JP2006169182A - 毛髪改良剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】
高い新陳代謝能したがって高い細胞賦活能と富栄養化を有し、皮膚の吸収浸透効果を有する毛髪改良剤。
【解決手段】
1.カゼインまたはカゼイン含有物質、沃素、アルコール、水、牛乳を必須成分として成る毛髪改良剤。
2.沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)を必須成分として成る毛髪改良剤。
3.チロキシン(サイロキシン)を必須成分として成る毛髪改良剤。
【選択図】 なし
高い新陳代謝能したがって高い細胞賦活能と富栄養化を有し、皮膚の吸収浸透効果を有する毛髪改良剤。
【解決手段】
1.カゼインまたはカゼイン含有物質、沃素、アルコール、水、牛乳を必須成分として成る毛髪改良剤。
2.沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)を必須成分として成る毛髪改良剤。
3.チロキシン(サイロキシン)を必須成分として成る毛髪改良剤。
【選択図】 なし
Description
本発明は育毛・養毛剤(以下、毛髪改良剤という)に関する。詳しくは育毛・養毛効果に優れた毛髪改良剤に関する。
錯綜した今日の社会ではストレスが増大し、その一因として若年層にも薄毛や脱毛の人が多くなっていること等があげられる。その他薄毛や脱毛の原因として、毛根、皮脂腺等の男性ホルモンの活性化、毛包への血流量の低下による栄養不足、過酸化物質による過酸化脂質の増加、毛を再生する毛母細胞の活性の低下等が関与していると言われている。
従来の毛髪改良剤には、抗男性ホルモン剤としてテストステロン-5α−レダクターゼ阻害剤、エストラジオール等の女性ホルモン、毛包等への栄養補給のためにセリン、メチオニン等のアミノ酸類が配合されている。
しかしながら従来の毛髪改良剤では、上記のような種々の化合物が配合され、いろいろな試みがされているのにもかかわらず、充分な育毛・養毛効果が得られなかった。
従来の配合剤では、高い新陳代謝能したがって高い細胞賦活能を有するものが少なく、栄養価も必ずしも高くなかった。また皮膚への吸収・浸透効果も充分でなかった。
本発明は上記目的を達成するために次の構成とする。
1. カゼインまたはカゼイン含有物質、沃素、アルコール、水、牛乳を必須成分として成る毛髪改良剤。
2. 沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)を必須成分としてなる毛髪改良剤。
3.チロキシン(サイロキシン)を必須成分として成る毛髪改良剤。
1. カゼインまたはカゼイン含有物質、沃素、アルコール、水、牛乳を必須成分として成る毛髪改良剤。
2. 沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)を必須成分としてなる毛髪改良剤。
3.チロキシン(サイロキシン)を必須成分として成る毛髪改良剤。
上記第1、第2の課題解決手段による作用は、次の通りである。すなわちカゼインまたはカゼイン含有物質を沃素化した生成物は、沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)であり細胞賦活作用と高栄養価がある。
また牛乳には、乳化・分散作用があり、皮膚への浸透作用があり毛髪改良剤として優れた作用を示す。
また牛乳には、乳化・分散作用があり、皮膚への浸透作用があり毛髪改良剤として優れた作用を示す。
第3の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)を加水分解したチロキシン(サイロキシン)は、さらに優れた細胞賦活作用と高栄養価の作用があり毛髪改良剤として優れている。
第1課題及び第2課題の効果は、牛乳の優れた乳化・分散能、皮膚浸透能と沃化カゼインによる高い細胞賦活能、高栄養価、抗菌効果により頭皮に対する毛髪改良効果は高い。
第3課題のチロキシンによる頭皮の細胞代謝賦活、血流促進、過剰な皮脂分泌による炎症能の抑制、毛包への栄養補給等により優れた毛髪改良効果が得られる。
以下本発明の構成について詳述する。
本発明で使用するカゼインはリン蛋白質に属し、乳・豆類に存在する蛋白質である。
また乳汁の主成分をなし牛乳中3%、牛乳蛋白の80%を占めるカゼインは、高い栄養価を有し、また工業部材としても使用されている。
本発明で使用するカゼインはリン蛋白質に属し、乳・豆類に存在する蛋白質である。
また乳汁の主成分をなし牛乳中3%、牛乳蛋白の80%を占めるカゼインは、高い栄養価を有し、また工業部材としても使用されている。
本発明に使用するカゼイン含有物質には、脱脂粉乳(スキムミルク)、乾燥牛乳粉をも包含するものであり、これのみに限定されるものではない。
沃素は抗菌剤としても有用であり、カゼインと反応して得られる沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)の原料として重要である。
通常アルコールに沃素を溶解させてカゼインと反応させる。この際、沃化カリウムを溶解助剤として用いる。
得られた沃度化カゼインの有機結合沃度としての含有量は、6〜8%である。
沃素は抗菌剤としても有用であり、カゼインと反応して得られる沃素化カゼイン(ヨードカゼイン)の原料として重要である。
通常アルコールに沃素を溶解させてカゼインと反応させる。この際、沃化カリウムを溶解助剤として用いる。
得られた沃度化カゼインの有機結合沃度としての含有量は、6〜8%である。
アルコール系溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1.3−ブチレングリコール等の多価アルコール等の一種又は二種以上の組合せとして用いられる。
特に、エタノール、イソプロパノール等を用いたのものが人に対して刺激が少なく皮膚浸透性が高いため好適に用いる。
アルコール系溶媒のアルコール濃度としては、5〜30wt%好ましくは10〜25wt%が好適に用いられる。
特に、エタノール、イソプロパノール等を用いたのものが人に対して刺激が少なく皮膚浸透性が高いため好適に用いる。
アルコール系溶媒のアルコール濃度としては、5〜30wt%好ましくは10〜25wt%が好適に用いられる。
従来より牛乳の皮膚への浸透性は知られており、また本発明のように好適な乳化・分散剤として用いる理由は次の通りである。
乳汁はカゼインカルシウムと燐酸カルシウムの複合体としてコロイド状になって存在することと、脂肪が微細な球体となって分散しているため、反応によって生ずる沃素化カゼインやチロキシンの粒子を保護コロイドとして包み、安定なエマルジョンを形成するためである。
乳汁はカゼインカルシウムと燐酸カルシウムの複合体としてコロイド状になって存在することと、脂肪が微細な球体となって分散しているため、反応によって生ずる沃素化カゼインやチロキシンの粒子を保護コロイドとして包み、安定なエマルジョンを形成するためである。
本発明はその効果を改善するために他の添加成分を配合できる。例えば保湿剤としてアロエエキス、グリセリン、サフラン抽出物など、血管拡張剤としてセンブリエキス、ニコチン酸ベンジル、トウガラシチンキなど、角質溶解剤として尿素、サリチル酸など、抗男性ホルモン剤としてフィナステラロイド、オキセンドロン、スピロノラクトン、エストラジオール及びその誘導体など、毛母細胞賦活剤として人参エキス、パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテルなどが上げられる。
以下に実施例を示し、さらに本発明を詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されものではない。
カゼインまたはカゼイン含有物質の代表例としてカゼインを用いる。
はじめにエタノール(95%)40gに沃素1.0g、沃化カリウム0.2gを溶解する。
次にカゼイン10g、水30g、生牛乳30gを加え超音波照射しながら分散させる。
次に予め作成したエタノール(95%)1:アロエエキス2:センブリ粉0.5溶液100gを、上記成分に加え超音波照射しながら分散させる。24時間以上放置後使用する。
これをA液と呼ぶ。
はじめにエタノール(95%)40gに沃素1.0g、沃化カリウム0.2gを溶解する。
次にカゼイン10g、水30g、生牛乳30gを加え超音波照射しながら分散させる。
次に予め作成したエタノール(95%)1:アロエエキス2:センブリ粉0.5溶液100gを、上記成分に加え超音波照射しながら分散させる。24時間以上放置後使用する。
これをA液と呼ぶ。
エタノール(95%)40gに沃素1.0g、沃化カリウム0.2gを溶解する。
次にカゼイン10g、水30g、生牛乳30gを加え超音波照射しながら分散させる。
次に予め作成したエタノール(95%)1:アロエエキス2:センブリ粉0.5溶液100gを、上記成分に加え超音波照射しながら分散させる。
これに、10%トリプシン溶液10g(有効成分1.0g)を加え、60℃、24時間放置後使用する。
これをB液と呼ぶ。
次にカゼイン10g、水30g、生牛乳30gを加え超音波照射しながら分散させる。
次に予め作成したエタノール(95%)1:アロエエキス2:センブリ粉0.5溶液100gを、上記成分に加え超音波照射しながら分散させる。
これに、10%トリプシン溶液10g(有効成分1.0g)を加え、60℃、24時間放置後使用する。
これをB液と呼ぶ。
(検証の仕方)
本発明の検証は、A液、B液を使用するにあたり、パネラー各10名ずつに協力を求めた。A液のパネラーは35歳〜55歳の男性10名とし、B液の32歳〜60歳の男性10名とした。
パネラーには、カラーリングをしないよう確約をおこなった。試験期間は、18ヶ月とし、当初、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月、18ヶ月毎に写真を撮影する。撮影は髪の毛の長さに注意をし、当初と同じ長さにて撮影を行う事を心がける。
(判定の基準)
判定は当初の状態を基準として、撮影した写真をもとに、目視で髪の毛の状態を確認し、改善有、変化なし、髪毛衰退の3段階に分ける。
本発明の検証は、A液、B液を使用するにあたり、パネラー各10名ずつに協力を求めた。A液のパネラーは35歳〜55歳の男性10名とし、B液の32歳〜60歳の男性10名とした。
パネラーには、カラーリングをしないよう確約をおこなった。試験期間は、18ヶ月とし、当初、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月、18ヶ月毎に写真を撮影する。撮影は髪の毛の長さに注意をし、当初と同じ長さにて撮影を行う事を心がける。
(判定の基準)
判定は当初の状態を基準として、撮影した写真をもとに、目視で髪の毛の状態を確認し、改善有、変化なし、髪毛衰退の3段階に分ける。
(判定)
1.A液使用者、B液使用者とも毛髪衰退は3ヶ月以内で全員が止まった。
2.A液使用者は18ヶ月で7名改善有。
3.B液使用者は18ヶ月で8名改善有。
4.総合判定はともに効果あり。
1.A液使用者、B液使用者とも毛髪衰退は3ヶ月以内で全員が止まった。
2.A液使用者は18ヶ月で7名改善有。
3.B液使用者は18ヶ月で8名改善有。
4.総合判定はともに効果あり。
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004365644A JP2006169182A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 毛髪改良剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004365644A JP2006169182A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 毛髪改良剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006169182A true JP2006169182A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36670314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004365644A Pending JP2006169182A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 毛髪改良剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006169182A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020100569A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-07-02 | 小林製薬株式会社 | 頭皮頭髪用組成物 |
-
2004
- 2004-12-17 JP JP2004365644A patent/JP2006169182A/ja active Pending
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JP2020100569A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-07-02 | 小林製薬株式会社 | 頭皮頭髪用組成物 |
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