JP2006175475A - 溶接用アフターシールド冶具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレーラー2を薄肉金属片にて底面開放の半割筒体形状に形成して変形可能となし、トレーラー2内に,薄肉金属片にて筒体形状に形成して変形可能となした不活性ガス放射パイプを可動可能に配設するとともに不活性ガス拡散用の金属製繊維屑5を配置し、トレーラー2の底面開放部に金網4を取り付ける。
【選択図】図1
Description
しかしこの場合には、冶具本体が金属製箱型形状で,内部に配設される仕切り板とともに,構造的にも材質的にも屈曲性,変形性に乏しく、鋼板等平板状のものの溶接にしか使用することができず、使用範囲が限られていた。 また,相当な重量となる関係で,可動操作にも力を必要とし、作業性も良好でなかった。
しかしこの場合には、溶接母材の形状の変化に合わせてシールド冶具を別々に製造しなければならず製造の手間が煩瑣であるばかりでなく、湾曲面に部分的に対応しているとはいえ構造上やはり屈曲性,変形性に乏しいので,冶具と溶接母材との間の間隙に均一性がなくムラが生じ作業性が良好でないという難点があった。
即ち,主としてチタン材等の酸素等の親和性が大きい反応性金属の溶接に際し,トーチによる溶接に追従して溶接部に不活性ガスを放射してガスシールド(空気絶縁)を図るトレーラーを含むアフターシールド冶具において、先端部にトーチ保持金具を付設したトレーラーを,薄肉金属片にてその周壁面を屈曲,変形自在となした底面開放の半割筒体形状に形成し、このトレーラー内に、不活性ガス導入パイプに接続し導入された不活性ガスを溶接部に放射する薄肉金属片にて屈曲,変形自在な筒体状に形成された不活性ガス放射パイプを,その一端部は固定し多端部をガイド板に設けた嵌合孔に遊嵌して可動可能となして配設せしめ、トレーラー底面の開放部に金網を取り付けるとともにトレーラー内に不活性ガス拡散用の多数の金属製繊維屑を配置せしめて溶接用アフターシールド冶具を形成したことを特徴とするものである。
従って,従来のように屈曲,変形性に乏しいため接合する溶接母材の溶接部位における種々の形態の相違に応じてシールド冶具を個別に製作するという煩瑣な手間を省くことができ、同一種類の冶具による溶接作業の使用範囲を拡大することができ、製作並びに使用上効率がよく経済的である。
また,トレーラー内部に配置する不活性ガス放射パイプを、同じくその筒体周壁面を薄肉金属片にて波形状に連続湾曲せしめて形成するとともに、そのパイプの一端部は固定し他端部はガイド板に遊嵌して可動可能に支持せしめることにより行う。
更に,不活性ガスを放出するトレーラー底面の開放部には,屈曲,変形自在な金網を配置せしめることにより行う。また,トレーラー内には,溶接部に不活性ガスが均等に放射されるように不活性ガス拡散用の多数の金属製繊維屑を配置せしめる。
M 円筒形溶接母材
1 トーチ保持金具
2 トレーラー
3 不活性ガス放射パイプ
4 金網
5 金属製繊維屑
6 不活性ガス導入パイプ
7 ガイド板
8 嵌合孔
Claims (3)
- 主としてチタン材等の酸素等の親和性が大きい反応性金属の溶接に際し,トーチによる溶接に追従して溶接部に不活性ガスを放射してガスシールド(空気絶縁)を図るトレーラーを含むアフターシールド冶具において、先端部にトーチ保持金具を付設したトレーラーを,薄肉金属片にてその周壁面を屈曲,変形自在となした底面開放の半割筒体形状に形成し、このトレーラー内に、不活性ガス導入パイプに接続し導入された不活性ガスを溶接部に放射する薄肉金属片にて屈曲,変形自在な筒体状に形成された不活性ガス放射パイプを,その一端部は固定し多端部をガイド板に設けた嵌合孔に遊嵌して可動可能となして配設せしめ、トレーラー底面の開放部に金網を取り付けるとともにトレーラー内に不活性ガス拡散用の多数の金属製繊維屑を配置せしめたことを特徴とする溶接用アフターシールド冶具。
- 薄肉金属片にてその周壁面を屈曲,変形自在となし底面開放の半割筒体形状に形成したトレーラーとして、底面開放で半割筒体形状のトレーラーの周壁面を,薄肉金属片にて波形状に連続湾曲せしめて屈曲,変形自在に形成したものを用いたことを特徴とする請求項1記載の溶接用アフターシールド冶具。
- トレーラー内に配設される不活性ガス放射パイプとして、薄肉金属片にて波形状に連続湾曲せしめて筒体状となすことにより,屈曲性及び変形性を具備せしめたものを用いたことを特徴とする請求項1又は2記載の溶接用アフターシールド冶具。
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2004
- 2004-12-22 JP JP2004371096A patent/JP2006175475A/ja active Pending
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