JP2006174739A - 釣用タックルケース - Google Patents

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Yasuo Hosomi
康雄 細見
Yoko Kimura
陽子 木村
Shoichi Nomura
昌一 野村
Haruhisa Tamada
春久 玉田
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Abstract

【課題】小物類を整理して収容することができると共に、釣用バッグに容易に出し入れすることができる使い勝手の良い釣用タックルケースの提供。
【解決手段】このタックルケース13は、トレイ状に形成されたケース本体45と、把手43とを備える。この把手43は、ケース本体45の対向する一対の側面にそれぞれ設けられている。把手43は、紐状に形成されており、ケース本体45の中央上方で束ねられる。ケース本体45は、熱可塑性樹脂からなるコア部材33と、蓋34とを有する。コア部材の縦寸法a、横寸法b及び高さ寸法cは、それぞれ所定の寸法に設定される。コア部材33の角部48は、滑らかな曲面に形成されている。蓋34は透明である。蓋34は、ポケット41、42を備えている。ケース本体45の底面に滑止部材が設けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、釣餌や釣糸、釣針、針外し、プライヤその他小物類(釣り道具)を収容するタックルケースに関し、より詳細には大形の釣り道具も収容することができる釣用バッグに装備され得る釣用タックルケースの構造に関するものである。
釣行の際に釣人は、ロッド、リールのほかさまざまな釣道具を携帯する。特に船釣では、電動リールやロッドキーパー等の大形で重量が大きいタックルが用いられることが多い。そのため、釣人は、通常のタックル(典型的には、釣糸、針、プライヤ等の小物)に加えて電動リール等の大形の道具をも携帯する必要がある。釣人は、従来からロッドケース及び釣用バッグにこれらの釣道具を効率的にコンパクトに収納し、釣場に持ち込んでいた(例えば、特許文献1参照)。
前述のようにタックルの種類は、その外形及び重量が大きいものから小さいものまで様々である。そのため、釣人は、多くの釣道具を釣用バッグにコンパクトに収納するために工夫が必要であった。例えば、電動リールの電源として使用される電源装置等は、その外形も重量も大きいために釣用バッグの内奥部に収容され、次にリール等の中型の道具が収容され、最後に釣糸や針等の小物類が収容される。これら小物類は、特に小物用のタックルケース(「システムケース」と称されることもある。)に整理して収容される(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−60401公報 2004 SHIMANO Fishing Tackle Catalogue (P.197、P199)
従来のタックルケースは、上記特許文献2に記載されているように、開閉自在な蓋を有する容器状の本体と、この本体に設けられた把手を備えている。この把手が設けられることにより、釣人は、タックルケースを容易に釣用バッグに出し入れすることができる。ところが、従来のタックルケースでは、把手が本体の蓋に設けられていることから、仮に蓋がロックされていない場合には、把手が引っ張られると蓋が開いてしまい、収容された小物類が飛び出してしまうという問題があった。また、このタックルケースは、釣用バッグに出し入れされるものであるから、釣人にとって釣用バッグに挿入しやすく且つ取り出しやすい構造を備えていることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、小物類を整理して収容することができると共に、釣用バッグに容易に出し入れすることができる使い勝手の良い釣用タックルケースを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る釣用タックルケースは、トレイ状に形成されたケース本体と、ケース本体の対向する一対の側面にそれぞれ設けられた把手とを備えたことを特徴とするものである。この構成によれば、ケース本体がトレイ状に形成されているから、釣り道具(特に釣針、釣糸、プライヤ等の小物類)がケース本体内に整理された状態で収容され得る。しかも、このケース本体の対向する両側面に把手が設けられているから、釣人がこれら把手を把持することによって、当該ケース本体は把手によって安定的に吊り下げられることになる。
(2) 上記把手は、ケース本体の中央上方で束ねられ得る紐状に形成されているのが好ましい。把手がかかる紐状に形成されることにより、釣人は、両把手を束ねて握るだけで、ケース本体を安定的に持つことができる。
(3) 上記ケース本体は、トレイ状に形成された熱可塑性樹脂からなるコア部材と、当該コア部材の上面に開閉自在に設けられた蓋部材とを有し、上記コア部材の縦寸法a、横寸法b及び高さ寸法cは、それぞれ100mm≦a≦500mm、100mm≦b≦800mm、5mm≦c≦300mmの範囲の寸法に設定されているのが好ましい。この構成では、コア部材が矩形の浅いトレイ状を呈する。したがって、ケース本体は、釣用バッグ等に容易に嵌め込まれ得る。しかも、このコア部材が熱可塑性樹脂からなるので、釣用バッグ等に一層容易に嵌め込まれ得る。さらに、コア部材には蓋部材が設けられているから、ケース本体から不用意に小物類が飛び出してしまうことはない。
(4) 上記コア部材の外面角部は、滑らかな曲面に形成されているのが好ましい。これにより、当該釣用タックルケースが特定の釣用バッグに装着されるものとして構成された場合に、当該釣用バッグへの着脱がきわめて滑らかなものとなる。
(5) 上記蓋部材は透明であることが望ましい。蓋部材が透明であるから、釣人は、ケース本体に収容されている小物類を容易に視認することができる。
(6) 上記蓋部材は、小物収容ポケットを備えているのが好ましい。これにより、小物類は、より一層整理された状態で収容される。
(7) 上記ケース本体の底面に滑止部材が設けられているのが好ましい。これにより、例えばこの釣用タックルケースが船の甲板上に載置された場合であっても、確実に当該載置された位置に保持される。
本発明によれば、ケース本体がトレイ状に形成されているので、釣り道具が整理して収容されるうえ、この釣用タックルケースが釣用バッグに容易に出し入れされる。しかも、釣人は、把手を持つことによって釣用タックルケースを安定的に持ち運ぶことができるので、この釣用タックルケースは、釣人にとってきわめて使い勝手の良いものである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、釣用バッグの前方斜視図であり、図2は後方斜視図である。この釣用バッグ10は、バッグ本体11と、これに設けられた扉12とを備えている。図3は、この扉12が開かれた状態の釣用バッグ10の斜視図であり、図4は、図3の要部拡大斜視図である。
図3及び図4が示すように、バッグ本体11には、本発明の一実施形態に係るタックルケース13(釣用タックルケース)が収容されている。タックルケース13は、後述されるようにバッグ本体11に対して取出自在に収容されている。
本実施形態の特徴とするところは、このタックルケース13の構造である。具体的には、タックルケース13の側面に把手43が設けられている点、タックルケース13が後述の形状に形成されている点、タックルケース13の角部が曲面に形成されている点等が本実施形態に係るタックルケース13のポイントである。
(1) バッグ本体及び扉の構成
図5は、タックルケース13が取り外された状態におけるバッグ本体11の斜視図であり、図6は、図5における要部拡大斜視図である。これらの図が示すように、バッグ本体11は略直方体の容器状に形成されており、上面に開口14が設けられている。このバッグ本体11の内部空間には、さまざまな釣り道具が収容される。例えばこの釣用バッグ10が船釣りの際に使用されるときは、電動リール、電源装置のほかロッドキーパ等の大形のタックルが収容され得る。
本実施形態では、このバッグ本体11は、樹脂製のフレーム15と、これを囲繞するカバー16とを備えている。フレーム15は、同図が示すように開口を有する容器状に形成されており、当該開口が上記バッグ本体11の開口14を構成している。フレーム15を構成する樹脂は、典型的にはポリエチレン(PE)、ポリウレタン(PU)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等が採用される。もっとも、フレーム15を構成する樹脂は、他の種類が採用されてもよいことは勿論である。
カバー16はフレーム15の外周面を覆っており、これにより、フレーム15が保護されている。カバー16は、フレーム15の外周面全体を覆うものでもよいが、本実施形態では、フレーム15の側面のみを覆っている。したがって、フレーム15の底面部は、バッグ本体11の底面部を構成することになる。フレーム15の底面に滑止部材等が設けられていてもよい。フレーム15のカバー16を構成する材料は、典型的にはポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリウレタン(PU)等が採用される。もっとも、カバー16を構成する材料は、他のものが採用されてもよいことは勿論である。このカバー16は、フレーム15の上記開口の周縁部に沿って固定されており、当該開口周縁部には縁取テープ17が設けられている。
フレーム15は、金型により成形される。同図が示すように、フレーム15は、内側に突出する柱部18を有している。この柱部18は、フレーム15と一体的に形成されている。この柱部18は、フレーム15の4つの隅部に沿って上下に延びている。柱部18の高さ寸法は、フレーム15の深さ寸法よりも小さい。そのため、柱部18の上面19と、バッグ本体11の開口周縁部との間に段差dが形成されている。この開口周縁部と上記上面19との段差dは、5mm〜300mmの範囲に設定される。柱部18の上面19は、後述されるように上記タックルケース13が支持される座部を構成している。本明細書では、上記上面19は、座部19と称される。
図1及び図2が示すように、バッグ本体11に肩掛けベルト20が設けられている。この肩掛けベルト20は、ベルト本体21と肩パッド22とを備えている。ベルト本体21は、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等からなり、バッグ本体11を取り囲むようにバッグ本体11の側面に固定されている。肩パッド22は、ベルト本体11に設けられており、ベルト本体11に沿ってスライド可能となっている。肩パッド22は、ベルト本体11よりも幅寸法が大きく設定されており、内部に緩衝部材が配置されている。これにより、釣人が肩パッド22を肩に掛けたときは、肩パッド22は釣人の肩に沿って確実に当接するようになっている。
扉12は、矩形の皿状に形成されており、たとえばポリエチレン(PE)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)等から構成されている。扉12は、バッグ本体11に対して回動自在に設けられている。具体的には、図2が示すように、扉12は、リング23及び連結ベルト24を有し、リング23を介して連結ベルト24がバッグ本体11の後面と扉12の後端面との間に掛け渡されている。したがって、扉12は、バッグ本体11に対して開閉自在となっている。なお、図1が示すように、扉12は、バックル25を介してバッグ本体11に連結され得る。
図7は、バック本体11の後面の拡大斜視図である。同図及び図2が示すように、バッグ本体11の後面26には、ベルト保持部27が設けられている。このベルト保持部27は、上記肩掛けベルト20を保持するものであって、保持ベルト28を備えている。保持ベルト28は、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等からなり、細長矩形状に形成されている。保持ベルト28は、2つ折れ状態で配置されている。具体的には、保持ベルト28の基端部30がバッグ本体11に固定され、保持ベルト28の中央部32が折り曲げられて、先端部31が基端部30に重ね合わされている。
保持ベルト28の内面に面ファスナー29が設けられている。これにより、保持ベルト28は、二つ折れ状態(図2が示す姿勢)と開放状態(図7が示す姿勢)との間で自在に姿勢変化される。上記肩掛けベルト20は、保持ベルト28によって挟持される。肩掛けベルト20が保持ベルト28によって保持されると、肩掛けベルト20が当該釣用バッグ10の載置面に接触することがないので、仮に当該載置面が汚れている場合であっても、肩掛けベルト20が汚れてしまうことはない。
(2) タックルケースの構成
図8は、タックルケース13の構造を詳細に示す斜視図である。図9は、タックルケース13の内部構造を詳細に示す斜視図であり、図10は、図9における要部拡大斜視図である。これらの図及び図4が示すように、タックルケース13は、ケース本体45と、ケース本体45に設けられた把手43とを備えている。ケース本体45は、後述される材料からなるコア部材33と、コア部材33に設けられた蓋34とを有する。
コア部材33は、これらの図が示すように矩形のトレイ状に形成されている。コア部材33を構成する材料は、例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、ポリエチレン(PE)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)その他熱可塑性樹脂が採用される。かかる材料が採用されることにより、コア部材33の高い剛性が確保される。このコア部材33の外形寸法は、縦寸法aが260mm、横寸法bが440mm、高さ寸法cが60mmに設定されている。これら各寸法a,b及びcは、上記寸法に限定されるものではなく、それぞれ100mm≦a≦500mm、100mm≦b≦800mm、5mm≦c≦300mmの範囲で設定され得る。もっとも、タックルケース13がバッグ本体11に装着される場合には、各寸法a,b,cは、バッグ本体11の開口14の寸法に対応して決定され、これにより、コア部材33は、ぴったりとバッグ本体11の開口14に嵌め込まれるようになっている。コア部材33がバッグ本体11内に挿入されると、コア部材33の下面が上記座部19(図5参照)に当接し、タックルケース13は、この座部19に支持される(図3参照)。
蓋34は、コア部材33の上面を開閉するように取り付けられている。具体的には、蓋34はコア部材33の形状に対応して矩形状に形成されている。蓋34の下辺部46は、コア部材33の開口縁部の一辺に対して回動自在に取り付けられている。当該コア部材33の開口縁部の一辺と蓋34の下辺部46とは、例えば布によって連結されていてもよい。蓋34の他の3つの辺部は、スライドファスナー35を介してコア部材33の開口周縁部に連結されている。図3及び図8が示すように、このスライドファスナー35は、2つの摘み44を有している。これにより、釣人は、蓋34の開閉を容易に行うことができるようになっている。
なお、コア部材33の高さ寸法cは、上記段差d(図5参照)に対応して設定されているのが好ましい(図9参照)。上記コア部材33の高さ寸法cが所定寸法に設定されることにより、図4が示すように、タックルケース13がバッグ本体11内に収容された状態で、上記蓋34がバッグ本体11の開口14から外部に露出する。具体的には、上記スライドファスナー35がバッグ本体11の開口14よりも上方に位置する。上記高さ寸法cは、上記段差dよりも大きく、例えば、5mm〜300mmの範囲で適宜設定され得る。
蓋34は、透明の生地から構成されている。蓋34を構成する生地は、典型的にはポリ塩化ビニル(PVC)、ポリオレフィン等が採用される。図11は、図10におけるXI−XI断面図である。図10及び図11が示すように、蓋34は、三枚の生地からなる。すなわち、蓋34は、上記透明の生地36と、この生地36の内側に配置された生地37と、さらに内側に配置された生地38とを備えている。生地37及び生地38は、メッシュ構造を備えているのが好ましい。本実施形態では、生地36は例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリオレフィンからなり、生地37は例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル(PE)からなり、生地38は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル(PE)、ナイロンからなる。ただし、各生地36〜38が同一の透明の生地から構成されていてもよい。また、生地37、38がメッシュ構造を備える場合には、これらの生地の材料自体が透明である必要はない。生地36と生地37とは略同一の形状であり、両者の周縁部同士が固着されている。生地38は、矩形状を呈し、生地37の下部に重ね合わせられている。生地38の上縁部47を除く他の縁部は、生地37の周縁部に重ねて固着されている。
生地36を覆うように生地37が配置され、しかも生地37は、スライドファスナー39を備えている。したがって、蓋34は、生地36と生地37とによって形成されるポケット41(小物収容ポケット)を備える。このポケット41は、スライドファスナー39によって開閉自在である。さらに、生地37に生地38が重ね合わされているから、両者によって他のポケット42(小物収容ポケット)が形成されている。そして、生地37と生地38との間に面ファスナー40が設けられている。したがって、上記他のポケット42は、スライドファスナー40によって開閉自在となっている。なお、本実施形態では、生地38の中間部分38a、38bが生地37に縫いつけられている。これにより、このポケット42は、3つの部分に区画されている。ただし、上記中間部分38a、38bが生地37に縫いつけられていなくてもよいことは勿論である。
図8及び図9が示すように、このタックルケース13は、上記把手43を備えている。この把手43は、コア部材33の対向する側面にそれぞれ取り付けられている。各把手43は、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等からなり、細長の紐状に形成されている。この把手43は、ケース本体33の中央上方において束ねられ得るようにその長さが決定されている。したがって、釣人は、これら把手43をコア部材33の上方で束ねて持つことができ、これにより、タックルケース13は、釣人によって持ち運ばれる。
図8及び図9が示すように、上記コア部材33の角部は、滑らかな曲面に形成されている。具体的には、コア部材33の外周面の4つの角部48は、湾曲されており、きわめて滑らかに仕上げられている。各角部48を構成する曲面の曲率半径は、例えば5mm〜60mmの範囲で設定され得る。
また、同図では図示されていないが、コア部材33の底面に滑止部材が設けられていてもよい。滑止部材としては、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリルニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、天然ゴム、熱可塑性ゴム(TPR)が採用される。滑止部材は、コア部材33の底面全体を覆うように設けられていてもよいし、例えば底面の隅部にのみ設けられていてもよい。
(3) 釣用バッグ及びタックルケースの使用要領
この釣用バッグ10では、電動リールやロッドキーパ等の大形で重量が大きいタックルはバッグ本体11に収容され、釣針、釣糸等の小形軽量のタックルはタックルケース13に収容される。このタックルケース13は、バッグ本体11内に収容されるが、当該タックルケース13がバッグ本体11に設けられた座部19に載置され支持される。これにより、図3が示すようにタックルケース13の蓋34がバッグ本体11の開口14から外部に露出する。したがって、釣人は、実釣中であってもタックルケース13の蓋34を自在に開閉することができ、小物類を容易に取り出すことができる。また、大形のタックルはバッグ本体11に収容され、小形のタックルはタックルケース13に収容されるので、タックルは、その種類に応じて分類して整理されるという利点がある。
タックルケース13のケース本体45がトレイ状に形成されていることから、釣り道具(特に釣針、釣糸、プライヤ等の小物類)がケース本体45内に整理された状態で収容される。しかも、図8が示すように、把手43がこのケース本体45の対向する両側面に設けられているから、釣人がこの把手43を握って持ち上げると、当該タックルケース13は、その側面が把手43によって支持され、水平状態を保ったまま持ち上げられる。このことは、蓋34が開かれていても閉じられていても同様である。すなわち、仮に把手43が蓋34に設けられている場合には、万一、蓋34が開いている状態で釣人が把手34を持つと、蓋34が一気に全開され内部の小物類が外部に飛び出してしまうというおそれがある。しかし、本実施形態では、蓋34が開いていてもそのような問題は生じない。
また、上記把手43は、ケース本体45の中央上方で束ねられ得るように紐状に形成されているから、釣人は、両把手43を束ねて握るだけで、ケース本体45を安定的に持つことができる。
さらに、ケース本体45を構成するコア部材33が前述の各寸法a、b、cによって規定されるトレイ状を呈するから(図9参照)、ケース本体45は、種々の釣用バッグ等に容易に嵌め込まれ得る。しかも、このコア部材33が熱可塑性樹脂からなるので、釣用バッグ等に一層容易に嵌め込まれ得る。加えて、コア部材33の角部48が滑らかな曲面に形成されているので、タックルケース13が特定の釣用バッグに装着されるものとして構成された場合に、当該釣用バッグへの着脱がきわめて滑らかなものとなる。
コア部材33には蓋34が設けられているから(図9、図10参照)、ケース本体45から不用意に小物類が飛び出してしまうこともないという利点がある。この蓋34は透明であるから、釣人は、ケース本体45に収容されている小物類を容易に視認することができる。したがって、釣人は、タックルケース13を開ける前に取り出そうとするタックルが存在するか否かを確認することができるという利点がある。また、蓋34は、ポケット41、42を備えているから、小物類は、より一層整理された状態で収容される得る。釣人は、複数の小物類をさらに細かく分類して整理収容することができるという利点もある。
前述のように、ケース本体45の底面に滑止部材が設けられる場合には、例えばこのタックルケース13が船の甲板上に載置された場合であっても、当該甲板上を容易に滑ることはなく、確実に当該載置状態が維持される。
なお、図5が示すように、上記バッグ本体11が樹脂製のフレーム15を備えているから、海水や釣餌等がバッグ本体11の内壁面に付着したとしても、これらは容易に洗い流される。しかも、タックルケース13が支持される座部19がこのフレーム15と一体的に形成されているから、座部19が安価に形成され、タックルケース13の位置決めも容易になされる。したがって、タックルケース13は、バッグ本体11の所定位置に正確に位置決めされ、蓋34がバッグ本体11の開口14から確実に露出する。
特に本実施形態では、上記蓋34は、スライドファスナー35を介して開閉自在となっており、タックルケース13は、このスライドファスナー35が露出するようにバッグ本体11に支持されている(図4参照)。したがって、釣人は、スライドファスナー35を簡単に操作することができ、これにより、簡単にタックルケース13の蓋34を開閉することができる。その結果、釣人は、実釣中に片手でタックルケース13の蓋34を開け、小物類を取り出すことができる。
本発明は、魚釣りに使用されるタックルケースに適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るタックルケースが内蔵された釣用バッグの前方斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るタックルケースが内蔵された釣用バッグの後方斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るタックルケースが内蔵された釣用バッグの斜視図であり、扉が開かれた状態が図示されている。 図4は、図3の要部拡大斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るタックルケースが内蔵されるバッグ本体の斜視図であり、タックルケースが取り外された状態が図示されている。 図6は、図5における要部拡大斜視図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るタックルケースが内蔵されるバック本体の後面の拡大斜視図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るタックルケースの外観斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態に係るタックルケースの内部構造を詳細に示す斜視図である。 図10は、図9における要部拡大斜視図である。 図11は、図6におけるXI−XI断面図である。
符号の説明
10・・・釣用バッグ
11・・・バッグ本体
12・・・扉
13・・・タックルケース
14・・・開口
15・・・フレーム
16・・・カバー
18・・・柱部材
19・・・座部
20・・・肩掛けベルト
21・・・ベルト本体
22・・・肩パッド
23・・・リング
24・・・連結ベルト
25・・・バックル
26・・・後面
27・・・ベルト保持部
28・・・保持ベルト
29・・・面ファスナー
30・・・基端部
31・・・先端部
32・・・中央部
33・・・コア部材
34・・・蓋
35・・・スライドファスナー
36・・・透明の生地
37・・・生地
38・・・生地
39・・・スライドファスナー
40・・・面ファスナー
41・・・ポケット
42・・・ポケット
43・・・把手
44・・・摘み
45・・・ケース本体
46・・・下辺部
47・・・上縁部
48・・・角部

Claims (7)

  1. トレイ状に形成されたケース本体と、
    ケース本体の対向する一対の側面にそれぞれ設けられた把手とを備える釣用タックルケース。
  2. 上記把手は、ケース本体の中央上方で束ねられ得る紐状に形成されている請求項1に記載の釣用タックルケース。
  3. 上記ケース本体は、トレイ状に形成された熱可塑性樹脂からなるコア部材と、当該コア部材の上面に開閉自在に設けられた蓋部材とを有し、
    上記コア部材の縦寸法a、横寸法b及び高さ寸法cは、それぞれ
    100mm≦a≦500mm、
    100mm≦b≦800mm、
    5mm≦c≦300mmの範囲に設定されている請求項1又は2に記載の釣用タックルケース。
  4. 上記コア部材の外面角部は、滑らかな曲面に形成されている請求項3に記載の釣用タックルケース。
  5. 上記蓋部材は透明である請求項3又は4に記載の釣用タックルケース。
  6. 上記蓋部材は、小物収容ポケットを備えている請求項3から5のいずれかに記載の釣用タックルケース。
  7. 上記ケース本体の底面に滑止部材が設けられている請求項1から6のいずれかに記載の釣用タックルケース。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008173073A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Shimano Inc 釣り用収納体

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