JP2006172339A - 侵入検知センサー、および侵入検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検知可能な位置を飛躍的に拡張でき、しかも比較的安価で高い安定性を有して侵入を検知する。
【解決手段】光ファイバー10A,10Bの長さ方向に一定間隔でファイバーガラスの屈折率が異なる複数種類のFBG(グレーティング部)を設け、両光ファイバーの同じ位置のFBGの反射波長が異なる組み合わせとして検知対象範囲に沿って敷設し、光信号発生器11からの光入力に対して各FBGからの波長λ1〜λ8の反射波をハーフミラー12A,12Bで導出し、波長シフト検出器15A,15Bで波長シフトが生じた各FBG位置をタイミングパルスとして検出し、論理和演算部17で論理和を得、侵入位置判定部18で当該FBGの反射波長の違いの組み合わせから侵入位置を検知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバー検知センサーによって建物や敷地内への侵入を検知する侵入検知センサー、およびこの侵入検知センサーを利用した侵入検知システムに関する。
近年、空港、港湾、防衛施設やその他の重要施設におけるテロや不法侵入に対するセキュリティに関心がもたれており、建物や敷地内への侵入を検知する侵入検知装置や侵入検知システムが種々提案され、実施もされている。
この種の装置、システムに使用される検知センサーには、振動センサー、赤外線遮断センサー、電界センサー、機械的なテンションセンサー、監視モニタによる監視画像の状態変異センサーが知られている。さらに、光ファイバーを利用した光ファイバーセンサーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
検知センサーと連携させる監視システムとしては、ITVカメラによる画像での記録と遠隔モニタ、さらには画像解析を行う方式、警報器による警報発生と無線通報する方式などが知られている。
上記の文献1による検知センサーは、光ファイバーから発射させる光信号が検知対象で反射されるか否か(検知対象が所定位置にあるか否か)を反射光の有無として検知する。このため、広域の検知対象敷地に多数の検知箇所(検知ポイント)を設け、監視室等で一括監視しようとすると、監視室等から膨大な本数および長さをもつ光ファイバーを敷設することが必要となる。
光ファイバーを利用した他の検知センサーとして、FBG(ファイバー・ブラッグ・グレーティング)方式による光ファイバー検知センサー、およびOTDR(オプティカル・タイム・ドメイン・レフレクトメトリー)方式による光ファイバー検知センサーがある。
図7は、FBG方式による光ファイバー式検知センサーを原理的に説明するものである。同図に示すように、光ファイバー100の長さ方向に一定間隔でファイバーガラスの屈折率が異なるグレーティング部(FBG)101を設ける。グレーティング部101は、光パルス発生器102から入射されたパルス光のうち、間隔λLの2倍の波長成分のみを共振反射させる。この反射光は、グレーティング部101の伸び歪み量に比例して波長がシフトすることを利用し、この反射光をハーフミラー103で導出し、さらに狭帯域可変フィルタ104を通して光検出器105で検知することで、波長シフト(周波数シフト)の度合いから光ファイバーの伸び歪み量が一定値を越えたか否かを検知することができる。この検知がなされたときは、当該グレーティング部101の位置を侵入箇所として識別することができる。
図8は、OTDR方式による光ファイバー式検知センサーを原理的に説明するものである。光ファイバーは、その内部に光屈折率の異なる部分が存在し、この部分を光が通過するときに屈折率の違いにより光が屈折、散乱され、入射光と同じ波長の光が入射端に反射されてくる。OTDR方式の検知センサーは、このレーリ散乱光を利用し、光パルス発生器106から光ファイバー107に入射し、レーリ散乱光をハーフミラー108で導出し、光検出器109で受光し、この光の量や反射時間から光ファイバーの歪みや変位さらには断線位置を検知することができる。
上記のFBG方式による光ファイバー検知センサーやOTDR方式による光ファイバー検知センサーを利用した侵入検知装置では、光ファイバーを検知対象とする敷地や施設のフェンスや塀に沿って敷設しておくことで侵入検知が可能となる。特に、FBG方式による光ファイバー検知センサーでは、反射波長の異なる複数のFBGを1本の光ファイバーのコア部に組み込んでおくことで、多数箇所の同時侵入検知が可能となり、特許文献1の方式に比べて光ファイバーの必要敷設本数を十数分の1に減らすことができる。
特開2001−296111
前記のように、FBG方式やOTDR方式による光ファイバー検知センサーを利用した侵入検知装置やシステムでは、1本の光ファイバーによって複数箇所での侵入検知が可能となる。また、光ファイバーによる検知センサーは、耐EMI、耐候性、メンテナンスフリーなどで他の検知センサーに比べて優れており、侵入検知および監視のためのセンサーとして好適となる。
しかしながら、FBG方式による光ファイバー検知センサーは、以下に詳細を説明するように、1本の光ファイバーによって検知できる箇所は、最大で十数箇所に制約されるため、広域の検知対象敷地に多数の検知箇所(検知ポイント)を設定し、監視室等で一括監視しようとすると、多数本の光ファイバーの敷設が必要となってしまう。
FBG方式検知センサーでは、FBGからの反射波長の波長シフトを侵入検知に利用するため、図9に示すように、光ファイバー110のコア部に適当な間隔でグレーティング部111A〜111Nを組み込み、これら各グレーティング部111A〜111Nの反射波長をλn、λn+1、λn+2、λn+3、…と互いに異なるものにしておき、検出装置112では各グレーティング部111A〜111Nの反射波について個別に弁別およびその波長シフトの有無を検出することで伸び歪みが生じたグレーティング部を検出、つまり侵入箇所を検知する。
ここで、光検出器112は、例えば、反射波長の検出帯域として、1528nm〜1568nmになる比較的狭い40nmの帯域になり、この狭い帯域で多数の波長λn、λn+1、λn+2、λn+3、…の弁別および波長シフトを確実に検出するにはせいぜい十数チャンネル分しか確保できない。
この検知可能なチャンネル数を増やすため、光ファイバーに入力するパルス光および反射光を広帯域にすることが考えられるが、FBGには波長の種類が異なる多数のものを必要とし、さらに光ファイバーや光検出器等には多数チャンネルの伝送帯域および弁別機能が要求され、光ファイバーや光検出器が高価なものになるし、チャンネル別の分離検出が不安定になるおそれがある。
同様に、OTDR方式による光ファイバー検知センサーでは、1本の光ファイバーにより多数箇所での侵入検知が可能であるが、多点検知しようとするとチャンネル別の分離検出が不安定になる。
本発明の目的は、FBG方式の検知センサーを使用して検知可能な位置を飛躍的に拡張でき、しかも比較的安価で高い安定性を有して侵入を検知できる侵入検知センサー、およびこのセンサーを利用した侵入検知システムを提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、FBG方式による侵入検知センサーとして、複数種類の反射波長を呈する複数のFBGを組み込んだ少なくとも2本の光ファイバーを検知対象範囲に沿って一体又は連動となるような処理をして敷設し、かつ各光ファイバーの長さ方向で同じ位置の各FBGの反射波長が同一及び異なる組み合わせ構成とし、各光ファイバーへの光入力に対する反射波に波長シフトが生じた各FBGを検出し、当該FBGの反射波長の違いの組み合わせから侵入位置を検知するようにし、さらにこの侵入検知センサーを利用して侵入検知システムを構築するものであり、以下の構成を特徴とする。
(侵入検知センサーの発明)
(1)光ファイバーの長さ方向に一定間隔でファイバーガラスの屈折率が異なる複数種類のFBG(グレーティング部)を設け、この光ファイバーを検知対象範囲に沿って敷設し、前記光ファイバーへの光入力に対して前記各FBGからの反射波を導出し、この反射波のうち波長シフトを呈したFBGの位置を侵入箇所として検知するFBG方式による侵入検知センサーであって、
前記光ファイバーは少なくとも2本を一体又は連動となるような処理をして、かつ各光ファイバーの長さ方向で同じ位置の各FBGの反射波長が同一及び異なる組み合わせとし、各光ファイバーへの光入力に対する反射波に波長シフトが生じた各FBG位置を検出したときに、当該FBGの反射波長の違いの組み合わせから侵入位置を検知する検知手段を設けたことを特徴とする。
(2)前記検知手段は、前記各FBGからの反射波を電気信号の周波数として選択的または一括して検出し、各周波数信号と基準周波数信号との周波数比較によって波長シフトした各光ファイバーのFBGの位置をそれぞれパルス出力信号のタイミングの違いとして検出し、各パルス出力信号の論理和演算によって侵入位置を判定する構成にしたことを特徴とする。
(3)前記検知手段は、前記各FBGからの反射波の検出を複数回の平均値演算で求める構成にしたことを特徴とする。
(4)前記検知手段は、複数回の侵入検知で最終的な判定を得る構成にしたことを特徴とする。
(侵入検知システムの発明)
(5)複数種類の反射波長を呈する複数のFBGを組み込んだ少なくとも2本の光ファイバーを一体または連動するように処理して検知対象範囲に沿って敷設し、かつ各光ファイバーの長さ方向で同じ位置の各FBGの反射波長が同一及び異なる組み合わせ構成とし、各光ファイバーへの光入力に対する反射波に波長シフトが生じた各FBGを検出し、当該FBGの反射波長の違いの組み合わせから侵入位置を検知するFBG方式の侵入検知センサーと、
監視室側に設けられ、前記侵入検知センサーからTCP/IP通信インターフェースおよび構内LANを介して侵入検知信号を取得してモニタに画面表示する侵入検知サーバと、
ITV監視システムを中枢部として監視室側に設けられ、構内LANを介して前記侵入検知センサーやITVカメラ等と連携した検知と監視のための情報入出力手段を設けた監視バックアップ設備と、
を備えたことを特徴とする。
(6)前記FBG方式の侵入検知センサーは、検知対象範囲に沿って設けられるフェンスの上部に光ファイバーを張設し、フェンスの下部にはOTDR方式による光ファイバー検知センサーの光ファイバーを張設した構成を特徴とする。
(7)前記監視バックアップ設備は、監視室と監視現場のITVカメラとの間を前記構内LANを情報伝送手段として、IP電話、LAN端末、無線LANサテライトと無線LAN端末による内外部との通信を可能にし、さらに監視室のIP−BOXを通したインターネット通信を可能にした構成を特徴とする。
(8)前記検知対象範囲に沿った前記光ファイバーの敷設構造は、
適当な幅と高さをもつ四角形の枠体と、この枠体で構成される平面に沿ってジグザグ(千鳥足状)に張設した光ファイバーと、前記枠体の両側枠で光ファイバーの両端を光接続する光接続函とによって構成したフェンスユニットと、
前記検知対象範囲に沿って配列させた前記各フェンスユニットのうち、隣接するフェンスユニット同士の前記光接続函の間を接続する光接続コードと、
前記光接続したフェンスユニット配列の先頭または最後尾の接続函と、前記光ファイバーに光入出力する光入出力手段との間を接続する光ファイバーとによって構成したことを特徴とする。
(9)前記少なくとも2本の光ファイバーを一体または連動するように処理して組み込んだ光ファイバーケーブルに、その長手方向に沿って合成樹脂製または金属製の刺部材を適当な間隔で取付けまたは貫通させて有刺線を構成し、この有刺線をフェンスに沿って張設した構成を特徴とする。
以上のとおり、本発明による侵入検知センサーによれば、複数種類の反射波長を呈する複数のFBGを組み込んだ少なくとも2本の光ファイバーを一体又は連動するように処理をして検知対象範囲に沿って敷設し、かつ各光ファイバーの長さ方向で同じ位置の各FBGの反射波長が同一及び異なる組み合わせ構成とし、各光ファイバーへの光入力に対する反射波に波長シフトが生じた各FBGを検出し、当該FBGの反射波長の違いの組み合わせから侵入位置を検知するようにしたため、検知可能な位置を飛躍的に拡張でき、しかも比較的安価で高い安定性を有して侵入検知ができる。
また、本発明による侵入検知センサーを利用して侵入検知システムを構築することにより、空港、港湾、防衛施設など広域になる検知範囲が要求される場合にも光ファイバーの必要敷設本数を大幅に削減でき、システム構築のコストダウン、信頼性の向上を図ることができる。
また、光ファイバーの敷設構造として、フェンスユニットの配列方式とするため、システム構築の工事期間短縮等を図ることができる。
また、少なくとも2本の光ファイバーを組み込んだ光ファイバーケーブルに、その長手方向に沿って合成樹脂製または金属製の刺部材を適当な間隔で取付けまたは貫通させて有刺線を構成するため、侵入防止と侵入検知の両機能を一括したフェンス構造を得ることができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態を示す侵入検知センサーの構成図である。2本の光ファイバー10A,10Bは、異なる波長の反射波を得る複数種類のFBGが組み込まれ、それらが束ねられて1本のケーブルに組み込まれ、又は一体となるように処理をし、敷地の塀など侵入検知対象経路に沿って敷設される。
光信号発生器11は、光ファイバー10A,10Bに組み込まれた各FBGがもつ反射波長を包含する帯域の光信号を連続的または間欠的(パルス的)に発生する。ハーフミラー12A,12Bは、光信号発生器11からの光信号をそれぞれ光ファイバー10A,10Bへの光入力とし、これら光ファイバー10A,10Bの各FBGからの反射光をそれぞれ狭帯域可変フィルタ13A,13Bに光導出する。狭帯域可変フィルタ13A,13Bは、各FBGからの各反射波を一括して透過させ、これら反射波をそれぞれ光検出器14A,14Bに出力する。光検出器14A,14Bは、それぞれフィルタ13A,13Bを透過した光入力を、それと同じ周波数をもつ電気信号に一括して変換する。
波長シフト検出器15A,15Bは、光検出器14A,14Bに得る周波数信号と基準周波数発生器16からの基準周波数信号との周波数比較を行い、周波数シフトが発生した反射波長別のタイミングをもつパルス信号(以下、λa,λbとする)を得る。論理和演算部17は、両パルス信号λa,λbの論理和をとったパルス信号(λa OR λb)を得る。侵入位置判定部18は、パルス信号(λa OR λb)を基に反射波長がシフトしたFBGの位置、つまり侵入位置を判定し、その出力を得る。
以上の構成になる侵入検知センサーの動作を説明する。まず、2本の光ファイバー10A,10Bは、図1に例を示すように、それぞれ8種類の反射波長λ1〜λ8を呈するFBGを昇順(または降順、もしくはランダムな順)で組み込んだものとする。但し、両光ファイバー10A,10Bの同じ位置になる各FBGの反射波長は互いに異なる組み合わせになるよう、各FBGの組み込み位置を変えている。例えば、図1では、光ファイバーの長手方向の位置P1では、一方のFBGが反射波長λ1になり、他方が反射波長λ1になる。また、位置P9では、一方のFBGが反射波長λ1になり、他方が反射波長λ2になる。
上記の同じ位置になる各FBGの反射波長が互いに異なるものにする組み合わせは、両光ファイバー10A,10Bにそれぞれ8種類のFBGを組み込む場合、その組み合わせ数は8×8=64になる。一般式では、N種類の反射波長をもつFBGによる組み合わせは、最大で「種類数Nの二乗」にまで拡張される。
このような構造をもつ一対の光ファイバー10A,10Bに対して、図2に示すように、光信号発生器11から波長λ1〜λ8を包含する帯域をもつ光信号を入射する。これにより、光ファイバー10A,10Bからの反射波は、それぞれ波長λ1〜λ8をもち、各反射波がハーフミラー12A,12Bを介してそれぞれフィルタ13A,13Bに導出され、光検出器14A,14Bで波長λ1〜λ8に対応する周波数f1〜f8をもつ信号に変換される。
なお、同じ光ファイバーには同じ反射波長を呈するFBGが複数組み込まれるため、それぞれの同じFBGからの反射波は光ファイバー上のFBGの位置の違いによって時間的に僅かのずれを伴うが、光検出器側では同じ反射波が重畳したものとして導出することができる。
基準周波数発生器16はこれら周波数f1〜f8をもつ周波数信号と同じ狭帯域になる基準周波数信号を一括して発生しておき、波長シフト検出器15A,15Bは基準周波数信号と光検出器14A,14Bで周波数信号との周波数比較を行い、周波数シフトが発生した周波数信号がある場合にはそれを出力パルスのタイミングに対応付けて出力する。図2の例では、光ファイバー10Aの反射波のうち、波長λ5に波長シフトが発生し、光ファイバー10Bの反射波のうち、波長λ4に波長シフトが発生した場合を示す。
これら波長シフト検出器15A,15Bの出力λa,λbを、論理和演算部17で論理和演算することで、波長シフトしたFBGの組み合わせに対応するタイミングをもつパルス信号(λa OR λb)を得、侵入位置判定部18ではλa,λbのタイミングを2進数の桁位置に対応させて十進数に変換することで、侵入位置の判定出力を得ることができる。
したがって、本実施形態になる侵入検知センサーによれば、両光ファイバー10A,10Bにはそれぞれが単独で検知できる侵入位置がN箇所に制約されるものを使用して、Nの二乗になる多数箇所での侵入検知、つまりチャンネル数を飛躍的に拡張可能となり、検知箇所(検知ポイント)が多数になる場合も敷設を必要とする光ファイバーの本数を大幅に削減できる。しかも、光ファイバーに入力する光信号および反射光の信号処理は、従来と同等のN種類の波長を分離抽出できるものであればよく、光ファイバーや光検出器が高価になることはないし、安定した侵入検知ができる。
なお、本実施形態は、2本の光ファイバーを使用したセンサー構成とする場合を示すが、一層の多チャンネル化を図るには、3本以上の光ファイバーとそれらの信号処理回路を使用すれば、FBGの種類数Nの3乗以上の多点検知センサーを実現できる。
また、本実施形態は、反射波長λ1〜λ8に対して一括して波長シフト判定を行う構成を示すが、時分割的に判定を行うこともできる。この場合、光信号発生器11は、光ファイバー10A,10Bに組み込まれた各FBGがもつ反射波長を包含する帯域の光信号を一定周期で発生するのに代えて、個々の反射波長をもつ光パルス信号に順次切り替えて発生し、フィルタ13A,13Bおよび光検出器14A,14Bでは個々の波長に対する反射波長の周波数信号を順次取り出し、波長シフト検出器15A,15Bで波長シフトしたものを順次検出する。
また、光検出器14A,14Bによる信号変換に際して、周波数を1/nに逓倍した低い周波数帯域のものに変換すれば、これらの後段での信号処理回路では低い周波数による簡単処理機能をもつもので済む。さらに、受光部14A,14Bによる反射波信号の検出は、複数回の受光での平均値を得ることで、光ファイバーが敷設環境(風や温度)の変化で反射波長に周波数変動や揺れを起こす場合にも、侵入検知の信頼性を高めることができる。同様に、侵入位置判定部18による判定は、波長シフトが1回発生したときに侵入検知を判定する構成に限らず、複数回の侵入検知で最終的な判定を得ることで、侵入検知の信頼性を高めることもできる。
また、反射波の検出からその波長シフトの反射波の判定までの各部の構成は、適宜設計変更することができる。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態を示す侵入検知システムの全体構成図であり、敷地外周部に設置したフェンスを乗り越えようとする侵入者を検知し、さらにフェンスを破壊しようとする侵入者を検知するシステムである。
フェンス20の上部にはFBG方式による光ファイバー式検知センサー用光ファイバーケーブル21を敷設する。この光ファイバーケーブル21には、それぞれ反射波長の異なる複数種類のFBGを組み込んだ光ファイバーを少なくとも2本内蔵し、実施形態1における光検知センサー方式を実現する。
フェンス20には、光ファイバーケーブル21の高さ位置から地面部分に亙って前記のOTDR方式による光ファイバー検知センサー用光ファイバー22を敷設する。このOTDR方式では、前記のように、複数箇所の同時検出ができないため、侵入検知エリア別にそれぞれ光ファイバーを敷設する。
各光ファイバー21と22は、1本または複数本の光ファイバーケーブルとして束ねられ、光パッチパネル23まで引き込む光伝送路としても利用する。ここで、光パッチパネル23は、外構に敷設される光ファイバーケーブルと構内光ケーブルを接続する光ケーブル用端子盤である。
FBG方式の侵入検知器24は、光ファイバー21に接続され、実施形態1におけるFBG方式による光信号発生器11から侵入位置判定部18までの各検知要素を設け、侵入位置判定出力信号を得る。侵入検知器25は、光ファイバー22に接続され、OTDR方式による侵入位置判定出力信号を得る。
TCP/IP通信インタフェース26は、通信ケーブル27を介して侵入検知器24、25と接続され、それぞれの侵入検知器24、25に侵入検知の判定出力が得られたときの入出力信号処理を行う。
監視室に設けた侵入監視サーバ28は、構内LANを介してTCP/IP通信インタフェース26との間の情報伝送を可能にし、侵入検知器24、25との間でTCP/IP通信により侵入検知情報を取得可能にし、侵入検知情報を取得したときにはモニタ29に画面表示、すなわち侵入位置を監視員に認識させるための画面表示処理を行う。
監視室に設けた監視バックアップ設備30は、ITV監視システムを中枢部とし、構内LANを介してFBG方式およびOTDR方式の侵入検知センサーやITVカメラ等と連携した検知と監視のための情報入出力手段を設ける。
例えば、ITV監視システムには、検知器24、25の検知信号(侵入位置信号も含む)をTCP/IP通信インタフェース26を通して割り込み信号として取り込み、さらに監視領域に設置するITVカメラからの監視映像信号を構内LANを通して受信し、複数台のITVモニタに警報表示とその画像表示を行う。
このとき、侵入の報知と並行して、侵入を特定するために予め検知位置毎に最適な画像をモニタに表示させる。これにより、監視員には侵入に対する適確な判断をするための画像情報を与えることができる。また、侵入検知信号には検知位置情報を含ませることで、ITVカメラの撮影方向を検知位置に自動的に向け、その後の移動体追跡制御(画像解析による移動する物の特定と移動方向検出をする)で、侵入者が検知位置から移動した場合でもITVモニタの画像から外れてしまうことはない。
また、ITV監視システムは、ITV操作盤のジョイスティック等の操作等で発生する操作信号を取り込み、この信号に従ってITVカメラの制御(撮影方向、ズームなど)を行うことにより、侵入の報知等に際して監視員によるITVカメラの手動操作を可能にし、より適確なモニタ画像取得を可能にする。
さらに、監視バックアップ設備30は、監視室と監視現場のITVカメラとの間を構内LANを情報伝送手段として、IP電話、LAN端末、無線LANサテライトと無線LAN端末による内外部との通信を可能にし、さらに監視室のIP−BOXを通したインターネット通信を可能にする。
このうち、IP電話は、監視領域の経路近くに設置した接続口にVoIP仕様の電話機をモジュラーコードで接続し、巡回監視等に際して監視室のみならず監視センターやシステム設計会社との通話を可能にし、システムメンテナンス作業でも専門技術者の支援を可能にする。同様に、LAN端末は、LAN(TCP/IP)を内蔵してIP電話の接続口へ接続することで、その場所から監視センターや警備会社等への情報の送受信を可能にする。また、無線LAN端末は、監視領域の経路近くに設置した無線LANサテライト経由で情報の送受信を可能とし、侵入検知システム本来の運用に付属したメンテンナンス情報や監視情報、計測情報の送受信に使用する。
なお、本実施形態において、光ファイバー22は、OTDR方式のものに代えて、FBG方式のものにし、光検出器もそれ用に変更したシステム構成とすることができる。この場合、光ファイバー22としては、その引き回し本数を大幅に削減できる。
(実施形態3)
図4は、実施形態2の侵入検知システム等におけるフェンスの構造例を示す。フェンスユニット40は、適当な幅と高さをもつ四角形の枠体41と、この枠体41で構成される平面に沿ってジグザグ(千鳥足状)に張設した光ファイバー42と、枠体41の両側枠で光ファイバー42の両端を光接続する光接続函43とによって構成される。
この構成になるフェンスユニット40は、工場で予め組み立て、侵入検知対象となる現地まで必要個数を運搬し、これらを敷地のフェンス土台にそって取付け固定する。そして、隣接するフェンスユニット40同士の光接続函43の間を光接続コード44で光接続する。さらに、配列フェンスユニット40の先頭または最後尾の接続函と、光ファイバー42に光入出力する光入出力装置との間を光ファイバーで接続する。
したがって、本実施形態になるフェンス構造によれば、フェンスユニット40を工場で組み立てておくことができ、現地で全構造を製作する場合に比べて、工事期間の短縮、コストダウンを図ることができ、特に光ファイバーの張設工事と動作チェックを容易にし、信頼性向上に効果的となる。
また、図5は、フェンスユニット同士の接続の変形例を示すように、複数の警戒領域A,Bを分離構成するには、フェンスユニット40同士を光接続する光接続コード44の接続経路を変更することで済む。
(実施形態4)
図6は、実施形態1〜3等における光ファイバーケーブルの構造例を示す。この構造は、光ファイバーケーブル50には、長手方向に沿って合成樹脂製または金属製の刺部材51を適当な間隔で取付けまたは貫通させて有刺線を構成し、この有刺線をフェンスに沿って張設する。
したがって、本実施形態になる光ファイバーケーブル構造によれば、有刺線機能ももつケーブルを実現できる。特に、実施形態3で示すフェンスユニットに適用して、光ファイバーケーブルと有刺線の張設を一括して行うことができるという優れた作用効果を得ることができる。
なお、以上までの各実施形態は、敷地に設備するフェンスを乗り越えようとする侵入者を検知し、さらにフェンスを破壊しようとする侵入者を検知する侵入検知センサーさらに侵入検知システムを示すが、敷地内外に敷設される下水路用マンホールや電源/通信用ケーブルピットを介して人や動物(ネズミ等の小動物)が侵入または破壊されるのを検知するセンサーおよびシステムを構築、または検知機能を追加したシステムを構築することができる。
本発明の実施形態を示す侵入検知センサーの構成図。 図1における侵入検知センサーの動作説明図。 本発明の実施形態を示す侵入検知システムの構成図。 図3におけるフェンスの実施形態を示す構成図。 図4におけるフェンスの変形例を示す構成図。 本発明の実施形態を示す光ファイバーケーブルの構成図。 FBG方式の検知センサーの原理的な説明図。 OTDR方式の検知センサーの原理的な説明図。 FBG方式における波長と侵入位置検出関係の説明図。
符号の説明
10A,10B 光ファイバー
11 光信号発生器
12A,12B ハーフミラー
13A,13B 狭帯域可変フィルタ
14A,14B 光検出器
15A,15B 波長シフト検出器
16 基準周波数発生器
17 論理和演算部
18 侵入位置判定部
20 フェンス
21 光ファイバーケーブル(FBG方式)
22 光ファイバーケーブル(OTDR方式)
23 光パッチパネル
24、25 侵入検知器
26 TCP/IP通信インタフェース
27 通信ケーブル
28 侵入監視サーバ
29 モニタ
30 監視バックアップ設備
40 フェンスユニット
41 枠体
42 光ファイバー
43 光接続函
50 光ファイバーケーブル
51 刺部材

Claims (9)

  1. 光ファイバーの長さ方向に一定間隔でファイバーガラスの屈折率が異なる複数種類のFBG(グレーティング部)を設け、この光ファイバーを検知対象範囲に沿って敷設し、前記光ファイバーへの光入力に対して前記各FBGからの反射波を導出し、この反射波のうち波長シフトを呈したFBGの位置を侵入箇所として検知するFBG方式による侵入検知センサーであって、
    前記光ファイバーは少なくとも2本を一体又は連動するように処理をして、かつ各光ファイバーの長さ方向で同じ位置の各FBGの反射波長が、同一及び異なる組み合わせとし、各光ファイバーへの光入力に対する反射波に波長シフトが生じた各FBG位置を検出したときに、当該FBGの反射波長の違いの組み合わせから侵入位置を検知する検知手段を設けたことを特徴とする侵入検知センサー。
  2. 前記検知手段は、前記各FBGからの反射波を電気信号の周波数として選択的または一括して検出し、各周波数信号と基準周波数信号との周波数比較によって波長シフトした各光ファイバーのFBGの位置をそれぞれパルス出力信号のタイミングの違いとして検出し、各パルス出力信号の論理和演算によって侵入位置を判定する構成にしたことを特徴とする請求項1に記載の侵入検知センサー。
  3. 前記検知手段は、前記各FBGからの反射波の検出を複数回の平均値演算で求める構成にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の侵入検知センサー。
  4. 前記検知手段は、複数回の侵入検知で最終的な判定を得る構成にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の侵入検知センサー。
  5. 複数種類の反射波長を呈する複数のFBGを組み込んだ少なくとも2本の光ファイバーを一体又は連動するように処理をして検知対象範囲に沿って敷設し、かつ各光ファイバーの長さ方向で同じ位置の各FBGの反射波長が同一及び異なる組み合わせ構成とし、各光ファイバーへの光入力に対する反射波に波長シフトが生じた各FBGを検出し、当該FBGの反射波長の違いの組み合わせから侵入位置を検知するFBG方式の侵入検知センサーと、
    監視室側に設けられ、前記侵入検知センサーからTCP/IP通信インタフェースおよび構内LANを介して侵入検知信号を取得してモニタに画面表示する侵入検知サーバと、
    ITV監視システムを中枢部として監視室側に設けられ、構内LANを介して前記侵入検知センサーやITVカメラ等と連携した検知と監視のための情報入出力手段を設けた監視バックアップ設備と、
    を備えたことを特徴とする侵入検知システム。
  6. 前記FBG方式の侵入検知センサーは、検知対象範囲に沿って設けられるフェンスの上部に光ファイバーを張設し、フェンスの下部にはOTDR方式による光ファイバー検知センサーの光ファイバーを張設した構成を特徴とする請求項5に記載の侵入検知システム。
  7. 前記監視バックアップ設備は、監視室と監視現場のITVカメラとの間を前記構内LANを情報伝送手段として、IP電話、LAN端末、無線LANサテライトと無線LAN端末による内外部との通信を可能にし、さらに監視室のIP−BOXを通したインターネット通信を可能にした構成を特徴とする請求項5又は6に記載の侵入検知システム。
  8. 前記検知対象範囲に沿った前記光ファイバーの敷設構造は、
    適当な幅と高さをもつ四角形の枠体と、この枠体で構成される平面に沿ってジグザグ(千鳥足状)に張設した光ファイバーと、前記枠体の両側枠で光ファイバーの両端を光接続する光接続函とによって構成したフェンスユニットと、
    前記検知対象範囲に沿って配列させた前記各フェンスユニットのうち、隣接するフェンスユニット同士の前記光接続函の間を接続する光接続コードと、
    前記光接続したフェンスユニット配列の先頭または最後尾の接続函と、前記光ファイバーに光入出力する光入出力手段との間を接続する光ファイバーとによって構成したことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の侵入検知システム。
  9. 前記少なくとも2本の光ファイバーを一体又は連動するように処理して組み込んだ光ファイバーケーブルに、その長手方向に沿って合成樹脂製または金属製の刺部材を適当な間隔で取付けまたは貫通させて有刺線を構成し、この有刺線をフェンスに沿って張設した構成を特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の侵入検知システム。
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