JP2006171795A - 現像剤収納容器及び画像形成装置 - Google Patents

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純一 松本
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Abstract

【課題】取り出し時の現像剤漏れを確実に防止することができ、しかも容器内に残留する量を少なくすることができるトナー収納容器及び画像形成装置を提供することである。
【解決手段】トナー収納容器20の最下位置の側面に形成されたトナー排出口24と、そのトナー排出口24を容器のセット部50への着脱により開閉するシール弁25とを有しており、トナー排出口24が重力方向でないため、使用後の容器の取り出し時に現像剤が落下することを軽減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、現像装置に補給する紛体のトナー等の現像剤を収納した現像剤収納容器及びプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関するものである。
上記形式の画像形成装置において、例えば、像担持体に形成された静電潜像を可視像化する現像装置がトナーとキャリアからなる現像剤を用いる2成分現像装置の場合、画像の形成に伴ってトナーを消費して行くため、消費された量のトナーを順次補給する必要がある。そこで、画像形成装置ではトナーを収納したトナー収納容器を設け、該容器から現像装置へ消費分のトナーを補給するようにしている。
従来、トナーボトルやトナーカートリッジのトナー収納容器から現像装置へトナーを補給方法としては機械的なオーガ手段を用いてトナーを現像装置に供給するものが殆どであった。
しかし、オーガ手段によるトナー移送は、トナーの移送量を制御することができるものの、移送経路がほぼ直線的なものに限られ、さらに移送経路が長いとトナーの凝集等を招き、トナー品質を悪化させると言う問題がある。このため、トナー移送をオーガ手段により行う装置では、トナー収納容器を現像装置の近傍に配置しなければならず、しかもオーガ手段では移送距離が短くても急角度でトナーを揚げることができないので、トナー収納容器を現像装置よりも上方へ配置しなければならなかった。
特開2002−139902号公報 特開2001−166581号公報
このような従来の画像形成装置が有していた問題を大幅に緩和することができるトナー補給装置が特許文献1に記載されており、図11にその構成を示す。
図11は、エアー流でトナーを移送するトナー移送装置の構成を示す説明図である。
図11において、符号50は画像形成装置本体に設けられた現像剤収納手段としてのトナー収納容器20がセットされるセット部である。このセット部50には、ほぼ真上方向に延在するトナー収納容器20内に入り込み可能な係合子としてのノズル51が一体または脱着可能であるが位置固定に設けられている。ノズル51は、直線状で、円筒状に形成されているとともに、上部に断面円錐状または円形状に形成された尖端部52が設けられている。ノズル51の内部は、単管構造になっており、尖端部材52に続いてエアー供給路とトナー補給路とを兼ねる管路53が設けられている。管路53は、ノズル51の最下端において一端が現像装置10のトナー受け入れ部18に接続されたトナー移送チューブ17の他端が接続されるトナー用接続口54が設けられている。また、管路53にはトナー用接続口54よりも上方で同じく図の右下方に曲げられて分離したエアー接続口55が設けられている。なお、符号56はノズル51の尖端部52近くに設けられたトナー受け入れとエアーの排出を兼ねた開口である。
なお、上記トナー用接続口54に接続されたトナー移送チューブ17は、例えば直径4〜10mmのフレキシブルなチューブであり、耐トナー性に優れたゴム材料(例えば、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等)から作られているものを用いることがきわめて有効であり、フレキシブルなチューブは上下左右の任意方向へ配管が容易に行い得る。また、上記エアー用接続口55は、電気信号によってON−OFFする開閉弁32を設けたエアー供給チューブ31を介してエアー供給手段としてのエアーポンプ30と接続されている。よって、エアーポンプ30から供給されるエアーは、エアー供給チューブ31、エアー用接続口55、管路53を経てトナー収納容器20内に供給される。
トナー収納容器20は、保護ケースとしての外箱21と、その外箱21内に着脱可能に収容されたフレキシブルで変形可能な袋状体としてのトナー袋22とを有するバックインボックスタイプに構成されている。この外箱21は、剛性を有する紙、段ボール、樹脂等の材料から作られ、トナー袋22が殆ど隙間なく収まる程度の内部空間を有している。トナー収納容器20は、トナーを収納したトナー袋22がフレキブルであっても、外箱21内に収めることで、保護されるだけでなく、ハンドリング性が向上して容器の取り扱いが行い易く、保管時の整理も行い易いという利点が得られる。
また、トナー袋22の袋部分はポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム等のフレキシブルなシート材(80〜125μm程度の厚み)を単層または複層構成にして袋状容器形状のものである。そして、トナー袋22はその下部中央にトナー排出部としてのトナー排出孔24が設けられ、ポリエチレンやナイロン等に樹脂から作られた口金部材23が固定されて構成されている。口金部材23のトナー排出孔24には、自閉弁の役割を持つ図12(a)に示す単層または図12(b)に示す複層のシール弁25が設けられ、シール弁25はスリット26を形成した非通気性の発泡スポンジ等からなる弾性体によって構成されている。また、トナー袋22はトナーが残留しにくいように、トナー排出孔24に向かって先細りとなる形状に形成されている。
このように構成されたトナー補給装置は、エアー圧によりトナー収納容器20に収納されたトナーを現像装置10へ移送する方式を採用している。かかる方式では、エアーポンプ30の作動により、エアーがエアー供給チューブ31、ノズル51のエアー用通路32を介してトナー収納容器20内に噴出される。噴出されたエアーは、トナー袋22内のトナー層を拡散しながら通過することにより、トナーの流動化が行われ、同時にトナー袋22内の圧力を上昇させる。したがって、トナー収納容器20と現像装置10(大気圧)に圧力差が生じ、流動化したトナーは圧力の低い方へ動こうとするため、トナー移送チューブ17を通り現像装置10に補給される仕組みである。エアー供給が終わったとき開閉弁32は閉じられ、容器内トナーがノズル51を通ってエアーポンプ側に逆流するのを防止している。
この補給方式は、トナーにエアーを含ませ、液体のように流動化し、圧力差を利用して任意の位置へトナーを移送する原理であるため、容器内のトナー(ノズルのトナー吸入口付近)を確実に流動化させる必要があり、さらにトナー収納容器からトナー移送チューブ17までは密閉系を保持する必要がある。また、移送されたトナーには、エアーを含んでいるため、現像装置10にはエアーが通過するが、トナーは通過できないフィルター19が設けられ、該フィルター19によりエアーのみが現像装置10外へ排出される。
この提案済みのトナー補給装置では、トナー袋22の下部はトナー排出孔に向かって漏斗状の形状をなしているので、袋内のトナーは内部に残留することなく排出される。さらに、トナー袋22は供給されるエアーにより常に充満された状態であり、トナー袋22自体にオレ、シワの発生がないので、袋壁面の摩擦抵抗も少なくなる。よって、袋内のトナーに対しては、機械的なストレスが加わらず、かつエアーにより流動化されるのでトナー凝集、架橋現象等の発生が防止され、トナー袋22のトナー収納量の多少にかかわりなく、トナー物性が常に安定した状態で、収納されているトナーが袋内にほぼ残されずに排出される等の種々の利点を備えているものである。
また、特許文献2には紛体ポンプでトナー補給するトナー補給装置が記載されており、該装置は図13に示すように、トナー収納容器20のセット部50、ノズル51、エアーポンプ30とが、図11の装置と実質上同一の構成を具備している。よって、図11に記載された部材と同一部材には同一符号を付すとともに、その説明を省略する。
本トナー補給装置は、トナー移送チューブ17のトナー移送方向下流側にトナー収納容器20のトナーを吸引する一軸スクリューポンプ(以下、紛体ポンプ40という。)が設けられている。この粉体ポンプ40は、ゴム等の弾性部材作られたダブルピッチの螺旋溝を形成した雌ねじ形ステータ42と、該ステータ42内に回動自在に嵌挿され、金属や樹脂等から作られた雄ねじ形ロータ41とを有している。このロータ41は、駆動軸44にスプリングピン等によって連結されており、駆動軸44が回転されることによって回転駆動される。ステータ42は、その周囲をケース45に固定されたホルダ43に覆われており、そのホルダ43の内周面とステータ42の外周面との間には隙間が設けられている。
また、トナー収納容器20に供給するエアーは容器内のトナーを攪拌して流動化させるためのもので、このため、トナー袋22の上部には図10に示すように、エアー抜け用のフィルター27が設けられている。
図14に図13のトナー補給装置のエアーポンプ30と粉体ポンプ40の作動を制御するタイミングチャートを示す。図14に示すように、粉体ポンプ40を累積で所定の時間作動したら、エアーポンプ30を所定時間作動させるという方法である。つまり、一定量トナーを搬送したら(トナー収納容器20からトナーを排出したら)、エアーを容器内に供給することで、容器内のトナー架橋を防止でき、残量なく排出することができる。
紛体ポンプ40により吸引されたトナーは、現像装置10内に落下し、2成分現像方式を用いた場合は、補給されたトナーは現像装置10内の現像剤と撹拌混合され、均一な剤濃度と適正な帯電量となる。
このトナー補給装置もトナーに対しては、機械的なストレスが加わらず、かつエアーにより流動化されるのでトナー凝集、架橋現象等の発生が防止される。さらに、トナー収納容器20を現像装置10の位置に何ら規制を受けることなく、任意の位置に配置することができる等の種々の利点を備えているものである。
ところで、トナー収納容器20は上方から落とし込む重力方向からの装着によりセット部50にセットでき、セットするとノズル51の挿入によって自動的に通路であるトナー排出部が開く。また、トナー収納容器20を取り出すだけでトナー排出部が自動的に閉じる。これはトナー収納容器20のシール弁25の働きによるもので、シール弁25はその十字状スリットの中心にノズルが挿入されると変形してこれを可能とし、ノズルが抜けるとスポンジの復元力によりスリット26が閉じトナーのこぼれ等を防止している。
しかしながら、上記シール弁25は低温時の硬化や経時使用によるクリープ変形等によりスポンジの復元力が低下することがあり、そして復元力が低下すると、トナー収納容器20を取り出したときシール弁25のスリット26が重力方向に設けられているので閉じるまで間トナー漏れを発生させた。
このような問題を軽減したトナー収納容器も本願出願人は既に提案しており、その詳細を図15に示す。
図15に示すトナー収納容器20には上記したシール弁25の代わりに内栓シャッター60を設けており、内栓シャッター60はシャッター部材61、スプリング62、リング状シール材63及びスプリング受け64が口金部材23に備えられている。シャッター部材61は圧縮スプリング62により下方に付勢され、リング状のシール材63と嵌合した状態で容器のトナー排出口を密封しており、トナーが外部に漏れないようになっている。
図15に示すように、トナー収納容器20がセットされる(矢印A方向)とノズル51がシャッター部材61を上方に押し上げながら挿入されるので、図11及び図13と同様のトナー補給経路が構成される。
そして、使用後にトナー収納容器20を取り出しても(矢印Aの逆方向)、スプリング62の付勢力によってシャッター部材61はノズル51に接した状態で元の位置まで戻るために、上記したトナー漏れを軽減することができる。
しかしながら、内栓シャッター60を設けたトナー収納容器20は、セットした状態でノズル51の上部に内栓シャッター60が位置しているため、トナー排出の障害となり、容器内でトナー架橋現象が生じ易くなり、トナーの架橋を崩すべく供給されるエアーによっても、この内栓シャッター60の上部のトナーは崩しにくく、結果トナー補給量が不安定になり、トナー収納容器内のトナー残量が極端に多くってしまうことがあった。
さらに、トナー収納容器20のセット方向が重力方向で、トナー排出部の方向も同方向であるため、瞬時で内栓シャッター60が閉じても微量のトナーこぼれが生ずることがあり、また内栓シャッター60の閉じが何らかの理由で遅れるとセット部がこぼれたトナーで汚れるという問題が起った。
本発明は、上記した問題を解消し、取り出し時の現像剤漏れを確実に防止することができ、しかも容器内に残留する量を少なくすることができるトナー収納容器及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明は、画像形成装置本体に着脱自在に装着される現像剤収納容器において、該現像剤収納容器の側面に形成された現像剤排出部と、該現像剤排出部を開閉するシャッター手段とを有し、前記現像剤収納容器の前記画像形成装置本体への着脱により前記シャッター手段が開閉されることを特徴としている。
なお、本発明は、前記現像剤収納容器の前記画像形成装置本体へ装着する方向が重力方向であり、前記現像剤排出部がほぼ水平方向に設けられていると、効果的である。
さらに、本発明は、前記現像剤収納容器の前記画像形成装置本体への着脱により前記現像剤排出部にノズルが抜き差しされ、該ノズルの抜き差し方向がほぼ水平方向であると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記シャッター手段が、前記現像剤排出部を覆い、かつ、ノズルが抜き差しされるスリットが形成された発泡スポンジ製のシール部材であると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記シャッター手段が、前記現像剤排出部の外側に設けられ、該現像剤排出部を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動可能な外部シャッターと、該外部シャッターを閉位置に保持する方向への弾性力を付勢する弾性部材と有し、前記現像剤収納容器の画像形成装置本体への装着により前記外部シャッターが前記弾性部材の作用に抗して閉位置から開位置へ移動されると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記シャッター手段が、前記弾性部材により前記現像剤収納容器本体の内側から外側に向かって押圧され、かつ、前記通路を閉じる閉位置と前記通路から離れる開位置との間で移動可能なシャッター部材と、前記通路に設けられ、閉位置の前記シャッター部材と摺接するシール部材とを有し、前記現像剤収納容器の画像形成装置本体への装着により前記シャッター部材が前記弾性部材の作用に抗してほぼ水平方向から抜き差しされる前記ノズルにより閉位置から開位置へ移動されると、効果的である。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、請求項1ないし6の何れか一項に記載の現像剤収納容器を用いる画像形成装置であって、前記現像剤収納容器内にエアーを供給するエアー供給手段と、前記現像剤収納容器から現像剤補給先までのほぼ密閉された移送経路とを有することを特徴としている。
請求項1の構成によれば、現像剤収納容器の側面に形成された現像剤排出部と、現像剤排出部を開閉するシャッター手段とを有し、現像剤収納容器の画像形成装置本体への着脱によりシャッター手段が開閉されるので、排出部が重力方向でないため、使用後の容器の取り出し時に現像剤が落下することを軽減することができる。
請求項2の構成によれば、現像剤収納容器の画像形成装置本体へ装着する方向が重力方向であり、現像剤排出部がほぼ水平方向に設けられているので、現像剤収納容器の装着方向と現像剤排出部の方向が重力方向と水平方向のように異なる方向であるため、容器の取り出し時のトナーこぼれが防止することができる。
請求項3の構成によれば、現像剤収納容器の前記画像形成装置本体へ装着する方向が重力方向であり、前記現像剤排出部がほぼ水平方向に設けられている画像形成装置本体への着脱により現像剤排出部にノズルが挿入され、該ノズルの現像剤排出部に抜き差しされる方向がほぼ水平方向であるので、使用後の容器の取り出し時にノズルが抜かれても現像剤が排出部から落下することを軽減することができる。
請求項4の構成によれば、シャッター手段が、現像剤排出部を覆い、かつ、ノズルが抜き差しされるスリットを形成した発泡スポンジ製のシール部材であるため、使用後の容器の取り出しによりノズルが抜かれたとき、スリットの閉じ動作が遅れても、現像剤が排出部から落下することを軽減することができる。
請求項5の構成によれば、シャッター手段が、現像剤排出部を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動可能なシール体と、該シール体を閉位置に保持する方向への弾性力を付勢する弾性部材と有し、現像剤収納容器の画像形成装置本体への装着によりシール体が弾性部材の作用に抗して閉位置から開位置へ移動されるので、使用後の容器の取り出し時にシール体が弾性部材によって閉位置に移動し、現像剤の落下を防止することができる。
請求項6の構成によれば、シャッター手段が、弾性部材により現像剤収納容器本体の内側から外側に向かって押圧され、かつ、通路を閉じる閉位置と通路から離れる開位置との間で移動可能なシャッター部材と、通路に設けられ、閉位置のシャッター部材と摺接するシール部材とを有し、現像剤収納容器の画像形成装置本体への装着によりシャッター部材が弾性部材の作用に抗してほぼ水平方向から抜き差しされるノズルにより閉位置から開位置へ移動されるので、開位置においてシャッター部材が現像剤の排出を損なうことなく安定した現像剤の補給性能が得られる。
請求項7の構成によれば、上記した効果が得られる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の現像剤収納容器としてのトナー収納容器の主要部を示す断面説明図であり、トナーの補給方式は図11または図13と同様である。
本実施形態のトナー収納容器20は、その容器の最下部にトナー排出口24を設けている点も従来例と同様であるが、トナー排出口24がセット時にほぼ水平方向を向く側面に設けられている。そして、トナー排出口24を形成した口金部材23には図1及び図2に示すように、図12(a)または図12(b)に示したシール弁25が横向きに設けられている。また、セット部に設けられたノズル51も図11及び図13に示したものと構成がほぼ同様であるが、設置方向が90°異なって軸線が水平方向に延び、さらに開口56が上方を向いている。
かかる構成のトナー収納容器20は、図1の矢印Bで示すほぼ水平方向からセットすることにより、軸線が水平方向のノズル51が容器内に挿入される。トナー収納容器20は、このようなワンアクションによってセット部50に装着することができる。そして、このようにセットされたトナー収納容器20は、容器から現像装置10までの補給経路が図11及び図13と同様の密閉状態になり、なおかつ、ノズル51を水平方向に設置したために、ノズル51及びトナー移送チューブ17の有する下方向のスペースが減り、コンパクトな装置にすることができる。
また、使用後は図1の矢印Bと逆方向にトナー収納容器20を取り出すだけでノズル51が該容器から抜かれる。このとき、前述したようにシール弁25のスリット26の戻りが遅くても開口方向が横向きであるためにトナー落下がほとんど生じない。
このように、トナー収納容器20のトナー排出口24を側面に設けるという簡単な構成で、トナー収納容器20取り出し時のトナー落下を防止することができる。
図3及び図4は、本発明の別の実施形態を示すトナー収納容器の主要部を示す断面説明図及び分解斜視図である。
図3及び図4において、本例のトナー収納容器20には図15に示した、シャッター部材61、スプリング62、リング状シール材63及びスプリング受け64を有する内栓シャッター60が設けられている。内栓シャッター60の機構は、図15と全く同様で横向きにしたものなのでその説明は省ほぼする。なお、トナー収納容器20の口金部材23には水平方向に延び、シャッター部材61が入り込む受け部23aが設けられている。
このように構成されたトナー収納容器20は、図3の矢印Bで示すほぼ水平方向からセットすることにより、軸線が水平方向のノズル51が容器内に挿入される。ノズル51が挿入されると、内栓シャッター60が開き、現像装置10への密閉された補給経路が形成され、トナー収納容器20のトナーを現像装置10に補給することができる。
また、使用後は図3の矢印Bと逆方向にトナー収納容器20を取り出すだけでノズル51が該容器から抜かれる。このとき、内栓シャッター60が閉じトナー落下を確実に防止することができる。また、容器セット時において、内栓シャッター60はトナーが排出される開口56の上方になく、側部に位置させているので、ノズル51上部に図15の従来例のようなシャッター部材の如き障害物がなくなる。このため、トナー収納容器20内でトナーの架橋ができにくく、トナー残量も少なく、しかも安定した補給性能が得られる。
また、図5は、本発明のさらに別の実施形態を示すトナー収納容器の主要部を示す断面説明図である。
図5において、トナー収納容器20には内栓ではなく外側面にトナー排出口24を開閉する外部シャッター160を設けている。この外部シャッター160は上下方向に移動可能なシャッター部材161、該シャッター部材161がトナー排出口24を閉じる位置に保持させるような弾性力を付勢するスプリング162を有している。また、シャッター部材161の口金部材23と接する面にはシール材163が設けられている。
このように構成されたトナー収納容器20は、セット部50に対してほぼ真上から重力方向である矢印A方向へ装着することにより、トナー排出口24を塞いでいたシャッター部材161がセット部50の凸部57によってスプリング162の弾性力に抗して図5に示すトナー排出口24を開放した位置に移動する。このとき、トナー排出口24はセット部50に設けられた導管151に連通し、トナー補給が可能となる。また、トナー収納容器20を取り出せば、シャッター部材161はスプリング162によって閉位置に移動し、トナー排出口24はシャッター部材161のシール材163によって完全に密封することができる。
かかる実施形態のトナー収納容器20も、該容器の取り出し時にトナーが落下することを防止できる。
ところで、図5のタイプのトナー収納容器20は、ノズル51を該容器内に挿入しないために、導管151の端部と口金部材23の端部を密閉する必要があるが、容器セット方向と直角方向であるためにかなり難しい。よって、トナー搬送経路での密閉性が損なわれる危険があり、この場合、図11の例ではトナーが経路外に噴出し、図13の例ではトナーの漏れはもちろん、トナー搬送のための吸引圧力が損失してしまうためにトナーが搬送されない場合もある。よって、トナー補給方式では搬送経路の密閉性は重要であり、図5のトナー収納容器はその点を確実にする工夫が要求されることが考えられる。
また、ノズル51は何れも例も単管タイプであり、エアー供給口がトナー導通路と合流するタイプである。この構成が簡単であるために低コストだが、エアーがトナー収納容器に向わずトナー搬送下流方向にも流れてしまうことがあり、この場合、トナー移送チューブ17内のトナー詰まりを起こすことがある。
そこで、図6に示すように内部が、エアー通路がトナー導通路に別れた二重管タイプのノズル251を用いることが好ましい。このノズル251は、構成が単管タイプよりも複雑となり製造コストは上がるが、エアーはトナー収納容器側にのみ送られるために、上記したトナー詰まりは起こりにくい。特に、図7のエアー方式の補給装置では、単管タイプのノズルであると、トナー搬送下流方向が開放であるためにエアーが更にこの方向に行きやすく、トナー収納容器20に側に供給されにくいので、二重管タイプのノズルであることが好ましい。
図7は、本発明のさらに他の実施形態を示すトナー収納容器20の画像形成装置本体1への装着部の構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置には、4色のトナー収納容器20が重力方向から装着されるセット部100が設けられている。なお、4つのセット部100は黒だけ幅広サイズに形成されているが、内部構造は実質上同一である。セット部100は、図8に示すように、本体機枠101に回転軸102を介して装着された開閉フォルダ103が設けられ、開閉フォルダ103は図9に示す閉じ位置と図10に示す開放位置との間で回転可能に本体機枠101に支持されている。開閉フォルダ103の下部には、ノズル110をスライド可能に支持する一対のガイド部材104と、挿入されたノズル110を戻す用をなすスライダ106がスライド可能に嵌合されるガイド筒105とが形成され、その外面には固定カバー115が取り付けられている。また、開閉フォルダ103の上部には開閉フォルダ103を閉じ位置へ移動したとき、該閉じ位置に保持する係止部121が設けられた開閉取っ手120が上下方向に移動可能に装着されている。この開閉取っ手120は、樹脂製でありその下部に弾性腕122が一体的に形成され、この弾性腕122によって開閉取っ手120が常に最上位置に保持されている。なお、ノズル110はトナー収納容器20の口金部材に設けられたシャッター部材80と同径に形成されている。
ノズル110には、その両側に一体に形成されたスライド腕111が設けられ、このスライド腕111が上記ガイド部材104に移動可能に装着されている。スライド腕111の先端には、係止爪112が設けられ、係止爪112がガイド部材104の端部に係止されることでノズル110が開閉フォルダ103からの抜けが防止される。また、ノズル110と開閉フォルダ103の間には圧縮バネ113がノズル110に巻き付けるようにして遊嵌されており、このバネ113によってノズル110は常時係止爪112がガイド部材104の端部に係止される位置に弾性を持って保持されている。
上記ガイド筒105は、ノズル110の軸線上に延びる筒状で、ノズル110と対向する端部には上記シャッター部材50が挿入可能な孔105aが形成され、その反対側端部は固定カバー115によって閉塞されている。ガイド筒105内には、上記したスライダ106と、該スライダ106をノズル110側へ押している圧縮バネ107とが封入されている。このスライダ106は、断面凸状に形成され、ガイド筒105のノズル側端部に形成された抜け止め108によって圧縮バネ107に押されてもガイド筒105内に保持されている。また、開閉フォルダ103には挿入されたトナー収納容器20をセット位置に導くガイド枠109が設けられており、ガイド枠109の最下部が上記ノズル110が配置され、トナー収納容器20の口金部材30の下本体部40が嵌り込む受け部となっている。この受け部には、ノズル110及びシャッター部材81が通り抜け可能な不図示の開口が形成されている。
このように構成されたセット部100は、開閉取っ手120を下げつつ前へ引き出すと、係止部121が本体機枠101に形成された係止溝123から抜けることで、図10に示すように、開閉フォルダ103の底部が本体機枠101に当る位置までそのフォルダを回転軸102に中心として回転でき、開閉フォルダ103が開放位置に移動される。開放位置の開閉フォルダ103は、ノズル110が図14の左側に引っ込んだ状態であり、ここで、トナー収納容器20を、口金部材30側を下へ向けて落とし込むと、ノズル110は係止爪112が圧縮バネ113によってガイド部材104に当接する位置に保持されているので、口金部材80のシャッター部材81がノズル110に対向する位置まで落ちる。
かくして、トナー収納容器20が重力によって所定位置に落とし込まれた後、開閉フォルダ103を元の図9に示す閉じ位置に戻す。この戻し操作により、ノズル110がシャッター孔79に嵌り込み、シャッター部材81が孔105aからガイド筒105側へ移動させられる。そして、ノズル110には先端近くの周面上部にトナー受け入れ口114が設けられ、このトナー受け入れ口114が口金部材80に設けられた内孔82の下部に連通し、これにてトナー収納容器20から現像装置へのトナー補給路が通ずる。なお、ノズル110の挿入によってガイド筒105側へ押し出されたシャッター部材50は、完全にシャッター孔41から抜けきることなくシャッター孔79とガイド筒105に跨った位置に保持される。
また、ノズル110がシャッター孔79に差し込まれるとき、圧縮バネ113が開閉フォルダ103に押されて圧縮され、さらにガイド筒105に設けられた圧縮バネ107もシャッター部材81の挿入でスライダ106を介して圧縮される。このため、開閉フォルダ103を閉じ位置から開放位置へ移動させられると、ノズル110は圧縮バネ113の弾性力によって、そしてシャッター部材81は圧縮バネ107の弾性力によってそれぞれ元の位置へ戻される。したがって、ノズル110はトナー収納容器20のシャッター孔41から抜け、シャッター孔79には再びシャッター部材81が挿入される。
上記のように、トナー収納容器20はセット装置本体1にセットするだけで、トナー補給路に連通し、しかも開閉フォルダ103を開放すると、ノズル110がシャッター孔79から抜けるが、このとき直ちにシャッター部材81が戻るので、トナー収納容器20からトナーが漏れ出すことがない。
なお、本発明はトナー補給装置の例で説明してきたが、現像剤全般(トナー、キャリア、またはキャリアとトナーの混合)に用いることができることは言うまでもない。
本発明に係るトナー収納容器の一実施形態の主要部を示す断面説明である。 そのトナー排出部分の分解斜視図である。 本発明に係るトナー収納容器の別の実施形態を示す断面説明である。 そのトナー排出部分の分解斜視図である。 本発明に係るトナー収納容器のさらに別の実施形態を示す断面説明である。 本発明に係るトナー収納容器の好ましいノズルの断面図である。 本発明のトナー収納容器を用いる画像形成装置の外観図である。 トナー収納容器のセット部の分解斜視図である。 セット部の開閉フォルダを閉じた状態を示す断面図である。 セット部の開閉フォルダを開いた状態を示す断面図である。 トナー補給装置の一例を示す断面説明図である。 (a),(b)はシャッター手段の一例を示す説明図である。 トナー補給装置の他の例を示す断面説明図である。 図13のトナー補給方式のエアーポンプと紛体ポンプの作動タイミングを示す図である。 従来のトナー収納容器を示す断面説明図である。 図15に示すトナー収納容器のセット時の状態を示す断面説明図である。
符号の説明
10 現像装置
20 トナー収納容器
24 トナー排出口
25 シール弁
26 スリット
30 エアーポンプ
40 紛体ポンプ
50 セット部
51、251 ノズル
60 シャッター手段

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体に着脱自在に装着される現像剤収納容器において、
    該現像剤収納容器の側面に形成された現像剤排出部と、該現像剤排出部を開閉するシャッター手段とを有し、前記現像剤収納容器の前記画像形成装置本体への着脱により前記シャッター手段が開閉されることを特徴とする現像剤収納容器。
  2. 前記現像剤収納容器の前記画像形成装置本体へ装着する方向が重力方向であり、前記現像剤排出部がほぼ水平方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  3. 前記現像剤収納容器の前記画像形成装置本体への着脱により前記現像剤排出部にノズルが抜き差しされ、該ノズルの抜き差し方向がほぼ水平方向であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤収納容器。
  4. 前記シャッター手段が、前記現像剤排出部を覆い、かつ、ノズルが抜き差しされるスリットが形成された発泡スポンジ製のシール部材であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  5. 前記シャッター手段が、前記現像剤排出部の外側に設けられ、該現像剤排出部を塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動可能な外部シャッターと、該外部シャッターを閉位置に保持する方向への弾性力を付勢する弾性部材と有し、前記現像剤収納容器の画像形成装置本体への装着により前記外部シャッターが前記弾性部材の作用に抗して閉位置から開位置へ移動されることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  6. 前記シャッター手段が、前記弾性部材により前記現像剤収納容器本体の内側から外側に向かって押圧され、かつ、前記通路を閉じる閉位置と前記通路から離れる開位置との間で移動可能なシャッター部材と、前記通路に設けられ、閉位置の前記シャッター部材と摺接するシール部材とを有し、前記現像剤収納容器の画像形成装置本体への装着により前記シャッター部材が前記弾性部材の作用に抗してほぼ水平方向から抜き差しされる前記ノズルにより閉位置から開位置へ移動されることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の現像剤収納容器を用いる画像形成装置であって、前記現像剤収納容器内にエアーを供給するエアー供給手段と、前記現像剤収納容器から現像剤補給先までのほぼ密閉された移送経路とを有することを特徴とする画像形成装置。
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