JP2006173473A - 携帯情報端末用クレードル - Google Patents
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Abstract
【課題】ノイズ放射の発生が少ない携帯情報端末用クレードルを提供する。
【解決手段】携帯情報端末の接続端子に接続される第1のコネクタと、情報処理装置に接続するためのケーブルが接続される第2のコネクタとが搭載された配線基板を備える。この配線基板には、第1のコネクタの複数の端子と第2のコネクタの複数の端子とにそれぞれ対応する端子同士を相互接続する接続線が形成されるとともに、これらの接続線のうち信号伝送用の接続線には、第2のコネクタ側に分布定数的にキャパシタ成分を付加する手段が設けられている。そのキャパシタ成分を付加する手段は、具体的には、信号伝送用の接続線103・104の部分にオーバーラップさせて配線基板100の表面及び又は裏面に貼り付けた銅箔シールド板(シート)107である。
【選択図】図1
【解決手段】携帯情報端末の接続端子に接続される第1のコネクタと、情報処理装置に接続するためのケーブルが接続される第2のコネクタとが搭載された配線基板を備える。この配線基板には、第1のコネクタの複数の端子と第2のコネクタの複数の端子とにそれぞれ対応する端子同士を相互接続する接続線が形成されるとともに、これらの接続線のうち信号伝送用の接続線には、第2のコネクタ側に分布定数的にキャパシタ成分を付加する手段が設けられている。そのキャパシタ成分を付加する手段は、具体的には、信号伝送用の接続線103・104の部分にオーバーラップさせて配線基板100の表面及び又は裏面に貼り付けた銅箔シールド板(シート)107である。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話などの携帯情報端末が載置可能で、当該携帯情報端末とパーソナル・コンピュータなどの情報処理装置との間でデータ伝送を行う際の中継装置として機能する携帯情報端末用クレードル(載置台)に関する。
近年、携帯電話やPDA、デジタルカメラなどの携帯情報端末が普及してきており、これに伴い、携帯情報端末とパーソナル・コンピュータなどの情報処理装置との間でデータ伝送を行うための手段として携帯情報端末用クレードルが使用されている。
例えば、特許文献1では、携帯電話とパーソナル・コンピュータとの間でデータ伝送を行う際の中継装置として、携帯電話が載置可能なクレードルが使用されている。
また、特許文献2では、デジタルカメラとパーソナル・コンピュータとの間でデータ伝送を行う際の中継装置として、デジタルカメラが載置可能なクレードルが使用されている。
これらのクレードルでは、パーソナル・コンピュータなどの情報処理装置と接続するケーブルとして、データの高速伝送が可能なUSB(Universal Serial Bus)ケーブルが使用されており、高速でのデータ通信が可能となっている。
特開2003−163735号公報
特開2003−264737号公報
例えば、特許文献1では、携帯電話とパーソナル・コンピュータとの間でデータ伝送を行う際の中継装置として、携帯電話が載置可能なクレードルが使用されている。
また、特許文献2では、デジタルカメラとパーソナル・コンピュータとの間でデータ伝送を行う際の中継装置として、デジタルカメラが載置可能なクレードルが使用されている。
これらのクレードルでは、パーソナル・コンピュータなどの情報処理装置と接続するケーブルとして、データの高速伝送が可能なUSB(Universal Serial Bus)ケーブルが使用されており、高速でのデータ通信が可能となっている。
本発明者は、携帯電話とノート型パーソナル・コンピュータとをクレードルを介して接続し、携帯電話を介してノート型パーソナル・コンピュータからWEBサイトにアクセスする実験を行い、弱電界下ではWEBサイトの閲覧がスムーズに行えないという不都合があることを発見した。
このような不都合の主要因は、USBケーブル伝送インピーダンスとクレードル内のプリント配線基板(PWB:Print Wired Board)入力端子間のインピーダンス不整合によりプリント配線基板上に定在波が発生し、その振幅の腹の部分でノイズ放射が発生していることによるものと思われるが、このような不都合は従来報告されておらず、従来の携帯情報端末用クレードルでは、このような不都合に対する対策はとられていなかった。
このような不都合の主要因は、USBケーブル伝送インピーダンスとクレードル内のプリント配線基板(PWB:Print Wired Board)入力端子間のインピーダンス不整合によりプリント配線基板上に定在波が発生し、その振幅の腹の部分でノイズ放射が発生していることによるものと思われるが、このような不都合は従来報告されておらず、従来の携帯情報端末用クレードルでは、このような不都合に対する対策はとられていなかった。
本発明の目的は、ノイズ放射の発生が少ない携帯情報端末用クレードルを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、携帯情報端末が載置可能で、載置された携帯情報端末と情報処理装置との間の信号伝送を行うための携帯情報端末用クレードルであって、携帯情報端末の接続端子に接続される第1のコネクタと、情報処理装置に接続するためのケーブルが接続される第2のコネクタとが搭載された配線基板を備え、この配線基板には、前記第1のコネクタの複数の端子と前記第2のコネクタの複数の端子とにそれぞれ対応する端子同士を相互接続する接続線が形成されるとともに、これらの接続線のうち信号伝送用の接続線には、前記第2のコネクタ側に分布定数的にキャパシタ成分を付加する手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1のコネクタの複数の端子と第2のコネクタの複数の端子とにそれぞれ対応する端子同士を相互接続する接続線のうち信号伝送用の接続線において、第2のコネクタ側に分布定数的にキャパシタ成分を付加する手段が設けられているので、クレードル配線基板側の伝送インピーダンスがケーブル側のインピーダンスとマッチングし、ノイズ放射の発生が少なくなる。
従って、クレードル配線基板の信号伝送用接続線のケーブル側でのノイズを効果的に除去できる。
従って、クレードル配線基板の信号伝送用接続線のケーブル側でのノイズを効果的に除去できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯情報端末用クレードルであって、前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記信号伝送用の接続線の部分にオーバーラップさせて前記配線基板の表面及び又は裏面に貼り付けた銅箔シールド板であることを特徴とする。
図1は具体例を示すもので、100はクレードル配線基板、101はUSB電源・VBUSライン、102はUSB信号・GNDライン、103はUSB信号・D−ライン、104はUSB信号・D+ライン、105はGND、106はUSB・Bコネクタ・レセプタクル、107は銅箔シールド板(シート)である。
すなわち、図示のように、クレードル配線基板100には、USB信号・GNDライン102、USB信号・D−ライン103及びUSB信号・D+ライン104の反射点であるUSB・Bコネクタ・レセプタクル106側(B端側)に、USBケーブルと適切にインピーダンスマッチングが取れるように銅箔シールド板(シート)107を部分的に貼って設置する。この銅箔シールド107はクレードル配線基板100の両面に設けている。
すなわち、図示のように、クレードル配線基板100には、USB信号・GNDライン102、USB信号・D−ライン103及びUSB信号・D+ライン104の反射点であるUSB・Bコネクタ・レセプタクル106側(B端側)に、USBケーブルと適切にインピーダンスマッチングが取れるように銅箔シールド板(シート)107を部分的に貼って設置する。この銅箔シールド107はクレードル配線基板100の両面に設けている。
これにより、USB信号・D−ライン103及びUSB信号・D+ライン104には、銅箔シールド板(シート)107による分布的な対GND容量C成分が付加され、クレードル配線基板100上の信号ラインの伝送インピーダンスが調整され、USBケーブル伝送インピーダンスと整合ができ、反射がなくなる。
これによれば、配線基板を高価な両面/多層基でなく、ローコストな片面基板で実施できる利点がある。
これによれば、配線基板を高価な両面/多層基でなく、ローコストな片面基板で実施できる利点がある。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の携帯情報端末用クレードルであって、前記配線基板は、前記信号伝送用の接続線が中間層に形成された多層配線基板であり、前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記中間層よりも上及び又は下の層に前記信号伝送用の接続線の部分にオーバーラップさせて形成したグランドGNDであることを特徴とする。
図2は具体的を示すもので、110はクレードル配線基板、111は上層、112は下層、113は中層(信号ラインパターン)、114・115は表面層(シールドGND;銅箔シールドパターン)である。
すなわち、図示のように、クレードル配線基板110は、上層111と下層112の間に中層として信号ラインパターン113を設けた多層基板であり、上層111及び下層112の反射点側(B端側)に、表面層としてシールドGNDの銅箔シールドパターン114・115を設けている。
すなわち、図示のように、クレードル配線基板110は、上層111と下層112の間に中層として信号ラインパターン113を設けた多層基板であり、上層111及び下層112の反射点側(B端側)に、表面層としてシールドGNDの銅箔シールドパターン114・115を設けている。
これにより、表裏の銅箔シールドパターン114・115は、信号ラインに適切な並列容量成分を分布的に与え、信号ラインの伝送インピーダンスマッチングを行う。
これによれば、高価な多層基板を使うが、シールド銅箔を手張り作業で行うことがなく、効率良く組立作業ができる利点がある。
これによれば、高価な多層基板を使うが、シールド銅箔を手張り作業で行うことがなく、効率良く組立作業ができる利点がある。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の携帯情報端末用クレードルであって、前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記信号伝送用の接続線に沿ってグランドとの間に分布的に設けられた複数個のコンデンサであることを特徴とする。
図3は具体的を示すもので、図1と同様、100はクレードル配線基板、101はUSB電源・VBUSライン、102はUSB信号・GNDライン、103はUSB信号・D−ライン、104はUSB信号・D+ライン、105はGND、106はUSB・Bコネクタ・レセプタクルであって、108・109は小容量コンデンサである。
すなわち、図示のように、クレードル配線基板100には、USB信号・GNDライン102及びUSB信号・D−ライン103間と、USB信号・D+ライン104及びGND105間とに、反射点のUSB・Bコネクタ・レセプタクル106側(B端側)から分布的に複数個(図示例では4個ずつの定数)の小容量コンデンサ108・109を設置する。
すなわち、図示のように、クレードル配線基板100には、USB信号・GNDライン102及びUSB信号・D−ライン103間と、USB信号・D+ライン104及びGND105間とに、反射点のUSB・Bコネクタ・レセプタクル106側(B端側)から分布的に複数個(図示例では4個ずつの定数)の小容量コンデンサ108・109を設置する。
これにより、信号ライン104・105の対GND容量C成分が増加し、基板パターンの伝送インピーダンスがUSBケーブル側の伝送インピーダンスとマッチングし、反射が起きないようになる。
これによれば、分布的に小容量コンデンサ108・109を入れることから、容易にローコストで実施できる利点がある。
これによれば、分布的に小容量コンデンサ108・109を入れることから、容易にローコストで実施できる利点がある。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の携帯情報端末用クレードルであって、前記信号伝送用の接続線は、前記第1のコネクタ側よりも前記第2のコネクタ側が幅広に形成されており、前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記信号伝送用の接続線の前記幅広部であることを特徴とする。
図4は具体的を示すもので、図1と同様、100はクレードル配線基板、106はUSB・Bコネクタ・レセプタクルであって、123・124・133・134は配線パターンである。
すなわち、図は基板パターンをストリップライン化して伝送インピーダンスを設定する例で、Bコネクタ端(B端)直下は、USBの伝送インピーダンス(ノーマル36Ω/差動90Ω)のストリップ信号ライン幅のパターンとする。これにより、信号の反射が防げる。
更に、A端:端末との接続端子側の伝送インピーダンスが、USB伝送インピーダンスより低い場合、伝送インピーダンスはZ0=√(L/C)であらわされ、これと整合するには、よりC成分を大きくして伝送インピーダンスを低くする必要がある。
このため、図4(a)に示すように、パターン幅をB端からA端に向かって太くした配線パターン123・124にすれば、その配線パターン123・124に沿ってインピーダンスがなだらかに変換され、より良好なインピーダンスマッチングが行われる。
すなわち、図は基板パターンをストリップライン化して伝送インピーダンスを設定する例で、Bコネクタ端(B端)直下は、USBの伝送インピーダンス(ノーマル36Ω/差動90Ω)のストリップ信号ライン幅のパターンとする。これにより、信号の反射が防げる。
更に、A端:端末との接続端子側の伝送インピーダンスが、USB伝送インピーダンスより低い場合、伝送インピーダンスはZ0=√(L/C)であらわされ、これと整合するには、よりC成分を大きくして伝送インピーダンスを低くする必要がある。
このため、図4(a)に示すように、パターン幅をB端からA端に向かって太くした配線パターン123・124にすれば、その配線パターン123・124に沿ってインピーダンスがなだらかに変換され、より良好なインピーダンスマッチングが行われる。
また、A端:端末との接続端子側の伝送インピーダンスが、USB伝送インピーダンスより高い場合は、図4(b)に示すように、パターン幅をB端からA端に向かって細くした配線パターン133・134にすれば良い。
この配線パターン133・134により良好なインピーダンスマッチングができれば、USB信号中の高周波成分において、反射がなくなり、したがって定在波がなくなり、ノイズの放射源となる振幅の腹の部分がなくなり、ノイズによる端末の感度低下を防ぐことができる。
この配線パターン133・134により良好なインピーダンスマッチングができれば、USB信号中の高周波成分において、反射がなくなり、したがって定在波がなくなり、ノイズの放射源となる振幅の腹の部分がなくなり、ノイズによる端末の感度低下を防ぐことができる。
このように、クレードル配線基板100として、本格的にUSB信号ラインを高周波ストリップライン化したもので、両面基板を使う。
この場合、USBコネクタ側は、規定のUSB専用ケーブルが接続されるので、対GNDインピーダンス約39Ω/差動インピーダンス約90Ωのストリップラインとなるようパターン幅、パターン間隔とする。更に、携帯端末側の接続ばね端のインピーダンスに変換されるよう適切なパターン線幅/線間に設定する。
これにより、クレードル配線基板上は良好なインピーダンス変換がなされ、反射が発生せず、ノイズ放射がなくなる。
また、多層基板を使ったエンデベッデッド・ストリップライン化すれば、よりシールド効果が増す。
この場合、USBコネクタ側は、規定のUSB専用ケーブルが接続されるので、対GNDインピーダンス約39Ω/差動インピーダンス約90Ωのストリップラインとなるようパターン幅、パターン間隔とする。更に、携帯端末側の接続ばね端のインピーダンスに変換されるよう適切なパターン線幅/線間に設定する。
これにより、クレードル配線基板上は良好なインピーダンス変換がなされ、反射が発生せず、ノイズ放射がなくなる。
また、多層基板を使ったエンデベッデッド・ストリップライン化すれば、よりシールド効果が増す。
本発明によれば、クレードル配線基板の信号伝送用接続線のケーブル側に分布定数的なキャパシタ成分付加手段を設けたことにより、伝送インピーダンスがケーブル側のインピーダンスとマッチングし、ノイズ放射の発生が少なくなるため、信号伝送用接続線のケーブル側でのノイズを効果的に除去できる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(実施例1)
図5から図12は本発明を適用した実施例1を示すものである。
図5において、1は携帯情報端末である携帯電話機、2はUSBクレードルである。
携帯電話機1は、図6及び図7に示すように、一対の筐体10・11をヒンジ結合した折り畳み式のもので、一方の筐体11の一側面に充電端子面12及び信号端子面13を備えている。図示例では、一対の充電端子面12の間に三個の信号端子面13が並んでおり、この充電端子面12及び信号端子面13の離れた部分がスイッチ釦動作面14となっている。
なお、筐体11のヒンジ結合部側の端部15には、図示しないアンテナが内蔵されており、このアンテナ内蔵の端部15の近傍に充電端子面12及び信号端子面13が位置している。
(実施例1)
図5から図12は本発明を適用した実施例1を示すものである。
図5において、1は携帯情報端末である携帯電話機、2はUSBクレードルである。
携帯電話機1は、図6及び図7に示すように、一対の筐体10・11をヒンジ結合した折り畳み式のもので、一方の筐体11の一側面に充電端子面12及び信号端子面13を備えている。図示例では、一対の充電端子面12の間に三個の信号端子面13が並んでおり、この充電端子面12及び信号端子面13の離れた部分がスイッチ釦動作面14となっている。
なお、筐体11のヒンジ結合部側の端部15には、図示しないアンテナが内蔵されており、このアンテナ内蔵の端部15の近傍に充電端子面12及び信号端子面13が位置している。
USBクレードル2は、図8及び図9に示すように、下ケース20、配線基板21、上ケース26及びカバー27などにより構成されている。
下ケース20の上方に位置する配線基板21には、図10に拡大して示したように、充電端子22及び信号端子23が搭載されるとともに、第1マイクロスイッチ(電源線スイッチ)24及び第2マイクロスイッチ(信号線スイッチ)25と、電源ケーブル用のコネクタ7及びUSBコネクタ8が搭載されている。充電端子22及び信号端子23はバネ状のもので、一対の充電端子22の間に三本の信号端子23が並んでおり、三本の信号端子23に対しその両側の充電端子22の方が高い(上方に長い)ものとなっている。
この充電端子22及び信号端子23の側方に第1マイクロスイッチ24及び第2マイクロスイッチ25が離れて配置されている。第1マイクロスイッチ24及び第2マイクロスイッチ25は上面に突出するスイッチ操作子24a・25aを備えている。第1マイクロスイッチ24は、電源ケーブル用コネクタ7に接続された電源ラインをオン・オフする。第2マイクロスイッチ25は、USBのVBUSライン(電源ライン)をオン・オフする。
下ケース20の上方に位置する配線基板21には、図10に拡大して示したように、充電端子22及び信号端子23が搭載されるとともに、第1マイクロスイッチ(電源線スイッチ)24及び第2マイクロスイッチ(信号線スイッチ)25と、電源ケーブル用のコネクタ7及びUSBコネクタ8が搭載されている。充電端子22及び信号端子23はバネ状のもので、一対の充電端子22の間に三本の信号端子23が並んでおり、三本の信号端子23に対しその両側の充電端子22の方が高い(上方に長い)ものとなっている。
この充電端子22及び信号端子23の側方に第1マイクロスイッチ24及び第2マイクロスイッチ25が離れて配置されている。第1マイクロスイッチ24及び第2マイクロスイッチ25は上面に突出するスイッチ操作子24a・25aを備えている。第1マイクロスイッチ24は、電源ケーブル用コネクタ7に接続された電源ラインをオン・オフする。第2マイクロスイッチ25は、USBのVBUSライン(電源ライン)をオン・オフする。
下ケース20と合体される上ケース26は、上面に充電端子22及び信号端子23を通す五本のスリット26aと、その側方の小孔26bを有するとともに、両側部に上方への突出部26c・26dと、その内側に位置するガイド片26eと、五本のスリット26aを囲む形状のシャッター組込孔26fを有する樹脂一体成形品である。後述するように、五本のスリット26aに充電端子22及び信号端子23が対応し、小孔26bにスイッチ釦31が対応し、突出部26c・26dにロックアーム5・6がそれぞれ対応する。
カバー27は、上ケース26の突出部26c・26dを含む部分の外側に嵌め込むようにして装着される。
カバー27は、上ケース26の突出部26c・26dを含む部分の外側に嵌め込むようにして装着される。
スイッチ動作手段3は、回動軸30にスイッチ釦31と第1スイッチ動作部材32及び第2スイッチ動作部材33を樹脂一体成形して、リターンスプリング34を設けたものである。
すなわち、回動軸30の中央にスイッチ釦31が形成されるとともに、その両側に離れた第1スイッチ動作部材である第1マイクロスイッチ動作カム32と、第2スイッチ動作部材である第2マイクロスイッチ動作カム33が形成されている。これらスイッチ釦31と第1マイクロスイッチ動作カム32及び第2マイクロスイッチ動作カム33は、回動軸30のほぼ直径方向に対向するよう配置されている。
すなわち、回動軸30の中央にスイッチ釦31が形成されるとともに、その両側に離れた第1スイッチ動作部材である第1マイクロスイッチ動作カム32と、第2スイッチ動作部材である第2マイクロスイッチ動作カム33が形成されている。これらスイッチ釦31と第1マイクロスイッチ動作カム32及び第2マイクロスイッチ動作カム33は、回動軸30のほぼ直径方向に対向するよう配置されている。
そして、第1マイクロスイッチ動作カム32及び第2マイクロスイッチ動作カム33は、外形形状または回動軸30に対する角度位置を異ならせたものとなっている。また、回動軸30に対してスイッチ釦31と反対側にリターンスプリング34が取り付けられている。
以上のスイッチ動作手段3は、そのスイッチ釦31を小孔26bに位置させた状態で、回動軸30の両端部を上ケース26内に回動自在に軸受して組み付けられている。そして、その回動軸30と上ケース26内との間に、上ケース26に対しスイッチ釦31を常時上方に付勢するリターンスプリング34が取り付けられている。
以上のスイッチ動作手段3は、そのスイッチ釦31を小孔26bに位置させた状態で、回動軸30の両端部を上ケース26内に回動自在に軸受して組み付けられている。そして、その回動軸30と上ケース26内との間に、上ケース26に対しスイッチ釦31を常時上方に付勢するリターンスプリング34が取り付けられている。
シャッター4は、図5、図8及び図9に示すように、上ケース26のスリット26aに対応する五本のスリット41を有して、左右一対のアーム部42を樹脂一体成形したもので、リターンスプリング43が設けられている。
このシャッター4は、上ケース26のシャッター組込孔26fに上方から組み付けられるとともに、左右のアーム部42の先端部で上ケース26内において揺動自在に組み付けられている。そして、そのアーム部42と上ケース26内との間に、上ケース26に対しシャッター4を常時上方に付勢するリターンスプリング43が取り付けられている。
このシャッター4は、上ケース26のシャッター組込孔26fに上方から組み付けられるとともに、左右のアーム部42の先端部で上ケース26内において揺動自在に組み付けられている。そして、そのアーム部42と上ケース26内との間に、上ケース26に対しシャッター4を常時上方に付勢するリターンスプリング43が取り付けられている。
装填保持手段は、図9に示すように、左右一対のロックアーム5・6により構成されている。
すなわち、上ケース26の突出部26c・26dの内側に、左右のロックアーム5・6がそれぞれ回動自在に組み込まれており、このロックアーム5・6は上端に内側に向けて突出するロック爪51・61を有する樹脂製品である。このロックアーム5・6と上ケース26の突出部26c・26d内との間に、ロック爪51・61を常時内側方向に付勢するリターンスプリング52・62がそれぞれ組み付けられている。
すなわち、上ケース26の突出部26c・26dの内側に、左右のロックアーム5・6がそれぞれ回動自在に組み込まれており、このロックアーム5・6は上端に内側に向けて突出するロック爪51・61を有する樹脂製品である。このロックアーム5・6と上ケース26の突出部26c・26d内との間に、ロック爪51・61を常時内側方向に付勢するリターンスプリング52・62がそれぞれ組み付けられている。
以上のスイッチ動作手段3、シャッター4及びロックアーム5・6を組み込んで前記基板21を組み付けた上ケース26に、下ケース20が合体される。これにより、上ケース26のスリット26aから上方に充電端子22及び信号端子23がそれぞれ突出するとともに、小孔26bから上方にスイッチ釦31が突出する。
但し、携帯電話機1の非装填状態では、図5及び図8に示したように、リターンスプリング43により常時上方に付勢されたシャッター4によって、充電端子22及び信号端子23は覆われた非露出状態となっている。
但し、携帯電話機1の非装填状態では、図5及び図8に示したように、リターンスプリング43により常時上方に付勢されたシャッター4によって、充電端子22及び信号端子23は覆われた非露出状態となっている。
図11は携帯電話機1を装填した状態のUSBクレードル2を縦断して示したもので、図示のように、バネ状の信号端子23が信号端子面13に接触状態となる。この時、図示しないが、バネ状の充電端子22も充電端子面12に接触状態となる。
次に、図12は図1に示した具体例に対応する実施例1を示すもので、クレードル配線基板21には、電源ライン(給電ライン)211、USB電源・VBUSライン212、USB信号・D−ライン213、USB信号・D+ライン214、GND215、銅箔シールド板(シート)217が設けられている。
電源ライン(給電ライン)211は、電源ケーブル用のコネクタ7側の端子と一方の充電端子22側との間を接続していて、第1マイクロスイッチ(電源線スイッチ)24側の一対の端子が介在されている。
USB電源・VBUSライン212は、USBコネクタ8側の端子と一本の信号端子23との間を接続していて、第2マイクロスイッチ(信号線スイッチ)25側の一対の端子が介在されている。
USB信号・D−ライン213及びUSB信号・D+ライン214は、USBコネクタ8側の端子と残る二本の信号端子23との間を接続している。
ここで、図12は二層基板の表側パターンを示したもので、その端子部以外は絶縁コーティングされており、また、裏側はスルーホール221・222・223の周囲に半田付け用のランドが形成されているだけである。なお、スルーホール224・225には、充電端子22・信号端子23のコイルスプリングの一端がそれぞれ挿入される。
電源ライン(給電ライン)211は、電源ケーブル用のコネクタ7側の端子と一方の充電端子22側との間を接続していて、第1マイクロスイッチ(電源線スイッチ)24側の一対の端子が介在されている。
USB電源・VBUSライン212は、USBコネクタ8側の端子と一本の信号端子23との間を接続していて、第2マイクロスイッチ(信号線スイッチ)25側の一対の端子が介在されている。
USB信号・D−ライン213及びUSB信号・D+ライン214は、USBコネクタ8側の端子と残る二本の信号端子23との間を接続している。
ここで、図12は二層基板の表側パターンを示したもので、その端子部以外は絶縁コーティングされており、また、裏側はスルーホール221・222・223の周囲に半田付け用のランドが形成されているだけである。なお、スルーホール224・225には、充電端子22・信号端子23のコイルスプリングの一端がそれぞれ挿入される。
そして、実施例では、図示のように、銅箔シールド板(シート)217は、USBコネクタ8の設置領域側において、USB電源・VBUSライン212、USB信号・D−ライン213及びUSB信号・D+ライン214を覆い、第1マイクロスイッチ24の下方まで延びる延長部217aを有する形状で、複数箇所でGND215に接続して貼り付けられている。この銅箔シールド板(シート)217は、第2マイクロスイッチ25の設置領域を囲む開口部217bを有している。
また、基板裏側にも同様のパターンの銅箔シールド板(シート)217を貼り、スルーホール226による接続で表側のGND215に接続する。
また、基板裏側にも同様のパターンの銅箔シールド板(シート)217を貼り、スルーホール226による接続で表側のGND215に接続する。
このように、信号伝送用の接続線(D−ライン213及びD+ライン214)を覆うように、配線基板21の表面及び又は裏面に銅箔シールド板(シート)217を貼り付けることにより、信号伝送用の接続線(D−ライン213及びD+ライン214)と銅箔シールド板(シート)217との間に分布定数的にキャパシタ成分が付加される。
ところで、信号伝送用の接続線(D−ライン及びD+ライン)の総て(USBコネクタ部分からコイルスプリングの部分まで)を覆うように、配線基板の表面及び又は裏面に銅箔シールド板(シート)を貼り付けた場合、及び信号伝送用の接続線(D−ライン及びD+ライン)のコイルスプリング側を覆うように、配線基板の表面及び又は裏面に銅箔シールド板(シート)を貼り付けた場合には、ノイズの発生を十分抑えることはできなかった。
しかし、図12に示すように、信号伝送用の接続線(D−ライン213及びD+ライン214)のUSBコネクタ8側を覆うように、配線基板21の表面及び又は裏面に銅箔シールド板(シート)217を貼り付けることにより、ノイズの発生を大幅に抑えることができた。
なお、以上の実施例においては、卓上式のUSBクレードルとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば壁掛け式であっても良く、要はデータ通信が可能なクレードルであれば良い。
同じく実施例では、折り畳み式携帯電話機としたが、折り畳み式でない一体型の携帯電話機やPDAなど他の携帯情報端末であっても良い。
また、携帯情報端末の装填方式は実施例の横向きに限らず縦向きでもよい。
その他、端子の具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
同じく実施例では、折り畳み式携帯電話機としたが、折り畳み式でない一体型の携帯電話機やPDAなど他の携帯情報端末であっても良い。
また、携帯情報端末の装填方式は実施例の横向きに限らず縦向きでもよい。
その他、端子の具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
(実施例2)
図13から図15は本発明を適用した実施例2を示すもので、図2に示した具体例に対応する。
まず、図13は図2に示した具体例に対応する実施例2を示すもので、クレードル配線基板21を構成する三層基板(又は四層基板)の第1層230のパターンを示している。図中、231・232・233・234・235・236は図12のスルーホール221・222・223・224・225・226に対応するスルーホールである。このうちスルーホール231・232・233・234は、図14に示す第2層210のGND215と接続するためのものである。
図示のように、第1層230に銅箔シールドパターン237を設けている。この銅箔シールドパターン237は、図12の銅箔シールド板(シート)217の延長部217a及び開口部217bと同様の延長部237a及び開口部237bを有するとともに、図示上方への延長部237cを有している。
なお、スルーホール238は、第2層210の電源ライン211と接続するためのものであり、スルーホール239は、第2層210のUSB電源・VBUSライン212と接続するためのものである。
図13から図15は本発明を適用した実施例2を示すもので、図2に示した具体例に対応する。
まず、図13は図2に示した具体例に対応する実施例2を示すもので、クレードル配線基板21を構成する三層基板(又は四層基板)の第1層230のパターンを示している。図中、231・232・233・234・235・236は図12のスルーホール221・222・223・224・225・226に対応するスルーホールである。このうちスルーホール231・232・233・234は、図14に示す第2層210のGND215と接続するためのものである。
図示のように、第1層230に銅箔シールドパターン237を設けている。この銅箔シールドパターン237は、図12の銅箔シールド板(シート)217の延長部217a及び開口部217bと同様の延長部237a及び開口部237bを有するとともに、図示上方への延長部237cを有している。
なお、スルーホール238は、第2層210の電源ライン211と接続するためのものであり、スルーホール239は、第2層210のUSB電源・VBUSライン212と接続するためのものである。
そして、図14は三層基板(又は四層基板)の第2層210のパターンを示している。
図示のように、第2層210は、図12と同様の電源ライン(給電ライン)211、USB電源・VBUSライン212、USB信号・D−ライン213、USB信号・D+ライン214、GND215、スルーホール221・222・223・224・225・226を有している。
図示のように、第2層210は、図12と同様の電源ライン(給電ライン)211、USB電源・VBUSライン212、USB信号・D−ライン213、USB信号・D+ライン214、GND215、スルーホール221・222・223・224・225・226を有している。
また、図15は三枚基板の第3層240のパターンを示している。
図示のように、第3層240は、図13の第1層230のスルーホール231・232・233・234・235・236・238・239及び銅箔シールドパターン237と同様のスルーホール241・242・243・244・245・246・248・249及び銅箔シールドパターン247を有している。
図示のように、第3層240は、図13の第1層230のスルーホール231・232・233・234・235・236・238・239及び銅箔シールドパターン237と同様のスルーホール241・242・243・244・245・246・248・249及び銅箔シールドパターン247を有している。
(変形例)
図16は図13に示した実施例2の変形例を示すもので、四枚基板で第3層にパターンを一切形成しなかった場合の第4層250のパターンを示している。
図示のように、第4層250は、第1層230のスルーホール231・232・233・234・235・236・238・239及び銅箔シールドパターン237と同様のスルーホール251・252・253・254・255・256・258・259及び銅箔シールドパターン257を有している。
この場合、信号用ラインを形成した第2層210と第4層250との間に誘電体層が2層入ることになり、誘電体層が厚くなるので、銅箔シールドパターン257は延長部257aで示したように、第1層230の銅箔シールドパターン237よりも信号用ラインと重なるグランドの長さが少し長くなっている。
図16は図13に示した実施例2の変形例を示すもので、四枚基板で第3層にパターンを一切形成しなかった場合の第4層250のパターンを示している。
図示のように、第4層250は、第1層230のスルーホール231・232・233・234・235・236・238・239及び銅箔シールドパターン237と同様のスルーホール251・252・253・254・255・256・258・259及び銅箔シールドパターン257を有している。
この場合、信号用ラインを形成した第2層210と第4層250との間に誘電体層が2層入ることになり、誘電体層が厚くなるので、銅箔シールドパターン257は延長部257aで示したように、第1層230の銅箔シールドパターン237よりも信号用ラインと重なるグランドの長さが少し長くなっている。
なお、以上の実施例の他、信号伝送用の接続線(D+ライン及びD−ライン)に沿ってグランドとの間に分布的に複数個のコンデンサを設けるようにしても良い(図3参照)。
また、信号伝送用の接続線(D+ライン及びD−ライン)の幅を第1のコネクタ側(コイルスプリング側)と第2のコネクタ側(USBコネクタ側)との間で徐々に異なるように形成し、望ましくはテーパ状に形成するようにしても良い(図4参照)。
また、信号伝送用の接続線(D+ライン及びD−ライン)の幅を第1のコネクタ側(コイルスプリング側)と第2のコネクタ側(USBコネクタ側)との間で徐々に異なるように形成し、望ましくはテーパ状に形成するようにしても良い(図4参照)。
また、実施例では、携帯情報端末の接続端子に接続される第1のコネクタをコイルスプリングタイプのもので構成したが、板バネタイプやコイルスプリングピンタイプ(金属筒内に組み込まれてコイルスプリングにより金属ピンを突出させたもの)など他のタイプのもので構成しても良い。
更に、携帯情報端末が通信ケーブルを直接接続できるUSBコネクタのようなコネクタを備えている場合には、第1のコネクタは携帯情報端末に備えられているコネクタに対応する雄コネクタであっても良い。
更に、携帯情報端末が通信ケーブルを直接接続できるUSBコネクタのようなコネクタを備えている場合には、第1のコネクタは携帯情報端末に備えられているコネクタに対応する雄コネクタであっても良い。
更に、実施例では、携帯電話用のクレードルを例に説明したが、パーソナル・コンピュータなどの情報処理装置とクレードルとを接続する通信ケーブルの伝送インピーダンスとクレードル内のプリント配線基板(PWB:Print Wired Board)入力端子間のインピーダンス不整合により発生するノイズ放射は、無線信号を受信する際だけでなく、クレードルに搭載されている携帯情報端末の内部回路間の信号伝送にも悪影響を及ぼす可能性があるので、本発明は、携帯電話のように無線通信機能を備えた携帯情報端末だけでなく、PDAやデジタルカメラのような無線通信機能を持たない携帯情報端末用のクレードルにも適用可能である。
また、パーソナル・コンピュータなどの情報処理装置とクレードルとを接続する通信ケーブルは、USBケーブルに限らず、IEEE1394などでも良い。
また、パーソナル・コンピュータなどの情報処理装置とクレードルとを接続する通信ケーブルは、USBケーブルに限らず、IEEE1394などでも良い。
1 携帯情報端末
2 クレードル
21 配線基板
23 信号端子
8 USBコネクタ
100 配線基板
102・103・104 信号伝送の接続線(USB信号ライン)
106 USB・Bコネクタ・レセプタクル
107 銅箔シールド板(シート)
108・109 小容量コンデンサ
110 配線基板
111 上層
112 下層
113 中層(信号ラインパターン)
114・115 表面層(シールドGND;銅箔シールドパターン)
123・124・133・134 配線パターン
210 第2層
213・214 信号伝送の接続線(USB信号ライン)
217 銅箔シールド板(シート)
230 第1層
237 銅箔シールドパターン
240 第3層
247 銅箔シールドパターン
250 第4層
257 銅箔シールドパターン
2 クレードル
21 配線基板
23 信号端子
8 USBコネクタ
100 配線基板
102・103・104 信号伝送の接続線(USB信号ライン)
106 USB・Bコネクタ・レセプタクル
107 銅箔シールド板(シート)
108・109 小容量コンデンサ
110 配線基板
111 上層
112 下層
113 中層(信号ラインパターン)
114・115 表面層(シールドGND;銅箔シールドパターン)
123・124・133・134 配線パターン
210 第2層
213・214 信号伝送の接続線(USB信号ライン)
217 銅箔シールド板(シート)
230 第1層
237 銅箔シールドパターン
240 第3層
247 銅箔シールドパターン
250 第4層
257 銅箔シールドパターン
Claims (5)
- 携帯情報端末が載置可能で、載置された携帯情報端末と情報処理装置との間の信号伝送を行うための携帯情報端末用クレードルであって、
携帯情報端末の接続端子に接続される第1のコネクタと、情報処理装置に接続するためのケーブルが接続される第2のコネクタとが搭載された配線基板を備え、
この配線基板には、前記第1のコネクタの複数の端子と前記第2のコネクタの複数の端子とにそれぞれ対応する端子同士を相互接続する接続線が形成されるとともに、
これらの接続線のうち信号伝送用の接続線には、前記第2のコネクタ側に分布定数的にキャパシタ成分を付加する手段が設けられていることを特徴とする携帯情報端末用クレードル。 - 前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記信号伝送用の接続線の部分にオーバーラップさせて前記配線基板の表面及び又は裏面に貼り付けた銅箔シールド板であることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末用クレードル。
- 前記配線基板は、前記信号伝送用の接続線が中間層に形成された多層配線基板であり、
前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記中間層よりも上及び又は下の層に前記信号伝送用の接続線の部分にオーバーラップさせて形成したグランドであることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末用クレードル。 - 前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記信号伝送用の接続線に沿ってグランドとの間に分布的に設けられた複数個のコンデンサであることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末用クレードル。
- 前記信号伝送用の接続線は、前記第1のコネクタ側よりも前記第2のコネクタ側が幅広に形成されており、
前記キャパシタ成分を付加する手段は、前記信号伝送用の接続線の前記幅広部であることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末用クレードル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004366296A JP2006173473A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 携帯情報端末用クレードル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004366296A JP2006173473A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 携帯情報端末用クレードル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006173473A true JP2006173473A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36673867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004366296A Pending JP2006173473A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 携帯情報端末用クレードル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006173473A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9461391B2 (en) | 2012-11-30 | 2016-10-04 | Aces Electronics Co., Ltd. | Connector |
US9543722B2 (en) | 2014-08-01 | 2017-01-10 | Aces Electronics Co., Ltd. | Connector for supporting electronic device |
US9774124B2 (en) | 2014-12-12 | 2017-09-26 | Aces Electronics Co., Ltd | Connector |
US9979112B2 (en) | 2016-03-29 | 2018-05-22 | Aces Electronics Co., Ltd. | Press-type connector |
-
2004
- 2004-12-17 JP JP2004366296A patent/JP2006173473A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9461391B2 (en) | 2012-11-30 | 2016-10-04 | Aces Electronics Co., Ltd. | Connector |
US9543722B2 (en) | 2014-08-01 | 2017-01-10 | Aces Electronics Co., Ltd. | Connector for supporting electronic device |
US9774124B2 (en) | 2014-12-12 | 2017-09-26 | Aces Electronics Co., Ltd | Connector |
US9979112B2 (en) | 2016-03-29 | 2018-05-22 | Aces Electronics Co., Ltd. | Press-type connector |
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