閉弁35に伝えるとともに、ポンプ53を駆動する駆動信号をポンプ53に伝える。
ポンプ53が駆動することにより、キャニスタ21の外気導入流路41からキャニスタ21内にエアを矢印Kの如く取り入れる。
取り入れたエアを活性炭38に通すことで、活性炭38に吸着されている蒸発燃料18を離脱する。
離脱した蒸発燃料18を第2通路32に矢印Lの如く導き、導いた蒸発燃料18を第2通路32から第3流路に矢印Mの如く導く。
第3流路に導いた蒸発燃料18を第2通路32を経て燃焼容器51内に矢印Nの如く導く。
燃焼容器51内に導かれた蒸発燃料18は、燃焼触媒57において、キャニスタ21の外気導入流路41から取り入れたエア(酸素)と反応して燃焼される。
燃焼した蒸発燃料18は、燃焼容器51の排気口(図示せず)から外部に排気される。
(b)において、燃焼触媒57で蒸発燃料18を燃焼することにより燃焼熱(熱エネルギー)が発生する。発生した燃焼熱で電力変換手段24を加熱する。
燃焼熱で電力変換手段24を加熱することにより、燃焼熱を電力に変換させる。変換した電力をモータ12に矢印O(アルファベット「オー」の大文字)の如く供給し、モータ12の駆動に利用する。
これにより、蒸発燃料18の燃焼熱を有効に利用して、燃費を良好に保つことができる。
ここで、燃焼触媒57から多量の燃焼熱が発生した場合、電力変換手段24で変換した電力が、モータ12の駆動に必要な電力を超えることも考えられる。
この場合、モータ12の駆動用電力を超えた余剰電力を蓄電池13に蓄える。
燃焼熱で燃焼触媒57が加熱され、燃焼触媒57が適性温度の上限まで上昇すると、温度検出部61が適性温度の上限を検出する。温度検出部61から上限検出信号を制御部55に伝える。
この上限検出信号に基づいて、制御部55から冷却ファン59を駆動する冷却信号を出力する。冷却ファン59が駆動して、燃焼触媒57を冷却する。
ここで、電力変換手段24で変換した電力が、モータ12の駆動に必要な電力を超えた場合、余剰電力を冷却ファン59の駆動に利用する。
図4で説明したように、モータ12による走行中においても、エンジン11による走行と同様に、キャニスタ21内の蒸発燃料18を適量に制御することができる。
これにより、キャニスタ21内の蒸発燃料18を適量に保つために、従来技術のように、エンジン11による走行からモータ12による走行に切り換わる時期に、エンジン11による走行を継続させる必要がない。
したがって、エンジン11による走行からモータ12による走行に切り変える時期を、運転者の考えている時期と一致させて、運転者に違和感を与えないようにすることができる。
図5は本発明に係るモータによる走行において排ガス浄化触媒を加熱する例を説明する図であり、ST07を具体的に説明する。
燃焼触媒57で蒸発燃料18を(図4参照)燃焼することにより発生した燃焼熱で、排ガス浄化触媒45を加熱する。
排ガス浄化触媒45を加熱することで、排ガス浄化触媒45を好適な温度に保つ。
この状態で、モータ12による走行からエンジン11による走行に切り換わると、前述したように、燃焼ガスが排気手段44を流れ、矢印Jの如く排ガス浄化触媒45に向けて導かれる。
導かれた燃焼ガスは、排ガス浄化触媒45を矢印Pの如く通過する。
ここで、排ガス浄化触媒45は好適な温度に保たれているので、排ガス浄化触媒45は燃焼ガスを良好に浄化することができる。
排ガス浄化触媒45で浄化された燃焼ガスは排気口63から外部に排気される。
なお、前記実施の形態では、理解を容易にするために、蓄電池13の電力で、ポンプ53、冷却ファン57やヒータ58を作動させる例について説明したが、これに限らないで、ポンプ53、冷却ファン57やヒータ58をその他の蓄電池で作動させることも可能である。
また、電力変換手段24で変換した電力をその他の蓄電池に充電させるように構成してもよい。
また、前記実施の形態では、蒸発燃料18の燃焼熱を電力に変換させる電力変換手段24を備え、加えて、蒸発燃料18の燃焼熱で排ガス浄化触媒45を加熱するように構成した例について説明したが、これに限らないで、電力変換手段24のみを備えてもよく、あるいは、排ガス浄化触媒45のみを加熱するように構成してもよい。
さらには、電力変換手段24を備えなくてもよく、かつ、排ガス浄化触媒45を加熱するように構成しなくてもよい。
また、前記実施の形態では、冷却ファン57やヒータ58を備えた例について説明したが、冷却ファン57やヒータ58を備えなくてもよい。
本発明は、駆動源としてエンジンおよびモータを備えるハイブリッド自動車への適用に好適である。
本発明に係るハイブリッド自動車を示す概略説明図である。 本発明に係るハイブリッド自動車のエンジンによる走行の状態を説明する図である。 本発明に係るハイブリッド自動車のモータによる走行概念を説明するフローチャートである。 本発明に係るモータによる走行において燃焼熱を電力に変換する例を説明する図である。 本発明に係るモータによる走行において排ガス浄化触媒を加熱する例を説明する図である。
符号の説明
10…ハイブリッド自動車、11…エンジン、12…モータ、13…蓄電池、15…燃料、16…燃料タンク、18…蒸発燃料、21…キャニスタ、22…取出し手段、23…燃焼手段、24…電力変換手段、44…排気手段、45…排ガス浄化触媒。

Claims (3)

  1. 駆動源としてエンジンおよびモータを備え、このエンジンに供給する燃料を燃料タンクに蓄え、この燃料タンク内で発生した蒸発燃料をキャニスタに蓄えるハイブリッド自動車において、
    前記モータによる走行中に、前記キャニスタに蓄えた蒸発燃料が所定量に達したとき、キャニスタ内から蒸発燃料を取り出す取出し手段と、
    前記エンジンとは別に設けられ、この取出し手段で取り出した蒸発燃料を燃焼させる燃焼手段とを備えたことを特徴とするハイブリッド自動車。
  2. 前記燃焼手段で蒸発燃料を燃焼させた際に発生した熱エネルギーを電力に変換させる電力変換手段を備え、
    この電力変換手段で変換した電力を前記モータの駆動に用いるように構成したことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド自動車。
  3. 前記燃焼手段で蒸発燃料を燃焼させた際に発生した熱エネルギーで、前記エンジンの排気手段に備えた排ガス浄化触媒を加熱するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のハイブリッド自動車。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8813726B2 (en) 2011-03-28 2014-08-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel tank system

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