JP2006173742A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリンタ側にSFPコントローラ、スキャナ側にMFPコントローラがある構成において、二つのコントローラの動作の競合を解消し、実際の使用状況とカウンタ情報とにずれが生じない画像形成装置とその制御方法を提供する。
【解決手段】 プリンタ部703と、記憶装置を装着可能でプリンタ部703を制御するSFPコントローラ704を有し、スキャナ部702と、記憶装置を装着可能でプリンタ部703とスキャナ部702を制御するMFPコントローラ701とを接続可能で、スキャナ部702とMFPコントローラ701の接続の有無及び記憶装置の有無に基づき、SFPコントローラ704あるいはMFPコントローラ701のいずれにより制御されるかが決定されることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図7
【解決手段】 プリンタ部703と、記憶装置を装着可能でプリンタ部703を制御するSFPコントローラ704を有し、スキャナ部702と、記憶装置を装着可能でプリンタ部703とスキャナ部702を制御するMFPコントローラ701とを接続可能で、スキャナ部702とMFPコントローラ701の接続の有無及び記憶装置の有無に基づき、SFPコントローラ704あるいはMFPコントローラ701のいずれにより制御されるかが決定されることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図7
Description
本発明は画像形成装置及びその制御方法、特にプリンタ単一の機能を有するシングルファンクションプリンタとスキャナから成る画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
従来のマルチファンクションプリンタ(以下MFP)の形態としては、図6(a)に示すスキャナとプリンタが一体となったもの(例えば、特許文献1参照)、図6(b)に示すプリント機能のみを有するシングルファンクションプリンタ(以下SFP)にPC等を介してスキャナを組み合わせたもの、図6(c)に示すスキャナとプリンタが分離可能なものがある(例えば、特許文献2参照)。
図6(a)において、601はMFPコントローラであり、スキャナ部602、プリンタ部603の各機能を制御すると共にネットワークで接続された不図示のドキュメントサーバーとのジョブやデータのやり取りを制御する。MFPコントローラ601は、コピー時はスキャナ部602とプリンタ部603の動作のタイミングを統合制御し、スキャナ部602が読み取った画像をプリンタ部603から出力する。また、プリンタ部603、スキャナ部602を独立して管理し、プリンタ部603がネットワークプリンタとして使用中であっても、スキャナ部602をネットワークスキャナとして利用することができる。この構成においては、スキャナ部602をプリンタ部603から取り外すことはできない。
図6(b)において、604は、SFPコントローラであり、Ethernet(登録商標)や、USBなどの汎用プロトコルを介してパーソナルコンピュータ(PC)から送られてくる画像データを受信し、プリンタ部603が出力できるデータに加工し、プリント動作を制御する。この構成でコピー機能を実現する場合は、パーソナルコンピュータ(PC)がスキャナ部602から画像データを受け取り、SFPコントローラ604へ送る。
図6(c)において、MFPコントローラ601、スキャナ部602、プリンタ部603は図6(a)と同じ機能を有する。図6(c)では、スキャナ部602が本体から分離可能であり、SFPとして使用する場合は、スキャナ部602を取り外す。
しかしながら上記従来例のうち図6(a)においては、同じプリンタの性能を持つMFPとSFPとを開発する場合、プリンタ部は別々の設計を行わなければならず、SFP、MFP双方を販売する場合はトータルコストの面で不利である。
図6(b)は、低コストのSFPとネットワークスキャナなどの汎用品を汎用プロトコル(Ethernet(登録商標)あるいはUSB等)で接続してコピー機として動作させることで、図6(a)がもつコスト面で不利であるという問題点を解消する目的で提案されているものであるが、このような構成によるコピー動作は、図6(a)と比較すると生産性が低下する。例えば、コピー操作を開始してから実際に最初のコピーされた用紙が出力されるまでの時間(First COpy Time:FCOT)が延びたり、複数の原稿から一部のコピーを取得する1対1コピー(1to1コピー)を行う時のスループットが遅くなるといった問題点がある。
図6(b)の生産性低下の問題点を解消し、MFPとしてのコピー性能・特性はそのままに、量産されるSFPを流用したMFPを作るために、スキャナとプリンタの間を専用のプロトコルで接続したのが、図6(c)であるが、図6(c)では、プリンタ単体で販売する場合でも、MFPとして動作を行うために必要なコネクタ、通信用のハードウェアを搭載する必要があり、それだけコストが高くなるという問題点がある。
特開2000−270229号公報
特開平09−046464号公報
上記の生産性及びコストの問題を解決できる構成として図7に示す構成が考えられる。
図7(a)はMFPの構成を示している。701は第二のコントローラとしてのMFPコントローラであり、スキャナ部702、プリンタ部703の各機能を制御すると共に、ネットワークで接続された不図示のドキュメントサーバーとのジョブやデータのやり取りを制御する。MFPコントローラ701は、コピー時はスキャナ部702とプリンタ部703の動作のタイミングを統合制御し、スキャナ部702が読み取った画像データ及び制御のための制御コマンドを、SFPコントローラ704を経由してプリンタ部703へ送る。この際、上記画像データ、制御コマンドはSFPコントローラ704をスルーするだけである。また、MFPコントローラ701は、プリンタ部703、スキャナ部702を独立して管理し、プリンタ部703がネットワークプリンタとして動作中であっても、スキャナ部702をネットワークスキャナとして利用することができる。
また、MFPコントローラ701は、MFPを構成する部品、あるいはそれらの部品により構成される特定の機能を備えた機構の使用頻度を部品カウンタ値として記憶しており、この値が所定の閾値を越えた場合、操作部に部品交換を促すメッセージを表示する。
図7(b)はSFPの構成を示している。第一のコントローラとしてのSFPコントローラ704は、Ethernet(登録商標)や、USBなどの汎用プロトコルを介してパーソナルコンピュータ(PC)から送られてくる画像データを受信し、プリンタ部703が出力できるデータに加工し、プリント動作を制御する。
しかしながら、図7に示すような、プリンタ側にSFPコントローラ、スキャナ側にMFPコントローラが存在する構成においては、二つのコントローラの動作の競合の問題がある。
また、MFPモデル時は、MFPコントローラが部品カウンタ値についてのカウンタ情報を管理しているため、ユーザーがコネクタを差し替えてSFPとして画像形成動作を行った場合には、MFPコントローラはこの時のカウンタ情報を管理できず、実際の使用状況とMFPコントローラが管理するカウンタ情報とにずれが生じるという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とする処は、プリンタ側にSFPコントローラ、スキャナ側にMFPコントローラが存在するという構成において、二つのコントローラの動作の競合を解消し、実際の使用状況とカウンタ情報とにずれが生じない画像形成装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その画像形成装置は以下の構成を備える。
画像データに基づいて記録用シート媒体に像形成するプリンタ部と、着脱可能な制御ユニットを装着可能で、前記プリンタ部を制御する第一のコントローラと、を有し、画像を読み取るスキャナ部と、前記制御ユニットを装着可能で前記プリンタ部及び前記スキャナ部を制御する第二のコントローラと、を接続可能な画像形成装置であって、前記スキャナ部及び前記第二のコントローラの接続の有無及び前記制御ユニットの有無に基づいて、前記画像形成装置が前記第一あるいは第二のコントローラのいずれにより制御されるかが決定されることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、プリンタ側にSFPコントローラ、スキャナ側にMFPコントローラが存在するという構成において、二つのコントローラの動作の競合を解消し、実際の使用状況とカウンタ情報とにずれが生じない画像形成装置及びその制御方法を提供することができる。
以下本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
最初に、スキャナ部について説明する。
図2はスキャナ部の全体構成を示す図である。ここで、101はCCD、211はCCD101の実装された基板、200はスキャナを制御する制御部、201は原稿台ガラス(プラテン)、202は原稿給紙装置(DF)(なお、この原稿給紙装置202の代わりに不図示の鏡面圧板を装着する構成もある)、203及び204は原稿を照明する光源(ハロゲンランプ又は蛍光灯)、205及び206は光源203、204の光を原稿に集光する反射傘、207〜209はミラー、210は原稿からの反射光又は投影光をCCD101上に集光するレンズ、214はハロゲンランプ203、204と反射傘205、206とミラー207を収容するキャリッジ、215はミラー208、209を収容するキャリッジ、213は他のデバイスとの外部インターフェイス(I/F)を含むMFPコントローラである。なお、キャリッジ214は速度Vで、キャリッジ215は速度V/2で、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)する。
また制御部200は、デジタル画像処理部(不図示)と、MFPコントローラ213と情報をやり取りするCPU(不図示)とメモリ(不図示)によって構成されている。
図3は、MFPコントローラ213の構成を示すブロック図である。1はCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM8、処理を行うためのワークRAM9、及び記憶装置用ソケット7が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM9の一部の領域は電源がOFFにされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。
CPU1は、ROM8の制御プログラムの内容にしたがって、順次制御を行い、画像形成処理を実行する。
また、CPU1には操作部5が接続されており、CPU1は操作部5の表示部、キー入力部を制御する。使用者は操作部5のキー入力部を通して、画像形成動作モードや、表示の切り替えをCPU1に指示し、CPU1は操作部5の表示部に対して、MFPの動作状態や、キー入力によって設定された動作モードの表示を行う。
さらにCPU1には、制御部200の画像処理部で処理された画像を蓄積する画像メモリ部3、MFPの外部と通信を行うための外部I/F処理部4、画像メモリ部3に蓄えた画像に対しSFPへ送る前にγ補正、二値化処理を行う画像処理部2が接続されている。
また、制御ユニットとしての記憶装置6は記憶装置用ソケット7を介してCPU1と情報のやり取りを行う。CPU1は、記憶装置6が接続されているかを検知し、接続されている場合には動作中の各種部品カウンタ値や課金カウンタ値等のカウンタ情報を記憶装置6に対し書き込む。接続されていない場合、SFP側に記憶装置6が接続されている場合は画像形成動作が可能であるが、SFP側にも記憶装置6が接続されていなければ画像形成動作は行えない。記憶装置6の有無にかかわらずネットワークスキャナ等のスキャナ側の動作は実行可能である。
図4は、画像メモリ部3の内部構成を示すブロック図である。
画像メモリ部3は、ページメモリ401、メモリコントローラ部402、圧縮/伸長部403、ハードディスク404から構成される。
外部I/F処理部4及び制御部200の画像処理部から画像メモリ部3に送られてきた画像データは、メモリコントローラ部402によりページメモリ401に書き込まれ、その後、画像処理部2を介してSFPに送られるか、あるいは、ハードディスク404に蓄積される。ハードディスク404に画像データを蓄積する際には、画像データは、圧縮/伸長部403においてデータ圧縮され、圧縮データとしてハードディスク404に書き込まれる。メモリコントローラ402はまた、ハードディスク404に格納されている画像データのページメモリ401への読み出しも行う。その際には、ハードディスク404から読み出した圧縮データを圧縮/伸長部403を介して伸長し、復元した画像データをページメモリ401に書き込む。
またメモリコントローラ部402は、ページメモリ401へ送るDRAMリフレッシュ信号の発生を行う。またメモリコントローラ部402は、外部I/F処理部4、制御部200の画像処理部、ハードディスク404からページメモリ401へのアクセスの調停を行う。更に、メモリコントローラ部402は、CPU1の指示に従い、ページメモリ401への書き込みアドレス、ページメモリ401からの読み出しアドレス、読み出し方向などの決定制御を行う。これらの処理により、CPU1は、ページメモリ401において複数の原稿画像を並べてレイアウトを行ったうえで、画像処理部2を介してSFPに出力する機能や、画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像回転を行う機能を制御することが可能となる。
図5は、外部I/F処理部4の内部構造を示すブロック図である。
外部I/F処理部4は、画像メモリ部3を介して、制御部200からの画像データを取り込み、ネットワークあるいは電話回線を介して外部コンピュータや外部のファクシミリに画像データを送る。また、外部のコンピュータあるいはファクシミリからネットワークあるいは電話回線を介して送られてきた画像データを、画像メモリ部3(と画像処理部2)を介して、プリンタ部へ出力して画像形成を行う。
外部I/F処理部4は、コア部506、ファクシミリ部501、ファクシミリ部501の通信画像データを保存するハードディスク502、外部コンピュータ11と接続するコンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ部504、イメージメモリ部505から構成される。
ファクシミリ部501はモデム(不図示)を介して公衆回線へと接続しており、公衆回線からのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部501では、指定された時間にファクス送信を行うことや、あるいは相手からの指定パスワードによる問い合わせに応じて画像データを送信するなどのファクシミリ機能を、ハードディスク502に保存されたファックス用の画像を利用して実現する。
コンピュータインターフェイス部503は、外部コンピュータ11とのデータ通信を行うインターフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(LAN)、シリアルI/F、SCSI−I/F、プリンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このコンピュータインターフェイス部503を介して、プリンタ部、スキャナ部の状態を外部コンピュータ11に通知を行う。あるいは外部コンピュータ11からの指示で、スキャナ部で読み取った画像の外部コンピュータ11への転送を行う。
コンピュータインターフェイス部503はまた、外部コンピュータ11からプリント画像データを受け取る。その際には、外部コンピュータ11から通知されるプリント画像データは専用のプリンタコードで記述されているため、フォーマッタ部504において、通知されたデータコードを、プリンタ部で画像形成を行うことができるラスタイメージデータに変換する。変換されたラスタイメージデータはフォーマッタ部504によりイメージメモリ部505に展開される。一方でコンピュータインターフェイス部503を介して外部コンピュータ11に画像データを送信する際には、画像フォーマッタ部504は、画像メモリ部3から送られてきたプリント画像データに対して、イメージメモリ部505において、濃度変換、外部コンピュータ11で認識可能な画像フォーマットへの変換を行う。
イメージメモリ部505は、このようにフォーマッタ部504のラスタイメージデータを展開するメモリとして使用されるほか、スキャナ制御部200からの画像データを外部コンピュータ11に送る(ネットワークスキャナ機能)場合にも使用される。すなわち、リーダ部からの画像をコンピュータインターフェイス部503経由で外部コンピュータ11に送る場合には、画像メモリ部3から送られる画像データをイメージメモリ部505に一度展開し、ここで外部コンピュータ11に送るデータの形式に変換したうえで、コンピュータインターフェイス部503から外部コンピュータ11に送出する。
コア部506は、ファクシミリ部501、コンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ部504、イメージメモリ部505、画像メモリ部3の相互間で行われるそれぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外部I/F処理部4に複数の画像出力部が接続されていても、また画像メモリ部3への画像転送路が一つであっても、コア部506の管理のもと排他制御、優先度制御が行われるため、画像出力は適切に行われる。
続いて、プリンタの構成について説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの要部構成図である。
像担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」という)225は、図示しないモータで矢印Aの方向に回転できるように設けられている。感光体225の周囲には、一次帯電器221、露光装置218、黒現像ユニット219、カラー現像ユニット223、転写帯電器220、クリーナ装置222が配置されている。
前記黒現像ユニット219はモノクロ現像のための現像装置であり、感光体225上の潜像をブラック(K)のトナーで現像する。また前記カラー現像ユニット223はフルカラー現像のための3台の現像装置223Y、223M、223Cからなる。現像装置223Y、223M、223Cは、感光体225上の潜像をそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナーで現像する。各色のトナーを現像する際には、図示しないモータによってカラー現像ユニット223を矢印R方向に回転させ、当該色の現像装置が感光体225に当接するように位置合わせされる。
感光体225上に現像された各色のトナー像は、転写帯電器220によって中間転写体としてのベルト226に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト226はローラ227,228,229に張架されている。これらのうち、ローラ227は図示しない駆動源に結合されてベルト226を駆動する駆動ローラとして機能し、ローラ228はベルト226の張力を調節するテンションローラとして機能し、ローラ229は二次転写装置としての転写ローラ231のバックアップローラとして機能する。
また転写ローラ脱着ユニット250は、転写ローラ231をベルト226に接着させ、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルト226を挟んでローラ227と対向する位置にはベルトクリーナ232が設けられている。ベルトクリーナ脱着ユニット268は、ベルトクリーナ232をベルト226に接着させ、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルトクリーナ脱着ユニット268によってベルトクリーナ232が着方向に動作することによってベルト226上の残留トナーがブレードで掻き落とされる。又、カラー現像装置223Y、223M、223Cの近傍にプリンタ内部の温度と湿度を計測するための温度センサ270、湿度センサ271が環境センサとしてそれぞれ配されている。
カセット240、241及び手差し給紙部253に格納された記録用シート媒体はレジローラ255、及び給紙ローラ対235、236、237によってニップ部、つまり転写ローラ231とベルト226との当接部に給送される。なお、その際転写ローラ231は転写ローラ脱着ユニット250を当接方向に駆動させることによってベルト226に当接されている。ベルト226上に形成されたトナー像はこのニップ部で記録用シート媒体上に転写され、定着装置234で熱定着されて装置外へ排出される。なお、カセット240、241及び手差し給紙部253はそれぞれ、記録用シート媒体の有無を検知するためのシートなし検センサ243、244、245を有している。また、カセット240、241及び手差し給紙部253はそれぞれ記録用シート媒体のピックアップ不良を検知するための給紙センサ247、248、249を有している。
上記構成によるカラープリンタでは、次のようにして画像形成が実行される。
まず給紙部における記録用シート媒体の搬送動作について説明する。カセット240、241及び手差し給紙部253に格納された記録用シート媒体はピックアップローラ238、239及び254により1枚毎に給紙パス266上に搬送される。給紙パス266上の記録用シート媒体は給紙ローラ対235、236、237によりレジローラ255へと搬送されると、その直前のレジセンサ256により記録用シート媒体の通過が検知される。レジセンサ256により記録用シート媒体の通過が検知された時点で、本実施形態では適当な時間経過の後に一端搬送動作を中断する。その結果記録用シート媒体は停止しているレジローラ255に突き当たり搬送が停止されるが、その際記録用シート媒体の進行方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録用シート媒体の搬送方向が搬送経路に対してずれることにより斜行が発生している場合の給紙パス搬送方向補正がなされる。この処理を通常給紙レジ取りと称する。給紙レジ取りは以降の記録用シート媒体に対する画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。給紙レジ取り後、レジローラ255を起動させることにより、記録用シート媒体は転写ローラ231へ供給される。
続いて転写ローラ231へ供給された記録用シート媒体上に画像を形成する手順について説明する。まず、一次帯電器221に電圧を印加して感光体225の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、帯電された感光体225上の画像部分が予定の露光部電位になるようにレーザースキャナからなる露光装置218で露光を行い潜像が形成される。露光装置218は画像信号に基づいてオン・オフすることにより、画像に対応した潜像を形成する。
黒現像ユニット219及びカラー現像ユニット223の現像ローラには色毎に予め設定された現像バイアスが印加されており、前記潜像は該現像ローラの位置を通過時にトナーで現像され、トナー像として可視化される。トナー像は転写帯電器220でベルト226に転写され、さらに転写ローラ231で、給紙部より搬送された記録用シート媒体に転写された後、定着搬送ベルト230を介して、定着装置234へと搬送される。定着装置234では、まずトナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電器251、252で帯電され、さらに定着ローラ233でトナー画像が熱定着された後、排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられ、そのまま排紙トレー242に排紙される。
フルカラープリント時はベルト226上で4色のトナーが重ね合わされた後、記録用シート媒体に転写される。感光体225上に残留したトナーは予備清掃装置(不図示)でトナーの帯電をクリーニングしやすい状態にし、クリーナ装置222で除去・回収され、最後に、感光体225は除電装置(不図示)で一様に0ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備える。
以上の動作はSFPコントローラ267を介して受信されたプリントコマンド、及び、プリントデータを用いて行う。
図8は、SFPコントローラ267の構成を示すブロック図である。
81は、CPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM82、処理を行うためのワークRAM803、及び記憶装置用ソケット87が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM803の一部の領域は電源がOFFにされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。
CPU81は、ROM82の制御プログラムの内容にしたがって、順次制御を行い、画像形成処理を実行する。
また、CPU81には操作部89が接続されており、CPU81は操作部89の表示部、キー入力部を制御する。
さらにCPU81には、シングルファンクションプリンタ(SFP)として動作する場合にパーソナルコンピュータなどの外部装置と通信を行うための外部I/F部83、PDL制御部84、データ展開部85、プリンタ部との通信及びMFPコントローラと通信を行う内部通信部86が接続されている。また、記憶装置88は記憶装置用ソケット87を介してCPU81と情報のやり取りを行う。
SFPコントローラ267は、記憶装置88が記憶装置用ソケット87に装着されている場合と装着されていない場合で異なる動作をする。
記憶装置が装着されている場合は、SFPとして動作をするための制御を行い、パーソナルコンピュータ等の外部の情報処理装置より外部I/F部83を介してページ記述言語に基づく描画コマンドを受信する。そしてPDL制御部84、データ展開部85によって受信した描画コマンドを解析してビットマップデータを作成するレンダリングを行い、内部通信部86を介してプリンタ部へ画像データを送信し、画像形成を行う。そして、CPU81は動作中の各種部品カウンタ値や課金カウンタ値等のカウンタ情報を記憶装置88に対し書き込む。
記憶装置が装着されていない場合は、外部I/F部83の処理を禁止する。さらに内部通信部86にMFPコントローラが接続されていて、かつMFPコントローラに記憶装置が接続されている場合はMFPコントローラから到来する画像データ、コマンドデータを受け付け、画像形成を行う。
図9は、SFPコントローラあるいはMFPコントローラに接続する記憶装置に格納する情報のデータ構造を示す図である。
コントローラ名901は、コントローラの種類を特定する情報であり、機体番号902は、そのコントローラが装着されるスキャナやプリンタの機体番号を示す。部品名903は画像形成装置の有する定期的に交換が必要な部品を特定する情報である。計測値904は、各部品の使用頻度を示す情報であり、各部品を用紙が通過する毎に1カウントずつ値が加算される。交換閾値905は、各部品の交換時期を決定するための閾値であり、計測値904の値が交換閾値905の値を越えた場合に操作部の表示パネルに交換を促すメッセージを表示する。
次に、SFPコントローラの動作を図10のフローチャートに従って説明する。画像形成装置の電源が入れられると、ステップS1で記憶装置が接続されているかをチェックし、接続されている場合はステップS2で記憶装置に格納されている機体番号が正しいかどうかをチェックする。正しい場合はステップS3へ進み、画像形成装置の内部状態を自己カウントアップモードとする。自己カウントアップモードでは、記憶装置に格納されている部品カウンタの値を読み出し、外部I/Fもしくは内部接続されたMFPコントローラを介して送られてくるコマンドと画像データに従って画像形成を行い、動作中の部品のカウント値を読み出した部品カウンタ値に加算して記憶装置に格納する。
ステップS1で記憶装置が接続されていない場合は、ステップS4でMFPコントローラが接続されているかどうかをチェックする。接続されている場合は、ステップS6でMFPコントローラに記憶装置が接続されているかどうかをチェックし接続されている場合にはステップS7へ進み、装置の内部状態を外部カウントアップモードとする。外部カウントアップモードでは、外部I/Fを介して行う画像形成動作を禁止し、MFPコントローラから渡される画像データ、コマンドデータを用いて画像形成動作を行う。この動作中は、MFPコントローラが部品カウンタ値を更新する処理を行っている。
SFPコントローラに記憶装置が接続されずかつMFPコントローラが接続されない場合はステップS1、S4を経由しステップS5で記憶装置が接続されていないことを表示し、画像形成動作を禁止する。
SFPコントローラに記憶装置が接続されているが格納されている機体番号が違っている場合は、ステップS1、S2を経由しステップS5で異なる記憶装置が接続されていることを表示し、画像形成動作を禁止する。
SFPコントローラ及び接続されているMFPコントローラの両方に記憶装置が接続されていない場合は、ステップS1、S4、S6を経由しステップS5で記憶装置が接続されていないことを表示し、画像形成動作を禁止する。
なおステップS6で記憶装置の接続をチェックすると供に、格納されている機体番号を確認し、記憶装置の接続と機体番号の一致が両方確認された場合にS7へ進むようにしてもよい。
また、SFPコントローラ及び接続されているMFPコントローラの両方に記憶装置が接続されている場合は、画像形成動作を禁止するようにしてもよい。
以上の説明において、コントローラに接続する記憶装置はコンパクトフラッシュ(登録商標)等のようなメモリユニットでもよいし、外部のサーバーコンピュータのハードディスク上のある領域でもよい。
また本実施形態では、部品カウンタ値の説明をしたが、課金にかかわるカウンタ値やトータルカウンタ値についても同様であり、記憶装置として部門管理等が行えるカードリーダを使用してもよい。
これまで述べてきたように、本発明では、着脱可能な記憶装置をSFPとして使用する場合はSFPコントローラ、MFPとして使用する場合はMFPコントローラに装着することにより、記憶装置をカウンタ情報の格納に用いると共に、SFPコントローラ、MFPコントローラのどちらを動作可能とするかの識別に用いる。
また、画像形成装置内の記憶装置が1つのみ存在する場合に画像形成動作を可能とし、記憶装置のない状態での画像形成動作を禁止する。さらに、別の画像形成装置に装着されていた記憶装置での画像形成動作を禁止する。
以上により、プリンタ側にSFPコントローラ、スキャナ側にMFPコントローラが存在するという構成において、二つのコントローラの動作の競合動作問題を解決できる。
また、制御を行っているコントローラがカウンタ情報を更新しているため、MFPの場合にユーザーがコネクタを差し替えてSFPとして画像形成動作を行う場合にも、記憶装置をSFPコントローラに付け替えることで、カウンタ情報にずれが生じることがない。
6、88 記憶装置(制御ユニットに対応)
213、701 MFPコントローラ(第二のコントローラに対応)
267、704 SFPコントローラ(第一のコントローラに対応)
702 スキャナ部
703 プリンタ部
213、701 MFPコントローラ(第二のコントローラに対応)
267、704 SFPコントローラ(第一のコントローラに対応)
702 スキャナ部
703 プリンタ部
Claims (8)
- 画像データに基づいて記録用シート媒体に像形成するプリンタ部と、
着脱可能な制御ユニットを装着可能で、前記プリンタ部を制御する第一のコントローラと、
を有し、
画像を読み取るスキャナ部と、前記制御ユニットを装着可能で前記プリンタ部及び前記スキャナ部を制御する第二のコントローラと、
を接続可能な画像形成装置であって、
前記スキャナ部及び前記第二のコントローラの接続の有無及び前記制御ユニットの有無に基づいて、前記画像形成装置が前記第一あるいは第二のコントローラのいずれにより制御されるかが決定されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御ユニットが前記第一のコントローラに装着された場合には前記第一のコントローラが前記画像形成装置を制御し、前記制御ユニットが前記第二のコントローラに装着された場合には前記第二のコントローラが前記画像形成装置を制御するように決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御ユニットが前記第一のコントローラに装着されず、かつ前記スキャナ部及び前記第二のコントローラが前記画像形成装置に接続されない場合、あるいは、
前記制御ユニットが前記第一のコントローラに装着されず、かつ前記スキャナ部及び前記第二のコントローラが前記画像形成装置に接続されたが、前記制御ユニットが前記第二のコントローラに装着されない場合には、前記プリンタ部の動作が禁止されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御ユニットが、前記第一のコントローラと前記第二のコントローラの両方に装着された場合に、前記プリンタ部の動作が禁止されることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 前記プリンタ部が、固有の識別子を有し、
前記制御ユニットが、前記固有の識別子を格納し、
前記プリンタ部の固有の識別子と、前記第一または第二のコントローラに装着された前記制御ユニットに格納された固有の識別子とが同一でない場合に、前記プリンタ部の動作が禁止されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記第一のコントローラに前記制御ユニットが装着された場合には前記第一のコントローラが前記制御ユニットに対して前記プリンタ部の動作に関する情報を格納し、前記第二のコントローラに前記制御ユニットが装着された場合には前記第二のコントローラが前記制御ユニットに対して前記プリンタ部の動作に関する情報を格納することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記プリンタ部の動作に関する情報が、部品カウンタ値、課金カウンタ値、トータルカウンタ値等のカウント情報であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 画像データに基づいて記録用シート媒体に像形成するプリンタ部と、着脱可能な制御ユニットを装着可能で、前記プリンタ部を制御する第一のコントローラとを有し、画像を読み取るスキャナ部と、前記制御ユニットを装着可能で前記プリンタ部及び前記スキャナ部を制御する第二のコントローラとを接続可能な画像形成装置の制御方法であって、
前記スキャナ部及び前記第二のコントローラの接続の有無及び前記制御ユニットの有無に基づいて、前記画像形成装置が前記第一あるいは第二のコントローラのいずれにより制御されるかを決定する決定工程を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004359904A JP2006173742A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 画像形成装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004359904A JP2006173742A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 画像形成装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006173742A true JP2006173742A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36674056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004359904A Withdrawn JP2006173742A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 画像形成装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006173742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013160923A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Sharp Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
-
2004
- 2004-12-13 JP JP2004359904A patent/JP2006173742A/ja not_active Withdrawn
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JP2013160923A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Sharp Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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