JP2006176889A - 抜染処理機、繊維製品、カットされた繊維布及び抜染方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成にて効率のよい抜染処理を行うことができる抜染処理機Aを提供する。
【解決手段】繊維布C等の被抜染物を抜染処理する抜染処理機Aにおいて、前記被抜染物を加熱及び加圧処理する熱プレス装置12と、この熱プレス装置12の下方に配置され、上面に前記被抜染物を載置する載置面22aを形成した被抜染物載置台22と、この被抜染物載置台の下方に配置され、水を収容する水収容槽231と、当該水収容槽231内の水を加熱する加熱器とを有し、この水収容槽231から発生する蒸気を利用して前記被抜染物を蒸熱処理する蒸気発生装置23とを有し、前記被抜染物載置台22に被抜染物を載置させた状態で、前記熱プレス装置12を用いて、被抜染物に対して上方より加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置23を用いて被抜染物に対して下方より蒸熱処理を施すことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、布等の染色における抜染工程を行うための抜染処理機に関するものである。
従来、繊維布に対する染色の要素技術として、抜染処理技法が知られている。
ここで抜染処理の一例としては、不断の長物繊維布に対して、染色と抜染を連続して行う防抜染処理が挙げられる。具体的には、抜染剤を配合した処理剤、または、抜染剤と抜染剤で抜染されない不抜染料を配合した処理剤を繊維布に印捺した後、当該印捺面上に抜染剤にて抜染される可抜染料を全面に印捺する。その後、乾燥工程、蒸し工程、水洗工程、乾燥工程を順次行う防抜染処理方法が知られている。
また、他の抜染処理としては、例えば可抜染料にて無地染めして全面着色された繊維布に、抜染剤を配合した処理剤を印捺し、その後、乾燥工程、蒸し工程、水洗工程、乾燥工程を経て最終染め上がり品を仕上げる方法がある。
以上の何れの抜染処理においても、蒸し工程が必須となっており、不断の長物繊維布を蒸す蒸し工程としては、常圧で水蒸気を使用するスチーム機、高温常圧で加熱水蒸気を使用するHTS、高温高圧水蒸気を使用するHPSを使用する方法が知られている。
一方、縫製された繊維製品やカットされた繊維布の蒸し工程としては、家庭用の蒸し釜等を用いたり、濡らした繊維布を抜染処理したい繊維布に当て、熱プレス機で加熱及び加圧したりする方法がある。(例えば、特許文献1を参照)
特開平9−13287号
しかし、高温常圧で加熱水蒸気にて蒸すHTS等は、機能を発揮するために大掛かりな装置となっている上、繊維布に対する加熱蒸し工程を連続的に装置内で行うため、繊維製品やカットされた繊維布等の抜染処理を行う際には、生産効率が極めて悪いという不具合が生じる。
一方、家庭用の蒸し釜等では、水蒸気のみの加熱となることから、蒸熱時間に10分から20分という長時間が必要となる。
また、濡らした布を用いて加熱及び加圧する方法では、その都度濡らした布を抜染処理を行う繊維布に当てなければならず、手間がかかり非効率である上、湿潤した布の水分を常に一定に保つことができず、抜染斑が生じてしまうという欠点がある。
本発明は、上記の事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、縫製した繊維製品やカットした繊維布等の抜染処理を簡便且つ効率的に行うことができる抜染処理機を提供することにある。
そこで本願は、繊維布等の被抜染物を抜染処理する抜染処理機において、前記被抜染物を加熱及び加圧処理する熱プレス装置と、この熱プレス装置の下方に配置され、上面に前記被抜染物を載置する載置面を形成した被抜染物載置台と、この被抜染物載置台の下方に配置され、水を収容する水収容槽と、当該水収容槽内の水を加熱する加熱器とを有し、この水収容槽から発生する蒸気を利用して前記被抜染物を蒸熱処理する蒸気発生装置とを有し、前記被抜染物載置台に被抜染物を載置させた状態で、前記熱プレス装置を用いて、被抜染物に対して上方より加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置を用いて被抜染物に対して下方より蒸熱処理を施すことを特徴とする。
このように、蒸気発生装置より発生した水蒸気を、被抜染物の下方から当てながら、同時に上方より熱プレスを施すことで、従来のような高圧蒸気や高温蒸気等を使用することなく、簡易な構成にて効率のよい抜染処理が可能となる。また、高圧蒸気等を発生させる必要がないため、そのような装置を扱うための免許等も必要なく、縫製された繊維製品や、カットされた繊維布等の抜染処理をする際に、家庭でも気軽に利用することができる。
更に、蒸熱処理と同時に熱プレス装置にて加熱することで、過剰な水蒸気は拡散し、抜染処理に必要な水蒸気のみが被抜染処理物に作用することとなり、抜染模様が滲んだり、斑になったりすることなく、極めて安定且つ短時間に抜染処理することができる。
具体的な態様としては、前記熱プレス装置を備える蓋体と、この蓋体を開閉可能な状態に取り付け前記被抜染物載置台と前記蒸気発生装置を備える抜染処理機本体とを具備し、前記蓋体を閉めた状態で、前記熱プレス装置を用いて、被抜染物に対して上方より加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置を用いて被抜染物に対して下方より蒸熱処理を施すことが考えられる。
このようなものであれば、安全に持ち運び可能な上、抜染処理機全体をコンパクトな構成とすることができる。
従って、例えば、縫製された繊維製品や、カットされた繊維布を手軽に抜染処理する際に適している。
更に、効率よく抜染処理を行うためには、前記蓋体に、熱プレス装置の加熱面を前記被抜染物に圧接させる方向に移動させ前記被抜染物に対する加圧力を調整可能な圧力調節装置を設け、前記被抜染物に適切な圧力を加えることが望ましい。
加えて、前記抜染処理機本体に当該抜染処理機本体内の水蒸気を大気放出する排気装置を設けることで、抜染処理時に不要な水蒸気が抜染処理機本体や蓋体内に滞留することを防止し、また、水蒸気を抜染処理機本体や蓋体内で結露させることがないため、余剰の水蒸気によって抜染処理に悪影響を及ぼす心配がない。更に、当該排気装置を抜染処理機本体に設けることで、抜染処理機本体内にて発生した水蒸気が前記蓋体内へ進入することを好適に防止した状態で、水蒸気を抜染処理機の外部へ排出することができる。
また、濡れ蒸し斑を防ぎ適切な蒸気量にて被抜染物を処理するため前記載置面に、前記蒸気発生装置からの蒸気を拡散させる貫通孔を複数設け、被抜染処理物に対して水蒸気を均一に当てることが望ましい、
具体的な構成としては、前記被抜染物載置台として、貫通孔を複数開孔させた金属製の網を用いることが考えられる。
尚、ここで、「前記被抜染物載置台として、貫通孔を複数開孔させた金属製の網を用いる」とは、前記被抜染物載置台を、前記金属製の網のみにて構成する場合や、例えば金属製の網を支持する貫通孔を複数設けた支持台と前記金属製の網等にて構成する場合も含まれる。
更に、前記被抜染物載置台の載置面または前記熱プレス装置の加熱面に当て布を載置することで、より一層水蒸気を拡散することが可能となる。
加えて、前記被抜染物載置台の載置面を、スライド可能に構成することで、被抜染物を載置する際の取り扱いを容易にすることができる。つまり、例えば被抜染物を載置する際には、蒸気が発生していない位置(使用者の手前)に載置面を引出した状態で
被抜染物を載置し、その後、蒸気が発生している位置まで載置面をスライドさせることで、使用者が安全に被抜染物の載置作業を行うことが可能となる。
また、連続して水蒸気を発生させていると、前記水収容槽内の水が減少する。従って、水を追加する必要があるが、一度に多量の水を追加すると、前記水収容槽内の温度が一気に低下してしまい、水蒸気の発生が中断してしまう恐れがある。そこで、前記水収容槽内の水量を調節する水量調節装置を設けることにより、自動的に逐次水を追加して一定の水量を維持し、水蒸気量の変化による抜染斑を好適に防止することができる。
ここで、一定の水量とは、例えば上限値及び下限値を定めたある程度の幅のあるものでも良いし、一の最適水量値を定めたものでも良い。
更に、前記熱プレス装置の加熱面に前記被抜染物を密着させるための密着装置を設けることで、プレス時の密着性を向上させることができ、熱伝導率が向上し好適な抜染処理を実現することができる。
加えて、前記熱プレス装置の加熱面が、前記被抜染物に当接する角度を調節する角度調節装置を有することにより、被抜染物の厚みが変化しても常に適切な当接状態にて加熱することが可能となる。
本願発明により、従来のような高圧蒸気や高温蒸気等を使用することなく、簡易な構成にて効率のよい抜染処理が可能となる。また、高圧蒸気等を発生させる必要がないため、そのような装置を扱うための免許等も必要なく、縫製された繊維製品や、カットされた繊維布等の抜染処理をする際に、家庭でも気軽に利用することができる。
更に、蒸熱処理と同時に熱プレス装置にて加熱することで、過剰な水蒸気は拡散し、抜染処理に必要な水蒸気のみが被抜染処理物に作用することとなり、抜染模様が滲んだり、斑になったりすることなく、極めて安定且つ短時間に抜染処理することができる。
以下、本願発明の抜染処理機Aの一実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、抜染処理機Aの蓋体1を閉じた状態を示す全体斜視図であり、図2は、蓋体1を開けた状態を示す全体斜視図である。
本願発明の抜染処理機Aは、繊維布Cに対する抜染処理に利用されるものであり、繊維布Cを加熱及び加圧処理する熱プレス装置12と、この熱プレス装置12の下方に配置され、上面に前記繊維布Cを載置する載置面22aを形成した被抜染物載置台22と、この被抜染物載置台22の下方に配置され、水を収容する水収容槽231と、当該水収容槽231内の水を加熱する加熱ヒータ232とを有し、この水収容槽231から発生する蒸気を利用して前記繊維布Cを蒸熱処理する蒸気発生装置23とを有している。
詳述すると、本願発明の抜染処理機Aは、図3に示すように、前記熱プレス装置12を備える蓋体1と、この蓋体1を開閉可能な状態に取り付け前記被抜染物載置台22と前記蒸気発生装置23を備える抜染処理機本体2とを具備し、前記蓋体1を閉めた状態で、前記熱プレス装置12を用いて、前記被抜染物載置台22の上に載置させた繊維布Cに対して上方より加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置23を用いて被抜染物に対して下方より蒸熱処理を施して抜染処理をする。
蓋体1は、収容物の框体となる蓋体カバー11と、蓋体カバー11内に収容された前記熱プレス装置12と、当該熱プレス装置12を用いて、前記繊維布Cを加熱及び加圧処理する際に、熱プレス装置12の加熱面122aを前記繊維布Cに圧接させる方向に移動させ前記被抜染物に対する加圧力を調整可能な圧力調節装置13と、前記熱プレス装置12の加熱面122aが、前記繊維布Cに当接する角度を調節する角度調節装置14にて構成すると共に、後述する抜染処理機本体2に蝶板16を介して連結し、当該蓋体1に取付けた蓋体開閉ハンドル15を用いて、抜染処理機本体2に対して開閉可能なものとしている。
尚、当該抜染処理機Aは、例えば卓上等に移動可能な状態で設置できるものである。
蓋体カバー11は、内部に内部空間S1を形成し下面側を開放した平面視矩形状のものである。また、当該内部空間S1内にはグラスウール等の保温材が充填している。
熱プレス装置12は、吊下げ具121を用いて前記蓋体カバー11内に取付けられ、繊維布Cと接触した状態で加熱する加熱プレート122と、この加熱プレート122を熱する加熱ヒータ123とを備えている。
吊下げ具121は、後述する角度調節装置14を兼ねているもので、前記蓋体1内に設けられ、当該蓋体1の内部空間内S1に前記熱プレス装置12を揺動可能に吊り下げる機能を有するものである。
加熱プレート122は、その下面を蓋体カバー11の下方側開放部より露出させた状態で前記蓋体カバー11に吊り下げられている。また、この加熱プレート122の下面は、繊維布Cを加熱する加熱面122aを形成している。また、この加熱面122aは、後述する載置面22aと略同様の面積又はそれ以上の面積を有している。
尚、当該加熱プレート122の外側周部と前記蓋体カバー11の内側周部との隙間には、密閉部材11aを設けており、前記蓋体カバー11の内部空間S1と後述する抜染処理機本体2の内部空間S2との間を遮断している。これにより、前記蓋体1の内部空間S1内に抜染処理機本体2の内部空間S2からの蒸気が侵入することを防止している。
加熱ヒータ123は、前記加熱プレート122の加熱面122aを100℃から200℃に熱する機能を有するいわゆる電気ヒータであり、温度調節器272を用いて最適温度に調整することが可能なものである。
圧力調節装置13は、使用者が圧力調整の際に操作する操作部131と、当該操作部131を操作することで前記加熱プレート122が繊維布Cに対してかける圧力を調節可能な調節部132とを備える。
具体的には、前記操作部131は、その一端が前記調整部132の一端に取付けられており、当該操作部131を蓋体開閉ハンドル15に設けたガイド部131aに沿って移動させることで、前記調整部132を加熱プレート122の中心位置に対して近接及び離間させることが可能なものである。
前記調節部132は、繊維布Cに対して加圧するための重りとなるバランスウェイトであり、蓋体開閉ハンドル15の反使用者側に取付けられている。
そして、前記操作部131を操作することにより、当該調整部132を加熱プレート122の中心位置に対して近接及び離間させることで前記加熱プレート122が繊維布Cに対してかける圧力を調節できる。
角度調節装置14は、後述する蓋体開閉ハンドル15に設けた第一取付部141と、前記加熱プレート122に設けた第二取付部142と、当該第一取付部141と第二取付部142とを回動可能に軸止する軸部143とから構成している。また、当該角度調節装置14には、ネジなどによる当接部材からなるストッパ(図示しない)を設け、揺動幅を一定に規制している。
この様に、加熱プレート122を蓋体開閉ハンドル15に対して揺動可能な状態に取り付けることで、重力により常に前記加熱プレート122が自動的に水平状態を保とうとする。よって、前記熱プレス装置12の加熱面122aが前記繊維布Cに当接する角度は、自動的に最適な状態に調節される。
尚、本実施の形態においては、加熱プレート122と蓋体カバー11とはネジ止めしているため当該角度調節装置14により蓋体1全体が揺動する。
第一取付部141は、蓋体開閉ハンドル15の下端から垂下する一対の軸受け部であり、また、第二取付部142は、前記加熱プレート122の上部から一体に立設する一対の軸受け部である。
軸部143は、前記第一取付部141及び第二取付部142とからなる軸受け部に軸止される水平軸である。
蓋体開閉ハンドル15は、使用者側に設けた握持部151と、当該握持部151を上下操作して、抜染処理機Aを開閉可能とするビーム152とから構成される。
握持部151は、蓋体1の上方使用者側位置に配置された円筒状の筒体であり、当該両端が前記ビーム152の前端部と連結されている。
ビーム152は、前記蓋体1を抜染処理機本体2に連結する蝶板16を介してその基端部を前記蓋体1の後面に取付けられると共に、前記角度調整装置14を介して、中央部を蓋体1の上面に取り付けられている。
また、当該ビーム152の後方には前記圧力調節装置13が設けられている。
抜染処理機本体2は、上方側を開放し前記蓋体カバー11と当接する抜染処理機本体カバー21と、この抜染処理機本体カバー21の内部空間S2内に収容される被抜染物載置台22と、この被抜染物載置台22の上に載置された繊維布Cを蒸熱する蒸気発生装置23と、この蒸気発生装置23に利用される水の水量を調節する水量調節装置24と、前記抜染物載置台22上に広げられる当て布25と、前記熱プレス装置12や蒸気発生装置23等の各種装置の制御を行う制御手段27と、当該抜染処理機本体2内の水蒸気を大気放出する排気装置であるファン28とを備え、底面に取り付けた脚26を介して床面等に設置されるものである。
抜染処理機本体カバー21は、上述の通り被抜染物載置台22及び蒸気発生装置23等を内部空間S2内に収容する框体であり、具体的には前記被抜染物載置台22の載置面22aを、前記熱プレス装置12の加熱面122aに近接させ、載置面22aを抜染処理機本体カバー21から露出した状態に配置し、その下方に蒸気発生装置23を配置している。
被抜染物載置台22は、上部に載置面22aを形成した金属製の網221を、図示しない支持部材を用いて前記抜染処理機本体カバー21内に配置したものである。
網221は、厚さが3ミリのステンレス製のものであり、平面視略矩形状としている。詳述すると、前記抜染処理機本体カバー21の開口部形状より僅かに小形の形状とし、当該網221の側周面と前記抜染処理機本体カバー21の内側面とを離間させた状態で前記抜染処理機本体カバー21内に配置し、当該網221の側方から水蒸気が通る空間を形成するようにしている。
また、その略全面に均一な状態で、前記蒸気発生装置23からの蒸気を拡散させる貫通孔221aを、複数開孔させている。
この貫通孔221aは、直径が7ミリのものであり、隣接する貫通孔221a間の離間距離を3ミリとした状態で設けられている。
尚、厚みは5ミリ以下、直径は10ミリ以下、離間距離は1ミリから10ミリの間でも良く、好ましくは、厚みは3ミリ以下、直径は7ミリ以下、離間距離は1ミリから6ミリの間に設定することが考えられる。
載置面22aは、前記加熱面122aと略同様の面積を有しているものであり、前記蓋体1と前記抜染処理機本体2とを密接に閉じた状態で、縫製された繊維製品や、カットされた繊維布Cを載置可能なものである。
蒸気発生装置23は、水を収容する水収容槽231と、当該水収容槽231内の水を加熱する加熱ヒータ232より形成されている。
水収容槽231は、一定水量の水を内部に蓄積可能な框体であり、その上部に上向きに開放した開放部を設け、当該開放部から水蒸気を上方に向けて放出可能なものである。この開放部は、前記載置面22aと略等しい面積を有しており、載置面22aの全面に対して下方から水蒸気を当てることができるように構成している。
加熱ヒータ232は、前記水収容槽231内の水に少なくとも一部を浸水可能に取付けられおり、具体的には、水収容槽231の内部空間内に設けられた電気ヒータにて構成している。
水量調節装置24は、前記水収容槽231内に浮かぶフロート241と、前記フロート241にて水収容槽231内に給水する図示しない給水器と、前記水収容槽231内の水量が予め設定した上限値以上になった場合に水収容槽231内の水を排水するオバーフロー排水口242とを備えている。尚、水の不足分を補う給水器のみにて構成することもできる。
フロート241は、前記水収容槽231内の水量を検知するものであり、一端を前記水収容槽231内に固定した状態で、前記水収容槽231内に浮かんでいる。
給水器は、図示しない水道や給水タンク等から必要に応じて水収容槽231内に水を給水するものであり、前記フロート241の沈み込みに対応して直ちに給水を行う。実施の形態においては、略常時必要な水が給水されている。
オバーフロー排水口242は、何らかの故障等により、水量が異常に増えた際に余分な水を水収容槽231外に排水するためのものであり、前記抜染処理機本体2の底面近傍位置に設けられている。
当て布25(図示しない)は、前記被抜染物載置台22の載置面22a上に載置されており、この当て布25の上に、抜染処理をする繊維布Cを置くようにしている。
尚、本実施の形態において、当該当て布25は綿のガーゼにて構成している。
制御手段27としては、蒸熱や加熱時間を設定するタイマー271や、前記熱プレス装置12や前記蒸気発生装置23の加熱温度を調節可能な温度調節器272や、各種装置の異常状態を知らせるブザー273などがある。
ファン28は、当該抜染処理機本体2の後方下部に配置されており、蒸気発生装置23の周囲空間を含む前記内部空間S2と連通する排気孔から、抜染処理機本体2内の水蒸気を抜染処理機本体2外に排出する。
排気孔は、抜染処理機本体2内で発生した水蒸気を特定の箇所に偏らせることなく排出し、抜染斑を生じさせないようにしている。
次に、以上の抜染処理機Aを用いて、抜染処理を行う工程について説明する。
まず、当て布25を前記被抜染物載置台22の載置面22aを全て覆う状態に広げる。そして、その後前記当て布25上に、抜染処理をする繊維布Cを載置し、前記開閉ハンドル15を用いて蓋体1を閉める。
一方、当該繊維布Cは、事前処理として例えば可抜染料にて地染め後、抜染剤を配合した処理剤を印捺し乾燥させている。尚、事前処理は当該処理に限られない。
そして、前記圧力調節装置13の操作部131を操作することにより、調整部132を加熱プレート122の中心位置に対して近接及び離間させることで前記加熱プレート122が繊維布Cに対してかける圧力を調節し、加熱プレート122の加熱面122aが、抜染処理をする繊維布Cに密接する状態になるように調整する。
このとき、前記角度調節装置14により、自動的に前記熱プレス装置12の加熱面122aが前記繊維布Cに当接する角度が調節される。
次に、前記各種制御手段27を操作して前記熱プレス装置12や蒸気発生装置23を調整後、前記熱プレス装置12を用いて、被抜染物に対して上方より100℃から200℃で10秒から120秒間、好ましくは、120℃から180℃で15秒から90秒間、加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置23を用いて繊維布Cに対して下方より蒸熱処理を施す。
そして、蓋体1を開けて繊維布Cを取り出し、水洗した後に乾燥させて最終抜染処理品に仕上げる。
尚、必ずしも水洗する必要は無い。
次に、当該抜染処理機Aを用いた抜染処理に供する抜染剤及び繊維布Cの繊維種等について説明する。尚、抜染剤及び繊維布Cの繊維種等は、下記のものに限られないのはもちろんである。
抜染可能に染色された繊維については、塩化第一錫系抜染剤あるいは、スルフィン系抜染剤等の還元剤にて還元抜染できるものであれば、特に限定されるものではなく、天然繊維及び合成繊維、具体的には、綿、ナイロン、ポリエステル、アクリル、アセテート、レーヨン、ウール、絹等及びこれらの混紡繊維が考えられる。
また、被抜染処理物としては、縫製された繊維製品や縫製前のカットした繊維布C等が適している。
更に、縫製された繊維製品や縫製前のカットした繊維布C等を、抜染処理前に地染する染料としては、反応性染料、分散性染料、直接性染料、塩基性染料、酸性染料等、上記繊維種を染色可能な染料であり、前記還元剤にて抜染可能な染料であれば良い。
前記染料にて染め上げた繊維布C等に適用する抜染剤としては、スルフィン系抜染剤、具体的には、ロンガリット類、スーパーライト類、ハイドロサルファイト類、デクロリン類、二酸化チオ尿素等、従来公知のものを使用することができる。
また、抜染処理剤として、アルギン酸ソーダ、CMC、HEC、ローカストビーンガム、加工でんぷんなどの天然、半合成水溶性糊剤やPVAなどの合成水溶性糊剤を水に溶解した糊、或いはターペンと水を乳化したレジューサー及びそれに固着剤を配合したバインダーに抜染剤を配合したものを用いることができる。
更に、抜染処理剤中に不抜染料を配合して着色抜染処理剤としたものや、顔料と固着剤と抜染剤を配合して顔料着色抜染処理剤としても良い。
顔料着色抜染処理において、顔料と固着剤を配合したバインダーを多色で印捺した後、その印捺部分の全面に固着剤と抜染剤を配合した抜染処理剤を印捺、乾燥して、その後当該抜染処理機Aにて、抜染処理することも考えられる。
この顔料着色抜染処理剤に用いる固着剤としては、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。
また、顔料着色抜染処理剤に用いる顔料としては、通常の顔料捺染に用いるものであれば、無機系顔料、有機系顔料など抜染剤で退色や変色のないものを用いることもできる。加えて、パール顔料、金属顔料、蓄光顔料、フォトクロミック顔料、感熱色素等も考えられる。
更に抜染処理剤に、不抜染料、顔料、固着剤の他、乾燥遅効剤、有機溶剤、可塑剤、乳化剤、酸化防止剤、電解質、尿素、PH調整剤、防腐剤、増粘剤、糊料等を配合することができる。
以上の抜染処理機Aの構成により、以下のような効果を発揮する。
本実施の形態の抜染処理機Aは、蒸気発生装置23より発生した水蒸気を、染色布の下方から当てながら、同時に上方より熱プレスを施すことで、従来のような高圧蒸気や高温蒸気等を使用することなく、簡易な構成にて効率のよい抜染処理が可能となる。また、高圧蒸気等を発生させる必要がないため、そのような装置を扱うための免許等も必要なく、縫製された繊維製品や、カットされた繊維布C等の抜染処理をする際に、家庭でも気軽に利用することができる。
更に、蒸熱処理と同時に熱プレス装置12にて加熱することで、過剰な水蒸気は拡散し、抜染処理に必要な水蒸気のみが被抜染処理物に作用することとなり、抜染模様が滲んだり、斑になったりすることなく、極めて安定且つ短時間に抜染処理することができる。
また、前記熱プレス装置12を備える蓋体1と、この蓋体1を開閉可能な状態に取り付け前記被抜染物載置台22と前記蒸気発生装置23を備える抜染処理機本体2とを具備しているため、安全に持ち運び可能な上、抜染処理機A全体をコンパクトな構成とすることができる。
従って、例えば、縫製された繊維製品や、カットされた繊維布Cを手軽に抜染処理する際に適している。
更に、前記蓋体1に、熱プレス装置12の加熱面122aを前記被抜染物に圧接させる方向に移動させ前記被抜染物に対する加圧力を調整可能な圧力調節装置13を設けているため、繊維布Cに適切な圧力を加え効率よく抜染処理を行うことができる。
加えて、前記抜染処理機本体2に当該抜染処理機本体2内の水蒸気を大気放出するファン28を設けることで、抜染処理時に不要な水蒸気が抜染処理機本体2や蓋体1内に滞留することを防止し、また、水蒸気を抜染処理機本体2や蓋体1内で結露させることがないため、余剰の水蒸気によって抜染処理に悪影響を及ぼす心配がない。更に、当該ファン28を抜染処理機本体2に設けることで、抜染処理機本体2内にて発生した水蒸気が前記蓋体1内へ進入することを好適に防止した状態で、水蒸気を抜染処理機Aの外部へ排出することができる。
また、前記載置面22aに、前記蒸気発生装置23からの蒸気を拡散させる貫通孔221aを複数設け、被抜染処理物に対して水蒸気を均一に当てることができるため、抜染斑を防止できる。
更に、前記被抜染物載置台22の載置面22aに当て布25を載置することで、より一層水蒸気を拡散することが可能となる。
また、連続して水蒸気を発生させていると、前記水収容槽231内の水が減少する。従って、水を追加する必要があるが、一度に多量の水を追加すると、前記水収容槽231内の温度が一気に低下してしまい、水蒸気の発生が中断してしまう恐れがある。そこで、前記水収容槽231内の水量を調節する水量調節装置24を設けることにより、自動的に逐次水を追加して一定の水量を維持し、水蒸気量の変化による抜染斑を好適に防止することができる。
更に、前記熱プレス装置12の加熱面122aが、前記繊維布Cに当接する角度を調節する角度調節装置14を有することにより、繊維布Cの厚みが変化しても常に適切な当接状態にて加熱することが可能となる。
尚、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、本実施の形態においては、前記被抜染処理物の載置面22aを固定しているが、レール等のスライド機構を設けて、前記被抜染処理物の載置面22aを、前後方向及び左右方向スライド可能に構成しても良い。もちろん、前後方向等の一方向のみにスライド可能とすることもできる。
これにより、被抜染物を載置する際の取り扱いを容易にすることができる。
具体的には、図5に示すように、前記抜染処理機本体2から使用者側に突出する一対のスライドレール3を設け、当該スライドレール3に対して上面に載置面122aを形成したスライド要素222をスライド可能に係止させる。
尚、当該スライド要素222は、前記網221とは別部材にて構成されるものである。詳述すると、当該スライド要素222は、下向きコの字状に折り曲げ加工された平面視矩形状を成すものであり、前記蒸気発生装置23からの蒸気を拡散させる貫通孔が複数設けられている。
そして、繊維布Cを載置する際には、蒸気が発生していない位置(使用者の手前)に前記スライド要素222をスライドレール3に沿って引き出す。そして、引き出した状態で繊維布Cを載置し、その後、蒸気が発生している位置、つまり、前記抜染処理機本体カバー21内に配置されている前記網221上まで前記スライド要素222をスライドレール3に沿って押し出してスライドさせることで、使用者が安全に繊維布Cの載置作業を行うことが可能となる。
また、本実施の形態においては、前記蒸気発生装置23の加熱器を電気ヒータとしたが、マイクロウェーブ等による電磁誘導器や、ガスバーナー等、水収容槽231内の水を沸騰できる熱源であれば、前記蒸気発生装置23の加熱器としての役割を果たす。
更に、水収容槽231の材質としては、煮沸温度に耐えうるものであれば、ステンレスやガラス、セラミック等で成型されたもので構わない。
加えて、本実施の形態においては、金属製の網221としてステンレス製の網221を用いたが、アルミやマグネシウム等であっても良い。
また、前記当て布25の材質としては、綿、ナイロン、ポリエステル等の繊維を用いると良い。また、これらの生布に撥水処理等が施すことも考えられる。
また、本実施の形態においては、当て布25を前記被抜染物載置台22の載置面22aに載置したが、前記熱プレス装置12の加熱面122aに当接するように取付けてもよい。
更に、本実施の形態においては制御手段27を抜染処理機本体2内に設けているが、例えば前記蓋体1の外に取付けている蓋体開閉ハンドル15に取付けても良い。
これにより、例えば抜染処理機本体2内に空間を形成し当該抜染処理機本体2内の蒸気を外へ放出し易い構造を実現できる。
また、本実施の形態においては、前記操作部131を操作することにより、前記調整部132を加熱プレート122の中心位置に対して近接及び離間させることで圧力を調整できる様に構成しているが、例えば、調整部132の位置を変えることなく、ウェイトである調節部132を増減させることにより調整することも可能である。勿論、予め重量を定めた調節部132を、固定しておいても良い。
加えて、前記熱プレス装置12の加熱面122aに前記繊維布Cを密着させるための密着装置4を設けても良い。
具体的には、図6に示すように、シリコンラバーからなる密着シート41にて前記加熱面122aを覆うことが考えられる。この密着シート41は、その端部を前記蓋体1の側周部にネジ等を用いて止着されている。
この様に、加熱面122aと繊維布Cとの間に密着シート41を介在させることで、プレス時の密着性を向上させることができる。また、この密着シート41は当て板やネジ等にて着脱可能に止着しているため、必要に応じて交換できる。
尚、密着シート41はシリコンラバーに限らないのは勿論である。
更に、当該密着シート41と繊維布Cとの間に、綿のガーゼ等の当て布25を取付けることも考えられる。この当て布25は、図6に示すように、張設手段5を用いて張った状態で取り付けると良い。
張設手段5としては、当て布25の端部にバネなどの弾性部材の一端を取付けると共に、当該弾性部材の他端を蓋体1の上部に取付けることで、常に当て布25を張った状態にて繊維布Cに接触させることが可能となる。
また、圧力調節装置13の他の実施形態としては、図7に示すように、熱プレス装置12の加熱面122aを前記繊維布Cに圧接させる方向に移動させ前記繊維布Cに対する加圧力を調整可能な圧力調節装置である上下調節ハンドル13を設けることも考えられる。
上下調節ハンドル13は、蓋体1の上面中央位置から一部を露出させた状態で立脚26するものであり、使用者が握持する操作部131と、当該操作部131を操作することで前記加熱プレート122の高さを上下に調節可能な調節部132とを備える。
具体的には、調節部132の下端に蓋体1内に設けた前記加熱プレート122を取付け、前記操作部131を回動させることにより、調節部132に設けた図示しないネジを螺合させ、加熱プレート122の加熱面122aを、載置面22aに対して近接及び離間可能に構成している。
本発明の一実施形態に係る抜染処理機の全体斜視図。 同実施形態に係る抜染処理機の蓋体を開けた状態を示す全体斜視図。 同実施形態に係る抜染処理機の側面図。 同実施形態に係る抜染処理機の正面図。 他の実施形態に係る抜染処理機の側面図。 他の実施形態に係る抜染処理機の概略部分拡大正面図。 他の実施形態に係る抜染処理機の側面図。
符号の説明
A・・・抜染処理機
C・・・被抜染物(繊維布)
1・・・蓋体
2・・・抜染処理機本体
12・・・熱プレス装置
13・・・圧力調節装置(上下調節ハンドル)
14・・・角度調節装置
22・・・被抜染物載置台
22a・・・載置面
23・・・蒸気発生装置
24・・・水量調節装置
25・・・当て布
122a・・・加熱面
221・・・網
221a・・・貫通孔
231・・・水収容槽
232・・・加熱器(加熱ヒータ)
28・・・排気装置(ファン)
4・・・密着装置

Claims (14)

  1. 繊維布等の被抜染物を抜染処理する抜染処理機において、
    前記被抜染物を加熱及び加圧処理する熱プレス装置と、
    この熱プレス装置の下方に配置され、上面に前記被抜染物を載置する載置面を形成した被抜染物載置台と、
    この被抜染物載置台の下方に配置され、水を収容する水収容槽と、当該水収容槽内の水を加熱する加熱器とを有し、この水収容槽から発生する蒸気を利用して前記被抜染物を蒸熱処理する蒸気発生装置とを有し、
    前記被抜染物載置台に被抜染物を載置させた状態で、前記熱プレス装置を用いて、被抜染物に対して上方より加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置を用いて被抜染物に対して下方より蒸熱処理を施すことを特徴とする抜染処理機。
  2. 前記熱プレス装置を備える蓋体と、
    この蓋体を開閉可能な状態に取り付け前記被抜染物載置台と前記蒸気発生装置を備える抜染処理機本体とを具備し、
    前記蓋体を閉めた状態で、前記熱プレス装置を用いて、被抜染物に対して上方より加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置を用いて被抜染物に対して下方より蒸熱処理を施すことを特徴とする請求項1記載の抜染処理機。
  3. 前記蓋体に、熱プレス装置の加熱面を前記被抜染物に圧接させる方向に移動させ前記被抜染物に対する加圧力を調整可能な圧力調節装置を設けていることを特徴とする請求項2記載の抜染処理機。
  4. 前記抜染処理機本体に、当該抜染処理機本体内の水蒸気を大気放出する排気装置を設けていることを特徴とする請求項2または3記載の抜染処理機。
  5. 前記載置面に、前記蒸気発生装置からの蒸気を拡散させる貫通孔を複数設けていることを特徴とする請求項1乃至4記載の抜染処理機。
  6. 前記被抜染物載置台として、貫通孔を複数開孔させた金属製の網を用いていることを特徴とする請求項5記載の抜染処理機。
  7. 前記被抜染物載置台の載置面または前記熱プレス装置の加熱面に当て布を載置したことを特徴とする請求項1乃至6記載の抜染処理機。
  8. 前記被抜染物載置台の載置面を、スライド可能に構成していることを特徴とする請求項1乃至7記載の抜染処理機。
  9. 前記水収容槽内の水量を調節する水量調節装置を有することを特徴とする請求項1乃至8記載の抜染処理機。
  10. 前記熱プレス装置の加熱面に前記被抜染物を密着させるための密着装置を有することを特徴とする請求項1乃至9記載の抜染処理機。
  11. 前記熱プレス装置の加熱面が、前記被抜染物に当接する角度を調節する角度調節装置を有することを特徴とする請求項1乃至10記載の抜染処理機。
  12. 請求項1乃至11記載の抜染処理機を用いて、抜染処理を施したことを特徴とする繊維製品。
  13. 請求項1乃至11記載の抜染処理機を用いて、抜染処理を施したことを特徴とするカットされた繊維布。
  14. 布地等の被抜染物を抜染処理する抜染方法において、
    前記被抜染物を加熱及び加圧処理する熱プレス装置と、
    この熱プレス装置の下方に配置され、上面に前記被抜染物を載置する載置面を形成した被抜染物載置台と、
    この被抜染物載置台の下方に配置され、水を収容する水収容槽と当該水収容槽内の水を加熱する加熱器とを有し、この水収容槽から発生する蒸気を利用して前記被抜染物を蒸熱処理する蒸気発生装置とを有し、
    前記被抜染物載置台に被抜染物を載置させた状態で、前記熱プレス装置を用いて、被抜染物に対して上方より加熱及び加圧処理を施すと同時に、前記蒸気発生装置を用いて被抜染物に対して下方より蒸熱処理を施すことを特徴とする抜染方法。
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