JP2006177080A - 橋梁の維持管理計画支援システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
橋梁の維持管理を行うために、橋梁の維持管理計画支援システム(BMS)を用いることにより、橋梁を構成する部材の健全度を定量的にかつ客観的に評価し、長期的な劣化を予測する、そしてBMSデータベースは評価条件を作成し、劣化機構毎の劣化予測を自動計算、補正、確定し、またライフサイクルコストを自動計算、補正、確定し、さらに集計、表示を行うことで、最適な対策工法と対策時期を選定でき、橋梁の計画的かつ効率的な維持管理ができ、橋梁の健全度から将来的な保全計画を立案する作業を支援する。
【選択図】 図3
Description
詳細には損傷写真のサンプルを用意することにより、劣化度を判定するために必要なデータを保存し、点検における知識面の補助をする。また、点検結果の集計、分析にかかる膨大な時間と労力を低減し、点検結果から、コンクリートの劣化原因を推定するシステムが提案されている。
特許文献1の記載では、各劣化機構に関して、現地の構造物を写真などで撮影することにより劣化があるかないかを判断すると同時に、ファジー理論により確からしさを判断しているが、現在の変状について把握することしかできないという問題がある。
特許文献3の記載では、橋梁などの管理を行う際に、クライアントに適時に必要な情報を提示することで構造物の維持管理を効率よく低コストで実現しているが、経年の変状を考えた情報までを提示していない。
請求項3に記載の発明によれば、上記劣化予測手段は、劣化予測期間の上記変状グレードを時間毎に表示して劣化曲線を作成する構成とする。
請求項5に記載の発明によれば、上記劣化曲線は、上記劣化予測期間に補修履歴があるときに上記変状グレードを補修補強による効果だけ補修時に回復させ、上記劣化予測期間に補修履歴がない期間は上記回復した効果だけ上記劣化曲線を平行移動して上記劣化曲線を補正する構成とする。
請求項8に記載の発明によれば、上記補修補強費用計算手段は、上記変状グレードに基づいて補修補強の実施を予測計算して補修補強シナリオを提案する構成とする。
請求項10に記載の発明によれば、上記補修補強費用計算手段は、施工箇所の作業環境条件によって費用を変えて設定することを自動的に判別する構成とする。
請求項12に記載の発明によれば、上記補修補強シナリオの補正をするとき、個別設定または複数の橋梁に関して一括で補正するグループ設定を選択する構成とする。
請求項14に記載の発明によれば、橋梁に関する情報を提供する橋梁の維持管理計画支援方法において、上記橋梁を構成する部材の劣化機構を複数のランクである変状グレードに分けて表現する変状基準を上記劣化機構毎に共通に設け、上記変状基準を上記劣化機構毎に数値表現して上記変状グレード毎の閾値とし、上記劣化機構毎に対応する劣化予測式により劣化予測値を計算し、上記劣化予測値と上記閾値を比較し当該劣化機構の上記変状グレードを予測し、上記変状グレードに対応する補修補強工法を対策費用と対策効果年に基づき選定し、補修補強費用を算出し、上記補修補強費用計算手段で算出した結果を集計して出力する、ことを特徴とする。
(橋梁の維持管理計画支援システム構成)
橋梁の維持管理計画支援システム(BMS)の構成について図1に示すように、サーバ10とクライアント11は、インターネットや公衆回線、専用回線などを介して接続される。そして、サーバ10とクライアント11は交信を行い、クライアント11はサーバ10に命令するための操作と表示画面を制御する。
そして、基本的には技術者を中心としてBMSを用いることで、橋梁の健全度から将来的な保全計画を立案する作業を支援することが可能になる。
(BMS導入)
システムの導入時に、サーバ10のBMS−DBが所定のテーブル構成により構築される。そして、後述するデータ補完や変状グレードの閾値および補修補強工法に関する各種パラメータデータ、各種基本データ、例えば図2のような構造で構成されたコードデータ(橋梁種別コード、構造種別コード、橋梁類コードなど)の初期設定値が自動的にBMS−DBに設定される。
(BMS−DBのフロー)
BMSは、橋梁を構成する部材の健全度を定量的にかつ客観的に評価し、長期的な劣化を予測し、最適な対策工法と対策時期を選定することにより、橋梁の計画的かつ効率的な維持管理を行うために、 図3に示す処理手順により各処理を実行する。
基本データの準備(S34)では、BMS−DBで必要なデータをコンバートする処理をする。次に、不足データ補完(S35)では、橋梁の劣化予測や、LCC(life Cycle Cost)の算定に必要なデータが不足している場合に、不足データを補完する。
劣化予測自動計算(S38)は、S37で作成した評価条件に基づいて、自動計算の対象となる橋梁部材について、予測式を用いて劣化機構毎に計算し劣化予測をする。
補修補強費用自動計算(S310)は、劣化予測結果に基づいて補強補修シナリオを作成し、LCCの自動計算を行う。
(BMS−DBの構成)
次に、サーバ10のBMS−DBのデータ構成について図4A、図4B、図4Cを用いて説明する。
また、劣化予測計算対象テーブル、劣化予測計算対象対象外テーブルを有する。そして、劣化予測計算対象テーブルは上記評価条件における劣化予測を行うためのデータとして、かぶり補完値、表面の塩化物量、コンクリート強度、床版厚、塩害計算対象区分など(図4C参照)を有する。
同図418は、劣化予測を行うために必要な変状グレード閾値テーブル419、劣化予測テーブル群420から構成される。変状グレード閾値テーブル419は各劣化機構の劣化の度合いを画像、数値などにより表にしたテーブルである。劣化予測テーブル群420は、評価作成管理テーブル414、415の上記橋梁の評価条件に基づき、劣化機構の劣化予測を行うために用いる。また、劣化予測グラフ値テーブル、劣化機構決定テーブルなどを有する。劣化予測グラフ値は、劣化予測のグラフを作成するために用いる。劣化機構決定テーブルは劣化機構の主たる劣化機構を決定する際に用いる。
(基本データの整備)
基本データの整備について説明する。道路資産管理DB410に蓄積されている図5橋梁諸元データ(橋梁名や設置位置、構造種別等の橋梁に関する基本的なデータや補修履歴データ(図6))をBMS−DBに移行(コンバート処理)する。また、図7に示す点検データDB411(橋梁毎に点検を行った結果データ)から現況における橋梁の損傷データもBMS−DBに移行(コンバート処理)する。この時に、BMS−DBで必要なデータが移行されない場合にはエラー表示を行い、完全な移行処理の完了を促す。(各データコンバート処理において、異常値等に対するチェックを行い、異常値等がある場合にはエラー表示により通知し、正常値への変更を促する)
なお、図1の12に示すように別途データベースを用いて、上記データを直接的にコンバート処理してもよい。
また、上記降雨日数データは、日本統計年鑑(総務省 統計局)に記載されている降水日数などに基づいて、都道府県別の日照時間、天気日数、降水日数などから構成される。
(不足データ補完:不足データの補完処理、環境条件データの設定)
橋梁の劣化予測やLCC算定において不足するデータがある場合には、予め設定されているデータ補完表(図8を参照:例えば、表面の塩化物量、コンクリートの諸元についての補完表を使用する)に基づいてデータ補完処理を行い、必要なデータを設定する。なお、データ補完処理と合わせて、劣化予測の対象外となる橋梁部位部材を除外し、以後の処理の対象を選別する、すなわち、補完結果データテーブル416(データ補完表)と橋梁諸元テーブル群43(橋梁諸元データ)を用いて評価計算対象テーブル群417にデータを格納する。
なお、交通量データの入力、降雨日数データの入力、海岸線からの距離データの入力については、交通量データベース412、環境条件データベース411などから直接的なデータコンバートをしてもよい。
(評価条件の作成および劣化予測等の自動計算処理)
(1)評価条件の作成
劣化予測および補修補強費用算定(LCC算定)を行う単位(評価単位)について、評価条件を設定して作成する。評価作成管理テーブル414の評価条件は、図9にあるように、評価開始年、評価期間、評価路線区間、管理レベル(変状グレード)、特性値の取り方(平均・最小)などを条件として作成する。
なお、自動計算処理の対象となる劣化機構は、劣化機構毎に対応する予測式をBMS−DBに設定している。
(2)劣化予測等の自動計算処理
劣化予測の自動計算処理の手順について図10を用いて説明する。上記で説明したように、ステップS101で対象とする橋梁の評価条件を作成する。このとき評価条件は1つ以上作成することができ、評価条件は図4Aに示すように評価条件1、評価条件2・・・評価条件nのように複数個を劣化予測などの自動計算処理のために設定することができる。なお、実務での柔軟な対応を考慮して、評価条件(評価単位)は、BMS−DBに複数(例えば、初期基本設定は10個、イニシャルファイルで個数変更は可能)作成することができる。また、評価単位の分割、統合、削除、一部削除等の機能を有している。
ステップS103では、上記評価条件毎の各劣化機構の処理を行う準備をする。
ステップS106では、既存評価の補正値を使用の場合、劣化予測条件値による補正計算を実施し、 既存評価の補正値がなければ実施しない。
例えば、「中性化」の劣化グレードがIで、「塩害」の劣化グレードがIII(劣化の進行
がIよりも進んでいる)であれば主たる劣化機構として「塩害」が選定され仮設定される
。
(変状グレード)
図11に示した変状グレードについて説明する。BMSでは橋梁の詳細点検結果に基づき、橋梁を構成する部材の変状や劣化の進行を共通の変状基準を設けランク(段階)毎に分けグレードで表す。このように区分することで管理水準の設定を可能にする。図11に管理水準の設定と対策の方向性を示す。
題となる変状がない、IIであれば軽微な変状が発生している。IIIであれば変状が発生して
いる。IVであれば変状が著しい状態である。Vであれば深刻な変状が発生している。上記
のような条件で区分する。対策の方向性として、I、IIであれば継続観察をし、Vに至ら
ないように計画的な保全を行うことで管理水準を向上させる。
「疲労(鋼橋の主部材)」は疲労評価式を用い疲労を計算する。
値とする。ここで、グレードIIIの閾値1、2について説明すると、閾値を2つ用いるのは
中性化残りが10mm以下になった場合は、鋼材腐食量によりグレードを決めるためである。
例えば図14に示す「土木学会式」により算出した塩化物イオン濃度X(kg/m3)を用いる。そして、グレードI〜IIIの閾値とする。
「疲労(RC床版)」の場合は、疲労損傷度を計算により算出し、自動計算を行う場合のグレード閾値とする。例えば図15に示す疲労損傷度を算出する。そして、グレードI
〜Vの閾値とする。 なお、「凍害」、「化学的侵食」、「アルカリ骨材反応」、「疲労
(鋼橋の主部材)」などについても、各劣化機構に適当である劣化予測式により閾値を算出する。
(劣化予測の補正確定処理)
(1)確定値設定用の劣化予測シミュレーションの作成
上記劣化予測の自動計算結果を確認し、必要に応じて劣化予測の補正確定処理を行う。この補正確定処理を行うグループとして、評価単位を選択した後に劣化予測シミュレーション単位を設定する。
(2)劣化予測の補正確定
劣化予測の自動計算結果を確認し、補修履歴、実測値、点検結果の各データを利用して補正処理を行い、劣化予測式を確定する。補正の必要がない場合には、補正処理を行わずにそのまま確定する。
補修履歴データの追加、削除を行うことができる。
点検結果に関しては、詳細点検等による損傷状況を確認し、外観状況から現状の変状グレードを劣化機構毎に入力して補正する。
劣化予測の補正確定処理の手順について図16のフローを用い説明する。
ステップS162では、確定値設定用の劣化予測シミュレーション作成・設定を実施する。劣化予測の補正確定処理は、新規に確定値設定用の劣化予測シミュレーションを作成するか、既存のものを劣化予測シミュレーション管理テーブル425から選択して実施する。
条件設定を新規作成する場合は、劣化予測シミュレーション管理テーブル425に新規に作成した確定値設定用シミュレーションを格納する。
なお、各劣化予測シミュレーションにおいて確定がされた場合には、後から確定された値を確定値として設定してもよい。
ステップS164では、対象橋梁データから1橋梁の部位、部材の選択をする。
了年、T4をグレードIVの終了年としている。
ドIに補正され、補修履歴がない部分については劣化曲線を対策効果(年)分平行移動し
て、劣化曲線を再計算する。
「中性化」の場合の例を図21に示す。現在の劣化曲線を点検年のグレードレベル(中性化深さ(mm)、または中性化残り(mm))に基づいて補正する。
ステップS169では、劣化予測式を設定していない劣化機構に対して、技術者が点検等における外観状況から変状グレードを判断して、複数点の点検などによる判定年と変状グレードをプロットして劣化曲線を作成する。
「RC床版の疲労」に関しては、遊離石灰法による判定方法が日本道路公団において要領化されており、この判定結果を反映させることによる補正も可能である。
ステップS1610では、変状グレード閾値テーブル419にある劣化機構毎の変状グレード表に基づいて経年の変状グレードを評価する。「中性化」、「塩害」、「疲労」などの変状グレードを利用して評価する。
図23は変状グレートの解説と、この点検データによる判定に関して、「中性化」の代表的な事例の判定を示した図である。劣化の進行を変状グレードで分け、各変状グレードについて外観、状態の説明、また実際の画像などから構成される。
(補修補強費用(LCC)の自動計算処理)
補修補強費用(LCC)の自動計算処理は、上記までに確定されている劣化予測結果を使用して、補修補強シナリオについてLCCの自動計算を行い、LCCが最も安くなるシナリオを採用して集計処理までを実施する。
LCCの自動計算処理は、後述するルールに基づいて実施し、補修補強工法のパラメータを予め設定した補修補強工法のパラメータ表から利用する。
補修補強費用(LCC)の自動計算処理について図24のフローを用い説明する。
ステップS242では、計算対象範囲の設定をする。LCCの自動計算処理は、対象の評価条件を選択し、評価条件(単位)で支社・局、事務所、路線等を選定して実施する。
ステップS244では、劣化予測テーブル群420から劣化予測データの読込みをする。
費用の設定は、連の全スパン数N、交差物を跨ぐスパン数m、単価1(作業環境が普通)C1、単価2(作業環境例:交差箇所)C2などのパラメータに基づき、単価C={C1×(N−m)+C2×m}/Nの設定をする。
さらに、補修補強シナリオの選定をする。例えば方針として、1)変状グレードIIより
変状を進行させない、2)変状グレードIIIより変状を進行させない、3)変状グレードIVより変状を進行させない、4)打換え(取替え)を繰返すなどの複数の方針を満たすシナリオを複数作成する。
次に、図26に対策方針別の補修補強シナリオの例を示す。方針1)はグレードIIより
変状を進行させないように床版防水A、Bを繰り返し行った場合の劣化曲線である。方針2)はグレードIIIより変状を進行させないように下面増厚(床版防水、ひび割れ補修併用
)後、床版防水Aを繰り返し行った場合の劣化曲線である。方針3)はグレードIVより変
状を進行させない例である。
ステップS247では、シナリオ毎の集計結果比較をする。図27に示すような補修補強シナリオの組合せを作成する。(本例では最大18通りの補修補強シナリオを用意している)
組合せのルールとして、図27では、1)補修補強後、変状グレードIまで回復する。
2)1回目は評価年の状態により、上記方針などにより対策を行う。3)前回の対策以上の対策にならない組合せとする。4)初回対策まで期間+初回以後の対策効果年の合計が評価終了期間まで対策を繰返す。4項目を設定し、その組合せルールに従いシナリオを表示する。
ステップS249では、設定した評価対象橋梁部材を全数完了したら処理の終了となる。評価対象橋梁部材がまだ残っていればステップS243に戻り処理を続ける。補修補強費用計算結果テーブルに結果を格納する。
(補修補強費用(LCC)の補正)
(1)確定値設定用シミュレーションの作成
LCC算定の自動計算結果を確認し、必要に応じてLCC算定の補正確定処理を行う。この補正確定処理を行うグループとして、評価条件(単位)を選択した後に補修補強費用算出シミュレーション単位を設定する。
(2)補修補強費用(LCC)の補正、確定
LCC算定の自動計算結果を確認し、自動計算において採用している補修補強シナリオおよび補修補強工法を変更することにより補正処理を行った後、確定する。補正の必要がない場合には、補正処理を行わずにそのまま確定する。主たる劣化機構およびその他の劣化機構に対してもLCCを算出する。
LCCの自動計算は一定の条件に基づいて行うが、損傷状況や施工条件、作業環境条件等の相違によって、個別橋梁あるいは特定の路線区間の橋梁に関して、補修補強の工法やシナリオの変更が必要となる場合が少なくない。このため、専門技術者の判断により、これらの補正を行うことにより、現状に則したLCC算定となるようにしている。LCC算定対象とする補修補強シナリオの選定は、任意に設定することが可能である。
補修補強費用(LCC)の算定の手順について図28のフローを用い説明をする。
ステップS282では、確定値設定用の補修補強費用算出シミュレーション作成設定を実施する。条件設定を新規作成する場合は、補修補強費用算出シミュレーション管理テーブル427に新規に作成した確定値設定用のシミュレーションを格納する。
補正を行わないときはS2812に進む。補正単位を決める場合は、個別設定をする場合にはS286に進み、グループによる場合はS284に進み計算を実施する。
ステップS285では、補修補強工法テーブル423から補修補強工法に関する変更・再計算をする (支社、局、事務所、路線区間等単位)
ステップS286では、評価計算対象テーブル群417から対象橋梁データの抽出をする。
ステップS288では、既計算結果データ読込み確認をする。
ステップS289では、補修補強シナリオ初期設定テーブル422から採用シナリオの変更、再計算をする。補修補強シナリオの変更は、個別(1橋梁1部位・部材毎)に行うこともできる。
ステップS2811では、設定した評価対象橋梁部材を全数完了したら処理の終了となる。評価対象橋梁部材がまだ残っていればステップS287に戻り処理を続ける。
上記補修補強工法の追加や費用、効果年等のパラメータの変更はデータ管理機能で行う。(補修補強工法テーブル423への追加・変更)
1つの評価条件に対して複数(本例では8つ)の確定値設定用シミュレーションを作成可能であり、このシミュレーション単位で確定されるまでは、補正途中の値をシミュレーション単位で保持する。したがって、同一橋梁に対しても別途の観点から補正処理を複数試行することも可能である。
(補修補強費用の集計)
上記評価条件(単位)で部材毎に算出(確定)された対策費を集計し、年毎に必要な対策工法と対策費および評価終了年までに必要となる補修補強費用の累計を算出して表示(集計表・集計グラフ)する。集計結果は、橋梁、連、上下線毎・劣化機構毎に、上部工、下部工について、別々に表示することもでき、それらを全て一緒に表示することも可能である。
補修補強費用の集計について図29のフローを用い説明する。
ステップS292では、評価計算対象テーブル群417、劣化予測テーブル群420、補修補強費用テーブル群424を用い計算対象範囲の設定をする。
ステップS294では、補修補強費用の集計をしてデータを格納する。(費用集計テーブル)
ステップS295では、集計結果の確認しシナリオ毎の比較をする。
また、BMSでは、構造的機能劣化に着目して劣化予測から橋梁の管理計画立案を支援することを主体的に行っているが、実際の橋梁の補修補強では構造的機能劣化以外の損傷に対応するためのものや耐震補強等に代表される社会的要請に対応するためのものがある。したがって、橋梁全体の管理計画を立案するためには、これら構造的機能劣化以外に対応する補修補強費用についても合わせて考える必要があり、BMSから出力したファイルに対して、構造的機能劣化以外に対応する補修補強計画データを入力した後、再度BMSに取り込んで、全ての補修補強計画を一元的にBMSで集計できる。
(ファイル出力)
BMSでは、各フェーズにおいて表形式、グラフ等での表示(画面出力)、印刷出力を行うことができる他、CSV形式でのファイル出力も可能で、出力したデータを利活用することができる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
11 クライアント
12 クライアント
13 基本データ
14 補完処理環境条件データ
40 BMS−DB処理部
41 BMS活用準備必要なテーブル
42 コードデータテーブル群
43 橋梁諸元テーブル群
44 点検情報テーブル
45 交通量テーブル
46 環境条件テーブル群
47 基本データ
48 補完処理・環境条件データ
49 コードデータベース
410 道路資産管理データベース
411 点検データベース
412 交通量データベース
413 環境条件データベース
414 評価作成管理テーブル
415 各評価条件は必要に応じて同図に示すように編集
416 補完結果データテーブル
417 評価計算対象テーブル群
418 劣化予測を行うために必要なテーブル
419 変状グレード閾値テーブル
420 劣化予測テーブル群
421 補修補強費用を算出するために必要なテーブル
422 補修補強シナリオ初期設定テーブル
423 補修補強工法テーブル
424 補修補強費用テーブル群
425 劣化予測シミュレーション管理テーブル
426 各劣化予測シミュレーションの編集
427 補修補強費用算出シミュレーション管理テーブル
428 補修補強費用算出シミュレーションの編集
429 データ管理機能
Claims (16)
- 橋梁に関する情報を提供する橋梁の維持管理計画支援システムにおいて、
前記橋梁を構成する部材の劣化機構を複数のランクである変状グレードに分けて表現する変状基準を前記劣化機構毎に共通に設け、前記変状基準を前記劣化機構毎に数値表現して前記変状グレード毎の閾値とし、
前記劣化機構毎に対応する劣化予測式により劣化予測値を計算し、前記劣化予測値と前記閾値を比較し当該劣化機構の前記変状グレードを予測する劣化予測手段と、
前記変状グレードに対応する補修補強工法を対策費用と対策効果年に基づき選定し、補修補強費用を算出する補修補強費用計算手段と、
前記補修補強費用計算手段で算出した結果を集計して出力する補修補強費用の集計手段と
を具備することを特徴とする橋梁の維持管理計画支援システム。 - 前記劣化機構は、少なくとも中性化、塩害、疲労、凍害、化学的侵食、アルカリ骨材反応の内の1つを有することを特徴とする請求項1に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記劣化予測手段は、劣化予測期間の前記変状グレードを時間毎に表示して劣化曲線を作成することを特徴とする請求項1に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記劣化予測手段は、補修履歴があるときは前記劣化機構毎の補修補強による効果を前記変状グレードに反映させることを特徴とする請求項1に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記劣化曲線は、前記劣化予測期間に補修履歴があるときに前記変状グレードを補修補強による効果だけ補修時に回復させ、前記劣化予測期間に補修履歴がない期間は前記回復した効果だけ前記劣化曲線を平行移動して前記劣化曲線を補正することを特徴とする請求項3に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記劣化曲線は、既に予測した劣化予測による補正と、実測値による補正と、点検による補正の内1つを前記劣化曲線に反映させることを特徴とする請求項3に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記劣化曲線は、複数の点検データと点検時期に基づいて前記変状グレードを前記劣化曲線に反映させることを特徴とする請求項3に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記補修補強費用計算手段は、前記変状グレードに基づいて補修補強の実施を予測計算して補修補強シナリオを提案することを特徴とする請求項1に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記補修補強シナリオは、前記変状グレードを基準として、前記補修補強の実施時期を換えて複数の前記補修補強ナリオを提案することを特徴とする請求項8に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記補修補強費用計算手段は、施工箇所の作業環境条件によって費用を変えて設定することを自動的に判別することを特徴とする請求項1に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記作業環境条件として、橋梁に交差物があるときは費用を自動的に判別することを特徴とする請求項10に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記補修補強シナリオの補正をするとき、個別設定または複数の橋梁に関して一括で補正するグループ設定を選択することを特徴とする請求項8に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 前記集計手段は、少なくとも劣化予測結果、補修補強結果の内の1つと共に橋梁に関するデータを表示することを特徴とする請求項1に記載の橋梁の維持管理計画支援システム。
- 橋梁に関する情報を提供する橋梁の維持管理計画支援方法において、
前記橋梁を構成する部材の劣化機構を複数のランクである変状グレードに分けて表現する変状基準を前記劣化機構毎に共通に設け、前記変状基準を前記劣化機構毎に数値表現して前記変状グレード毎の閾値とし、
前記劣化機構毎に対応する劣化予測式により劣化予測値を計算し、前記劣化予測値と前記閾値を比較し当該劣化機構の前記変状グレードを予測し、
前記変状グレードに対応する補修補強工法を対策費用と対策効果年に基づき選定し、補修補強費用を算出し、
前記補修補強費用計算手段で算出した結果を集計して出力する、
ことを特徴とする橋梁の維持管理計画支援方法。 - 橋梁の維持管理計画支援をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記橋梁を構成する部材の劣化機構を複数のランクである変状グレードに分けて表現する変状基準を前記劣化機構毎に共通に設け、前記変状基準を前記劣化機構毎に数値表現して前記変状グレード毎の閾値とし、
前記劣化機構毎に対応する劣化予測式により劣化予測値を計算し、前記劣化予測値と前記閾値を比較し当該劣化機構の前記変状グレードを予測する劣化予測機能と、
前記変状グレードに対応する補修補強工法を対策費用と対策効果年に基づき選定し、補修補強費用を算出する補修補強費用計算機能と、
前記補修補強費用計算手段で算出した結果を集計して出力する補修補強費用の集計機能と
をコンピュータに実現させるためのプログラム。 - 橋梁に関する情報を提供する橋梁の維持管理計画支援システムにおいて、
前記橋梁を構成する部材の劣化機構を複数のランクである変状グレード分けて表現する変状基準を前記劣化機構毎に共通に設け、前記変状基準を前記劣化機構毎に数値表現して前記変状グレード毎の閾値とし、前記劣化機構毎に対応する劣化予測式により劣化予測値を計算し、前記劣化予測値と前記閾値を比較し当該劣化機構の前記変状グレードを予測することを特徴とする橋梁の維持管理計画支援システム。
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