JP2006173965A - テレビジョン放送受信機及びテレビジョン放送受信方法 - Google Patents

テレビジョン放送受信機及びテレビジョン放送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 アナログTV放送からデジタルTV放送に切り替わる際に音声や映像が数秒間繰り返して出力される現象をなくす。
【解決手段】 サイマル方式のデジタルテレビジョン放送とアナログテレビジョン放送とを受信して捕捉するものであって、デジタルテレビジョン放送の受信強度が所定値よりも低い場合にのみ、外部機器への出力をアナログテレビジョン放送に切り替えるテレビジョン放送受信機において、アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送に切り替えた際に、出力されるデジタルテレビジョン放送を所定時間消音させる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、サイマル方式のデジタルテレビジョン放送(以下、デジタルTV放送と略記)とアナログテレビジョン放送(以下、アナログTV放送と略記)とを受信して捕捉するテレビジョン放送受信機及びテレビジョン放送受信方法に関する。
近年、地上波のデジタルTV放送が普及し始めている。しかしながらその普及には膨大な時間とコストを必要とし、現段階では一部の地域でしかデジタルTV放送を視聴することができない。また、デジタルTV放送を視聴できないTVのみを有するユーザも数多く存在する。これらの事情を鑑みて、現在、デジタルTV放送とアナログTV放送とのサイマル放送(すなわちデジタル及びアナログの両方式で同一時間に同一コンテンツを放送すること)が実施されている。
上述したように地域によってデジタルTV放送を受信できないところがある為、例えば車両に代表される移動体に搭載されたTV放送用の受信機では、移動による受信状態の変化に拘わらずTV番組をユーザが継続して視聴できるよう、デジタルTV放送とアナログTV放送の両放送を受信・捕捉できることが望ましい。この為、両放送を受信・捕捉可能なテレビジョン放送受信機が種々提案され、実用に供されている(例えば特許文献1)。なお、特許文献1に示されたテレビジョン放送受信機では、デジタルTV放送の受信感度に基づいて、出力映像及び音声をデジタルTV放送又はアナログTV放送のものに切り替えている。また、ここでいうユーザとは、例えば、車両停止中における運転手、或いは、助手席や後部座席に座っている同乗者などを示す。
特開2001−128078号公報
ここで、上記特許文献1に示されたようなテレビジョン放送受信機では、信号捕捉から外部機器への出力に至るデジタルTV放送の信号処理に要する時間が、アナログTV放送の信号処理に要する時間よりも長い(仕様によって異なるが例えば1〜1.5秒程度長い)。従って、アナログTV放送からデジタルTV放送に切り替わった時、モニタには、切り替わる直前の映像に対して1〜1.5秒程度遅れたものが表示される。また、スピーカからは、切り替わる直前の音声に対して1〜1.5秒程度遅れたものが出力される。TV番組が一部(1〜1.5秒程度の映像及び音声)繰り返して出力される為、ユーザは違和感や不快感を覚え得る。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、アナログTV放送からデジタルTV放送に切り替わる際に映像や音声が数秒間繰り返して出力される現象をなくすことができるテレビジョン放送受信機及びテレビジョン放送受信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係るテレビジョン放送受信機は、サイマル方式のデジタルテレビジョン放送とアナログテレビジョン放送とを受信して捕捉するものであって、デジタルテレビジョン放送の受信強度が所定値よりも低い場合にのみ、外部機器への出力をアナログテレビジョン放送に切り替えるものであり、アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送に切り替えた際に、出力されるデジタルテレビジョン放送を所定時間消音させる。
なお、上記テレビジョン放送受信機において、該所定時間が、信号捕捉から外部機器への出力に至るデジタルテレビジョン放送の信号処理に要する時間からアナログテレビジョン放送の信号処理に要する時間を引いたものと実質的に等しくても良い。
また、上記テレビジョン放送受信機は、消音期間中、所定の画像を出力することができる。
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るテレビジョン放送受信機は、デジタルテレビジョン放送と、該デジタルテレビジョン放送と同一内容のアナログテレビジョン放送とを同時に受信・捕捉していずれか一方を選択的に出力するものであり、アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送に切り替えた際に、出力されるデジタルテレビジョン放送を所定時間消音させる。
なお、上記テレビジョン放送受信機は、移動体に備えられたものであっても良い。
また、上記の課題を解決する本発明の一態様に係るテレビジョン放送受信方法は、サイマル方式のデジタルテレビジョン放送とアナログテレビジョン放送とを受信して捕捉するテレビジョンものであって、デジタルテレビジョン放送の受信強度が所定値よりも低い場合にのみ、出力される番組をアナログテレビジョン放送のものに切り替えるものであり、アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送に切り替えた際に、出力されるデジタルテレビジョン放送を所定時間消音させる。
本発明のテレビジョン放送受信機及びテレビジョン放送受信方法を採用すると、同一内容の音声の繰り返しがなくなり、且つ、アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送への切り替わりの前後において出力される音声に連続性が生まれる。これによりユーザは、デジタルTV放送とアナログTV放送とが切り替わっても、違和感や不快感を覚えることがなくなり、TV放送を快適に視聴することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態のテレビジョン放送受信機の構成及び作用について説明する。
本発明の実施の形態のテレビジョン放送受信機は、例えば移動体である車両に搭載されており、ユーザに、デジタルTV放送(ここでは地上波)の受信可/不可地域が混在する為に発生し得るデジタルTV放送とアナログTV放送(ここでは地上波)との切り替わりによる違和感や不快感を与えることなく、TV番組を快適に視聴させることができる装置である。
図1は、本実施例1のテレビジョン放送受信機100の構成を示したブロック図である。本実施例1のテレビジョン放送受信機100は、制御部10、操作部12、記憶部14、音声切替部42、音声ミュート回路44、及び、映像切替部46を備えている。また、テレビジョン放送受信機100には、例えばコンポーネント信号やコンポジット信号等を出力する端子(不図示)が設けられている。ユーザは、いずれかの端子にTV番組の映像を表示させるモニタ(不図示)及び音声を出力させるスピーカ(不図示)を接続することにより、デジタルTV放送やアナログTV放送の番組を視聴することができる。
制御部10は、内蔵された発振器が生成するクロックパルスに基づいて時間をカウントするカウント部10aを有しており、当該クロックパルスに合わせて作動し、テレビジョン放送受信機100全体の制御を統括して行う。また、操作部12は、テレビジョン放送受信機100をユーザに操作させる為に設けられたものである。また、記憶部14は、各種処理を実行する為に必要な様々な情報を記憶している。記憶部14に記憶された情報には、例えば、デジタルTV放送のチャンネル情報とそれに対応したアナログTV放送のチャンネル情報(ここでは、あるデジタルTV放送と同一時間に同一番組を放送しているアナログTV放送)とを関連付けたものがある。
なお、ユーザは、操作部12を操作することにより、例えば視聴したいTV放送のチャンネルを選択することができる。操作部12が操作されるとその操作に応じた信号が制御部10に入力される。これにより、制御部10は、現在設定されているTV放送のチャンネルなどを認識することができる。また、記憶部14に記憶されたデジタルTV放送のチャンネル情報とアナログTV放送のチャンネル情報との関連付けは、操作部12を操作することによってユーザが各自設定することもできる。
音声切替部42は、制御部10に制御され、スピーカに出力される音声信号をデジタルTV放送又はアナログTV放送のいずれか一方のものに設定することができる。また、音声ミュート回路44は、音声信号を減衰させる機能、又は、音声切替部42とスピーカ用の出力端子とを電気的に切断する機能を有し、音声切替部42からスピーカに出力される音声を消音させることができる。また、映像切替部46は、制御部10に制御され、モニタに出力される映像信号をデジタルTV放送又はアナログTV放送のいずれか一方のものに設定することができる。
ここで、デジタルTV放送の番組を出力する為の構成及び作用について説明する。テレビジョン放送受信機100は、制御部10の制御下で作動する、デジタルTV放送の番組を出力する為の構成として、デジタル用アンテナ22、デジタル用チューナ24、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)部26、及び、MPEG(Moving Picture Experts Group)部28を備えている。
デジタル用アンテナ22は、デジタルTV放送を受信してデジタル用チューナ24に出力する。デジタル用チューナ24は、デジタル用アンテナ22が受信した信号の中から所定のチャンネルのデジタルTV放送(例えば操作部12の操作で設定されているチャンネル)を捕捉してOFDM部26に出力する。OFDM部26は、デジタル信号を例えば数千のキャリアに分割し、各キャリア毎に位相を合わせて合成(例えば最大比合成)処理を行った上で復調してMPEG部28に出力する。MPEG部28は、OFDM部26から出力された信号を、デコードし、デジタルTV放送の音声信号を音声切替部42に出力し、デジタルTV放送の映像信号を映像切替部46に出力する。音声切替部42及び映像切替部46がデジタルTV放送の音声信号及び映像信号を出力するように設定されている場合、これらの信号がスピーカ及びモニタから出力され、ユーザは、地上波のデジタルTV放送を視聴することができる。
次に、アナログTV放送の番組を出力する為の構成及び作用について説明する。テレビジョン放送受信機100は、制御部10の制御下で作動する、アナログTV放送の番組を出力する為の構成として、アナログ用アンテナ32、アナログ用チューナ34、信号処理回路36を備えている。
アナログ用アンテナ32は、アナログTV放送を受信してアナログ用チューナ34に出力する。アナログ用チューナ34は、アナログ用アンテナ32が受信した信号の中から所定のチャンネル(デジタル用チューナ24が捕捉したものに対応するチャンネル)のアナログTV放送の信号を捕捉して復調し、信号処理回路36に出力する。信号処理回路36は、アナログ用チューナ34から出力された信号に所定の処理を施し、アナログTV放送の音声信号を音声切替部42に出力し、アナログTV放送の映像信号を映像切替部46に出力する。音声切替部42及び映像切替部46がアナログTV放送の音声信号及び映像信号を出力するように設定されている場合、これらの信号がスピーカ及びモニタから出力され、ユーザは、地上波のアナログTV放送を視聴することができる。
なお、制御部10は、上述のデジタルTV放送の信号処理を実行しつつアナログTV放送の信号処理も並行して実行している。従って、音声切替部42及び映像切替部46には、両方のTV放送の信号が常時入力されている。この為、音声切替部42及び映像切替部46の出力設定が切り替えられると、切替後に設定された信号はスピーカ及びモニタに直ぐさま出力される。
ここで、本実施例1の如きテレビジョン放送受信機において、デジタルTV放送の信号処理(信号捕捉からスピーカ及びモニタへの出力までを含む処理)は、アナログTV放送の信号処理よりも1.5秒間長く掛かる。従って、音声切替部42及び映像切替部46に入力されるデジタルTV放送の番組内容は、アナログTV放送のものよりも常に1.5秒遅れたものとなる。この為、音声切替部42及び映像切替部46の出力設定をアナログTV放送からデジタルTV放送に切り替えたとき、スピーカ及びモニタに出力される音声・映像が、切り替わりの前後で不連続なものとなってしまい、ユーザに違和感や不快感を与えていた。なお、本実施形態では各TV放送の信号処理時間の差を1.5秒としているが、この値は、テレビジョン放送受信機の仕様に応じて様々な値に変動し得る。
上述の如き問題を解決する為に、本実施例1では、図2のフローチャートに示されたTV放送設定処理を実行している。以下に、図2を参照して、本実施例1の制御部10が実行する処理であって、出力音声及び映像をTV放送の受信状況に応じて設定するTV放送設定処理について説明する。
なお、制御部10は、図2のフローチャートに示されたTV放送設定処理を、例えばテレビジョン放送受信機100の電源(不図示)がオンされた時点で開始し、当該電源がオフされた時点で終了させる。また、新たなチャンネルに変更された時点で実行中のTV放送設定処理を終了させると共に、当該新たなチャンネルに関するTV放送設定処理を開始させる。
チャンネルの変更や電源オン等をトリガーとして、制御部10は、上述のデジタルTV放送及びアナログTV放送の信号処理を実行し、音声切替部42及び映像切替部46に両方のTV放送の信号が常時入力されている状態とする。そしてデジタル用アンテナ22の受信強度を検知し、当該受信強度が所定の閾値以上か否かを判定する(ステップ1、以下、ステップを「S」と略記)。なお、ここでいう所定の閾値とは、受信限界(デジタルTV放送の受信強度が低下して当該放送の音声・映像を正常に出力できない状態)における受信強度値に相当するものである。
S1の処理において、受信強度が所定の閾値以上であると判定した場合(S1:YES)、制御部10は、デジタルTV放送の音声・映像を正常に出力できると判断し、音声切替部42及び映像切替部46の出力をデジタルTV放送に設定する(S2)。これにより、デジタルTV放送の音声が音声切替部42から音声ミュート回路44を介してスピーカに出力され、且つ、デジタルTV放送の映像が映像切替部46からモニタに出力される為、ユーザは、地上波のデジタルTV放送を視聴することができる。なお、S2の処理では、音声ミュート回路44による音声信号の減衰処理又は切断機能が実行されない為、音声切替部42からの出力は、スピーカにそのままの状態で入力される。また、制御部10は、S2の処理を実行して所定時間経過した後、S1の受信強度判定処理を再び実行し、デジタルTV放送の音声・映像を正常に出力できるか否かを再び判断する。
また、S1の処理において、受信強度が所定の閾値よりも低いと判定した場合(S1:NO)、制御部10は、デジタルTV放送の音声・映像を正常に出力できないと判断し、音声切替部42及び映像切替部46の出力を、当該デジタルTV放送に対応したアナログTV放送に設定する(S3)。そしてカウント部10aのカウント値Cを0にリセットし(S4)、デジタル用アンテナ22の受信強度が所定の閾値以上か否かを再び判定する(S5)。受信強度が所定の閾値よりも低いと判定した場合(S5:NO)、制御部10は、アナログTV放送の出力を継続させる。
S5の処理において、受信強度が所定の閾値以上であると判定した場合(S5:YES)、制御部10は、デジタルTV放送の受信状況が改善され、その音声・映像を正常に出力できるようになったと判断し、音声切替部42及び映像切替部46の出力をデジタルTV放送に設定する。このとき、上述したデジタルTV放送とアナログTV放送との信号処理時間の差によって、同一内容の音声及び映像がスピーカ及びモニタに繰り返し出力され得る。説明を加えると、デジタルTV放送に切替後の1.5秒程度の間、スピーカ及びモニタには、切り替わる直前(1.5秒程度)のアナログTV放送と同一内容のデジタルTV放送が出力され得る。これはユーザに違和感や不快感を与え得る。そこで、本実施例1のTV放送設定処理では、制御部10は、上記違和感や不快感を解消すべくS5の判定処理後、その出力をデジタルTV放送に設定すると共に音声ミュート回路44の減衰機能又は切断機能をオンさせる(S6)。ここで、音声ミュート回路44は、音声信号の出力値を、実質的に0となるように減衰させる。或いは、音声切替部42とスピーカ用の出力端子とを電気的に切断する。これにより、スピーカに出力され得る音声が消音される。この結果、モニタには切り替わる直前のアナログTV放送が表示されるが、スピーカからは何の音声も出力されない。
S6の処理後、制御部10は、所定時間待機し(S7)、カウント値Cを1インクリメントする(S8)。そしてカウント値Cが所定値nに達したか否かを判定する(S9)。カウント値Cが所定値nに達していないと判定した場合(S9:NO)、制御部10は、S7の処理に戻り、S7〜S9の一連の処理を繰り返し実行する。また、カウント値Cが所定値nに達したと判定した場合(S9:YES)、S6の出力切替処理及び消音処理を実行してから1.5秒経過したと判断し、音声ミュート回路44の減衰機能又は切断機能をオフさせる(S10)。これにより、スピーカ及びモニタの両方からデジタルTV放送が出力される(S2)。
上述したTV放送設定処理を実行することにより、アナログTV放送からデジタルTV放送に切り替わったとき、ユーザには当該デジタルTV放送の映像のみが提示される。そしてデジタルTV放送に切り替わってから、デジタルTV放送とアナログTV放送との信号処理時間の差に相当する1.5秒経過後に、映像に加えて音声も提示される。この為、同一内容の音声の繰り返しがなくなり、且つ、切り替わりの前後において出力される音声に連続性が生まれる。これによりユーザは、デジタルTV放送とアナログTV放送とが切り替わっても、違和感や不快感を覚えることがなくなる。
次に、本発明の実施例2のテレビジョン放送受信機100zの構成及び作用について説明する。なお、本実施例2のテレビジョン放送受信機100zにおいて、図1に示す実施例1のテレビジョン放送受信機100と同一の構成には、同一の符号を付してここでの詳細な説明は省略する。
図3は、本実施例2のテレビジョン放送受信機100の構成を示したブロック図である。本実施例2のテレビジョン放送受信機100zは、実施例1のテレビジョン放送受信機100の構成に加え、映像処理回路48を備えている。映像処理回路48は、映像切替部46から出力された映像信号を減衰させてモニタに出力する機能、又は、映像切替部46とモニタ用の出力端子とを電気的に切断する機能を有している。
図4は、本実施例2の制御部10が実行する処理であって、出力音声及び映像をTV放送の受信状況に応じて設定するTV放送設定処理を示したフローチャートである。本実施例2の制御部10は、本実施例1の処理と同様に、デジタル用アンテナ22の受信強度判定処理を実行し(S11)、当該受信強度が所定値以上の場合には音声切替部42及び映像切替部46の出力をデジタルTV放送に設定し(S12)、当該受信強度が所定値よりも低い場合には音声切替部42及び映像切替部46の出力をアナログTV放送に設定する(S13)。そしてその出力をアナログTV放送に設定した場合、カウンタ部10aのカウント値Cを0にリセットし(S14)、上記受信強度を監視する(S15)。
S15の処理において、受信強度が所定の閾値以上であると判定した場合(S15:YES)、制御部10は、デジタルTV放送の受信状況が改善され、その音声・映像を正常に出力できるようになったと判断し、音声切替部42及び映像切替部46の出力をデジタルTV放送に設定すると共に、音声ミュート回路44及び映像処理回路48の減衰機能又は切断機能をオンさせる(S16)。ここで、映像処理回路48は、映像信号の出力値を、実質的に0となるように減衰させる。或いは、映像切替部46とモニタ用の出力端子とを電気的に切断する。これにより、モニタに出力され得る映像が消える(すなわちモニタの画面全域がブラックとなる)。この結果、デジタルTV放送に切り替わった直後、モニタには何も表示されずスピーカからは何の音声も出力されない。
S16の処理後、制御部10は、本実施例1の処理と同様に、所定時間待機し(S17)、カウント値Cを1インクリメントする(S18)。そしてカウント値Cが所定値nに達したか否かを判定する(S19)。カウント値Cが所定値nに達していないと判定した場合(S19:NO)、制御部10は、S17の処理に戻り、S17〜S19の一連の処理を繰り返し実行する。また、カウント値Cが所定値nに達したと判定した場合(S19:YES)、S16の処理を実行してから1.5秒経過したと判断し、音声ミュート回路44及び映像処理回路48の減衰機能又は切断機能をオフさせる(S20)。これにより、スピーカ及びモニタの両方からデジタルTV放送が出力される(S12)。
上述したTV放送設定処理を実行することにより、アナログTV放送からデジタルTV放送に切り替わったとき、スピーカ及びモニタから何も出力されず、1.5秒経過後に、音声及び映像の両方が出力される。従って、同一内容の音声及び映像の繰り返しがなくなり、且つ、切り替わりの前後において出力される音声及び映像に連続性が生まれる。この為、ユーザは、デジタルTV放送とアナログTV放送とが切り替わっても、違和感や不快感を覚えることがなくなる。
なお、映像処理回路48は、モニタに出力されるべき映像を一時的に中断させて所定の画像を割り込ませて出力する機能を有したものであっても良い。この場合、映像処理回路48は、格納手段を有しており、そこに所定の画像のデータを格納している。この所定の画像とは、アナログTV放送からデジタルTV放送への切り替わり時におけるユーザの違和感や不快感を解消する為のものであり、例えば、「少々お待ち下さい」という文字の画像であったり、特有のパターンであったりする。上述した映像信号の減衰処理及び切断処理の代わりに上記所定の画像をモニタに出力すると、先の例と同様に、同一内容の音声及び映像の繰り返しがなくなり、且つ、切り替わりの前後において出力される音声及び映像に連続性が生まれる。この為、ユーザは、デジタルTV放送とアナログTV放送とが切り替わっても、違和感や不快感を覚えることがなくなる。
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
なお、本実施形態のテレビジョン放送受信機は車載されたものであるが、別の実施例では人が携帯するような機器であっても良い。
本発明の実施例1のテレビジョン放送受信機の構成を示したブロック図である。 本発明の実施例1の制御部が実行するTV放送設定処理を示したフローチャートである。 本発明の実施例2のテレビジョン放送受信機の構成を示したブロック図である。 本発明の実施例2の制御部が実行するTV放送設定処理を示したフローチャートである。
符号の説明
10 制御部
10a カウント部
42 音声切替部
44 音声ミュート回路
46 映像切替部
48 映像処理回路
100 テレビジョン放送受信機

Claims (6)

  1. サイマル方式のデジタルテレビジョン放送とアナログテレビジョン放送とを受信して捕捉するテレビジョン放送受信機であって、デジタルテレビジョン放送の受信強度が所定値よりも低い場合にのみ、外部機器への出力をアナログテレビジョン放送に切り替えるテレビジョン放送受信機において、
    アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送に切り替えた際に、出力されるデジタルテレビジョン放送を所定時間消音させること、を特徴とするテレビジョン放送受信機。
  2. 該所定時間が、信号捕捉から外部機器への出力に至るデジタルテレビジョン放送の信号処理に要する時間からアナログテレビジョン放送の信号処理に要する時間を引いたものと実質的に等しいこと、を特徴とする請求項1に記載のテレビジョン放送受信機。
  3. 消音期間中、所定の画像を出力すること、を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のテレビジョン放送受信機。
  4. デジタルテレビジョン放送と、該デジタルテレビジョン放送と同一内容のアナログテレビジョン放送とを同時に受信・捕捉していずれか一方を選択的に出力するテレビジョン放送受信機において、
    アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送に切り替えた際に、出力されるデジタルテレビジョン放送を所定時間消音させること、を特徴とするテレビジョン放送受信機。
  5. 移動体に備えられていること、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のテレビジョン放送受信機。
  6. サイマル方式のデジタルテレビジョン放送とアナログテレビジョン放送とを受信して捕捉するテレビジョン放送受信方法であって、デジタルテレビジョン放送の受信強度が所定値よりも低い場合にのみ、出力される番組をアナログテレビジョン放送のものに切り替えるテレビジョン放送受信方法において、
    アナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送に切り替えた際に、出力されるデジタルテレビジョン放送を所定時間消音させること、を特徴とするテレビジョン放送受信方法。
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