JP2015152766A - 現像剤補給容器 - Google Patents

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学 神羽
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Abstract

【課題】現像剤補給容器の長手方向の一端が床に向けられて縦置きされる事態を抑制することができる現像剤補給容器を提供する。【解決手段】装置本体100Aに着脱可能な現像剤補給容器1であって、一端に開口部2aを有して内部に現像剤を収容する現像剤収容体2と、現像剤収容体2の開口部2aの側に配置され、現像剤補給装置が装置本体100Aに装着されたときに装置本体100Aに対して非回転に保持されると共に、現像剤収容体2を回転可能に保持する略円筒状の保護部材9と、を備え、保護部材9は、現像剤収容体2の回転中心軸Jに対して略垂直で先端に形成される先端面9bに、回転中心軸Jを通る仮想直線上に回転中心軸Jを挟んで対向すると共に、回転中心軸Jの方向に突出する第1凸部9c1及び第2凸部9c2を有し、第1凸部9c1及び第2凸部9c2は、先端面9bにて最も突出する現像剤補給容器1を構成した。【選択図】 図16

Description

本発明は、現像剤補給装置に着脱自在な現像剤補給容器に関する。
従来、電子写真画像形成装置では、微粉末の現像剤が使用される。この画像形成装置では、現像剤が画像形成により消費されると、現像剤が現像剤補給容器から補給される。こうした現像剤補給容器に関する発明として、特許文献1に記載の現像剤補給容器が開示される。
特許文献1に記載の画像形成装置では、現像剤補給容器に設けられる蛇腹ポンプが使用されて現像剤が排出される構成が採用される。具体的には、現像剤補給容器では、第1工程にて、蛇腹ポンプが伸長されて、現像剤補給容器の内部の気圧が大気圧よりも低い状態に移行され、現像剤補給容器の内部に空気が取り込まれ、現像剤が流動化する。
次に、現像剤補給容器では、第2工程にて、蛇腹ポンプが収縮されて、現像剤補給容器の内部の気圧が大気圧よりも高い状態に移行され、現像剤容器の内外の圧力差により、現像剤が押し出されて排出される。これらの第1工程及び第2工程の両方の工程が繰り返されることで、現像剤が安定して排出される。
特開2010−256894号公報
本発明は、現像剤補給容器の長手方向の一端が床に向けられて縦置きされる事態を抑制することができる現像剤補給容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の現像剤補給容器は、装置本体に着脱可能で、現像剤を補給する現像剤補給容器であって、一端に開口を有し、前記装置本体に設けられる駆動部から駆動力を受けて回転する駆動力受部を有し、内部に現像剤を収容する収容部と、現像剤を排出可能な排出口、及び、前記駆動力受部からの駆動力によって伸縮して前記収容部と合わせた内部の容積を変更する容積可変部材を有し、前記収容部の前記開口の側に配置され、前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されるときに前記装置本体に対して非回転に保持されると共に、前記収容部を回転可能に保持する略円筒状の保持部と、を備え、前記保持部は、前記収容部の回転中心軸に対して略垂直で先端に形成される端面に、前記回転中心軸を通る仮想直線上に前記回転中心軸を挟んで対向すると共に、前記回転中心軸の方向に突出する第1凸部及び第2凸部を有し、前記第1凸部及び前記第2凸部の少なくとも一方は、前記端面にて最も突出することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤補給容器が長手方向の一端が床に向けられて縦置きされる事態を抑制することができる。
画像形成装置の断面図である。 現像剤補給装置の部分断面図等である。 制御系並びに、現像剤補給容器と現像剤補給装置を部分的に拡大した断面図である。 制御系による現像剤の補給の流れを説明するフローチャートである。 装着部に装着される現像剤補給容器の斜視図である。 現像剤収容体の側面図及び斜視図である。 往復動変換部材の斜視図、側面図、正面図である。 非回転体の一部斜視図、分解斜視図である。 往復動変換部材の斜視図である。 ポンプの状態を示す図である。 フランジ機構の図である。 開閉部材の図である。 保護部材の図である。 往復動変換部材、フランジ機構、往復動変換部材の平面図である。 保護部材の正面図である。 現像剤補給容器を縦置きしようとするときの側面図である。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、画像形成装置100の断面図である。図1に示されるように、画像形成装置100は装置本体100Aを有する。装置本体100Aの内部には現像剤補給装置201が搭載される。現像剤補給装置201は現像剤補給容器1(所謂、トナーカートリッジ)が着脱可能(取り外し可能)に装着されることで構成される。以下では、画像形成装置100の一例として、電子写真方式を採用した複写機(電子写真画像形成装置)の構成について説明する。
まず、装置本体100Aの上部の構成に関して説明する。原稿101が原稿台ガラス102の上に載置される。原稿101の画像情報に応じた光像は、光学部103の複数のミラーM及びレンズLnにより、『像担持体』としての感光体ドラム104の表面に結像されて静電像が形成される。
感光体ドラム104の右方には、現像剤補給装置201が配置される。現像剤補給装置201は、乾式の現像器201a(1成分現像器)と、装着部10に装着される現像剤補給容器1と、を有する。現像器201aと現像剤補給容器1とには、現像剤T(乾式粉体)としてのトナー(1成分磁性トナー)が収納される。感光体ドラム104の表面の静電像は、現像器201aのトナーによって現像されて可視化される。なお、ここでは、現像剤補給容器1から補給される現像剤Tとして、1成分磁性トナーが用いられた例について説明するが、この例に限定されなくても良く、後述する構成でも良い。
具体的には、1成分非磁性トナーを用いて現像を行う1成分現像器を用いる場合、現像剤として1成分非磁性トナーを補給する。また、磁性キャリアと非磁性トナーを混合した2成分現像剤を用いて現像を行う2成分現像器を用いる場合、現像剤として非磁性トナーを補給する。なお、この場合、現像剤として非磁性トナーとともに磁性キャリアも併せて補給する構成としても構わない。
次に、装置本体100Aの下部の構成に関して説明する。カセット105〜108には、記録材(以下、「シート」ともいう)Pが収容される。これらカセット105〜108に積載されたシートPのうち、装置本体100Aの液晶操作部から操作者(ユーザ)が入力した情報もしくは原稿101のシートサイズに基づいて最適なカセットが選択される。ここでシート(記録材)としては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜使用、選択できる。
そして、給送分離装置105A〜108Aにより搬送された1枚のシートPは、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送され、感光体ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期されて搬送される。
感光体ドラム104の下方には、転写帯電器111と、分離帯電器112と、が配置さされる。ここで、転写帯電器111によって、感光体ドラム104上に形成された現像剤による像がシートPに転写される。そして、分離帯電器112によって、現像剤像(トナー像)の転写されたシートPが感光体ドラム104から分離される。
この後、搬送部113により搬送されたシートPには、定着装置114において熱と圧によりシート上の現像剤像が定着された後、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117へ排出される。
また、両面コピーの場合には、シートPは、排出反転部115を通り、一度、排出ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、この後、シートPは、終端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116にまだ挟持されているタイミングで、フラッパ118の制御と共に排出ローラ116が逆回転されることにより、再び装置本体100A内へ搬送される。さらに、この後、シートPは、再給送搬送部119、120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
その他、感光体ドラム104の周囲には、帯電手段としての一次帯電器203、現像手段としての現像器201a、クリーニング手段としてのクリーナ部202等の画像形成プロセス機器が、設置されている。一次帯電器203は、感光体ドラム104上に所望の静電像を形成するため表面を一様に帯電する。現像器201aは、原稿101の画像情報に基づいて、光学部103が感光体ドラム104に形成した静電像に現像剤を付着させて現像する。クリーナ部202は、感光体ドラム104に残留している現像剤を除去する。
現像剤補給装置201は、現像剤補給容器1が取り外し可能(着脱可能)に装着される装着部(装着スペース)10と、現像剤補給容器1から排出された現像剤を一時的に貯留するホッパ10aと、現像器201aと、を有している。図2(c)に示すように、現像剤補給容器1は、装着部10に対して矢印M方向に装着される。つまり、現像剤補給容器1の長手方向(回転軸線方向)がほぼこの矢印M方向と一致するように装着部10に装着される。なお、現像剤補給容器1の装着部10からの取り出し方向はこのM方向とは反対方向となる。
(現像剤補給装置)
図2(a)は、現像剤補給装置201の部分断面図である。この図と図1を参照しつつ現像器201aについて説明する。現像器201aは、現像ローラ201f、撹拌部材201c、送り部材201d、201e、を有している。そして、現像剤補給容器1から補給された現像剤は、撹拌部材201cにより撹拌され、送り部材201d、201eにより現像ローラ201fに送られて、現像ローラ201fにより感光体ドラム104に供給される。
現像器201aの筐体の開口には現像ローラ201fが配置される。現像ローラ201fの対向位置には、現像ローラ201f上の現像剤Tのコート量を規制する現像ブレード201g、現像器201aとの間の現像剤の漏れを防止するために現像ローラ201fに接触配置された漏れ防止シート201h、が設けられている。
図2(b)は、現像剤補給容器1を装着する装着部10の斜視図である。図2(b)に示されるように、装着部10には、回転方向規制部11が形成される。この回転方向規制部11は、装着部10に現像剤補給容器1が装着された際に、保護部材9の切欠部9X(図13(a)参照)と、その内部のフランジ部材7(図8参照)と、が当接することで、保護部材9及びフランジ部材7が回転することを規制する。
図2(c)は、装着部10の断面図である。また、装着部10は、現像剤補給容器1が装着された際に、後述する現像剤補給容器1の開閉部材8に設けられた第2排出口8a(図12参照)と連通し、現像剤補給容器1から排出された現像剤を受入れるための現像剤受入口13を有している。そして、現像剤補給容器1の現像剤を排出可能な『排出口』としての第2排出口8aから現像剤Tが現像剤受入口13を通して現像器201aへと供給される。
なお、本実施例において、現像剤受入口13の直径φは、装着部10内での現像剤による汚れを可及的に防止する目的より、微細口(ピンホール)として約3mmに設定されている。なお、現像剤受入口3の直径は第2排出口8aから現像剤が排出できる直径であればよい。
更に、図2(b)、(c)に示されるように、装着部10は、駆動機構(駆動部)として機能する駆動ギア300を有する。この駆動ギア300は、駆動モータ500(図3参照)から駆動ギア列を介して回転駆動力が伝達され、装着部10にセットされた状態にある現像剤補給容器1に対し回転駆動力を付与する。
図3は、制御系並びに、現像剤補給容器1を部分的に拡大した断面図である。ホッパ10aは、現像器201a(図1参照)へ現像剤を搬送するための搬送スクリュー10bと、現像器201aと連通した開口10cと、ホッパ10a内に収容されている現像剤の残量を検出する残量センサ10dと、を有している。
また、駆動モータ500は、制御装置600(CPU)によりその動作を制御される構成となっている。制御装置600は、残量センサ10dから入力された現像剤の残量情報に基づき、駆動モータ500の動作を制御する構成となっている。
図4は、制御装置600による現像剤Tの補給の流れを説明するフローチャートである。駆動ギア300は、駆動モータ500の制御を簡易化させるため、一方向にのみ回転するように設定されている。つまり、制御装置600は、駆動モータ500について、そのオン(作動)/オフ(非作動)のみを制御する構成となっている。従って、駆動モータ500(駆動ギア300)を正方向と逆方向とに周期的に反転させることで得られる反転駆動力を現像剤補給容器1に付与する構成に比して、現像剤補給装置201の駆動機構の簡易化を図ることができる。
制御装置600は、ホッパ10aの内部の現像剤の残量が所定量以上か否かを判断する(S100)。制御装置600は、S100の結果YESの場合には、駆動モータ500をオフに制御する(S102)。制御装置600は、S101の結果NOの場合には、駆動モータ500をオンに制御する(S101)。
(現像剤補給容器の装着/取り出し方法)
次に、現像剤補給容器1の装着/取り出し方法について説明する。まず、操作者が、交換カバーを開き、現像剤補給容器1を現像剤補給装置201の装着部10へ挿入、装着させる。この装着動作に伴い、現像剤補給容器1の非回転体3(図5参照)が現像剤補給装置201に保持、固定される。その後、操作者が交換カバーを閉じることで、装着工程が終了する。その後、制御装置600が駆動モータ500を制御することにより、駆動ギア300が適宜のタイミングで回転する。
一方、現像剤補給容器1内の現像剤が空となってしまった場合には、操作者が、交換カバーを開き、装着部10から現像剤補給容器1を取り出す。そして、予め用意してある新しい現像剤補給容器1を装着部10へと挿入、装着し、交換カバーを閉じることにより、現像剤補給容器1の取り出し〜再装着に至る交換作業が終了する。
(現像剤補給容器)
図5は、装着部10に装着される現像剤補給容器1の斜視図である。現像剤補給容器1は、装置本体100Aに着脱可能で、現像剤補給する。現像剤補給容器1は、現像剤を収容する現像剤収容体2と、現像剤収容体2の端面に現像剤収容体2に対して相対回転可能に設けられて本体内では非回転に保持される保持部としての非回転体3と、本体からの駆動を受ける往復動変換部材4と、を有する。
『収容部』としての現像剤収容体2は、一端に開口部2aを有し、装置本体100Aに設けられる駆動部から駆動力を受けて回転する駆動力受部4aを有し、内部に現像剤を収容する。『保持部』としての非回転体3は、現像剤収容体2の開口部2aの側に配置され、現像剤補給容器1が装置本体100Aに装着されるときに装置本体100Aに対して非回転に保持されると共に、現像剤収容体2を回転可能に保持する略円筒状の部材である。
(現像剤収容体)
図6(a)は、現像剤収容体2の側面図であり、図6(b)は、現像剤収容体2の斜視図である。現像剤収容体2は、略円筒形状で形成され、一端に現像剤を非回転体3に排出する開口部2aと、他端にユーザが把持する把持部2bと、を有する。また、現像剤収容体2には、現像剤収容体2の回転によって内部の現像剤を矢印X方向に搬送する螺旋状溝2cが周面の長手方向全域に形成されている。螺旋状溝2cは、外観上は凹んで形成される。
さらに、現像剤収容体2は、開口部2aの近傍の外周面2dの一部に回転駆動を受ける駆動力受部2eと、後述するフランジ機構7の係止爪7a2(図11参照)と係合する係止リブ2fと、を有する。
(往復動変換部材)
図7(a)は、往復動変換部材4の斜視図であり、図7(b)は、往復動変換部材4の側面図であり、図7(c)は、往復動変換部材4の正面図である。往復動変換部材4は、略円筒形状に形成され、現像剤収容体2の開口部2a(図6(b)参照)の近傍の外周面2dに嵌合し、現像剤収容体2と一体となって矢印X方向を回転軸として回転する。
往復動変換部材4は、一端側に装置本体100Aからの回転駆動力を受ける駆動受け部(ギア)4aと、周面に形成されるカム溝4bと、内面の一部に駆動力受部4aで受けた回転駆動力を現像剤収容体2の駆動力受部2e(図6参照)へ伝達する駆動伝達部4cが形成されている
尚、本発明において、往復動変換部材4の駆動受け部(ギア)4aの視認性向上のために、往復動変換部材4の外観色は、現像剤補給容器1に設けられた外観部品、すなわち現像剤収容体2や後述する保護部材9の外観色と異なるよう構成されている。
(非回転体)
図8(a)は、非回転体3の分解斜視図である。非回転体3は、往復動変換部材5、ポンプ6、フランジ機構7、開閉部材8、保護部材9、を有する。図8(b)は、非回転体3の一部斜視図である。
(往復部材)
図9(a)は、往復動変換部材5を下方から見た斜視図である。図9(b)は、往復動変換部材5を上方から見た斜視図である。往復動変換部材5は、基体部5aと、一対の腕部5bと、を有し、コの字形状で形成される。基体部5aの両端から垂直な方向に一対の腕部5bが延びる。腕部5bの先端部には、往復動変換部材4のカム溝4bに係合するために内側に向かって突出する一対の係合突起5cが形成されている。また、基体部5aには、後述するポンプ6の係合部6bと係合する被係合部5dが形成されている。往復動変換部材5が往復動作すると、これに連動してポンプ6が伸縮する。
(ポンプ)
図10(a)は、ポンプ6が伸長した状態を示す側面図であり、図10(b)は、ポンプ6の斜視図であり、図10(c)は、ポンプ6が収縮した状態を示す側面図である。ポンプ6は、一端側に開口部6aと、他端に前述した往復動変換部材5の被係合部5dと係合する係合部6bと、その間に形成される蛇腹状の伸縮部6cと、を有する。また、開口部6aの外周には、後述するフランジ機構7のネジ部7a1とネジ結合するネジ部6dが形成されている。
また、『容積可変部材』としてのポンプは、駆動力受部4aからの駆動力によって往復動変換部材5の往復動に連動して伸縮を繰り返して現像剤収容体2と合わせた内部の容積を変更する。こうして、現像剤収容体2内の圧力を変更する。
(フランジ)
図11(a)は、フランジ機構7を斜め上方から見た斜視図であり、図11(b)は、フランジ機構7を斜め下方から見た斜視図であり、図11(c)は、フランジ機構7の側面図である。フランジ機構7は、ポンプ6と現像剤収容体2が組付けられる円筒状部7aと、後述する開閉部材8が組付けられる直方体部7bと、を有する。
円筒状部7aの一端側の内面には、ポンプ6のネジ部6d(図10参照)とネジ結合可能なようにネジ部7a1が形成されている。また、他端側には現像剤収容体2の係止リブ2f(図6参照)と係合する係止爪7a2が形成されている。ここでは、現像剤収容体2とフランジ機構7が確実に係合するように、係止爪7a2は放射状に7個設けられている。
さらに、円筒状部7aの内面には、現像剤を一定量貯留可能な貯留部7cが円筒状部7aの内面から直方体部7bに向けて貫通するように形成されている。また、貯留部7cの鉛直方向の下面にはシール部材7dが設けられている。尚、シール部材7dの略中央には現像剤を貯留部7c内の現像剤を排出する『排出口』としての第1排出口7d1が形成されている。ここでは、第1排出口7d1はΦ4.5mmの貫通穴で形成されている。また、直方体部7bには、開閉部材8をスライド可能に保持するシャッタ挿入部7b1が形成されている。
(開閉部材)
図12(a)は、開閉部材8を斜め上方から見た斜視図であり、図12(b)は、開閉部材8を斜め下方から見た斜視図である。開閉部材8には、現像剤補給容器1が装置本体100Aに装着された状態において、第1排出口7d1(図11参照)と連通して現像剤を外部へ排出する第2排出口8aが形成されている。また、前述したように、開閉部材8はフランジ機構7のシャッタ挿入部7b1にスライド可能に保持される。
さらに、開閉部材8は、現像剤補給容器1が画像形成装置に非装着状態において、シール部材7dをフランジ機構7の貯留部7cの下面との間で押圧し第1排出口7d1からの現像剤の漏れを防ぐシール部8bを備えている。尚、ここでは、第2排出口8aはΦ2.5mmの貫通穴で形成されている。
(保護部材)
図13(a)は、保護部材9を斜め前方から見た斜視図であり、図13(b)は、保護部材9を斜め裏方から見た斜視図である。保護部材9は、ポンプ6やフランジ機構7等を保護する保護部9aと、先端面9b(図中斜線部分)と、を有する。
保護部9aの一部に、往復動変換部材5が挿入され、往復動変換部材5を矢印X方向に往復スライド可能にガイドするガイド部9a1が形成されている。尚、往復動変換部材5は、ガイド部9a1に挿入されることにより回転方向の移動を規制される。
非回転体3の保護部材9は、現像剤収容体2の回転中心軸J(図6(b)参照)に対して略垂直で先端に形成される『端面』としての先端面9bに、第1凸部9c1及び第2凸部9c2を有する。第1凸部9c1及び第2凸部9c2は、回転中心軸Jを通る仮想直線上に回転中心軸Jを挟んで対向すると共に、回転中心軸Jの方向に突出する。第1凸部9c1及び第2凸部9c2は、先端面9bにて最も突出することを特徴とする現像剤補給容器1。
また、現像剤補給容器1の本体に対する矢印YZ方向の位置を規制するための、第1凹部9d1(第1位置決め穴)と第2凹部9d2(第2位置決め穴)が、現像剤補給容器1の回転中心軸Jに対して水平方向に対向するように設けられている。さらに、第1凸部9c1、第2凸部9c2、第1凹部9d1、第2凹部9d2によって囲まれる領域S(図15参照)内に、記録媒体Kが設けられている。記録媒体Kは、装置本体100Aと情報信号を伝達する部位である。
ここでは、第1凸部9c1、第2凸部9c2の形状を直径が2mmの半球形状で形成し、第1凹部9d1をΦ4の貫通穴、第2凹部9d2をY方向の幅4mm以上、Z方向の幅4mmの貫通長穴で形成した。また、記録媒体Kは、両面テープにより保護部材9に先端面9bよりも突出しないように貼付け固定されている。
記録媒体Kの保護部材9への固定方法については、両面テープに限定するものではなく、例えば保護部材9の成形過程において記録媒体Kを一体成形する方法(インサート成形)でも良く、固定精度やコスト、生産性を考慮して適宜選択することが望ましい。第1凸部9c1、第2凸部9c2、第1凹部9d1、第2凹部9d2と記録媒体Kおよび現像剤補給容器1の回転中心軸Jとの配置についての詳細は後述する。
(往復動変換機構)
図14(a)(b)は、往復動変換部材5、フランジ機構7、往復動変換部材4の平面図である。図14(a)と図14(b)とは、カム溝4bの回転した状態やポンプ6の伸縮状態が異なる。以下、往復動変換部材4と非回転体3(保護部材9は不図示)の動作について説明する。図14(a)に示すように、現像剤補給容器1は非装着状態において、ポンプ6が圧縮された状態になっている。
現像剤補給容器1を装置本体100Aに装着し、駆動モータ500が駆動すると、往復動変換部材4が矢印X方向を軸中心として図14(a)に示した状態から回転する。この時、往復動変換部材5の係合突起5cがカム溝4bに係合しており、カム溝の傾斜に沿って往復動変換部材5が図14(b)に示すように保護部材9のガイド部9a1(図13(b)参照)に沿って矢印X方向に変位する。
したがって、図14(b)に示すように、往復動変換部材5の変位に連動してポンプ6は伸長する。尚、往復動変換部材5とポンプ6は前述したように被係合部5dと係合部6bを介して係合しており、一体と変位可能になっている。
さらに、図14(b)に示す状態から駆動モータMが駆動すると、往復動変換部材4は矢印X方向を軸中心として回転し図14(a)の状態となる。その際、往復動変換部材5は先ほどとは逆にカム溝4bに沿って矢印X方向に変位し、先ほどと同様に往復動変換部材5の変位に伴い、図14(a)に示すようにポンプ6が圧縮された状態となる。
つまり、駆動モータ500の駆動を受けた往復動変換部材4が矢印X方向を軸中心に回転することにより、カム溝4bに沿って往復動変換部材5は矢印X方向に往復動し、ポンプ6は伸縮動作を繰り返すことが可能となる。
次に、前述したように、保護部材9に形成された第1凸部9c1、第2凸部9c2、第1凹部9d1、第2凹部9d2と記録媒体Kおよび現像剤補給容器1の回転中心軸Jとの配置についての詳細について記載する。尚、以下に示す位置関係は便宜上、各部位の中心間距離とする。
まず、図15は、保護部材9の正面図である。図15に示されるように、第1凸部9c1と回転中心軸Jとの距離をL1、第1凸部9c1と先端面9bの最寄りの外周位置との距離をL3、第2凸部9c2と回転中心軸Jとの距離をL2、第2凸部9c2と先端面9bの最寄りの外周位置との距離をL4とする。本実施例においては、L2>L1>L4>L3となるように設定した。
すなわち、第1凸部9c1と回転中心軸Jとの『第1距離』としての距離L1と、第2凸部9c2と回転中心軸Jとの『第2距離』としての距離L2は、異なる。
従って、例えば、オペレータが図16(a)のように現像剤補給容器1を床等に縦置き(現像剤補給容器1が長手方向が鉛直方向となるように自立した状態を指す)しようとした場合、現像剤補給容器1は図16(a)に示す矢印方向に倒れやすくなり自立しづらい。
また、第1凸部9c1と第2凸部9c2は水平方向に対して回転中心軸Jとほぼ同一線上に配置されている。したがって、現像剤補給容器1は図16(b)に示す矢印方向に倒れやすくなり自立しづらい。
ここで、現像剤補給容器1は、前述したように駆動モータ500の駆動により往復動変換部材4と往復動変換部材5を介してポンプ6が伸縮する機構である。例えば、前述したように、従来の現像剤補給容器1が、図16(a)に示すようにオペレータによって縦置きされた場合、ポンプ6内に現像剤が圧密状態となる懸念がある。
この場合、ポンプ6を伸縮するため負荷が大きくなり駆動モータ500に高い負荷電流が流れる。例えば駆動モータ500がDCモータであった場合、現像剤補給容器1を回転させる速度が遅くなり安定的な排出性を得られない可能性がある。本実施例の現像剤補給容器1においては、前述したように第1凸部9c1と第2凸部9c2を設けることにより現像剤補給容器1が縦置きされても自立しないため、ポンプ6内に現像剤が圧密状態となる懸念がない。したがって、前述したような駆動モータ500に高い負荷電流が流れる懸念が少なく、安定的な排出性を得ることができる。
続いて、本実施例の現像剤補給容器1において、図15に示すように保護部材9の先端面9bには記録媒体Kが設けられている。記録媒体Kは表面に傷等があると本体との電気的な接続不良が発生する可能性がある。
例えば、図16(a)に示すように、オペレータが現像剤補給容器1をカーペット等の床に縦置きした場合、記録媒体Kの表面を傷つける可能性がある。本実施例の現像剤補給容器1は前述したように、保護部材9の先端面9bに形成された第1凸部9c1と第2凸部9c2の作用により現像剤補給容器1が自立しづらいため、カーペット等の床に縦置きされる懸念がなく、記録媒体Kを傷つける可能性が低い。
また、記録媒体KのZ方向の位置を第1凸部9c1と第2凸部9c2の間に配置しており、図16(a)や図16(b)に示す矢印方向に現像剤補給容器1が倒れる際には、先端面9bの外周面が先に床に接触して倒れるため、記録媒体Kを傷つけることがない。したがって、本実施例の現像剤補給容器1によれば本体との電気的な接続不良が発生する懸念が少なくなる。
また、本実施例の現像剤補給容器1において、記録媒体Kと本体が備えた検知手段との接続を確実に保持するためには、記録媒体Kの本体内での位置を安定させる必要がある。本実施例の現像剤補給容器1においては、水平方向、鉛直方向の位置決め穴である第1凹部9d1と、回転止め穴である第2凹部9d2との間に記録媒体Kを設けているため本体内での記録媒体Kのガタつきを最小限にすることができる。したがって、前述した検知手段と記録媒体Kとの接続を確実に保持することができる。
さらに、本実施例の現像剤補給容器1において、前述したように第1凸部9c1、第2凸部9c2と第1凹部9d1と第2凹部9d2によって囲まれる領域S内に、記録媒体Kが設けられている。また、第1凸部9c1と第2凸部9c2を現像剤補給容器1の回転中心軸Jを挟んで鉛直方向に配置し、第1凹部9d1と第2凹部9d2を該回転中心軸Jを挟んで水平方向に配置している。
したがって、インサート成形等により記録媒体Kを保護部材9に設ける場合、記録媒体Kを金型に取り付ける取り付け機のレイアウトや金型自体の構造が簡素化することができる。
また、第1凹部9d1と第2凹部9d2に対応する不図示の本体の位置決め突起と、第1凸部9c1と第2凸部9c2との位置が十分に離間しており、部品のフレや現像剤補給容器1の駆動時のガタつきによる干渉や接触を防止することが容易となる。さらに、第1凸部9c1と第2凸部9c2と本体の検知手段との干渉や接触を防止することが容易となる。
以上、説明してきたように、実施例の構成により、現像剤補給容器1が長手方向の一端が床に向けられて縦置きされる事態を抑制することができる。また、初期から安定的に現像剤Tが排出可能で、現像剤補給容器1の駆動力が低減される。さらに、成形性に優れ、設計負荷が低減する。また、記録媒体Kが確実に保護される。
1 現像剤補給容器
2 現像剤収容体(収納部)
2a 開口
3 非回転体(保持部)
4a 駆動力受部
6 伸縮部材(容積可変部材)
7d1 第1排出口(排出口)
8a 第2排出口(排出口)
9b 先端面(端面)
9c1 第1凸部
9c2 第2凸部
100A 装置本体
J 回転中心軸

Claims (2)

  1. 装置本体に着脱可能で、現像剤を補給する現像剤補給容器であって、
    一端に開口を有し、前記装置本体に設けられる駆動部から駆動力を受けて回転する駆動力受部を有し、内部に現像剤を収容する収容部と、
    現像剤を排出可能な排出口、及び、前記駆動力受部からの駆動力によって伸縮して前記収容部と合わせた内部の容積を変更する容積可変部材を有し、前記収容部の前記開口の側に配置され、前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されるときに前記装置本体に対して非回転に保持されると共に、前記収容部を回転可能に保持する略円筒状の保持部と、
    を備え、
    前記保持部は、前記収容部の回転中心軸に対して略垂直で先端に形成される端面に、前記回転中心軸を通る仮想直線上に前記回転中心軸を挟んで対向すると共に、前記回転中心軸の方向に突出する第1凸部及び第2凸部を有し、
    前記第1凸部及び前記第2凸部の少なくとも一方は、前記端面にて最も突出することを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記第1凸部と前記回転中心軸との第1距離と、前記第2凸部と前記回転中心軸との第2距離とは、異なることを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
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